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資産管理とは、自分の中に他者を飼い慣らすこと


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

日常からいちばん遠いコトって
どんなことでしょう?

隕石の落下を目撃すること?

タンザニアでカヌーをすること?

田町の交差点で
新垣結衣とすれ違うこと?(← ないですよね(^^;

他人のお金を運用することも、
すごく非日常なことだと思いませんか?


「それはそうでしょう。
他者のお金を運用するなんて、
ぜったいに考えられないわ!

夜眠れなくなっちゃうわよ」


ん?

でも、
果たして(本当に)そうなのでしょうか?

他人のお金を運用する場合、
自分のお金を運用するのと比較して、

逆に『客観化』が
しやすいのではないでしょうか。

他人の・お金、なのですから・・。


〇 「やるべきことを
  きっちりやる。」

〇 「あと余計なことはしない。」

自分のお金を運用する場合と比べて、
かえって、
行動の【ルール化】が
しやすくなる面があるのでは・・。

たとえば、
他人のお金を運用することを、
仕事にしている人がいます。

しかも(民間会社ではなく)
公の機関で・・。


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情報は上から下まで開示され、
運用がうまく行かないときだけ
マスコミから非難され、

それでも、
黙々と仕事をこなす人たち。

そう、(一例ですが、)
GPIFさんがそうです。

GPIFのコンセプトは明快で、

国民のみなさんからお預かりした
国民年金保険料や厚生年金保険料を、
長期的な観点から運用します!


と言っています。


GPIF、
「年金積立金管理運用独立行政法人」の
最新の運用報告のビデオがこちら。





観ていただくと分かりますが、
あまり面白くありません(-_-;)

ビデオ内の
スライドにもありますが、

『基本ポートフォリオに基づき分散投資』

しているだけなので、
まあ、面白くなくて当然でしょう・・(笑)


GPIFはサイト上でも、

国民のみなさまから
お預かりした年金積立金を
長期的な観点から運用しています。


と謳っています。

キーワードはもちろん、
長期的な観点 ということば!


公の機関ですから、
きちんと四半期ごとの成績は開示しますが、

四半期ごとで、
成績がブレて、

(あっ、これって
もっとはっきり言うと)

四半期ごとで、
損失が出たり、
時には大きく落ち込む時期が
続いたりしても、

それは長期投資では
いわば『想定済み』で、

私たちはそんな短期の変動には
目もくれず

〇 『長期な視点で』
〇 『基本ポートフォリオに基づき分散投資』

これを続けていくのみなのです。


と、
GPIFさんは言っているのです。

ココ、伝わっていますか?


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実は、私たちの身近なところに
お手本」って存在するのですね。

GPIFが
やっていることは、

自身に合った『ポートフォリオ』を
しっかり作り、
それを守るために、
定期的に「リ・バランス」を行う。



それ以外は・・、

それ以外は、
何もしないのです。



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晴れの日も、
雨の日も、
嵐が来ようが、ヤリが飛ぼうが、

彼ら・彼女らの
行動指針』が変わることはありません。

それは、
【他人のお金を運用しているからこそ、
為せるワザなのでは・・。】



これからも、
GPIFの紹介ビデオには、
粛々とした「面白なさ」を期待したいです(^^;)

あなたもぜひ、
GPIFの『心の持ちよう』を真似して、
自分の中に他者を飼い慣らしてみてください

運用しているのは、
他人(30年後の自分)のお金なのです。

似顔絵




| 投資家の感情リスク | 11:43 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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ゴールキーパーなのに、動かないの?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

サッカーの試合を観ていると、
時々「ペナルティーキック」の場面になります。

キックする人と、
ゴールキーパーが
『一対一』で向き合っている、あれです。

お互いの距離は想像以上に短く、
キッカーとゴールキーパーの間は、
12ヤード(約10.97メートル)しか
離れていません。

そして、
およそ8割の「ペナルティーキック」は
成功するそうです。
でも、2割も失敗するのですね・・


あなたは今、
ゴールキーパーです・・。

このペナルティーキックを防ぐには、
キッカーがボールを蹴る前から、

「右に蹴るのか、左に蹴るのか」
おおよそ見当をつけないといけません。

そして、右か左に思い切って
体を移動させるのです。
(何しろ10.97メートルしか
離れていないわけですから・・)

はい。
今の文章はとても正しく聞こえますね。


soccer_goalee.png


ただし、別の事実があります。
ペナルティーキックの3割近くは、
ゴールの真ん中あたりに向けて
蹴られるのだそう。

(そうなんですね!)

