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さあ、あなたも『運用備忘ブログ』を始めてみよう!


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

ひと口に『長期投資』といっても、
なかなか一筋縄にはいきません。

運用を始めて間もない頃、
『急に価格が変わる』
あの感覚に触れたときの
ドキドキ、不安な気持ち・・、

わたしもそうでしたが、
投資信託が急落したりすると、
冷汗を掻き、心臓の鼓動が早くなって、

もう居ても立っても居られない気持ちになったのを思い出します。


また逆に
価格が上がったら上がったらで、

胸の奥がそわそわし出して、

「含み益」があって
(でも解約もせずに)じっとしていることに
意外な忍耐がいるのだなあ・・と
気づいたりもしました。


運用を行う人はけっこう孤独です。


自身でコツコツ運用を行いながら、
同時に運用による「心の揺れ」にも
対処しなければなりません・・。

ときどき、
投資関連のブログで、
まるで短い日記のように、

資産配分(ポートフォリオ)と
複数の商品の「時価」と
「損益のパーセント」だけを記している記事を目にします。

(ネット証券の「資産管理画面」を、
そのまま貼り付けているケースもありますね)


今は残念ながら
更新が途絶えていますが、

わたしは
藤田郁雄(銀座人)さんのブログが好きでした。
(これなどまさに「記録」のブログ!)

「でも、そんなことして、なにか意味あるの?」
とあなたは思われるかもしれません。


実は単純な「記録」の打ち込みこそ、
資産運用の『客観化』への第一歩なのです。



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たとえば2ヶ月に1回
資産運用の記録を打ち込み、

それが6回続ければ1年が、
12回続ければ、2年が経過します・・。

慣れてくれば、
各記事に2行程度でいいですから、
自分の感想を併せて書いてもよいでしょう。


もうお分かりだと思いますが、

実は・・
ブログ =「日記」なのですね。


ブログはあくまで、
自分の運用の備忘録のために存在するわけです。


しばらく日記(ブログ)を続けたのち、
過去の記事を読んでみたりすると、

運用を行っている自分自身の心情と、
運用の成績(数字)の間に、
良い意味で『距離』が生じているのを感じるはず。



ブログを書くとは、
理屈をコツコツ積み上げること。

そして、その理屈の
体積を増加させることによって、

自身の心の揺れ=『感情リスク』を
【相対化】させる効果を持つのです。



illust2801.png


冒頭、投資信託が急落したりすると、
心臓の鼓動が早くなって、
とか、

投資信託の価格が上がることで、
胸の奥がそわそわし出して、
とか、書きましたが、

まさにそのような『心の揺れ』も
あなたがそれを文章にすることによって、
【相対化】できる効果があります。



ブログを書く意味の「第一義」は、
自身が長く、
同じスタンスで運用を続けるため、なのです。



仮にあなたが1年半くらいブログを続け
『公開』を選択すれば、
それは「公の日記」となります・・。

(最初の頃は「非公開」にしていてもよいのです)

自身のために記す日記が
少しずつ、世の中に対し、
『小さな声』を持ち始める感覚は、

ブログを書いたことがある人なら
「うんうん」と頷けるダイナミズムのひとつでしょう。


あなたが書く日記が、
たとえば、
他のブログ記事や
ちょっとした短期的トレンドと化学反応を起こして、

物事を変化させる
『一翼』を担うこともあるのです。


わたしが仕事で関係してきた
「インデックス投資の界隈」は、

まさに数多のブロガーの人たちによって
切り拓かれてきました。


多くのブロガーの「個人的な営み」が、
細い線で幾重にもつながり、
それが「大きな束」となって、

投資環境の向上に寄与してきたのです。

わたしはこの15年ほどを振り返って、
まさにブロガーたちが
物事を動かしてきた』と実感しています。


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あっ、
そういえば、
今年のインデックス投資ナイトで、
わたし、その主旨のことを言っていましたね。

一人のブロガーの発信が一本の糸となり、
集まって束になり、
投資環境を劇的に変えてきました。

あなたが発信することで、
もっともっとインフラ状況は良くなるはずです。


ということで・・、
あなたもブログを始めてみませんか?


主な【ブログサイト】を挙げておきます。

FC2ブログ
はてなブログ
livedoorブログ
Blogger.com

(あくまで自身の運用の備忘録のためですよ!)





