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映画でオプション取引?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

わたしが好きな俳優に
アンソニー・クインがいます。

彼がロードムービーの傑作、
フェデリコ・フェリーニ監督の「道」に出演した時のこと。


道

(1954年のイタリア映画。
同作品は彼の出世作でもあります)


主演であるアンソニー・クインの
ギャランティー(出演料)は、
映画の興行収入の 25% というものでした。
(ちょっと特殊ですよね・・)

さて、ここからふたつのことが「推測」できます。

1. フェリーニとクインの濃密な信頼関係
2. この映画が当たる可能性はけっこう未知数である
(なにしろ興行収入の25%ですから!)



当時、フェリーニの映画は
(一般の観客には)
難解で分かりにくいとされており、

芸術的な評価はともかく、
興行的には大いに??だったのです。


アンソニー・クインのエージェント(代理人)は、
試写が終わったあと
「この映画は最低だ!」と呟き、

「ギャランティー(出演料)の権利を売ってしまおう」とクインに持ちかけます。

そしてある人物が
15,000ドルでクインの権利、
つまり【興行収入の25%を受け取る権利】を買いましょう、
と申し出ました。

(この人物のことは未だにほとんど知られていません)


srufing_man.png


ここに「契約」が成立します。
上記のある人物とは(今日の概念でいえば)
れっきとした 投資家 であります。

そして上記権利の売買は
立派な【オプション取引】なのです。


で、結果はどうなったのか?
「道」は世界中で大ヒットします(笑)

「ある人物」は、自分が期待する
収益(リターン)とリスクの大きさを天秤にかけ、
15,000ドルという数字をはじき出したわけです。

あっ、もちろん、
フェリーニの「道」は、
そんなエピソードとは関係なく
世界中で多くの人々に愛されていますよ。


映画という産業が欲する
「資金調達」というニーズに応え、
さまざまな投資商品を仕立てていくことも
金融の大切な役割だとわたしは思います・・。

ビバ!映画。

あ




| 経済よもやま話 | 18:10 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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最近のアメリカ株式、なにも市場全体が等しく上がっているわけではありません


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

わたしはよく、

市場全体がアップした、
市場全体がダウンした・・
と表現していますが、

これ、かなり『乱暴な言い方』かもしれません。


「市場全体がアップした」と見えても、
実のところ
いくつかの主要株式が大きく上昇しただけで、

(あとの)ほとんどの株式は
反応していなかったということもあります。

(でも、外側から見ると、
市場全体が等しくアップしたように思えてしまう。)


alternative-investments-300x249.jpg


また、
市場全体の収益(数字)だけを見ても、

大型株式と小型株式では、
そのパフォーマンスがかなり違うケースがあり、
市場内部の『温度差』は
なかなか伝わってきません。


まず、アメリカ株式を、

○「いちばん大きな(代表的な)企業500社」と、
○「いちばん小さな2000社」に、
ざっくり分けてみましょう。


すると、直近の1年間
両者はまるで違う
パフォーマンスを示していることが分かります。

S&P500(大きな企業500社)
8月2日現在 直近1年 プラス3.23%

エスピー500



ラッセル2000(小さな企業2000社)
8月2日現在 直近1年 マイナス8.35%

ラッセル

いずれも画像元:
ウォール・ストリート・ジャーナル「マーケットデータ


実は上記を知ったのは、
米国の有名なファイナンシャルプランナー
リックエドルマンのラジオからです。


リック

画像元:Edelman Financial Engines


エドルマン氏によると

小型株と大型株のパフォーマンスの差が
こんなに広がったのは、
2009年の3月以来なのだそう・・。



特に今年に入ってからは
S&P500(大型株)はヒートアップしており、

年初来のパフォーマンスは
(なんと)プラス20.2%! (7月30日現在)

エドルマン氏によると、
この20%の上昇のうちおよそ1/5は、
マイクロソフト、アップル、アマゾン、フェイスブックの
4社の株価上昇に起因するとのこと・・。


市場全体が軒並み上昇した、のではなく、
『大型株の、一部巨大IT企業の株価が上昇・・』
という構図が見えてきます。


何やら危うさを感じます。


米国株式はフェアバリューから見て
明らかに高すぎる状況と云えるでしょう。

最後に、
シラーPER(CAPEレシオ)のご紹介です。

シラーPERとは、
単純なS&P500の「PER」ではなく、

インフレ調整後の
過去10年の1株あたり利益の平均値を用いて、
株価収益率(PER)を算出しています。


シラPE

画像元:Shiller PE Ratio


現在、シラーPERの数値は
29.66倍。 (8月2日現在)

