カン・チュンドのインデックス投資のゴマはこう開け!

運用の女神からの意外な贈り物、それがインデックス投資です。

個性的な国別ETFが続々と・・


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

1月28日付、
インデックスユニバースの【こちら】の記事によりますと、
下記4つのETFについて
iシェアーズはSECへの届出を終えたとのこと。

iShares Drafts Four New Country-Specific ETFs

iシェアーズ MSCI ポーランド
Investable Market Index Fund
iシェアーズ MSCI 中国小型株 Index Fund
iシェアーズ MSCI インドネシア
Investable Market Index Fund
iシェアーズ MSCI ニュージーランド
Investable Market Index Fund

また、
2月2日付 インデックスユニバースの【こちら】の記事によりますと、
下記6つのETFについても
iシェアーズはSECへの届出を終えているとのこと。

More iShares Country ETFs On The Horizon

iシェアーズ MSCI アメリカ Index Fund
iシェアーズ MSCI ブラジル小型株 Index Fund
iシェアーズ MSCI エジプト
Capped Investable Market Index Fund
iシェアーズ MSCI アイルランド
Capped Investable Market Index Fund
iシェアーズ MSCI ロシア Capped Index Fund
iシェアーズ MSCI フィリピン
Investable Market Index Fund

皆、なかなか個性的ですね。

セオリーとしては、個別の国にこだわらず
広く「地域」に投資を行ったほうが
リスクの分散を図ることができます。

しかし、国別ETFの選択肢が増えるのは
ETFのラインナップが多様化するという意味で
よいことだと思います。

上記ETFのうち、
Van Eck Globalがすでに

・ポーランドETF (銘柄コード PLND)
・インドネシアETF(銘柄コード IDX)
・ブラジル小型株ETF(銘柄コード BRF)
を設定していますし、

また、Claymore は、
Claymore/AlphaShares 中国小型株ETF(銘柄コード HAO)
を運用しています。

今後は、
新興国小型株ETFのラインナップが増えてきそうですね。

わたしが注目するのはエジプトです。
現在は西アジア(中東)の要所ですが、

今後、アフリカの発展とともに、
アフリカ諸国とrest of the world を結ぶ
「重要なハブ」になると考えます。

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ETFは投資信託のマーケットシェアを奪いにいくのか


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

いちばん最初に陸に上ろうとした魚は、
ほかの魚から「変人」扱いされたはずです。
(いや、違う。変魚扱いか...)

「あいつ、頭がおかしいんじゃないか。」

一匹の魚の奇行から始まって、
たくさんの魚が
エラだけでなく肺でも呼吸ができるようになるまで、
それこそ何千世代、何万世代もかかっています。

気が遠くなるような時間経過ののち、
ようやく海と陸で両生できる種が増えてくると、
陸に向かう魚が一挙に増えたのだそう。

(翻って現代ニッポン。)
みずほ投信投資顧問が2月15日に
「国内金先物価格との連動を目指すETF」を上場させます。

新たにETFビジネスに参入する運用会社が増えているのは、
「今のうちにETFビジネスに参入しておかないと、
将来まずいことになるだろう..」
という空気を察知しているからでしょう。

日本では、
この種の空気はまだ出来始めたばかりですが、
海の向こう米国では、ETFが本格的に
投資信託のフィールドを侵食しようとしています。

先日、iシェアーズのサイトで
驚くべきものを発見しました。

トップページの真ん中いちばん上で、

「Find iShares ETFs That Closely Correlate To
Certain Mutual Funds」と謳っているのです。

(あなたが保有する)投資信託と同じ投資対象である
iシェアーズのETFを探しましょう。

試しにフィデリティが運用する投資信託、
Fidelity Focused Stock Fund
(銘柄コード FTQGX)を入力してみると・・。

フィデリティの投資信託が投資対象とする
マーケットの指数がいくつか表示され、
それら指数と、
Fidelity Focused Stock Fund の「相関係数」まで
現れてくるではないですか。

Index Correlation to FTQGX* Related iShares Fund
Russell 3000 Growth Index 0.95        IWZ
Russell 1000 Growth Index 0.95        IWF
Morningstar Large Growth Index 0.95     JKE
S&P 500/Citigroup Growth Index 0.95    IVW
Russell Top 200 Growth Index 0.94      IWY

