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たとえバランスファンドでも、『リ・バランス』は必要?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

2018年現在、
『長生き』に関しては、
私たちは(まったく)異次元の空間 に居ます。

これから先、
会社の『定年』って、
65歳、70歳と
どんどん先送りになると思われますが、

そのスピード以上に、
「平均余命」が延びていけば、

(仕事を辞めたあとの)
人生時間は、
やっぱり伸びるわけです。


これって嬉しいこと!


たとえば、70歳の時点で、
「どんな資産運用の中身が適切なのか?」は、

(残念ながら)
今までの『教科書』には載っていません。


先日、個別相談の中で、
バランスファンドに関して
こんなご質問をいただきました。

カンさん、
「バランスファンド」なら、
『リ・バランス』って要らないんですよね。



表面的には、要りません。

でも、
深層的には、
『リ・バランス』は必要になってきます!

※ 特にリタイアする時期を挟んだ場合。


よく、

〇 全世界株式か、
〇 債券30、株式70の配分か、
はたまた
〇 8資産均等型のバランスファンドか?


「一体どれが良いのだろう・・?」と、
悩まれる姿を拝見しますが、

これって、
リスク資産」の中だけの話ですよね?


the-power-of-no.jpg


実は、
より重要なことは、

【無リスク資産(安全資産)】と
【リスク資産】の
割合決定」ではないでしょうか。


(これで初めて、↑
あなたが背中に背負う「リスク量」が
決まるわけです)

この話をする場合、

【リスク資産】= バランスファンドとすると、
とてもシンプルに話が進みます。


⇒ 大切なことは、
人生ステージの変化」に伴って、

【無リスク資産(安全資産)】と
【リスク資産(バランスファンド)】の、

「割合」を変えていくという、
方針決定』だと思います。


たとえば、
あくまで「仮の例」ですが。

A ~40歳になるまで。
B 40歳~60歳になるまで。
C 60歳~70歳になるまで。
D ~70歳以降・・・。


というふうに、
資産運用を4つの『ステージ』に分け、

【無リスク資産】と
【リスク資産】の『割合』をそれぞれ、

A 30:70
B 40:60
C 50:50
D 60:40 というふうに、

変遷』させていくわけです。



その過程で、

〇 マーケットが高騰していようが、
〇 下落が続いていようが、
そこは気にせずに、

あくまであなたの
『ライフステージ』を優先させて、


【安全資産】と
【バランスファンド】の中で、

上記「割合」に沿うように、
リ・バランス』を実践していく・・。

それにより、
背中に背負う『リスク量』を調整していく。


numbers_gif-446492.jpg


仮に70歳で
仕事を「ジ・エンド」とし、

そこからは、
【無リスク資産(安全資産)】60%、
【リスク資産(バランスファンド)】40%を
旨とするなら、

この『割合』をキープするように、

安全資産、
バランスファンド双方から
定期的な取り崩しを続ける。


⇒ 言い方を変えれば、
定期的な『取り崩し』(半年に1回とか、
1年に1回)をするときに、

ついでに
リ・バランス』もしてしまいましょう、ということ。

大局的に見れば、
バランスファンドでも、
『リ・バランス』は必要になってくるのです。

◆ 関連記事
ヒトの本能をうまく騙して「リ・バランス」

あ




| バランスファンド | 10:52 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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ついに誕生!『楽天・インデックス・バランス・ファンド』


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

バランスファンドに
新たな選択肢が生まれた・・
そう言ってよいと思います。

『楽天・インデックス・バランス・ファンド』
(均等型)は、

そのコンセプトが
誰にもスッキリ分かりやすいです。

すなわち、

〇 世界の株式 50%
〇 世界の債券 50%
の「バランスファンド」なのです。



世界株式が連動を目指すのは、
「FTSEグローバル・オールキャップインデックス」
という指数。

また、世界債券が連動を目指すのは
「ブルームバーグ・バークレイズ・
グローバル総合インデックス」

そして、
ここからがユニークなのですが、

この「バランスファンド」の中身は、

〇 株式部分が・・ETF
〇 債券部分が・・インデックスファンド


そういう型の、
『ファンド・オブ・ファンズ形式』となります。


無題


株式(50%)部分は
バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
(管理費 年0.10%)を保有し、

債券(50%)部分は
バンガード・グローバル・ボンド・インデックス・ファンド
(管理費 年0.15%)を保有します。
(※ 債券部分は円ヘッジ有)

株式、債券、
それぞれどのくらい
「広範な分散投資」を行っているのか?


