カン・チュンドの 投資のゴマはこう開け!

夜ぐっすり眠れる資産運用のために・・。

世界がどう変わるかは、若者が知っています


こんにちは、
インデックス運用アドバイザーの カン・チュンド です。

先月、大阪府内の工業高校で、
講演をさせていただく機会がありました。

タイトルは
【新社会人がお金と上手に付き合う方法】

その中で
わたしはこんな話をしました。

よーく考えてみますと、
私たちは70歳、80歳になっても、
働けるわけではありません。

(もしかしたら大きな病気になるかもしれません・・)

例えば、皆さんが30歳になって結婚する時、
例えば、35歳になって子どもが生まれた時、

例えば、50歳の時に
子どもがアメリカに留学したいと言い出した時、

例えば、65歳になって会社を退職して
第2の人生を歩み始める時、

蓄えがなかったら、どうしますか?

「貯蓄」する とは、
単にお金を貯めることではありません。

【未来の自分をイメージする】
ということなのです。

皆さんの人生を豊かにするための
【可能性】を積み上げていく・・、
それが お金を蓄える ということなのです。

そのほか、

・フリーターと正社員では40年間で
 1億2000万円以上
 「収入」が違ってくる可能性があります。

・お金を貯める方程式は、
 収入 − 支出 = 貯蓄 ではなく、
 収入 − 貯蓄 = 支出 なのですよ、とお話しました。

(また、最初に
「ファイナンシャルプランナー」って
聞いたことある人? と訊ねると、

3割くらいの生徒さんが手を挙げたのには
驚きましたね・・)

長年「自分」と付き合っていると、
ついつい忘れてしまうのですが、
わたしは来年 40歳になります。

先日の講演で、
おじさんの視点で若者の【未来】を語ってはダメだと
痛感しました。

今年18歳の高校3年生が 50歳になるのは、
2039年 のことです。

(果たしてわたしは 2039年に生きているのだろうか?)

今年18歳の彼らは、
2039年という【未来の地点】に、
50歳という年齢で立っているのですね・・。

わたしなどより、
ずっとずっと遠くの【未来】を
見据えているのです。
(それが「若い」ということなのです・・)

わたしは200名あまりの
高校3年生の前でお話をして、

■ 【若者】こそが、
世界がどう変わっていくのかという
嗅覚 を持っているのだと思いました。

(ですから投資を行う者は、
いつも【若者】と接していなければなりません・・)

また、社会は、
そんな【若者】の嗅覚 を衰えさせないよう、
時代に即した教育を行う必要があります。

昔は親たちが
【生きていくための】ノウハウとして、
米の作り方や、魚の釣り方や、内職の仕方を
子どもたちに教えました。

これからの時代は社会が
【生きていくための】ノウハウとして、
お金の見方、お金との付き合い方、お金の具体論を
子どもたちに教える必要があると思います。

(わたしが言っているのは何も
投資や、金融商品の話ではありません・・)

今回の講演を引き受けるにあたって、
いろいろと study したのですが、

その中でNPO法人「育て上げ」ネットが運営している
Money Connection というサイトを知りました。
こちら】です。

Money Connection のトップページでは、
以下のように お金 を定義しています。

以下、引用)

「お金」とは何でしょうか?

お金は人と人との信頼関係の上に成り立っているものであり、
社会と個人をつなぐものであると私たちは考えます。

信頼のツールとも言える「お金」を正しく理解することで、
社会からの孤立を防ぐことができると信じています。

引用、終わり)

今、このブログをお読みの学校の先生方。
お知り合いに学校の先生がおられる方。

この Money Connection のサイトはすごいですよ。

授業の中での「金銭教育」を想定して、
楽しみながらお金の本質が分かるプログラム を
サイト上で公開してくれています。
こちら】です。
 
プログラム1 
「稼ぐこと」「働くこと」が何であるかわかる。
詳細コンテンツは【こちら

プログラム2 
お金を「使うこと」が何であるかわかる。
詳細コンテンツは【こちら

また、教材のダウンロードも可能です。
こちら】です。

上記ページでは、
このプログラムの教材は、
すべて無料でダウンロードできます。

また、授業の流れや指導上のポイントをまとめた
「指導の手引き」もご用意しています。

「MoneyConnection」を、「総合的な学習の時間」や
「ホームルーム」などで、ぜひご利用・ご活用ください。
と謳っています。

子どもたちは
私たち大人が思っている以上に、
お金に対する【好奇心】を持っています。
その芽を摘んでしまわないようにしましょう・・。

追記)

冒頭でわたしが生徒さんにお話した、
例えば、50歳の時に
子どもがアメリカに留学したいと言い出した時、

というセリフは、

50歳の時に
子どもがインドに留学したいと言い出した時、
と言うべきだったのかもしれません・・。


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ヒトとモノの社交場、それが【いちば】なのです


あなたのお金が 世界を旅します... Zuto Zuto

毎日暑いですね・・。
ちょっと昔にタイムスリップしてみませんか?

