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金融リテラシーをめぐる親子間の知識差について


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

個別相談の中で、
たとえば70分過ぎあたりで
ご本人のお悩みは解決できたので、

A 33歳の山田さん(仮名)が、、
お母様の運用について相談される。


あるいは、

B 66歳の小川さん(仮名)が
息子さんの運用について相談される。


という【ケース】があります。

どちらが件数として多いかというと、
Aのほうです。


これまでわたしが経験してきた
(あくまで)感覚値ですが、

金融知識については、
息子さん娘さん世代のほうが、
親御さん世代より
長けていると思います。


この理由はある意味シンプルで、

若い時分に
「金融の知識」を

ある程度持ちうる環境にあったかどうか。
ココに違いがあるためでしょう。


今、33歳の山田さんは?

たとえ投資はしていなくても、

「アメリカダウ平均」という言葉は、
おそらく中学生くらいから
見聞きされていたと思います。

また、マーケットの起伏が
経済に影響を与えているという感覚を
(たとえばリーマンショックなどで)
自然に持たれていたはずです。


いっぽう、
66歳の小川さんはどうでしょう?

若いときは総じて
世の中が『高金利』であったために、

「預金」「貯金」で
お金の置き場所は完結しており、
金融の知識がなくても
何不自由なかったと思われます。

親子


実は今申し上げた
高金利』が
ひとつのキーワードではないでしょうか。

33歳の山田さんは
そもそも『高金利』というものを知りません。

ですので、

年率8%、10%と謳われても
なにか「異質なもの」を感じ、
警戒心が芽生えやすいのです。



いっぽう
66歳の小川さんは、

昭和の終わりから
平成のはじめにかけ、
年率7%、8%という『高金利』を、

郵貯の「定額貯金」とか
ニッセイの「養老保険」などで
実際経験しているため、
(=肌感覚を持っているため、)


『高金利』を謳う商品を
信じてしまいやすいのだと思います。



そして、
銀行や保険会社は

このような
シニアの方々の
金利に対する【感応度】をよく知っていて、


それを販売戦略に取り入れ、
外貨建ての個人年金や
外貨建ての終身保険を売っているはずなのです。


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夢見る父さんの記事
銀行を信じるほうが愚かなのか】を読んでいて、
改めて問題は深刻だと思いました。

夢見る父さんは
こう言われています。

今の高齢者はお金は持っても
知識がない人が結構いるので、
こうした話は枚挙にいとまがありません。


たしかにそうですね。

換言すれば、
若い人は
知識は持っていても、
お金はあまりないわけです。


わたしは、

〇 親御さんのお金の管理について、
〇 娘さん、息子さんの助言が
  適切に為されることが、


ヘンな金融商品に引っかからない
ベストマッチング」だと思います。

が、

たとえ親子間でも
「お金のこと」を開示するって
なかなか難しいもの・・。


身内で、
近ければ近いほど
照れ臭く、

「お金のこと」には
あえて触れないなんて、
ヘンなカルチャーが残っていますから・・。

(あっ、たまには
お母さん、お父さんに電話してあげてくださいね)

あ





| 人生をプランニングする | 12:03 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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人生100年時代、キャリアとマネーと戸惑いと・・


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

まずは【変化】のお話から。

あなたは
これまでの30年間の『変化』と、

これから30年の『変化』、
どちらのほうが大きくなると思いますか?


後者、ですか?

(そうですよね)

「雪だま」が
山の斜面を転がっていくとき、
それは少しずつ勢いを付け、
加速度的に大きくなっていくものです。

世の中の【変化】も、
それに似たところがあるのではないでしょうか。


もうひとつは【寿命】です。

リンダ・グラットン、
アンドリュー・スコットによる書籍
『ライフ・シフト 100年時代の人生戦略』





同書では、
各年代の【平均寿命】予想として、

〇 1987年生まれの人は「98~100歳」
〇 1977年生まれの人は「95~98歳」

としています。


まあ(要するに)
人生100年時代なのですね。


これからの世の中って、

―良くなるのか、
悪くなるのかは分かりませんが、―

ただでさえ
『変化』が加速するのに、

人の寿命が延びることで、
個人では抱えきれない量の
『変化の波』と相対し続けることになる・・


どうやら、
そんな時代になりそうです。

あなたには
その準備が
出来ていますか?

