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eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)はどれだけアクティブなの?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

今、あなたの目の前に、
アボカドと、豚肉と、玉子があるとしましょう。

どれも有名な『素材』ですが、
これらを『どう料理するか』で、
出来上がるモノは違ってきますね。



7334.png


ところで、
わたしがあなたにお勧めできる
バランスファンドは、
「インデックス型のバランスファンド」です。

この場合の
「インデックス型」とは、
あくまで【素材】そのものを指しています

??


具体例・・)

「世界経済インデックスファンド」は、
『6つの素材』を用いています。

国内株、先進国株、新興国株、
国内債券、先進国債券、新興国債券。

これら6つの『素材』は
いずれも、時価総額・加重平均型。

つまり、
ピュアな【インデックス素材】と
云えるわけです。


(たとえば、
先進国株という素材は、
MSCIコクサイ指数との連動を目指しており、

日本を除く先進国諸国の、
それぞれの国の
「株式市場の大きさ」に比例して、
組入れ割合が決められています)

あと5つの『素材』も、
基本、時価総額加重平均型です。


今のお話は【素材】でしたが、
次は【料理】の話ですよ!

「世界経済インデックスファンド」は、
6つの『素材』を組み合わせる際、


世界経済インデックスファンド3-292x300


〇 日本・先進国・新興国のGDP比率を基に、
〇 今後の経済動向を加味して、
運用会社(三井住友トラスト・アセットマネジメント)が
日本・先進国・新興国の
【配分割合】を決めています。

ここに、
アクティブ的要素がありますね。


具体例 その2・・)

「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」は
8つの素材』を用います。

(繰り返しになりますが)
素材の中身はすべて、
時価総額加重平均型なのですよ。

しかし、
『8つの素材』の組み合わせ方は、
かなりアクティブです。


201403181000392c0_20180204190001151.jpg


たとえば、
〇 株式:債券:REIT(リート)の比率は、
  37.5 : 37.5 : 25 ですが、

REITなど、
株式、債券の市場規模に比べれば、
ごくごく小さな割合なのに、

25%も組み入れていますから、
REITを意識的に
多く組み入れていることになります

(あくまで市場規模からの考察ですが。)


あるいは、新興国はどうでしょう?

株式、債券いずれも、
〇 日本:先進国:新興国 でいうと、
  12.5 : 12.5 : 12.5 で「等分」です。

別の言い方をすれば、
37.5のうち、
新興国が 12.5 であるわけですから、

株式、債券ともに、
およそ33%が「新興国」になっている
ということ。

これも、
日本:先進国:新興国の
市場規模の割合から見ると、

明らかに
新興国を多く組み入れていると云えます。


「だったら、
eMAXIS Slim バランスはそんなに良くないの?」


いいえ、そんなことはありません。

『8つの素材』を等分に持つ。
かつ、それをキープする。
という、
シンプルな
『固定型の資産配分』ですから、

高くなった資産は少なく買い、
安くなった資産を多く買うという「調整」を、

『8つの投資対象』について等しく、
かつ継続的に行うことになります。



もちろん、
オーバーウェイトしている
REITや新興国の成長いかんによっては、
当ファンドの成績に影響が出るかもしれませんが、

均等で持つ】という考え方は、
実は古くからあるのです。


business_crowdfunding.png


一例ですが、
アメリカの代表的な株式500社を、
時価総額加重平均で持つインデックスが
「S&P 500指数」です。

一方、S&P500のすべての株式を
「均等」で持つのが、

【均等インデックス】
(イコールウェイトインデックス)であり、
英語では、
S&P 500 Equal Weight Index」と呼ばれます。

(面白いですね・・)


この、
「S&P 500イコールウェイトインデックス」は文字通り、
およそ500の銘柄を
すべて0.2%の「同じウェイト」で保有するイメージです。

(そして、四半期ごとにリ・バランスされます)

『8資産均等型』は、
この「イコールウェイトインデックス」の考え方を、
異なる資産にまで広げたと云えるでしょう。


以下の画像は、
直近2年間の、

青色) 世界経済インデックスファンド
赤色) eMAXIS バランス(8資産均等型)
緑色) <購入・換金手数料なし>
ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)

の、各バランスファンドの【成績】です。

(eMAXIS Slim は昨年運用を始めたところなので、
eMAXISバランス(8資産均等型)を用いました)

9RZSMEPQ.png

画像元: ヤフーファイナンス

んー、
そんなに「大きな違い」があるわけではありません。

これってどうして?


