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気持ちと数字、カンタンそうで難しいのが『リスクの許容度』


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

たとえば最悪の1年に遭遇した場合、
運用資産の『マイナス幅』が5%を超えるなんて
ぜったいに許せない!

という人もいます。

これって、
「気持ち的に(主観的に)許せない。」

仮にこれを・・
気持ちの【リスク許容度】と呼びましょう。


実は「リスク許容度」には
もうひとつあります。

それは(客観的に見た)
数字からの【リスクの許容度】です。


たとえば、
1,000万円相当の
リスク資産を運用しているあなたが、

最悪の1年に遭遇し
10%のマイナス」を経験してしまいました。

1,000万円 ⇒ 900万円で、
金額にすると「マイナス100万円」です。


あなたは意気消沈し、
「もう自分の運用はダメではないか」と
落ち込んでいます。

が、実はあなたは
年間に150万円は「貯蓄」が出来ており、

たとえ運用資産で
「マイナス100万円」になっても、
年間のトータルで見れば、
資産そのものが落ち込むことはないわけです。


つまり、
あなたの財政状況から
冷めた視線を向ければ、

『資産運用における
100万円程度のマイナスは
十分に許容できる状況』にあります。


これが
数字からの【リスク許容度】です。


soccer_goalee.png


では、次です。

私たちにとって、

気持ちの【リスク許容度】と
数字からの【リスク許容度】、
いったいどちらがより重要なのでしょうか?

答え)
もちろん気持ちの【リスク許容度】です。


これって、
資産運用の初期の頃ほどそうですね。

人は「理屈」で生きていません。
「気持ち」がまずあって、
「生活(日常)」があります。

最初の、
気持ちの【リスク許容度】のところで
みょうに頑張り過ぎ、

万一抱えきれないストレスを
経験してしまうと、

もう、
投資の現場に戻れなくなる恐れがあります。


もちろん、
良い理屈、整った数字は、
人間の『気持ち』を安心させてくれます。

あなた自身が
数字からの【リスク許容度】をよく知ることで、

結果、気持ちの【リスク許容度】
高まっていくことがあります。


couple_man_woman.png


ところで
数字からの【リスク許容度】を知るポイントは、
客観要素」ではないでしょうか。

みずほ証券のこちらのページでは、
【リスクの許容度】の物差しを、

「年齢(時間)」
「家族構成」

「資産」
「年収」
「性格・経験」という

項目に分けて説明しています。



ひとつ挙げてみましょう。

以下、引用)

年齢(時間)

資金が必要な時期までに
長く運用できる人の方が、

損失がでたとしても、
資金が必要な時期までに
損失をカバーする時間があるので、
リスク許容度は大きい傾向

引用、終わり)


はい、理屈的に
フムフムと頷けますね。


では、
ここからちょっと「クイズ」です!

あなたと同年齢で、
同じ職場で、
同じ収入、同じ資産額で

おまけに毎年のお金の残り方も同じ
『Bさん』がいるとしましょう。


cropped-b-270x270.png


でも、

あなた・・独身です。
Bさん・・子どもが3人います。
(配偶者は働いていません)


どちらのほうが
数字で見た【リスク許容度】は高いですか?


次、あなたもBさんも独身とします。

あなた・・去年、
3800万円のローンを組んで
都心にマンションを買いました。

Bさん・・賃貸に住んでいます。


どちらのほうが
数字で見た【リスク許容度】は高いですか?


friends_kids.png


次に・・
あなたもBさんも、独身で
3800万円のローンを組んで家を買っています。

あなた・・
ご両親はすでに他界されています。

Bさん・・ご両親は資産家。
(おまけにBさんは一人っ子です)


どちらのほうが
数字で見た【リスク許容度】は高いですか?


