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ファンド・オブ・ファンズ方式を悪用する、ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月決算型)を分析!


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

たまには具体的な投資信託を挙げて、
中身をテッテイ分析してみましょう。

今日はこちら!
ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月決算型)

(当該ファンドは9月13日現在、
日本でもっとも純資産額が大きな投資信託です!)


いつでも、どんなときも、
あなたが『投資信託』について知りたいと思ったら、
何を見ればよいですか?

ハイ、
【運用レポート(月報)】ですね。

ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月決算型)の月次レポート(8月末現在)はこちら


上記レポートの冒頭で、
当ファンドの『特色』が述べられています。

以下、引用)

主に世界の高配当公益株式に投資

公益企業は、電力・ガス・水道・電話・通信・
運輸・廃棄物処理・石油供給などの
日常生活に不可欠なサービスを提供しています。

そのため、一般的に景気の良し悪しに左右されにくく、
収益基盤が相対的に安定しています。

引用、終わり)


フム。なかなか分かりやすい・・。


続いて、
ファンドの【騰落率】を見てみましょう。

当ファンドは
2005年2月に運用をスタートさせています。

運用開始以来の騰落率は +93.03%。
(けっこうプラスになっています!)


taiiku_sakaagari.jpg


そして当ファンドは現在、
1万口あたり、
『毎月40円』分配金を出しています。


(そもそも)
『分配金の原資』とは?

「はい、ファンドが保有する
世界株式の配当や値上がり益です。」


ところで、
株式の配当や値上がり益って、
あらかじめ確定していますか?

「いいえ、確定していません・・。」


つまり??

つまり、

【不確実な】リターンを前提にして、
毎月【確定した】分配金を出している。


んー、日本語的にちょっとヘン(-_-;)


仮にファンドの価値の上昇分以上に、
『分配金』を出していくと?
基準価格』はじりじりと下がってしまいます。

当該ファンドの場合、

2013年9月16日の基準価格は?
5,158円でした。

2016年9月5日の基準価格は?
3,997円。

そして、
2019年9月13日の基準価格は
3,057円まで下がっています。

そう、シンプルに
『分配金』の出し過ぎなのです。




E7B6B1E5BC95E3818D.jpg


基準価格が2,000円台にまで下がってくれば、
運用会社さんは
【分配金】を引き下げてくるかもしれません。

(事実これまで、当該ファンドは
【分配金】が30円に下がったり、
50円に上がったりしてきました・・)


次に、当該ファンドの
リスク・リターン』の特性です。

景気の良し悪しに左右されにくく、
収益基盤が比較的安定している
高配当の公益株式に投資を行っているため、

下記「表」を見ても、


ピクテ リスク、リターン

画像元:請求目論見書(投資信託説明書)

(2014年3月~2019年2月までの数字。
いちばん左が当該ファンドのリスク・リターン特性)


先進国株式(市場平均)、
新興国株式(市場平均)などと比較して
リターンの数字は劣りますが、

リスク(価格変動の振れ幅)は
だいぶ小さくなっていますね。

(ここは当ファンドの『特色』と云ってよいでしょう)


わたしが問題にするのは「手数料の取り方」です。

投資信託にかかる最大のコストは
運用管理費用】ですが、

これは「けいぞくコスト」として
運用会社、販売会社、受託会社(信託銀行)の三社に
ファンドを持ち続ける限り、払い続けるもの。

当該ファンドは【運用管理費用】が
実質、最大年1.81%もかかってきます。
(消費税10%として提示。)


ところが、
驚くことなかれ、

仮に当該ファンドが素直に
世界の高配当公益株に
直接」投資を行っていれば、

【運用管理費用】は0.6%程度で済むのです。

「えっ!?」


わたしが倫理的に看過できないのは、

当該ファンドがわざわざ
けいぞく的にかかる【コスト】をかさ上げして、
自分たちの報酬を増やそうとする姿勢です。


たとえば、
600円の「鮭弁当」があるとして、


pixta_20902252_S.jpg


これはこれで美味しいのに、

意味のない、
かつほとんど見えない大根のお浸しを、
別のカップでほんの数ml付け足して、



pixta_20902252_S.jpg


「はい、高配当鮭弁当です!」
こちら1800円になります。

提示しているようなもの・・。


それくらい悪質であり、
その元凶が実は

ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月決算型)が『ファンド・オブ・ファンズ方式』を採用している点にあるのです。


the-power-of-no.jpg


ファンドの構造として、
直接、高配当公益株に投資を行うのではなく、


資産別の構成比だよ

画像元:月次レポート


上記の通り、

わざわざ
〇「グローバル・ユーティリティーズ・エクイティ・ファンド」という証券と、
そして、組入れ比率0.0%でまったく意味のない
〇「ショートタームMMF EUR」という証券を組み込んでいるわけです。


言い方を換えると?