そしてちゃっかり、(たとえば)
Russell 3000 Growth 指数と同じ値動きになるETFなら、

銘柄コードIWZ、
Russell 3000 Growth インデックスファンド
というETFがありますよ、と営業までしているのです。

このツールはまさに、
既存の投資信託から自社のETFに乗り換えさせようとする
仕掛けそのものです。

運用会社の役割は投資信託を作ることです。
そして、
ETFとは投資信託の一形態ですから、

世の中の大きな流れが、
既存の投資信託 → ETFへシフトするなら、

自分たちもこの流れに乗り遅れないよう
ETFビジネスに参入しようとするのは
ごく自然な流れなのでしょう。

■ 関連記事
米フィデリティ、ETF25本の取引手数料無料化
(梅屋敷商店街のランダム・ウォーカーさんの記事です)

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一進一退の状況が続きます


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

わたしは2008年の10月19日に
お客様に向けて
以下のようなメールを発信しています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

こんにちは。
晋陽FPオフィス代表のカンです。

この1ヶ月あまり、
世界の金融マーケットは動揺し続けました。
(心中お察し致します・・)

今回の下落は歴史に残る下落であり、
まさに「異常な事態」であります。

しかし、この異常な事態が
いつまでも続くわけではありません。

時間がかかっても、
マーケットはその自律作用により
いずれ「正常」に戻っていきます。

(実体経済が破壊され、
修復不可能になってしまったわけではありません。
落ち着きましょう。
下がりすぎたものは、必ず元に戻るのです・・)

今回の下落を
できるだけ冷静な視点で検証し、
そして、皆さんの資産管理の方向性を
今一度確認していただくために、

緊急レポート【賢者は歴史に学びます その1〜3
を書かせていただきました。
(ぜひ一度お読みください)

私たちはこのような時こそ、
・投資のやり方(スタイル)を
 地面を踏みしめるように確認し、

・長くつき合える資産配分(ポートフォリオ)を
 堅持する必要があるのです。
(リ・バランスは予定通り行うべきです)

 明けない夜はありません・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

んー、考えてみますと、
上記メールを書いてからまだ16ヶ月しか経っていません。

「喉元過ぎれば・・」ではないですが、
私たちが当時感じていたマーケットに対する悲壮感は、
今はどこにも見当たりません。

果たして2008年10月から2009年3月頃までの出来事は
それまでの出来事と「断絶」した、
特異な現象だったのでしょうか。

いいえ、そうではありません。

グローバル金融危機は、
脈々と連なるマーケット時間のひとコマなのです。

2008年10月から2009年3月頃までの出来事と、
2010年2月はたしかに「つながって」います。

グローバル金融危機の顛末を、
「こうして、ああして、結局はこうなった」と、
過去形で語れる段階ではまだないとわたしは思います。

世界経済は集中治療室からは出ましたが、
心身ともに健康に戻ったわけではありません。

「ちょっと貧血気味」
「首の周りが痛い」などの自覚症状がそこかしこにあります。

空前の金融緩和策を実行したものの、
(出口戦略の第一歩として)
短期金利の引き上げが行えている国はまだ数えるほどです。

オバマ大統領が打ち出した「金融規制案」も、
どれほどマーケットに影響を与えるのか未知数です。

なにより金融危機の教訓を踏まえて、
「このような修正を行って
今後の資本主義を育てていこう」という
コンセンサスがまだありません。

株価は先行指標として、
実態の悪さを暗雲のように指し示しますが、
実態が悪くなるのはいつも「そのあと」です。

世の中が今回の金融危機を精算し、
次のステップを踏み出せるようになるまで
もう少し時間がかかるのではないでしょうか。

時間軸を伸ばしてマーケットを俯瞰すると、
やはり、株式市場はITバブルを機に
「一体化」の道を歩み始めたのだと思います。

ITバブル以前と以後とでは、
マーケットのボラティリティーの大きさが違うのです。
(そして、私たちはもう過去に戻ることはできないのです)

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ほお〜、これがWorld Investors TRAVEL CAFÉ ですか


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

昨日は rennyさんと一緒に、
六本木の「World Investors TRAVEL CAFE」に
遊びに行きました。

このお店を運営しているのは、
海外投資専門チャンネル
WorldInvestors.TV」でお馴染みの石田和靖さんです。
(石田さん、昨日はありがとうございました)

このお店は、
投資に興味がある方ならどなたが行かれても
面白いと思いますよ。

週に3回、店内ライブ放送を行っていますし、
とにかくいろいろな方がお店に来られています。
(わたしも昨日、たくさんの方にお会いしました)

