| PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

つみたてNISAの出口戦略ってけっこう難しい? その2)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

前回」の続きですよ。

※ 今からお話しすることは、
『つみたてNISA』の制度に
今後変更がなかった場合、
という「前提」です。


さて、まずは
今年、30歳のあなたを具体例に挙げて
お話ししてみましょう。

「つみたてNISA」のイメージ図は
以下の通り。

つみたてNISA
大和総研さんのレポート
税制改正大綱―積立NISA の創設等』より引用

どうでしょう?

2018年に入れた40万円分が
ちょうど【20年の満期】を迎えるのが、
2037年末です。

あなたが50歳のとき・・。

2019年に入れた40万円分が
ちょうど【20年の満期】を迎えるのが、
2038年末です。

あなたが51歳のときです・・。

このように見てみますと、
(今年30歳になる)あなたの50代って、

「つみたてNISA」で
積み上げた運用資産を
断続的に利益確定していく月日となります。


image.jpg


実は『つみたてNISA』という
窓口だけを見た場合、

たとえば、
今年45歳を迎えたあなたが、
わりと使いやすい『仕組み』といえるのです。

なぜなら、
2018年に入れた40万円分が
ちょうど【20年の満期】を迎える2037年末。
あなたは65歳になります・・。

2019年に入れた40万円分が
ちょうど【20年の満期】を迎える2038年末、
あなたは66歳に・・。


★ つまり、
【つみたてNISA】で起こる
断続的な【20年の満期】と、

あなたのセカンドライフ
(= 解約したお金を
直に使っていくニーズ有り)が、

ちょうど【シンクロ】するわけです。

(※ ただし、つみたてNISA内での
利益の大きさに捉われず、
規則的に・同じような金額を
粛々と解約していくという『前提』ですよ・・



10-emag-WP-friendship-iStock.jpg


では、
今年30歳のあなたはどうなのでしょう?

「つみたてNISA」で問題となってくるのは、

あなたが52歳、53歳、54歳時などで
解約した「資金」を、
どうするのか?ということ。


あなたはまだバリバリ働いていますから、
別にその「お金」って必要ないわけです。

ちょっと具体的に、
50代を通じて、
毎年断続的に、
何十万円のお金が入ってくる様を

想像してみてください!


解約したお金を、
じゃあ「特定口座」に入れて、
また同じ投資信託を買いますか?

一度に?
それとも、毎月3万円というふうに
また積み立てていきますか?

でも、56歳とか57歳になると、
(仮に65歳を「定年」とすると)、

またつみたて投資をするっていうのも
(もしかすると)微妙かもしれません・・。


ここには、
ひとつの絶対的な『答え』が
あるわけではありません。

(※ 今はあくまで、
今年30歳の人に宛ててお話ししていますよ。)

わたしはひとつの考え方として、
50代~60代で
断続的に解約した「お金」は、
そのまま【安全資産】として
積み上げるのもアリだと考えます。


★ なぜなら、
あなたは『つみたてNISA』のみで
資産運用を行うわけではないからです。

仮に、
「特定口座」(あるいは+「iDeCo」で)
メインの運用をしているとすれば

かつ、
「特定口座」(あるいは+「iDeCo」)での
ポートフォリオが変わらないとすれば、

今年30歳になるあなたが、
50代~60代で
「つみたてNISA」で
断続的に利益を確定していくことで、

(トータル資産内では)
【安全資産】を積み増すことになります。


Challenge-1024x584.jpg

これってちょうど、
定年退職』という、
定期収入が途切れる「デッドライン」に
向けて、

無理なく【安全資産】の割合を逓増させ、
結果として
背中に背負う【リスク量】を逓減させていく
うまい方法になり得ると考えます・・。


以下の記事にも書きましたが、
「つみたてNISA」も
「特定口座」も
「iDeCo」も、

ただの窓口に過ぎません。

自分自身の状況を
メイン(主人公)】として捉え、

複数の制度(窓口)を
冷めた目で見て、
自分に合ったカタチでうまく活用する、
という心構えが必要でしょう・・。

◆ 関連記事
特定口座、iDeCo、つみたてNISA、三重奏を奏でる前に・・】


バラつみ投資バナーたて



| つみたてNISA | 12:02 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

つみたてNISAの出口戦略ってけっこう難しい? その1)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

