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アクティブ投資があるから、インデックス投資が成り立つのです


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

健全なアクティブ投資があってはじめて、
健全なインデックス投資が成り立つ。


わたしはそう思っています。

インデックス投資家は、
毎朝、アクティブ投資家に対して
今日もありがとうございます」と
感謝しないといけないのです。

??

ちょっと考えてみてください。

〇 なんとか人よりも早く、
他者を出し抜いてよい銘柄を探そう!
(そしてそれを素早く買おう!)


これって悪いことですか?

〇 人よりも早く
上手に銘柄を売り抜けよう!


これって悪いこと?

NO,ですよね。


無題


市場(マーケット)という
ごった煮の中で、

健全な欲】を持った
アクティブファンドや、
個人投資家、機関投資家など
世界中のさまざまな投資主体が、

自身の利益を求め、
さまざまな銘柄を、
血眼になって物色し、
売り買いしてくれるからこそ、

今日も明日も、
健全で洗練された『市場平均』が
生まれるわけです。


そうですよね?)


『市場平均』とは、
知と汗と涙の結晶なのです・・。


これは、
ロマンを求めるアクティブ投資家が
アクティブに動いてくれているおかげです。


そもそも、個人投資家にとって
1975年以前は、
すべての投資法がアクティブでした。

(バンガード社が
個人向けにはじめて
インデックス・ファンドを設定したのは
1976年のことですから)

たった43年前までは、
【すべての投資はアクティブ投資だった。】
これは偽らざる事実です。




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ところが時は流れ、
最近(特に)米国では、
インデックス投資の隆盛が伝えられています。

それに伴って
マーケットに弊害が及んでいる?とも・・。

たとえば、
5月22日付
ウォール・ストリート・ジャーナルの
「【バロンズ】インデックスファンド創始者の闘い」
という記事では、

現在、インデックスファンドは
株式ファンドの運用資産の43%を占めており、
今後3年間でその割合は
50%に達すると予想されている。

保有対象をアクティブに評価する
マネジャーがいない米国のファンドの規模は、
約7兆ドルに達する。


というショッキングな記述もあります。


これはあくまで米国の例ですが、
仮にこのまま世界中で
インデックス投資の市場シェアが拡大し、

たとえば、
10人いる投資家のうち、
6人、7人が
インデックス投資家」になってしまうと、
いったいどうなるのでしょうか?

分かりやすい例として
「日本株」を挙げてみましょう。


仮に多数派が
TOPIX(東証株価指数)との連動を目指す
インデックス商品ばかり保有すると、

時価総額の大きい企業ほど
大きく買われる傾向が顕著になり、
大型株の株価が
かさ上げされることにつながります。


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たとえば、
市場が急落するような場面では、

そのかさ上げされた大型株の
「下げ幅」も大きくなってしまうため、

上がるときの「上げ幅」も、
下がるときの「下げ幅」も、
より大きくなってしまうという
弊害が起こるのでは・・。

それとは対照的に、
時価総額の小さい企業が
積極的に買い上げられる機会が減り、

小型株が割安のまま放置されるという
可能性もあります。


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が、万万が一
そのような事態になれば、

中小型株を中心に
アクティブ投資】が
復活するのではないでしょうか。

ここまでインデックス投資が
盛んになってしまうと、
撤退を余儀なくされる
アクティブファンドも増えるでしょうから、

結果、競争相手が減った中で、
割安になった小型株を物色できれば、
それはアクティブファンドにとって
チャンス』となります。



そんな状況の中から、
優れた成績を残す『アクティブファンド』が
出てくれば、

「健全な欲」を持った投資家が相当数、
アクティブ投資に流れていくのでは・・。

わたしはインデックス投資が
「多数派」になるとは思っていませんが、

仮にそうなったとしても、
それはアクティブ投資の復活が始まる
のろしとなり、

そして、またアクティブ投資が
盛んになれば、
健全で洗練された【市場平均】が
戻ってくるわけです。


やっぱり、アクティブ投資あっての
インデックス投資だとつくづく思います・・。


〇 こちらの『動画』も併せてどうぞ!





| インデックス投資全般 | 18:20 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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ETF = こだわり派、インデックス・ファンド = こだわらない派


