カン・チュンドのインデックス投資のゴマはこう開け!

運用の女神からの意外な贈り物、それがインデックス投資です。

お金 = 価値を生み出すための道具です


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

もう6年以上前のお話です。
とある製薬会社さんの労働組合にお招きいただき、
「あなたの預貯金、眠っていませんか?」と題した
セミナーを行いました。

このセミナーの内容は、
「さあ、資産運用を行ってまいりましょう!」
というポイントにたどり着くまでのお話だったのですが、

―したがって、セミナーの項目も、

・最初の質問「ヨイショ10」
・あこがれの 貯蓄生活!
・お金の種類 をふたつに分けましょう
・あなたがお金を旅立たせる3つの理由

のような、
「はじめの第一歩」といえる概念的なお話でした。―

最初の質問「ヨイショ10」の10番目に、
次のような質問を用意しました。

「あなたにとって、お金とは何ですか?」

この質問を投げかけたとき、
わたしは壇上から客席に降りて行って
ある女性の方にマイクを向けました。

すると、その方は(シンプルに)
ごはん、です
と答えられたのです。

一同大爆笑…。

「あなたにとって、お金とは何ですか?」
 「ごはんです。」

フム。
なんともユニークな回答ですが、
これはよくよく考えてみると、
とても「深いお答え」です。

原始、石や木片で出来たお金は
文字通り【概念】でした。

離れた場所で、物々交換ばかりしていると、
時間とコストがとてつもなくかかってくるので、

モノの価値を媒介する、
「モノの代わりとなり、それだけの価値のあるモノ」
として、
お金 = 貨幣 が登場したわけです。

最初、お金は文字通り
「ごはん」(食べ物)の代わりだったのです。

それ以降、歴史のほとんどの時間において、
お金の役割は
「モノ・サービスの価値を媒介する道具」でした。

この「モノ・サービスの価値を媒介する道具」の特徴は、
【保存】が効くことです。

したがって世渡りに長けた者たちは、
「モノ・サービスの価値を媒介する道具」
= お金 を貯め始めます。

やがて、お金を貯めた者は、
集落の中で力を発揮し始めました。
(お金を貯めた者にはそれだけ大きな
「購買力」があったためです)

さて、時代は下っても、お金は
「モノ・サービスの価値を媒介する道具」
という概念をはみ出ることはありませんでした。

人はこの冬を越すために、
あるいは1年後、2年後の安心のために、
お金を【貯める】という行為を続けますが、

しかし、それはミツバチやクマやチンパンジーも
概念としては知っていました。

わたしは、
人が本当に人となりえたのは、

お金というツールを、
【モノやサービスの価値を生み出す道具】として
利用し始めたときからだと思っています。

すなわち、投資の誕生 です。

人はようやくこのときから、
「お金」という道具を、
ただ「モノ・サービスを媒介する道具」としてではなく、

【モノやサービスの価値を生み出す触媒】として
利用し始めたのです。

具体例を挙げるなら、
お金という道具を用いて、
より収穫高が多い「植物の種」を
買い求めることがそうでしょう。

あるいは、異民族の侵入に備えて、
東西南北に城壁を築くこともそうです。

またあるいは、人口が増えてきたために
家畜としてのヤギを50頭買い増しする行為もそうでしょう。

◆ 投資とは、
未来のためにお金を利用する行為なのです。

おそらくお金を
【モノやサービスを生み出す触媒】として捉えていた当初、

投資とは、
誰かひとりのための行為ではなく、
集団の利益を求めた行為であり、

そして、その効用を期待する時期は、
この冬、
あるいは1年、2年後ではなく、

もっと長い、向こう5年、10年、
あるいは、
【次の世代が大人になった時のために行う行為】
というイメージだったのではないでしょうか。

(実は上記こそが、投資のほんらいの姿!)