理屈で考えれば「答え」は明快ですね。

どうぞこの機会に、
【リスクの許容度】には
気持ち、数字、両方あるのだと覚えてください。

(そして)くり返しになりますが、
まずは気持ちの【リスク許容度】を優先させましょう・・。

あ



| 投資家の感情リスク | 18:07 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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私たちはどうして『終身保険』に惹かれるのか?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

昔、カセットデッキというものがありました。

カセットデッキ


これで、
音楽の再生が出来るし、
録音も出来るし、

ひとつの商品でふたつの機能がある
ということで、
若者たちに熱狂的に支持されました。


「終身保険」という商品の感想で
よく聞かれるのは、

「これって貯蓄にもなるし!」
「保障にもなるし!」
というもの。

そう、「ふたつ以上の効用」があって
一見【お得感】満載なのです。



ちょっと、
ひとつひとつの効き目を見てみましょう。

まず、死亡保障・・。


終身保険


これは
終身保険を買った次の日から、
「死亡保障1000万円」なら
ホントに1000万円の保障が付きます。

でも、です。

「死亡保障」を得るために
終身保険を買っているなら、
えらく割高な買い物になっているかも・・。


なぜなら、
あなたが支払う保険料の多くは
自分自身の積み立て(貯蓄性)に回っているためです。

(純粋に「死亡保障」を買いたいなら、
もっと安く購入できますよ。たとえば「収入保障保険」。)


そして、
保険料の支払い期間が15年、20年となると、
終身保険では不思議なことが起こり始めます。

実は「死亡保障1000万円」の相当部分を
自らが積み立てているお金で賄っていることに
気付くのです。



いや、気付かない?


終身保険

(これって
美術の「からくり絵」のよう・・)


私たちは
ひとつの商品の中に
「ふたつ以上の効用」があると

それらを【別個のメリット】として、
【別々に】見てしまいがちです。


が、実のところ
終身保険では、
保険契約が長くなればなるほど、

あなたの保険料は
貯蓄性として段々と積み上がりながら同時に、

自身の「死亡保障」の多くの部分を
賄うことになるのです。

ココ、伝わっていますか?)


次の効き目を見てみましょう。

貯蓄性・・。

たとえばですが、
あなたは、

積み立てを始めて30年の間は
中途解約すると元本割れになる、
40年、50年満期の「定期預金」って
興味ありますか?


わたしはありません・・・。)


実は終身保険を、
お金を貯めるための道具として見ると、
上記のようなイメージになるのです。


積み立てを始めて30年の間
中途解約すると(仮に)元本割れになるとすると、

預金のイメージでいうと、
ずーっとマイナスをさまよっているわけで、
ちょっと寂しいですね。

しかも『ゼロ金利』の今日、

40年、50年と、
当初約束された「固定の」の利率で
お金の増えかたが拘束されるって、
なんとも「もったいない選択」だと思いませんか?


あなたがもし投資信託を保有している人なら、
こんな【商品】をイメージしてみればよいでしょう。

先進国株式ファンドを積み立てながら、
同時に、死亡保障1000万円も得られる
「ファンドde 保険!」


あなたはコツコツお金を育てながら、
同時に万が一の保障にも備えられます。

(どうですか・・?)


gctv-mistakes.jpg


仮に死亡保障なんて
付いていなかったら、

基準価額1万円のファンドを
1万円分買ったら、
1万口分ファンドを購入できます。


ところが「ファンドde 保険!」では
保険料1万円分払っても、
たとえば6600口分の投資信託しか購入できません。

(なぜなら、死亡保障にもコストがかかるから!)


こんな商品、要りますか?


あなたは投資信託を買う際に、
シンプルに
「これってお金を増やすための道具」と
割り切っているはず。

たとえば自動車保険を買う時に
シンプルに
「万一の不測の事態に備える補償の道具」と
割り切っているはずです。

★ ひとつの効用だけを求めて
それをシンプルに買っているから、
コストを抑えられるわけです。



考えてみれば、
「お金をコツコツ貯める」と
「万一の死亡に備えて保障を買う」ニーズって、

正反対ですよね。

あっ、

「お金をコツコツ貯める」部分を
「お金を育てる(投資型)」に置き換えても、
理屈は同じですよ。


apology.jpg



終身保険とは、
より多くの保険料を預かり、
より大きく運用を行いたい保険会社が編み出した
「一大マーケティング商品」なのです。

きっぱりサヨナラしたほうがいいですよ)



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| 投資家の感情リスク | 19:11 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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さあ、あなたも『運用備忘ブログ』を始めてみよう!


