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これから投資を始めるぞ!という人へ。まずはマラソンの最初の2キロくらいを走るイメージで・・


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

「毎月のお金の中から、
どのくらいなら、投資に回せそうですか?」

お客様
「カンさん、5万円回すことができます!」

「では、2万円くらいから始めてみられたらどうですか?」
と、わたしが申し上げると、

ちょっと残念そうな表情を浮かべるお客様がいます。

それはそうですね・・。

少し前のめりになって、
「これから投資を始めるぞ!」と
意気込んでいるのに、

なんだかブレーキを踏まれたような気分に
なってしまいますから。


それでも、です。

これから投資を始めるぞ!という人への『約束事』として、

1.小さく始める。


これはぜひお勧めしたいと思います。

本を何冊も読んで、
理屈のところでは
投資のメリット、デメリットについて
分かっていても、

あなたは生まれて初めて
『投資』という行いを経験するわけです。

実際、自分がどんな反応をするのか、
やってみないとちょっと分かりません。
(すべてを前もって見通すことはできないのです)


bijutsu_sketch_2017080912241996d.png


それに、
投資は「世界の営みの成長」という、
ある程度【時間がかかる事象】に、
あなたのお金を託しますから、

あなたも『時間をかけて
投資に慣れていけばよいのです。

特に、昨今のマーケット状況では、

・できるだけ早く始めないと!
・できるだけまとまったお金を入れないと!
と焦ってしまいがちですが、
慌てる理由は・微塵も・ありません」

何しろ、
2週間後、1ヶ月後ですら、
マーケットがどう展開しているか、
私たちには分からないわけです。


「用意ドーン!」で投資を始めるときに、
いきなり【全開モード】にならないこと。

あなたが経験することになる
「アップダウンの波の大きさ」は、

シミュレーションゲームでもVRでもなく、
本物(リアル)な価格変動なのです。

2年、3年後に、
「あら?ワタシ、そこそこ投資しているわね」

と思える地点(もしくはそれに近い地点)に
辿り着いていれば、ぜんぜんOKでしょう。

感覚的にいうと、
まずはマラソンの最初の2キロくらいを
走るイメージでしょうか・・。



rikujou_woman_marathon.png


たとえば、1、2年をかけて、
「お試し期間」⇒「順応期間」⇒「本格始動」
というふうに、

『3段階くらいのステップ』を踏んでも
ぜんぜんよいと思います。

つみたて金額も、たとえば、
5,000円 ⇒ 20,000円 ⇒ 40,000円というふうに、
徐々に増やしていってもよいのです。

少しずつ、
投資という名の「走り」に慣れていく。


このプロセスを持ったほうが、
(結局のところ)
投資が長く続けやすくなるのでは・・。


万一、
「あれ? わたしって
思った以上に元本割れに心が折れてる!!」
という状況になっても、

投資を小さく始めていれば、
『痛手』も少なくて済みます。
(また、さまざまな軌道修正もしやすいです!)


さて、
小さく始める際には、

2.分散されて面白くない商品を選びましょう。


答えは・・「投資信託」ですね。
一例として挙げれば、
「バランスファンド」など良いでしょう。

間違っても、
絞り込んだ、
すなわちズームインし過ぎた商品、

個別株、FX、実物の不動産投資などから
投資を始めないことです。

いきなり【全開モード】にならない。

まずはマラソンの最初の2キロくらいを
走るイメージで・・。

(参照記事
投資信託と「超初級・スペイン語入門」は同じなんです


思い出してみましょう・・。

マラソンを走り始めた時点って、
早く走ろうという気持ちより、
自分の体をマラソンに慣らしていこう
という気持ちのほうが強いはず。


投資も↑同じなのです。


3.手動で買わない。自動つみたてにする。


「投資信託」を選んだとしても、
自分で金額を決めて、
自分で買い注文をしようとすると、

「今買っていいの?」
「(金額ベースで)これだけ買っていいのか?」
という、
悩みのタネが発生してしまいがち。

「ああ、
つい買いそびれてしまった。」

「カンさん、
こんなに上がってしまうと(下がってしまうと)、
なんだか買う意欲がなくなってしまって・・」

そんな言葉を、
(わたしは)何度もお聞きしたことがあります。


結局のところ、
買えないというのは、
投資元本が増えないということであり、
(これこそ)
もっとも大きな『機会損失』につながります。

自動つみたてにすれば、

「今買っていいのか?」
「(金額ベースで)これだけ買っていいのか?」
という、悩みのタネを封印できるのです。
(かつ、ストレスが発生しません!)