無料の『キンドルアプリ』を入れるだけで
「すぐに」本が読めます。

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| 投資家の感情リスク | 14:01 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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ウォール・ストリート・ジャーナルにも「老後の2000万円問題」の記事が・・


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

WSJ(ウォール・ストリート・ジャーナル)が、
例の「老後の2000万円問題」に関する記事を掲載しています。

日本の年金問題、米国流投資で解決めざす
~老後に2千万円の蓄えが必要という報告書は、投資への関心を呼んでいる~



同記事では、
金融審議会の6月の報告書が、
図らずも多くの人に投資に興味を持つ
「きっかけ」を作ったと指摘しています。

たとえばこんな「数字」が・・。

以下、引用)

インターネット専業の楽天証券によると、
「少額投資非課税制度(NISA)」と
個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」の
6月の申込件数は5月から約2倍に増えた。

引用、終わり)



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これまで何度「金融機関」や
「監督官庁(金融庁)」が
資産形成の必要性を説いても
なかなか動かなかった人たちが、

ある意味、
突発的に浮上してきた
「2000万円問題」という事件によって、

『何か行動を起こさなければ・・』と
感じ始めているのは、
皮肉(アイロニー)めいていますよね。



わたしは、
菟道りんたろうさんが
下記記事で記されている、

老後の2000万円問題は
『黒船』であるという指摘が
的を得ていると思います。

“老後資金2000万円”騒動は現代の黒船―これからどう行動するかで未来は残酷なほど異なってくる



りんたろうさんは今回の騒動に関して注意を促します。

以下、引用)

お金について勉強するのは良いことだけれども、
間違った勉強をしてはいけないということ。

だから、いきなり投資に関するセミナーに
参加したりするのはあまりお勧めできません。

ましてや金融機関に相談するのはもってのほか。
まずはお金に関する原理原則から勉強するべきです。

迂遠に見えても、
やはり基礎や原理原則から学ぶというのは勉強の基本です。

引用、終わり)



そう、確かにそうなのです!


考えてみれば、

ちょっとした「準備作業」を行い、
物事の「全体像」を掴んでから
行為をスタートさせるのは、


あなたのお仕事、
個別のプロジェクトなどでは
当たり前のように行われているはず。


ですよね?)



9547.png


そういう意味合いで、
冒頭のWSJの記事には「??」の部分があるのです。

以下、引用)

ファイナンシャルアカデミーの
セミナーに参加した、
パートで働くニシクラ・モモコさん(50)は、
金融審の報告書を受け、

夫に自分と一緒に投資について
勉強するよう促したと話す。

1990年代後半に
ファーストリテイリングの株価が
60倍に上昇したことを知り、
株式市場に興味を持つようになったという。

引用、終わり)



んー、
株式市場に興味を持つのはよいことですが、

いきなり「個別株」の世界に行くとしたら、
それはちょっと違うと思います。


プールに入ったことがない人は
まずは「水」に慣れることが先決であり、

いきなり100メートル自由形の競争に
参加するべきではないのです。


(それによく考えてみると、
記事のタイトル
『米国流投資で解決めざす』というのも
ちょっとおかしい・・。

おそらく意図としては
バンガード社が創業時から唱えている
「長期・分散・低コスト」を指しているのでしょうが・・)


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この1ケ月程度で
資産運用に興味を持ち始めた皆さん。

決して恐怖心、焦りから
行動を起こさないこと。
ほんとうに大切なのは「知力」なのです。


りんたろうさんも上記記事内
いくつか書籍を挙げていますが、

わたしも「知力」を発し高めるための
楽しい本を・・。


経済ってそういうことだったのか会議 (日経ビジネス人文庫)』

同書の発刊は2002年です。
広告クリエーターの佐藤雅彦さんと、
慶応大学教授の竹中平蔵さんの対談の本です。

最初の株式会社って?お金の正体とは?税金のこと、
世の中のお金の巡り方、
経済の中身を楽しく追いかけていく・・、

文字通り「知力」が身に付く本ですよ。






わたしの仕事もおそらく

「水って怖いものではなく、けっこう楽しいものですよ!」と


愚直に伝えていくことなのでしょう。

手前味噌ですが、わたしの著作も載せておきます。






| 投資家の感情リスク | 11:09 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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市場の上がり下がりのしかたを、あなたもわたしも読み切れません


