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『人的資産』という視点から『持ち株会』を眺めてみると・・


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

ファイナンシャルプランナーがお客様に
職業』について尋ねています。
これには「理由」があります。

ズバリ、
【人的資産】の状況を把握しようとしているのです。

【人的資産】ってなに?

あなたという人が持っている
資産価値そのもののこと。

これまで働いてきた『実績』、
これから働く上で有している『能力』を、
【資産】として捉えているわけです。

(具体的には、これからもらい続ける
給与の現在価値のこと。)

そして、
あなたが持っている「トータル資産」とは?

【人的資産】+【金融資産】です!


当オフィスでは
55の質問(PDFファイル)を通じて、
たとえば、

「今から5年後に、あなたの手取り収入は
上がっていると思いますか?」
と伺います。

これは、
【人的資産】がこれから膨らむのか、
萎むのかを伺っているわけです。

【人的資産】は human assets と呼ばれます。

【金融資産】と違うところは?

〇【人的資産】は細かい分散ができません。
〇【人的資産】は(他のものと)交換ができません。
  (あなた自身ですから!)


また、
【金融資産】と同じところは?

〇【人的資産】も【金融資産】と同様、
その価値が変わり、アップダウンします。

一般に、【人的資産】は若い時にもっとも大きく、
年を取るに従って小さくなっていきます。

※ ファイナンシャルプランナー的に見れば、
【金融資産】を用いて資産運用を行う意味は
明白です。

年々衰える【人的資産】を補強するため!なのです。

こんなイメージ・・。


図1


先ほど、
【人的資産】も価値が変わり、
アップダウンします。と述べました。

たとえば、
国家公務員の方は
比較的身分が安定しており、

その【人的資産】も比較的安定しています。

たとえるなら、
物価連動の債券』のような
性格を有しています。


一方、わたしのような
個人事業主は
その身分、収入とも不安定で、

(もちろん、それなりの潜在力も
あるとは思いますが、)

その【人的資産】は、
『株式』のような性格を有しています。


先ほど、「トータル資産」=
【人的資産】+【金融資産】と言いましたが、

【人的資産】が安定している人は、
金融資産】について、
比較的リスクが取りやすい状況です。
(客観的な見地から)

逆に、
【人的資産】のボラティリティが高い人は?

金融資産】の運用に関しては
保守的に構えたほうがよい、と云えるでしょう・・。


ただし、ある程度年齢を重ねて、
【金融資産】が積み上がってくれば、
【人的資産】のボラティリティが
生活全般に及ぼす影響度は小さくなります。

逆に、25歳のあなたのように、
【金融資産】があまりない時期は、
【人的資産】の影響が圧倒的に大きいわけです。



なので、
(これはわたしの持論ですが、)

20代のうちは、
「貯金」「投資」にどんどん励むより、

【人的資産】の価値向上に注力したほうが、
中長期的に見て、
『トータル資産』の最大化が図りやすいと
考えます。


※ ちなみに、
ファイナンシャルプランナー的に見れば、
【転職活動】とは、
【人的資産】の再評価を募る行為
と云えます。


02d928c.jpg


では、次の「質問」です。

【人的資産】の価値の変わり方と、
あなたが勤める【会社】の株価の変動の仕方には、
「相関性」があると思いますか?

もっとざっくばらんに言ってしまうと・・、

⇒ あなたという【人的資産】の値動きと、
あなたが勤める【会社】の株価の値動きは、
似通っていますか?

(おそらく) YES ですね。

★ なので、
【自社株】への投資はお勧めしないわけです。


<もう一度『基本』に帰ってみましょう>

あなたの「トータル資産」は、
【人的資産】+【金融資産】です。

ほんらい、
このふたつの資産は、
できるだけ相関が低いほうが、
『リスク分散』が図れるわけです。

(お互い、関係ないほうが良い・・)

ところが、
自社株という『金融資産』は、
『人的資産』と値動きが似通ってしまいます。
(『リスク分散』が図れないのです)


コンサルティングで
しばしばお伺いするのですが、

【持ち株会】の積み立てを
止めたからといって、
仕事に対するやる気がなくなったりはしないはず。
(ですよね?)