私たちの祖先は、
不確かな未来に向けて、
何度も投資という【行動】を取ってきました。

このようなチャレンジ精神があったからこそ、
私たちの社会はこれほどまで豊かになったのです。

人類が誕生した日を1月1日とすると、
私たちがお金という道具に「投資」という役割を付与したのは、
12月28日頃のことでしょう。

そうです、私たちはまだ、
お金の【新たな役割】を発見したばかりなのです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

したがって、私たちは
【投資という行為が秘めている可能性】について
まだ十分知っているとはいえません。

価値を生み出す投資という意味は、
まだまだ発展途上なのです。

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お金の根っこを明らかにする


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

昨日は暖かかったですね。
わたしは東京証券取引所主催の
「証券会社営業員向けETFセミナー」講師を
務めさせていただくため、広島に出張していました。

飛行機ではなく新幹線を選んだのですが、
その理由は、
1.本がゆったり読めること
2.時間が正確であること
3.人間ウォッチングができること です。

特に3.は重要です。
新幹線は途中、いくつもの駅で止まるため、
そこで人が降り、人が乗ってきて
その地の情報を運んできてくれます。

たとえば、往きのイメージでいいますと、
わたしが乗っている車両で何人の人が乗り降りするか
数えてみました。

(「新大阪」で乗降する人がいちばん多かったです。
次の「新神戸」で乗ってきた人はたったのひとり。
また意外にも?岡山で降りる人が多かったです..。
乗降客の男女別は、男性が8割以上。)

あるいは、帰りの電車ではこんなことがありました。
夜の8時を回っているのに
「京都」で大勢の人が乗ってくるではありませんか。

「これはいったい何なんだ?」と驚いたわたし。
もうひとりの自分が冷静に言います。
「紅葉に決まってるでしょ」

この時間に上りの新幹線に乗るということは、
おそらく首都圏から「日帰り」で京都に来ているということ。

昨今の景気を反映して、
日帰りにせざるを得ないが、
それでもやっぱり京都の【紅葉】は見ておきたい・・。
そういう気持ちですね。

(土曜、日曜の朝、下りの「のぞみ」に乗ると、
京都のガイドブックをぱらぱらめくっている人が、
ひとつの車両で最低3,4人はいますから・・)

東京の人が京都に魅せられるように、
上海の人は蘇州に通います。
(東京から京都に向かうより、
上海から蘇州に行くほうが近いのです)

そして、アメリカ人は
過去の時間を求めてヨーロッパを旅します。

いずれも「自分のルーツ」を求めてその地に赴く行為です。
いや、ルーツというと大げさになりますか。

「ほんらいの場所」に行き、
「ほんらいの自分」を確認するのです。
それは、ほんらい的に「気持ちが休まる」行為ですから。

(京都の庭園を眺めていると、
時間とか世間とかが抜け落ちて、
自分の「こころの中」だけが
映し出されるような気持ちになります)

日本でも中国でもチリでも同じだと思いますが、
経済発展を成し遂げるということは、
「新たな場所」を追い、発掘し、
それを押し広げることです。

それは、
「ほんらいの場所」に帰ることとは
「逆」の行為になってしまいます。

したがって(逆説的ですが)
経済が発展すればするほど、
「ほんらいの場所」である
京都や蘇州のような【地の価値】は増していくのです。

翻って、
お金のこと、投資のことってどうなのでしょうか。

お金を殖やすことは、
経済発展と密接に関係しています。
つまり、資産運用とは、
「新たな場所」を追い求めることです。

しかし、
その根元のところで、
お金の意味とか、お金が人にどんな影響を与え、
何ができるのかと考えていくと、

人が「ほんらいの場所」に行き、
人が「ほんらいの自分」を確認するために、
お金が貢献できることってないのかな、と
考えてしまいます。

京都のお庭を見たときに
「心が安らぐ」ように、

お金の根源的な意味を捉えることで
「気持ちが休まる」ということは
あり得ないのでしょうか。

ちょっと支離滅裂なことを言っているかもしれませんが、
最近、そんなことを考えています。
そして、そういう類の本を書いてみたいと思っています。
【お金の根っこを明らかにする本】です。


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お金に対するアンビバレントな感情の正体とは?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

実は、わたしは学生の頃、
「図書館司書」になりたかったのです。

それがなんの因果か、
20代は不動産の仕事に携わり、
30代以降は、資産運用の仕事をしています。

19、20歳のころは、
不動産とか株に手を染めている人は
「人間のクズ」だと思っていました。
(まあ、なんと極端な…)

「自分は絶対あんなことをしてまで
お金儲けはしたくない」と思っていたのです。

(物事を知らない無垢な若者は、↑
物事を単純化して、自身をヒーローにしたがるものです)