実は
ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月決算型)そのものは「透明なフクロ」に過ぎません・・。

そして、フクロ代として
運用管理費用を1.21%請求するという、
(消費税10%として提示。)

大胆不敵なことを行っています。


つまり、あなたは、
〇「透明なフクロ代」と

〇「グローバル・ユーティリティーズ・エクイティ・ファンド」、
〇「ショートタームMMF EUR」という投資信託代というふうに、

二重に』けいぞくコストを支払うことになるのです。


それが、
最大年1.81%のコストの意味(消費税10%として提示。)


以下、ちゃんと月次レポートに記されています。

実質的な負担って?


上記のように、
運用管理費用(信託報酬)の数字が
2つ以上並んでいたら要注意です。

(「グローバル・ユーティリティーズ・エクイティ・ファンド」のみの運用管理費用は、
0.6%と書かれていますよね?)

そして、
実質的な負担】という言葉があれば、
間違いなくファンド・オブ・ファンズでしょう。

つまり、あなたは?
【けいぞくコストを二重に支払う人】になります。


繰り返しになりますが、
600円の「鮭弁当」があるとして、


pixta_20902252_S.jpg


意味のない大根のお浸しを、
別のカップでほんの数ml付け足して、


pixta_20902252_S.jpg


いや、
当該ファンドのほうは
「ショートタームMMF EUR」の
組入れ比率は0.0%であり、

「付け足しても・いない」わけで、


まったく容量もない
『ファンド・オブ・ファンズ』にしたいがための
見せかけのみで、

「はい、高配当鮭弁当、1800円になります!」
と言われているようなもの。


このような「だまし討ち」の商品が
純資産残高1位というのは
とても(とても)悲しい事実です・・。

追伸)

投信協会のこちらのデータ(8月末現在)によると、
ファンド・オブ・ファンズ方式の投資信託は
なんと2134本もあります(-_-;)




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| 投資信託をディープに理解する | 17:56 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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セゾン投信さんが、投資信託を次の世代にバトンタッチする図を載せていました


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

個別カウンセリングの中で、
「相続の話」が絡むことがあります。

以下、あくまで『一例』ですが・・。

〇 お父様が他界されたあと、
複数の投資信託を引き継ぐことになった。
そんな相談者さまがおられたとしましょう。

その方は・・・
ちょっと困った表情をされています。


困ったお顔


「自分が知らない投資信託ばかりで・・」
「特に毎月分配型ファンドが多くて・・」
「テーマが重なっていたり、国内株に偏重していたり。」


資産を遺してもらえるのは
とても有り難いことですが、
では「それらの投資信託」を一体どうすればよいのか?

自分が買ったものではなく、
引き継いだものなので
むげに解約することも憚られ、
先ほどの『困った表情』になるわけです。


・・どうしてこのようなことが起こるのでしょう?


単刀直入に言えば、

投資信託を選んだご本人が
相続のことまで考慮されず、
ご自身の嗜好で
ファンドを購入されたためと思われます。


お父様)

近視眼的に、
雰囲気で投資信託を選んでしまった。


娘さん)

どうせなら、長く持ち続けられる、
オーソドックスで分散に留意した
投資信託を遺して欲しかった。


これを世の中では
『ミスマッチ』と云います。


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わたし自身、
投資信託をはじめて買ってから
20年超になりますが、

