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いちばん効果的な投資啓蒙活動とは?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

最近、
キャリアの後半部分について、
ふと考えることがあります。

わたしは、
投資家】の人に、
いかに【投資】に踏み出してもらえるか、

その「伝え方」と「啓蒙」に関わるところに
自分のエネルギーを注ぎたいと思っています。

ところで、
いちばん効果的な(投資の)
啓蒙活動って何でしょう?

『急がば回れ』ではないですが、

〇 自分の子ども(身内)に、
〇 その人名義の証券口座を作って、
〇 投資信託のつみたてを
続けてあげることだと思います。



ピヨママさんの記事
子供名義で投資信託を積み立て(1)親の思い】を
読んでいて、そんなことを考えました。

冷めた目で見れば、
投資とは所詮、【習慣】です。

小さい頃から、
投資が日常にあり、
それに何気に触れることで、
投資という行いは、
「特別」ではなくなるのでしょう。

要は、
勉強やファッションや
スポーツの話題と同じように、
身近な『トピックスのひとつ』として、
投資がふつうに佇んでいるイメージです。


この、
〇 自分の子ども(身内)に、
〇 その人名義の証券口座を作り、
〇 投資信託のつみたてをしてあげるのは、

別に『教育費』のためではありません。

「やっている事実」
「続けている事実」が重要なので、

ほんとうに月1,000円とか
5,000円程度でもよいのです。


あっ、ちょっとここから、
【お父さん役】になりますよ(^^)


father_burasagari.png


「いいかい、大切なことは4点だよ!」

1.ネット証券に君の口座があるんだ。
2.そこでリスクがある金融商品を積み立てているんだよ。
3.それは君の未来のためだ。
4.20歳になったら、自分の責任で、
止めるか続けるか決めればいいよ。


と、お子さん、(もしくは)
姪っ子、甥っ子に言ってあげてください。


ピヨママさんは上記の記事内で、
次のように言っておられます。

子供でも自分のお金には大変敏感です。
増えてても、減っていても。

世の中の仕組みを我が事と思えたら、
あとは自分で知識を増やして言ってくれるはずです。


そうですね・・。
「お金を使う。」「お金を貯める。」
何も特別なことではないはず。

その関連で、
「お金を増やす」興味を持つ
きっかけを作ってあげる・・。


仮に今、
10歳の拓也くんがいるとしましょう。


bijutsu_sketch_20180121183624d27.png


拓也くんが
小さい頃から
自分には証券口座があると知れば、

(↑親御さんが
 言ってあげることが重要。)

証券会社に口座があることが、
特別ではなくなります。

小学生でも、
興味があれば
自分で投資信託の値段を見て、

そのたびに
アップダウンしていると知れば、
価格変動も特別ではなくなります。


お父さん、お母さん!

できれば、
半年に一回くらいでいいので、
(ほんの5分程度でいいので)、

親御さんから、
投資信託つみたての
定期報告」をしてあげましょう。

(もし反抗期で、
口も利かない状況なら)、
紙1枚、箇条書きのみでOKですから、
机のうえに「定期報告」を置いておきましょう。


conversation_trimmed.jpg


そんな拓也くんが
20代、30代になったとき、
いったい何が起こるのでしょうか?

(自分の意思ではないのですが)
もう何十年も
投資を続けている人になるわけです。


わたしは思います。
日本で投資が根付くためには、
投資が『カルチャー』になる必要があります。


電車に乗っていて
その人が(友人と)
投資について話していても、

誰も・何も気にしない事象になっていることこそ、
『カルチャー』となっている証左でしょう。

結局、
小さな投資家を地道に育てることが
投資の「ふつう化」への、
いちばんの近道なのです。


◆ 関連記事
子どもが生まれたら、投信つみたて!

