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「eMAXIS Slim バランス」、八色弁当のウラの『特徴』とは?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

まるで「八色弁当」のような、
「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」ですが、


会席風お弁当だからです。


深読みしていくと、
次のような『特徴』が浮かび上がってきます。

特徴1.
リート(不動産投資信託)の割合が多い。


これは当ファンドを特徴付ける
一大「キャラ」と云ってよいでしょう。

(リートの比率は25%にもなります。)


世界の富はおおよそ
債券、株式、現金から成っていますが、
(実物の不動産は除いていますよ、)

その割合はだいたい、
債券46%、株式27%、現金27%であり、

1%に満たない比率をREIT(リート)や
コモディティ(商品)で分け合っている状況です。



そう、リートは
市場規模が(まだまだ)小さいのです。

それもそのはず、
日本、香港、シンガポール、
ヨーロッパ各国で

REIT(不動産投資信託)が登場し始めたのは
21世紀になってから・・。

まだ新しく
若々しい資産なのです。
(米国と豪州では歴史は長いですが・・)


世の中をぐるりと見渡してみましょう。

世界中の不動産はまだまだ、
文字通り「実物」として、
数多の法人や個人によって所有されています。

リートは、
実物の不動産を「証券化」した資産のことですから、

リート(不動産投資信託)によって
所有される不動産というのは、
まだ超・珍しいと云えるでしょう。


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今後、
不動産投資信託(リート)という資産の
『伸びしろ』がどのくらいあるのか?

それは長期的に主要な不動産が
REIT(投資法人)によって
所有されていくか否かにかかっています。


この『不確定要素』を
→ リスクと取るか、
→ 可能性(ポテンシャル)と捉えるかで、

「8資産均等型ファンド」への
評価は違ってくるでしょう。


特徴2.
日本の円建て資産はそこそこ多い。


『8資産均等型ファンド』の特徴は
単純明快な「固定配分」に終始している点です。

平等に投資先を散らして、
どこにも『偏らない』体制を作っている。

その結果、
日本の円建て資産は37.5%と、
そこそこ多くなります。

(換言すれば、
為替リスクを負う部分は
62.5%のみとなるわけですね)


特徴3.
アメリカ株式への投資割合は低め・・


『先進国株式』は、
世界の株式市場の比率で見ると、
8割を超えるシェアを誇りますが、

「eMAXIS Slim バランス」では、
(他の投資対象と同じように)
12.5%しか、保有しないわけです。

この2、3年で
先進国内で最もリターンが高い
「アメリカ株式」も、
(全体から見れば)8%強しか保有していません。

ココ、けっこう驚くところ!)


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ふつう、
パフォーマンスが良い投資対象を選んで、
進んで保有したくなるものでは?

が、どんなに成績が良くても
他の投資対象と同様、
12.5%しか、保有しない。

ここが
「eMAXIS Slim バランス」の隠れた特徴なのです。


つまり?

特徴4.
どの投資対象も「信用」していない。


・すばらしい成績がずっと続くわけがない。
・ひどい成績がずっと続くわけでもない。

各投資対象を【長いスパン】で見ていますね?
そして冷めた目で観ています。


「8資産均等型のファンド」は
短期的な動向に左右されない、
全天候型の性質を有していると云えます。

あっ、先ほど、
「投資先を散らして、
どこにも『偏らない』体制を作っている」と述べましたが、

正確には「8資産均等型」は、

〇 成績がよい投資対象をどんどん買っていくタイプではなく、
〇 成績が悪い投資対象をどんどん買い増していく特性を持ちます。


バリュー戦略の匂いがします。


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特徴5.
評価が下がり、
価格が下がっていく対象を、
より買い足していくイメージなのです。


これこそ
「eMAXIS Slim バランス」最大の特徴ではないでしょうか?


こちらの記事もご参考に!