なぜなら、
どのバランスファンドも、
【素材】は共通しているためです。



均等型について興味が湧いた人は、
けっこう専門的になりますが、
インデックス・ドライバーのRockyさんの、

均等配分の合理性』という記事を
読んでみてください。
(マニアックに面白いですよ・・(^^;)

似顔絵




| バランスファンド | 19:11 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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世界経済インデックスファンド、10月は15億円弱の資金流出


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

8月のはじめに、
世界経済インデックスファンドでいったい何が起こっているの?
という記事を書きました。

4月から8月にかけて、
世界経済インデックスファンドに
かなりの金額の資金流入があったため
「えっ!?」と驚いてしまったのです。

もしかしたら、
個人のお金ではない資金が
入ってきている可能性も・・
と思いましたが、

再び、投信まとなびで、
世界経済インデックスファンド』の
詳細情報をチェックしてみると・・。


【月次資金流出入額】(直近5年 単位:億円)の
棒グラフです。


世界経済

出所)投信まとなび


8月までに引き続き、
9月度も24.17億円の
プラスの資金流入だったのが、

10月は14.89億円の純資金流出です。

たしかに、
相場が大幅に上昇したことで、
利益確定の売り(解約)が
そこそこ発生した可能性があります。

一方、
世界経済インデックスファンドと
比較されることが多い、

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は
どうでしょう?


セゾン

出所)投信まとなび


6月~9月と比較して
金額ベースは減っているものの、
10月度もプラス7.66億円の
資金流入を維持しています。

私見ですが、

世界経済インデックスファンドの純資金流出は、
4月から始まった大幅な資金流入の
『裏返し』の部分があるのでは?
と思ってしまいます。

(確証はありませんが・・)

当ファンドを評価する一人として、
11月、12月度の
純資産額の動きに注目したいと思います。

似顔絵




| バランスファンド | 18:29 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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『三井住友・DCつみたてNISA・世界分散ファンド』は、ニーズのすき間を埋めるバランスファンドかも


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

10月3日
「三井住友・DCつみたてNISA・世界分散バランスファンド」が
運用を開始しました。

わたしは、
『しんたろうのお金のはなし』の
しんたろうさんの記事で知りました。

【「三井住友・DCつみたてNISA・世界分散バランスファンド」新登場。SBI証券で一般販売開始。】

以下、当該ファンドの資産配分です。


smam-sekaibunsan-ratio-300x263.jpg

画像元:
しんたろうさんの記事
『「三井住友・DCつみたてNISA・世界分散バランスファンド」新登場。SBI証券で一般販売開始。』より。


ズバリ申しますと、
当該バランスファンドは、

スゴ6「SBI資産設計オープン(資産成長型)」と、
「世界経済インデックスファンド」のあいだ
くらいにある投資信託だと思います。


まず、
「三井住友・DCつみたてNISA・世界分散バランスファンド
(以下「三井住友・世界分散」と略します)
の【基本組入れ比率】は、

株式:債券:REIT = 40:40:20 であり、
これは、
「SBI資産設計オープン(資産成長型)」と
まったく同じです。


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「SBI資産設計オープン(資産成長型)」

ただ、
SBI資産設計オープンと比べると、
当該ファンドは
外貨建て資産の割合が多くなっています。

「三井住友・世界分散」では、
円建て:外貨建て資産は 30:70

(ちなみに、
「世界経済インデックスファンド」の
円建て:外貨建て資産は、
10:90 です)

「世界経済インデックスファンド」


世界経済インデックスファンド3-292x300


「世界経済インデックスファンド」ほど、
割り切ってグローバル分散は
出来ないけれど、

旧来型のバランスファンドの特徴である
日本の円資産に「どっぷり」
というのもイヤだわ・・。

という人に、フィットするのではないでしょうか。
(プラス、REITはぜひ組み入れたいという人。)


三井住友・世界分散」の特徴を
いくつか挙げてみましょう。

〇 先進国債券において
ヘッジ有』を5%組み入れ、
先進国債券(ヘッジなし)と含め、
計25%の組み入れ。

※ 25%のうち5%だけ
対円で為替ヘッジをしている効用は
いかほどのものなのでしょうか?

