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賢明な投資家への一歩、それは『資産のお引っ越し』です


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

旅行に行くとき、
秋・冬物の服を買うとき、
外でランチを食べるとき、

どうせなら、
あなたに『フィット』したものを
選びたいですよね。

これって投資も同じです(^^)


自分で

「あっ、これはワタシに合っている」と


思える金融商品のほうが、
きっと長持ちするはずです。

とは言いながら、

誰もが最初から
「自分にふさわしい投資のやり方」を
ポーンと見つけられるわけではありません。


2度、3度、首をかしげながらも
いろいろと買ってしまった
金融商品群』が今そこにありますが、

さて、

それらをそのまま置いたまま、
新たな「金融商品」を
買ってしまっても良いのでしょうか?


・・ココ思案のしどころですよ。・・


考える


わたしは資産の【お引っ越し】を行うことが
必要だと思います。

引っ越しというと大げさに聞こえますが、
たとえば冒頭の「旅行」。

(以下、仮の例ですよ。)

20名以上が参加した昨年の
「ギリシャ・トルコのパッケージ旅行」に
うんざりしたあなたは、

もう「団体の旅行」には参加しないはず。


もっと自分に合った旅のカタチを選んで、
以後それを実践していくことでしょう。

これも立派な「お引っ越し」
パッケージ旅行 → DIY型旅行 ですね。


服をそうです。

4年前に買った辛子色のカーディガンですが、
今のあなたにフィットしていなければ、
もう着ないはずです。

では、資産運用はどうですか?



あなたには、
あなたに合った投資のカタチを実践する
権利があります。

あなたがワンランク上の、
賢明な投資家に脱皮できるか否かのポイントは、

ズバリ『資産のお引っ越し』が
出来るかどうかにかかっているのです。



hikkoshi_couple.png


分かりますよ・・。

そこには
直視したくない
(含み損を抱えた)投資信託や保険商品が
存在していることを・・。


そして、
「(含み損を抱えた)商品を
売るコトなんてできない!」という心の声も。


山崎元さんも言われていますが、
含み損を抱えた商品に執着してしまうのは、

最初、それを買う時に
いくらのコストを掛けたかに
こだわってしまっているからです。


そう、
あなたは「過去」を向いています。


もちろん、
その保険商品にも、こちらの投資信託も、
そこそこ長い「付き合いの歴史」があるのでしょう。

では、ずっとそれらと一緒に居るのですか?


そもそも、

これまでの「資産運用の時間」(過去)と、
これからの「資産運用の時間」(未来)って

一体どちらが長いのですか?


これから(未来)ですよね。

ちょっと深呼吸してみましょう・・。

あなたはリアルな「お引っ越し」をする際、
従前のお家の家財道具を置いたまま、
新しいお家に引っ越したりしますか・・?

しませんよね。)


引っ越しとは、
過去にきれいにサヨナラして、
未来にこんにちは。する行為です。



資産運用でいえば、

新たに買うインデックスファンドの「つみたて」を
自動引き落しにし、
つみたて金額」まで設定してしまって、

半ば強制的に
売るべきファンド、保険商品を売っていく・・。

このように、
お尻に火が付かないと
資産のお引っ越し』ってなかなか出来ないのです。


peterpan_syndrome.png


昔から言います・・。

自分を変えたければ、
住む場所、付き合う人を変えなさいって。

「引っ越し」をすることで、
あなたは
新しい家の環境や
新しい隣人に接することになるわけです。


【資産のお引っ越し】の効用は

・資産管理がシンプルになり、
・背中に背負うリスク量が明快になり、
・また、たいていの場合、より低コストになること。

しかし、
それだけではありません。

【お引っ越し】の最大の効用は
あなた自身が、
目に見えて「変わる」ということなのですよ・・。


【お知らせ】

★ 11月04日に
投資信託クリニックに屋号変更後は
コンサルティング専科
「カウンセリング」に名称を変更いたします。

また、サービス料金を
90分 18,000円(税込)に改定させていただく予定です。
ご理解のほど、どうぞよろしくお願い致します。


あ




| 投資の発想法 | 16:51 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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選ぶ投資 VS. 選ばない投資


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

もしあなたが、
自分の人生を【他力本願】で生きているとしたら、
これほどつまらないことはありません。

今日、明日をどう過ごすかで、
来週、来月の自身の生活が変わってくる。

これこそ【自力本願】の緊張感でしょう。


それでは投資とは(一体なに?)