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

ひと口に『長期投資』といっても、
なかなか一筋縄にはいきません。

運用を始めて間もない頃、
『急に価格が変わる』
あの感覚に触れたときの
ドキドキ、不安な気持ち・・、

わたしもそうでしたが、
投資信託が急落したりすると、
冷汗を掻き、心臓の鼓動が早くなって、

もう居ても立っても居られない気持ちになったのを思い出します。


また逆に
価格が上がったら上がったらで、

胸の奥がそわそわし出して、

「含み益」があって
(でも解約もせずに)じっとしていることに
意外な忍耐がいるのだなあ・・と
気づいたりもしました。


運用を行う人はけっこう孤独です。


自身でコツコツ運用を行いながら、
同時に運用による「心の揺れ」にも
対処しなければなりません・・。

ときどき、
投資関連のブログで、
まるで短い日記のように、

資産配分(ポートフォリオ)と
複数の商品の「時価」と
「損益のパーセント」だけを記している記事を目にします。

(ネット証券の「資産管理画面」を、
そのまま貼り付けているケースもありますね)


今は残念ながら
更新が途絶えていますが、

わたしは
藤田郁雄(銀座人)さんのブログが好きでした。
(これなどまさに「記録」のブログ!)

「でも、そんなことして、なにか意味あるの?」
とあなたは思われるかもしれません。


実は単純な「記録」の打ち込みこそ、
資産運用の『客観化』への第一歩なのです。



publicdomainq-0013868mwf.jpg


たとえば2ヶ月に1回
資産運用の記録を打ち込み、

それが6回続ければ1年が、
12回続ければ、2年が経過します・・。

慣れてくれば、
各記事に2行程度でいいですから、
自分の感想を併せて書いてもよいでしょう。


もうお分かりだと思いますが、

実は・・
ブログ =「日記」なのですね。


ブログはあくまで、
自分の運用の備忘録のために存在するわけです。


しばらく日記(ブログ)を続けたのち、
過去の記事を読んでみたりすると、

運用を行っている自分自身の心情と、
運用の成績(数字)の間に、
良い意味で『距離』が生じているのを感じるはず。



ブログを書くとは、
理屈をコツコツ積み上げること。

そして、その理屈の
体積を増加させることによって、

自身の心の揺れ=『感情リスク』を
【相対化】させる効果を持つのです。



illust2801.png


冒頭、投資信託が急落したりすると、
心臓の鼓動が早くなって、
とか、

投資信託の価格が上がることで、
胸の奥がそわそわし出して、
とか、書きましたが、

まさにそのような『心の揺れ』も
あなたがそれを文章にすることによって、
【相対化】できる効果があります。



ブログを書く意味の「第一義」は、
自身が長く、
同じスタンスで運用を続けるため、なのです。



仮にあなたが1年半くらいブログを続け
『公開』を選択すれば、
それは「公の日記」となります・・。

(最初の頃は「非公開」にしていてもよいのです)

自身のために記す日記が
少しずつ、世の中に対し、
『小さな声』を持ち始める感覚は、

ブログを書いたことがある人なら
「うんうん」と頷けるダイナミズムのひとつでしょう。


あなたが書く日記が、
たとえば、
他のブログ記事や
ちょっとした短期的トレンドと化学反応を起こして、

物事を変化させる
『一翼』を担うこともあるのです。


わたしが仕事で関係してきた
「インデックス投資の界隈」は、

まさに数多のブロガーの人たちによって
切り拓かれてきました。


多くのブロガーの「個人的な営み」が、
細い線で幾重にもつながり、
それが「大きな束」となって、

投資環境の向上に寄与してきたのです。

わたしはこの15年ほどを振り返って、
まさにブロガーたちが
物事を動かしてきた』と実感しています。


02d928c.jpg


あっ、
そういえば、
今年のインデックス投資ナイトで、
わたし、その主旨のことを言っていましたね。

一人のブロガーの発信が一本の糸となり、
集まって束になり、
投資環境を劇的に変えてきました。

あなたが発信することで、
もっともっとインフラ状況は良くなるはずです。


ということで・・、
あなたもブログを始めてみませんか?