sports_marathon_kyuusui.png


4.情報と「ほどよい距離」を置く。


いったん投資を始めたら、
今まで欠かさず読んでいたブログ記事や、
○○さんのツイッターや、

その他さまざまな情報から、
ほどよく「距離」を置いたほうがよいでしょう。

「それってなぜ?」

情報を入れれば入れるほど、
今の自分の投資の姿と比較してしまい、

いったん定めた投資方針がブレてしまう
可能性が出てくるためです・・。

思い出してみてください・・。

マラソンの最初の2キロくらいで
大事なことは、
自分のスタイル、自分のリズムを
確立することであり、

まわりのランナーが
どんなふうに走っているかを
逐一チェックすることではありません。

最後に、念のため。

今回は分かりやすく
「マラソン」を例に挙げましたが、
投資信託のつみたて投資は
本物のマラソンよりも
何十倍もラクな作業ですよ・・(^^)

似顔絵




| 投資の発想法 | 12:10 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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国際分散投資とは? 世界の海で魚を釣ること!


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

誰にでも『鉄板ネタ』というものがあると思います。
わたしにとっては「標題」がそうです(^^)

わたしのセミナーを何度も受講している人は、
もうお馴染みの話題だと思いますが、

6月のスタンダードコースの中で

「やっぱり皆さん、想像以上に
海外投資に抵抗を感じているんだ・・」
と思いましたので、
『鉄板ネタ』の上演をします(笑)


外国とは(文字通り)
海の向こうの国々のこと。
多くの人にとっては『未知の空間』です。

そこに大事なお金を供するのは
ちょっと躊躇してしまう・・。
そんな気持ちは分からなくはありません。

では、少し趣を変えて、
投資を「魚釣り」にたとえてみるとどうでしょう。

投資 = 魚釣り! です。

あなたの目的は?
できるだけたくさんの【魚】を釣ること!

以下、『前提条件』です。

〇 魚釣りの道具(200本の釣り竿)はそろっています。
〇 あなたは世界の海に瞬時に移動できます。
〇 移動や魚釣りのためのコストはかかりません。


さて、あなたは世界のどの海で
「魚釣り = 投資」をしますか?


目の前には200本の釣り竿があって、
あなたは瞬時に空間の移動ができます。

どの海に、どれくらいの釣り竿を垂らすかは、
すべてあなたの「自由」なのです。

1.東京湾を中心に釣り竿を垂らしますか?


仮にあなたが1.を選べば、
「日本の近海に、もっとも多くの魚がいるんだ!」と
確信していることになります。

果たして、
そんな確証が抱けるのでしょうか・・。


fisher_a11.png


ちょっと「魚の気持ち」になってみましょう。
海の上には国境線は引かれていません。

そこで泳ぐ魚も、
「今泳いでいるのはどこの国?」
なんて意識はしていないでしょう。


では、
2.アメリカを中心に釣り竿を垂らしますか?

「経済力でいえば、日本より
アメリカの海を選んだほうがよい」
と思われるかもしれません。

たしかにアメリカは、
世界一の経済大国です。

しかし、今から10年後も、
アメリカという国が今と同じ国力を有していると、
断言できるのでしょうか。

それでは、
3.世界の海にまんべんなく釣り竿を垂らしますか?

そう、
どこの海にも偏りすぎないよう、
まんべんなく】釣り竿を垂らすのです。


もし、YESと答えられるなら、
あなたは冷徹な目で
『海全体』を眺めていることになります。


海の大きな流れ、
『海流』には2種類あります。

それは、表層の海流と深層の海流であり、
両方が世界の海の流れを作っています。

たった今、
「魚は大西洋にたくさんいるよ」
という情報を耳にしても、

釣り竿を垂らした瞬間に、
魚は逃げてしまうかもしれません。

逆に「アラビア海に魚はあまりいないよ」
と言われても、
釣り竿を垂らしているうちに、
向こうから魚がやってくるかもしれません。


「結局のところ、どこの海に、
どれだけの魚がいるかは、事前には分からない。」
そう、魚は、世界の海に点在しているのです

それは、あなたにプラスの利益をもたらす投資対象が、
世界中に存在するのと同じこと・・。

だとしたら、
世界にまんべんなく釣り竿を垂らすのが、
理に適っていると思いませんか?