実は投資は【自力】のように見えて、
その本質は【他力】なのです。

たとえば
インデックス投資というものに対して、

多くの投資家の胸の内に
「生理的な抵抗感」が生まれるのはなぜか?

それは【選ばない投資】であるためでしょう。

選ばない投資??
そうです。


presenter.jpg


「じゃあ【選ぶ投資】って一体なーに?」

はい、これはもう分かりやすい。

マーケットという玉石混交の中で、

自分自身が
株式なり債券なり不動産なりの
「具体的な銘柄」を選び、

自身で銘柄の入れ換えも考慮し、決断し、
マーケットという海を、
自分の裁量で泳いでいく・・・


至極まっとう、
自分でやっているんだ!」という感があります。


もちろん、今でも大多数の人が
実際選択しているのが
この【選ぶ投資】なのです。

ある人はこう云います。

「マーケットの動向を見て、
価格の上がり下がりを見て、
文字通り、自身の次の行動を決める醍醐味ったらないよ!」

フム。たしかに、
ワクワク感、ドラマ性などには事欠かないことでしょう。


でも、です。

果たしてこれって
底辺のところから
【自力】と言えるのでしょうか?


先ほど、
マーケットの動向を見て、

という文言が出ましたが、

自分ですべて選んでいるように見えても、
マーケットが明日、来週どう動くのかさえ、
私たちの側では
コントロールできないのです。


「自力で選んでいる」ように見えても、
どこかに委ねているスペース、
自身でコントロールし切れない部分があるなら、

無理をせずに、
【選ばない投資】を
宣言してしまってもよいのでは?


宣誓します


たとえば、です。

○ マーケットという海と半ば「一体化」し、
市場のタイミングを「放棄」して、
銘柄の選択も「放棄」して、

海(マーケット)そのものに
投資の実体を【委ねてしまう】こと。



えっ、なんだか世捨て人みたい?
まあ、ドラマ性にも躍動感にも欠けますよね(^^ゞ

でも(その実)
オトナの選択でもあるのです。


??

なぜなら、
【選ばない投資】では、

投資そのものを
必要に駆られて行う作業そのもの、
手段」と割り切る必要があるためです。

(【選ばない投資】を趣味的なもの、
嗜好物として捉えている人はほとんどいないのでは?)


もうひとつ、

市場のタイミングを放棄して、
銘柄の選択も放棄して、

海(マーケット)そのものに
投資の実体を委ねる【選ばない投資】は、

選ばないがゆえに経済的、
つまりコストがあまりかからないのです。


振り返ってみますと、
私たちの先人は
何百年と【選ぶ投資】をやってきて、

その結果、← ココ、重要!
40数年前にようやく
選ばない投資】に辿り着いたわけです・・。



 _/\/\/\/\/\_
 \         /
 <「しんようFPオフィス」は間もなく
  【投資信託クリニック】に!
 /          \
  ̄|/\/\/\/\/ ̄
今後はより一層、相談者さまの『問題点』を正しく診断し、
具体的に『お悩み』を解決することに注力してまいります。

あ




| 投資の発想法 | 19:16 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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バンガードのCMから学ぶ長期投資の本質


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

資産運用って
いったい何のために行うのでしょう?

それは将来の
ちょっとした『余裕』のためでは?

(もちろん「経済的な余裕」のことですよ)

そして、経済的な余裕こそが、
『こころの余裕』を生み出すのです。


一般に投資というと、
手に汗握る状態」を想像してしまいますが、

まずは以下CMをご覧ください。

(意訳)

資産運用って
どんな声で聞こえる?(こんな声のはずです。)






バンガードのお客様は
(平均より)11%も多く、パートナーと笑い合っています。



フム。
これ、CMとしては笑っているだけ?