【持ち株会】の毎月1万円、2万円のつみたては、
国際分散投資のほうに回したほうがいいですよ。

そうすれば、
【人的資産】と【金融資産】を、
うんと離すことができますから・・。

似顔絵




| 自社株は買ってはダメです | 12:25 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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その『持ち株会』、ちょっと待って!


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

わたしは
資産運用のコンサルティングを
生業としています。

当然、ご相談のコアの部分は、
「ワタシの資産運用って、
どうしていけばよいのでしょうか?」

というものです。

ココがあくまで中心なのですが、
お客様の資産運用を
ある【一定方向】に押し進めるためには、

その周りに
『衛星』のように散らばっている
【見直し案件】を処理する必要があります。

??

そこで突然ですが、
晋陽FPオフィス
【周辺部の見直し案件】ベスト6の発表です。

パンパカパーン!!

第1位 貯蓄性保険の見直し
(終身保険、個人年金保険など)

第2位 投資性保険の見直し
(外貨建て個人年金、外貨建て終身保険、
変額保険、変額年金保険など)

第3位 個別株の見直し

第4位 相続したご資産の見直し
(引き継いだ資産なので、
手を付けられなかったというケース多し)

第5位 持ち株会の見直し

第6位 不動産投資の見直し
(この2年ほど特に増えています)



ということで今日は
第5位に入っている
『持ち株会』の見直しに
スポットを当てたいと思います。

「持ち株会」を通じて
自社株】を買っておられるお客様、
けっこう多いのです。


【従業員】が、
自分が勤める【会社】の「株式」を、
保有することって(いったい何かというと)

⇒ 立派な【資産運用】です!

【持ち株会】という言い方をすると、
「福利厚生的」な香りがしますが、
それは会社の思惑、なのです・・。


実際、【持ち株会】に入っていると、
会社が毎月の購入金額の
5~15%程度を「上乗せ」してくれます。

(「補助金制度」と呼ばれ、
株式が多めに買えてしまうのです。

わたしが今まで見た中では、
20%の補助金を出している会社がありました)


が、しかし、です。
【持ち株会】を資産運用として捉えると、

運用の『原理原則論』から
離れた行いであることが分かります。

理由はカンタン。
自分が『給与所得』を得ている会社を
買っているためです。


(一度、深呼吸してみましょう・・)

先月も『給与所得』を得られたのは、
あなたが・頑張った・からです。

具体的には、
あなたが【自分資産】を働かせた結果です。

これって、私たちが生きていく上で
欠かせないもの・・。

でも、
【自分資産】は
【消耗する資産】でもあるため、

「あー、やっぱりこれだけでは
心細いなあ・・」ということで、

給与所得の一部を用いて
せっせと【金融資産】も積み上げるわけです。
(あなたも、わたしも・・)


banner1.jpg


つまり、
★ そもそも、
【金融資産】への投資は、
【自分資産】の「リスクヘッジ」のために行うもの。


ということは・・、
【金融資産】への投資は、
【自分資産】を働かせている場所から、

できるだけ離れているほうが
よいと思いませんか?

金融資産          自分資産(←給与所得)


『持ち株会』で自社株を買い続けると、

【自分資産】を働かせているところと、
【金融資産】を投資しているところが、
重なってしまうわけです。

 

         自分資産(←給与所得)
        金融資産


「えっ、そもそもどうして、
【金融資産】と【自分資産】は
離れているほうがいいの?」

金融資産A         自分資産(←給与所得)
金融資産B
金融資産C
金融資産D


【金融資産】は容易に
「分散させる」ことができますが、
【自分資産】は「分散」が難しいためです・・


ところで、
会社はなぜ『持ち株会』という制度に
たとえば10%の補助金を出すのでしょうか?