※ 今からお話しすることは、
『つみたてNISA』の制度に
今後変更がなかった場合、

という「前提」です。

つみたてNISAでいちばん難しいのは、
ズバリ、出口戦略です。

ずっと持ち続ければいいや。
で(本当に)ずっと持ち続けていると、
つみたてNISAでは
ロールオーバー(延長制度)がないので、

結局、
『特定口座』(通常口座)に戻ってしまいます。

えっ?

そうです、
つみたてNISAは
利益を確定させないといけないのです



つまりは『売る』ということ。
そうしないと、
メリット(非課税)を享受できません・・。

つみたてNISAって、
以下の図表の通り、

制度上、
1年ずつズレた、
異なる20種類の20年の
『非課税期間』が続くことになります。


つみたてNISA
大和総研さんのレポート
税制改正大綱―積立NISA の創設等』より引用


あなた自身はシンプルに
「つみたてNISA口座」で
「つみたて投資」を続けるのですよ。

最初の問題は、
窓口の金融機関でしょう。

たとえば、2018年から
楽天証券で「つみたてNISA」を続けているあなた。

「あれ?もう15年か・・。」
そう、今は2033年です!

そうこうしているうちに、
もう、2036年!

無題


2018年に入れた投資元本
「40万円分」については、
2037年が【20年の満期】です。

2037年の年末までに、
売る必要があるわけです。

続いて、
2019年に入れた投資元本
「40万円分」については、
2038年末が【20年の満期】です。

これも「デッドライン」を意識しながら、
自分で売る時期を決め、
投資信託を解約する必要があります。

続いて、
2020年に入れた投資元本は・・
2021年に入れた投資元本は・・

というふうに、

実は「つみたてNISA」では、
最初の20年が近づくにつれ、

マーケットのアップダウンを睨みながら、
利益確定の作業を
断続的に、
10年、20年とこなしていく必要があるのです。


(もちろん、厳密に各年の
【20年の満期】
は意識せず、

たとえば、2041年が定年なので、
そのとき、運用残高の半分くらいを
どっと売ってしまうということも出来ますが・・。

その際は、
たとえば2025年に入れた
投資元本40万円分については、

あと3年【満期までの期間】を残して
解約を行うことになります・・。


今、35歳のあなた。

「つみたてNISA」を利用して、
最初の20年を迎える2037年末には
55歳になっているのですよ。

そこから10年、20年で
断続的に利益確定をしていく・・
という『仕事の中身』を、
前もってイメージしておくほうがよさそうです。

続く)

似顔絵




| つみたてNISA | 12:52 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

世界経済インデックスファンド、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは、ほんとにアクティブファンドなの?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

つみたてNISAの『商品ラインナップ』では、
世界経済インデックスファンド、
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドとも、
『アクティブ型』に分類されています。

が、
両バランスファンドはまぎれもなく
『インデックスファンド』であると考えます。

バランスファンドとは、
【複数のアセットクラスの組み合わせ】です。

たとえば、
「世界経済イ・ファンド」は、

6つのマザーファンド(インデックスファンド)を
つまみ食いして、組み合わせを作っています。

また、「セゾン・バンガード」は
8つのインデックスファンド(バンガード社)
そのものを自ら組み合わせています。


ここで重要なことは、
組み合わせを行っている元の【素材】でしょう。

(何ですか?)