これが資産運用?

ハイ。)

正確にいうと、
これが長期投資の本質です。


ブログ上でも、
『投資をする』という言い方を
ときどきしてしまいますが、

長期投資の本質は、
投資をする、なにかアクションを行う、
ではなく、

時間を味方につけ、
リスク資産を保有している【状況】を、
ただ単に、続けるだけです。




頑張るのは、
リスク資産(株式や債券やREIT)のほうであって、
あなたのほうではありません・・。← ココ、重要!


次のCM・・。

(意訳)

資産運用って?
・・こんな感じなのです。






バンガードのお客様は(平均より)20%も多く、
子どもと接していると感じています。



(意訳)

資産運用って、こんな景色であるはず。






バンガードのお客様は(平均より)14%も多く
デートの夜を楽しむ時間を作れています。



みな、運用を行っているのですよ!

でも、皆さん、
当初の計画にしたがって
一定のリスク資産の保有を、

続けているだけなので、
ふつうに生活を楽しんでいるわけです。

(仕事量ほぼゼロ。)

これが真の、
長期投資の「姿」なのです。



しかし、です。

よく考えてみますと、
『経済的な余裕』が生まれるのは
まだ「先」の話ですよね?

なのにどうして、
「笑ったり」「安らいだり」「楽しんだり」できるのでしょうか?

それは
自分自身の運用ポリシーに納得し、
今の行いが、
未来につながっていると楽観し、

保有している商品(そして会社)に対する
信頼があるからでしょう。


couple_man_woman.png


CMの中では
直接語られませんが、
上記3本のコンテンツに共通するのは

「えーっと、
意外に思うかもしれないけど、

自分に合った資産運用をしていると、
運用以外のことが充実してくるの・・。」


そう。運用していることを
忘れられる運用こそ、
私たちにとって理想のスタイルなのです(^^)

あ




| 投資の発想法 | 12:45 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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物体「X」との遭遇


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

物体「X」は、
あなたが社会人になり、
そこそこのサラリーを得られるようになると、
何気に思考の片隅に顔を出すようになります。

「やあ、どうも。こんにちは。」


あなたは「X」がそこにいて
挨拶しているのは分かっていますが、
直接声を掛けることはしません。


なぜって?

胡散臭いと思っているからです。

また、面倒臭いとも思っています。

なにしろ「物体X」の周りには
いつも雑多な情報が溢れていて、

ギラギラ一攫千金を狙っているような
肉食系の人たちが屯しているからです。



21-サングラス-デイトレーダ


そこでは、

・大きなお金が瞬時に行き交い、
・「売る」と「買う」がけたたましく交差し、

いかにも、
・周りに比べると温度も湿度も高そう。
・いつも勉強していないと置いてけぼりを食らう?

・結局一部の人がいい思いをして、
 自分はカモられるのでは?

・そもそも「X」を取り巻くしくみとか、
やり方そのものが分からない・・。



「アメリカFRBの利下げ」を受けて
投資家はどう行動すべきなのか?

いや、
分からないですけど。。

「今後はどのような銘柄に注目すべき?」

いやだから、
分かんないって・・。


あなたはもう、
頭の中が詰まってしまい、

ため息を一回ついて
結局、「ボクにはやっぱり関係ないや・・。
と思ってしまうのです。

日本全国でそう思っている人が、
わたしは400万人くらいはいると思っています。


はい、皆さん、

物体「X」とは・・
投資ですね。



1616 マーケットのアップダウン


わたしもかつて
あなたと同じように、
物体「X」とは閉ざされた
超マニアックな世界だと思っていました。

でも実は・・

私たちは
物体「X」の全貌というものを、
きちんと捉える努力を怠ってきたのかもしれません。


ギラギラ、
人の射幸心を煽るのも
たしかに「X」の一面ですが、

でも、それだけではないのです。

「X」さんには意外な一面があって、

長ーく
たまにしか見ていないと、


意外と紳士で
大人しくて
貫徹されたルールを持っていることに気付かされます。


そういうシンプルさに、

これまで多くの人が
注意を向けて来なかったため、
投資は、誤解されてきたわけです。


問題は【私たちの側】にあるのです。


「短期」で
「集中」して
「コスト」を掛けて
奪う・奪われるという投資の側面を
きれいに捨て去れば、

物体「X」が舞台とする
市場(マーケット)
別の面から捉えることが可能です。


それは?

