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LINE証券に興味を持った、都内IT企業に勤める内海くん(27歳)へのアドバイス


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

昨日(20日)LINE証券がサービスを開始しました。

わたしは
LINEを通じて証券口座を開く人たちから
「かなり遠いところ」にいる
「一おじさん」なのかもしれません。

LINE証券の
(とりあえずの)サービス内容から推し量るに、

日本株を売ったり買ったりして
トレードを楽しむ人たちが多数派を占めることでしょう。
(それはそれで、良いのだと思います)


現状、当オフィスの投資ポリシーと
LINE証券という窓口は「重ならない」ので、
今から申し上げることは、

都内IT企業に勤める内海くん(27歳)と
「四十八漁場 日比谷パークフロント店」で
偶然隣り合わせていたら・・、
という架空のお話です。


四十八漁場


で、内海くん・・。

以下、LINE証券が
(サービス開始時点で)扱う主な銘柄です。


日本有名企業100社



ETFぞ

(ETFは↑あと、純金ETF、原油先物ETFもあり)


画像元:野村ホールディングスのリリース。
LINE証券のサービス開始に関するお知らせ

※ いずれも国内市場上場です。
※ 現状、投資信託の扱いはありません。


当然、内海くんも日本株に興味が行きますよね?

〇 身近ですし。
〇 誰もが名を知っている会社ばかりですし。


でも、これって、
『日常の範囲内』の体験で終わるかも・・。


内海くんにとって「投資」とは?
未知なるものです。

まったく違うベクトルで、
新たな行動に打って出るというのはいかがですか?

通常の思考から、
うんと離れたところにワープしてみるのです。


ズバリ言いますね。

ETFという銘柄の中に、
「NASDAQ-100ETF」(1545)があります。


LINE証券で扱っている
・日本株という銘柄と
・ETFという銘柄の違いは?


これ、シンプルに言いますと、

〇 キャンディーを一個だけ買うのが
「個別株」投資。

〇 袋詰めのキャンディーをワンパックとして
買うのが「ETF」投資です。


ミックスキャンディ

伝わっていますか?)


具体的にいうと
NASDAQ-100ETFは、

ナスダック市場に上場する3,000超の会社の中から、
上位100社のみをピックアップして袋詰めにしています。

まずはこちらをご覧ください。

★ 上位10銘柄の構成比率(ナスダック100指数ベース)


etf_pickup_product_02_img04.png

画像元:野村アセットマネジメント(NEXT FUNDS)
(上記比率は2019年6月末時点)

内海くんが
NASDAQ-100ETFを購入すれば、
これらの超有名企業を自動的に買い付けることになります。

(おおよその会社名は知っていますよね?)


もちろん、
内海くんの興味をそそる会社の「株価」を
単純に追いかけても結構。

また、
世の中に大きな変化が生じた場合に、

複数の会社の株価が
どの程度異なった値動きをするのか、
観察してみるのも面白いかもしれません。


あるいは、
内海くんの知的好奇心をくすぐるのは(意外に)

上位10社以外の、
90社の「さまざまな会社」かもしれません。



こちらの表をぜひチェックしてみましょう。
Nasdaq 100 Companies(SlickCharts)

上記サイトは、
ナスダック上位103社を
【株式の規模(時価総額)順】に掲載したものです。


〇 たとえば53位の
MercadoLibre Incはアルゼンチンの会社です。
(ナスダック100に採用されているのです)

同社は南米市場向け
オンライン取引ウェブサイトを運営しています。

〇 あるいは83位の
Ctrip.com Internationalはどうでしょう。
こちらは上海市に本拠地を置くオンライン旅行会社です。

そう、
NASDAQ-100ETFは、
アメリカ以外の会社もけっこう取り込んでいるのです。


ちなみに、上位10社以外の、
残りの90社あまりを、
週に一回、一社ずつ調べたとしても、
2年近くかかりますよ(^^)


たった一銘柄である、
NASDAQ-100ETFを保有するだけで、
さまざまな学びが可能になります。

(そしてLINE証券なら
当該ETFは1口から、
現状8300円程度で購入できます)


ABC_header-global-opportunies.jpg


・・が、万一、
投資を続けていく途中で、

当該ETFの価格が
急落、暴落するようなことがあれば、どうしましょう?