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| ヒトは1万年前からお金と付き合ってきた | 18:41 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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200ヵ国すべてに200の証券取引所があるという未来


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

いろいろなことが
すごいスピードで起こっています。

たとえば、
株式を売り買いする市場
(=証券取引所)で見ても、
この30年で
取引所の数は驚くほど増えています。

たとえば、
今発展著しい中国ですが、
上海証券取引所が設立されたのは
1990年11月のこと。

(正確には「再設立」なのですが・・)

ベトナムで証券取引所が出来たのは、
2000年のことです。
(わたしは2009年にベトナムに行きました)


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当たり前の話ですが、
証券取引所がなければ、

(ふつうの生活者にとっては)
株式の取引も、
行為として存在しないわけで、

株式が身近になければ、
『将来の成長に対して
リスクマネーを供しよう!』という、
【投資のマインド】も育ちません。



ちなみに同じ東南アジアでは、
ラオス証券取引所が2011年取引開始。

ミャンマーのヤンゴン証券取引所は
2016年3月に取引を開始したばかりです。

あと、ウィキペディアによると、
アフリカにも24の証券取引所があり、

リビア証券取引所は2007年の設立、
ルワンダ証券取引所は2008年の設立と
なっています。


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なんだか盤石で巨大な
既存の証券市場
(先進国の株式市場)の周りに、

雨後の筍のように、
若い証券市場が
たくさん生まれつつある構図のよう。


普段私たちはあまり意識しませんが、

世界中で株式というツールを
利用する人(投資家・会社とも)は、
着実に増えているわけです。

これは単に、

〇 投資家の数が増えている、
〇 リスクマネーの供給量が増している


ことだけを示すわけではありません。

これらリスクマネーの
網の目の拡大が、

1.世界をより狭くしていき、かつ
2.市場により大きなボラティリティー
(価格変動の波)をもたらすことになるのです。


なにしろ、
若い証券市場に参加している
投資家ほど、

より貪欲で、
より臆病です。

この刹那的といってもよい
「原始投資!的マインド」が、

押し寄せる波も、
引いていく波も、
より大きくしてしまうわけです・・。

これが巡って
既存の証券マーケット
(先進国の株式市場)に、
影響を与えてくることになるのでは・・。


このような予兆は、
ジョン・C・ボーグル氏の著書
【波乱の時代の幸福論】にすでに
記されています。

以下、引用します。

金融市場の性質と構造が変わり、
市場参加者の行動が急進的に変化し、
市場は衝撃的で
予測不能な異常事態に陥りやすくなった。

1950年代や1960年代には
株価が一日で二パーセント以上動くことは、
年に三、四回程度だった。

だが、2007年7月30日からの一年間では、
株価が日に二パーセント以上動いたことが
三十五回もあった。



株式の売り買いの場が、
急激に変化する中、

それでも
世界中で
より多くの投資家が参加するというのは、
マーケットにとっては・・・?

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良いことですね(^^)

さまざまな主体の『リスクマネー』
縦横無尽に行き交い、

さまざまな『アイデア』を持った会社が、
資金調達のために集うということは、

長期で見れば、
「資本主義」はさらなる高みに
到達できるのではないでしょうか。


わたしはあくまで楽観的です。

似顔絵




| ヒトは1万年前からお金と付き合ってきた | 12:55 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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投資という行いは、貯蓄という概念の中に含まれています


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

日々、懸命に働いていて、
家のあれやこれやの雑事に追われ、
ふつうに預金のみをして
毎日を過ごしている人が、

『投資』なるものの 輪郭
正確に捉えることって、
けっこう難しいと思います・・。

『投資』という行いは、
その実態と、イメージの間に
大きなギャップ」があります。


未経験者にとっては
『イメージ』の輪郭があまりに強烈なため、
どうしても
ワタシには関係ないし・・
と思ってしまいがち。

(自分事として、
なかなか入ってこないのです・・)

意外に思われるかもしれませんが、
わたしは、

投資という中身の多くは、
貯蓄という概念の中に、
含まれていると思っています。



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貯蓄とは?
「貯めていく」ことです。

そして、それを
愚直に「続けていく」こと。

何のために?

と問われれば、
自分のため、
自分の将来のため、ですね。


わざわざ、
今、そのお金を使わずに、
将来の消費のため、
お金を使うことを
『先送りする』わけです。

(なかなか高度なワザです(^^)


投資もそれを始めて、
愚直に「続けていく」ことです。

そう、自分の将来のために・・。

(これって「貯蓄」とまったく同じです)

では、
「貯蓄」も「投資」も、
どのくらいのボリュームでするかといえば、

まあ、
自分の身の丈に合わせて、ですよね。

「毎月1万円くらいなら出来そうかな?」
とか、
無意識のうちに、
「貯蓄」の大きさを計ったりするわけです。

これ、「投資」も同じです。


未経験者の、
投資に対する【間違ったイメージ】の
もっともたるものは、

「投資って、まとまったお金でするんでしょ」


というもの。

いいえ、「投資」は、
毎月ベースのお金の中から
無理なく・出来ます。

「つみたて」で。

日本では、
投資信託という道具を用いれば、
月100円から、つみたてが出来てしまいます。


なんとなく聞いたことがある、
確定拠出年金も、
つみたてNISAっていう仕組みも、

実は毎月、
コツコツお金を出していく
「つみたて」という名の制度なのです。

はっきり言いましょう!