図書という、
保守的で文化の薫りただよう仕事をしていると、
【金融】に携わる仕事は、
どんなふうに映るのでしょうか。

やはり、自分とは違う世界のことで、
でも、どこか「羨ましく」、
かつどこか「侮る」気持ちも湧いてしまうのでしょうか。

人が「本」と付き合ってきた年数に比べて、
「金融」との付き合いはとても短いものです。

そこに、「羨ましさ」「妬ましさ」という、
アンビバレントな感情が湧いてしまうのは
ある意味、仕方がないことだと思います。

(話題は変わりますが)
わたしは自分のことを
「移民の子孫」だと思っています(在日コリアン三世)

(したがって「ゴッドファーザーパート2」の
最初の15分を観ると、いつもうるうるきてしまいます。)

だいたい自分の国でご飯が食べられないから
(わたしのおじいちゃんは)海を渡ってきたわけで、
わたしの遠い祖先は
貧しい小作農だったに違いありません。

皆さんはどうですか?
四代、五代前は、みんなどこかの村で
農民をやっていたのではないでしょうか。

◆ 私たちはもともと皆「貧しかったのです」

長期の時間スパンの中で考えると、
明日のご飯のことを気にしなくてよくなったのは、
つい「最近のこと」です。

したがって、私たちはお金というものに、
お金を持つということに、【まだ慣れていない】のです。

(なのでお金を警戒する、あるいはお金に怯える、
あるいはお金との接触を避けるという反応が出てしまう…)

急に成り上がり、
大金持ちになった人に対して抱く
「羨ましく、かつ侮る」ような気持ちは、
私たちが貧しかったころのDNA的反応なのです。

【資産】というものがもっと身近になれば、
―これは、より多くの人が豊かになり、
かつそれなりの時間が経過すれば、という意味ですがー

私たちはお金に対して、もっと
「落ち着いた対応」ができるようになるでしょう。

今、ウクライナの起業家が1億ドルを手にして、
それを【有効に使い切る】のは至難の技です。

イタリアあたりの貴族の末裔ですら、
1億ドルを【意味のあることに使う】のは、
とても難しいことです。

私たちはまだ、
お金というものの可能性について
十分理解していませんし、
それは学問的にいうなら、
まだ開拓され始めたばかりの分野なのです。

◆ 参照記事
お金持ちになった後のことを、考えてみてください

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私たちが気付かないうちにやっているお金に対する「ひとり芝居」


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

お金にはほんらい色も意思もありません。
お金とは無味乾燥なただの「紙切れ」です。

ところが、人は「感情の生き物」であるため、
お金に対してさまざまな「感情」を抱いてしまいます。
その跳ね返りとして(つまり、その結果して)

私たちは「お金という虚像(イメージ)」を作り上げ、
その、自ら作り上げたイメージに縛られる形で、
お金に対してさまざまな【反応】を示してしまうのです。

心理セラピストのオリビア・メラン氏は、
「お金の付き合い方」において
人には5つのタイプが存在するといいます。

1.貯め込み型

読んで字の如く。
「心配性。買いたいものも我慢して
とにかくお金を貯める」

一銭でも多くのお金を身近に置いておかないと
気がすまない。
極限まで切り詰め、
それが目的化してしまうこともしばしば。

まさに、
「何が楽しくて生きてるの?」という状態になってしまう。
(こういう方は投資には踏み出せないケースが多い)

2.浪費型

1.と対極にあります。
「まあ、何とかなるさ・・」 刹那的、その日暮らし的。

「ぱーっといっておこうぜ」
自分、家族、友人のためにも
気前よくお金を使う。

いや、気前よくお金を使う自分が好きなのだ。
(要は、お金を通じて
自分を大きく見せたいという気持ちの表れです)

「お金は使ってやるために存在するのさ」と、
お金を掌握しているつもりでいるが、
実はお金にコントロールされているタイプです。

(もちろん
生活そのものはやっていけないため、
恒常的に「お金を借りる」ことになってしまいます)

3.清貧型

「お金とは、汚いものなのです」

高い倫理を持ち、道徳観念が強く、
お金から極力距離を置こうとしている。
(でも、人生の楽しみそのものを否定しているわけではない)