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

※ 本日は
ETF、インデックス・ファンドという、
どちらも同じ特性を持つ道具を、

あえて『相違点』を強調して
お話しします。

結局のところ、
ETF、インデックスファンド、
どちらを選んでも、

長期・分散投資を実践するなら、
その効用が変わることはないので
どうぞご留意ください・・。


先日、10年以上のお付き合いがある
お客様から、

「カンさん。最近ぜんぜんETFのこと、
ブログで書いてないね」


と言われました。

はい、ごもっともでして・・・。

わたし自身はETFが好きで、

ETFを通じて
インデックス投資の深い世界に
入っていった人間です。

また、書籍やブログ、
その他メディアを通じて、

ETFの革新性、
特に継続コストの低さという
メリットを説いてきました。


しかし、
あらゆる物事は流転します。

同じ場所には居ないわけです。

この3、4年で
インデックス・ファンドの基礎的環境が、
ずいぶんと改善されました。



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たとえば、
購入時手数料について。

これは「ゼロ」のインデックス・ファンドが
すでに標準化しています。

いっぽうETFは、
売買時に「売買委託手数料」が
かかります。


〇 インデックス・ファンドでは、
分配金は自動けいぞく投資が可能です。

いっぽうETFでは
分配金は払い出されてしまいます。

複利の効果を考えれば、
(分配金分を)自ら手数料を払って
再投資しないといけません。

※ また最近は、
意図して分配金を出さない
インデックス・ファンドも増えています。


〇 そして「継続コスト」である、
運用管理費用について。

国内上場ETFについては、
イ・ファンドと比較して、
「継続コスト」の優位性が
ほぼなくなってきています。


米国上場のETFは依然、
イ・ファンドと比較して
「継続コスト」がより低いものが
目立ちます。


わたしは長く
インデックス投資の世界を見てきて、

ETFと
インデックス・ファンドの
本質的な「違い」を感じています。

それはズバリ、
汎用性の高さ』です。


(以下、あくまで個人の運用者を
想定しています・・)

ETFより、
イ・ファンドのほうが、

より多様な運用者の、
より多様な資金(多い・少ない)を
受け入れやすい『インフラ』を
有しているのではないでしょうか。

要は、
個人の運用者にとって、
イ・ファンドのほうが、
ETFより【間口が広い】のです。



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具体的には、
イ・ファンドのほうが、
金額ベースでの売買が行える、
(金額ベースで)
自動つみたてが出来るなど、

日常の生活ベースで
より使いやすいツールとなっています。

また、購入 ⇒ メンテナンス(リ・バランス)
⇒ 出口戦略 のところまでを考えると、

「金額ベース」で資産管理ができるイ・ファンドは
やはり使いやすいでしょう・・。


あっ、でも、上記は決して、
ETFの劣後を意味するものではありません。

〇 ETFはそもそも、
自分で触って、
自分で子細をコントロールしたい人向けの
ツールなのです。


ETFは・・
こだわり派のための道具。

イ・ファンドは・・
特にこだわりがない派の道具。


1787 釣り


具体例』を挙げてみましょう。

たとえば『指値』をして、
買い注文を出すという行為です。

ETFが好きな人は
(わたしもそうですが、)

市場価格を見て、
自分で『指値』することそのものに、

なんと言いますか、
小さな喜びや意味を見い出す人なのです。


自分で買い注文を出すことが、
「投資」という行いの
ひとつの要素であると感じています。


いっぽう、
イ・ファンドを選ぶ人は
そこまで【こだわりません。】

日に一度しか価格(基準価格)が
付かないことも、
別段気にしていません。

自分で買い注文を出さなくても、

【しくみ】に任せて、
自分の代わりに【しくみ】が
毎月決まった日に
同じ金額ベースで
ファンドを買ってくれれば、

「そのほうがラクで効率的でいいや」
とさえ思っています。


ETF・・こだわり派。
イ・ファンド・・
特にこだわらない派。 なのです。


2018年5月現在の
わたしの感覚で申し上げますと、
(あくまで職業的感覚ですが、)

インデックス投資を行う10人のうち、
ETFを用いているのは 1.5人、
ないし2人くらい。


あとは
インデックス・ファンドを
使っていると思われます。


どうしてこれほど
イ・ファンドを使う人の『割合』が
増えているかというと、

(インデックス・ファンドそのものの
インフラ向上もありますが、)

時代が変わってきて、

よりふつうの人が、
資産運用を行うように
なってきているからでしょう。


(= たくさんの、
特にこだわらない派の人たちが
参入してきているのです・・)


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これからインデックス投資を
始める人は、

〇 毎月ベースのお金も、
〇 まとまったお金も、

インデックス・ファンドを用いて
ポートフォリオを構築し、
資産管理を続ける!で
まったく問題ないと考えます。


もちろん、
こだわり派のあなたは、
ETFを用いて資産管理を
続けられればよいと思います。

(運用資産がかなり多い人、
自分の裁量で、
自分が動いて自身の資産管理を
行いたいという人は、
ETFというツールがよりフィットするでしょう)


最後に、
ネット上では
インデックス・ファンドと並んで、
ETFの情報も
ずいぶんたくさんあると思いませんか?