お金の生かし方や、
そのノウハウというのは、
お金持ちの人のために
存在するのではありません。


★ お金の生かし方について、
複数の選択肢があることを
知っておくべきなのは、

日々、懸命に働いて、
家のあれやこれやの雑事に追われ、
ふつうに預金のみをしているあなた、なのです。


Mutual funds


あなたは、
実がたくさん成っている木を見て、
ただ「やったー!」と言いながら、
実をもぎ取る人ですか?

それとも、
「これ、食べていったら、
そのうち実がなくなっちゃうよ」
と、心のどこかで感じて、

実の中にある種を植えて、
また木を育てようとする人ですか?

「貯蓄」をしているあなたから、
後者のマインドをきっと持っているはずです。

それは、「投資」もまったく同じなのです。

小積大為。




| ヒトは1万年前からお金と付き合ってきた | 11:30 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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お金を主人公にしたオムニバス映画を撮ってみたい・・


こんにちは、カン・チュンド です。

※ 今日は投資のことと関係ないお話です。

(実は)20代の頃は
映画のシナリオを書きたくて、
本気で脚本の勉強をしようと
思ったことがありました。

ですので、
「こういうホン(脚本)だったら、
面白いのでは?」
と、
今でもふと思うことがあります。

もし、わたしが(脚本を)書くとしたら・・。

〇 日本に住む外国人同士の
『ラブストーリー』でしょうか。


たとえば、
ネパール人の男性と、
ウクライナ人の女性の物語。

ふたりの共通語は
「日本語」だけなので、
脚本もふたりが話すような感じの
「日本語」で書かれます。

(舞台は埼玉の大宮あたり?)

そして、もうひとつは?
〇 お金が主人公の脚本を書いてみたいです。

??


具体的には
昭和34年の日本⇒世界が舞台で、
この映画の主役は、
当時新しく登場した【1万円札】です。


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(そう、聖徳太子さん!)


お金というのは、
人の手から手へ、
文字通り渡り歩いて【旅】を続けます・・。

昭和34年2月。
大阪のサンスターの工場に勤める
平田伸さんは、

給与袋の中から
真新しい1万円札を取り出し、
得意げに勘定を済ませました。

その1万円札は、
平田さんが通う
居酒屋「万作」の売上げになります。


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4日後、その1万円札は
おしぼり業者 橋本商店」への
支払いに充てられます。

このおしぼり屋さん、
従業員の慰労のため、

ちょうど月末(給料日)に
工場の裏手でバーベキューを
催すことになりました。

1万円は、
肉屋 常峰」への支払いに充てられます。


その肉屋 常峰さんのところの、
2番目のお嬢さんが結婚することになり、
1万円札は、
婚礼家具(桐タンス)の購入に使われます。


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1万円札を受け取った
南堀江の家具屋の主人は、
自分の父親の入院費に、そのお金を充てます。

(父親は肝臓を悪くして、
もう1年も入院していたのです・・)

お金を受け取った病院は、
その1万円札を、
病棟を増設する費用の一部に充てることに。

1万円札は建設会社の手に渡り、
建設会社はそのお金で、
商社から建設工事用のボルトを買い付けます。


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1万円札を受け取った東京の商社は、
インドネシアから輸入した
木材の支払いにそのお金を充てます。

(そのとき、
1万円札はUSドルに替わります!)