「お金持ちの人は、悪いことをしてお金を貯めた人なのよ」
というイメージを持っているため、
お金を持ってしまうことに後ろめたさを感じている。

(いいえ、↑お金は持ってもよいのですよ。
大切なことは、そのお金をどう使うのかということですから)

4.逃避型

「あー、わたしはお金のことわかんないから」

数字に対してアレルギーがある。
お金のことは不得手という思い込みが強い。
お金のことを放っておくタイプであり、
自ら思慮、判断することを避ける。

(このような方は、何かきっかけがあれば、
お金と対峙することができるようになります。
所詮、お金は人が作り出した道具ですから・・)

5.お金指向型

「あのさ、結局世の中、金。金なわけよ」

お金のために働き、お金を殖やすことに熱中し、
財テクについていろいろ知っている自分に満足する。

(「わたしとお金、どっちが大事なの?」と
配偶者に問い詰められるタイプです)

お金との距離が近すぎる。
このような方が投資で成功するとは限りません。
(いいえ、はっきり言ってしまうと失敗するケースが多いです)

なぜなら、
人とお金の関係が近すぎるからです。

わたしは中学校までは貯め込み型。
20代は浪費型、でした。

今は「お金」とほどよい距離が取れていると思っています。
でも、お金のことがようやく分かるようになったなんて
口が裂けても言えません。

なぜなら、1億円を保有したときに
自分の中でどのような発露があるのか、
まったく見当がつかないですから・・。


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お金はあなたの「子供」です


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

いやはや、最近めっきり
お酒に弱くなってしまいました。

先日、某信託銀行に勤めるN氏と
神楽坂に飲みに行ったときのこと。

わたし、お店の人に説教していたそうです。
(恥ずかしい話です・・)

要約すると以下のようなことをベラベラと・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(まずは偉そうに・・)
えーワタシは、お金のプロフェッショナルです。

こういうといつも
「カンさんは、お金をたくさん持っているのですね」
と言われるのですが、

お金のプロであることと
お金をたくさん持っていることは、
ぜんぜん別のことです(笑う)

わたしが言いたいのは
「ワタシは お金の扱い方を知っていますよ」
ということです。

例えばですね、同じ「10万円のお金」でも
大将にとってはまったく性格の違う
「10万円」であったりするわけです。

来月、
お店の仕入れに使うことが決まっている「10万円」と、
当分使う予定のないポケットマネーの「10万円」は
ぜんぜん違いますよね。
 
われわれ人間がみな違うように、
お金もみな違う・・、
それぞれ【個性】があるんです。

違ったお金には、
違った「接し方」をしてあげないとダメですよね。

お金はただ単純に、
そこにあるのではないーのです(酔った言い方・・)

ボクは、お金と真剣に向き合うことで、
お金の個性というか、
「お金の素顔」が見えてくると思うんです。

えー、いちばんわかりやすい喩えは、
お金を大将の「子供」だと思えばいいんです。

親と子供では当然、親の方が偉いですよね。
主導権を握っているのは、あくまで親です。

それはなぜかというと、
親は子供に対して「責任」があるからです。

で、こっからが大事なんですが、
いくら「子供」がかわいいからといって、

自分の手元にですね、
安心ができるように置いておく
(閉じこめておく)ことが、
はたして子供(お金)のためになるのか? ということ。

親なら誰でも考えますよね・・。

そうなんです、親の立場で、
お金(子供)にとってベストな「行く末」を
案じてあげるべきなんです!

例えば、10年以上置いておけるお金を、
ただ安全に自分の手元に置いておく。
(これって、郵便貯金とか、銀行預金のことですよ)

そんなことをすると、
大将は自分の子供(お金)の可能性を、
台無しにするかも、なんです。

あのですねー、子供は子供で、
外の世界で自分がどれくらい必要とされているのか、
どれくらいやっていけるのか、
試してみたいと思っているんですよ。

その気持ちを察して、
うまくコントロールしてあげるのが、
親の役目でしょうが・・。
(注 だいぶ酔っています)

当然、
いつもうまくいくとは限りません、ハイ。
つらい思いもするでしょう。

しかし、自分の可能性を広げようとしないことには、
子供(お金)の成長もないのですよね。

あっ、大将がおっしゃりたいことはわかります。
「子供とお金をいっしょにするな、」でしょ?(酔い笑い)