〇 虫とり小僧さん!
私がeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)を積み立てている理由
〇 ひめだかさん!
8資産均等型に投資していて正解だったのか




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| バランスファンド | 19:06 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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全自動運転の「バランスファンド」意外な長所とは?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

仮にわたしが今
マンションのデベロッパー営業マンなら、
全国の「自動車学校」のリストアップをします。

2020年代には
全自動運転車】が出始め、

2030年代には
一定の【シェア】を握ることが予想されるためです。
(そう、自動車免許を取得する人は減っていくのです!)


自動運転


『全自動運転車』とは、
私たちが想像するクルマより
うんとコンパクトで、

いってみれば、
地理的な移動に特化した「快適な箱」です。

あなたが自分で(クルマを)動かし、
調整し、コントロールする部分は
すでに『ゼロ』になっているのです・・。


(もちろん緊急ボタンの位置などは
知っておく必要がありますが・・)


これを【投資】で捉えてみましょう。

あなたが自分でハンドルを握り
アクセルとブレーキを制御する。

これは、
あなたが自分で
『複数のファンド』を組み合わせ、

資産のメンテナンス(リ・バランス)を
自身で行うということ。



あるいはもしかすると、
「配分割合」そのものを
変えることがあるかもしれません。

これを『リ・アロケーション』と云います。

⇒ 要は、あなた自身が
資産の管理をコントロールしているわけです。


19年間にわたって
コンサルティングサービスを実施する中で、
わたしが「強く感じていること」があります。

それは、
自分で資産の管理を
コントロールし続けるって、
けっこう【タイヘン】ということ。。



さっきのクルマの例でいうと、

⇒『バランスファンド』を持つ人は、

「えっ? クルマの運転?
わたし苦手。正直、面倒だわ。

できれば自動運転で
『目的地』まで運んで欲しいなあ・・」
というタイプの人なのです。



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ちょっと考えてみてください。

2020年代を迎えようとしている今、
そもそも【クルマのニーズ】には、
2種類あると思いませんか?

A 自分でクルマを運転したい。

B 『自動運転』で
(クルマが動いている間)
別のことをしていたい。


A、Bとも
同じ「クルマ」という乗り物ですが、

あなたがクルマに求めるコトは
まるで違っています・・。


(それはどちらが
良い・悪いという問題ではなく、
単に『ニーズ』が異なるのです)


わたしは投資信託も
クルマと同じと考えており、

B 『自動運転』で
(資産運用を続けている間)
ワタシは別のことをしていたい・・。


というニーズも
一定割合「存在する」と考えます。

いや、
私たちが思う以上に、
この「Bの潜在ニーズ」は大きいと
近頃感じています。


投資を続けている間、

「自動的に資産割合のズレを
調整してくれ、
いつでも同じリスク・リターンの度合を
保ってくれる。」


そういうニーズに応えるのが
バランスファンド】です。


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誤解を恐れずに言いましょう。

多くの投資ビギナーが、
最初は「A 自分でクルマを運転したい」と願います。

自分で『複数のファンド』を組み合わせ、
手動でリ・バランスを行うわけです。

が、問題は?

投資は恐ろしく長く続く作業なので、

〇 途中で
自分でクルマを運転することに疲れてくる、

〇 自分でリ・バランスを行い、
資産をメンテナンスすることに飽きてくる・・、
といったことが【しばしば】起こるのです。



(ここだけの話、)

A 自分で運転するパターンから、
B 全自動運転に、
運用管理のしかたを変えたお客様は
当オフィスの場合、100人を下りません!

『バランスファンド』の長所は、
長期的に資産を増やすという目的のみに特化して、

それに付随する作業やメンテを、
すべて「外注」できることでしょう。


10年前は「けいぞくコスト」が高いのが、
バランスファンドの難点でしたが、
今は驚くほど運用管理費用も低くなっています。

また「バランスファンドでは
年齢の変化に即した
リスク量の変化』に対応できませんが・・」

というご質問もいただきます。
(自分でポートフォリオを保守化できないわけです)