えっ、
慌てない、慌てない。

袋詰めのキャンディーを
それだけ「安く」買えるということですから・・。

世界は、
わたしや内海くんが知らない会社、
知らないサービスで溢れているのです。


追伸)

LINE証券のポテンシャルには
計り知れないものがあります。

株式に投資を行う社会的な意味、
投資家が行使できるダイナミズムについても、
若い人たちにやさしく諭してあげて欲しいと思います。

〇 参照記事
Impress Watch
LINE証券がスタート。「金融の民主化」を目指すスマホ証券

あ




| 金融機関にモノ申す | 15:59 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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今こそ、銀行破たん → ペイオフ発動の事実を復習しておきましょう


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

この仕事をはじめて間もない頃、
「ペイオフ」関連の講演を
いくつかさせていただきました。

2000年を挟んだ前後の数年は、
銀行破たんが現実のものとなり、

当時の政府は
「ペイオフ解禁」を何度も延期していたのです。


8c3d0a8777ac8a399c78bad86ee74b39.jpg


で?
ペイオフが【全面解禁】されたのはいつ?
2005年のことです。


銀行が破たんした場合、
保護されるのは
1,000万円までの預金元本とその利息相当額」となりました。

これ以降、
預金という金融商品についても、
消費者側に一定の「自己責任」が
求められるようになったのです。


そして、
初の【ペイオフ発動】となったのが、
2010年に経営破綻した『日本振興銀行』です。

当日のニュース映像です(ANNニュース)



日本振興銀行破たん申請 日本初ペイオフ発動へ(10/09/10)


日本振興銀行はずいぶん前から
先行きが危ぶまれていたため、
大きな混乱には至りませんでした。

それでもニュース映像を見ると、
1000万円超の預金をしていた人が
3560人もいたようなのです。



天秤


それから4年・・。

2014年の12月に
水瀬ケンイチさんが
以下の記事を書いておられました。

日本初ペイオフの日本振興銀、
 払い戻しは4年かかって一律58%のみ


こういう記事↑ とっても大事です。

(個々の金融の出来事って、
のちのち「歴史」になるわけですから。)

ほんとうはマスメディアが
こういった「検証ニュース」を
しっかり伝えないといけないのですが、
寂しい限りですね・・(-_-;)


「ペイオフが発動された」という事実にも増して

銀行破たんの結果、
「1000万円超の預金部分のうち、
一体どのくらいの割合が払い戻されたのか?」

という事実が
とても重要なのです・・。



以下、引用)

ペイオフの日本振興銀 払い戻し一律58%

4年前に経営が破綻し
国内で初めてペイオフが実施された
日本振興銀行の清算手続きで、

1000万円を超える預金のうち
預金者に払い戻されるのは一律58%にとどまりました。

引用、終わり)


そう、
預金にお金を預ける人
= 立派な債権者(お金を貸す人)
なのです。


水瀬さんは次のようにも言われています。

以下、引用)

また、弁済率が決まるのに
銀行破綻から「4年」もかかったことも
覚えておきたいところです。

引用、終わり)


はい、ぜひ覚えておきましょう。

規模が小さな日本振興銀行でさえ、
清算手続きに4年も費やしているわけです。

これが大きめの地銀や、
信用金庫だとしたら一体どうなるのか・・?



shinpai_man.png


今日わたしがこの記事を
書いた理由もココにあります。

情報テクノロジーの急速な進歩によって、
銀行という形のビジネスは
今、物凄い勢いで陳腐化しています。



私見ですがこれから先、
地方銀行、信金、信組など、
「破たん」する金融機関が出てきても
少しも不思議ではありません・・。

特に、不自然に高い預金金利を提示する
金融機関には十分注意する必要があるでしょう。


(安全資産という枠内では、
「個人向け国債10年物(変動金利)」という
選択肢もありますよ!)