これって、
そこそこ高い確率だと思いませんか?

とすると、
ゴールキーパーは、
右、左に動くことはもちろん、

真ん中に居ることも
考慮に入れないといけません。


実はここからが面白い(笑)

(本当は)ゴールキーパーは
真ん中に居ることも考えないといけないのに、
9割以上、右か左に動いてしまいます。

※ 3割近くのキックが、
ゴールの真ん中あたりに
蹴られているにも関わらず・・。


「どうして真ん中に居続けることが
難しいのでしょう?」

(だんだん投資の話に近づいていますよ(^^;)

キーパーが真ん中に立ったままでは、
おバカさんに見えてしまうから?

「おい、カンくん、
ぜんぜん仕事してないじゃん」
と思われてしまうから?

キーパーは動くことが『仕事』だという、
強い意識があります。


私たち、投資家も、
そのような『観念』に縛られているのです。

たとえば、
ベネズエラが国家破たんしてしまい、
大量の難民が発生し、
アメリカダウ平均が20%下落してしまったら・・。

マーケットの中に
居続けることが、
(=何もしないことが)、

投資家として、
(やるべきことがあるのに)
何もしていないように思われる?

(= おバカさんと思われてしまう?)


そこで、
多くの投資家は
動いて・しまうのです。

右に。
左に。

このように行動(アクション)を
起こしていると、

投資家として
「何かやってるよね」と思われるので、
それが正しい行動であると
勘違いしてしまうのです・・。


実際は、
マーケットが急変するとき、
右に左に動いてしまうと、

(動かず静観し続ける場合よりも)
悪い結果になる場合が多いのです・・。

(わたしは相談事例の中で、
それを数多く見てきました)

投資の現場では、
「動くことよりも、
動かないでいることのほうが
何倍も難しい」のです・・。

似顔絵




| 投資家の感情リスク | 08:37 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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「パソコンおたく」と「一攫千金投資家」


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

わたしはもともと、
パソコン通ではありません。
(どちらかというと、不得手なタイプです)

今年49歳になりますが、
NECのPC-98シリーズなんて
触れたこともないですし、

ニフティのパソコン通信サービス
(名前は知っていましたが)、

そういうことをする人たちとは、
自分はまったく縁遠いと思っていました。



そして、
パソコンが普及するきっかけとなった、
Windows 95、

そう、ヨドバシカメラの前で
大勢の人が夜中に並んで買い求めていた
あれ、ですが、

わたしはテレビのニュースを観ていて、
「えっ、なに? 超マニアック!!」
と思っていたのです。

(わたしが初めて
自分のパソコンを買ったのは1999年のこと)


1980年代のはじめに
今日のパソコンの原型は出現しましたが、

長らく、
『パソコンをする人は、オタクな人』
というイメージが存在していたように思います。

今は・・・・・・、
パソコンは生活の道具であり、
ふつうに、ふつうの人が利用していますね。


(もちろん、変わらず、
すごくマニアックなパソコン愛好者も
存在し続けていますが・・)


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この『構図』って、
投資と同じではないでしょうか?

たとえばあなたが10年前に
「投資(とうし)」という言葉を
聞きかじった際、

「そういうことをする人たちとは、
自分は関係ない。」

と思っていたのでは?