なにせ、
『世界を知り、
日本を元気にする初の金融エンターテイメントカフェ!』
ですから。

投資という行為はほんらい的に
人の「感情」に訴えるものです。

世の中がどう変わり、
その中で自分がどのように関わっていけるのか。

たとえば、
「ワタシの10万円が、
どこかで何かの役に立っている」と
実感できることがすなわち、
投資を行うということ。

(ちょっと硬くなりますが)
投資とは、
自分が社会と【つながっている】ことを
確認できる手段なのではないでしょうか。

もちろん、
あなたのお金が殖えることは重要です。

しかしそれはあくまで
世の中の変化に【コミットし続けた】結果、
もらえる「ご褒美」なのだと思います。

(ところで)投資という行いは
世の中でさまざまな誤解を受けています。

最大の誤解は、
今お話したような、
投資の社会的な意味が
世の中にきちんと伝わっていないことでしょう。

日本の社会ではどうして、
「投資に興味がある」
→ 欲どろしい、偏屈な人。

「投資をしている」
→ 世間の常識から外れたところで
あぶく銭を求めている人。

という
ステレオタイプを作りたがるのでしょう。

理由は簡単です。
◆ 投資をしている人を、
身近で見たことがない方が圧倒的に多いからです。

わたしのつたえない経験で言いますと、
投資を行っているのは・・、
ふつうの人ですよ。

このブログを見られて、
いや、でもホントのところ、
どんな人が投資に興味を持っているのだろう・・
と思われたら、

六本木の「World Investors TRAVEL CAFE」に
一度足を運んでみてください。
(ふつうの人が
名物のハンバーガーを食べていたりしますから。)

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ETFの口数分割おさらい


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

CNN MONEY の記事によりますと、
GlobalShares FTSE Emerging Markets Fund
(銘柄コードGSR) が口数の分割を行うとのこと。
(当該ETFは日本では購入できません)

「口数分割」は、
個別株式における「株式分割」と同じ理屈です。

ETFの1口あたりの価格が高くなりすぎないよう、
ETFの価格を下げるために行われます。

(投資家により購入しやすいよう、
見た目を変えるという意味合いでしょうか..)

GSR の保有者には、
2月10日に保有口数が 1口⇒5口に分割され、

ETFの値段は2月17日から、
口数分割を反映した1口当たりの価格となります。
(今までの1口当たりの価格の5分の1になるわけです)

ETFの価格が一挙に5分の1になってしまっても、
それは決して暴落ではありません。

◆ 参照記事
口数分割って? i シェアーズのETF15本が口数を分割します

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ウィズダムツリーの10本のETFが上場廃止の予定


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

ETF Trends の記事によりますと、
ファンダメンタルインデックスで有名なETF運用会社
WisdomTree がこの3月に
10本のETFを上場廃止にするとのこと。

お決まりのパターンですが、
上場廃止となるETFはいずれも純資産額が小さく
ウィズダムツリーのETF運用資産額の
3%程度を占めるにすぎません。

以下が上場廃止となるETFです。
(日本で購入可能なETFはありません)

WisdomTree International Technology Sector Fund
(銘柄コードDBT)
WisdomTree International Financial Sector Fund
(銘柄コードDRF)
WisdomTree International Health Care Sector
(銘柄コードDBR)
WisdomTree International Consumer Staples Fund
(銘柄コードDPN)
WisdomTree International Consumer Discretionary

(銘柄コードDPC)
WisdomTree International Industrial
(銘柄コードDDI)
WisdomTree International Communications
(銘柄コードDGG)
WisdomTree Europe Total Dividend Fund
(銘柄コードDEB)
WisdomTree Earnings Top 100
(銘柄コードEEZ)
WisdomTree U.S. Short Term Government Income Fund
(銘柄コードUSY)

当該ETFの最終取引日は3月24日の予定で、
それまで投資家は任意に売買を行うことが可能です。

ところで、ETFの「上場廃止」は
個別株式の「上場廃止」とは異なります。

実態としては非上場の投資信託の
「繰り上げ償還」のイメージです。

(ある期日をもってファンド資産がすべて売却され、
ファンド保有者に現金の形で
ファンド口数が償還されるということ..)