あなたは18世紀はじめの 江戸の町 に立っています。
(当時の江戸は人口100万人を擁する大都市でした)

ヒト・モノ・カネ が縦横無尽に行き交い、
その「流通の濃さ」といったら、
現在の都市と
そんなに変わりがなかったかもしれません。

地方出身者が多く、出稼ぎの男が多く、
したがってファストフード(そば・てんぷら)が普及し、

上水道が整備され、火事が多く、
盗みやストレスや 享楽や芸術といった、
都市社会らしい?現象が
あちこちで起こっていました。

江戸の町には全国からさまざまな物資
(食料、工芸品、地方の名産など)が運び込まれ、
すべてのモノに【売値・買値】がついていました。

モノを運ぶ者、モノを売る者、モノを買う者が
掛け声、罵声の中 ひしめき合っています。

売る側は 少しでも「高く」売りたいと考え、
買う側は 少しでも「安く」買いたいと考えます。
(駆け引き というやつです・・)

まあ見てください、
織物や、陶器や、工芸品や、
食塩、お醤油、

お米にきゅうり、干し魚、大根などが
ところ狭しと並べられています。

モノを売り買いする人を目当てに
「水売り」がやってきます。

そのうち団子屋ができ、飯屋ができ、
お茶屋ができて
【いちば】の周りに 提灯 が点ります。

ヒトとモノが集う空間は
ずいぶん前から 市場【いちば】と呼ばれてきました。

先日の勉強会でも、
株式市場という【いちば】は おおむね「効率的」なのです、
とお話したのですが、

この「効率的」
という言葉の 意味合い が
ちょっと分かりにくいのでしょうか・・?

< 実は カンタンです >
効率的な【いちば】とは、
下記の4つが組み合わさった「空間」なのです。

1.賑やかな「いちば」である
  (誰でも参加できます!)

2.どこに居ても参加できる「いちば」である
  (地理的制約を受けない)

3.法的な裏付けがある
  (「いちば」を支配するルールが確立している)

4.売値・買値(時価)が誰にも公平に伝わる

◆ すなわち
【透明性が高い いちば】ということですね。
(まあ、江戸時代は
 2.はちょっと無理だったでしょうが・・)

私たちが資産形成を行う 舞台 である「株式市場」は、
もちろん【透明性が高い いちば】です。

このような【いちば】では、
他の「いちばの参加者たち」を出し抜いて、

自分だけが「おいしい情報」を手に入れ大儲けをする、
ということが極めてしにくいのです。

つまり、フェアネス【公正さ】が
存在するということ・・。

時代とともに、
絹布を扱う【いちば】、砂糖の【いちば】
ユーロ建て債券の【いちば】というふうに、

メジャーな【いちば】は 変遷 していきますが、
◆ いちば は いちば なのです。

また同じ 株式市場 の【いちば】でも、
今から 50年後 に売り買いされている 銘柄(企業)は、
今とはずいぶん違っているでしょう。

しかし、【いちば】が
存在し続けることに 変わりはないのです。



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商品 が財産だった頃


こんにちは、カン・チュンド です。

昔からそうなのでしょうか・・、
季節の変わり目になると(なぜか)感傷的 になります。

例えば、月がぽっかり浮かぶ夜空を見上げて、
「何万年も前と同じ風景がそこにある」
とふと思ってしまったり・・。

原始のヒトは、
この月を見て 何を感じていたのだろうか?

いや、
そもそも月を見上げて、
何かを感じ始めたのは、
一体いつ頃からなのだろう・・? と。

木立から地面に降り、二足歩行を始めたヒトは、
いろいろなものに【価値】を与えていきます。

動物を殺すための 石 に、
傷をいやすための 葉 に、
物を支えるための 木の幹 に、

また、食した動物の皮、骨に【価値】を与え、
それを利用していきます。

そして、
ヒトは 火 という【道具】を手に入れます。

鉄 を精製する技術を獲得すると、
鉄鉱石 という、それまで何の価値もなかった石に、
【価値】を見出します。

遥か彼方の 塩 を求めて旅をし、
その 塩 を 獣10頭 と交換したりします。

また、胡椒(食料を保存するため)を得るために、
ヒトは「航海技術」を飛躍的に進歩させました。

今まで決して 交流 することがなかった
A地 と F地 が出会ってしまうと、
文明 という力の差を持って、
一方が他方を 制圧してしまいます。

(そうです、【植民地化】の始まりです)