歴史的に見てもかなり高い水準にあります。
今一度、私たちは自分の『リスク許容度』を
チェックしてみるべきでしょう。

もちろん、この先
仮にマーケットが大きく「下落」すれば、

税制優遇口座を用いた
『つみたて投資』のチャンス到来です。


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| 経済よもやま話 | 12:53 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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なんかヘンです・・ギリシャ国債の利回りがアメリカと同じくらいになるなんて


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

経済における象徴的な現象は、
メインストリーム(大通り)ではなく、

小路の奥で
「ポコッ」と起きるものだとわたしは思っています。

皆さんはギリシャ、覚えていますか?


かつてあれほど世間を騒がせたギリシャです。


『ギリシャ危機』が囁かれていた当時、
かの国の「長期金利」は30%を超えていました。

ギリシャの国債は暴落し、
その結果、長期金利が急上昇したのです。


長期金利

画像元:FT


国債が暴落すると、
ハイパーインフレが起こるぞ・・と
言われていたにも関わらず、

実際は・・、


物価指数

画像元:Tim Duy's Fed Watch


物価指数の推移を見ると、
若干上昇したのみで、

逆に2013年近くになると、
物価はマイナス、すなわち
「デフレ」に陥ってしまいました。


(この現象は示唆に富みます・・)


そのギリシャで先週末、総選挙が行われ、

投資拡大や高賃金の雇用創出などを
公約に掲げていた
野党の新民主主義党(ND)が勝利しました。

で、
ギリシャ国債が
さらに買われているようです。



「さらに・買われている?」

はい。

「えっ?、でもあのギリシャですよ・・」


ハイ。


ちなみにギリシャは最近、
「財政黒字」に転換したのをご存じですか?


黒字

画像元:TRADING ECONOMICS


こういうニュースって
あまり話題に上らないのですね(-_-;)


ギリシャ国債(10年物)はどんどん買われ、
先週末、どれくらいの利回りになったかというと、
2.03%程度に。

なんと一時的にですが、
アメリカの国債(10年物)より
『利回り』が低くなったようなのです。


なんだかヘンですね・・。

S&Pの格付けでは
ギリシャ国債はいまだ「Bプラス」です。

投機的債券・・。



でも、利回りは
2%強まで下がっているのです。

(ギリシャだけではなく、
東欧の国債も、
会社が発行する債券(社債)も
どんどん買われています・・)


sky-business-stock-bubble.jpg


あと30年もすれば、
日本は高齢者が主役の社会を迎えますが、
これって『人類初の出来事。』

一方、
日本、ドイツなどの10年もの国債の利回り
(長期金利)はマイナスで推移しており、

(国債を購入することで)
投資家が利息を支払うという
異常事態となっています。

これも『人類初の出来事。』

なんだかヘンですね・・。


個人的には、
米国の株価指数が高値を更新したことより、

金利が付かない、
あるいはマイナスに向かう世界のほうに、
居心地の悪さを感じます。

これまでの
「物的な資本主義成長のシナリオ」はもうおしまいで、

新たなイノベーション、
新たな成長のシナリオを書かないと
もう金利は上がらないよと
言われているような気がするのです・・。

あ




| 経済よもやま話 | 15:29 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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新紙幣って必要なの?(モノを極める → 新たな概念を作る時代なのに・・)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

新たな紙幣
(千円、5千円、1万円)が発表され、
2024年度より流通が始まります。

日経新聞電子版
お金の未来どこへ キャッシュレス時代の新紙幣


紙幣

たしかに、
渋沢栄一さんは
偉大な人物だと思います。


ただ、

「新紙幣?なんで今さら?」


と、

胸の内で
違和感を抱いているのは
わたしだけなのでしょうか?


お金は大事です。
(紙幣の)偽造防止も大切でしょう。

でも、お隣の中国では

『スリ』の人が
(ほとんど)失業しているようなのです。


なぜ?