なぜなら、
『投資をする人 = ギラギラした人』という
強烈なイメージがありましたから・・。


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少し時代を遡りますと、
今から20年ほど前
「中国株ブーム」が起こっていました。

(内藤証券が中国B株の取扱いを始めたのが、
たしか1996年頃だったと思います)

まだ勃興期にあった中国株に投資して、
実際にその後、
億万長者になった人が出たりしたのです。

ただ、
『ブームが起こった』と云っても、

投資を行っている人、
投資に興味を持っている人の中での
『ブーム』ですから、

基本、超マニアックなわけです。

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長い時間をかけて、

「投資って、
別に一攫千金を狙うだけじゃないんだよ。」


という風潮が広まるきっかけになったのが、
以下のふたつの出来事だったと
わたしは考えています。

ひとつ目)
1999年に銀行で
投資信託」の販売が始まったこと。

1990年代までは、
投資といえば「株(かぶ)」が主役でした。

分散を施した投資信託のような金融商品が、
銀行でも売られるようになり、

(良い意味でも、悪い意味でも)
リスク資産の保有が
大衆化し始めたのです・・。


ふたつ目)
2001年に、
確定拠出年金制度」がスタートしたこと。

ふつうの会社員の人が、
自分の職場で、
投資リスクの説明を受けたりするなんて、
DCが広まる以前は考えられないことでした。

自分で
預金や投資信託の中から
「金融商品を選んでね!」なんてことが、

つまり(良い・悪いは別として)、

投資が生活レベルにまで
浸透するような事態が、
日本においては本当に
初めて起こったのです・・。

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ただし、それからまだ
20年も経っていません。

パソコンのように、

今は・・・・・・、
投資は生活のツールであり、
ふつうに、ふつうの人が利用していますね。


とまでは、
ぜんぜん言えません・・(-_-;)


しかし(少しずつですが)
その【状態】に近づきつつあるのでは
ないでしょうか・・。

ですので、
今、投資に少し興味を持ち始めた
そこのあなた。

周りにはまだ、
投資について話し合える知り合いが
いないかもしれませんが、

5年後、10年後には
だいぶ違う景色になっているはずですから、
どうぞ安心してください・・。

◆ 関連記事
どうして投資の話がふつうに出来ないの?『16%の壁』について


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| 投資家の感情リスク | 18:52 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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パトリック・リー氏があなたに『東南アジア小型株ファンド』を勧めてきたら・・その2)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

昨日の続きとなります(^^)

パトリック・リー氏が熱心に勧めてくる
【東南アジアハイパーXファンド】。

でも、上記の金融商品名だけでは、
これが果たして
投資信託かどうかは分かりません・・。

○○○ファンド!
と記されていたら、
無条件にそれは投資信託である、

というわけではないのです!

そのファンドが
投資信託であるかどうかは、
『信託』というしくみを備えているかどうか


具体的には、
当該ファンドが、
ファンド資産を受託会社(信託銀行)が
分別管理しているか否かを


約款や、募集要項の細かい字を見て、
あなたが・自分で
確かめる必要があるのです!

◆ 参照記事
【投資信託、秘伝のメリットとは?】


そもそも・・、

投資とは、不確実な未来に向けて、
あなたのお金とエネルギーを注ぐこと。

ですから、

たとえプロフェッショナルであっても、
これから先、
何が起こるかは読み切れないのです。

(『不確実な・未来』ですから・・)

資産運用全般について、
プロであろうが、アマであろうが、

⇒ 絶対とか、必ず、確実に、
大丈夫です!という「言葉」が入ったら、
それは残念ながら・・【ウソ】です。

神様でない限り、
『未来の事象』に対して
絶対、必ず、確実に、なんて言えません。


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★ 投資信託をはじめとした、
リスク資産のリターンは、
【不確実な】未来の中でのみ発生するのです。

さて、ここからは
(また)仮の話、
【フィクション】ですよ・・。

(残念ながら)
「絶対もうかるような投資信託」は、
ほんとうは存在しないのですが、

仮に、ですよ、
ホントに「仮」の話ですよ、

ココに
【絶対もうかるファンド】が
あったとしたらどうでしょう・・。



★ この【絶対もうかるファンド】、
3年間持っていれば、必ず2倍になります!

今、あなただけが
このファンドの存在を知っていて、
あなただけが
そのファンドを保有しています。

この、
【絶対もうかるファンド】のことを、
あなたの知人、会社の同僚、

学生時代の友だちなどに、
あなたは・教えますか・・?

教えます??