「VT」は世界の株式
8,000銘柄を保有します。

いっぽう、
「グローバル・ボンド・イ・ファンド」は
世界の投資適格債券9,500銘柄余りを保有しています。

バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
のファクトシートはこちら

バンガード・グローバル・ボンド・インデックス・ファンド
のファクトシートはこちらです。


06.jpg


単純明快なのですが、
株式、債券の
広範な【世界分散】が
このファンド1本で完成し、

しかも、
「FTSEグローバル・オールキャップインデックス」
「ブルームバーグ・バークレイズ・グローバル総合インデックス」ともに、

【時価総額加重平均型の指数】なので、

株式、債券とも、
国・地域の比率、
そして各銘柄の組み入れ割合が
自然に変遷していきます。


まさに、
株式、債券両マーケットにおける
市場全体の変化をそのまま「なぞる」イメージなのです。


さらに、年間の運用管理費用も
0.245%と低廉です(税抜)


ただ、注意点もあります。
債券部分が「為替ヘッジ付」であることです。

この点、以下
菟道りんたろうさんの記事が
丁寧に解説してくれています。

「楽天・バンガード・ファンド」シリーズにバランスファンド3商品が登場―リスクを抑えたい人には最適かも

以下、引用)

債券部分に為替ヘッジが付いていることで
為替リスクを回避できるメリットがあるのですが、
為替ヘッジにはヘッジコストがかかります。

ヘッジコストは為替予約時の
円貨と外貨の短期金利差から発生しますが、
それ以外に需給動向からも生じます。

このため予想外に為替ヘッジコストが
かさむ可能性があることも
念頭に入れておくことが必要でしょう。


引用、終わり)


次に、
『楽天・インデックス・バランス・ファンド』では、

株式重視型)株式 70:債券 30
運用管理費用 0.235%(税抜)

債券重視型)株式 30:債券 70
運用管理費用 0.255%(税抜)も備えています。


senro.png


よく、
バランスファンドは、
自身のリスク許容度が変化したときに、
それに対応することが出来ないと云われます。

が、
リスク・リターン特性が異なる
3つのバランスファンドを
リレーで積み立てていくと

たとえば(一例ですが、)

30代は、
『楽天・インデックス・バランス・ファンド』
(株式重視型)
を積み立てし、

40代に入ったら、
『楽天・インデックス・バランス・ファンド』
(均等型)
に積み立て対象を移し、

55歳になったら、
『楽天・インデックス・バランス・ファンド』
(債券重視型)
に積み立て対象を移すということも可能です。



このようにして、
加齢とともに、徐々に債券の割合
増やすことは可能なのです。


20180704233128d91.png


※ ここでのポイントは、
(株式重視型)も(均等型)も
売らずに持ち続けるという点でしょう・・。

『楽天・インデックス・バランス・ファンド』の
運用開始は7月20日、
販売会社は楽天証券、
マネックス証券、SBI証券の予定です。

◆ 関連記事
楽天・インデックス・バランス(DC年金) 、世界株15%、世界債券85%のナゼ?

あ





| バランスファンド | 16:50 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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楽天・インデックス・バランス(DC年金) 、世界株15%、世界債券85%のナゼ?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

わたしはとよぴ~さんの
こちらの記事で知りました。

楽天・インデックス・バランス(DC年金)が登場!資産形成後のスイッチング有力候補ファンドか!?

楽天投信投資顧問が、
「楽天・インデックス・バランス(DC年金)」を
新規設定します。
(運用開始予定は5月25日)

このような低コストのバランスファンドの登場は
大歓迎なのですが、
いくつか「?」が浮かんだので挙げてみます。


1.どうして中身が
世界株式15%、世界債券85%なの?


(正直)分かりません・・。

ちなみに、当ファンドは
「ファンド・オブ・ファンズ形式」であり、

その中身は、
バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)が
15%。
(年間経費率は0.10%です)

そして、
バンガード・グローバル・ボンド・インデックス・ファンドが
85%。

ちなみに
Vanguard Global Bond Index Fundの
ファクトシートはこちら

(3月31日時点の組入れ銘柄総数は
9,594であり、なんとVTよりも多いのですね。
また当該ファンドは円ヘッジ有です。
年間の管理報酬は0.15%)


banner1.jpg


これに、
外付けの
楽天・インデックス・バランス(DC年金)そのものの
管理費用が加わり、

トータルの運用管理費用は
年0.2078%程度となる見込み(税込)

わたくしの記憶によると、

ETFとインデックスファンドを
組み合わせた
ファンド・オブ・ファンズ』って、
これまでほとんどなかったのでは?


