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『長期投資』は一生に1度しか経験できません


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

今ここに、
自殺を考えている青年がいるとしましょう。
彼は自身の境遇に絶望しています。

これから先、
いいことなんてないだろうと思っています。
「人生なんて、無意味だ。」

たしかに・・。
わたしも若い頃は
そのように考えた時期がありました。

しかし、
【人生なんて・・】
という命題に対して、
ある種の『答え』を得るためには、

その「人生」とやらを、
自分で・やってみないと・分からないわけです。

(ですよね?)


ずっとスケールは小さくなりますが、
『長期投資』も同じです。

長期投資なんて本当に成果が出るの?】
という命題に対して、
ある種の答えを得るためには、

自分がその、『長期投資』とやらを、
やってみるしか・ないのです

これってよく考えてみますと、
けっこう酷なことでは・・?


人の寿命はたかだか100年。
それに投資を始められる時期は、
どう早く見積もっても20代くらいからでしょう。

また、
いくら長生きしたとしても、
80歳くらいになったら、
もうリスクはあまり取りたくないのでは?

ということは、
人は30年の『長期投資』を
2回できれば御の字なのです。


もし、ですよ、
30年、40年投資を続けてきて、
万一『ダメ』だったとしたら、

それは実質上、
そこで『ジ・エンド』になってしまうということ・・。

「じゃあカンさんは、
なんで長期投資なんて続けているの?」

人間を信じているからです

??

あのー、どこかの宗教か何か?

いえいえ。


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まず、
長期投資には『実績』があります。

私たちの先人は
過去100年、200年と
実際『長期投資』を行ってきて、
概ねプラスのリターンを享受してきました。

(もちろん、1880年当時は、
「MSCIワールド指数」もないですし、
同指数との連動を目指すファンドもないので、

どこの国に生まれたによって、
投資成果に違いはあったと思いますが・・)


では、
長期投資の本質とは何でしょう?

それは【健全な欲】という名の
エネルギーに、
長期にわたってお金を託すということです。

人の健全な欲って?

たとえば、
より便利なモノを生み出したいという、
仕事上の欲求。
イノベーションを実現したいという欲求。

(消費者として)
より良い暮らしを実現したいという欲求。

また、より良い社会にしたいという欲求も
ずっと持っていますね。
(子どもさんがいるあなたには分かるはず)


このような【人の営み】は、
一代限りで終わり、というわけではありません。
綿々と受け継がれます・・。

一例として
イノベーションを挙げてみますと、
情報・ノウハウは蓄積され続けるわけです。

新たな技術革新は、
これまで積み上がったノウハウを利用して
起こります。

つまり、長い目でみると、
【変化】は
加速度的に起こる
可能性が高いのです。

(また、消費の欲求も、時代によって
その姿、カタチを変えていきます・・)


このような人の営みの拡大に、
難しく考えず、大枠でお金を託すのが
『長期投資』の本質です。

キーワードは、変化 だと思います。
変化こそ、成長の源泉 といえるでしょう・・。


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あなたはこれまでの30年
(1987年~2017年)の変化と、

これからの30年
(2017年~2047年)の変化と、
どちらのほうが大きいと思いますか?

??

後者、ですよね。

これから、
人口は増え続けます。(変化、です)

中でも、
世界中で『中産階級』(ミドルクラス)の
人口が増え続けていることが重要です。

(彼ら/彼女らが、どんな消費行動、
生産活動をするかは、
あなたがよくご存じのはず・・)


経済の規模とは、
ざっくり申し上げて、
『人の数』×『ひとりあたりの生産性』ですから、

マクロで見た場合の、
世界経済の今後は、
とても明るいとわたしは考えています。

だとしたら、
その、人の営みの伸びしろに、
お金を託したほうが、

あっ、どうせ託すなら、
自分の【人生時間】を横目で見ながら、

目一杯、
長期間で投資をしたほうが
「いいよね!」というのがわたしの考え方です。


長期投資とは、
文字通り【人生時間】を賭けて行う行為です


それはたとえるなら、

「これから30年、40年と
世界経済は発展を続ける」という目に賭けた、
壮大なゲームと云えます。

そして、
わたしはこのゲームが、
最後だとは思っていません。

??