「あのー、正直に言っていいですか?」

どうぞ。

「・・・たぶん、言わないと思います。」

ですよね。

★ 「絶対もうかるファンド」が仮に存在すれば、
そのことは他人には言わない。
(言っても身内くらいのもの・・)

それが『人間の心理』というものです。
この【常識】を(どうか)
忘れないようにしてください・・。


仮に、

満期になるまで持っていたら、
アメリカドル建てベースで年率8%のリターンを保証してくれる
【東南アジアハイパーXファンド】が、
存在するのならば、

パトリック・リー氏自身が、
自分で全額購入すればよいだけの話です。

もし、あなたの周りで、
金融のプロと称する、
一見親切そうな人たちが、

・「これは絶対いい保険ですよ!」
・「お得な投資信託です!」
・「○○さんだからこそ、
お勧めしたい商品なのです!」

みたいなセリフを発してきたら、
「あれ?おかしいなあ・・」
と感じてください。

あなたの『健全な懐疑心』が、
黄色信号を発しないとダメなのです。

リスクはあまりなくて、
でも大きな収益(リターン)が望めます、
と言われて心が動きますか?


<動かない、ですよ!>

似顔絵




| 投資家の感情リスク | 08:33 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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パトリック・リー氏があなたに『東南アジア小型株ファンド』を勧めてきたら・・


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

私たちは感情の生き物なので、
ついつい『扇情的な情報』に、
心を動かされてしまいます。

「何も知らないダメサラリーマンが、
5,000万円を手に入れたFX超マル秘必勝法!」
とか。


だいたい、
メディアが発する情報は(その9割が)
『扇情的』です(^^;)

たとえば、
深夜の「ショップチャンネル」で、
5,000円くらいのショールを
衝動買いしてしまうあなた。

要・注意ですよ・・。


以下、本当に『たとえば、』
のお話なのですが、

わたしが次のような
【おいしそうな話】を真剣にしたら、
あなたはどう思われますか?

以下「フィクション」ですよ


★ あのですね、香港で、
【東南アジアの小型株】を専門に扱っている
運用会社があるんです。

本社はイギリスにあり、
その運用会社で
15年以上ファンドマネージャーをやっている
パトリック・リー氏と、
実はわたしは知り合いなのです。

リー氏はある日、わたしにこう言いました。

「ミスターカン。
この【東南アジアハイパーXファンド】は
満期が8年だ。

最初の1年は解約不可とさせていただく。

でも、満期になるまで保有してくれたら、
アメリカドル建てベースで
年率8%のリターンを【保証】するよ。

どうだい? 最低購入単位は50万円でいいよ」


あなたはどうお感じになりましたか?

A「へえ~、良さそうじゃん。」
B「ちょっとおかしいなあ・・」


どっちですか?


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今、述べた金融商品について、
「良さそうじゃん。イイかも!」と思ったあなた。

一度、思考のでんぐり返りをしてみましょう。



12-でんぐり返り


この先、あなたがどこで、
どんな金融商品と出会おうが、
投資の世界では『ひとつの大原則』があります。

それは・・、
【リターンは不確定である】
ということ・・。

そう、
未来の収益って、決まっていないのです!

さっきの、パトリック・リー氏の発言を
思い出してみてください。

~この【東南アジアハイパーXファンド】は満期が8年だ。
最初の1年は解約不可とさせていただく。

でも、満期になるまで保有してくれたら、
アメリカドル建てベースで年率8%のリターンを【保証】するよ。~

って言っていますけど・・。
保証するってどうやって?


英語の格言に、
「If it sounds too good to be true, it probably is.」
というものがあります。

「えっ、これって現実的に考えて
良すぎると思わねえ?」(= 怪しくねえ?)
と感じたものは、

だいたいその通りである、
という意味です・・。

では、【良すぎる】というのは、
いったいどの部分を指しているのでしょうか?

そうです、

~満期になるまで保有してくれたら、
アメリカドル建てベースで年率8%のリターンを【保証】するよ。~

と言っているところですね。


今、安全資産とされる
『10年もののアメリカ国債』で
年2.3%程度の利回りしかありません。

(ソニー銀行のドル建て定期預金では、
3年預けても、年1.4%の利息しか付きません。
※ 1万ドル未満の場合)

このような状況のもと、

★ どうして年8%の利回り(USドルベース)が、
リー氏が所属する運用会社に
【保証】できるのでしょうか・・?