主な【ブログサイト】を挙げておきます。

FC2ブログ
はてなブログ
livedoorブログ
Blogger.com

(あくまで自身の運用の備忘録のためですよ!)





無料の『キンドルアプリ』を入れるだけで
「すぐに」本が読めます。

Google Playでダウンロード
Apple storeでダウンロード




| 投資家の感情リスク | 14:01 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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ウォール・ストリート・ジャーナルにも「老後の2000万円問題」の記事が・・


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

WSJ(ウォール・ストリート・ジャーナル)が、
例の「老後の2000万円問題」に関する記事を掲載しています。

日本の年金問題、米国流投資で解決めざす
~老後に2千万円の蓄えが必要という報告書は、投資への関心を呼んでいる~



同記事では、
金融審議会の6月の報告書が、
図らずも多くの人に投資に興味を持つ
「きっかけ」を作ったと指摘しています。

たとえばこんな「数字」が・・。

以下、引用)

インターネット専業の楽天証券によると、
「少額投資非課税制度(NISA)」と
個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」の
6月の申込件数は5月から約2倍に増えた。

引用、終わり)



idecochan.jpg


これまで何度「金融機関」や
「監督官庁(金融庁)」が
資産形成の必要性を説いても
なかなか動かなかった人たちが、

ある意味、
突発的に浮上してきた
「2000万円問題」という事件によって、

『何か行動を起こさなければ・・』と
感じ始めているのは、
皮肉(アイロニー)めいていますよね。



わたしは、
菟道りんたろうさんが
下記記事で記されている、

老後の2000万円問題は
『黒船』であるという指摘が
的を得ていると思います。

“老後資金2000万円”騒動は現代の黒船―これからどう行動するかで未来は残酷なほど異なってくる



りんたろうさんは今回の騒動に関して注意を促します。

以下、引用)

お金について勉強するのは良いことだけれども、
間違った勉強をしてはいけないということ。

だから、いきなり投資に関するセミナーに
参加したりするのはあまりお勧めできません。

ましてや金融機関に相談するのはもってのほか。
まずはお金に関する原理原則から勉強するべきです。

迂遠に見えても、
やはり基礎や原理原則から学ぶというのは勉強の基本です。

引用、終わり)



そう、確かにそうなのです!


考えてみれば、

ちょっとした「準備作業」を行い、
物事の「全体像」を掴んでから
行為をスタートさせるのは、


あなたのお仕事、
個別のプロジェクトなどでは
当たり前のように行われているはず。


ですよね?)



9547.png


そういう意味合いで、
冒頭のWSJの記事には「??」の部分があるのです。

以下、引用)

ファイナンシャルアカデミーの
セミナーに参加した、
パートで働くニシクラ・モモコさん(50)は、
金融審の報告書を受け、

夫に自分と一緒に投資について
勉強するよう促したと話す。

1990年代後半に
ファーストリテイリングの株価が
60倍に上昇したことを知り、
株式市場に興味を持つようになったという。

引用、終わり)



んー、
株式市場に興味を持つのはよいことですが、

いきなり「個別株」の世界に行くとしたら、
それはちょっと違うと思います。


プールに入ったことがない人は
まずは「水」に慣れることが先決であり、

いきなり100メートル自由形の競争に
参加するべきではないのです。


(それによく考えてみると、
記事のタイトル
『米国流投資で解決めざす』というのも
ちょっとおかしい・・。

おそらく意図としては
バンガード社が創業時から唱えている
「長期・分散・低コスト」を指しているのでしょうが・・)