2.どうして、
楽天・バンガード・ファンドの
名称になっていないの?


楽天投信投資顧問は、
『楽天・バンガード・ファンド』の
ページを作るくらい、

バンガード社との共作をアピールしています。


『楽天・バンガード・ファンド』は
つみたてNISAを意識して
開発されていますが、

今回の
楽天・インデックス・バランス(DC年金)は、
その名の通り、
DC(確定拠出年金)専用です。

『楽天iDeCo』に
ラインナップされるのでしょうが、

ここで、
世界株15%、世界債券85%のナゼが
(もしかすると)見えてくるのかも・・。


Change-.jpg


楽天さんは(もしかして)
楽天iDeCoで
すでにラインナップされている、

「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」に
遠慮されているのではないですか?


全世界株と全世界債券で
『バランスファンド』を作るなら、
50:50が王道であるはず。


★ それは、
日本人に合った
リスク選好度を模索する中で、

図らずも
「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」
自身が、多大なエネルギーを注いで
実証してきたことなのです。

(ぜひ「50:50」を出してください!
ここは誰かに忖度するのではなく、
消費者の利益を最優先させるべきでしょう)


3.入り口が3つに分かれると、
みんなそれぞれで頑張っちゃう。


今のがいい例ですが、

金融機関は、
「つみたてNISA」という入り口では
こういう特色を出して
こんな商品を作って・・、
と頑張っちゃう。

「iDeCo」は「iDeCo」で
こういう特性を生かして
こういう商品路線で行こうと
また別の商品を考える・・。

でも、ちょっと待って!

ほんらいは、
「入り口」は複数に分かれていても、

それぞれで買える商品を
【共通化】していくことが、
消費者の利便性に寄与することでは?


金融機関の頑張る方向性が
ちょっとずつズレていきそうで
心配な今日この頃です・・。

(※ ちなみに3つの入り口とは、
つみたてNISA、iDeCo、特定口座のことです)

◆ 参照記事
バランス型ファンドの進化。あっ、それが『第二世代』ってこと?

似顔絵




| バランスファンド | 17:19 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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投資は引き算で考えよう!


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

私たちは長年の習慣のせいで、
どうしても、
「考え」を積み上げていく傾向にあります。

投資でいえば、
積み木を重ねるように、
「知識」「考え方」を積んでいくので、

(あっちへ行ったり、
こっちに来たりしているうちに、)

保有する金融商品が
「あれれ?こんなに増えてるよ」という
事態になるわけです。

すなわち、『足し算』の結果です。


資産運用の業界も、
「投資 = フクザツなことですよ!」
を強調し、

こんな高度なことを
うまくやり遂げるには
プロのノウハウや知識が必要で、

「だから、
ワタシたちに任せておきなさい。」


というセールストークを
展開したりします。

sagishi_man.png


わたしはこれまで、
たくさんの投資家の
投資・履歴』を拝見してきました。

その中で、
最初は複雑な投資のあり様を
求めていたお客様が、

紆余曲折のすえ、
何年も経って
シンプルな投資のカタチに
戻って来られる・・、

いわゆる【ブーメラン現象】なるものを、
数多く目撃してきました。

今、わたしはこの年(50歳)になって、
自信を持ってこう言うことができます。

投資は『引き算』で捉えるべきだと。



ほんとうに重要なものだけを
ぎゅっと抽出して、

それを自分仕様にして
シンプルに投資を続けていく・・。

これこそ、
投資が趣味でも仕事でもない
ふつうの生活者が、
取るべき『スタイル』だとわたしは思います。


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もちろん、

〇 複雑を希求 → そして、シンプルに戻る
〇 最初からシンプルで行く


のどちらが良いかは、
人によって分かれるでしょう。

結局のところ、
資産運用の【原動力】とは、

誰かからの【説得】よりも、
自分自身の【納得】なのです。



わたしは、
複雑怪奇な現象の集積である
【マーケット】を相手にする投資だからこそ、

引き算で、
あなたが理解しやすい
シンプルな仕組みにこだわるべきと考えます。


あのー、
最初はクマがお水を飲むように、
なんでも「早く」「たくさん
吸収したいと思うものなのです。

(それはそれで、必要なことではあります)