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。


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『まるで
クリスマス時の不安がウソのようです。
今はあれよあれよという間に
投資しているファンドの価格も上がってしまい・・。

これは本来は
喜ぶべきことかもしれませんが、

コツコツ積立を続けているので、
ここで「取得価格」が上がってしまうのは
なんともイヤな気分でして・・。

こんなことなら
12月の3週から4週にかけて、
ドーンとファンドを買い増ししておくべきだったと
後悔しきりです。

市場が下がったときは
安く買えると喜んでいたのですが、
最近は正直、あまり買う気になれません。

どうしたらよいでしょうか?
また下がってくるまで待つべきでしょうか?』



という類のメールをいただいたので、
(ご本人の了解を得て)

当ブログ上で
お答えしてまいります。


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あのー、
お気持ちはすごく分かるのですよ。

特に、
「安く買えると ⇒ 喜ぶ。
「高く買うとなると ⇒ 喜べない。」
のところ。

正直、わたしも同じ気持ちですので(^^;


ただし、

『また下がってくるまで待つべきでしょうか?』


に対しては、

(相応の「ご覚悟」がない限り、)
つみたてを続けられたほうがよいと思います。

そもそも大きな下落が
「いつ」やって来るのか、
それが「どの程度の大きさ」になるのか、

言い当てることはほとんど不可能ですから。

(最悪、向こう5、6年、
相応の下落がやって来ない可能性も
ゼロではないわけです)


来るか来ないかと、
手ぐすね引いて
「大きな下落」を待つより、

難しく考えず、
規則的に『投資資金』を入れ続ける・・

= つみたて。

これをお勧めします。


なぜなら、
個人投資家にとって最大の問題は、
投資元本を入れ損ねるリスク
であるためです。


あなたのお金が
最終的にどの程度まで増えるのか、
その「シンプルな公式」は以下の通り・・。

【投資元本】×【利回り】×【投資期間】

いくら↑お金を入れられるかって大事。)


また、「こんなことなら
12月の3週から4週にかけて、
ドーンとファンドを
買い増ししておくべきだった」

についてですが、
実は
わたしも同じ心境でした・・(-_-;)


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物事は
一度つまずいたりすると、
もとの状態に戻るまで
相応の時間がかかる・・。

市場でも
そこそこ大きな下落があると、
回復には相応の時間を要するはずだ・・

これはマーケットの『経験則』としては
ある程度正しいとわたしは思っています。

ですので、
クリスマス前の大きな下落を経て、

1月、2月と
「もしかして暴落が起こるかも・・」と
気合十分で待ち構えていたのです。



いたのです。
いたのです。

が、それは起らず・・(-_-;)


皆さんご承知のように
『現実』はまるで逆方向に進んでいます。

★ 恥ずかしながら、
マーケットについて
わたしが分かっているのは、

「マーケットって分からないなあ」
ということだけです。

(それを日々、再認識しています)



「12月の3週から4週にかけて、
ドーンとファンドを
買い増ししておくべきだった」

気持ちは重々分かるのですが、

ほとんどの人にとって
そんなに都合よく、
刹那の瞬間に
追加資金を入られるものではありません。


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現時点で
誰にも『答え』は分かりませんが、

【時間軸】をもう少し伸ばして見ると、
もしかしたら
年初から現在までの回復過程は、

実はこれから先、

実際に株価指数が
直近の高値から3割程度『暴落』する
プロセスの一端に
過ぎないのかもしれませんし・・・。

(もちろん、
そんなことは起らないかもしれませんが・・)

だからこそ、
難しく考えず、
規則的に「投資資金」を入れ続けることを
お勧めするわけです。

あ





| 投資家の感情リスク | 17:52 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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あなたとお金の親密度を測るための55の質問


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

この仕事(相談業務)を
長くしていますと、
事の本質について考えさせられることがあります。

乗り物のお話・・)

あなたは現在、
クルマに乗っていますか?