彼ら/彼女らは、
年8%以上の利回り(USドルベース)を確保できる、
「魔法の杖」でも持っているのでしょうか?


先ほど、
~アメリカドル建てベースで年率8%のリターンを【保証】するよ。~
の『部分』を読んだときに、

あなたが日常生活の中で培った常識、
【健全な懐疑心】のようなものが、

あれれ?? 何かおかしいなあ・・」と、
【黄色信号】を発さないといけません!


~おいしそうな話には、
必ず『ウラ』があるのですよ。~


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これから日本で資産運用が
段々とポピュラーになるに従って、

皆さんの周りには、
雨後の筍のように、

★【一見すばらしく、実は怪しげな情報】が
溢れてくるはずです。

その際に、
特に気を付けて見ないといけないのが、
その金融商品の『スキーム』そのもの。

特に、
【匿名組合方式】に依っている場合は、
要・要注意ですよ!

(わたしなら、このスキームの形の
金融商品は買いません!)


匿名組合では、
あなたは一組合員に過ぎません。

あなたや、他の人たちが
出したお金(出資金)は、
運営会社(営業者)が
一括して管理することになります。

安房さんがこちらの記事で
「匿名組合方式」の金融商品について
警鐘を鳴らしておられますよ。

また、水瀬ケンイチさんは、
ツイッターでこんなふうに言われています。


水瀬さん

なるほど・・。
(いろいろ怪しげなモノがありましたね・・)


単に、「○○○ファンド!」と謳っていても、
まず気にするべきは、
その商品がどんな『スキーム』なのかということ。

(あなた自身がチェックすべきなのです!)

先ほどのパトリック・リー氏の、
東南アジアハイパーXファンド】もそうですよ。

(実は)わたしはこの金融商品について、
ひと言も
『投資信託』とは言っていません・・。 続く)

似顔絵




| 投資家の感情リスク | 08:44 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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大きな景色(「貯金」+「投資」)からリスクを見たほうが、気分がラクですよ


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンドです。

今回の記事は
主に前半部分で
「金融商品」のお話をし、
後半部分で「お金の管理」そのものに触れます。

どちらにも関連するのは【リスク】です。

ただ、前半と後半で、
『モノを見る尺度』が違ってきますので、
その点、ご注意くださいませ。


・・さっそくですが、
「貯金」はたとえるなら、
【徒歩】(自分で歩くこと)です。

(はっきり言って)スピードは出ません・・。


6-ウォーキング


でも、歩きながら、
左右にブレることもありません。
(コツコツ歩けば、ちゃんと前に進むわけです)


一方の「投資」は文字通り、
資産という名の『乗り物』に乗ることです。

スピード、出ますよ・・。
(その代わり、左右にブレます(^^;)

※ ここでは【投資信託】を想定して
話を進めますが、

『株式ファンド』と
『債券ファンド』は同じ【乗り物】ではありません。
性質がぜんぜん違います。


たとえば【債券】は、
お金の『貸し借り』に関わるものです。

ただし、万が一にも、
貸したお金が返ってこないリスクがあるため、

【貯金】より、
多少高めのリターンが期待できます。

(貯金は【徒歩】でしたが、)
「債券」は・・?
原付バイク】のイメージです・・(^^)


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徒歩に比べれば
(それなりに)スピードは出ますが、
運転していると左右にブレることがあります。

貯金は、
【ローリスク・ローリターン型】!
それに対して、債券は
【ミドルリスク・ミドルリターン型】の資産です。


では「株式」はどうでしょうか?

「株式」とは、あなたが
株式会社にお金を出資した「証書」のこと。

出資するとは?