この考え方は、釣り人が

日本人であろうと、
シンガポール人であろうと、
ノルウェー人であろうと、
ブラジル人であろうと、

変わることはありません・・。

私たちは、
世界を舞台にする『釣り人』なのです。


3-世界釣り




| 投資の発想法 | 11:19 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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ショート・ショート・ストーリー



ある春の日、
わたしは28階のレストラン街に行くために、
1階でエレベーターを待っていました。

そのとき偶然、高校時代の同級生、
五反田くんに会ったのです。

「えっ? なんで!」
「つうか、久しぶり。」

私たちは握手を交わしました。
彼も28階のレストラン街に行くと言います。

五反田くんはわたしの予想通り、
親父さんの水道工事店を継いでいました。

わたしがファイナンシャルプランナーの
仕事をしていると言うと、
少し興味を持った様子で、

「でもさ、投資って、けっこう難しいんだろ?」
と聞いてきます。

―ちょうどそのときエレベーターが来ました―。


わたしはエレベーターに乗り込みながら、
「いいや、そんなことないよ」と答えます。

「大事なのは3つだけ。
まず、バランスの取れた投資信託という道具を選ぶこと。
それから、一度に買わずに、少しずつ買い続けること。
最後に、低コストを心がけること。


「・・へえー、そうなんだ」

「ところでお前、もう結婚してるんだろ?」と聞くと、
五反田くんは少しはにかみながら、
娘さんの写真を見せてくれました。

「みのりっていうんだ」
「へえー、かわいい子だな」
「ちょうど1年生になったところ」

「今から結婚式が心配だな。ぜったい泣くよ、お前!」
ふたりは申し合わせたように笑い出します。

―エレベーターが28階に着きました。―


わたしも彼も仕事の会食だったため、
別の方向に歩き出します。

「じゃあ、そのうちな」
「おう、またな」

別れ際、わたしは彼に言いました。
「(投資のことだけど)途中で止めずに、
淡々と続けるだけだよ」

五反田くんは右手をあげて、
応えてくれました。

投資とは実に、30秒の会話の中で、
語り尽せるのです・・。


似顔絵




| 投資の発想法 | 16:58 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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夢にまで出てくる投資のルール?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンドです。

こういう仕事(相談業務)を長年していますと、
たまに『』に見ることがあります。

はい、
その・・、
夢の中で、
断片的にコンサルティングをしているのです(^^;)

ひとりの人ではなく、
何人かのお客様の、
さまざまな断片的な質問が、
四方八方から聞こえてきます。

さまざまな場面が
(なんと云うか)
突発的に再生されたりするのです・・。

10-emag-WP-friendship-iStock.jpg


「ETFってやったほうがイイのですか?」

ETFは、
インデックスファンドが上場したものです。
インデックスファンド(投資信託)と違う点は、

株式市場に上場しているので、
自分で「市場価格」を見て、
自分で指値をして、自分で注文を出す・・、

つまり、
自分で操作して、何事も自分でやる】
というタイプの人に向いていると思いますよ。



換言すれば、
「市場価格」を見て、
自分で指値をして、口数を指定して、
自分で注文を出すことに、

一種の【喜び】を見い出せる人が
やるべきではないでしょうか。

(アドバイザーの経験上で言うと)
インデックス投資をする人の、
10人のうち、2人くらいだと思います、
ETFが向いているのは・・。



「あのー、通常つみたて、iDeCo、積立NISA」って
どう捉えたらいいのですか?

状況やご本人の意思にもよりますが、
通常つみたてがまず「メイン」であり、

わたしは、
iDeCoだけで、
総運用資産の50%を超えることは
お勧めしません。


さまざまなメリットがあっても、
60歳まで引き出せないという
【流動性の低さ】は、
やはり留意すべきと考えるからです。



「あー、なるほど。
じゃあ、
特定口座からの投資を
メインにしているという前提で・・、

iDeCoと、積立NISA、
どっちを優先すべきですか?」

iDeCoを優先すべきでしょう。

どちらも税制優遇がありますが、
iDeCoは掛金を積んでいけば、
必ず『所得控除』が受けられます。

これって毎年確定の
『プラスのリターン』ですね。
(あっ、あなたが働いている、という前提ですよ)

ところが、
積立NISAは(売却益が)
非課税になる制度です。

これは『時間軸』でいうと
うんと先の話であり、
かつ、確定はしていません
(ココの違いは大きいと思います・・)



もちろん、
実際の夢の中では、↑
ここまで滑舌ではありません。

しかし、この程度まで
一所懸命しゃべろうとしてしまうのです(ため息)