キャッシュレスで
人々が現金を持ち歩かなくなったため。


お金そのものは
ずっと大切なモノであり続けますが、

お金の『あり様』って
時代とともに変わるもの。


上記、日経新聞の記事
こう謳っています。

一方、政府は25年に
現金を用いないキャッシュレス決済の比率を
欧米並みの40%に上げる方針も掲げており、
お金の未来像はみえてこない。


ハイ、見えてきません(-_-;)


今は紙幣(現金)の刷新に
エネルギーを投じるより、

キャッシュレス社会】に向けた
インフラ醸成にお金を投じるべきでは?

まさに
モノを極めるより、
新たなしくみ作り なのです。



世の中には、
人々の生産や消費のしかたに
大きな変化が現れる
節目』というものがあります。


Red Traffic Light

1 → 2 → 3 → 4・・


ひとつの時代(ステージ)
「1」とか「2」とした場合、

日本人は
同一のステージ内で
モノ・コトを充実させる、

いわゆる技術を『極める』ことについては
どの国よりも長けていると思います。


しかし、

1 → 2 → 3 → 4・・


今のように、
社会のあり様が
大きく変わる節目、

つまり「→」の時には、

従前のステージで機能している
モノやコトを充実させても、
すぐに陳腐化してしまう
リスクを孕んでいるのです。


仮に時代が
「3」から「4」の途上にあるならば、

日本の風土、
日本人に合った「」を
うまく適合させ、

「4」に合わせることで
私たちには
こんな大きなメリットがありますよ!と、


周知啓蒙していくことが
何より大切と考えます。


(モノやコトを極めることで
競争力が発揮できるのは

当面続く「同じステージ(社会)内」
での話なのです)



20150803124641a0a_201709121001392de.png


また、日経新聞の記事
新紙幣発行の狙いのひとつに
タンス預金」の存在を挙げています。

(なんと50兆円もあるのだそう!)

この眠っているお金を
あぶり出すには、
新紙幣の発行だけでは
足りないとわたしは思います。

あくまで私見ですが、
旧紙幣が使える『期限』を
明確に取り決める必要があるのでは。



たとえば
あくまで「一例」ですが、

現行の紙幣は
2027年12月31日を持って
使用できなくなります。

なお、
現行紙幣から
新紙幣への交換は
2026年12月31日までを
その『期限』とします。


こうすることで、

眠っているお金を表に出させ
平時の私たちが想像も出来ないような
副次的な「消費効果」が見込めると考えます。

あ


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| 経済よもやま話 | 13:50 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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英「スマホ銀行」レボリュート、日本に進出へ


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

〇 本日の日経新聞から。
「デジタル銀」英で急成長 ユニコーン続々、日本進出も

イギリスでは、
スマホのアプリだけで営業している
スマホ型銀行」が台頭し、

上記記事では、
レボリュート(Revolut)」という
銀行が紹介されています。

来年、日本にも進出するそうです!


 「Revolut lands in Japan

無題


アプリの事前登録が出来るようなので
わたしはさっそくしました(^^;


このスマホ銀行の特徴は
2つあります。

1.外貨両替のレートが分かりやすく
かつ、為替手数料がゼロ。

以下、引用)

平日は銀行間相場とほぼ同レートで
主要通貨に口座内で両替したり、

引用、終わり)


銀行間相場とは
「インターバンクレート」のこと。

これは、
私たち消費者には
もっとも有利なレートなのです。

2.海外送金の手数料も無料

これは驚きですね。


ただし、
このようなサービスには
金額に【上限】があり、

記事によると
イギリスでは
月5000ポンド(約73万円)まで
なのだそう・・。


つまり、
ビジネスモデルとしてはおそらく
「月額有料サービス」の
ようなものを提供し、

それに加入すれば、
外貨両替も海外送金も
『上限額』がなくなる、
というイメージではないでしょうか・・。


たとえば、
以下のような利用法が考えられます。

〇 レボリュートに入金。
〇 アプリでユーロに両替。

事前に
〇 カード(デビットカード)を
申し込んでおき、

そのカードを使って
パリでお買い物!
(ユーロで決済される・・)


あっ、すみません、
わたしの個人的な願望が入っています(^^;


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ほんらい、
お金とは「信用」ですから、

実物のモノである必要はなく、
『ネット』ととても相性が良いはずです。


が、
規制に守られてきた
日本の銀行サービスは
歩みが遅すぎます・・(-_-;)