「自分のために、ファンドを買う。」
という思考から、
なかなか抜け切れません。

あっ、
「わたしのために買う。」が、
決して悪いわけではないのですよ。

でも、
投資信託には
もっと深遠な可能性』が秘められていて・・。


ほんらい投資信託は、
人の寿命を超えて長生きする
ポテンシャルを有しているのです。


実際、欧米では100年超の運用年数を誇る
ファンドが存在しています。

日本でも将来的に
そのような投資信託が
出現し得るのではないでしょうか。


20150803124641a0a_201709121001392de.png


「あなたの資産運用」という思考の、
一歩その先に、

たとえば、
今保有するファンドが
あなただけの持ち物ではなく、
次の世代に引き継げる「資産」でもある。


という『発想』を持てば、
新たなワクワクが訪れるかもしれませんよ。


実は今日、
わたしがこの記事を書けているのは
セゾン投信さんのおかげですw

セゾン投信のサイト、
100年時代の歩き方』という
新コンテンツの中に、


100年時代の歩き方


世代を超えた超長期投資」という
タイトル記事がありました。


同ページに、
こんな素敵な画像があります。
(引用させていただきます)


世代を超えた


スゴイですね・・。

わたしはこの図を見て、
一片の文章が浮かんだのです。

★ あなたは20代から
コツコツつみたて投資を続けてきて、
それなりの資産を築き、

老後の生活の中で、
半分超のファンドを解約して
有意義に使っていきました。


その後、あなたの息子さんが
あなたのファンドを引き継いで(相続)、

「母さんはこんな投資信託を
ずっと持っていたのだ!」と
息子さんなりに感嘆して、

なんと、それから息子さんは
引き継いだファンドの「つみたて」を
自分自身で始めて、
また運用資産を増やしていかれたのです・・。



こんなストーリーがこれから先、
日本のあちこちで起こっても
ぜんぜん不思議ではありません!

また、「世代を超えた超長期投資」のページでは
こんな文章が記されています。

以下、引用)

相続された方は、今まで運用されてきた
投資信託をそのまま受け継ぎ、
長期間運用することができます。

一から資産形成を始めるより、
より大きな成果を生み出すことができると
考えられます。

引用、終わり)


はい、これこそ
投資信託が秘めている
深遠な可能性』なのです。


以下、私見ですが・・、

若い世代の相談者さまとお話ししていますと、
正直、「不動産」という資産の引き継ぎは
望んでおられない方が
増えているように思います。



baby_haakuhansya.png


冒頭の娘さんの独白を
思い出してみてください。

娘さん)

どうせなら、長く持ち続けられる、
オーソドックスで分散に留意した
投資信託を遺して欲しかった。


これって本心なのでは?


もしあなたが70歳超でいらっしゃるなら、

今保有する投資信託が、
あなたの老後を支える道具であると同時に、

次世代に引き継ぐ道具にもなり得ると
自覚してみましょう・・。



そして実務的には
「遺言書」で
次のようにはっきりと記してもよいのです。

・・この投資信託は、
君の世代、そして孫のことも考えて、
「長く持って欲しい」という思いで遺します。

この種の資産は持ち続けることで
効用が増すので、
売るのは最後の(最後の)手段とするように・・。

願わくば、君自身でもこの投資信託を
月5000円でもいいから積み立てていってもらいたい・・。



また、視点を変えてみますと、
世代を超えた超長期投資」のようなコンテンツを
投信の運用会社が載せるというのは、
かなり『勇気』の要ることだと思います。

なぜなら、
「世代を超えた資産運用を、
同じ投資信託でずっとサポートしていきますよ!」
と謳うことに他ならないわけですから・・。


あるいは運用会社が、
投資信託の「相続」に関する情報を
以下のように掲げることも、


セゾン 相続手続き

(同じく、「世代を超えた超長期投資」より)


世代を跨いだ投資を支援するという
明確なコミットメントであり、
わたしは大いに評価すべきと思います。


ここまで書いてきて、
水瀬ケンイチさんの言葉を思い出しました。

投信事業は、
個人投資家の人生をも左右する、
言わば「人生のインフラ事業」です。


まさに、その通り・・。

他にも、
セゾン投信の新コンテンツには
盛りだくさんの情報が記載されていますよ。

セゾン投信【100年時代の歩き方】
老後に向けて
資産寿命の延ばし方


あ




| 投資信託をディープに理解する | 12:18 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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投資信託の功績は、ミドルリスク・ミドルリターン型の普段着の資産運用を可能にしたこと


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

もう8年前の話になります・・。

わたしはアメリカのサンディエゴに出向き、
米国のファイナンシャルプランナーの会合
「FPA Coference 2011」に参加していました。

そこでは金融業界のさまざまな会社が
「ブース」を出していたのですが、

わたしは(名前を聞いたことがない)
ある投信会社のブースの前で立ち止まりました。

ちょうど、
年配の女性が手持ち無沙汰で立っていたので、

(その人は
森光子さんをグレイヘアにしたような女性でした!)