〇 株式、REITにおける
「日本」の組入れ割合は25%。
(債券のみ37.5%となっています)

〇 当該ファンドはマザーファンド形式です。

新興国株式の
『エマージング株式インデックス・マザーファンド』
は、先物にも投資を行っています。

(より具体的には、
ファンドの資産規模、市況動向に応じて
株式、株価指数先物取引、上場投資信託証券、
短期公社債等および為替取引を組み合わせて
運用を行うとしています・・)

〇 運用管理費用は、
年0.2268%(税込)と非常に低廉です。


私見ですが、株式部分については、
『日本株式5%、先進国株式25%、新興国株式10%』
とし、

円建て:外貨建て資産は
25:75 としても
良かったのではないでしょうか・・。
(先進国債券『ヘッジ有』が5%あるため)


その他、当該ファンドの留意点を
上記しんたろうさんの記事内で見つけました。

懸念されるのは、
新興国株式、国内リート、先進国リートが、
三井住友・DCシリーズの
個々のインデックスファンドと
同じマザーファンドであり、

現時点では、それらが決して
良い運用成績を残してないという事
(ベンチマークとの乖離大)。


たしかに・・。

まずは
初回の決算(来年9月)を待って
最初の運用報告書を見、
当ファンドの実質コストなどを
チェックしたいですね・・。


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なお、
販売会社は、
「エイチ・エス証券」「SBI証券」と
なっています。

あっ、これって
『特定口座』(通常口座)の窓口
という意味ですよ。

ここのところ、
分かりにくいと思いませんか?



消費者にとっては、すでに
「特定口座」「iDeCo」「つみたてNISA」など
複数の窓口が現存しているわけですから、

運用会社さんの
ファンド情報】内では、
単に「販売会社」と記述するのではなく、

 【販売会社】

・特定口座・一般口座では、
〇〇銀行、□□証券・・・

・iDeCo(個人型確定拠出年金)では、
〇〇銀行、△△証券・・・

・つみたてNISA では、
〇〇証券、□□証券・・・


というふうに
包括的に明示してくれないと、

私たち消費者側はもう
収拾がつきません(-_-;)


現に、
「三井住友・DCつみたてNISA・世界分散バランスファンド」は、
つみたてNISAでは、

エイチ・エス証券、SBI証券だけでなく、
楽天証券でも取り扱っているのです。

(そしてまた、iDeCoでは、
取扱う金融機関が違ってくるのでは?)

【運用会社】さんへの提案)

〇 販売会社一覧は、
すべての【チャネル】を網羅して
包括的に開示してください!

◆ 関連記事
LOSA長期保有型国際分散インデックスファンドってご存じですか?

似顔絵




| バランスファンド | 13:58 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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ざっくり8割くらい『満足』できればOK!という人は、バランスファンドが向いているかも


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

こう見えても、
けっこうファッションに興味を持っています(^^)

本当は渋谷と原宿をつなぐ、
「キャットストリート」などをぶらぶらしながら、

いろいろなセレクトショップを見て、
服やら小物やらを物色したいのです、本当は。
(でも、なにせ時間が・・)


そんな中、先週こんなことがありました。

メンズショップの店頭で偶然目にした
マネキンさんが着ている
「トータルコーディネートされた服たち」を見て、

「あっ、これ自分に似合いそう!」
と思い、

上から下まで全部『一式買い』したい
衝動に駆られてしまいました・・。


(現実的に)時間がなく、
もう、自分で・ひとつひとつ選ぶのが
・面倒くさくなっているのです・・(-_-;)


上記の、店員さんが
「トータルコーディネートした服たち」は、

不特定多数の人のために、
あらかじめ作られた型(かた)です。


仕事だってあるし、
プライベートの約束もあるし、
家族の問題もあるし、

限られた時間の中で、
そこそこ効率的にモノを選びたい。


そういうニーズ】って、
忙しい日常生活の中では
ふつうにあるのでは・・。

ここに、
幕の内弁当』や
バランスファンド』が売れる理由があります。

これら皆、↑
不特定多数の人のために
あらかじめ作られた型(かた)ですね。


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たとえば、
自分でひとつひとつの投資信託を選んで、
それを組み合わせ、