でもわたしが言っているのは、
「もっとお金にパーソナルな愛情を注いでやってください」
ということなんです。

モノとして、盲目的に見るのではなくて、
個性をもった「自分の子供」として接してあげてください。

そういった感情が芽生えれば、

(自分の都合だけで)そばに置いておく、
閉じこめておくことが、「お金」にとって
よくないことなんだと思えてきます。

あくまで大将が親なんです。 
親の見地で「お金の将来」を考えてあげましょう。

子供は親次第なんですよ、ハッ、ハッ、ハ。
(すでに酔い潰れている・・)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

えー、最後にひと言。
皆さん、飲みすぎには注意しましょう。

◆ 参照記事
カンさん、あのおー、投資って何のためにするのですか?


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お金の【原体験】を資産管理に活かす


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

お金の【原体験シリーズ】 その3)です。

「お金について、
いちばん悲しかった記憶は何ですか?」

という質問に対して
いちばん多いお答えは、

「親、親類が
お金のことでもめているのを発見したとき」
というものです。

お金とは、子どもが絶対的な信頼を寄せる
親、親類まで「不仲」にさせてしまう力を持つ、
とても怖いモノなのだ・・。

もしあなたが、
お金に対してそんな「印象」を抱けば、

おそらく一生涯続く「お金の管理」という作業に、
ネガティブな影響を与える可能性があると思いませんか?

日本社会では、
お金について、あるいはお金を管理することについて、
情報の流布が極めて少なかったために、

お金のマネジメントの仕方については、
(私たちが考える以上に)
親、親族の影響が大きくなっています

たとえば、
どんなことがあっても株には手を出すな。
ということが、
【家訓】になっているお宅もあるのではないでしょうか。

ふだんはケチケチでいいから、
ここぞというときに、お金の出し惜しみをするな。

お金のことを人様の前でしゃべるな。
収入の1割は寄付せよ。
人の保証人には絶対なるな。

(わたしの父親など、
「家は絶対に買うべきだ」といまだに言います。)

お金に対する「価値観」は、
ご家族によっては
何世代も受け継がれていく力を持っています。

しかし、です。

結婚観や人生観と同じように、
あなたのお金の「価値観」は
あなた自身が決めるものですから、

そんなに難しく考える必要はないわけです。

■ あなたがお金を手なずけて(コントロールして)、
あなた自身が「心地よく」なることが重要なのです。

そのためには、
タブーを設けず【お金の記憶】を辿ってみることです。

わたし自身も感じることですが、
お金の記憶を辿る中で、
お金に関する【コンプレックス】のようなものを
発見することがあるかもしれません。

よい思い出より、
嫌な思い出のほうが多いかもしれません。

しかし、それらも含めて
「お金の経験知」なのです。

これから長きにわたって続くお金との付き合いの中で、
お金に対する「新たな価値観」を築くためにも、
【お金の記憶】を辿ることは必須です。

もしかしたら今、
あなたがお金に対して抱いている【不安】も、

半ば放置されたお金の記憶、
お金に対するネガティブな経験が、
「発端」になっているかもしれません。

たとえば・・・、

・わたしは際限なく
自分のお金を使ってしまうのではないか。

・わたしは家族を養うことができないのではないか。
・もし今の仕事を辞めざるを得なくなったら、
どうやって次の仕事を見つければよいのだろうか。

・もし妻がわたしより多くのお金を稼ぐようになったら、
わたしはどうすればよいのだろうか?

・今、わたしの資産の額をわたしの友人が知れば、
友人はわたしから離れてしまうのではないか。
(多すぎる場合も、少なすぎる場合も・・)

・そもそもお金について訊ねるべき質問さえ、
わたしはまったく分かっていないのではないか。

といった類の【不安】です。

私たちは良い意味でも悪い意味でも
お金に振り回される「存在」です。

お金は時になにかの「象徴」のように、
私たちの人生の中で突如、
その意味合いを大きくします。

(これはとても勇気がいることなのですが)
お金に対する【苦い思い出】を、
一度紙に書き出してみてほしいのです。
誰か信頼できる人に話してみるのもよいでしょう。

■【カミングアウト】することが重要なのです。

そして、
あなたとお金の「立ち位置」を変えていくのです。

そもそも、お金には色も感情もありません。
お金に【色】や【感情】を植え付けるのは あなたの役目 です。

あなたがお金を見つめ、
あなたがお金のことをケアしてあげ、

あなたがお金の可能性を最大限に引き出してあげる。
(あなたが「主」で、お金は「従」なのです)

資産運用とは、

「わたしがお金のコントロールをしている」
「わたしがお金の潜在可能性を引き出してあげている」
ということを 確認する作業 なのです。


■ 参照記事
お金の【原体験シリーズ】その1)
お金の記憶を辿るということ・・

お金の【原体験シリーズ】その2)
お金とは怖いもの?