両ファンドとも、
時価総額加重平均というルールに則った
「インデックスファンド」のみを
【素材】に使っています。

6つなり、8つなりのインデックスファンドの
【組み合わせ方】を、

仮に、市況に応じて頻繁に変え、
また、「株式50:債券50」という
基本組入れ比率のところも
機動的に動かしたりすると、

これは「タクティカル・アセットアロケーション」に
限りなく近くなり、
『アクティブファンド』と言われても
仕方がないでしょう。


が、セゾン・バンガード(2007年~)
世界経済イ・ファンド(2009年~)
とも、

「株式50:債券50」という
基本組入れ比率は変えていません。

たとえば、
「時価総額の比率を勘案して・・」
「地域別のGDPを参考に・・」
という、運用方針の文言に、

運用会社の恣意性が感じられる
といえば、たしかにそうでしょう。


現に、
「世界経済イ・ファンド」は、
年に1度、組入れ比率の
見直し機会を設けています。

そして、2009年に運用を開始して以来
すでに3度、
「日本・先進国・新興国」の配分比率を
変更しています。

しかし、これは
世界の営みの変化に応じて、
漸進的に行う
『資産配分の調整作業』の範疇に
入るのではないでしょうか・・。

(セゾン・バンガードもしかりです)


「いや、カンさん、
資産配分は完全なる固定にしないと!
たとえば、
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
みたいに!」

ん? それってどうなのでしょうか。

「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」は、
8つの異なったアセットクラス
(マザーファンド)に投資を行います。


53442bc7bc1bea1f1146e3b2e864b7bd.jpg


この8つのマザーファンドはすべて、
時価総額加重平均に基づく
『ピュアなインデックスファンド達』です。

それらを、
運用会社の【組み合わせ方】
= ひとつの考え方 に基づき、
大胆にも、12.5%ずつ均等に保有しているわけです。

この『配分の仕方』に、
アクティブ的要素はないのでしょうか?


(わたしは「ある」と思います)

(たとえば、
東証REIT指数マザーファンドなど、
時価総額の大きさで比較すると、
かなり「オーバーウェイト」していることになります)


しかし、
それが「悪い」というわけではありません。

【複数のアセットクラスの組み合わせ】である
バランスファンドでは、
その【組み合わせ方】において、

大なり小なり、
運用会社独自の考え(個性)が入るのは
当然であり、

すべてのバランスファンドは
『アクティブ的要素を持つ』、
といってもいいくらいなのです。



たとえば、
真にパッシブな
「世界経済イ・ファンド」を作ろうとすれば、

【元の素材】が
時価総額加重平均なのですから、

たとえば株式における、
日本株式、先進国株式、新興国株式の比率も
時価総額』の比率に基づくべきでしょう。

(国・地域の株式の時価総額は変化しますから、
そのまま放置しても、
時間の経過とともに、配分比率は変遷することになります。



そして、
株式と債券(ほぼ国債)の割合も、
世界の株式市場と、世界の国債市場の
時価総額の比率』を採用すべきではないでしょうか。

(結果、債券の割合のほうが
株式より大きくなるのでは?・・)


今日このお話をしたのは、
複数のお客様からメールで問い合わせを
いただいたためです。

お客様へ・・。
【当オフィスの見解】はこうです。

世界経済インデックスファンド、
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドとも、
立派に『インデックスファンド』であります・・。

◆ 菟道りんたろうさんのこちらの記事もどうぞ。
「世界経済インデックスファンド」も「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」もインデックスファンドです

似顔絵




| つみたてNISA | 19:07 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

特定口座、iDeCo、つみたてNISA、三重奏を奏でる前に・・


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

「カンさん、こんなに上がっていると、
なかなか投資を始める気になれません!」


そんなお客様の声をしばしばお聞きします。
お気持ち、よーく分かります(^^)

が、しかしです。

仮に、株価が下がるのをひたすら待って、
(それはいつ起こるか分からない。)