ヨーロッパ諸国 は
「プランテーション」を導入しました。

現地の 砂糖や塩や、麦や米や、
胡椒や綿花や、金や銀や鉄鉱石を、
現地の人間に採掘させ、育てさせました。

(もちろん、賃金もロクに払わず
死ぬまでこき使ったのです・・)

それまで「自給自足」でやってきた
作物を育てる、資源を採掘するという作業を、

文明国側 が、
【儲け】の手段 に仕立ててしまったのですね。


文明の人たちは実に「したたか」でした。
近代の祝詞である「効率化」をスローガンに、
搾取を(それこそ)大胆かつ大規模に行いました。

ひとつの植民地に、
ひとつの作物、あるいは資源 というルールも
確立させます。

栽培・採掘 → 加工・精製 → 輸出 に至るまでを
一手に管理したわけですから、
儲からないわけがありません。

(何しろ労働コストは限りなくゼロに近いのです・・)

また、
文明国側は 航海技術 も握っていましたから、
F地から S地、S地から B地 に至る
「貿易による利益」も独占しました。

文明 を持つヒトが、
文明 を持たないヒトを隷属させて、
今までにない【収益の機会】を実現させたのです。

◆ この機会を(それこそ「効率的に」)活かすため、
  株式会社 という仕組みも発明されました。

読者の皆さん、

まさにこの時 を境に
砂糖や塩や、麦や米や、
胡椒や綿花や、金や銀や鉄鉱石 は、

ヒトにとっての 財産 から、
商品(コモデティー)に、
成り下がってしまったのです。



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世界人口の 1/2 が 青春 を体験できるようになる日


こんにちは、カン・チュンド です。

黒澤 明 監督に
我が青春に悔いなし」という作品があります。
英題は No Regrets for Our Youth

【青春】は普遍的な 出来事 のように思われますが、
なにも太古の昔から、
【青春】があったわけではありません。

【青春】が生まれたのは、
文字通り「豊かさ」の 結果 です。

ここでいう「豊かさ」とは、

例えば シマウマ が群れを成して、
草をたくさん食べながら
楽しそうに暮らしている、
そういう「豊かさ」を指すのではありません。

シマウマ の「豊かさ」とは、
(言ってみれば)地球という 大きな風呂敷 に包まれた、
あくまで 限定された「豊かさ」ですよね。

一方 ヒト は、
その種の「豊かさ」だけでは満足しませんでした。

ヒトは【産業革命】によって、
「限定された豊かさ」を
エイヤアーと(簡単に)飛び越えてしまったのです。

地球 が養える
「シマウマの数」には限りがありますね。

しかし ヒトは(産業革命以後、)
爆発的な【人口増加】を成し遂げてしまいます・・。

※ 産業革命以前は、ヒトの数はほとんど微増したに
過ぎないことを思えば、驚愕の事実 です・・。

そういえば、
映画「マトリックス」の中で
あるエージェントがこう言っています。

「人類はとにかくあらゆるところに繁殖する。
すべての資源を食い尽くすと、
別の場所に移動してまた繁殖する。
まるで ウイルス のようだ・・」

かつてない「拡大した豊かさ」を享受し始めた人間は、
はじめて【青春】を体験するのです。

ヘミングウェイの「日はまた昇る」を読んでみてください。
80年も前に、行き場を失った若者たちが
パリで享楽的な日々を送る物語です。

当時のアメリカは世界のGDPの半分近くを稼ぎ出す、
「超 新興大国」でした。
(フォードの大量生産が始まったのもこの頃です・・)

あるいは、
ジェームス・ディーンの
理由なき反抗」を観てみてください。

昭和29年当時、
ナント労働者の息子(高校生)が クルマ を運転して
学校 に通っているのです。

1950年代、
アメリカは名実ともに「超大国」となりました。

【資本家】【労働者】という 関係そのもの は
変わりませんでしたが、

「経済」というパイが かつてないほど巨大になり、
より多くの人たちが
「拡大した豊かさ」を享受できるようになったのです。

それは良いことかって?
はい、それは
すばらしいことだとわたしは思います。



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農民が 労働者 になった日


こんにちは、カン・チュンド です。

わたしには好きな 映画監督 が何人かいます。
その中のひとりが ロマン・ポランスキー です。
 
ポランスキー監督の新作
「オリバー・ツイスト」が今、上映されていますね。

 この映画を観ると、
19世紀前半のロンドンの様子がよく分かります。

主人公のオリバー少年の 境遇 を振り返るまでもなく、
当時は「貧富の差」が激しい、
けっこうギスギスした世の中 だったのです。
(産業革命後の、工業化社会の黎明期 です・・)