これについては、
【安全資産】+【バランスファンド】で
トータル資産と捉え、

そのトータル資産の中で、

【安全資産】(預貯金・個人向け国債10年もの)
割合を増やしていけば、

資産全体で見た「リスク量」は減らせますし、
(また)その逆もしかり、なのです。



今、お勧めできるバランスファンドとしては、

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
iFree 8資産バランス
たわらノーロード バランス(8資産均等型)

世界経済インデックスファンド
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
楽天・インデックス・バランス・ファンド
ニッセイ・インデックスバランスファンド(8資産均等型)

三井住友・DCつみたてNISA・世界分散ファンド
フィデリティ・ターゲット・デート・ファンド(ベーシック) 2050
などが挙げられます。


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昨今は、
iDeCo、つみたてNISA、特定口座と
利用すべき窓口が複数化したため、

その中で「自分のポートフォリオ」を作り、
メンテナンスしようとすると
どうしても作業が煩雑になりがちです。

たとえば一例ですが、

〇 SBI証券を利用し、
その中で、

〇 iDeCo(セレクトプラン)
つみたてNISA、特定口座という
「複数の窓口」を利用する場合、

〇 バランスファンドにしてしまえば、
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)のみを
持つことで
ポートフォリオが完結してしまったりします。


最後に・・
上記「バランスファンド群」の共通点は
いったい何だと思いますか?


株式以外の資産も、
『ミックス』させていることです。

株式のみで運用を続けるには、
相応に高い【リスク許容度】が求められます。

「バランスファンド」の隠れた長所とは、
無理せず、腹八分目を
【長くキープできること】なのです。





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| バランスファンド | 18:13 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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避けるべきバランスファンドとは?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

「バランスファンド」って
型がシンプルで分かりやすく、
資産管理が容易になるので、

もうすぐリタイアを迎える人には
(特に)おススメです。

が「避けるべきバランスファンド」には要注意!

率直に言って、
お勧めできるバランスファンドより
避けるべきバランスファンドのほうが
「圧倒的に多い」とわたしは考えています。

現在運用されているバランスファンドの多くは、
なんと言うか
旧来型の思考」で作られているためです。


以下が「避けるべきバランスファンド」です!

1.投資対象が「4大資産」に限られている


4大資産とは、国内債券、国内株式、
先進国債券、先進国株式のこと。

つまり、先進国のみで
資産配分が完結しているのです。

経済の伸びしろが大きい「新興国」を外して、
果たして世界経済の成長を
包括的に取り込めるのでしょうか?


2.円建て資産に偏っている


国内株式や国内債券に偏っている
バランスファンドが散見されます。
「具体例」を挙げてみましょう。

「株式50%・債券50%」のバランスファンドで、
日本株式に30%を充てているものがあります。

株式部分のみで見ると、
「日本株式30%・外国株式20%」となり、

1ヵ国(日本)の組入れ割合が、
海外の何十ヶ国の株式割合より
多くなってしまいます。


これでは「広く分散を施す」という
バランスファンドの原則から外れてしまいます。

ファンド購入者の属性
(日本人)を考慮しすぎて、
円建て資産が過多になっているのでしょう。


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3.継続コスト(運用管理費用)が割高


運用管理費用は、
リターンを蝕むマイナスリターンです。

その年の収益がマイナスの場合も、
容赦なく差し引かれるため、
あなたの実績リターンに
大きな影響を及ぼします。

運用管理費用が年0.8%(税込)を超える
バランスファンドは避けるべきでしょう。



4.資産配分の比率が任意に変更される


わたしは「市場の動きは予測し切れない
という立場に立ちます。

市場の動きを見て、
あるいは市場の動きを予想して、
バランスファンドの「資産配分」を変えるのは
ナンセンスでしょう。


バランスファンドの「基本組入れ比率」は
固定型であることが望ましいのです。


ここに「株式50%・債券50%」の
バランスファンドがあるとしましょう。

この基本組入れ比率を「固定」すれば、
あなたが背中に負うリスク量は
おおむね一定します。

また、組入れ割合がズレることで、
運用会社は定期的に
リ・バランス」を実施します。


仮に、基本組入れ比率のところで、
運用会社が任意にその割合を変えてしまえば、

そもそも「リ・バランス」の概念は?