なかなか投資の【出動】ができないでいると、
『資金を入れる機会』
逃してしまう可能性も出てきます。


「ゼロの地点」に帰ってみましょう。

あなたのお金が将来どれだけ増えるかは、
ざっくり次の式で決まってしまいます。

【投資に回すお金 × 利回り × 投資期間】


仮に、
株式50:債券50の「バランスファンド」で
期待利回りが4~4.5%程度あるとしましょう。

しかし、所詮「利回り」は水ものです。


【資産形成】において
真に気に掛けるべきは・・。

〇 どのくらい(せっせせっせと)
投資にお金を回せるのか。

〇 どのくらい長く投資が続けられるか。
この2点です。

すなわち、
「投資元本」と「投資期間」です。


昨今、『税制優遇制度』が充実してきて、
つみたてNISA、iDeCoなどを
どんなふうに(ふんだんに)利用すべきか
という論議が盛んです。

これ、もちろん重要です。

が、その前に
あなた自身の『運用プラン』を、
大所高所からざっくり眺めてみませんか?

※ ここでは、
ある程度の知識をお持ちで、

リスク許容度もそれなりにあり、
本格的に投資を行おうという人を
『想定』しています。

なので、あくまで一例ですよ。


illust4210.png


えー、ズバリ、
今年40歳になる諸星ハジメさんです。

諸星さんに、
【投資に回すお金】について
伺ってみましょう。

毎月投資に回せるお金は?
4万円ほどです。(別途、貯蓄もしています)

まとまったお金から投資に回せるお金は?
1,000万円ほどです。

あっ、諸星さんは
ある地方都市に住む地方公務員です。


単純な『足し算』をしてみましょう。

仮に諸星さんが60歳まで
つみたて投資を行うとして、
4万円/月 × 240ヶ月(20年)で
960万円の「投資元本」になります。

それに、まとまったお金の
1,000万円(投資元本)を足すと、

諸星さんがこれから20年の間に
【投資に回すお金】は
計1,960万円となります。

ココが↑ざっくりしたイメージ。


一方、諸星さんは
どのくらい『税制優遇口座』が
使えるのでしょうか?

公務員である諸星さんは、
〇 iDeCo(個人型確定拠出年金)の
拠出限度額が 1.2万円/月 です。

一方、
〇 つみたてNISAの拠出限度額は
3万3,333円/月 です。

仮に、双方の「税制優遇口座」を
フル活用したとしましょう。


すると、
諸星さんが60歳になるまでに、
iDeCo、つみたてNISAを合わせた
投資元本は
約1088万円になります。


video08_m.jpg


これから20年の間に
【投資に回すお金】が
トータルで1,960万円ですから、

内訳で見ると、

『特定口座』・・872万円
(約44.5%)
『iDeCo』・・ 288万円
(約14.7%)
『つみたてNISA』・・約800万円
(約40.8%)


となるイメージです。


当然ですが、
諸星さんのケースでは、
『特定口座』からの投資も
必要になるわけです。


(個人的にはもう少し
『特定口座』の割合を増やした方が
よいと思います・・)


仮に、
『3つの窓口』をすべて利用するなら、
諸星さんはどんなことを
心掛けておくべきでしょうか?

ズバリ、指揮者の感覚を持つこと!


musician_shikisya_20171013185910f1a.png


三つの【窓口】を
三重奏のごとく奏でる指揮者
(= コントロールする人)になる。

そういう自覚が必要でしょう。

もし、ですよ、
個々のファンドを組み合わせ、
3つの窓口で『ひとつのポートフォリオ』を
作るとしたらどうでしょう?


ポートフォリオにもよりますが、

『リ・バランス』などにおいて、
資産配分の調整をするのが
けっこう煩雑になるのでは?