vanguard-logo-big_large.jpg



この1ケ月程度で
資産運用に興味を持ち始めた皆さん。

決して恐怖心、焦りから
行動を起こさないこと。
ほんとうに大切なのは「知力」なのです。


りんたろうさんも上記記事内
いくつか書籍を挙げていますが、

わたしも「知力」を発し高めるための
楽しい本を・・。


経済ってそういうことだったのか会議 (日経ビジネス人文庫)』

同書の発刊は2002年です。
広告クリエーターの佐藤雅彦さんと、
慶応大学教授の竹中平蔵さんの対談の本です。

最初の株式会社って?お金の正体とは?税金のこと、
世の中のお金の巡り方、
経済の中身を楽しく追いかけていく・・、

文字通り「知力」が身に付く本ですよ。






わたしの仕事もおそらく

「水って怖いものではなく、けっこう楽しいものですよ!」と


愚直に伝えていくことなのでしょう。

手前味噌ですが、わたしの著作も載せておきます。






| 投資家の感情リスク | 11:09 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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8年前に投資信託のことを知って、でもなかなか投資に踏み出せない人へ


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

わたしはベルナルド・ベルトルッチ監督の
「シェルタリング・スカイ」という映画が好きです。
(日本公開は1991年)

ラストシーンで、
原作者のポール・ボウルズが登場し、
こんな台詞を言います。




(注:意訳です)

人はいつ死ぬか知らされていない為、
機会は無尽蔵にあると思っている。

が、すべてはそう何度も起こることではない。
(じっさい、とても小さな回数しか起こらない)


自分を形作ったと思われる
子どもの頃の、あの午後の出来事を、
あなたは人生の中であと何度思い出すだろう。

せいぜい4、5回程度だ。

これから先、満月が昇る姿を何度目にすることだろう。
せいぜい20回位。

でもそれらは無限に訪れると思えてしまうのだ。



わたしは時折、
セミナーやコンサルティングで
お客さまの『決意に満ちた表情』を
拝見することがあります。

投資に限らず、
どんな事象であれ、

何かを知って、
それに興味を持ち、
実際それを「始める」に至るまでには、
幾重ものハードルを越える必要があります。

『決意に満ちた表情』とはまさに、

「わたしはいくつもハードルを越えて
ここまでやって来ましたよ!

資産運用について学ぶ用意があります。
資産運用を始める決意を固めています。」


という表情なのです。

(それを見たわたしは、
身が引き締まるような気持ちになります)


hand-towards-rising-sun.jpg


少々文学的に言えば、

そこに至るまでにはおそらく
いくつもの「偶然の糸」が重なり、
あなたの周りで「風」が吹き、

かつ、その「風」を
自分事として感じることが出来、
偶然を「風」で昇華させて必然とし、

「よし、始めてみよう」と
気概に満ちた表情に
なっているはずなのです。


では、最初の偶然の糸はどこにある?


それはもう、
無尽蔵に転がっています。
あなたも毎日どこかで、見、聞き、感じているはず。

それらを自分で拾い集め、
「必然の糸」に出来るかどうか・・
これが難しいのですね。


・今でなくてもいいや。
・もうちょっと待っていたら、
もっといい環境になるかもしれないし、
そのとき始めても遅くはないや。

・今、始めなくても、
機会が消滅してしまうわけじゃないし。


お気持ちはすごく分かります。

人生100年時代ですから、
機会は無尽蔵にあると思えます。

しかし、実のところ
ふつうの人にとって、

たとえば
「どんなふうに生きるべきか?」
と迫られるような決断は

人生の中で、
2回、3回くらいのものではないでしょうか。



(もちろん、投資をするかどうかは、
上記に比べれば、ずいぶん下位にある
決断の種類でしょう・・)

それでも、

「偶然の糸」が重なって、
あなたの周りで「風」が吹き、

その「風」を自分事として感じ、
「風」を昇華させて必然とし、
それを始めようと思える・・

そんな機会が訪れるのは
そうそうないことなのです。



大江健三郎の小説に、
「見るまえに跳べ」がありますが、

投資の場合、
少額で始めて(=跳んで)