〇 参照記事
日経新聞 電子版(2014/9/8)
振興銀破綻4年 初のペイオフ終結へ 弁済率58%

あ




| 金融機関にモノ申す | 13:13 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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20年経ってようやく金融ビッグバンがやって来た?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

カーペンターズの代表曲に
「Yesterday Once More」があります。

イエスタデイ・ワンスモア・・♪ですね(^^)

あの曲の最初の部分って、
おそらくこんな感じだったのでは?

ワタシも若かった頃、
よくラジオを聴いたものだわ。
お気に入りの曲を待ちながら・・。



えー、
お若い皆々さま。

お気に入りの曲を待ちながら・・
の部分が
たいへん重要でありまして。

かつてはホントに、

好きな曲がかかるまで
(ラジオを聴きながら)
じっーーと待っていたわけですw


わたしが小学校5年生くらいの頃は、
ラジオから流れてくる好きな曲をじっと待って、
タイミングに注意しながら、
カセットに曲を録音したものです。

(あっ、カセットって分かりますか?)


カセット

この磁気テープに↑音楽情報を記録。)


このように1曲聴く、というのも
けっこうたいへんだったのです。

このような状況ですから、
レコードにしろ、
カセットにしろ、

好きな歌手の『アルバム』(だいたい10曲入り)
というのは、もう黄金のコンテンツで、

当時としてはかなり高いお値段の
2800円とか3000円を払って、
『アルバム』を買っていたわけです。


でも今は?

今はもう、
レコードもカセットも
(ほぼ)売っていません・・。


音楽を楽しむというマインドは
少しも変わりませんが、

音楽をどのように聴くのかという
フォーマット』は
すっかり様変わりしました。


ChartMastersというサイトには、

1973年からの
フォーマット別の
音楽業界売上高推移が載っています。


音楽産業 変化


すごくないですか?

いちばん左の青が
レコード・カセットです。

橙色がCDなど。
(もうCDもあまり売っていませんね。)

やがて『紫色』が出てきますが
これはダウンロードです。


そして右端の『みどり』は
ストリーミング

今(2018年)現在、
もっとも多いのは『濃いみどり』のほうで、
これは月額料金(サブスクリプション)の世界なのです。

1978年とか1980年で
「10曲」の曲をゲットするのに、
2800円とか3000円を
支払っていた世代からすると、

今は『夢のよう』ですヽ(・∀・)ノ


「で、カンさん。何が言いたいの?」

あっ、はい。

金融、資産運用の世界でも、
音楽に近い「ビッグバン」が
起こりつつあるのです。



山崎 元さんが、
令和時代に「金融の覇者」になるのはどこなのか』という
記事内で

『金融ビジネスの主なプレーヤーは、
案外短期間で大きく入れ替わるのではないだろうか。』


と語られています。

わたしも同感です。

キーワードは「データ」です。


消費者がいつ、どこで何を買って
どういう消費行動を
継続的に取っているのか。

これらを包括的に掌握する事業会社のほうが、
(既存の金融機関より)

中長期的には、
金融サービスにおいて
優位に立てる可能性が高いでしょう。

なぜなら、
消費者の消費活動全般から類推し、
金融サービスのマーケティングを行えるからです。



そんなことを言っていたら・・、

フェイスブックが
2020年から『リブラ』という
通貨を発行することがリリースされました。

世界で20数億人いる、
フェイスブックユーザー同士が、

「メッセンジャー」等を通じて
互いに送金が出来るようになれば、
その影響力は計り知れません。



リブラ


また、決済手段としても
フェイスブックのプラットフォームが
世界的に機能してくれば、

あなたやわたしの口座内で
通貨『リブラ』が滞留し、

そこから
〇 投資信託を購入する・・・
ということも絵空事ではなくなるでしょう。


そういえば、
上記記事内で山崎さんがいみじくも
次のように言われていました。

以下、引用)

例えば「Amazonが
銀行業免許の申請をしたらどうなるか?」
という問が頻繁に聞かれるが、

「Amazon」の部分をグーグル、アップル、
フェイスブックといった企業に変えても
あまり違和感はない。

引用、終わり)