2109年でも、
「長期投資って、どうなんだろう?
やってみようかな。」という、
28歳の青年が(おそらく)存在するはずです。

その青年は、
2109年から30年、40年後に
「今(2109年)と変わらない世の中」を
想像しているでしょうか?

NO、でしょう。

やはり【変化】が恒常的に起こると
感じているのでは・・。


そのとき、青年が
長期投資の対象として認識するのは、

もしかすると、
火星の不動産かもしれませんし、
火星進出によって恩恵を受ける
地球企業のファンドかもしれません。

時間は流れ続け、
変化は起き続け、
その中に成長の芽がある限り、
長期投資は終わらないのです・・。

似顔絵




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| 投資の発想法 | 13:04 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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3月16日の「ひと言」




Change(変化)は間違いなく

Chance(チャンス)です。

たった1文字しか違わないのですから。


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| 今日のひと言 | 18:33 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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3つの『おかず』を組み合わせると・・通常つみたて、iDeCo、積立NISA


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

ハイ、前回の続きです・・。

実際のところ、
『毎月の収支からのみ』投資を行う人は
少数派だと思います。

投資の【エンジン】として、

1.『毎月の収支から』
2.『まとまったお金から』


という「ふたつの原資」になっているのが
普通なのでは・・。

たとえば、佐久間仁太さん(38歳)は、
『まとまったお金』が500万円ほどあり、
そのうち250万円くらいは
投資に回してもよいと考えています。

一方『毎月の収支』では
だいたい5万円くらいお金が残るので、
そのうち4万円くらいは
つみたて投資に回そうと考えています。

ハイ、これが佐久間さんの
投資の全体像】ですね・・。


当オフィスでは、佐久間さんの
まとまったお金 250万円についても、
『つみたて方式』で投資されるのを
お勧めします。


たとえば、

10万円 × 25ヶ月のように、


わざと【自動つみたて】の仕組みに
入れてしまうのです・・。

そうすれば、
『いつ、』『どのくらいの金額ベースで』
投資信託を買っていけばいいだろうという
「悩み」から解放されます。

また(自動つみたてでは)
自分で買い注文を出す必要がないので、
特別な労力なしに、
自然と250万円分の投資実行ができます。


佐久間さんの場合、
こんなイメージになります。

〇 10万円 × 25ヶ月・・・
〇 4万円/月・・・・・・・・・・・・・・・


これを整理しますと、

14万円のつみたてを25ヶ月続け、
26ヶ月目から 通常の4万円のつみたてに
戻すことに他なりません。


しかし、佐久間さんが
「iDeCo」「積立NISA」を使っていくと、
少しだけ投資が複雑になるかもしれません。
(※「積立NISA」は2018年1月から開始予定)

佐久間さんの「iDeCo」での
拠出限度額を 2.3万円/月 としましょう。
「積立NISA」は 33,333円/月 が限度額です。


前回お話しした通り、
優先順位を
「iDeCo」「積立NISA」の順にすると、
2.3万円/月 + 1.7万円/月 で、
2つの窓口で計4万円のつみたてとなります。

ただし、
10万円 × 25ヶ月の部分は、
「通常のつみたて」= 特定口座で
やっていかないといけません。


そうです、
結局のところ、

3つのおかず
「通常のつみたて投資」
「iDeCo」「積立NISA」の組み合わせに
なるわけです(^^)


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以下、ひとつの例ですが、
たとえば佐久間さんが
『楽天証券』を窓口に選んだとしましょう。