万が一、
自分に合っていないと感じたら、
元の場所に戻ることもできるわけです。


最初から「完全なアンサー」を求めないこと。

人として大切なことは、
新たな事象に対する「知的好奇心」だと
わたしは思います。

あ




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ウォール・ストリート・ジャーナルの記事『相場波乱でも「ミスター・マーケット」に惑わされるな』より


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

さっそくですがWSJの記事、
相場波乱でも「ミスター・マーケット」に惑わされるな』から引用してみましょう。

以下、引用)

2009年3月、
米株式市場は過去1年に4割近く下落していた。

しかしながら、イエール大学の調査によると、
8割以上の個人・機関投資家は、株式市場が
その後の半年に急落する可能性が極めて高いと予想した

(実際には32%の値上がりで予想は外れた)。

引用、終わり)


長くマーケットと付き合っている人なら、
ぼくにも分かりますよ、その気持ちが!
と思われるのではないでしょうか。


実際、
2008年10月頃から2009年3月末くらいまでの、
まるで大きな地震が何度も続くような
下落の連鎖の半年間は、

わたし個人も忘れようがない辛い経験でした。

今でも覚えているのですが、

わたしが把握できた限りでも、
2008年の年末までに
計3名のお客様がリスク資産を
すべて売却されてしまっていたのです・・。

この時期は、
強烈な(下がり続けるという)トレンドが
市場を支配していました。



Borsa-down.jpg


ちょっとその場に、
あなたも居合わせていると想像してみてください。


ヒトはたとえば、
下落を続けているという「流れ」の現状に
悪い意味で適応してしまうもの。

その「流れ」が続くという刷り込みを
どこかで勝手に行ってしまっているのです。

まさに【慣性の法則】であり、
これは急騰を続けるマーケットでも、
まったく同じことが云えます。

(上昇を続けているという「流れ」の現状に
悪い意味で適応してしまうもの。)


2009年4月以降の反騰が、
どうして予測できなかったのか・・?


下落を続けていた「流れ」に対して、
突如、上昇し始めるというのは、
まさに「突然変異」であったためです。

真逆のパターンでも、
思考経路はまったく同じになるでしょう。

(上昇を続けていた「流れ」に対して、
突如、下落し始めるというのも、
まさに「突然変異」なのです)


日常の生活、あなたのお仕事や
日頃のお付き合いを振り返ってみましょう。

私たちは、
この、今の現状を
そのまま維持しようという思いを強く持っています。


ここから方向を変える
(何かを止めたり、新たなコトを始めるのは、)
とてもエネルギーがいることなのです。


ただし、ご安心ください。

資産運用においては、
(下落のトレンドから)
突如「上昇」に変わっても、

(上昇のトレンドから)
突如「下落」に移っても、

あなたは自分の投資姿勢を
なんら変える必要はないのです。


長い投資生活の中で、
「突然変異」が
何度か不規則に起こることは、

すでにシナリオの中に
織り込み済みなのですから・・。

(それが投資という行いの本質です。)


163861447.jpg


そうは言っても
投資を始めてまだ日が浅い人は、
近頃気が気ではないはずです。

米中貿易摩擦の悪化と、
それに伴う世界経済の虚弱性の表れは
かなり気になるトピックに違いありません。

だいたいテレビを観ているだけで、
NYダウ平均がいくら下がったとか
わざわざ「数字」で知らされてしまうわけで・・。


最後に、
上記WSJ記事から引用しておきましょう。

以下、引用)

1896年以降、ダウが1日で
2%以上下落したケースは1011回あった
(ダウ・ジョーンズ・マーケット・データ調べ)。

これは平均で33営業日に1回の割合だ。

歴史的な基準のみからしても、
現在のダウの水準では、
およそ6週間に一度は520ドル超下落することがあると
投資家は覚悟すべきだ。

引用、終わり)


ハイ。そんな感じで、
しょっちゅう下落するものなのです、株式市場って。

でも、ひたすら下落し続ける市場は、
今のところ存在していません。

あ




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