新規に金融サービスに
参入する事業会社の強みは、
ゼロからものごとを構築できる点でしょう。

既存の金融機関は既存のシステム、
人員、既存の店舗が存在するため、
どうしてもスピード感が劣ってしまいます。


DanglingMoney.jpg


それに、
新規に金融サービスに参入する会社(IT)は
低コストを貫けるはずです。

いつ、どこで、
どんな金融サービスに興味を示し、
どのように購入しているのか、

このような「データ」も、
他の分野の販促活動に
生かせたりするためです。


つまり、
「金融サービス単体」で得られる利潤が
低くても、

他の提供サービスと合わせて
『利益率』を見ればよいわけです。



1990年代末に
金融ビッグバン」の掛け声が聞かれましたが、

20年を経てようやく、
その声が「現実」になりつつあります。

それは・・・、
金融の日常生活化 なのです。

既存の銀行、証券、保険各社の優位性は
もろくも崩れ去ってしまうだろうとわたしは思います。

これは私たち消費者にとって良いことなのか?
もちろんYESです!

ここに至ってようやく
金融の世界も
まっとうなサービス業になるわけです。

〇 こちらの記事(wsj)もご参考に!
日本の銀行、もう逃げられない構造改革圧力

あ




| 金融機関にモノ申す | 18:07 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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ポイント投資って意外と「投資の入り口」の本命?(そして将来的にそこを押さえるのはアマゾンなのかも?)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

今朝、
日本テレビ朝の情報番組「スッキリ」で
ポイント投資』がかなり詳しく紹介されていて
ちょっとビックリしました。

番組で出てきたのは、

〇 楽天スーパーポイント(楽天証券)
〇 Tポイント(SBIネオモバイル証券)
のふたつ。


Tポイントのほうは
ポイントで個別株、ETFが買えるのですが、
楽天証券のほうは投資信託です。

番組内では、

「世界中に分散された投資が可能になるのが
投資信託と呼ばれるもの。」

と解説が為されていて、
「へえ~」と見入ってしまいました。
(意外にまっとうな説明であったためw)


resize.jpg


ポイントは
(現金ではなく)
あくまでポイントです。

楽天経済圏でいうと、
楽天にまつわる商圏内で買い物をすれば、
「ポイント」が貯まっていくわけです。

この「ポイント」を使って
何かをやってみる、
何かを買ってみるという『購買ハードル』は、

現金の場合と比較して
より低くなるのでしょう・・。


加えて、
(お金という感覚ではなく)
あくまでポイントですから、

ポイントで買った投資信託は
その価格が上下を繰り返したとしても、

お金で買った場合と比べて
アップダウン(=リスク)が
気になりにくいという特性があるのかもしれません。



つまり、
投資の(最初の)入り口として
『ポイント投資』を試してみるのは
大いにアリだということ。

今日のツイート(スッキリ関連)を見ていても、

〇 『ポイント投資面白そう』
〇 『とりあえず100ポイント投資してみた』
というような声が聞かれました。


でも、です。

結局のところ
買い物をコンスタントにしていかないと
「ポイント」って貯まらないわけです。

ネット商圏としての
『大きさ』でいうと、
やはり黒船は「アマゾン」ではないでしょうか。


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仮に
「アマゾン証券」が出来、
あなたがアマゾンでログインしている画面に
資産管理画面』が加わって、

現金投資のほかに
「ポイント投資」が可能になると、
その影響力の大きさは計り知れません・・。


たとえば今、
IT事業各社が
キャッシュレス決済を糸口に、
顧客同士の「送金」を目論んでいるのですが、

たとえばアマゾンで
会員同士がIDを用いて
相互の「送金」が可能になったり、

これまでの
注文履歴、決済履歴などから、
信用力をスコア化して
「融資」(ローン)を実施することも可能になるでしょう。


そして(やがては?)