あなたは「個人」ですが、
「会社」というところは巨大な
【複合体・組織】ですよ・・。

会社にも
それなりの【メリット】があるのです。

〇 まず、従業員に
安定株主』になってもらえますね。

しかも【持ち株会】とは、
毎月継続的に「自社株」を買ってくれる
団体のことですから、

安定株主』の割合を、
少しずつ高めることができるわけです。
(喉から手が出るほど欲しい類の「株主」なのです)


〇 また、会社としては、
自社の株式を購入してもらうことで、

従業員のやる気向上、
会社に対する忠誠心向上が
(少しでも)期待できます。

もし、わたしが御社の「取締役」なら、
【20%の補助金】を出しても、

【持ち株会】を活性化して、
社員の皆さんに
「自社株の購入」を奨励するでしょう。
(会社にそれだけの「利益」はあるのです・・)


あなたが『持ち株会』の
見直しに着手する場合、
1.まず、毎月の拠出を中止してください。

これが実行できれば、
今以上「株数」が増えることはありません。

その後、
2.保有している株式を売却していきましょう。

少しずつ、規則的に売っていくのです。
ココで重要になるのが、
貴方の資産運用の【ポートフォリオ】なのです。

あくまで『メインのポ』に引っ越しするために、
自社株を売るのだと
(自身を)納得付けしてくださいね・・。

似顔絵


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| 自社株は買ってはダメです | 20:04 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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無意識に 自社株 をポートフォリオに組み入れようとしているあなたへ その2)

こんにちは、カン・チュンド です。

あなたが勤める「会社」と あなた との関係について、
真剣に考えたことがありますか?

あなたは 個人 ですが、
「会社」というところは 複合の意思体 です。
(実にさまざまな 表情 を持っています・・)

(例えば)
あなたは「会社」の 機密情報 を
知ることができる立場にいるでしょうか?

もしかするとあなたは「持株会」を通じて、
「会社」が破たんするその日の朝まで
雇用主の発行する「株式」を
購入し続けているかもしれません・・。

「会社」というところは
(九分九厘もうダメだ、ということがわかっていても)

記者会見の時まで 従業員には
「大丈夫だよ」と囁くものなのです。

自分の身 を守るためには
(ある程度の) 距離 を保つことが必要です。
( ↑ 冷たい言い方だと思われるかもしれませんが)

まさかの時 には
誰も助けてはくれないのですから・・。

今 は大丈夫でも、
5年後 にはどうなっているかわかりません。

こうも激しいスピードで変化している世の中です。
「会社」はより複雑な 舵取り を迫られています。
(ここでも 反論 が聞こえてきそうですが・・)

例えば「持株会」を通じた 株式購入 では、
多くの会社が 補助制度 を設けています。
(要するに、
 市場より少し安く 株式 が買えるのです)

あるいは「ストック・オプション」を
設けている会社も多数あります。

株式 が安く買える というのは
(従業員にとっての)メリット と映りがちですが、
■ 実は 雇用主 にとって メリット大 なのです。

なぜなら、

1.雇用主の発行する 株式 を購入してもらうことで、
  従業員の「会社」に対する 忠誠心 が向上します。

2.(ストック・オプションを活用すれば)
  雇用コスト を抑えることができます。

3.(そして)従業員 に「出資者」になってもらうことで、
  資本調達のコスト が軽減できます。

  そして何より(会社にとっては)
  「安定株主」を創出できるメリットがあるのです。


特に創業間もない会社は
ストック・オプション を活用することで、
従業員 を引き留めようと躍起になります。

これって 従業員 にとってはどうなのでしょうか?
例えば(稀有な例ですが)
マイクロソフトの伝説 がありますね。

マイクロソフトで
「ストック・オプション」を利用した従業員の中には
ひと財産 築いた人たちがたくさんいます。

しかし、
こんな可能性 はどれくらいあるのでしょうか・・?