わたしはその方としばらく立ち話をしました。


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話の流れの中で、
わたしは次のようなことを尋ねたのです。

 「日本では
インデックス・ファンドがまだまだマイナーなのです。

マイナーといっても、
まだまだ「マニア」の中で広がっている
とても特殊な投資スタイル というイメージなのです。」



わたしがそういうと、
森光子風の、その方は、

かつてアメリカでもそうでしたよ。
と優しく答えてくれました。

○ 「50年前を振り返ってごらんなさい。
当時は投資といえば【個別株】で、
だれが【投資信託】なんてやるの?という風潮でした。

それが今では
【投資信託】はすっかりふつうのツールになりましたね。」



また、このようにも言われました。

〇 「20年前を振り返ってごらんなさい。

当時は、投資信託といえば【アクティブ・ファンド】で、
だれが【インデックス・ファンド】なんてやるの?
という風潮でしたよ。

時は流れ、物事の主流は変わっていくものです。」


受講するセッションの時間となったため、
わたしはその方と握手をしてお別れしたのですが、

奇妙なことに、わたしの夢の中には、
いまでもその森光子風の女性がときどき出てくるのです。



ThankYou_02.jpg


「お金を増やしたい」という気持ちは
時代を問わず、場所を問わず、普遍的です。

たとえば今から200年前でも、
「あー、お金増やしたいなあ・・」と願う人は
たくさんいたはずですが、

いかんせん、その手段が限られていました。


たとえば、です。

【投資信託】が生まれる前は、
投資は(文字通り)
金持ちの人たちだけが行える、ぜいたくな行為だったのです。

【投資信託】が登場したことで、
ちょっとしたお金を持つ市民にも、
投資の道が切り開かれました。


また【投資信託】が生まれる前は、
投資とは文字通り、

超ハイリスク・超ハイリターン型の
「壮大なギャンブル」でした。


mutualfunds-edit.jpg


世の中に【投資信託】が登場したことで、
ミドルリスク・ミドルリターン型の、

なんと言いますか、
日常生活に則った、
【普段着の資産運用】が可能になったのです。



ビフォー 投資信託 と、
アフター 投資信託 の「違い」はあまりにも大きく、

【投資信託】という道具があることに
「すごいなあー」という感嘆を隠し切れません。



(そして、ずっと時代は下って・・)

【インデックスファンド】の登場は
投資信託を用いた投資のやり方に、
ふたつ目の選択肢を与えた】という点で、
特筆すべきなのでしょう・・。

何しろ、50年前までは
すべての投資は「アクティブ」だったのですから。



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| 投資信託をディープに理解する | 10:17 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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投資信託、入り口での優遇は整いつつあるが、出口(相続)での優遇はさっぱり・・


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

誤解を恐れずに言います。

国民にどのようなカタチで資産を持って欲しいのかは、
インセンティブを与えることで
国がある程度コントロールできるはずです。

正直、省庁の方々には
細かい話の云々より
グランドデザイン」を描いてもらいたいと思います。

いや、失礼・・。
「グランドデザイン」は
もう描き始めているわけで・・。


publicdomainq-0006065kqv.jpg


具体的には、
iDeCoやつみたてNISAといった
「税制優遇口座」です。

お金を育てる入り口において、

「どうせやるなら、
こちらのほうが有利ですよ」と
国が公に宣言しているわけです。


これ、立派なインセンティブ。


では、出口の部分はどうでしょう?

90歳とか95歳になって、
次世代に資産を引き継ぐことを
考えるとき、

「ぜひとも投資信託というカタチにしよう!」
というインセンティブは、
働きますか?


NO、ですね。


なぜなら、
投資信託も、株式も債券も、

基本、相続税を計算する際に用いられる
「評価額」が、
【時価・評価】になってしまうためです。

要は「そのままの金額」です)


seminar1.jpg


・・ところで。

どうして日本では『不動産』が
こんなにポピュラーなのでしょう?