そして、ひとつの夢が突然終わって、
また「別の夢」が突然始まったりします・・。

地球を抱いて眠る-3


「カンさん、うちは子どもいないから、
相続とか心配しなくていいよ。」

あっ、でも
遺言』書いておかないとダメですよ。

ご兄弟が『法定相続人』になり、
1/4 権利が生じるんですよ。


ほんとうは、
投資信託の
信託財産留保額って
他の「手数料」とは意味合いが違うんです


このコストは、
運用会社にも販売会社にも、行かないんです。
ファンド保有者全員で分け合うものですから・・。


あっ、ダメです!
「間もなく募集を締め切ります」とか、
「お申し込みの枠が残りわずかです」というのは、
販売側がクロージングするときの常とう手段ですよ。



くれぐれも・・、

あっ、それから、
わたしは、実物の不動産投資はお勧めしませんが、

もし、される場合でも、
『新築のアパートとか、新築のマンション』は
絶対ダメですよ。

収益を求めて資産を購入するのに、
最初から建築会社や不動産会社の利益が乗っている
ということは、
(それだけ)割高に買ってしまうということ。


もうその時点で、
長期的に利益を上げるのに
「不利」になってしまいますから・・。


それから、
都心部で中古のマンションを買っておけばよい、
という単純な発想も危険です。

ひとつひとつの建物は、
ひとつひとつ別の人格です。

建物という資産のメンテナンス状況を
事前に調査して知っておくのは「必須」でしょう。

建物の管理会社が発行する
『重要事項に係わる調査報告書』を入手すべきです。
(有料です)


この『報告書』には、
そのマンションの修繕工事の履歴、
大規模修繕改修工事に関する予定、
管理組合の借入金の有無、

修繕積立金の総額、
管理費、修繕積立金の滞納額


管理費、修繕積立金の
今後の改定予定などが記載されています。



・・と言っているうちに、
また、いくつかの言葉が交錯し、
そしてまた、お話がiDeCoに戻ります。

住宅ローンを組んでいる人が
iDeCoをするか否かで難しいのは、
住宅ローン控除』が絡んでくるためです。


???

わたしは、
住宅ローン控除が適用の期間も
iDeCoはやったほうがいいと思いますが、

細かくいうと、

〇 iDeCo ⇒ 所得控除のメリット
〇 住宅ローン控除 ⇒ 税額控除のメリット

になるので、

iDeCoを利用することで
(所得税の金額が減り)、

住宅ローン控除のメリット
(= 所得税から直接控除できるというメリット)
が少なくなってしまうという面もあります・・。


はい、えっ、あのー、
それはいったん置いておいて・・、

保険会社にしろ、
証券会社にしろ、
あまりに執拗に商品を勧めてくるようなら、

金融庁の
金融サービス利用者相談室』に電話しますよ!
と言ってあげてください。



あれ?
なかなか夢から覚めません。

地球を抱いて眠る-3


どんどん違う場面に移り変わっていきます。

カンさん!
まとまったお金は
やっぱり一括で投資しちゃったほうが、
効率がいいんでしょ。

(期待リターンが高くなるって聞きましたよ!)

たしかに、理論的には、
まとまったお金は「一括投資」したほうが、
投資の効率がよい面はあります。

しかし・・、
投資ってほんらい
「個人的な行い」ですよね。


【あなたの生活】を向上させるために、
【あなたの大事なお金】を投じるわけです。


一例ですが、
500万円を一括で投資する・・。
すると、あなたは(いきなり)

ゼロから 500 の運用を行う人になります。
このスピード感って、大丈夫ですか?


はたまた500万円を分割して、
20万円×25ヶ月という
「つみたて投資」にするとしましょう。


この、毎月20万円ずつ積み上がる
リスク資産の増え方と「スピード」が、

あなたが投資という行為に慣れていく
「スピード」と果たしてマッチしているでしょうか?

ココ、よーく考える必要があります・・。



えー、実際の夢の中では、
ここまで滑舌ではありません。

しかし、一所懸命
しゃべろうとしてしまうのです・・(ため息)

今日は、もう、寝ます。
おやすみなさい・・・。

似顔絵




| 投資の発想法 | 12:21 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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金融商品の手数料と、アジの南蛮漬けの利潤を比べてもいいの?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

『生命保険商品の手数料を開示すべき
という話が出るときに、

「いや、ちょっと待って。
別に手数料は分からなくてもいいじゃん。

だって、
カフェで売っているコーヒーの原価率とか、
別に公表してないじゃん」

という意見が出ることがあります。

私たちの周りにある
多くの商品・サービスでは、

「手数料がこれくらいかかっています」とか、
「原価率は〇〇%です」など、
ホームページ上で情報開示を
しているわけではありません。

(別に、
私たちもそれを望んでいないのでは?)