わたしが先述した、

日本でインデックス投資を行う10人のうち、
ETFを用いているのは 1.5人、
ないし2人くらい。


というのは、
奇異に聞こえるかもしれません。

しかし、
ネット上の情報とは、

情報発信をしている人の
コンテンツの集積です。


情報発信をしていない人の
情報は現れないため、
どうしても偏り(バイアス)が生じやすいのです。

この点、注意が必要でしょう・・。

似顔絵




| インデックス投資全般 | 18:52 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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インデックス投資の注意点


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

ツイッターで「インデックス投資」と
検索すると、
実に多くの人がこの投資手法について
ツイートしていることが分かります。


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水瀬ケンイチさんの
お金は寝かせて増やしなさい』が
ベストセラーになっていることもあり、

インデックス投資の知名度は
かつてないほど高くなっていると思われます。


(それはそれで、
素晴らしいことなのですが、)

インデックス投資の
良さげに見える『一部分』を取り出し、
それを『独自解釈』して、

〇 インデックス投資は安全
〇 インデックス投資はリスクが小さい
〇 インデックス投資は負けにくい


といった「言説」が
広がっていることには、
ちょっとした危機感を覚えます。


そういうイメージを
抱いている人は、
ぜひkenzさんの記事

インデックス投資は決してリスクが少ない投資法ではない、だからこそ重要なこと
を読み返して欲しいと思います。

ズバリ、
「インデックス投資の注意点とは?」


市場全体のリスクを
一身に背負うということです。



わたしはkenzさんの
以下の文章が好きです。

ただ、インデックス投資は、
市場そのものの変動をもろにうけます。

言わば日本海の荒波が押し寄せる海岸で、
ふんどし一枚で腰に手を当てたまま立っているようなものです。


はい、ホントそうなのです・・。

★ 市場そのものの
リスクを一身に背負うことは、

(市場が上昇するとき)
市場そのもののリターンを
隈なく獲得できることと、

まさに【対の関係】なのです。


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わたしの心に去来するのは、
2008年の秋のこと・・。

わたしが保有していた
新興国株式ETFの、

傾斜40度の坂道を転がり落ちるような
【下落】のさまを、

今でも時々、思い出します。

ほんとうに、
心臓の鼓動が早くなっていくのを
感じていました・・。


〇 まさに、
市場が落ちる分だけ、
インデックス・ファンドの価値も
下がってしまうのです。


もしも、
2008年の『金融危機』レベルの
大波が
(いつかやってくるなら、)

『株式インデックスファンド』は
「マイナス50%」

すなわち半分くらいの価値
なってしまうことでしょう。

最大瞬間風速的には、
「マイナス60%」程度になる可能性も・・。

この事実は、
常に頭の隅に留めておくべきです。


市場が落ちる分だけ、
インデックス・ファンドの価値も
下がってしまうため、

私たちは暴落が起こると、
(あるいは起こるような気配があると、)

それを「ヘッジしたい」と
願うようになります。

たとえば、
金(ゴールド)を
買いたくなるかもしれません。


S&P500や、
日経平均株価の
インバース型ETF」に
資金を入れたくなるかもしれません。

※ インバース型ETFとは、
市場と真逆の値動きを目指す金融商品。


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が、ほんとうに暴落が起こると、
「インバース型ETF」の価格は、
まさに独歩高の様相を見せるでしょう。

つまりは、
どんどん(どんどん)
上がっていくのです。

インバース型ETFの価格が上昇する中で、
ほんとうにまとまったお金を
(ヘッジのために)
投入できるのでしょうか?


そもそも、
暴落の足音が忍び寄るとき、
どのあたりが「本当の底値」になるのか、

マーケットがずるずると下がる中で
冷静に判断できるものなのでしょうか?