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必要上、YESという人もいれば、
嗜好としてYESと答える人もいるでしょう。

また、必要がないので
NOという人もいれば、

単に好きではないからNOです。
という人もいるはず・・。


「クルマは文明の利器なんだから、
それに乗らないなんて、考えられないよ!」


と言う人はいませんよね。

投資も、

最終的に実行するか否かは
その人の個人的な【選択】です。

もう少し突っ込んで申しますと、
投資にも、
向き・不向き』があると考えます。


投資は
(その対象がどんなものであれ)
不確実性を伴う行為です。

アットランダムな
価格変動が起こるのがふつう・・。

このような
自分ではコントロールできない「変動」を、
生理的に受け付けにくい人もいるのです。
(↑ 資産の多寡は関係なく・・)


投資の成果は他力本願的です。

ですので、
あなたの誠実な態度とは裏腹に
資産価格が下がることもあるわけです。


無題


わたしはFPとして
活動しているからこそ思うのですが、

心身ともに
非常に不快に感じることを、
無理して行うことはありません。
(ストレスは生半可なものではありませんし・・)


また、強迫観念的に
投資をしなきゃ!!
と思いすぎるのも要注意でしょう。

世の中に溢れる情報の中には、
【何らかの意図を持って】
提供されるものが少なくありません。


〇 インフレが起こったら
資産の実質価値が目減りするから
投資が必要ですよ!


(でも、インフレが起これば
金利も上昇して、
預金や債券でもらえる利息も増えますよ)

〇 国の年金制度は
あてにならないから投資が必要ですよ!


(んー、たしかに・・。
でも、まず始めるべきは
iDeCoなどの税制優遇制度でしょう。

預金という選択肢もありますし。
節税するだけでも、立派な資産運用なのです)


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★ とにもかくにも
自分を知ること」って大切です。

あなたがお金に関して
どういうタイプの人間なのかを知ることが、

投資に対する向き・不向きや

(もし投資を行うにしても)
どのような投資スタイルが
自分に合っているかを紐解く【ヒント】となるはず。


当オフィスでは、
コンサルティングをお受けいただく方に
あなたとお金の親密度を測るための55の質問』にお答えいただいています。

自分がお金について
どんなイメージを抱いているのか。

これまでお金とどんなふうに
関わってきたのか・・。


断片的ではありますが、
振り返りの体験」をしていただけると思います。


そして、
(ここからはあなたが
投資にYESの場合のお話ですが、)

投資における「主人公」は
常に、いつの時代も、
あなたなのです。


特定口座という『道路』や、
もっと便利な
iDeCoやNISAのような『道路』が
整備され、

その上を走る
投資信託という『道具』が
すこぶる充実しても、

道を、走るのは、誰ですか?


あなた自身ですよ。

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| 投資家の感情リスク | 18:32 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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ミスター・マーケットと内気で心配性なわたし


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

突然ですが、
ミスター・マーケットの姿を見たことがある人、
いますか?

What is Mr.Market ?


ミスター・マーケットって
いったいどんな顔をしているのでしょう?

どんな目で物事を見て、
果たしてどんな声を発するのか。

そもそも、
ミスター・マーケットは
善人なのか、悪人なのか。

わたしには皆目分かりません。

それは
あまりにも巨大で、
複雑で、
捉えどころのない存在なのです。



市場


ただ、
ミスター・マーケットがはじき出す
数字」のことは、
あなたもわたしもよく知っています。

「今日の日経平均株価の終値は
22,549円でした。」とか。


「今日のアメリカ市場、
ダウ工業株30種平均の
終値は25,178ドルでした。」とか。


あの株は
上がっていくらになりました。
この株は
下がっていくらになりました。

あの通貨は上がって下がって
いくらになりました・・。とか。


これらいずれも、
刻一刻と変化する「数字」です。

ミスター・マーケットは
あまりにも多くの人々の、
あまりにも大きなお金を飲み込むため、

いったいどういうプロセスで
それらの「数字」が
はじき出されるのか、
正確に知る者はひとりとしていません・・。



また、ミスター・マーケットは
誰かに味方したり、
特定の誰かを憎んだりはしません。

なんと言いますか、
超然」としているのです。

特定の「色」も、
おそらく喜怒哀楽といった
「感情」も持っていないのでしょう。


ただ、はじき出される「数字」が
アットランダムに
刻一刻と変わるだけ。

もしも、
ミスター・マーケットに
「体温」のようなものが存在するなら、

それを知る術(すべ)は、
「数字」という客観情報以外はなさそうです。


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(ところで、)
あなたはそのミスター・マーケットを
遠くから眺めておくに留めますか?