窓口を
ひとつの金融機関にすることは出来ても、

「通常のつみたて投資」
「iDeCo」「積立NISA」は、
それぞれ『別のシステム』で動いているので、

たとえ同じ
【先進国株式ファンド】を買っても、

【特定口座】
【個人型確定拠出年金】
【積立NISA】


という3つの項目ごとに、
それぞれファンド名、保有口数、基準価格、損益が
出てくると思われます。

これって、
同じ地下鉄なのに
「東京メトロ」と「都営地下鉄」の通路が
別々になっている感覚に近いのでは。


⇒ よく教科書的に、

「iDeCo」「積立NISA」で買う投資信託は、
【投資の全体像(ポートフォリオ)】の
一部と捉えて


長期、かつ制約付きで行う
メリットを生かすために、
「株式ファンド」を優先して組み入れましょう

と言われます。

これ、もちろん間違いではないですし、
できなくはないです。


佐久間仁太さんの例でいうと、

「iDeCo」  2.3万円/月
「積立NISA」1.7万円/月
そして、
「通常つみたて」10万円×25ヶ月 で、


当初の25ヶ月は
「月14万円のつみたて」となるわけです。


仮にここでは
3つの窓口で合わせて
1つの『ポートフォリオ』、

日本債券   25%
先進国債券 25%
日本株式   25%
先進国株式 25%


を作るとしましょう。
(月14万円ですよ!)

すると、

日本債券   3.5万円
先進国債券 3.5万円
日本株式   3.5万円
先進国株式 3.5万円


となります。

仮に、
「積立NISA」1.7万円/月 は、
先進国株式

「iDeCo」2.3万円/月のうち、
1.8万円は 先進国株式
0.5万円は 日本株式

とし、

「通常つみたて」 10万円/月のうち、
3万円  日本株式
3.5万円 日本債券
3.5万円 先進国債券 とすると、

これでどんどん「つみたて」を続けていくわけです。

ところで、
『リ・バランス』はどうしますか?


「積立NISA」部分は
(解約に制約があるため)
基本持ち続けますから、
先進国株式のところは触らない。

株式の割合が増えた場合の
『リ・バランス』では、

「iDeCo」内で
株式を売るとその分
iDeCo内で「債券ファンド」を
買わないといけないので、

結局「iDeCo」で、
株式ファンド + 債券ファンドを
保有することになってしまいます。

それでは管理が煩雑になりますので、

逆説的ですが、

「通常つみたて」、
すなわち『特定口座』の中で、
『リ・バランス』を行うのが
いちばん行いやすいでしょう・・。



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たとえば、
投資全体(ポートフォリオ)の中で、

株式の割合が全体的に下がり、
たとえば、
日本株式、先進国株式を
買い増す必要が出てきた場合

債券を売って、
株式を買うことになりますから、
特定口座内で、
『リ・バランス』を行うことになります。

ということは、結局のところ、
『特定口座』でも、

日本株式
日本債券
先進国債券に加え、
先進国株式を保有することに・・。

(※ 「iDeCo」「積立NISA」とも、毎月の拠出額以外で、
任意に外から口座内にお金を入れることができない)


おまけに、
佐久間さんの場合、

10万円 × 25ヶ月の、
「250万円分の投資実行」が終わったあと、
5年、10年と投資を続けると、

【投資全体】に占める、
「iDeCo」「積立NISA」という窓口の割合が、
どんどん増していくのです。

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3つの窓口の中で
個々の投資対象を足し算しながら、

併せて定期的に『リ・バランス』が
出来る人はよいと思いますが、

(エクセルを組んで管理をするのが
好きというような人!)

そうでない人は、

「通常つみたて」
「iDeCo」
「積立NISA」という3つのおかずを、

継続的に、
同じ『リスク量』で維持していくのは、
(思っている以上に)難しいのではないでしょうか。


★ わたしが提案する解決策はこうです。

発想の転換をして、
3つのおかずとも、
資産配分固定型の
『バランスファンド』にするのです。

(もちろん低コストの。)

そうすれば、
【投資全体(ポートフォリオ)】の
管理、とくに『株式の割合の管理』が
かえってしやすくなります・・。

上記は、最近の相談業務を通じ、
お客様の「生の声」をお聞きする中で、
ひしひしと実感していることのひとつなのです。

◆ 参照記事
【確定拠出年金で「株式ファンド」のみを保有するとかえって難しくなる?】

似顔絵




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| 確定拠出年金 | 17:14 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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どの『おかず』がいいの? 通常つみたて、iDeCo、積立NISA


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

自分でタイトルを書いておいて、
否定するのもなんですが、

どの『おかず』がいいの?
というのは、
(実は)正しい設問ではありません。

人によって、
適切なおかずの『組み合わせ』は異なる。


これが、今回のお話の本質です。
(唯一無二の『正解』が
あるわけではないのです・・)