自分なりの型(かた)
=【ポートフォリオ】を定めて、

それをずっとメンテナンスできれば
(もちろん)それはそれでOKです。
なんの問題もありません・・。


しかし、
突発的に湧き起こる『感情リスク』を
うまくコントロールしながら、

『同じ姿勢』を5年、10年と続けていくのは、
けっこう大変なことです。

動いたほうが、いいんじゃないの?
という誘惑が(実に)多いためです。

〇 マーケットの気まぐれな動き
〇 ネット上でさまざまな人が口にする
さまざまな情報

〇 新しい制度や法改正
あるいは、
〇 政治、経済、自然現象にいたるまで


【急な変化】が向こうからやってくると、
「やっぱ、あの投資信託も買っておこう」
とか、

「このAファンドのほうが、
Cファンドより、運用管理費用 0.02%低いから
Aファンドに乗り換えよう」とか、

「うーん、、先進国株式をもう少し増やして、
新興国の株式は割合を下げよう・・」
というふうに、

自分で作った型(かた)をわざわざ動かしたり
何かを付け加えたり

新たな制度の中では、
とりあえずAファンドのみを買ってみようとか、

これも、あれもと物色する中で、
いつの間にか保有する投資信託の数が
13本くらいになってしまっている・・。


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(そのような実例がたくさんあります)

これはもう、
【悩みのタネ】がどんどん育っている状態です。

ココで、思考のでんぐり返り。


12-でんぐり返り


バランスファンドは、
(どちらかというと)、

私たちのほうが、
バランスファンドという名の型(かた)に、
自分を合わせる】ことになります。

当然ながら、
そこに100%の満足はありません・・。

自分たちでいろいろ選んだり、
組み合わせたり、
微調整したりという
『面白み』も半ば放棄することになります。


さっきの店員さんが
コーディネートした
マネキンが着ている服たちではないですが、

要は、
「まあ、8割方満足できればOKかな。」
という価値観を持てるかどうか、なのです。

(洋服と違って、
投資(資産形成)は成果が出るまで
時間がかかりますし・・)


たとえば、
株式の調子がよいときは、
「債券」を持つ意味を、
どうしても過小評価してしまいがちです。

また、日本株式や日本のREITは、
なじみが深く、情報量も多いので、

知らず知らずのうちに「保有割合」が
大きくなってしまいがち。

このような【気持ちの偏り】を、
バランスファンドは無言のうちに
『矯正』してくれるわけです。


バランスファンドの使命は、
どんなことが起ころうが、
不特定多数の人のために決めた型(かた)を、
守り抜くこと。

たとえば、
『株式50%・債券50%』のバランスファンドは、

超バブル景気で、
ほとんどの人がリスクを
過小評価するようになっても、

『株式50%・債券50%』を
頑なに守るわけです。


asset-allocation.jpg


逆に、
暴落が起こって、なかなか市場が回復せず、
周りの景色が真っ暗になっても、

(駅前の書店で、
「世界経済崩壊」みたいな本が平積みになっても)、

『株式50%・債券50%』は
必ず守ってくれるわけです。

(これは↑必然的に、
暴落した株式を買っていくことを意味します)

バランスファンドを保有し続ければ、
いつでも概ね【同じリスク量】を負うことが
できます。



これから、
日本で本格的に投資が普及するにつれ、

「投資は苦手だけど、
必要だからやっておこう。」
という人が増えてくることが予想されます。

そういう人は
時間やエネルギーを掛けて
自分の投資について極めたい。

とは(別に)思っていないわけです。

たくさんの情報を入手して、
果敢に動くというタイプでもありません。

★ 【ベスト】を目指すのではなく、
長く同じ【ベター】が続けられるのなら
それでOKですよ、

という人には、
バランスファンドが合っていると思います。

◆ 虫とり小僧さんの良記事!
バランスファンドは、車のオイル交換を自分でやっちゃうような人にはたぶん向いてない


バラつみ投資バナーたて




| バランスファンド | 18:07 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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バランスファンドは意外と世界標準?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