(それもひとつの選択肢です。
決して否定はしません)

しかし、
それって、

遠くから
「あっ、富士山が見える!」と、
富士の山を見ているのと同じです。

富士山のことを知るためには、
富士山に登るしかありません。



それと同様に、
ミスター・マーケットのことを
知るためには、

文字通り
あなたが「市場」に
参加するしかないのです。



その条件ですか?
カンタンです。

「お金を供すること」です。


このお金のことを、
リスクマネー】と呼びます。


市場に参加するのに、

年齢も
性別も
出身地も
おサイフの分厚い薄いも
宗教も
信条も

なにも関係ありません。

ただし、
一点注意が必要でしょう。

それは、

あなたが頭の中で想像している
『マーケット』とは、

実際の
「ミスター・マーケット」の
ごく一部の姿であるということです。



大事なことなので、
もう一度言いますよ。

あなたが思い描いている
『マーケット』とは、

実際の
ミスター・マーケットの
ごくごく一部なのです。

続く・・)

あ




| 投資家の感情リスク | 13:34 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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「パソコンおたく」と「一攫千金投資家」


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

わたしはもともと、
パソコン通ではありません。
(どちらかというと、不得手なタイプです)

今年49歳になりますが、
NECのPC-98シリーズなんて
触れたこともないですし、

ニフティのパソコン通信サービス
(名前は知っていましたが)、

そういうことをする人たちとは、
自分はまったく縁遠いと思っていました。



そして、
パソコンが普及するきっかけとなった、
Windows 95、

そう、ヨドバシカメラの前で
大勢の人が夜中に並んで買い求めていた
あれ、ですが、

わたしはテレビのニュースを観ていて、
「えっ、なに? 超マニアック!!」
と思っていたのです。

(わたしが初めて
自分のパソコンを買ったのは1999年のこと)


1980年代のはじめに
今日のパソコンの原型は出現しましたが、

長らく、
『パソコンをする人は、オタクな人』
というイメージが存在していたように思います。

今は・・・・・・、
パソコンは生活の道具であり、
ふつうに、ふつうの人が利用していますね。


(もちろん、変わらず、
すごくマニアックなパソコン愛好者も
存在し続けていますが・・)


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この『構図』って、
投資と同じではないでしょうか?

たとえばあなたが10年前に
「投資(とうし)」という言葉を
聞きかじった際、

「そういうことをする人たちとは、
自分は関係ない。」

と思っていたのでは?

なぜなら、
『投資をする人 = ギラギラした人』という
強烈なイメージがありましたから・・。


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少し時代を遡りますと、
今から20年ほど前
「中国株ブーム」が起こっていました。

(内藤証券が中国B株の取扱いを始めたのが、
たしか1996年頃だったと思います)

まだ勃興期にあった中国株に投資して、
実際にその後、
億万長者になった人が出たりしたのです。

ただ、
『ブームが起こった』と云っても、

投資を行っている人、
投資に興味を持っている人の中での
『ブーム』ですから、

基本、超マニアックなわけです。

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長い時間をかけて、

「投資って、
別に一攫千金を狙うだけじゃないんだよ。」


という風潮が広まるきっかけになったのが、
以下のふたつの出来事だったと
わたしは考えています。

ひとつ目)
1999年に銀行で
投資信託」の販売が始まったこと。

1990年代までは、
投資といえば「株(かぶ)」が主役でした。

分散を施した投資信託のような金融商品が、
銀行でも売られるようになり、

(良い意味でも、悪い意味でも)
リスク資産の保有が
大衆化し始めたのです・・。


ふたつ目)
2001年に、
確定拠出年金制度」がスタートしたこと。

ふつうの会社員の人が、
自分の職場で、
投資リスクの説明を受けたりするなんて、
DCが広まる以前は考えられないことでした。

自分で
預金や投資信託の中から
「金融商品を選んでね!」なんてことが、

つまり(良い・悪いは別として)、

投資が生活レベルにまで
浸透するような事態が、
日本においては本当に
初めて起こったのです・・。

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ただし、それからまだ
20年も経っていません。

パソコンのように、

今は・・・・・・、
投資は生活のツールであり、
ふつうに、ふつうの人が利用していますね。


とまでは、
ぜんぜん言えません・・(-_-;)


しかし(少しずつですが)
その【状態】に近づきつつあるのでは
ないでしょうか・・。

ですので、
今、投資に少し興味を持ち始めた
そこのあなた。

周りにはまだ、
投資について話し合える知り合いが
いないかもしれませんが、

5年後、10年後には
だいぶ違う景色になっているはずですから、
どうぞ安心してください・・。

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