私たちの目の前には
もっと大きな【課題】があります。

それは、
「市場リスク」を一身に負う
インデックス投資の、
もっとも虚弱な局面において、

1.売らずにやり過ごせるか。
2.つみたてを続けられるか。
3.(ふだん通り)
リ・バランスができるか。


という【課題】です。


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ちょっとヘビーですよね・・。

暴落のあとの、
マーケットの長い膠着を経て、
やがて回復する局面のことまで考えると、

1.売らずにやり過ごせるか。
2.つみたてを続けられるか。
3.(ふだん通り)
リ・バランスができるか。


のすべてが重要になってきます。


特に難しいのは、

3.の、
ふだん通り
リ・バランス』を行うことでしょう。

どんどん損失額が膨らむ中で、
落ちてくるナイフを平然と受け止め、

みなが逃げ出すようなときに、
価格が下がり続ける投資対象を
何も考えずに飄々と買っていくのは
言うほど簡単なことではありません・・。

間違いなく
勇気」と「思い切り」が必要になります。


が、しかし、
資産配分を整え、
メンテナンスに留意する
インデックス投資を行うなら、

このときだけが重要なのです。

【ものすごく下がっている投資対象を
買うときだけ。】


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この場面で「買い」を入れることが、
将来の超過リターンにつながります。

(不幸な1年の「リ・バランス」ほど
大切なものはないのです。)

上記メンテナンスが
ちょっと酷だなと思う人は、
「リ・バランス作業」を外注しましょう。


すなわち『バランスファンド』で
インデックス投資してもよいわけです・・。

◆ 関連記事
 【リ・バランスの摩訶不思議・・

似顔絵




| インデックス投資全般 | 18:40 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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インデックス・ファンドのファンドマネージャーは、日経CNBCに呼ばれたりはしません


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

アクティブファンドって
そもそも『ロマン』を求めますから、

忙しく、活発に動いている様子が
目に浮かんできます。

いっぽう、インデックスファンドは?


イ・ファンドは、
『市場平均』(ベンチマーク)と
同じ値動きを目指すのが仕事ですから、


私たち運用者のほうは、
「まあ、ちょっと退屈かな・・」
と思ってしまいます。

あっ、でも、
インデックス・ファンドを運用する人は
そうではありません!


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イ・ファンドの
『ファンドマネージャー』は、
けっこう緻密な作業が求められます。

何しろ、
ファンドには日々、
不規則に、さまざまな投資家の
【お金】が入ってき、

また、毎日毎日、
さまざまな投資家の【お金】が、
ファンド内から出ていったりします。

イ・ファンドの
「ファンドマネージャー」、
そして「運用チーム」のお仕事は、

前の日に受け取った
「イ・ファンド買いたいです!」
「イ・ファンド売りたいです!」
という【注文内容】を、

当日、実際に発注することにあります。


たとえば、
トピックス(東証株価指数)との
連動を目指す「イ・ファンド」であれば、

前日の注文内容を見ながら、

トピックス(東証株価指数)との
連動を崩さないよう

これだけの分量の株式を
ここでこんなふうに買い付けよう、

これだけの分量の株式を
こんなふうに売りつけようと、
【計画】を実行に移していきます。


・・いってみれば、
毎日毎日、
上記作業の繰り返しです。

ちょっとテクニカルな話ですが、

「イ・ファンド」は
1日に1度しか『値段』が付きませんから、

日中、株価が高いときに、
どっと大量の株式を買い付けてしまい、

その日の指数(例:トピックス)との
乖離が生じたりすると、
困ったことになります・・。

(実際、アメリカでは
インデックスファンドの存在感が増し、
市場が閉まる直前の売買が急増しているそうです。

ウォール・ストリート・ジャーナル
NY証取、最大の山場は取引終了前の数分間】)


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インデックス・ファンドの
「ファンドマネージャー」は、

右手にファンドへの資金流入、
左手にファンドからの資金流出を
睨みながら、

いつも【市場平均との連動性】を
モニタリングしている、
職人さんのような気がします。

具体的には、

決して二度塗りが許されない
左官屋さんのように、
緻密な作業を日々こなしているのです。


(休みの日など、
スキューバダイビングとかしてそう・・)


さらに言えば、
大手運用会社であれば、

ひとりの「ファンドマネージャー」が、
何本ものインデックス・ファンドを
運用しているでしょうから、
作業の効率性、スピードも要求されるはず・・。

正直言って、
「アクティブ・ファンド」に比べると
派手さはありません。


「いやあ、
2017年後半からの運用には
目覚ましいものがありましたね!」



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と紹介されながら、
日経CNBCに登場したりすることもないでしょう(笑)