なくなってしまいますね。


結果、
あなたが背中に背負う『リスク量』が、
マーケット状況によって
変容することになります。


一度深呼吸をして
1~4を精査し、

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また、現在のファンド純資産額などを考慮すると、
お薦めできるバランスファンドは、

「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」
「iFree 8資産バランス」
「たわらノーロード バランス(8資産均等型)」

「世界経済インデックスファンド」
「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」などになってくるでしょう。


そう、バランスファンドって
かなり絞り込めるのです。


※「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」「世界経済インデックスファンド」は、
時価総額比率やGDP比率の変化によって
配分比率は変遷しますが、

基本の組入れ割合(株式50%・債券50%)が
変わることはありません。

えっ、今日のコンテンツですか?


実はほぼ電子書籍
『ラクして増やそう!バラつみ投資』からの
ご紹介です(^^ゞ


わたしの書籍って
典型的な「演歌型!」で

発売から1年以上経って
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| バランスファンド | 10:57 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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6500の素材から成る『ミックスピザ8(エイト)』!


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

今日は
青井ノボルさんの記事、
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の隠れた魅力
に触発されてお話しします。

8資産均等型のバランスファンドといえば、
PIZZAですよね。
PIZZAのように、
綺麗に8つの資産へ均等に投資ができます。




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まさにそう!

しかも、
株式、債券、REITの
各素材(銘柄数)を合わせると
ナント6500にもなります。


ただ、
(青井さんも書かれているように、)
この種の『バランスファンド』って

とかく
地味、無難、中庸、とりあえずの存在?
みたいに見なされがちです。

これって悪いこと?


いいえ、わたしはそうは思いません。


これから先、
社会の中で
資産形成の重要性が認知され、

どんどん
地味でふつうで
ちょっと奥手な人が、
『投資信託』を始めるようになれば、

結果として
バランスファンド』が
選ばれるケースが増えてくるのでは・・。


青井さんの以下のことばが印象的です。

色々考えてみたけど、
最終的に「えいやっ」で決める。
一度決めたら、
徹底的にほったらかしたまま継続する。

動機や理由がどうであれ、
続けることが最大の課題です
結果的に、長期投資ができれば
万々歳なのだと思います。


なるほど・・。

上記の文章って?


「投資を長く続けること」を
【主語】にされていますね。


私たちはとかく
どんなファンドに投資すべきか?」を
主語にしがちですが、

ファンド選びにいくら時間を割いても、
長くそれ(投資)を続けられなければ、
絵に描いた餅に過ぎません(-_-;)


すなわち、
投資を長く続けるためには、
どんな「やり方」が良いの?

どんな「投資信託」が
候補に上ってくるのだろう?

という【設問】が
あってしかるべきなのです。

青井さんはこう言われます。

ほったらかし投資を追求していくと、
辿り着く答えの一つ。
それこそが、
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)です。


たしかに・・。


「eMAXIS Slim バランス」の
『運用管理費用』
0.17172%(税込)を見ると、

2007年1月に、
『マネックス資産設計ファンド(育成型)』
というバランスファンドが登場し、

0.95%(税抜)でも
「おっ、コストそこそこ低いな!」と
と思っていた頃とは
(まさに)隔世の感です。


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以下、
ちょっと【マニアックな分析】です。

「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」は
8つのスライス(投資対象)に分かれたピザです。

ひとつひとつの
スライス(投資対象)の中身って?


実は、
株式にしろ、債券にしろ、REITにしろ、


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8つのスライスの中で

個々の素材は、
『時価総額』の比率に応じて
組み入れられています。


そんな8つのスライス(投資対象)を
すべて均等で持つ』というのは、

よーく考えてみると
かなりアクティブな考え方・・。


たとえば、

〇 株式:債券:REIT(リート)の比率は、
  37.5 : 37.5 : 25 ですが、




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REITは
株式、債券の市場規模に比べると、
ごくごく小さな割合なのに、

25%も組み入れるため、
REITを意識的に
多く組み入れている
(オーバーウェイトしている)ことに。



あるいは、
新興国はどうでしょう?