わたしはこの半年ほど、
コンサルティング業務を通じて、
以下『3つのおかず』について、

頻繁に質問を受けています。

〇 「通常のつみたて投資」
〇 「iDeCo = 個人型確定拠出年金」
〇 「積立NISA」



もちろん、
3つには『共通点』があります。

それは、
長期で】かつ【つみたて】であるということ。
(注:「積立NISA」は
2018年1月からスタートの予定)

ただ、この『3つのおかず』、
どれもご存じで
どれにも関心があるお客様は、

どこか「喜び」と「戸惑い」が
入り混じったような表情を
浮かべられることがあります。

【で、どうすればいいの・・?】
という表情です。


今回はさまざまな側面から、
この『3つのおかず』について
比較をしてみたいと思います。

(※ なお、利用する道具は
【投資信託】を想定しています)

★ 【強制】か【自由】か!


「iDeCo」は、60歳になるまで
お金を引き出すことができません。

これはもう、『超長期の運用』を
強いられるということ。
もちろん、流動性は極端に低いです。

(※ ただし、途中で投資信託を
売ったり、別のファンドを買ったりという
「スイッチング」をするのは自由なので、
(おまけに非課税!)

【頻繁に売り買いをしないよう】、
自制するマインドが必要です。)


一方の「積立NISA」です。

こちらは
保有する投資信託を途中で売ってしまうと、

その非課税枠(たとえば2018年で買った
40万円分の20年間の枠)は
使ったものと見なされるので、

一度買った投資信託をそのまま
【持ち続ける】イメージです。
(「リ・バランス」などにも向かない)

まあ、最初から
「非課税期間は20年」と設定されていますから、
「長く運用しよう」という気持ちにはなるはず。

(もし、望めば、の話ですが)
「積立NISA」ではファンドを解約して
お金を引き出すことは出来ます。


★ 【商品ラインナップ】!


「通常のつみたて投資」では、
普通にたくさんの商品の中から選べますが、

「iDeCo」「積立NISA」とも、
商品の選択肢に限りがあります。

「積立NISA」は今のところ、
〇 信託期間が無期限、ないし20年以上
〇 毎月分配型ファンドはNG
などが決まっていますが、

さらに、商品の選択肢が
絞り込まれる可能性があります。

一方、「iDeCo」のほうも、
商品の数は絞り込まれていますね。

「iDeCo」「積立NISA」とも、
商品の選択肢に限りがある上

金融機関によって、
【商品ラインナップの中身】も
変わってくるのです。


⇒「iDeCo」「積立NISA」って、
いろいろ【制約】があるよね
というのは 事実 でしょう。

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それに対し、
「通常のつみたて投資」は
【自由】です。

〇 何を買っても自由
〇 運用期間も自由
〇 つみたて金額を上げ下げするのも自由
〇 ファンドを乗り換えるのも自由

(まあ、売ると普通に税金は取られますが。)

ただ、ココからが大事なのですが、
【自由】であることが、
必ずしも【資産形成】に有利とは限りません



相談業務を通じて日々実感するのですが、
【自由】があり過ぎると、
「寄り道」をしたり、
「つまみ食い」をしたり、

余計なことをしてしまう
リスクが増すのも事実です。


結果、『悩みのタネ』ばかりが育ち、
首尾一貫しない投資になってしまう
危険性があります。


たとえば、

〇 ワタシはほんの投資初心者です。
投資の原資は
「毎月の収支の中から」のみです。


〇 正直、難しいことは分かりません。
〇 ただ老後のために投資もやっておこう、
と思っているだけです。

〇 頻繁に値段をチェックしたりとか、
新しいこと勉強したりとか、
うまくタイミングを見計らってとか、
そういうのは出来ないです。


みたいな人であれば、
「通常のつみたて投資」は脇に置いて、

「iDeCo」「積立NISA」で、
粛々とつみたて投資をすればよいと思います


⇒ この場合、
【制約】があることを、
一貫した投資が続けやすい
『メリット』として捉えているわけです。


(ここ、伝わっていますか?)