また、新幹線の「のぞみ」に乗って、
あちこち出張することもあまりないでしょう。


〇 毎日同じことを、
〇 同じ正確さでもって
〇 コツコツこなしていく・・、

そんな仕事なのですよ、
インデックス・ファンドの
「ファンドマネージャー」さんって。

あなたは
そういう人たちに
大切なお金』を託しているのです。

似顔絵




| インデックス投資全般 | 16:56 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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全米株式 VS. 全世界株式、どっちがいいの?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

「米国の上場株式を、
ざっくり全部買いたいんです!」


そんなわがままな要望に
応えてくれるのが、
「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」(VTI)であり、

また、それを内包する
「楽天・全米株式インデックス・ファンド」です。

VTIのファクトシートを見ると、
このETFが連動を目指す指数は、

投資可能な米国の上場株式を
ほぼ100%占める旨が書かれています。

無題

★ まさに、
【市場まるごと投資】が
実現できるわけです。

この30年で見ても、
米国市場はもっとも成長性が高く、
かつ流動性に富んだマーケットと云えます。

「カンさん。
米国株式を網羅しておけば、
世界経済の成長は
おおむね享受できますよね?」


そう聞かれるお客様もいます。

ん?
「あなたはどう思いますか?」


1月末まで
米国が稀に見る
安定した上昇相場」であったため、

米国市場に対する【信頼感】が
一段と増してきた感があります。

(たとえば、この1、2年で
米国株、米国ETFに関する情報量が
ずいぶんと増えましたね)


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著名ブロガーである
kaoruさんのこちらの記事のように、

直近3年、5年のデータを挙げられ、
「全世界株式(VT)」は
「S&P500 ETF(VOO)」に比べ、
意外とリスクが大きいことを
指摘される方もおられます。

※ それだけ米国市場が
安定性に富みながら
成長を遂げている証左でしょう。


米国市場の存在があまりにも大きく、
また事実として、
アメリカ経済が世界をけん引しているため、

「全米株式」のみに投資を行うのは、
手堅い考えであるようにも思えます。

それでも、

「カンさん。
全米株式と全世界株式、どっちがいいのですか?」


と聞かれたら、

わたしは、
全世界株式】と答えます。


理由はカンタンで、

今後もアメリカ経済が
これまでと同じように
世界をけん引するかどうかは、
誰にも分からないためです。

それに、
『全世界株式』は、
『アメリカ株式』を含みますから、

あえて『全米株式』に
投資対象を絞ることはないのでは・・。


9-遠くを眺める


ちょっとだけ寄り道をさせてください。

そもそも、
インデックス投資の根底には、
選ばないこと】が内包されています。

これは、
時価総額の比率に応じて、
【市場全体(すべて)を捉える】という考え方です。


少しだけ昔ばなしになりますが、

「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」(VTI)は、
「バンガード・トータル・ストック・マーケット・インデックス・ファンド」の
サブクラスとして運用を始めました。

本家の「トータル・ストック・マーケット・インデックス・ファンド」の運用開始は、1992年のことです。

【市場全体(すべて)を捉える】という主旨の
インデックスファンドが、
バンガード社から出てきたのは
至極当然といえるでしょう。


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なぜならバンガード社には、
【選ばない投資】
=【市場全体を捉える】という哲学が、
隅から隅まで息づいているからです。


2008年に登場した
「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」(VT)は
もしかすると、

バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)の世界版を作る!
という意図で、
組成されたのではないでしょうか?


今、VTは47の国の株式を内包しますが、
その『47の国』を、
47の株式』とイメージすると、
分かりやすいかもしれません。

たまたま今は、

アメリカ  52.0%
日本    8.4%
イギリス  6.0%
カナダ   3.2%
中国    2.9%
・・・・・・


となっていますが、

(VTの12月末現在の、
国別構成比


VTは何も選ばず
市場全体(すべて)を捉えるだけですから、


仮に15年後も、
米国市場が、
他の市場を上回って成長を続けていれば、

たとえば、
VTの中身は、

アメリカ  75.0%
日本    5.2%
イギリス  7.0%
カナダ   4.2%
中国    8.3%


みたいになっていたりするわけです。


またあるいは、
私たちの予想に反して、

米国が大きく落ち込みながらも、
他の市場(特に新興国市場)が
堅調に推移した場合、

15年後のVTは、

アメリカ  36.0%
日本    5.2%
イギリス  6.0%
中国    12.0%
インド   10.5%
ベトナム  2.8%


というふうになっていることも、
あり得るわけです。

「どう転ぶかは分からない。
だから、すべて持っておく。」



1787 釣り


〇 米国市場が
今後長らく堅調に推移しても、

〇 万一、世界経済の
けん引役が代わることがあっても、

市場全体を捉える投資、
つまり『全世界株式』への投資は、
どちらでも・OKなのです。

(世界経済が成長している限り・・)