ではどうして、金融商品では
手数料の開示を求める『声』が上がるのでしょう?

それは消費者自身が、

【金融商品】が
ほかのプロダクトとは
本質的に異なったタイプの商品であると、
うすうす感じているからだと思うのです。



~突然ですが、
以下の中であなたが好きなものはどれ?~

1.お惣菜「アジの南蛮漬け」
2.iPhone7

3.ベトナムの世界遺産ホイアンを周遊する
パック旅行


これらみな、
立派な【商品(プロダクト)】です。

かつ、購入して
そんなに時間を経ずに、
その効用(= 価値)が確認できます。

(3.の場合はベトナムへ行って帰ってくることが
まさに商品の消費に当たります)


1~3 いずれも、
商品としての「付加価値」は明快ですね。

これらの「価値」を得るために、
あなたはわざわざ
お金』を支払うわけです。

たとえば、
お惣菜「アジの南蛮漬け」は、
自分で材料を買ってきて作るより、
値段が高くなることは】分かっています。

でも、お惣菜として
「アジの南蛮漬け」を買ってくれば、
それをすぐに食すことができます。

つまり、
高くなること(= 儲けが入っていること)は承知で、
でも【付加価値のほうが大きい】から、
あなたは買うわけです。

『お金』⇒ お惣菜「アジの南蛮漬け」
付加価値は?

⇒ 美味しい南蛮漬けが
すぐに食べられる!


では、
投資信託や、個人年金保険などは
どうなのでしょう?

これっていったいどんな商品ですか?

『お金』⇒ 金融商品
付加価値は?

⇒(結局)『お金』、になります(^^;)

★ 【金融商品】がほかの商品と
本質的に異なるのは、

求める効用(=付加価値)が
【お金】そのものである点でしょう。



business.jpg


そして、
「アジの南蛮漬け」や「iPhone7」と違って、
効用を得るまでに
【けっこう時間がかかります!】

たとえば、
満期1年の「ソフトバンク社債」ですら、
1年待たないといけないわけです。

(やっぱり、独特。)

投資信託なんて、
効用(付加価値)を得るには、
すごーく時間がかかりますし、

また、その付加価値が
大きさとして変わったりするのです!



金融商品を、
あえて『工業製品』のようにイメージすると、

金融商品は、

原材料・・  「お金」
付加価値・・「お金」


となります。

投資信託を例に挙げて、
説明してみましょう。

原材料・・ 「お金」100グラム

これを、「株式」や「債券」に変換させ、
ほどよく混ぜながら、熟成?させる。


たとえば8年後に、
「株式」や「債券」の価値が上がって、

「お金」に戻すと、
150グラム位になっていて、

付加価値・・「お金」50グラム分、
を実感できることになります。

ポイントは、

たとえば8年後に、
「株式」や「債券」の価値が上がって、
「お金」に戻すと、
150グラム位になっていて、


のところです。

【投資信託】のままでは、
所詮、何もできないわけです。

(どなたかのブログ記事内で、
『投資信託では、食パンすら買えません』
という言葉があったのを思い出します)

これは、
【豪ドル建て個人年金保険】も同じ。

保険証券を持っているだけでは、
価値は出現しません。

⇒ お金に戻してはじめて
【価値】を実感できるのです。


この点、
「アジの南蛮漬け」や
「iPhone7」や
「ダウンジャケット」とは
本質的に異なるわけです・・。


CreativeDestruction4.png


金融商品が、

原材料・・  「お金」
付加価値・・「お金」

の世界だとすると、

金融商品は、

原材料・・ 「お金」

 ↓
 ↓

付加価値・・「お金」

に至るまでの、

矢印(↓)部分の、
情報開示が
とっても重要になってきます。



たとえば不動産だと、
お金を不動産に変換させており、
実物(不動産)が目の前にあって、
モノとして確認できます。

投資信託は、
タイムラグは多少ありますが、
保有する銘柄の詳細開示を行います。

保険商品は、
矢印(↓)部分

どんなモノを
実際持っているのかの開示が
きわめて乏しいのです。


繰り返しになりますが、
金融商品という商品は、
「お金」という材料を用いて
「お金」を増やそうとします。

金融機関に支払う報酬部分も、
もちろん「お金」ですから、
← ココ、重要!