それは、出口(= 相続)において
他の資産よりも
「評価のされ方」が優遇されているためです。



たとえば「土地」なら
時価(取引価格)ではなく、
基本、路線価という物差しで
「評価額」が決められます。

(「路線価」は実勢取引価格より
低いケースがけっこうあります)。


あるいは、
被相続人が自宅としていた不動産は、
(相続後、売却するにしても)
3000万円の特別控除が使えるケースがあります。

(ものすごく大きな優遇です)

あるいは建物はどうでしょう。


建物は「固定資産税評価額」が
相続税を計算する際に用いられる
「評価額」となります(自宅の場合)。

また、他人に貸している建物(賃貸物件)は、

固定資産税評価額 ×(1-借家権割合(通常30%))で、
「評価額」が自用建物の7割程度になります。

(もちろん、賃貸物件に供する
土地の「評価額」も下がります・・)

leader.jpg

えっ、どうして「不動産」の評価法だけ、
こんなに優遇されているの?


まあ、貸家の例でいえば、
かつては「住宅供給」が絶対的に不足しており、

上記のようなインセンティブを与えることで、
良好な住環境の整備を
(国が)推し進めたかったからでしょう。

が、それって?
かつて」の話ですよね・・。

か・つ・て。


今は?
不動産が余っています・・。


誤解を恐れずに言えば、
もはや「不動産」における
数々の税制優遇は、
完全に『既得利権』と化しているのです。


冒頭、
国民にどのようなカタチで資産を持って欲しいのかは、
インセンティブを与えることで
国がある程度コントロールできると述べました。

これから必要なのは、

【不動産系】と、
【有価証券系】の
出口(相続)における「評価のされ方」の違いを
解消すること。



国民の財産をリスク分散させ、
かつ、その資産価値の長期的な成長を通じて、
国富の増大を目指すなら、

逆に、

投資信託など有価証券の
相続税を計算する際に用いる「評価額」を、
思い切って引き下げるべきではないでしょうか?



このような意思表示こそ、
国の「グランドデザイン」を示すことですし、
リスク資産(有価証券)の保有促進につながるはず。

今の状況を放置すると、
国民の資産の持ち方が歪んだままで、
ポートフォリオという概念など
永遠に普及しないのでは?と心配になってしまいます。。


追伸) そういえば、
保険業界も「政治力」に長けていますね。
死亡保険金の【非課税枠】は長らく死守されていますから。

あ




| 投資信託をディープに理解する | 18:28 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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ドライヤーを買う感覚で、投資信託を購入してはダメです


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

別に「片付けの本」ではないのですが、

(これまで)相談者さまに解約し、
整理していただいた投資信託の本数は、
のべ5000本以上」にはなると思います。

以下、ちょっとした計算式です・・。

およそ1,800名の相談者さま。
このうち約半数の900名の
相談案件の中に、
投資信託の見直しが含まれるとすると・・。

それらの皆さんが
特定口座、確定拠出年金などで
仮に平均「7本」の投資信託を保有されていたら、
それだけでのべ6300本です!


現実問題として
実に多くの人が、
必要以上にたくさんのファンドを
抱え込んでしまっています。

そこに壮大な
無理、むら、ムダ』が存在するわけです。

これが↑日本の投信業界の
「不都合な真実」。

(もちろん「無理・むら、ムダ」の
システムを作り上げてきたのは、
投資信託業界側なのですが・・)


現に6,000本以上の投資信託が
日本に存在してしまっており、

同じような投資対象のファンドが
意味もなく何十本も並んでいたりします。

1本あたりの平均・純資産額が
何十億円ベースでしかないため、

1つ1つのファンドの『生産・維持コスト』が
高止まりし、非効率極まりない状態なのです。

(そして、それらの中からいかに、
10年、20年後も『元気に活躍している投資信託』を見つけ出すのか?)