たとえば、

つみたてNISAでは
途中で解約してしまうと、
その分の非課税枠を使ったと
見なされるため、

基本、当初積み立てたファンドを
ずっと積み立て続けることになります。

(リ・バランス、すなわち、
売り買いのの対象とすることは難しい)


『iDeCo』は途中のファンドの売り買いは
可能ですが、
口座の外から、
資金を別途持ってくることはできません。

逆もしかりで、
資金を口座の外に出すこともできません。

したがって、iDeCoでリ・バランス、
すなわち売り買いをすると、
どうしても保有するファンドが増える
可能性が出てきます。

よろしければ、
以下記事ご参照くださいませ。
確定拠出年金で「株式ファンド」のみを保有するとかえって難しくなる?


business_crowdfunding.png


あと、出口のところでも
三つの【窓口】をうまく操作する
指揮者の感覚が必要でしょう。

たとえば、『iDeCo』で
年金方式で受給することを選んだ場合、

5年以上20年以下の期間の中から
選択して受け取ることができます。

また、受け取り開始も、
60歳から70歳になるまでに
始めればよいので、
融通が効くといっていいでしょう。

(受取りも毎月だけでなく、
年4回、偶数月なども選択できるようです。
楽天証券の場合。)


しかし、
つみたてNISAでいう『出口』は、

断続的に、利益確定を続けていく
ことに他なりません。


それも、各々の年で、
20年に到達していないのを確認しながら、
また、解約する金額もチェックしながら、
随時『解約作業』を続けることになります。

もちろん、
特定口座は
いちばん解約の自由度が高いです。


わたしが諸星さんに
アドバイスできる立場なら、
資産管理のシンプルさを重視して、

『特定口座』『iDeCo』『つみたてNISA』とも
バランスファンドにするか、

あるいは、
『特定口座』『つみたてNISA』を、
同じバランスファンドとし、←ココ、重要。

『iDeCo』はこの場合、
トータル投資元本から見て
割合が低いので(約14.7%)、


外国株式ファンド1本だけに絞る、
というのもアリだと思います。
(半ば「別枠の投資」と見なす、ということです)


いろいろとお話ししましたが、
この場でわたしが
申し上げたかったこと!

本当にざっくりでいいので、

1.あなたが【投資に回す資金全体】を、
金額ベースで書き出してみる。


2.『特定口座』『iDeCo』
『つみたてNISA』に各々回すお金と、
全体から見たそれぞれの【割合】を
書き出してみる。


ということです。

鳥の目で全体像をイメージすることは、
(投資に限らず)とても重要なことです。


なお、今日、後半部分でお話ししたことは、
拙著『ラクして増やそう!バラつみ投資』の
第5章「税制優遇口座の使い方」の中でも
触れていますよ。


バラつみ投資バナーたて




| つみたてNISA | 19:04 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

つみたてNISAの対象ファンドが発表されました(でも課題も見えてきた?)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

ようやくつみたてNISAの『対象ファンド』が
発表されました。
つみたてNISA対象商品届出一覧」(金融庁)

さっそくさまざまなブロガーさんが
記事にされています。

〇 水瀬ケンイチさん
【「つみたてNISA」対象ファンド公表。予想以上にもりだくさんです!】

〇 NightWalkerさん
【つみたてNISA対象商品(平成29年10月2日時点)が明らかに。注目のファンドは?】

〇 安房さん
【つみたてNISAの対象ファンド発表。良好な投資環境と投資商品の提供に関する、運用会社の本気と販売会社の本気が試される】


『つみたてNISA』は、
税制優遇の制度であるばかりでなく、

購入時手数料なし、低コスト、
長期でコツコツ投資信託を積み立てる。

という、

投資の【新しいカルチャー】を芽吹かせるための、
大いなる試金石となります。

(これまでは残念ながら、
上記とは真逆の、

購入時手数料アリ、高コスト、
短期で投資信託を乗り換える。


という、
「悪しき慣習」が
まかり通ってきましたから・・)


さて、
『つみたてNISA対象ファンド』は
決まったわけですが、
問題はこれから、です。

この『対象ファンド群』の中から、
個々の【販売会社】が
具体的にどのファンドを選択して、
ラインナップするのか・・。



ネット証券のSBI証券楽天証券などは、
『つみたてNISA対象ファンド』を
おおむねカバーしていくようですが、

わたしは、
つみたてNISAが普及するためには、

店舗がある銀行、証券会社などで
「はい、はい、つみたてNISAだよ!!」
と連呼される必要があると思います。

ん?