今年はジョン・F・ケネディが生まれて
ちょうど100年になるのだそう。

ケネディ氏が大統領だった1960年代、
アメリカ人も(日本と同じように)
運用先は『預金』だけ・・、
という人が圧倒的に多かったことが
知られています。

アメリカ人のお金の行く先を
変えるきっかけになったのが、
70年代に登場した401kプラン
日本でいうところの、
『確定拠出年金制度』です。


おそらくほとんどの人が、
401kプランという制度を通じて
はじめて」投資と出会ったのでしょう。

この、感覚を、
あなたもちょっとご一緒に
想像して欲しいのですが・・、

「なんか制度があるから、
入って、選ばないといけないらしいよ。」


でも、投資の詳しい知識を、
根掘り葉掘り聞いて、
いちいち理解するのって、
とてもじゃないけど、できない。

(だいたい、仕事も忙しいし・・)

でも、投資のリスクとか、
(投資をしない場合のリスクとか)、
なんとなく言わんとしていることは分かる・・。


じゃあ、なかなか判断できない、
具体的には、
自分で「金融商品」を選んでいない
従業員の掛金の預け先は一体どうするのか?


401kプランの加入者が
自身で金融商品を選択しない場合に
自動的に買い付けられる金融商品のことを、
『デフォルト商品』と云います。


米国の401kプランにおいては、
この『デフォルト商品』を
バランスファンド」に指定している企業が
とっても多いのです。


これはある意味、理に適っています・・。

「私的な年金制度」は、
長期の資産形成の器ですから、

投資に回しておかないと、
お金の実質価値が減ってしまう恐れがある。

加入者にしても、
世界中の株式、債券をブレンドした商品なら、

何か特定の投資対象を
積極的に選んでいるわけではないので、
抵抗感が少ないのでは・・。


何より、
『デフォルト商品』を
バランスファンドとすることで、
多くの人に「投資」という経験
積ませることができます。

※ ほんとうに投資がイヤなら、
全部売却して、
元本確保型商品にスイッチングすることも
できるわけです。

今は、米国の401kプランを例に挙げましたが、
世界には類似の
確定拠出型年金制度がいくつもあります。


オーストラリアでは
スーパーアニュエーション」、
ドイツでは「リースター年金」と呼ばれています。

オーストラリアの確定拠出年金制度
スーパーアニュエーション」は、

ナント給与から【強制】で
掛金枠が天引きされるのだそう。

野村資本市場研究所の
オーストラリアのスーパーアニュエーション』という
レポート(PDFファイル)によると、

同制度の資産の4割強が、
加入者が選択しない場合の投資先である

デフォルトファンド(バランス型ファンドが中心)で
運用されていると記されています。


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わたしは、日本のiDeCo、
企業型の確定拠出年金においても、
デフォルト商品を、
バランスファンドにすべきだと思います

(現状は「定期預金」などの
元本確保型商品がデフォルトになっています)

誤解を恐れずに言えば、
ある種の「強制力」がないと、
多くの人が「投資」という経験を積むのは
とても難しいと思うのです。

⇒ そもそも企業型DCの場合、
確定給付年金時に定めた
「運用予定利率」に近づくには、
相応のリスクを取っておくことが必要。


以下、確定拠出年金に限らず、
一般の資産運用に云えますが、

投資のビギナーが
FXや個別株から、
その行為をスタートしてしまうのは、
致命的といえるでしょう。

※ 海に入ったこともないのに、
いきなり「海の沖合で
ひとり泳ぐようなもの」です。

(別にFXや個別株投資を否定する
わけではありませんが・・)


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一定の経験を積んだあと
リスクの意味を知って、
リスクの大きさも理解して、

さまざまな投資のスタイルに
旅立っていかれるのはもちろんOKだと思います。

ただし、
投資の初心者は、いちばん最初は、

債券ファンドやバランスファンドを
『はじめの道具』として、
選択されたほうがよいと思います。


なぜなら、
やみくもにリターンを狙うより
リスクを抑える(分散する)ことに
重きを置いている道具だからです。

(※ 致命的な打撃を受けにくい・・)


このように見てきますと、
世界のあちこちで、「フツーの生活者」が、
ファンドという道具を用いて
つみたて投資をしている姿が浮かび上がってきます。

※ 税制優遇のある「年金制度」は、
つみたて投資の窓口そのものなのです!