(正直、わたしは出来ていません・・(-_-;)


生きる時間がより長くなると?

【ファイナンス的】には、

〇 もっと稼いで、かつ
〇(結果として)
もっとお金を使うことになります。

つまり、
人生で扱う『お金の総量』が
増すわけです。 ← ココ、重要!



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【働き方】も変わってくるでしょう。

100歳位まで生きるとすると、
75歳くらいまで
働くのがフツーになるのでは・・。

(えっ!?)

ただし、
ずーっと
働き続けるイメージではなくて、

たとえば、
40代とか50代で
『学び直したり』

不定期に
『家庭』や『趣味』の割合を多くしたり、
(その間、仕事をパートタイム的にしたり)

ひとつの仕事だけではなく、
生涯を通じて、
第2、第3のキャリアを開拓していく
ということが珍しくなくなるでしょう。



ただ、
人生で扱う『お金の総量』が増すため、

自分のキャリアが
市場の中でそれなりの
『付加価値』を維持できないと、

80、85歳・・と
ずーっと働きづめの生活を
強いられる可能性が出てきます。



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また、【超長寿化】が進むということは?

たとえばワタシの場合、
80歳で(この世から)
サヨナラしていたのが、
95歳、100歳まで生きるとなると、

その分余計に、
「年金」「医療」「介護」の給付
受けることになります。


【社会保障】のお金の出入りは
今でさえ、
こんな感じになっているのに、


社会保障 負担と給付

―公的年金って
果たして『終身』を維持できるの?―

これから先
「給付」が増え続けると、
現役世代の「負担増」の度合いは
想像を絶するものになるのでは・・。


好むと好まざるに関わらず、

仕事を通じて「稼ぐ」だけでなく、
自分のお金を『育てていくスキル』が
求められるようになります。

まさに資産運用とは
『時代の産物』なのです。

もちろん、
『パーソナルファイナンスの教科書』も
大幅に書き換えられる必要に迫られるでしょう。


追記)

わたしは仕事として
「キャッシュフロー表」を作成し、
提出することを致しておりません。

ひとつのキャリアのみで、
手取り収入の伸びを「%」で入力したり、
マイホームを購入して
(そこに)死ぬまで住み続ける前提であったり、

現実の「ライフ」を反映するものでは
ないと考えるためです。

あ




| 人生をプランニングする | 12:36 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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わたしが加入している生命保険


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

現在わたしが加入している
死亡保障の保険はありません。

唯一、医療保障の保険として
全労済の「こくみん共済」に入っています。

諸々の特約はなく、
基本シンプルに「入院給付金」が出るだけ。
(月の保険料は1,600円ですw)

国民健康保険という、
公の『医療保険』に入っていますから、

(こくみん共済も)
要らないと云えば要らないのですが、

なにぶん自営業のため、
気持ちの安心料』として加入しています(^^;


shinkokyu_woman.png


さて、この「こくみん共済」
59歳までしか加入できません。

60歳からは「シニアタイプ」となり、
保険料が2,000円に上がり、
かつ保障はうんと小さくなってしまいます。

そうです、

60歳以降、医療保障を買おうかと
検討しているあなた。

そもそも、
60代以降の医療保険って

支払う「コスト」と
得られる「便益(ベネフィット)」の
釣り合いがぜんぜん取れません。



わたしの考え方はシンプルで、
59歳まで「こくみん共済」に加入しつつ、
それまでにもっと資産を積み上げ、

60歳以降の
病気、ケガに対する【保障】は
自分の貯蓄、運用資産で賄おうというもの。

(ココ、割り切りが必要なのです
(^^;



次に死亡保障について。

わたしは15年前に結婚したのですが、
結婚したときから6年間ほど、
2,000万円の「定期保険」に
加入していました。

結婚当初は
わたしにあまり貯蓄がなく、

万一のことがあった場合に
(恥ずかしながら)
妻にほとんどお金が
残せない状況だったためです。

(誤解がないように申し上げると、
妻はわたしが遺すお金がなくても
立派に生きていける人なのですが、

「いくばくか残したい」という、
これはわたしの『気持ち料』なのです・・)