アマゾンの経済圏が巨大になると
あなたの給与は
いったん銀行口座には入るけれど、

それをすぐ
アマゾンの口座に全額入金し、
おそらく全額を「ポイント」に変えて、
アマゾン商圏の中で過ごしていく・・

という未来が起こり得るわけです。

(ここに至って
ポイントは限りなく現金を凌駕していくのです)



もちろん「ポイント還元」の存在が、

より多くのお金をアマゾン内に置こう
より多くの取引をアマゾン内で行おう、
というインセンティブになります。


wave.jpg


そして、
投資信託の世界でいえば、
仮に「アマゾン証券」なら、

「この世界株ファンドを買った人は、
こんなファンドも購入しています!」


という、
レコメンデーション機能】が
入ってくるかもしれません。

あるいは、
カスタマーレビュー機能】も
装備することでしょう。

★★★★
「ABC世界小型株ファンドを買ってもう3年になります。
これほどユニークな投資信託を
わたしはおそらく見たことがありません。
長く保有したい人には、ぜひお勧めです」



そしてたとえば、
「ABC日本小型株ファンド」
クリックした場合に、

〇 そのファンドのファンド保有者【人数】
〇 スポット購入と、つみたて購入者の【比率】

〇 スポット購入の場合の【平均購入金額】
  つみたて購入の場合の  〃
〇 ファンド保有者の【平均保有年数】


などが一覧で出てくる・・。

そういうこと、
(アマゾンなら)やりそうな気がしませんか?


4033-450x337.jpg


金融の横の間口、
決済、入金、出金、互いの送金、
お金(ポイント)を置いておく、
ローンや資産運用や保険購入も
「ひとつのサービス会社」で可能になれば、

(20世紀の用語で云うところの)
銀行、証券、保険などの概念は
過去の遺物となります。

金融の世界では100年に1度くらいの
大変革がただ今、進行中なのです・・。


あ




| 金融機関にモノ申す | 19:09 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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わたしの心配は、金融庁「人生100年時代」の報告書が投資業界に悪用されること


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

金融庁の報告書が
ワイドショーなどでも取り上げられ、
話題になっています。

金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書
高齢社会における資産形成・管理」(PDFファイル)


そもそも、
人生は一人ひとりのものですから、

自分が金銭的にどう対処していくのか
「お上(おかみ)にいちいち言われる筋合いはないよ。」
という気持ちの人もいると思います。


一所懸命働いて、
あるいは倹約して、
あるいはコツコツ資産運用して、

お金をそれなりに蓄えようとするのは
(あるいは蓄えようとしないのも、)
(基本的に)「自助の賜物」です。



したがって、
お金が足りない・・
ということを、
国のせいばかりにするのはおかしいと思います。


ヒトは想像以上に
長生きになってしまい、

かつ年金制度は
現役世代の人のお金(保険料)で
年金受給権者にお金を渡していくので、

超少子高齢化が進むと、
(現役時代の収入に対する)
年金受給額の比率が下がってしまうのも
致し方ありません。


Divided.jpg


ほんらいは
「残念ながら、ない袖は振れません・・」
ということを、

(金融庁だけでなく)
政府全体が、
包み隠さず話すべきなのでは・・。


(ちなみに、
私たちひとりひとりが
リタイアに向けて出来ることの
小案は昨日のブログに書きました。)


たしかに自助で、
資産運用で、

「えっ、つみたてNISAで?」
とかいきなり言われても、

多くの人は「????」の世界だと思います。

資産運用という行いが
新たなカルチャーとして根付いていくには
それなりの時間がかかるでしょう。

しかしながら、
10年前と比べると、

運用に関しては、
自分で分からないながらも調べたり、
真偽を見極めようとしたり、
また、少額でもトライしてみたりという、

小さな努力を重ねている人は
少なからず増えてはきているのです。


わたしが今、
もっとも心配するのは、

今回の金融庁の報告書を、
投資業界が悪用することです。


昨日、以下ツイートを偶然見つけました。


警告


さっそく、

金融庁がついに警告!?