おおよその目安ですが、
(海外ETFについては)
純資産額が1億ドルを下回るものには
手を出さないという姿勢が大切です。

つまり、
(考え方としては何も難しいものではなく)

ETFを選ぶ際には、
純資産額が大きく、売買量が豊富で
誰もが名前を知っている代表的なETFを選ぶ。

(シンプルに)
10年、15年後も元気に存在してくれる可能性が
きわめて高いからです。

逆に、あまりにマニアックなETF、
細かすぎるセグメントのETF、
今の時流、流行を短期的な視点で捉えたETFなどは
避けたほうが無難です。

◆ 参照記事
海の向こうのETF上場廃止
インベスコ・パワーシェアーズの運用する
 19本のETFが上場廃止となります


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日本は移民を受け入れるべきなのか? その2)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

昨日のお話の続きです。
わたしは投資アドバイザーですので、
経済的な観点から移民の是非を問うてみたいと思います。

世の中が単純に、かつてないほど、
【交わりの密度】を濃くしているのなら、

<文化的背景が異なる人間が極めて少なく住む国>
 に固執するより、

<文化的背景が異なる人間がたくさん住む国>
 に変貌したほうが、
 かえって生きやすくなるとわたしは思います。

この場合の「生きやすくなる」とは、
経済的な利益が生まれて生活がよくなるであろう、
という意味です。

移民を受け入れるべき、と言われると、
「ん? 〜しなければならないのか」と身構えてしまいますが、

移民の受け入れは、
自己の利益に固執した結果、
得られるであろうベネフィットを勘案して
判断されるべき事柄だと思うのです。

(決して「〜しなければならない」の世界ではないのです)

わたしは拙著「積立て投資術」の中で、
ダイバーシティ(多様性)についてお話しました。

ダイバーシティ(多様性)の概念は
主に企業の人材活用の場で使われていますが、

「人材のダイバーシティ」とは、
新卒を採用するだけでなく、中途採用に力を入れる。

男性だけでなく、女性の活用を積極的に行う。
あるいは、日本人だけでなく、
外国人の人材を採り入れることを意味します。

株式会社としては、
年齢、性別、人種、宗教、文化的背景などが異なる人間を
併せて登用することで、

1+1+1のマンパワーを、4にも5にも昇華させ、
人的パワーの増幅を図ることで
結果として、企業利益の増加を目論んでいるわけです。

つまり、利己的な理由から
「ダイバーシティ」を推し進めているわけです。(← ここ、重要)

「バックグラウンドが異なる人材を受け入れなければならない」
ではなく、

「バックグラウンドが異なる人材を多く受け入れたほうが、
(長期的にみれば)得になる」というシンプルな帰結です。

◆ なぜなら、株式会社のお客様の多くが、
今後「文化的背景が異なる人間がたくさん交わる社会」の中で、
生きていくことになるからです。

そのようなお客様のニーズを汲み取り、
よりよいサービスを提供するためには、

会社自体も、
「文化的背景が異なる人間がたくさんいる」状況に
したほうがよい、ということになります。

(商品ニーズが存在するインフラ環境に、
商品提供側のインフラ環境を近づける、ということ)

「移民」を受け入れるとは、
世界経済が文化的背景の異なる人間を交えながら
「一体化」していく状況に、
日本のヒト状況を合わせていくという行為なのです。

上記は、日本という国に、
不利益を大きく上回る
利益をもたらすことになるとわたしは考えます。

そして、異なった人種が存在することが日常になれば、
日本人ひとりひとりの「投資姿勢」にも
変化が訪れると考えます。

具体的にいいますと、
ポートフォリオの内訳が変わってくるのです。

あなた自身の資産を【多様化】させ、
国・地域を【多様化】させることに対して、
心理的抵抗が小さくなると考えます。

移民政策の実施は、
日本にとって大きなチャンスになるのではないでしょうか。

狩猟社会 → 農耕社会 → 工業化社会
→ 情報化社会 → 共生社会 という流れの中で、

今から100年後には
私たちが住んでいるこの場所は、
「地球連邦」の一部になっているかもしれないのです。

(もしかしたらグーグルは、
地球連邦の草案をもう書いているかもしれません..)


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日本は移民を受け入れるべきなのか?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

東京都文京区に石川啄木ゆかりの宿、
「太栄館」があります。

「太栄館」は昔の面影をそのまま残す古い旅館なのですが、
わたしは去年、この辺りを散策していて、
明治の息吹を感じてしまいました。

石川啄木といえば、
「ふるさとの訛りなつかし停車場の
        人ごみの中にそを聴きにゆく」
という短歌があります。

(たしか、中学校のときに習いました...)