選ばない投資】とは、
ヒトの生き物としての本能に背く、
ある意味、
とても高度なスタイルであります。

そしてもっとも退屈であることも
また明らかなのですが・・(^^;)

最後に、
F・L・アレンの有名なひと言を。

「時の流れはしばしば同じ道筋を取るが、
それはいつも新しい方向に進んでいく。」


似顔絵




| インデックス投資全般 | 17:13 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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20年ふた昔と感じる「外国株式インデックスファンド」小史


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

1999年、
まだFPとして開業する前ですが、

神戸の書店で
投資信託四季報』なる本を見つけました。

これです。


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わたしはこの本を読んで、
日興アセットマネジメントの
パレット」という投資信託を知りました。

ノーロードで、
(しかも)直販で、
けいぞくコストも当時としては格安な、
「インデックスファンド・シリーズ」でした。

同シリーズ内の、
〇 海外株式インデックス(ヘッジなし) 
〇 海外株式インデックス(ヘッジあり)

とも、
運用管理費用がナント
年0.82%(税込)だったのです!

(あれ、驚いてませんか?)


ところが運用期間が
10年に限られていたので、
(1998年~2008年)

わたしは結局、
『MSCIインデックス・セレクト・ファンド コクサイ・ポートフォリオ』という、
外国株式インデックスファンドを買うことにしました。

(運用管理費用 年0.945% (税込)

この『コクサイ・ポートフォリオ』のファンドと、
『ステート・ストリート外国株式インデックス・オープン』(運用管理費用 0.9975%(税込)のどちらにしようか、

当時のわたしは悩んだものです。


あっ、
0.9%台でも
その時はぜんぜん
「コストが安い!」と感じていたのですよ。

(また、当時は
インデックスファンドでも、
購入時手数料がかかるのが
「ふつう」だったのです・・)



その後、わたしはFPとして
細々と仕事をこなす中で、

複数のお客様に
運用の窓口として、
「野村ファンドネット証券」をお勧めしました。

同社は投資信託のみを扱う
当時としては画期な証券会社で、

たとえば、
PRUマーケット・パフォーマーシリーズ』のような、
低コストのインデックスファンドも
複数取り揃えていたのです。

(しかし、2003年に
「野村ファンドネット証券」は
廃業することに・・(-_-;)


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ちなみに、
PRUシリーズのひとつ、
『PRU海外株式マーケット・パフォーマー』の
運用管理費用は
このとき年0.84%(税込)でした。

(そういえば、
PRUシリーズの中の、

『PRU国内株式マーケット・パフォーマー』
『PRU国内債券マーケット・パフォーマー』の2本が、
今年3月で「繰上げ償還」されるそうです。
時代の移ろいを感じずにはいられません・・)


それからまた時は下って、
2005、2006年頃。

わたしは
FPの仕事だけでは食べていけず、

確定拠出年金(企業型)
「導入時説明会」の
講師の仕事を下請けで行っていました。

「うわぁー、羨ましい!」と
感じたのが、

企業型DCの
「商品ラインナップ」の中で、
ときどき
運用管理費用が0.2%台
インデックスファンドを見かけたときです。


そして、こう思いました。

なんでここに流通している
インデックスファンドが、
一般には買えないんだろう
」と。


その後、
2008年に
住信アセットマネジメントの
STAMインデックスシリーズが出てきて、

たとえば、
「STAM グローバル株式インデックス・オープン」では、
運用管理費用が
0.777%(税込)まで下がってきたのです。

「カンさん、それからあとは?」
  ・
  ・
  ・
  ・
(ちょっと割愛しますね (^^;)


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今現在(2018年)では、

「国内債券」
「国内株式」
「外国債券」
「外国株式」とも、

インデックスファンドの
運用管理費用は0.1%台になり、

この20年近くを振り返ってみると、
あまりの変化の大きさに感嘆することしきりです。


ただし、
米国とは異なり、
日本では

(純資産額の増大より先に)
インデックスファンドの
コストが下がってきており、


これから先、
投資家の裾野がうんと広がり、
純資産額がより潤沢になるという、
よりよい『変貌』を遂げないと、

超低コストゆえに、
複数の運用会社が
コスト倒れになる可能性があります。

まだまだこの
『超低コストのインフラ』は、
もろい基盤の上に立っているのです。

似顔絵



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