Insurance-05.jpg


結婚して15年が経ち、
それなりに運用資産も出来たため、

自分が死んだ場合の【保障】は、
自分の貯蓄、運用資産で賄おうと考えています。
(ココも、割り切りが必要です(^^;



つまり保険って、

〇 自分にあまり蓄えがなく、
〇 かつ、経済的責任がある人が

期間を区切って「保障のみ」を
買っていく商品なのです。


とても不思議なのは、

「医療保険」では
一定期間、保障のみを買っていくことに
理解を示されているのに、

「死亡保険」については、

一定期間、保障のみを買う
「定期保険」や「収入保障保険」に
難色を示す人が未だに多いこと。


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保険 =「保障のみ」を買う。

そして、
その「保障」を買う『分量』
(医療保険でいえば日額給付金、
定期保険でいえば死亡保険金額)を、

最低限、これだけあればよい」と
自らコントロールし、

かつ「保障の期間」を
区切ることで、

貯蓄や投資に回せるお金は
自然と増えてくるはずです。


投資信託に
『保障』など求めないように、

保険商品に『貯蓄性』や『投資性』を
求めるのは、
そもそもおかしなことなのです。

▼ こちらの記事もご参考に!
当オフィスの『マネープラン・ポリシー』とは?

あ




| 人生をプランニングする | 19:16 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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パートナー同士の貯金箱


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

たとえパートナー同士でも、
お金に関することは
とてもデリケートで扱いにくい問題です。

あなたのお金は
あなたの配偶者のお金と、
どれくらい「一体化」すべきなのでしょうか?

(えっ、いきなり!?)

互いの悩みや喜びを
共有するパートナーなのだから、
お金のことも「一体化」すべし・・・

と思う必要は、

ぜんぜん
ありません。


(もちろん、双方が一体化を望むなら、
それはそれでOKでありますが・・)


パートナーといえども、
お金に対する考え方は
違っていて当たり前。

特に「投資」の部分が絡んでくると、
【うゎぁ、違うわ!】というのが
ごくふつうではないでしょうか。



Blog-Post-Header-2.png


わたしはこれまで、
さまざまなご夫妻、パートナーの
お金のあり様を拝見してきました。

あくまで私見ですが、
次のような『パターン』に
分類されると思います。

1.ご夫婦とも基本「預金オンリー」

2.ご夫婦とも「投資部分あり」
(が、投資スタイルは異なる)

3.ご夫婦とも「投資部分あり」
(かつ、投資スタイルがほぼ同じ)

4.パートナーの一方が「投資部分あり」
 もう一方は基本「預金オンリー」



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1.の場合、
『ひとつのおサイフ』でも
それぞれ『別のおサイフ』でも、
比較的管理はシンプルです。

たとえば『別サイフ』で想像してみましょう。

ひとつの具体例として、
ふたり共通の「生活口座」を作り
パートナーそれぞれが
お金を出し合い、

共通の費用】を
そこから支払っていくことが考えられます。


これだと、
それぞれの資産については
自由に管理できます。

(それぞれのご資産額を
知らせるか否かも、
あくまでケースバイケース・・)

実は、当オフィスに
ご相談に来られるケースで
もっとも多いのが、

4.パートナーの一方が「投資部分あり」
 もう一方は基本「預金オンリー」
 のパターンです。



このケースはさらに
ふたつ』に分かれます。

A.『別サイフ』で、
ご自身の投資についてのみ
ご相談されるケース。

B.『ひとつのおサイフ』で
ご自身だけではなく、

「預金オンリー」の
配偶者のご資産も含めて
ご相談に来られるケース。



B.で気をつけないといけないのは、
パートナーの了承でしょう。

価格変動があり、
将来の収益が不確定である旨の
投資の概念説明。

また、
具体的な投資のやり方、
投入する資金やその方法についても
十分な説明をし、
了解を得ておく必要があります。


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B.の場合、実質的に
一方のパートナーが
ご一家の【資産管理担当者】と
なるわけです。


広く日本の世帯を見渡すと、

自分は投資に興味があっても、
パートナーは「興味なし」というケースは
かなり多いのではないでしょうか。

言い方を換えると
最初から、

どちらも・同じくらい
投資に・興味を持たなくては!
」と
あまり思い過ぎないことです。

(焦りは禁物。)


もし、パートナーにも
【投資】に興味を持ってもらいヒトは
こちらの記事をご参考に。

iDeCoをきっかけに、パートナーに投資に興味を持ってもらう方法(ただし、中期戦になりますよ)


実は、
扱いがもっとも難しいのは

2.ご夫婦とも「投資部分あり」
(が、投資スタイルは異なる)
 のケースです。


特に、「別サイフ」で
互いがそれぞれの資産内容を
開示されていない場合、

妻・・
「豪ドル預金を300万円持っている。」

夫・・
「豪ドル建ての個人年金保険に
400万円相当入っている。」


といったことも
起らないとは限りません!