株式、債券いずれも、
〇 日本:先進国:新興国 でいうと、
  12.5 : 12.5 : 12.5 で「等分」です。


別の言い方をすれば、
37.5のうち、
新興国が 12.5であるわけですから、

株式、債券ともに、
およそ33%が「新興国」!

(これも意識して
多めに組み入れていることになります・・)


換言すれば、
「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」は
(時価総額の比率という考え方から見れば)

意識して「先進国」を
アンダーウェイトしているとも言えます・・。



8つの投資対象を
いつも等分に持つ。


これは、
高くなった資産は少なく買い、
安くなった資産を多く買うという「調整」を、

コンスタントに
継続して行っていく型(かた)である、とも云えます。

特に・・、
パフォーマンスが振るわない、
いちばん成績が悪くなっている資産を
多めに買うことになるのが、

この『8資産均等型』の
隠れた特徴ではないでしょうか・・?

青井ノボルさんの記事、
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の隠れた魅力

あ




| バランスファンド | 18:46 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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ニューズウィーク日本版の記事から、「世界経済インデックスファンド」の資産配分決定プロセスを学ぶ


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

バランスファンドの
資産配分のあり様には
いくつか『パターン』があります。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」の
ように、
シンプルな『完全固定型』がそのひとつ。


1188 8資産


かと思えば、
楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)
のように、
国・地域の比率が『変遷』するものもあります。


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上記の『基本比率』だけを見ると
50%(株式):50%(債券)ですが、 ← ココ、変わらない。

実は、
世界株式、
世界債券(上記、投資適格債券と記)の中身は、

構成国の
市場の大きさの「比率」
に依っています。

このタイプだと、

(株式、債券とも)
国・地域の「組入れ割合」は
常に変わっていくのです。

⇒ これが『時価総額加重平均タイプ』の特徴です。


これらに対して、
「世界経済インデックスファンド」の資産配分は、

(最終的に)
運用会社の判断で『決定』されています。


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ニューズウィーク日本版の
こちらのPR記事を読めばよく分かります。
世界経済の成長を投資リターンで実感するバランス型インデックスファンド

無題


この記事に登場しているのは、
三井住友トラスト・アセットマネジメントの
シニアファンドマネジャー、
岡戸康明さんです。

まず、
「世界経済インデックスファンド」のウリとは?


記事内から引用してみますと・・。

ファンドの配分比率を
GDP(国内総生産)総額の比率を参考に
決定している点。 


ココの、
「参考」という言葉が重要で、

GDP(国内総生産)総額の比率を
そのままファンドの資産配分に
落とし込んでいるわけではないのです。


「世界経済インデックスファンド」は、
2010年、2013年、2016年と
過去3回、資産配分を【変更】しています。

具体的には、
国・地域の配分、
ー日本、先進国、新興国の配分割合ー
変更しているのです。

(ただし、『基本比率』の
50%(株式):50%(債券)部分は
ずっと変わっていません・・)


たとえば、
2016年末の変更は、

〇 新興国の比率を下げ、
〇 先進国の比率を上げるものでした。


(※ 新興国のGDP比率そのものは
あまり変化がなかったにも関わらず・・)


1768295.jpg


今回、上記記事内の
岡戸康明さんのコメントで、

「世界経済インデックスファンド」の
資産配分決定のプロセス
より明快に分かりました。

以下、引用)

「毎年10月にIMF(国際通貨基金)が発表する
『世界経済見通し』に基づき
最新の各地域のGDPの割合をチェックし、
組入比率を調整するのが基本だが、

加えて、
社内のストラテジスト
(投資戦略を考える専門家)や、

各資産のファンドマネジャーとの
経済情勢の議論も踏まえて
組入比率を最終的に決定するなど、

社内で独自に算出したデータや知見も
ポートフォリオの運営に反映させている」と、
その詳細を岡戸氏が明かしてくれた。

引用、終わり)