順番としては、
まず「iDeCo」の枠を使い、
毎月のつみたて原資が余っていれば、
次に「積立NISA」を使えばよいのです。

「iDeCo」の最大の魅力は「節税」です。
具体的には、毎月の拠出額が
「所得控除」の対象となるため、

(毎年支払う所得税・住民税に対して)
節税のメリットが
【ほぼ時間差なしで】【継続的】に
享受できます。

これに対して「積立NISA」は、
商品の解約時に利益が出ていれば、
非課税のメリットを受けられますが、

そのメリットを享受するには、
かなりの【時間差】を要するのです。
(非課税期間は20年という枠なので・・)

この点を比較すれば、
一般に「積立NISA」より
「iDeCo」のメリットのほうが大きいと云えるでしょう。


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また、
資産管理の『見取り図』を大きめに取り、
「iDeCo」「積立NISA」という制度を
俯瞰すれば、

ふつうに【貯蓄】する(つみたて貯蓄する)
スペースを、確保しておくことが重要だと分かります。
(なぜなら、
「iDeCo」「積立NISA」には制約があるためです)


ここまで、だいたい
原則的なお話をしましたが、
レアなケースではありますが【注意点】もあります。

たとえば「iDeCo」について。

「iDeCo」のメリットは大きいのですが、
もし、あなたが転職する可能性が高ければ、
少し注意が必要かもしれません。

あなたは「iDeCo」(個人型確定拠出年金)に
入っています。

仮に転職先の「B社」が、
企業型確定拠出年金』を設けていて、

〇 マッチング拠出を行っている
あるいは、

〇 会社の規約に
『個人型確定拠出年金』に加入できる定めがない
場合、

確定拠出年金の資産を、
【個人型】⇒【企業型】に持ち運ぶ必要があります。


その際、
「iDeCo」で保有する投資信託はいったん売却し
【現金化】して、

それから
『企業型DC』に現金を入れる形となります。

『企業型DC』は、
その会社によって
『商品ラインナップ』が異なるので、

「iDeCo」で選んだ投資信託が
ラインナップされているとは限りません。

(「B社」で採用されている商品の中から、
新たにファンドを選ぶ必要があるのです)


その会社が
どのような「年金制度」なのかで、
会社を選ぶわけではありませんから、
【転職】を何度か経験することになりそうな人は、
要注意でしょう。


(ひとつの考えとして、
優先順位を『積立NISA』、そして『iDeCo』
とするのもアリだと思います・・)

まあ、このように書き出してみると、
NISAしかり、確定拠出年金しかり、
【しくみ】として(まだまだ)
発展途上であるなあ・・と実感しますね。

続く)

似顔絵




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| 確定拠出年金 | 13:39 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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「ライフセトルメント」、米国では生命保険契約が売買されている?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

どの映画だったのか、
ちょっと失念してしまったのですが、
デンゼル・ワシントン」が出ていたことは確かです。

その映画の中で、
生命保険を売買するくだりがありました。
「アメリカってスゴい国だなあ・・」と思いました。

米国では、
生命保険契約の売買が行われています。
ライフセトルメント」と呼ばれます。

たとえば、
わたしが1億円の保険金額の
生命保険に入っているとしましょう。

その契約そのものを、
わたしが生きているうちに、
第三者(投資家)に売却できるのです。

(※ ちなみに日本では、
このようなことは出来ません)


わたし)・・ああ、生きているうちに
お金が欲しいな。

投資家)・・儲けたいなあ。

互いの合意が得られれば、
「契約」が成立します。

アメリカでは、
生命保険契約という商品に対して、
数多の売り手、買い手が存在するため、
マーケット』が厚みを持って成立しています。

要は、生命保険会社に
解約を申し出て、
「解約返戻金」を受け取るより、

市場で(契約を)売却したほうが
実入りが大きいという現実があるのです。


ところで、
わたし(49歳)が
1億円の生命保険に入っていて、

わたしの保険契約そのものを
(あなたが買い手として、)
果たして5,000万円で買いますか?

NO、ですよね。

なぜなら、
わたしは(おそらく)
まだまだ死なないですから・・。

では、
わたしが今年70歳ならどうでしょう?