そもそも、
投資信託を積み立てているあなたは、

基本、
ネット上(アプリ上?)で
取引のすべてが完結しているはず。


これからは
日本の店舗型銀行では
口座管理手数料を徴収し始めたり、

振込み、引き出し時の手数料が
アップしていく可能性が大でしょう。

わたしはレボリュートのような
フィンテック型の
金融サービスの本丸は、

個人間の
「融資サービス」になると思います。



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つまり、
個人が銀行に代わって
お金の『貸し手』となり、
『借り手』の個人とつながるイメージです。

(もちろん、アプリ上で!)


AIの普及により
個人の信用レーティングが
きめ細かく管理可能となり、

また
費用比率が劇的に下がることで、

たとえば、借り手にすれば、
消費者金融をやめて
「スマホ・レンディング会社」から
借り直すことで、

金利が18%から10%に下がる、とか。


貸し手である個人も、
普通預金の一部を
「スマホ・レンディング会社」に
出資することで、

利息が0.01%から5%に増えるとか。

そういう時代が
遠からずやってくるでしょう・・。

レボリュートのような
「スマホ型銀行」の台頭は
日本の古い金融サービスに
風穴を開けていくことになります。

▼ こちらの記事もご参考に!
銀行が、末端の「お金の出し入れの箱」になってしまう!?

あ




| 経済よもやま話 | 17:16 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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ウォール・ストリート・ジャーナルの社説「リスク資産の宴」の終焉?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

中央銀行が
景気を刺激するために、
金利を下げて下げて
緩和状態にすることで、

お金は株式に向かいやすくなります。

それはそうですね。

金利が低いと
預金の利息も雀の涙で、
債券を買っても大して利息が入りません。

【金利】は、
お金がどこに向かうのかに
大きな影響を与えます。



折しも、米国では
およそ7年ぶりに
長期金利』(10年物の国債利回り)が
3.18%を付け、

10月5日(アメリカ時間)では
3.23%となっています。

もしも、ですが、
3%台の長期金利が
向こう数ヶ月間定着してくれば、

私たちは「違う景色」を見ることに
なるかもしれません・・。


長期金利が上がるのは
ほんらい良いことです。

順調に回っているアメリカ経済が
過熱し過ぎないよう、
経済というトラックに
適度な「ハードル」を設けることですから。


しかし、
長期金利が3%台で
(仮に)落ち着いてくるならば、

それは10年物の国債を
保有することで、
3%台の利回りが期待できるということ。

「債券を保有して
3%台のリターンなら、

株式は(さらにリスクを負うんだから)
もっと実現リターンが高くないと・・」


と、
多くの投資家が
思い始めることで、

株式という資産は
(その期待に応えるべく)
下落】します。


そもそも、
今の株価水準は

超低金利という前提で
駆け上ってきた数字だとわたしは思います。


WSJ3.jpg


以下、
ウォール・ストリート・ジャーナルの社説です。
米国債が示唆する「リスク資産の宴」の終焉

以下、引用)

FRBの量的緩和は、
長期米国債利回りを抑え、

株式や社債など
相対的にリスクが高い資産に
資金を向かわせる姿勢を明確にしていた。

FRBが保有債券を縮小するにつれ、
リスク資産の価格に
どのような影響が出るかは定かでない。

ただ、音楽がとまったときに、
FRBが作りだしたステージから
リスク資産が降りてくる姿は想像できる。

引用、終わり)



要は・・
マーケット環境的には
ふつうの状態」に戻るだけなのですが、

あまりにも
「金融緩和」の期間が
長かったために、

あなたとわたしを含めた
数多の投資家が、

「ふつうって何だっけ?」


の状態に
なってしまっているのが少し不安です。


1616 マーケットのアップダウン



アメリカ経済を
クールダウンさせつつ、
景気の腰を折らないようにするという
難しいかじ取りを、

これから
米連邦準備制度理事会(FRB)は
担うことになります。

わたし個人の心情を
申し上げると、

正直、
株価が下落していく局面がないと、
つみたて投資の妙味が生まれません。

適度な調整は個人的には大歓迎です(^^;)

あ




| 経済よもやま話 | 18:59 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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