この時代、人は
動く機械 という【道具】を手に入れました。

この【道具】を用いることで、
人は「モノを生産する能力」を
飛躍的に高めることが出来るようになったのです。

行き交うヒト、モノ、カネ が格段に多くなりました。
世の中全体がにわかに慌しくなります。

今までとはまったく違った「スピード」で、
社会が動くようになったのです。

機械設備などの 資本 を提供した【資本家】は、
大量生産によって発生した 利益 によって、

更に 資本 を積み上げていきます。
(そう、設備投資 です・・)

更なる「技術革新」が更なる「投資」を呼び、
【資本家】たちはその 富 を
ますます膨らませていきます。

一方、「土を耕す」という
生産手段 を失った 農民 は、
途方に暮れます。

彼らは着の身着のまま「農村」を離れ、
まったく不慣れな 都市 という 密集地 に移り住みました。

そして 己(おのれ)という 肉体資本 を唯一の元手に
【労働者】となったのです。
(というか、それにしか成りようがなかった・・)

ここに、
「地主」と「小作人」という 関係 が、
【資本家】と【労働者】という 関係 に
転化していく様子が伺えます。

工業社会の黎明期 においては、
【労働者】の 待遇 は「小作人」のそれと、
あまり変わりがありませんでした。

元小作人 の【労働者】としては、
(なにしろ)初めて体験することばかりだったので、

ストレスの大きさは
いかほどであっただろうかと想像されます。

何しろ今まで
「機械」に囲まれたことなどなかった訳ですから!!

「生まれたら」、今日のご飯 のために働き、
(当時は 子どもも立派な 労働者 でした、)

働いて 働いて、
子どもが結婚するかしないかの内に、
「死んでいく」。
そんな 人生 が大半だったのです。

したがって【老後】という 概念 はなく、
まして【青春】など、
まったく 及びもつかないことでした・・。

実は【青春】という 概念 が
広く認識されるようになるのは、
第二次世界大戦後 のことなのです。



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金貸しは 最古の職業のひとつです

こんにちは、カン・チュンド です。

農耕社会は
ずいぶん長い間続きました。

その一方、貨幣(お金)も人々の生活に
ゆっくり浸透していきます。

21世紀の現在、
私たちは
お金 を稼いで、お金 で生活していますが、

「モノ を稼いで お金 で生活しなければならなかった」
経済の過渡期 を体験している人々も 大勢いるのです。

この人たちにとって、

とりあえず、税 や 物品 の「支払い」を
用立ててくれる 金貸し は、
なくてはならない 存在 だったのでしょう。

■ 支払うべき時に、支払うべきモノ(お金)があるのか?
お金の重要性 は まさに
この「瞬間」のために高まり、

したがって、
たった1日の「お金の貸し借り」が、
利益・コスト を生んだのですね・・。

また、農耕社会 を経て、
工業社会の黎明期 になっても、

ずいぶんと長い間、
人 は「その日暮らし」を続けていました。

実は、人は 歴史のほとんどの期間、
フローで生活をしてきたのです。

とりあえず、
明日、来週のご飯(生活費)はいくらかかる?
(そのための)お金 は用立てられそうかしら?

出ていくお金 と 入ってくるお金 の「帳尻」さえ
合っていればOK、
という「生き方」だったのですね。

ですから、
来年 のため、5年後 のために
お金を置いておく = 貯める

という考え は、
頭の片隅にもなかったのではないでしょうか。
というか(そんな 余裕 はなかったのです・・)

■【貯蓄】という 考え方 は、
けっこう新しい「概念」なのですね。

もちろん「ひと塊のお金」= ストック なんて、
大多数の人間 には まったく縁のないものでした・・。

さて、土地持ち・金貸し の話に戻ります。
彼らはますます栄えていきましたが、
(それでも)

農耕社会 である限り、
「貧富の格差」は限られていました。

大きな転機 となったのが、
産業革命 です。

この千年に一度の「大発明」によって、
社会の様子が一変します。

まず、「収穫物」の種類 が
変わってしまったのです。
お米 ではなく、 になりました・・。

「いくら収穫 があるのか?」
「いくらお金 を持っているのか?」
 の他に、

「どれくらい 資本 を有しているのか」が、
経済力があるかないかの 目安 となったのです。

農耕社会 では「土地」さえあれば、
生産物(お米)を生み出すことが出来ました。

ところが、工業社会 では、
機械設備などの 大きな資産(資本)がなければ、
生産物 を生み出すことが
出来なくなってしまったのです・・。



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