ちょっとほの暗い話になりますが、
買い取る側としては、

保険契約の売り手(わたし)の
精査』を行い、
買い取り額を算出する必要があります。

わたしの、
〇 今の健康状態、居住状況。
〇 病歴や職歴や、家族関係その他。
(親や祖父母の死亡年齢も調べられるのでは?)

そこから、
【あと何年くらい生きそうか・・】
数値化して、

もちろん、売買成立後の
買い手側の「保険料の負担」も計算して、
適正な【買い取り額】を算出するわけです。

(保険契約の買い取り額は、
契約を売る人(わたし)が、
年老いていればいるほど、高くなるはず・・)

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仮にわたし(70歳)が、
【あと10年と6ヶ月で死ぬだろう】と
計算されたとします。

買い手にとっては、
これは『投資』に他なりませんから、

わたしが
10年と6ヶ月よりも「長生き」すれば、
投資の回収にそれだけ時間がかかり、
かつ、リターンも減ってしまうわけです。

逆にわたしが、
10年と6ヶ月より「早く」死ねば、
それだけリターンが増し、
資金も早く回収できます。

そういった類の商品なのです・・。

ちょっと寒々としますね


同じく【人の死】を利用して、
考え出された金融商品に
『リバースモーゲージ』があります。

(これは一種の「不動産担保ローン」です)

高齢者が居住する住宅(建物+土地)を担保とし、
年金の形で定期的に『融資』を受けるのです。

通常は、ローン利用者の死亡によって
契約が終了し、

その時点で担保となっている不動産を
処分することで、

元利一括で「借り入れ」を返済する制度のこと。


こちらは、
「ライフセトルメント」に比べると、
ずいぶん明るく健全なのではないでしょうか。

(通常、ローンは変動金利であること。
また定期的に、担保価値の再評価が
行われることに注意が必要ですが・・)


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さまざまな考えがあると思いますが、

不動産を、
【生きている間に利用するだけの箱】
と割り切れば、


『リバースモーゲージ』によって、
(自分の家に住みながら)
お金を借りて、
セカンドライフをより楽しく暮らすことも
可能になります。

また、相続のとき、
不動産が存在しなくなると、
資産の継承もずいぶんシンプルになるのでは?
(争いのタネがひとつ減ることになりますから)


「ライフセトルメント」
「リバースモーゲージ」に限らず、

資本主義の世の中は、
あらゆる需要を「商品・サービス化」
しようとする、
強力なインセンティブを持っています。


(ちょっとSF的な妄想に入りますが、
将来、

「時間を持て余している人」と、
「忙しくて時間が足りない人」が
時間】という資産を売買し始めたら、
世の中どうなってしまうのだろうと
考えてしまうことがあります・・蛇足。)

似顔絵




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FPと建築士とフィー・オンリー(Fee Only)について


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

昔から思っているのですが、
建築(住宅)」
「金融商品を買うこと」は、
よく似ています。

住宅も、
投資信託や保険商品のような
金融商品も、

それを買ったら、
「ハイ、効用が確認できたよ。
よい買い物だった!」と、
すぐに分かる類のものではないからです。



すぐに分かる類の買い物ではないからこそ、
私たち消費者には、
ある種の「慎重さ」が求められます。

たとえば、
「一戸建ての住宅」を建てるとき、

建築会社さんと
工事施工の「契約」を結び、

それとは別に、
建築士の人と


「設計してもらう」
「工事を監理してもらう」契約を
結ぶ人って・・、
あまり多くはないですよね?


それはそうでしょう。

大手の住宅メーカーさん、
たとえば、住友林業さんと
【契約】すれば、

「設計してもらう」ことも、
「工事を監理してもらう」ことも、
もう代金も込み込みで、
みんな・含まれているわけですから・・。


(そちらのほうが、
消費者としてもラクですし。)


では、
工事の「請負契約」の中に
「設計」「監理」が含まれる場合と、

工事の「請負契約」とは別に、
建築士と「設計」「監理」の契約を結ぶことの
【違い】は何なのか?