「このお金は、別に返さなくていいよ。
好きに使って!」という、太っ腹な行為を指します。

(儲かる可能性もありますが、
その会社が倒産すれば、
あなたが出資したお金はゼロに帰してしまいます)


乗り物にたとえるなら・・、
【クルマ】でしょう。

スピードはすごく出ますが、
ハンドルの操作を誤ると、

左右のブレも、
すごく大きくなってしまいます。


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つまり【ハイリスク・ハイリターン型】の
資産なのです・・。


今あなたの目の前に、
違った名前の、
違った資産(乗り物)たちがいます。

「徒歩」 → 「原付バイク」 → 「クルマ」


『どれが・いちばん正しい乗り物なの?』
と聞かれても、
ちょっと困ってしまいます。

(それぞれに『メリット』『デメリット』が
あるためです)


「徒歩」【貯金】は
スピードはあまり出ない代わりに、
ブレはほとんどありません。

「クルマ」【株式】の場合、
スピードは出ますが、
価格変動の振れ幅も大きくなります・・。

「じゃあ、カンさん。いったい何が大事なの?」
と聞かれれば、

自分に合った乗り物に乗ることでしょう!
と答えるでしょう。


★ あなた自身が、
どのくらいの振れ幅(リスク)を許せるかによって、
あなたにふさわしい『乗り物』は
変わってくるのです!


と、
全国信用金庫連合会主催の
『資産形成セミナー』などで講演すれば、
うんうんと頷いてもらえるはず・・。


ただし、
ココからがちょっと難しいのです。


実際問題、
「自分には
どの【乗り物】が合っているのかな?」
= どの金融商品を選べばいいのかな?

という「命題」に対して
なかなか答えが見つけられない人も
いるわけです。


(結果、なかなか投資のスタートが切れない、
という人を、わたしは何人も知っています)

もちろん、
どの【乗り物】(資産)に乗るかは重要です。

しかし、
それ以上に重要なのは、

長い道のり(人生)の中で、

「徒歩」で歩く部分と、
「乗り物」に乗る部分をどうするのか?
ということではないでしょうか。


あっ、伝わっていますか??

マネー用語的に申しますと、
【貯金】と【投資】の割合を決めること、です。


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たとえば、
『乗り物』の部分はあえて中庸を取って、
「原付バイク」+「クルマ」を採用するとします。

(すなわち『バランスファンド』です)

※ これは多くの人にとって、
そこそこ乗りやすい乗り物であり、
かつリターンもそこそこ期待できる
『乗り物』でしょう・・


【具体例】
あなたは今、500万円の資産があるとします。

仮に、

400万円 ⇒「貯金」
100万円 ⇒ バランスファンドに「投資」


と規定すれば、

たとえ(当オフィスが想定する)
バランスファンドの
「最大損失幅(最悪の1年)」である
マイナス35%が発生しても、


100万円×35%となり、

このマイナス35万円を、
トータル資産の500万円から見れば、
35万円÷500万円 = 約7%で、
マイナス幅は7%程度になります・・。

つまり、
大きな景色(貯金+投資)から見て、
あなたがどの程度の「マイナス幅」を
許容できるかを、想像してみてほしいのです。

 

今さっき、わたしは
マイナス幅は7%程度と言いましたが、

「そんなの許容できないわ!」という人も
いるかもしれません。
その際も(別に)慌てる必要はないわけです。

背中に背負う「リスク量」を下げるには、
バランスファンド(投資)に充てる「金額」を
減らせばよいのです。


例)
450万円 ⇒「貯金」
50万円 ⇒ バランスファンドに「投資」
というふうに・・。

逆に、トータル資産(500万円)から見て、
もっと「マイナス幅(%)」が許容できそうなら、

バランスファンド(投資)に充てる金額を
増やしてもよいでしょう。


例)
350万円 ⇒「貯金」
150万円 ⇒ バランスファンドに「投資」みたいに。

つまり、こういうことです。

〇 一歩下がって、
リスクの大きさを「資産全体の中から」
捉えるようにしましょう。

〇 「貯金」と「投資」の割合を変えることで、
背中に背負うリスクの量は調整できます。



身もフタもない言い方をすれば、

あなたがどれだけリスクを負うかは、
「貯金」と「投資」の振り分け方で
おおよそ決まってくる、ということです。


(これが『大きな景色』から、リスクを眺めるということ)


ただし、一点だけ「注意」を。

今のケースでいうと、ネット証券では
バランスファンドの成績しか
管理画面に表示されません。

ですので、画面上のマイナス金額や、
マイナスのパーセンテージ(%)に
振り回されないようにしましょう。

(ネット証券の画面を見る際は、
自分の「貯金額」をいつもイメージしておくように・・)

似顔絵




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