つまり、店舗がある大手金融機関で
つみたてNISAが宣伝されてこそ、
この制度はある程度の普及が見込めるのです。



dont-have-to-worry-about-money-anymore-sm.jpg


(あくまで現時点で、ですが)
一部大手販売会社の
【つみたてNISA取扱いファンド本数】(予定)
ちょっと覗いてみましょう・・。

大和証券 12本(iFree中心に)
野村證券 4本(・・← だけ?)

〇 みずほ銀行
同行の『つみたてNISAラインアップ』では
以下の文言が・・。

みずほ銀行では、
「つみたてNISA」向け商品として
投資信託2商品を選定いたしました。

なお、この2商品に加え、
お客さまのさまざまなニーズにお応えできるように、
3種類のリスクとリターンの異なる
バランスファンドを取り扱う予定です。


ということは、
(全部で)5本だけ・・?

三井住友銀行 3本(・・← だけ?)

嗚呼、
なんだか【やる気のなさ】が
サイト上から
湧き上がってきているような・・。


xmoney-1078267_jpg_pagespeed_ic_taWO6p9GTQ.jpg


わたしは何も、
お店の中の「いちばん目立つ場所」に

『つみたてNISA対象ファンド』を
50本も60本も並べてください、
とお願いしているわけではありません。

ある程度目立つ位置で、
ちゃんと「旗」を振り続ければ、
この制度はそれなりに告知啓蒙されるはず。

しかし、3本とか4本とかの
ファンドの『品揃え』を見ていると、
(あくまで現時点で、ですが)

なんだか、
お店の中にさえ入れずに、

入り口の端のほうで
まるで「ワゴン販売」のように
形だけ『つみたてNISA』をやっていますよ!


というポーズを
取るのではないかと思ってしまいます。


あるいは、冒頭のブログ記事内で
安房さんが指摘されているように、

『つみたてNISA』に
ラインナップしたファンドを、

【つみたてNISA限定の取扱い】にして、
そこだけ【離れ小島】のように
隔離しようと(もし)するのなら、

本流の、
投資信託の悪しき慣習が
何も変わらないことになってしまいます・・。

来年1月に向けて、
(特に)販売会社の動向に注目していきたいと思います。


◆ 参照記事
日経新聞電子版(良記事↓です)
【つみたてNISA始動 制度乱立、使い勝手に課題も】

【念のため・・】
当オフィスの基本方針は、
『現行NISA』はお勧めしませんが、
『つみたてNISA』はおススメします、です。


バラつみ投資バナーたて




| つみたてNISA | 11:39 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

「第3回個人投資家との意見交換会 in 金融庁」今回は、運用会社の人たちがズラリでびっくり!


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

またまた虫とり小僧さんにお誘いいただき、
6月29日(木)に金融庁に行ってまいりました。

つみたてNISAについて、個人投資家から
さまざまな意見を聞こうというこの会ですが、
今回は、以下の運用会社の方々が勢ぞろいされていました。

・野村アセットマネジメント
・大和証券投資信託委託
・レオス・キャピタルワークス(ひふみ投信)
・セゾン投信
・ニッセイアセットマネジメント
・ブラックロック・ジャパン
・三菱UFJ国際投信株式会社

 (↑ 右からの席順です)


冷静に考えてみますと・・、

監督官庁である「金融庁」と、
監督される側の「運用会社」が一緒にいて、
その現場を(第三者的に)観察できるのは、
すごく稀有な機会といえるでしょう。

さて、つみたてNISA 最大の問題は、
『販売会社』にあまりやる気がない、
という点でしょう。

ここのところ(最初の挨拶の場で)
セゾン投信の中野社長がズバリと
言っておられました。

販売会社さんはあんまりやる気がないようです(^^;)