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換言すれば、

双方が「リスク資産」を保有している場合ほど、
それぞれの資産内容の開示は
その必要性が増すのではないでしょうか。



たとえ現状は、

4.パートナーの一方が「投資部分あり」
 もう一方は基本「預金オンリー」
のパターンでも、


コツコツ投資を行っているあなたが、
パートナーに対して
簡便な運用報告を愚直に続けることで、

3.ご夫婦とも「投資部分あり」
(かつ、投資スタイルがほぼ同じ)


に至る可能性があります・・。

(ただし、焦りは禁物です。
中期戦で構えてくださいね・・)

あ




| 人生をプランニングする | 16:42 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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相続で資産を引き継ぐのは苦痛?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

2017年に
日本国内でお亡くなりになった方は
134万人余りおられます。

「これが意味することは?」

これから
『大相続時代』が始まるということ。


ただし、
相続の件数が重要なのではありません。

引き継がれる資産の金額規模が
今後膨らんでいくことでしょう。

なぜなら、
日本の高度経済成長の恩恵を受けた
ふつうの生活者の相続が増えるためです。


わたしは仕事柄、
相続でご資産を引き継がれた人に
頻繁にお会いします。

この種のお金って、
実に「微妙」なのです・・。

なぜならこれは、

自分のお金であって
自分のお金ではない。


(とてもデリケートで
管理しにくい資産なのです)


たしかに預貯金は分かりやすいです。

ただ、株式や債券や
投資信託などを含んでいる場合、

たいてい、
被相続人の方が口座を開いていた
証券会社で

相続人も口座を開き、
資産の【移転手続き】が
行われることになります。

たとえば・・、


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この場合、
相続人であるあなたは、
その証券会社に
(馴染みが)ありません。