要は、
当該ファンドの
【資産配分の決定】は最終的に、

運用会社(三井住友トラスト・アセットマネジメント)
の【判断】に依るものなのです。



これはたとえば、
「楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)」の、

株式、債券における
『国・地域の割合が(自然に)変わる』のとは、
意味合いが・違います。



運用会社の【判断】が入るという部分を、
良しとするか、
悪しとするかで、

「世界経済インデックスファンド」への評価は
違ってくるでしょう・・。

(ちなみにわたしは、
今年末の資産配分の変更はないと予想しています)

あ



| バランスファンド | 17:35 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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たとえバランスファンドでも、『リ・バランス』は必要?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

2018年現在、
『長生き』に関しては、
私たちは(まったく)異次元の空間 に居ます。

これから先、
会社の『定年』って、
65歳、70歳と
どんどん先送りになると思われますが、

そのスピード以上に、
「平均余命」が延びていけば、

(仕事を辞めたあとの)
人生時間は、
やっぱり伸びるわけです。


これって嬉しいこと!


たとえば、70歳の時点で、
「どんな資産運用の中身が適切なのか?」は、

(残念ながら)
今までの『教科書』には載っていません。


先日、個別相談の中で、
バランスファンドに関して
こんなご質問をいただきました。

カンさん、
「バランスファンド」なら、
『リ・バランス』って要らないんですよね。



表面的には、要りません。

でも、
深層的には、
『リ・バランス』は必要になってきます!

※ 特にリタイアする時期を挟んだ場合。


よく、

〇 全世界株式か、
〇 債券30、株式70の配分か、
はたまた
〇 8資産均等型のバランスファンドか?


「一体どれが良いのだろう・・?」と、
悩まれる姿を拝見しますが、

これって、
リスク資産」の中だけの話ですよね?


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実は、
より重要なことは、

【無リスク資産(安全資産)】と
【リスク資産】の
割合決定」ではないでしょうか。


(これで初めて、↑
あなたが背中に背負う「リスク量」が
決まるわけです)

この話をする場合、

【リスク資産】= バランスファンドとすると、
とてもシンプルに話が進みます。


⇒ 大切なことは、
人生ステージの変化」に伴って、

【無リスク資産(安全資産)】と
【リスク資産(バランスファンド)】の、

「割合」を変えていくという、
方針決定』だと思います。


たとえば、
あくまで「仮の例」ですが。

A ~40歳になるまで。
B 40歳~60歳になるまで。
C 60歳~70歳になるまで。
D ~70歳以降・・・。


というふうに、
資産運用を4つの『ステージ』に分け、

【無リスク資産】と
【リスク資産】の『割合』をそれぞれ、

A 30:70
B 40:60
C 50:50
D 60:40 というふうに、

変遷』させていくわけです。



その過程で、

〇 マーケットが高騰していようが、
〇 下落が続いていようが、
そこは気にせずに、

あくまであなたの
『ライフステージ』を優先させて、


【安全資産】と
【バランスファンド】の中で、

上記「割合」に沿うように、
リ・バランス』を実践していく・・。

それにより、
背中に背負う『リスク量』を調整していく。


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仮に70歳で
仕事を「ジ・エンド」とし、

そこからは、
【無リスク資産(安全資産)】60%、
【リスク資産(バランスファンド)】40%を
旨とするなら、

この『割合』をキープするように、

安全資産、
バランスファンド双方から
定期的な取り崩しを続ける。


⇒ 言い方を変えれば、
定期的な『取り崩し』(半年に1回とか、
1年に1回)をするときに、

ついでに
リ・バランス』もしてしまいましょう、ということ。

大局的に見れば、
バランスファンドでも、
『リ・バランス』は必要になってくるのです。

〇 こちらの記事もご参考に!
ヒトの本能をうまく騙して「リ・バランス」

あ




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