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お金とは怖いもの?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

もちろん、私たちにはさまざまな悩みがあります。
たとえば、
理解がない会社の上司のこと。
先週突然見つけた吹き出物のこと。
義母となかなか折り合いがつかないこと。

でも、悩みを胸の奥にしまいこんでしまうのではなく、
人に聞いてもらったりすることで、
私たちは気持ちが楽になったりします。

上記のような悩みごとは
友だち同士でも話ができますが、
「お金」のことって(おそらく「性」のことと並んで)
数少ない【タブーな話】だと思うのです。

ほんとうに親しい友人同士でも、手取りの収入とか、
どの金融商品にいくら投資しているとか、
そんな話はなかなかしないでしょう。

ましてや、お金に対する苦い思い出とか、
ある種のコンプレックスのようなものは、
心の奥底で蓋をしておくべき、触れてはならない類の話です。

昨日、
あなたはお母さんやお父さんの財布から
お金を取ってしまったことがありませんか?

という問い掛けをしました。

今思い出しても、恥ずかしいことですが、
これは「わたし」です。

今でも鮮明に記憶していますが、
母親の財布はいつもタンスの上に置いてありました。
小学校3年生になったわたしは、
タンスの上にも手が届く身長になっていたのです。

わたしは母親の財布の中から3回、いや4回くらい
五百円札、千円札をかすめ取っていました。
(一度に二千円も取るとバレると思ったのでしょう。
いつもお札を一枚だけ抜き取っていました)

親から盗んだお金を持って、どこへ行ったかというと、
友だちと駄菓子屋兼ゲームセンターに行っていたのです。

「おい、ゲームしようや。今日はぼくがお金持ってるから・・」

ポケットの中にたくさんお金を忍ばせていたわたしは、
(友だちに対して)優越感のようなものを抱いていました。

自分が友だちをコントロールしている、
お金の存在によって自分は大きくなっている・・
その種の感覚は、小学校3年生のわたしにとっては
言いようのない「快感」だったのです。

(この感覚が忘れられずに、
わたしは母の財布から何度もお金を盗んだのだと思います)

一方で、
お金とはなんと「刹那な存在」でしょう・・
なにせ、五百円や千円の大金が
あっという間になくなってしまうのですから。

ちょうど当時はインベーダーゲームのはしりの頃で、
私たちは駄菓子屋兼ゲームセンターで
ゲームをすることに夢中になっていました。
お金とは
「消費され、一瞬のうちに消えてしまう存在」だったのです。

どんな経緯があってお金を盗るのを止めたのかは
今となっては思い出せませんが、
このお金を盗んだことで
わたしは母から叱られた記憶がありません。

(もちろん、母がこのことに気付いていないわけは
ないと思うのですが・・)

わたしの心に引っかかっているのは、
この年になるまで、
「お金を盗んだことを母親にきちんと話していない」
ということです。

このブログを契機に、母に話そうと思います。
(恥ずかしいことですが、ちゃんと謝ります)

あなたにも(もし、)
お金に関する苦い記憶があるなら、
それを恐れずに思い出してみてください。

人の心は時に、
暗く入り組んだ迷路のように見えますが、
あなたの苦い記憶と、
今現在の、お金に対する「恐れ」「不安感」は、
もしかしたら、
「細く長い糸」でつながっているのかもしれません。

パーソナルファイナンスとは、
数字の羅列で語られる事象ではありません。

パーソナルファイナンスは、個別でかつ、
主観性を大いに含んだ学問です。

それは数字という「論理」で語られるまえに、
まずは「感情」というフィルターを通して
散見されるべきものなのです。


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お金の記憶を辿るということ・・


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

あなたは見ず知らずの人からいきなり、
「お金について、いちばん最初の記憶はどんなものですか?」
なんて聞かれたらどうしますか?