という書き方をしていますね。

誤解がないように申し上げると、

きちんとした、
理に適った資産形成の手段を
告知啓蒙しようとする
事業会社さんもたくさんおられると思います。


上記ツイートを見て
「どんなセミナーだろう」と思ったので、
辿っていくと、

そのセミナー主催者は・・
こちらの不動産会社さんでした。


mig.jpg


サイト内では、
こんな文言が記されていました。

以下、引用)

Crazyマネーセミナーで学べる
  3つのこと

   1
プロが普段どのような目線で株式投資をしているのか。
FP講師の多くが不動産投資を会社員におすすめする理由がわかる

   2
年収500万円以上の会社員だけが許される節税スキーム

   3
バランスシートの活用であなたの資産バランスが手に取るようにわかる。

引用、終わり)



もちろん、わたしは
不動産投資を否定する者ではありません。

でも・・・、
金融庁が言っているのは?
「長期・分散・つみたて」ですよね。



実物の不動産買ったら、
銘柄の「分散」ではなく
銘柄の「集中投資」です。

しかも、実物不動産は「つみたて」出来ませんし・・。


image.jpg


これまで「個」ベースで
不安を煽っていたものが、

今後は「金融庁」という
お墨付きをもらったかのような
『セールストーク』が増えてくるのが心配です。


上記の不動産投資しかり、
個別株で老後不安解消、FXで毎月安定収入、
その他さまざまな情報商材などが、

今回の金融審議会の報告書を
悪用する恐れがあります。

【皆さん、くれぐれもお気をつけください・・。】


金融庁がついに警告!
という文言に煽られるのではなく、

報告書自体を、
まずはざっくりでいいですから読んでみましょう。
(極めて「まともなこと」が書かれていますよ)

金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書
高齢社会における資産形成・管理」(PDFファイル)


あ



| 金融機関にモノ申す | 17:52 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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金融機関のNPSってなに?(ネット・プロモーター・スコア)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

まずあなたに『質問』。

「あなたは大和証券を、
あなたの友人、家族に勧めたいと思いますか?」


・・どうですか?

えっ、い、いきなり言われても・・。


実は
「あなたは〇〇〇〇を、
あなたの友人、家族に勧めたいと思いますか?」

を、『数値化』したものを
NPS(ネット・プロモーター・スコア)


といいます。

要はこのNPSが(プラスで)
その数字が大きいほど、

その企業に対する『愛着』、
『信頼』の度合いが高いことを
示します。


もちろん、
上記の答えは

「すごーく勧めたい!」

から、




「ぜんぜんダメ。絶対勧めない!」

まで、

さまざまな『温度』が存在するはず。


NPS(ネット・プロモーター・スコア)の算出の仕方は、
「薦める人」の割合から、
「批判する人」の割合を引いたものです。


こんな感じ。


Emotiontech.jpg


画像元:株式会社Emotion Tech


実は日本でNPSの調査をすると、
(米国に比べ)低めの数値が出るのだそう。

なぜなら日本人は
プラスもマイナスも、
極端な評価を避ける傾向にあるためです。



上記を留意していただきながら、

たとえば、
『産業別(業種別)』
NPSの差異がどのくらいあるのかを
想像してみましょう。

下記は
2018年の業界別のNPSランキング1位と
平均NPSの表です(一部抜粋)

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション調べ)


NTTコム

画像元:
NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション


ご覧の通り、

ほとんどの業種のNPSは
(たとえその業界の1位でも)
マイナスになっています。

ただ(その中でも)
「対面証券」のNPSの低さは際立っています(-_-;)
(なんと、業界平均NPSがマイナス56.3ポイント!)


さらに続けます!

日経リサーチが測定した
【金融機関別のNPS】を見てみましょう。
(金融機関顧客評価調査「金融METER」2018年版)

業態別NPS(各業態の測定企業平均)


日経リサーチ

画像元:日経リサーチ

なんだか
(数字のあまりの低さに)
悲しみさえ滲み出てきます・・・(-_-;)


金融機関がこれまで、
一般消費者に

「いかに信頼されてこなかったか」
= いい加減なサービスを為してきたかが、
分かりますね。

が、翻って考えると、

(うまくすれば、ですが)
「伸びしろ」がもの凄く『大きい』
ということも言えるわけで・・。


42286_sample.png


銀行、証券、保険会社
FP(ファイナンシャルプランナー)など、

彼ら/彼女らが提供するサービスが、
(もちろんカンくん、君も含めて)

まっとうで
誠実で
自信を持って親族や友人に紹介できる。

というようになれば、
多くの人がハッピーになるはずなのです。



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あ




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