「持株会」を通じて、
「ストック・オプション」を通じて、

あるいは確定拠出年金(401Kプラン)を通じて 、
雇用主の発行する 株式 を買った人々・・。

自分資本 を提供している 会社の 株式 を購入し、
それが 金融資産 の中でも
大きな比重を占めるに至ったため、

会社の「破たん」だけでなく、
自らも「破たん」状態 になってしまった人が
大勢います・・。

投資とは(別に)
宝くじ に当たることではありません。

投資とは身の安全を構築し、
リスクを軽減させるための行為なのです。

皆さん、どうかこのことをお忘れなく・・。



| 自社株は買ってはダメです | 12:35 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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無意識に 自社株 をポートフォリオに組み入れようとしているあなたへ


こんにちは、カン・チュンド です。

分散投資をすることは
(ある意味)【おのれの出自を隠す】ということです。

あなたがどの国に生まれ、
どこの学校に通い、
どういう会社で働いているのか、

あなた自身が(個人的に)どんな嗜好を持ち、
毎日どんなことを考えているのか、

それらを一切飛び越えて
「分けて分けて 投資をする」のが
【分散投資のエッセンス】です。

それは 感情 を引き抜き、
いくつもの パーツ を配置することです。

(今の時点では想像もつかない
「悪いこと」が起こった場合に
 分散投資 はあなたを守ってくれるのです・・)

分散投資 を行うことで、
期待リターンが不当に削られることもありません。

(むしろ、一定の期待リターンのもと、
 引き受けるリスクの大きさは軽減されます・・)

(逆に)一点張り、と言いましょうか、
集中した投資 は(知らないうちに)
引き受けるリスクを増幅させてしまいます。

今の時点では想像もつかない
「悪いこと」が起こった場合に
あなたを守ってはくれないのです・・。

さて、自社株 とは
(従業員にとっては)
雇用主が発行する 株式 に相違ありません。

わたしは【マネーの缶詰めスクール】の中で
繰り返しお話していますが、

■ 投資には、
自分資本への投資 と 金融資産への投資 があります。

自分資本 とは(文字通り)
自分 という 労働力、知性 であり、
ふつう私たちはこれを 雇用主 に提供し、
賃金(キャッシュフロー)を得ています。

(要するに↑お仕事です)

自分資本 に投資をするのはたいへん重要ですが、
(しかし)自分資本 は消耗する資本 でもあります。

ある日突然、キャッシュフローを生み出す
源力 が消耗した時、
私たちは途方に暮れるのです。

(リストラ、退職、環境の激変・・)

私たちは上記のような事態に備えて
金融資産への投資 を行うのですね。
(リスクヘッジ・・)


■ つまり、自分資本への投資、金融資産への投資、
  このふたつにしっかり境界の線を引いて、
  両方をバランスよく行うことが大切なのです。

さあ、自分資本 と 金融資産 を
冷めた目で見てみましょう。

金融資産は「分散させる」ことが容易ですが、
自分資本 は「分散」がとても難しいです・・。

(例えば、3つも4つも、
業種が異なる 仕事 を同時に持っている人は
ほとんどいませんよね・・)

だとすれば、金融資産 は
自分資本 から、できるだけ遠ざけておくことが
【基本】になります(ここ、重要)

(皆さん、イメージしてくださいよ)

自分資本 の提供によって 雇用主から得た「賃金」で
雇用主の発行する「株式」を買うことは
(単純に)リスクが集中することなのです・・。
           (ここ、重要)

あなたが保有する 金融資産 は、
あなたが勤める「会社のリスク」とは
無縁 であるべきなのですね。

(イメージしてくださいよ)

あなたが勤める「会社」が倒産してしまえば、
キャッシュフロー(賃金)が途絶えます。

もし 自社株 を保有していれば(その上)
金融資産 まで傷ついてしまいます・・。

集中した投資 は、今の時点では
想像もつかない「悪いこと」が起こった場合に
あなたを守ってはくれないのです・・。



| 自社株は買ってはダメです | 06:52 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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