(「この人、ちょっと頭がおかしいのでは?」
と疑ってしまいますよね)

実は上記のようなことを
当オフィスでは行っています。

弊所の「コンサルティング専科」では、
【あなたとお金の親密度を測る55の質問】というものに
お答えいただくのです。

その中に、次のような質問があります。

・お金について、
いちばん最初の記憶はどんなものですか?

また、以下のような訊き方をした質問もあります。

・お金について、
いちばん嬉しかった記憶 はどんなものですか?

・お金について、
いちばん悲しかった記憶 はどんなものですか? 

(「えっ、そんなプライベートなことを・・」と
思われるかもしれませんが、)

上記はいずれもあなたとお金の【原体験】を
思い起こしてもらうために設定した質問です。

あなたとお金の【原体験】とは、
いったいどんなものなのでしょうか。

過去に起こった嬉しいこと、悲しいこと、
怖かったことが、
「お金」という媒体を通じて
どのように記憶されているのか、

その記憶の中から、
「お金」についてあなたがどう感じていたのかを
あなた自身に掘り起こしてもらうのです。

それはまさに、お金の記憶を辿るということ。
また、お金に対する「価値観」を見つける作業、
といってもよいでしょう。

たとえば、
・お金について、
いちばん最初の記憶はどんなものですか?

という「質問」に対して多くの方が、
「10円なり20円のお金を持って
駄菓子屋さんに行ったこと。」と答えられています。

また、「お年玉をもらったこと。」
を挙げている方もおられます。
(これは、お金について
いちばん嬉しかった記憶に関連しますね)

お金との【原体験】を掘り起こす、とは
あなたの子ども時代を振り返ることにつながります。

目を閉じて、小学生の頃、幼稚園、保育園の頃を
思い出してみてください。

夏休みのプールの光景が浮かびますか。
家族で晩ご飯を食べている絵が浮かびますか。

あなたのお母さんもお父さんも、
今よりずいぶん若かったはずです。

誕生日には
どんなプレゼントを買ってもらいましたか?
お小遣いは定期的にもらっていましたか?
(それともその都度でしたか?)

友だちと比べてお小遣いが少なかったために、
恥ずかしい思いをしたことはありませんか?

(わたしは小学生の頃、
お小遣いが毎日100円の友だちを見て、
とても羨ましく思いました)

逆にあなたは
お友だちと比べてお小遣いが多かったために
居心地の悪い思いをしませんでしたか?

あなたはご両親がお金のことで言い争っているのを
聞いたことはありませんか?

あなたが大切にしていたお人形、
あるいはグローブやバットなどを
誰かに取られてしまったことはないですか?

夏休みや冬休みが明けたあと、
「家族で○○へ旅行に行ったよ」
という友だちのことばを聞いて、
羨ましいと思ったことはありませんか?

(あります。)

自分の家に友だちを招くことが
恥ずかしいと思ったことはないですか?

(「あります」。
わたしの小学校時代の家は、
ちゃんとした玄関がなかったので、
友だちを招くのが恥ずかしかったのです。

わたしの家は1階が会社、
2階が居宅で、
3階部分には会社の倉庫もありました。

学校から帰ってくると、
裏口から家というか会社の内部に入り、
会社の中にある階段を上って居宅部分に入るのです。
この家は築年数が相当いっており、
天井裏でネズミが走る音が聞こえました)

あなたは(たとえ裕福だとしても)
ご両親とも仕事に忙しく、
寂しい思いをしたことがありませんか?

ところで、あなたはお小遣いをどうしていましたか?
すべて使っていましたか。
それとも貯金していましたか?

あなたはお母さんに頼まれたお使いで、
お釣りをもらい忘れたり、
お金を落としてしまったことはありませんか?

あなたはお父さんから
お金のことで叱られたことはありませんか?

(あまり思い出したくないかもしれませんが)
自分の貯金が知らないうちに少なくなっているのを
見つけてしまったことはありませんか?

あなたはお母さんやお父さんの財布から
お金を取ってしまったことがありませんか?
(これも「わたし」です。
とても恥ずかしい話なので、次回に・・)


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