市場を「長期」で捉え、
「広く(分散させて)」捉え、
無駄に動かず「コスト」をおさえ、

奪う・奪われるから逸脱して、
市場そのものの
「伸びしろ」だけに注目する、という
発想法です。

実は今日、
サラリーマンのあなたこそ、
長期・分散・低コスト型の『資本家』となることが
望まれているのです。

あ




| 投資の発想法 | 17:46 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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『投資のやり方メモ』を冷蔵庫の側面に貼ってみる


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

なにも特別なことではありません。

たとえばB5の紙に、
どんな方針(やり方)で
あなたの投資を実践するのか、
その概要を「明文化」するだけで、

暴落が襲ってきたとき、
あるいはマーケットがバブル状態に陥ったときに、

あなたが、
あなたの投資のやり方(方針)を
裏切る可能性がうんと低くなります。



ここではあえて
方針とか規則とかという言葉は使わず、
投資のやり方メモ」と名付けましょう。

この【メモ】の内容は
大きく分けて
『3つの項目』に分かれます。

1.投資の「時間軸」
2.投資に回すお金の「量」
3.投資で経験する「波の大きさ」



○ 投資の時間軸


「投資のやり方メモ」は
あとで更新できますから、
最初は頑張り過ぎず、

(とりあえず)5年続ける!
でも結構です。

10年後、2029年まで今の方針を堅持する!
でもOKです。

ちょっと欲張って、
リタイア予定年(2044年 65歳時)まで
必ず続ける!と書いてももちろん構いません。


「5年続ける!」でも、
60ケ月、同じスタンスを
堅持することですから、

自分の資産配分
(ポートフォリオ)に対する『責任』

という意味では、

なかなかに立派な意思表示なのです。


History-books.jpg


次に、

〇 投資に回すお金の「量」。


まず分かりやすいのは
毎月のお金』でしょう。

あくまで大枠の決定が大事!

毎月のお金のうち、
どのくらいの割合を
「投資」(つみたて投資)に回すのか?は、

どのくらいの割合を「貯蓄」に回すのかを
決定することでもあります。

ざっくり、
毎月のお金の、
1/2 を 貯蓄に。
1/2 を 投資に。

たとえば、
ボーナスがある方は、

年間ボーナスの、
1/3 を年単位の支出に
1/3 を 貯蓄に
1/3 を 投資に。などと記します。


seminar1.jpg


もうひとつは「まとまったお金」ですね。

たとえば生活防衛資金として360万円。
(月30万円支出で1年分)

その他、まとまったお金は、
1/2 を 貯蓄に。
1/2 を 投資に。などと記します。


上記の数字はあくまで「一例」ですよ!

このように整理してみると、
投資にまわすお金の【全体像】が
浮かび上がってくるはずです。


上記の例の場合、

毎月のお金のうち、
1/2 を 投資に。

ボーナスのうち、
1/3 を 投資に。

まとまったお金のうち、
1/2 を 投資に、回すことになるわけです。
(これが全体図!)



いっぽう投資の窓口として、

・特定口座
・iDeCo
・つみたてNISA を利用するとすると、


投資に回す【トータル金額】まで
落とし込むことができれば、

・特定口座
・iDeCo
・つみたてNISA、

それぞれの窓口で
投資を行う「比率」および「金額ベース」まで
導くことが可能になります。


(もちろん、ここまで「投資のやり方メモ」に
書いてしまってもいっこうに構いません。)