たしかに、
〇 ひとり当たり月3.3万円程度の資金流入
〇 購入時手数料が取れない(ノーロード)
〇 システム導入にコストがかさむ

等々を考えると、
これは儲かりそうもないから、
【やる気なし・・】ということなのでしょう。


たとえば、です。
いくら野村アセットマネジメント(運用会社)が
頑張って「つみたてNISA」を
推し進めようとしても、

野村證券(販売会社)に
あまりやる気がなければ、
尻すぼみになってしまうのが目に見えます。

これは、
大和証券投資信託委託と
大和証券の関係を取ってみても
同じでしょう。

この点、販売会社を通さない
直接販売『直販』は強いですね。
メーカーとしての意思表示を明確にすれば
よいのですから・・。

all_aboard_the_struggle_bus_xl.png


しかし、そうはいっても、
販売会社、直販、ともに
頭を悩ませる問題があります。

1.『現行のNISA』をやっている人に
『つみたてNISA』との棲み分け?を
どう説明していくのか。

※ 現行NISAで積み上げたお金は、
つみたてNISAには移管できないので、
このあたり、悩ましいところでしょう・・。

2.iDeCoとつみたてNISAは
どう使い分けていくのか。
というより、どう説明分けをしていくのか。

具体的には、
〇 優先順位をどうする?
〇 使い分けの具体的な処方箋は?

huge_25_127334_20160710195704a84.jpg


わたしはファイナンシャルプランナーとして
(以下、異論はあるかもしれませんが、)

投資資産全体の中で、
通常つみたて(特定口座)の投資額は
50%以上キープすべきだと思います。

(iDeCoは素晴らしい制度ですが、
60歳以前にお金を引き出せないのは、
【流動性の制限】にあたるため・・)

上記の前提があって、
次に、
iDeCoとつみたてNISA、
どちらを優先させるべきか。

iDeCoをより優先させるべきでしょう。

iDeCo最大のメリット「所得控除」は、
毎年確定的な節税効果があります。
(所得が継続している限り)

それに対してつみたてNISAは、
ファンドを解約する際(利益が出ていれば)、
非課税となるわけです。

これは「将来のメリット」であり、
かつ確定的ではありません。


あっ、すみません・・、
もとに戻りますね!

いずれにしても
2018年1月の船出(つみたてNISA)は、

(私たちがイメージするよりも)
地味で・静かなものになるのではないでしょうか。

ただし、わたしなりに
「希望」も見い出しています。

当日は、野村AM、ニッセイAM、
三菱UFJ国際投信が、

つみたてNISA用に(新たに)
バランスファンドを設定する旨の
お話をされていました。



三菱UFJ国際投信は、
eMAXISバランスや、最適化シリーズで使われている
いわゆる8資産のアセットを用いて、

1970年代生まれ、
1980年代生まれ、
1990年代生まれ という
「3つのターゲット」を設定し、

ターゲットイヤー型ファンドを組成する
計画があるのだそう・・。

※ ふつうは退職年をターゲットにしますが、
(なるほど)生まれた世代で区切ったほうが
分かりやすいかもしれませんね。

ニッセイAMも野村AMも
バランスファンドには力を入れていくようです。

そして、次回、第4回目は
(ナント)販売会社さんを
招いて意見交換会をされるのだそう。

いったいどうなることやら・・。


※ SBI証券、楽天証券がすでに
「つみたてNISA」の特設ページを設けています。

〇 SBI証券はこちら
〇 楽天証券はこちら

◆ 参照記事

虫とり小僧さん
金融庁と個人投資家の意見交換会に行ってきました(第三弾・投信運用会社を招喚・6月29日)

nantes(なんと)さん
金融庁「第3回個人投資家との意見交換会」に参加して考えたこと
 ↑「つみたてNISAの普及に必要なこと」の項目で、
  とても建設的な意見を述べられています。

似顔絵




| つみたてNISA | 19:08 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

| PAGE-SELECT | NEXT