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2019.10.09 Wed
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2019.09.25 Wed
こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。
以下の数字は何を意味しているのか、
ちょっと考えてみましょう。
準備はいいですか?
よーい、スタート。。
89年 38,915円
97年 521兆円
08年 128,000,000人
11年 75.78円
どうです、分かりましたか?
【答え】は・・、
89年 日経平均株価
97年 名目GDP
08年 日本の総人口
11年 対ドル為替レート
いずれも、
ピークを付けた年と数字です。
なので、
カラダは日本に
お金は世界に、なのです・・。
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2019.08.28 Wed
こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。
当オフィスのお客様から頂戴した
さまざまな『ご質問』に回答していく、
『お客様からの質問コーナー!』
第10回!
片岡 尚也 さま(仮名)50代 神奈川県
【質問!】
カンさん、ご無沙汰しています。
アメリカの長期債券、例えば30年物の国債の価格は、
何を要因として動くのかを教えて下さい。
短期の国債は、FFレートで金利が決まり、
それに伴い価格が決まることは分かりますが、
長期の国債だとその値段の決まり方が分かりません。
市場参加者の景気の予想に伴う
需給で決まると考えてよいのでしょうか?
片岡さん、ご質問ありがとうございます!
まずは「教科書的」な確認から・・。
元来、中央銀行が
金融政策として行ってきたのは、
『短期金利の誘導』です。
・・景気が悪い時)
政策金利 = 短期金利を引き下げ、景気の浮上を目指す。
・・景気が過熱している時)
政策金利 = 短期金利を引き上げて、景気の熱を冷ます。

ただ(アメリカを例に挙げますが、)
短期の国債は
FFレート(米国の政策金利)のみで、
その価格と利回りが
自動的に決まるわけではありません。
これも「教科書的」な言い回しとなりますが、
中央銀行は、
『金融政策』の変更を通じて、
マーケットの短期金利水準に
働きかけてきたに過ぎないのです・・。
具体的に言いますと、
満期が1年未満の『短期国債』も、
機関投資家によって
市場で売り買いされ、
その価格が常に変動しています。
折しも本日(28日)の豊島逸夫さんのブログには
以下の文言が・・。
以下、引用)
米国債は3か月物から30年債まで、
全ての利回りが
FFレート(米政策金利)を下回るという
「金利沈没」現象が不安感を煽る。
引用、終わり)
ちなみに以下、
最新の米国国債の価格と利回りです。

画像元:Bloomberg United States Rates & Bonds
では、どうして
国債の利回りは、
中央銀行の『金融政策』によって
自動的に決まってしまうという印象を、
私たちは持つようになったのでしょう?
それは先進各国の中央銀行が
(まさに異次元というべき)
『非伝統的』な金融政策を
行うようになったためなのです。
リーマンショック後、
先進各国の中央銀行は
景気浮揚のために、
短期国債だけでなく、
長期国債も含めた『買入れ』を通じ、
長期金利までも含めて
金利をコントロールする政策に踏み出しました。
さあ、ここからですよ。
片岡さんのご質問に「教科書的」に答えますと、
長期国債の価格は、
市場参加者の売り買いによって日々変動します。

(株式と比べると、)
債券の世界では
〇 数は少ないが、
〇 莫大な資金を有する機関投資家が、
国債の売り買いを担っているのです。
意外に思われるかもしれませんが、
株式より、
債券のほうがマーケットとしては
いまだ大きいのです。
(おおむね株式市場の倍の大きさを
債券市場は有しているとお考えください。)
ただし、現在では
中央銀行という
【巨大な買い手】が出現しています。
たとえば、
ドイツ10年もの国債の利回りが
「マイナス0.6%」になっても
機関投資家がこれを喜んで買うのは、
中央銀行が(それを)買ってくれるという
安心感があるためなのです。
そう、中央銀行の存在が
長期国債の健全な価格形成を妨げているわけです。
(・・きわめて、異常な事態です(汗)
片岡さんの今回のご質問は、
先進各国の、
異次元の金融政策を理解する上で
たいへん有意義だったと思います。
(ご質問ありがとうございました!)
〇 こちらの記事もご参考に!
【デンマークの銀行がマイナス金利の住宅ローンを提供(期間10年)】
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2019.08.20 Tue
こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。
米国CNBC「make it」の
こちらの記事によりますと、
デンマークの銀行 Jyske Bank A/Sは、
8月5日、
マイナス金利の「期間10年の住宅ローン」を提供すると発表しています(金利はマイナス0.5%!)

同じくデンマークの銀行 Nordea Bank Abpは、
20年固定金利の住宅ローンを金利ゼロ%で、
また30年固定では
金利プラス0.5%で提供すると言及しています。
【ただし、以下の点ご留意を】
記事内では
Jyske Bankのハウジングエコノミスト
Mikkel Høegh氏が
ローンの手数料等を合わせると、
実質マイナス金利とはならない可能性があるとしています。
また、冒頭のJyske Bankの10年ローンは
「家の増改築」「ローンの借り換え」に限られるようです。

それにしても、です。
一体どうしてこんなことが起こるのでしょうか?
実はデンマークでは先月、
すべての国債の利回りが
『マイナス』に陥ってしまいました。
えっ!?

7月初旬時点で、
デンマーク国債20年物の利回りは「マイナス0.03%」。
<文字通り、金利が付かない世界の出現です。>
また、スイスでも先月、
すべての国債の利回りが『マイナス』に陥りました。
なんとスイス国債50年物の利回りですら、
マイナス0.014%となったのです。
ロイターのこちらの記事より。
冒頭の住宅ローンですが、
ほぼコストの負担なしで借り入れが可能になれば、
「これから先、家を買う人が増えてくるよね。」
という考え方は
わたしはちょっと違うと思います。
世の中的に
ローンを組んで資産を買おう、
お金を借りて設備投資を行おうという
『機運』が損なわれているからこそ、
「金利が付かない世界」に突入してしまっているわけで・・。

これは近代人にとって「はじめての経験」です。
たしかに過去、
大きな戦争が何度もありました。
石油の高騰にも見舞われました。
その後のインフレーション、為替の理不尽な変動、
新興国を中心とした経済危機、ソブリンリスク、
国際的テロル、サイバー攻撃等々もありました。
でも、
金利は
ちゃんと付いていたのです。
金利が付かない今の現象は、
これから先、
資本を投下しても
なかなかリターンが得られないよという
暗示に思えて仕方がありません。
現状、日本、欧州等の
国債の利回りにも憂慮します。
国がお金を借りるのに
コストがかからなくなれば、
あらゆる国で
財政拡大が正当化される可能性があるためです。
行きつくところは
(まさに)未知の世界、なのでしょうか・・。
追記)
冒頭のJyske Bankの10年ローンですが、
記事を読み進めると、
たとえマイナス金利部分が発生しても、
返済者が金利を得られるわけではなく、
ローン元本がその分減らされるくしくみであるようです。
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2019.08.13 Tue
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2019.08.04 Sun
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