でも、
1年、2年と経つにつれ、

「ああ、
ワタシも最初は夢中だったわね」的に、

初々しかった自分を、
冷めた目で振り返る自分も、
ぜひ持ち合わせて欲しいのです。

「投資」に対する熱というのは、
クールダウンしていくのが普通なのです・・。


465-125.jpg




| バランスファンド | 13:43 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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バランスファンドが随時『リ・バランス』してくれるメリットは、あなたが思っている以上に大きいです


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

「リ・バランス」って
保有するファンドを売らずにできれば、
それに越したことはありませんね。

(税金も払わずに済みますし・・)

でも、一般的に言って、
運用資産が1,000万円を超えてくると、

〇 割合が増えたファンドを売って、
〇 割合が減ったファンドを買い増すという


リ・バランス」が必要になります。


なぜなら、
運用資産がある程度大きい状態で、
割合が減ったファンドのみを買い増しすると、

手元の安全資産(預金)が
大きく減る
ことになるためです。

一例・・)

あなたの『ポートフォリオ』は
以下のイメージ。




その後、株式市場が急変しました。

先進国株式が10%減り
日本債券と先進国債券が5%ずつ
増えた
としましょう。

すると、こんな感じになります。




<運用資産は1,500万円としましょう。>


ここで、
割合が減った
先進国株式ファンドのみを買い増しすると、

『10%分』ですから、
計150万円が必要になります。

(仮に手元の預金が減っていくようなら、
これは健全とは云えません・・)

したがって、
あなたは「税金」がかかると分かりつつ、
(ホントはイヤだなあ・・と思いつつ)

売る ⇒ 買うの「リ・バランス」を
実施するわけです。

(※ それもこれも、
背中に背負う「リスク量」をキープするため!


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この「リ・バランス」を
あなたに代わって【し続けてくれる】のが、
バランスファンドです。



個人で『ポートフォリオ』を組むと、
「リ・バランス」は
あなたひとりのために行うこととなります。


ですから、
コストも時間もかかります。

いっぽう、バランスファンドの
「リ・バランス」は

たとえるなら、


020051_p2.jpg


草津温泉の団体客の
大広間での巨大な一斉の夕食のように、

大勢の人の分を、
一度にしてくれるわけです。



しかも、
恒常的に「資金流入」が続いている
バランスファンドなら、

⇒ 割合が減った投資対象のみを
買い増しすることで
「リ・バランス」が可能です・・。

(さらに、マザーファンド方式の
バランスファンドなら、
買い増しの実際は、
個々の株式、債券ではなく、

マザーファンド(有価証券)を
追加購入することですから、
コストも少なくて済みますね)


【閑話休題。】

ところで、
「リバランスのやり方」には、
2種類あるのをご存じですか?

〇 『定期的にする』
〇 一定割合以上ずれたら『随時する』


です。

ほんとうは、
あなたもわたしも、
「時間」も「コスト」もかからないなら、

かつ、マーケットの「短期的な動き」も
追わずに済むのなら、

『一定割合以上ずれたら
随時する、リ・バランス』
を、
やりたいと思っているはず・・。


rebalance_201607270858416ee.jpg

でも、
自分ひとりのために行う
「リ・バランス」なので、

しょっちゅう『マーケットの動き』を
気にする必要が出てきます。

(ちょっと面倒くさい・・)

また、この方法だと、
1年の中で何回「リ・バランス」を
することになるのか、事前には分かりません。


でも、です。

「バランスファンド」を利用すれば、

『一定割合以上ずれたら随時する、
リ・バランス』を

あなたの代わりに運用会社が、
文字通り「随時」やってくれるわけです(^^;


あなたがたとえ『三年寝太郎』でも、
背中にずっと、
同じ【リスク量】を負い続けられる・・。

このメリットって
意外と大きいのでは?


1188 8資産


折も折、
『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』の
運用管理費用が、

年0.16%(税抜)に引き下げられるとの
ニュースが飛び込んできています。
(リリースはこちら

「eMAXIS Slim バランス」なら、
割合が減った複数の投資対象について、
随時「リ・バランス」をやってくれるわけです。


自分でファンドを組み合わせ、
自分で「リ・バランス」するよりも、

低コストで運用のメンテナンスを
任せられる時代になりました。
(これってスゴイこと!)