28ドル弱のお金
香港の李湾公司という貿易会社に渡り、
そこから、輸送費の支払いとして、
オーストラリアのコンテナ輸送会社のもとへ・・。


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ちょうど6月の寒い日。

コンテナ輸送会社の従業員、
コーンウェルさんは、
80オーストラリアドルを、
会社から(給与の一部として)受け取ります。

それを、
中国系の奥さんに生活費として渡し、
奥さんはその80オーストラリアドルを
ポンドに両替して、

イギリスで生物学の勉強をしている
甥っ子のために仕送りしました。

20ポンドのお金を
その甥っ子、
バーナード・リンさんは受取って、
地元の銀行に預金します。

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伯母から
短い手紙が添えられていて、
そこにはこんなふうに書かれていました。

「あなたが輝くことが、私たちの誇り。

 千里之行 始于足下


そう、千里の道も一歩から・・。

似顔絵




| ヒトは1万年前からお金と付き合ってきた | 12:56 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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お金アンパンの味は変わります


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

お金との距離感や
お金に対する態度って、ひとりひとり違っています。

お金に無頓着な人もいれば、
執着する人もいます。
また、倹約家の人もいれば、浪費家の人もいますね。

このような【違い】は
いったいなぜ生まれるのでしょう?

私たち一人一人はそもそも、
お金とどう関わってきたか、
その『歴史』が違います。


ちょっと大げさに言えば、
「お金観」が異なるわけです。

特に年少期から思春期にかけての、
お金に対する初期体験は重要です。

(要は、 初めてお金アンパンを食べたとき、
美味しかったか、まずかったのか・・)


実は、
お金に関する【初期体験】が、
あなたの「お金観」を決定付ける
重要な役割を果たしているとわたしは思います。

【一例・・】

わたくしカンは
父親が事業をしていて、
一度倒産した経験があります。

再び会社を興し、
日々の生活の中で父親がよく、
「借金が1おく円あるんや」
と言っていたのを覚えています。

その言い方に特に悲壮感はなかったと
思うのですが、

「1おく円」という言葉は
わたしの中でひとり歩きをして、
(小学生のわたしは勝手に)
生活の先行きを心配していたのを思い出します(^^;)



振り返ってみますと、
わたしは仕事柄、
さまざまな方の『初期体験』を
お伺いする立場にいます。

〇 幼い頃、両親が(たぶんお金のことで)
喧嘩していたのを覚えている。

〇 親族が(相続のことで)揉めており、
仲が良かった叔父さんとその家族が
ある年から急に顔を見せなくなった。

〇 父親がリストラに遭い
(お金状況が変化するに伴い)
生活が激変し、大きなストレスを感じた。

あるいは、
〇 自身が年少の頃から裕福であったため、
それが理由でいじめられ、
(お金に対して)
変なコンプレックスを抱いてしまった。


逆に、
〇 自身が年少の頃から裕福、
かつ一人っ子であったため、
だいたい買いたい物を買ってもらえた。

お年玉が見たこともない数字になり、
両親に取られないか心配になった・・。

上記のような例は、
比較的分かりやすい『初期体験』の例です。

細かいお金にまつわる体験の中で、
誰が重要な影響を与えているかというと
(もちろん)【家族】でしょう・・。


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「宵越しの金は持たないよ」
的な振る舞いも、

「ほぼすべての貯蓄を
郵便局のかんぽに預ける習慣」も、

その家が保持している
ひとつのマネーカルチャーです。

そして、
子どもとは(無意識に)
親のマネー習慣を見習うものなのです



大元に帰ってみますが、
お金の『初期体験』は
それが良いものであれ、
悪いものであれ、なにも

「あなたのせいではないのです。」

          (ここ、重要!)


ただ、
自分らしいお金との付き合い方を
構築するには、

大なり小なり
お金の『初期体験』から
脱却する必要があります。



自分の習慣にはない、
お金の使い方に
チャレンジしてみてください。

(※ 使い方の中には貯蓄や投資も含まれます)

チャレンジが半年、1年と続けば、
それは立派に新たな習慣になり得ます。

つまり、
人との付き合いと同様、
お金との付き合い方も
【変えられる】のです。

お金アンパンの味は、変わりますよ!