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ところで、俗に「心・技・体」と言いますね。

そのうちの
『心・技』を挙げますと、

実に多くの人が
心(感情・気持ち)
投資信託を選んでしまい、

技(スキル)を持って
ファンドを選択していない姿が
浮かび上がってきます・・。

結果、
商品提供側も成長しようとしない・・。


投資信託という商品は
「なんとなく」購入するのではなく、

この「商品」を
どのような価値基準によって選ぶのかという
ルール付け】こそ重要なのです。

たとえば、一例ですが、
多くの人が『今の』感覚で
投資信託を選んでしまっています。



ココ、誤解がないようにしたいのですが、

生活習慣として
『今の』感覚で商品を選ぶのは、
フツーは正しいことです、ハイ。

ヨドバシカメラで
ドライヤーを買った。

今日、シャワーを浴びた後に使うと、
@あっという間に髪が乾くよ!


hair_dryer_woman.png


すぐに「効用」が得られるのが
確実なので、
『今の』感覚で買ってよいわけです。

ですよね?)


ところが、投資信託は違います。


そもそもファンドは
実にたくさんの銘柄を
同時に保有していますから、

明日、来週に
劇的な変化がある(→すぐにお金が儲かる)
たぐいの商品ではありません。


今、その商品が良さそうか」という感覚で
選んでも(正直、)意味がないわけです。

これが『短期の視野』で
投資信託を選んでいる典型・・。


投資信託の効き目は?
ずっと将来になってはじめて発生します。

かつ、その効用の大きさは
『不確定』なのですから、

今の感覚はできるだけ信じずに?
『長期の視野』に任せ、
自身は静観を決め込んでおくほうが良いわけです。


実はこの感覚こそ↑
一消費者として最も持ちにくいもの・・。


senro.png


それはそうですね、
今、きらびやかファンドより、

(今は地味でも)これから先、
10年とか15年後に光り輝くようなファンドを
買いなさい!と言われているようなものですから。


さて、感情・気持ちのところでもうひとつ。

「あのファンドが良さそう」
「あの投資信託ならうまく運用してくれそう」と、
他力本願的に思わないことも重要です。

投資信託そのものは
「素材」に過ぎません。


投資信託のリターンを作っているのは
半分は投資信託の作り手ですが、
もう半分は「あなた」
= ファンドの買い手です。



ファンドのほうで、
無責任な売り買いを
頻繁にしていないかチェックすることは重要ですが、

ファンドのほうが長期志向であっても、
『ファンド保有者』が
頻繁に売り買いをするような
短期志向であれば、

結局そのファンドは
一貫性のない運用状況に陥ってしまいます・・。

数字だけでは見えてこない、
投資信託の「定性評価」ですね。


〇 こちらの記事もご参考に!

その投資信託、どんな人が買っているか、想像したことがありますか?】

ファンド保有者↑の質こそが、
数字だけでは読み取れない
投資信託の『定性情報』なのです。

そして、そのファンド保有者の「質」を
読み解くカギが、
ファンドの純資産総額の推移!

〇 こちらの記事もご参考に!(愚者小路さん)

投資信託のチャート画面の見方を知れば優良ファンド/危険ファンドが即わかる!






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投資信託、インデックスファンド、そしてETF、どう繋がっているの?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

「思い、思われ、ふり、ふられ・・。」

どんな対象であれ、
自分にピッタリ合う「商品」に出会うのは
なかなか難しいものです。

運もありますが、
事前の勉強、情報収集も
大切なのかもしれません。

たとえば六月に入って
投資信託」という言葉をはじめて知ったあなた。

おめでとうございます!
方向性は間違っていません・・。



昔から、

投資信託は大金を持っていなくても
「分散投資」ができるツールであり、
庶民の味方の金融商品でした。

投資信託には
プロの「銘柄発掘人」がいます。

この人たちに任せておけば、

「よい株式を、
うまく売り買いして、
それなりの成績を残してくれる。」


あなたは少ない元手でも、
コツコツ投資信託を
買い足していけばよかったわけです。


ところが40数年前、
別のタイプの投資信託が登場しまして、
業界内はちょっとしたパニックになりました。

その投資信託は
「銘柄の発掘」という仕事を
放棄してしまい(!)、

単に「市場全体」を
再現することに努めます・・と
言い出してしまったのです。

(結果、株式市場の平均と
同じような値動きになるだけ。)