そを聴きにゆくの
」は方言という意味ですが、
現代の東京ではさまざまな「そ」、
それも世界各地の「そ」を聞くことができます。

当オフィスの事務所は
NECの本社から徒歩1分のところにあり、

NECではたくさんの中国人、
インド人のエンジニアの方が働いています。
(従って? 中華料理店、インド料理店が多いです)

また、歩いて1分のところに
タイ古式マッサージのお店があり、
タイ人の人をよく見かけます。

JR田町駅周辺は、
韓国人のビジネスマンも多いです。
(韓国語が意外とよく聞かれる)

また、慶応義塾が近くにあるので、
留学生も多いです。
(アメリカ人の若者がよく「かつや」でカツ丼を食べています)

北欧系の人、
東南アジアの方もしばしば見かけます。

東京には、
実にさまざまな人種が混在していますが、

それでも東京都内に住む外国人の数は
約41.6万人で(外国人登録の人数)
東京都の人口(約1300万人)の 約3.2% です。
(平成21年11月現在)

日本全体に目を転じてみますと、
平成20年末現在、
外国人登録者数は221万人あまりで、
総人口の 約1.74% を占めています。

あなたは、日本における外国人の数が
総人口の 1.74% と聞いて、

A えっ、たった 1.74% なの?
  と思いますか?

それとも、

B えっ、1.74% もいるの?
  と感じられますか?

おそらく「たった 1.74% なの?」と感じられる方のほうが
多いのではないでしょうか。

日本という国は、
<文化的背景が異なる人間が極めて少なく住む国>
なのです。

わたしのような、日本人と外国人の
「ボーダー」にいる人間から見ると、

日本人がほとんどを占める社会で
「良いなあ」と思うところは、
とにかくコミュニケーションが取りやすいことです。

具体的にいうと、
意思伝達のコストがきわめて小さくて済むのです。
自分が言いたいことが、
「あうん」の呼吸で伝わる心地よさといいましょうか。

そこには緊張や、
一触即発のような空気はあまりありません。

ところが、
<文化的背景が異なる人間がたくさん住む国> になると、

相互のコミュニケーションを図るだけで、
それなりのエネルギーが必要になってきます。

また、行政の立場から言いますと、
異なった人種の要望を取り入れ、
大局的、かつ最大公約数的な「政策」を
実践する必要に迫られます。

(もちろん、これにもエネルギーが必要)

よく「移民政策」のトピックで語られるのは、
日本は今後、人口が減少していくから、
労働力を「移民」に頼る必要に迫られる。
というもの。

たしかに、
経済成長にとって「人口」は絶対的に重要であり、
上記のロジックは間違ってはいません。

しかし、
人口が減少 ⇒ 労働力不足 ⇒ 移民が必要、

つまり、
「移民を受け入れなければならない」と言われると、
まさに「〜しなければならない」(must の世界)
になってしまいます。

私たちは、
<文化的背景が異なる人間がたくさん住む状況>
というものを、
「知的経験」として受け入れる余裕はないのでしょうか。
???

時代の流れのなかに、
私たちの「生(せい)」を置いてみましょう。

<文化的背景が異なる人間がたくさん住む状況>
というのは、人が

狩猟社会 → 農耕社会 → 工業化社会 → 情報化社会 と
長い長い「進化のプロセス」を歩む中で経験している、
ひとつの「通過地点」ではないでしょうか。

たとえば、今から500年前、
外国人には一度も会わずに死んでいく人がほとんどでした。
(日本に限らず、あらゆる国でそうだったのです)

なぜなら物理的に、
外の国に出ていく人間が極々限られており、
外国人に会うなんて、
特殊な職業、特別な地位に就いている人のみだったのです。

しかし、今私たちが生きている21世紀、
これから30年、50年を見据えると、
第三次世界大戦が起こったり、
宇宙から巨大な隕石が降ってきたりしない限り、

世界中からもっと多くの
「ヒト」「モノ」「カネ」が入ってきて、
また、日本からも今より多くの
「ヒト」「モノ」「カネ」が出ていくことは自明の理でしょう。

そうです、
◆ 世界は単純に、かつてないほど、
【交わりの密度】を濃くしているのです。

(これは避けられない「潮流」です...)

そんな流れの中で、
つまり、文化的背景が異なる人間がたくさん交わり、
経済の交流、一体化がいっそう進む社会の中では、

<文化的背景が異なる人間が極めて少なく住む国>
 に固執するより、

<文化的背景が異なる人間がたくさん住む国>
 に変貌したほうが、
 かえって生きやすくなるとわたしは思うのです。
      〜〜〜〜〜〜
つづく)


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