忙しい人、
面倒くさがりな人は、
『バランスファンド』で
資産管理されることをお勧めします・・。


バラつみ投資バナーたて




| バランスファンド | 14:25 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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「世界経済インデックスファンド」の運用報告書で感じたこと


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

世界経済インデックスファンド」が
運用を開始したのは2009年1月です。

先日第9期の『運用報告書』が出たので、
丸9年が経過したことになります。
(運用報告書【全体版】はこちら


20171023_smtam_index_fund_01.png


当期(2017年1月20日~2018年1月22日)の
当ファンド騰落率はプラス16%でした。
(バランスファンドとしては、
「出来過ぎ」と云えるでしょう・・)


なかでも株式(日本株式、先進国株式、
新興国株式)は、

すべてプラス20%以上
リターンを上げており、
稀にみる【好成績】です。

(まあ、こんな年もたまにはあります。
が、当ファンドのようなバランスファンドでも、
10年のうち3回程度は
『マイナスの成績』になると思っておきましょう)


<評価するところ>

〇 今期も分配金を出さなかったのは
良いと思います。

(これで3年連続「分配金なし」です。
このままこの状態をぜひ続けてください!)


〇 マザーファンドはいずれも潤沢

上記運用報告書【全体版】によると、
6つの『マザーファンド』はいずれも潤沢です。

・国内債券マザー 300,760,248,405円
(17年5月29日現在)
・国内株式マザー 162,440,685,298円
(17年5月29日現在)
・外国債券マザー 219,477,315,263円
(17年5月29日現在)

・外国株式マザー 306,484,502,440円
(17年5月29日現在)
・新興国債券マザー 31,411,284,446円
(17年11月10日現在)
・新興国株式マザー 47,713,718,509円
(17年11月10日現在)


マザーファンドがこれだけ大きいと、
当該ファンドの「存続性」について
安心感が高まります。


<世界経済インデックスファンドの資産配分>

世界経済インデックスファンド3-292x300


<希望・要望です>

運用報告書の
『基準価額の主な変動要因』(3ページ)のところで、
6つの投資対象の
「騰落率」を示すだけでなく、

為替の影響度について、
詳述してほしいと思います。

たとえば、

【外国株式】の騰落率 プラス19%

株式そのものの収益 プラス26%
為替差損        マイナス7%
(期間の騰落率)    プラス19%


のように・・。

なぜなら、
当該ファンドは
約9割が「外貨建て資産」であり、

ファンド保有者は、
為替の変動が
収益にどの程度影響しているかへの
関心が高いと思われるからです。


<気になるところ>

〇 運用会社(三井住友トラスト・
アセットマネジメント)の戦略が見えにくい。

換言すると、
「世界経済インデックスファンド」の
立ち位置】が分かりにくいのです。

同社はつみたてNISAを想定してか、
昨年8月に
「SMT 世界経済インデックス・オープン」を
設定しています。

このファンドは、
「世界経済インデックスファンド」と
ほぼ同じコンセプトなのですが、
微妙に配分割合が異なります。


apology.jpg

仮に、
「SMT 世界経済インデックス・オープン」の
運用管理費用を超低コストにするなら、
意気込みも感じるところですが、

「世界経済イ・ファンド」に
遠慮しているのか、
同じ運用管理費用(年0.54%)
となっています。(よく、分からない・・)

同じようなモノがふたつ並んでいるのは、
なんとも「もったいない」印象です。


また、
販路拡大という面で、
iDeCO(個人型確定拠出年金)は
重要ですが、

同じマザーファンドを持つ
「DC世界経済インデックスファンド」が
あるからでしょうか、

「世界経済インデックスファンド」は
iDeCOでは扱いがないようです。
(つみたてNISAには選ばれていますが・・)


直球的なネーミング、
分かりやすいコンセプトを持つ
当該ファンドは

まだまだその潜在可能性に比べて、
【上手にアピールされている】とは言えません。


運用会社さんには、

SBI証券、楽天証券とも、
1月度【投信積立・設定件数】で
「第8位」になっている事実を、

―つまりは、多くの地味で真面目な
【ファンド保有者】が存在していることを―
今一度噛みしめてもらいたいと思います。

● 関連記事

菟道りんたろうさん
新興国が素晴らしいパフォーマンス
―「世界経済インデックスファンド」の第9期運用報告書を読む


じゅん@さん
世界経済インデックスファンド 第9期運用報告書(2018年1月) 】

似顔絵




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