⇒ 「あなた」と「お金」の関わりを
根源のところから振り返るため、
以下、『29番』まででよいので、
よろしければ答えてみてください・・。

あなたとお金の親密度を測るための55の質問】(PDF)


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| ヒトは1万年前からお金と付き合ってきた | 19:26 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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変わるワタシ、変わらないお金


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

お金というのは不思議なものです。

同じ5000円札でも、
それを、いつ、どんな人が手にするかで、
その5000円の扱われ方は
違ってくるわけですから。

また、ひとりの人を例に取っても、
その人の年代によって、
お金に対する基本姿勢
変わってしまうケースもあります。

何を隠そう、
わたしがそうでした・・(^^;)


10代の頃のわたしは、
郵便貯金が好きでした。

神戸の下町の商店街の中に、
「水笠郵便局」という郵便局があって、

たとえば、
祖母からお小遣いをもらうと、
わたしは貯金通帳を手に
水笠郵便局にダッシュしたものです。


預金すると、
通帳に100円とか500円の数字が
「印字」されるじゃないですか。

その「数字」を確認するのが、
とても嬉しかったのを覚えています。

お金を預かってもらい、
それが少しずつ積み上がっていく感覚が、
まるでお腹が満たされるような感じだったのを
今でも覚えています・・。


変わって20代。
わたしは不動産の仕事をしていました。

不動産売買の
仲介営業に携わっていたのです。
この仕事にとって大事なことは・・、
(そう、)『契約』を取ること。

まさに、
「ゼロ」か「100」かの世界です。

売買契約が成立すると、
当時歩合給だったわたしには、
けっこうな報酬が入ってきました。

不動産の売買というのは、
「契約」⇒「決済」という流れで、

不動産会社に支払われる仲介手数料は、
「契約時」に半金、
「決済時」に半金という形態でした。

お客様から現金で手数料をいただき、
社長がそこから現金で
わたしの取り分を払ってくれました。

(今から考えるとなんとも牧歌的。)


今もむかしも20代の若造に
ぽーんと大きなお金が入ると
ロクなことがありません。

(当時の社長の影響もあり)
わたしのスナック通いが始まりました。

きれいなお姉さんを目の前にして
「ボトルキープ」をします。
酒を飲んで、歌を歌って、タバコを吸って。

(当たり前ですがお金が足りなくなるので)
当然のごとく「ツケ払い」を覚えました。


契約がゼロの月は、
さすがに落ち込みます。
月末が近づくと、精神的に追い詰められ、
イライラしたものでした。

気持ちがふさぐと、
(結局)また飲みに行くことに・・(-_-;)

そう・・、今から思えば、
ツケを払うために毎月毎月
「契約」を追いかけていたようなものです。

そういえば、
クルマも5万円だけ現金を入れて、
ほとんどフルローンで買ってしまいました。

たしか、
オリコのオートローンで
金利は10%を超えていたのでは?
(いったいいくら利息を払ったのだろう・・)


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収入は不安定。
生活は不規則。
ローンも抱えている。

自分が身を置いている環境が、
次第にわたしを
「宵越しの銭は持たねえ・・」的、
いわゆる刹那な男に変えていったのです。

もう「ちゃんとお金を残しておこう。」という
10代のころの自分は、
きれいさっぱり
抜け落ちてしまっていました。


そして、30代です。
わたしはひょんなことから、
ファイナンシャルプランナーの勉強を始めます。

「これってもしかしたら、
今よりまともな仕事かもしれない」と
思い始めました。

学ぶべき科目の中に
「金融資産運用」があったので、
まったく知らなかった運用というものに
取り組むことになりました。

お金を貯めるのではなく、
お金を殖やすという行いは
もちろん生まれてはじめてのこと。

お金を手元に置くのではなく、
お金を手元から離すわけですから、
最初は戸惑いました。


リスクがある。
「金融商品」に自分のお金を託す。
リターンを期待する。

価値の変動に戸惑いながらも、
投資と出会うなかで、
少しずつ物事の捉え方が変わっていきました。

具体的には
未来に向けた『時間軸』を
意識するようになったのです。


今、何かを求めるのではなく、
自分が求めるものを手にするためには、
今、何をしないといけないのか?

一度「未来」に重しを置いて、
そこから今の自分を見つめるということを
覚えました。


決して大げさな物言いではなく、
わたしは投資と出会えたことで、
モノの見方が変わったのだと思います。

(もちろん、投資も、
お金の生かし方のひとつに過ぎませんが。)

これから先、
50代、60代になって、
またお金に対する基本姿勢が
変わる可能性もあります。

ただ、それは
ワタシが変わるだけであって、
お金のほうは相変わらず、
「無色」で「無表情」なヤツのままなのです・・。

似顔絵




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