これを、
投資信託の中でも
インデックスファンド」と呼んでいます。


14k.jpg


さあ、ここからが
アイロニー(皮肉)です。

銘柄を探さず、
上手に売り買いしようともしない、

ただ「市場全体を持ち続ける」タイプの
投資信託が登場してはじめて、

・・・・

プロの「銘柄発掘人」がいて、

「よい株式を、うまく売り買いし、
それなりの成績を残そうとする」タイプの
投資信託を、

改めて『定義づけ』する必要が
出てきたのです。



ヘンな話ですが、
1976年に「インデックスファンド」なるものが
登場してはじめて、

プロの「銘柄発掘人」が
「よい株式をうまく売り買いし、
それなりの成績を残そうとする」タイプの
投資信託を、

「アクティブファンド」と呼ぶようになったのです。



ということで、

あなたがこれから
投資信託の勉強をする中で、
押さえておくべきポイントが2つあります。

1.40数年前までは、
すべての投資信託は
「アクティブファンド」だったという事実。


2.現在、投資信託には
「ふたつのタイプ」があって、

それは「アクティブファンド」と
「インデックスファンド」であるという事実。

(わたしはインデックスファンドのほうをよりお勧めしますが・・)



あっ、それからもうひとつ。

今後、勉強を続けていくと
ETFという商品名に出くわすかもしれません。

ETFとは「インデックスファンド」が
株式市場に上場した金融商品のこと。


(※ ETFは基本、アクティブファンドではありません)

ETFはもちろん、
投資信託に比べると
新しい部類の金融商品になります。


投資信託 

最初「アクティブファンド」だけ。

↓  ↓
  「インデックスファンド」が生まれる。

↓  ↓  ↓
     「ETF」が生まれる。

という『順番』です。



ではどうして、
ETFは登場したのでしょう。

(インデックスファンドが
上場しただけのモノなのに。)

答えはカンタンで、
そのほうがより「便利」だったからです。


ETF_20150209190703be3.jpg


インデックスファンドは
1日に一度しか「値段」が付きませんが、

ETFなら、
(中身はインデックスファンドと同じですが)

株式市場に上場しているため、
市場が開いている間、

たとえば任天堂の株と同じように
随時「株価」(=ETFの価格)が変動して、
その間売買もできるわけです。


とくに大きなお金を動かす
プロの投資家にとっては、
この「機動性」がETFの大きな魅力となりました。

で、さらに、です。

たとえETFの価格が変動しても、
ETF内部の理論価格から「かい離」しない
特別なしくみを持つため、

それがまた、多くの投資家の
信頼を勝ち取ることとなったのです。

あるいは、
ETFは投資信託と比べると、
販売会社を通す必要がないため、
けいぞくコストを低く抑えることが出来ます。

では、
今月投資信託のことを知ったあなたに
ETFをお勧めするかというと、
答えは「ノー」です。



ETFはクルマにたとえると、
オートマチック車ではなく
ミッション車」なのです。


ミッション


手動で、
自らギアチェンジを行い、
自分が主体となってクルマ(投資)を動かしていく。


そんなイメージです・・。

(※ 翻ってインデックスファンドも、
アクティブファンドもオートマチック車。)


ETFは基本、自分で「価格」を見て
成行か、指値かを選び、
自分で「買い注文」を出す必要があります。

口数単位での売買なので、

金額ベースで
「いくら売りたいか・買いたいか」を
いちいち計算する必要もあります。

(※ ETFが好きな人は、
このような面倒さ、手続きまで踏まえて
「好き」と思えるタイプの人なのです)



また、買う時に「売買手数料」がかかるため、
この点、通常のインデックスファンドと比べると
デメリットといえるでしょう。

(インデックスファンドなら
購入時手数料ゼロで
金額ベースの、自動つみたてが可能です)


ということは・・・?


今月、投資信託と出会われたあなたにとって、

3.ETFは多少マニアックな人のための
道具で、基本考慮する必要はありません。



鳥


いろいろとお話ししましたが、
この記事のタイトルのように、

「投資信託、インデックスファンド、ETF」
単純に名称を並べて比べるのは良くありませんね。


上記の中では投資信託こそが
もっとも間口が広い、
投資の「一やり方」の概念そのものとなります。

(ETFも、投資信託という概念の内に入るのです。)

ですから、
「投資信託」という方向性で行こうと
思われている時点で、

繰り返しになりますが、
あなたは間違ってはいないのです!

あ



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