それはズバリ、
【客観性の確保】です。


あなた ⇔ 建築会社 という「関係」から、

あなた ・ 建築士 ・ 建築会社 
という関係にシフトするわけです。

いや、もっとはっきり描くと、

(あなた ⇔ 建築士) ⇔ 建築会社 
となります・・。


<このニュアンス、↑ 分かりますか?>


この場合、
建築士があなたの代わりに、
複数の建築会社に見積りを出させ、

建築会社の施工技術などをチェックし、
実際の施工会社を選定、
「設計」「監理」も行います。

つまり、

あなた(顧客)
  ↓
 建築士
  ↓
 施工会社


となり、

建築士は文字通り、
顧客の利益を代弁し、
それを追求する存在となります。



「なんかキレイごと言ってるけど、
それってほんとなの?」
と思われるかもしれません。

このキレイごとを
ホントにするためには、
次の【2つの条件】が必須と考えます。

1.建築士があなたから報酬をもらう
2.建築士が施工会社(建築会社)から
報酬をもらわない


とってもシンプルですね。

無題


続いて金融商品のお話です。

あなたがもし、
みずほ銀行の窓口で、

「自分は顧客なのだから、
金融機関が無料で
親身に相談に乗ってくれるのは当然だろう」
とか、

「最終的に決断するのは自分だから、
無料ならちょっと相談してもいいではないか」
とか、
軽く考えてしまうと、
おそらく向こう側の思うツボです(-_-;)

無料のサービスというものはありますが、
無償のビジネスというものは存在しません。



「わたしはファイナンシャルプランナーの
資格を持っており、
証券外務員の資格もありますので・・」
と言っているみずほ銀行の行員の人に、

「すべてを任せて」
金融商品の「購入契約」をしてしまうと、
それはもう、
すべての代金が込み込み、なのです。

(みんな・含まれているわけですから・・)


あなたは、この、
「わたしはFPの資格を持っており、
証券外務員の資格もある人」に、

直接「報酬」を支払うことはないですが、

みずほ銀行で
たとえば投資信託を買うときに、

【購入時手数料】や、
【運用管理費用】の一部を通じて、
間接的に・報酬を支払っているのです。

advisor_20170307120313a12.jpg


さあ、ここからですよ!

あなたが
すぐに効き目が現れない『商品』を買う際に、

客観性、中立性を得るために、
ちょっと『第三者』に話を聞いてみようかな、
と考える【発想そのもの】が、

ある程度豊かな社会でないと
なかなか出てきません・・。

(賢明な消費者であることが
求められるのです)

わたしは、このような
高度な視点を持つ消費者が、
これから増えていくであろうという予測のもと、
2000年にこの仕事を始めました。


でも、厄介なことがひとつあります。

あなたの【相手方】が
「みずほ銀行」や「岡三証券」なら
分かりやすいのですが、

ファイナンシャルプランナーや、
資産設計アドバイザーなどと
呼ばれる人たちはどうなのでしょう?

(※ わたしもファイナンシャルプランナーの
ひとりですが・・)


先ほどの、

あなた(顧客)
  ↓
 建築士
  ↓
 施工会社


に戻ってみましょう。

建築士は文字通り、
顧客の利益を代弁し、
それを追求する存在。


この、キレイごとを
貫徹するためには、

1.建築士があなたから報酬をもらう
2.建築士が施工会社(建築会社)から
報酬をもらわない


と申し上げました。


金融商品に関しても、
まったく同じことが云えます。

あなた(顧客)
  ↓
ファイナンシャルプランナー
  ↓
 金融機関


という関係において、

FP(ファイナンシャルプランナー)が
顧客の利益を代弁し、
それを追求する存在。

であるためには、

以下の【ふたつの条件】が
必須ではないでしょうか。

1.FPがあなたから報酬をもらう
2.FPが金融機関・事業会社から
報酬をもらわない



No20Commissions.png


このように、
自身の顧客からのみ
「報酬」を得るサービス体制のことを、
フィー・オンリー(Fee Only)と呼びます。

わたしのアドバイザーとしての
最大のこだわりは
この「Fee Only」にあります・・。

(アメリカ、イギリス、オランダ、
オーストラリアなど、
世界的に見て、この「Fee Only」の形が
主流になりつつあります。

あっ、日本でも、
頑張っている ↓ FPの方達がいますよ。)

◆ 参照記事
(日経新聞田村正之さんの良記事)
【金融機関から手数料もらわず 顧客本位の「中立」FP】

似顔絵




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