無題


最後に、

〇 投資の中で経験する「波の大きさ」


です。

これは「波の大きさ」= リスク そのもののこと。

ズバリ、
投資を長く続ける秘訣は、

『あなたにフィットした
波の大きさを選ぶこと』でしょう。



【波の大きさを決定する】とは、
ポートフォリオ(資産配分)の骨格を
決めるということです。


波がどれくらい大きくなるかは、

ひとえに、
あなたがポートフォリオ内で
株式をどの程度持つのか】に
かかっています。


たとえば、

○ 投資のポートフォリオを

安全資産(国内債券)20%
海外債券       20%
株式         60%


と記したとします。


あるいは、

海外債券  60%
株式    40%
でも構いません。


大切なことは、
あなたの投資(ポートフォリオ)が

もっとも悪い1年に遭遇した場合に、
-〇〇%になる可能性がある。
とイメージすることです。



2008年のリーマンショックに習いますと、
⇒ 最悪の1年に遭遇した場合

〇 安全資産 ・・ 減らない
〇 海外債券 ・・ マイナス20%
〇 株式 ・・   マイナス50%


くらいを【想定】しておいたほうが
よいでしょう。


fune.png


たとえば、

安全資産(国内債券)20%
海外債券       20%
株式         60%


のポートフォリオの場合、

【マイナス34%程度になる可能性がある】と
B5の紙に記すわけです。


最悪の事態を前もって把握しておけば、
どんなことが起こっても
平常心が保ちやすくなると思いませんか?

(これこそ、投資のやり方メモを記す意義なのです)


最後に、著名ブロガーさんの記事から。

nantesさんは
かなり厳密に
資産運用規則」(2019年5月版)を決めておられます。

なるほどと思ったのが、
禁止事項」や「運用以前の心得」まで
項目として定めて具体的に記述されている点です。


また、
アーリーリタイアを実現した
金村圭介さんも
詳しい資産運用規則(PDFファイル)を書かれています。

一片の投資のやり方メモ(B5)が
長い投資生活の中で、
あなたの【お守り】代わりになるのではないでしょうか。

あ




| 投資の発想法 | 15:38 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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東京ディズニーシーとセゾン投信は商売敵です


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

結局のところ?

お金のプランニングで最も難しいのは
「今使うお金」と「将来使うお金」の線引きでしょう。

ふだん私たちは
貯蓄、貯蓄と言っていますが、

これって
将来必要になる費用を想って
「消費の繰り延べ」をしているに過ぎません。

昔のひとは人生の長さが短く、
かつ、働き続けたあとの
余生がうんと短かったので、

上記の線引きについては
そんなに考える必要がなかったのです。


ところが、人生が長くなると、
「将来使うお金」について
その時間軸を、
恐ろしく長く持たないといけません。

ですよね?)


また、これは
あなたが日々の生活の中で
ひしひしと感じていることかもしれませんが、

人生が長くなると、
サービス提供側も
熾烈な争いを繰り広げます。

いわく・・、
東京ディズニーシーさん)

「えー、お金は今使いましょうね」と
連呼しています。


いっぽう、セゾン投信さん)

「将来に備えて今は使わず、
投資信託で資産を増やしましょう」と訴えます。


真逆です(笑)

まあ、これから先
人生がより長くなることを考えると、

レジャーという消費より、
金融商品への消費が増えるのは趨勢なのでしょう。


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ただ、あなたはこう思われるかもしれません。

仕事に忙殺され、
ストレスで心身ともに疲れてくると、

視野がだんだん狭くなり、
現在だけを見て生活するようになり、

「将来(あとで)使う」なんて
そんなこと考える余裕ないよ、と。

お気持ちはよーく分かります。


先ほどわたしは貯蓄のことを、

将来必要になる費用を想って
消費の繰り延べをすること。
と言いましたが、

実は投資もその延長にある
一行為に過ぎません。


実際に消費をするまでに
膨大な時間が横たわっているので、

もしよかったら、
「その時間を生かして」

お金の価値をちょっとずつ高める行為は
いかがですか?
ということなのです。


もうお分かりですね。

人生が長くなればなるほど、
より長期の投資になるというのは
しごく当然のことなのです。


投資という行いで求められる
『資質』は、

遠い未来で
(楽しく)お金を使うあなたを、
具体的に想像するチカラなのだとわたしは思います。

あ



| 投資の発想法 | 19:55 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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