その、コツコツつみたて投資を
続ける人たちの人数が
わたしには(正確には)分かりません。

しかし、「億(おく)」という単位を
超えているのは確実でしょう。

あなたと同じように、
コツコツ地味な投資を行う仲間が
「億人」以上、いるのですよ。


わたしは常々、
マーケットには2つの顔があると
思っています。


ひとつは、
株価が上がって下がって、

マスメディアが
ニュースとして取り上げるような
大きなお金を動かす大きな投資家が、

派手に、華やかに
牛耳っている市場。

もうひとつは、
まるで華やかさはない、
地味であまり動かず、
ずーっと滞留し続ける、

しかし、投資家の数でいうと、
圧倒的に【多数派】の、


小さなお金が無数に集積した、
小さな名もない運用者たちが跋扈する市場。

(わたしも、あなたも、その一人なのですよ)


この人たちは、
資産の額で云えば、
機関投資家の足元にも及びません。

しかし、確実に
マーケットを『縁の下』で支えているのです。

なぜなら、
私たちのお金は、浮気をしないからです。

ずっと市場に居続け、
コツコツと新たな資金を入れ続けます。

別に投資マニアでもない、
経済紙を読むでもない、

週末には友だちを招いて
バーベキューに興じるふつうの生活者が、
あなたと同じように、
投資を行っています。

(これってスゴイことだと思いませんか?)

似顔絵





| バランスファンド | 10:53 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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DC向けと一般向けの、純資産額が変わらない世界経済インデックスファンド


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンドです。

あなたはいつも立ち寄る
商店街の入り口に立っています。

その商店街の外れに、
あまりパッとしない、
小さな熱帯魚ショップがあります。

あそこって、あんまり流行ってないよね。」
ん?
果たしてそうでしょうか・・。


ヒマだと決めつけるのは、
ちょっと早計かもしれません。

なぜなら、【販売】は
リアルもあれば、ネットもあるからです。

(実は、その小さな熱帯魚ショップは、
売上げの8割がネット経由かもしれませんよ)


投資信託を主人公に据えてみると、
この商品がどこを経由して、
消費者に届けられるのか・・、

さまざまな『流通経路』を思い浮かべるのは、
なかなかに楽しいものです。

2012年にわたしが
バンガード社のツアーに参加した際に、

バンガードが運用するファンド資産の
1/4以上が「DC経由」と聞いて
びっくりしたのを覚えています。


日本でも、
DC(確定拠出年金)を通じた
投資信託の供給は年々増えています。

【具体例】を挙げてみましょう。

このブログでもしばしば登場する
世界経済インデックスファンド』ですが、
実は、確定拠出年金向けである

DC世界経済インデックスファンド』の
純資産残高(約323億円)と、

無題

一般向けに売られている
世界経済インデックスファンド』の
純資産残高(約355億円)って、あまり変わらないのです。

ノーマル


しかも、です。

DCのほうを見ると、
販売会社は・・、
『三井住友信託銀行』一社のみ
となっています。

たしかに
企業型の確定拠出年金のほうでは、
それなりの数の企業で
『ラインナップ』されているかもしれませんが、

iDeCoのほうはコチラで確認できる通り、
窓口はホントに
『三井住友信託銀行』のみ、なのです。


一方の、
通常の『世界経済インデックスファンド』は、
販社が銀行8社、証券会社が10社もあって、
(やっと)
純資産額が約355億円なのです・・。

もし、DC(確定拠出年金)において、
三井住友トラスト・アセットマネジメントさん
(運用会社)が、

同ファンドを取り扱ってくれる
【運営管理機関】(窓口となる金融機関)を
増やしていくことができれば、
(かつ、適切なマーケティングができれば)、

DCにおける純資産残高は
さらに伸びていくでしょう。

※ 何しろDC制度では、
『世界目線』の、
誰にも分かりやすいバランスファンドの供給が
きわめて限られているのです。



これはもちろん
一般向けの『世界経済・・』にとっても
良いことであり、

双方の純資産残高が伸びていけば、
(やがて)
運用管理費用の引き下げも見えてくるのでは?
というのがわたしの(勝手な)展望です。

(『世界経済インデックスファンド』、
もうちょっとだけPRを頑張れ!)

似顔絵




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