もちろん、
投資の経験がない人にとっては、

株式や債券や投資信託や、
それらの具体的な名称も
(もう)ちんぷんかんぷんなわけです。


資産を引き継ぐ人にとって、

自分の生活に
これら資産を
いかに役立てていくのか、


この点で
困惑してしまう場合があるのです。


以前、こんなケースがありました。

「カンさん、
この株と投資信託は、
どうすればよいかまったく分からなかったので、

とりあえず今まで(4年間)
そのまま持ち続けてきたんです」



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ということは、

4年もの間
ご本人はご自覚されないまま
相応のリスクを背負われてきた、
ということなのですね。


リスクを負うのを
不安に感じられる場合、

相続されたリスク資産をすべて売却して、
安全資産」のみで持つというのも
立派な選択肢です。

しかし、
真面目な相続人の方ほど
被相続人の意思?を尊重して、

「これはこのまま持つべきではないか」
と思い込んでしまう傾向があります。



仮に、
預金1000万円
日本の個別株4銘柄
投資信託8本
外国債券3つを相続された場合、

(預金を除いた)リスク資産は
ワタシが勝手に処分してはいけない。
と思ってしまうわけです。


そんなこと、ないですよ。


被相続人の方も、
あなたの生活に
具体的に役立ててもらいたいために
資産を遺されたわけです。

自身があの世に行かれたあと、
その資産をどのように活かすかは
あくまで生きている人間が決めるべきこと。


※ この点、
ご資産を遺す側も、
それなりのご準備をしていただければなあと
率直に思います。


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もうひとつ難しいのは
タイムラグ」の発生です。

人の寿命が今より短かった頃、
相続で資産を引き継がれる人の
平均年齢は40代でした。

それが寿命の延びに伴い、
資産を引き継がれる年齢が

50代後半、60代へと
「うしろ」に延びてきているのです。



贅沢な悩みと
思われるかもしれませんが、
ここ、なかなか難しいところです。

40代で資産を引き継がれる場合、
たとえば
住宅ローンの返済や
教育費など、

生活面で実際に
「そのお金を役立てるニーズ」があります。


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が、たとえば

64歳で資産を引き継ぐ場合、
すでにお子さんは独立していて
退職金も入ってきており、

その後に「まとなったお金」を
引き継いで、
さあどうしようか・・
となるケースもあるのです。



今後、長寿が進めば、
資産を引き継がれる年齢は
さらに「うしろに延びていきます。

お金の【ポテンシャル】を
生かすという意味では、

贈与税をうんと引き下げる、
あるいは時限的に税率ゼロにして、

生きた資産の
世代間移転を図る必要があると
わたしは思います。

あ




| 人生をプランニングする | 18:27 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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投資って教育なの、それとも環境なの?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

当オフィスのセミナーでは、
ときに
受講者の年齢の幅が「大きく」なります。

一例ですが・・。】

かたや29歳の人と、
かたや58歳の人が、
挨拶を交わしておられます。

これから机を並べて、
同じコトを学ぶわけです。

58歳の人はこう云います。

「あなた(29歳)のような年のころに、
わたしも運用のことを知って
実行していればなあ・・」



しかし、
これは現実的ではありません。

58歳 - 29歳 = 29年前ですから!

日本では長期投資の普及は
いまだ「黎明期」にあります。

水瀬ケンイチさんの著書
お金は寝かせて増やしなさい」を
読んでいただくと実感しますが、

特に
「インデックスファンド」を用いた
長期投資は、

ようやく『10年、15年選手』が
ちらほらと現れ始めた状況なのです。


体験を共有する人
一定のボリュームを超えないと、

その行為は(なかなか)
日常(普通のこと)
にはなりません・・。


そして、
その「体験共有」が
空気のように伝播するためには、

単に同世代の「横の輪」が
広がるだけでは足りないと
わたしは考えています。


たとえば、
親・子のような『タテの輪』が
広がる必要があると思うのです。

(あっ、別に、
おじさん・おばさんから、
姪っ子、甥っ子への
『タテの輪』でもよいのですよ・・)


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仕事柄、
ふだんは偉そうに、

~シンプルで継続しやすい資産運用を
啓蒙いたします。~
とか言っていますが、

投資の正しい知識が広まるのは、
果たして『教育』に依るのでしょうか?


「投資教育!」
と言ってしまうと、

聴くほうは襟を正して真面目に、
そして言うほうは、

なにか演台の上から、
教え諭すようなイメージに
なってしまいませんか?

わたしは、
(誤解を恐れずに言いますが)

投資の普及とは
単に【環境】であると考えます。


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たとえば、
とある地方都市のマンションに住む
「清水さんご一家。」

お父さん、お母さんは何気に
「長期・分散・つみたて」投資を実践しています。

もうこれまで、
何度もアップダウンを経験し、
「欲」と「恐怖」の間を行き来し、

酸いも甘いも体験する中で、
なんとか自分たちの運用スタイルを
確立してきました。


そして、
自分たちの投資を、

世の中の動きや、経済事象や、
お仕事や(もちろん)
清水家のライフイベントと結び付けて、

それなりに
暮らしの中に【根付かせてきた】わけです。


これ(投資)は
人生のメイン行事では
決してないのですが、

折に触れて子供たちにも
言って聞かせてきたため、


「なんだか地に足のついた
【長~い行い】らしいよ」ということは、

息子さんも、娘さんも
気付いているようです。



そう。
これこそ、投資が、
日常の片隅で生息している状態なのです。



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こういう状況が存在していて、
その中で
小学校6年生を迎えたり、
高校1年生になったり、

大学生になっていたりというお子さんを、

わたしたちは(日本の社会で)
まだ、あまり知りません・・。


しかし、
このような【環境】にいるお子さんなら、
まるで条件反射するように、

23歳とか26歳になって、
自分のお金のことを意識する際、

投資のことが
(それも地に足のついた投資が、)
頭の中にすっと浮かんでくるはず・・。



今言った
「清水さんご一家」のような家庭が、

8万世帯ではなく、
800万世帯くらいになれば、

放っておいても、
投資は広まっていくのだと思います。

あ



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