相手方がどれくらいの報酬を
(私たちにとっては『手数料』です)
取っているかが、

きわめて・見えにくい『構図』なのです。


原材料・・ 「お金」

 ↓
 ↓  ←「報酬」取っている。
 ↓

付加価値・・「お金」 という形態の中で、

銘柄の詳細開示を行っている
投資信託ですら、

購入時の手数料、
継続的に支払う手数料の
開示を行っているわけですから、

保険会社が保険商品について、
(消費者が負担する)【手数料】を
情報開示するのは、
とっても・ふつうの要求だとわたしは思います・・。

似顔絵




| 投資の発想法 | 13:10 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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『長期投資』は一生に1度しか経験できません


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

今ここに、
自殺を考えている青年がいるとしましょう。
彼は自身の境遇に絶望しています。

これから先、
いいことなんてないだろうと思っています。
「人生なんて、無意味だ。」

たしかに・・。
わたしも若い頃は
そのように考えた時期がありました。

しかし、
【人生なんて・・】
という命題に対して、
ある種の『答え』を得るためには、

その「人生」とやらを、
自分で・やってみないと・分からないわけです。

(ですよね?)


ずっとスケールは小さくなりますが、
『長期投資』も同じです。

長期投資なんて本当に成果が出るの?】
という命題に対して、
ある種の答えを得るためには、

自分がその、『長期投資』とやらを、
やってみるしか・ないのです

これってよく考えてみますと、
けっこう酷なことでは・・?


人の寿命はたかだか100年。
それに投資を始められる時期は、
どう早く見積もっても20代くらいからでしょう。

また、
いくら長生きしたとしても、
80歳くらいになったら、
もうリスクはあまり取りたくないのでは?

ということは、
人は30年の『長期投資』を
2回できれば御の字なのです。


もし、ですよ、
30年、40年投資を続けてきて、
万一『ダメ』だったとしたら、

それは実質上、
そこで『ジ・エンド』になってしまうということ・・。

「じゃあカンさんは、
なんで長期投資なんて続けているの?」

人間を信じているからです

??

あのー、どこかの宗教か何か?

いえいえ。


opportunity-cost-900x450.jpg


まず、
長期投資には『実績』があります。

私たちの先人は
過去100年、200年と
実際『長期投資』を行ってきて、
概ねプラスのリターンを享受してきました。

(もちろん、1880年当時は、
「MSCIワールド指数」もないですし、
同指数との連動を目指すファンドもないので、

どこの国に生まれたによって、
投資成果に違いはあったと思いますが・・)


では、
長期投資の本質とは何でしょう?

それは【健全な欲】という名の
エネルギーに、
長期にわたってお金を託すということです。

人の健全な欲って?

たとえば、
より便利なモノを生み出したいという、
仕事上の欲求。
イノベーションを実現したいという欲求。

(消費者として)
より良い暮らしを実現したいという欲求。

また、より良い社会にしたいという欲求も
ずっと持っていますね。
(子どもさんがいるあなたには分かるはず)


このような【人の営み】は、
一代限りで終わり、というわけではありません。
綿々と受け継がれます・・。

一例として
イノベーションを挙げてみますと、
情報・ノウハウは蓄積され続けるわけです。

新たな技術革新は、
これまで積み上がったノウハウを利用して
起こります。

つまり、長い目でみると、
【変化】は
加速度的に起こる
可能性が高いのです。

(また、消費の欲求も、時代によって
その姿、カタチを変えていきます・・)


このような人の営みの拡大に、
難しく考えず、大枠でお金を託すのが
『長期投資』の本質です。

キーワードは、変化 だと思います。
変化こそ、成長の源泉 といえるでしょう・・。


Change-.jpg


あなたはこれまでの30年
(1987年~2017年)の変化と、

これからの30年
(2017年~2047年)の変化と、
どちらのほうが大きいと思いますか?

??

後者、ですよね。

これから、
人口は増え続けます。(変化、です)

中でも、
世界中で『中産階級』(ミドルクラス)の
人口が増え続けていることが重要です。

(彼ら/彼女らが、どんな消費行動、
生産活動をするかは、
あなたがよくご存じのはず・・)


経済の規模とは、
ざっくり申し上げて、
『人の数』×『ひとりあたりの生産性』ですから、

マクロで見た場合の、
世界経済の今後は、
とても明るいとわたしは考えています。

だとしたら、
その、人の営みの伸びしろに、
お金を託したほうが、

あっ、どうせ託すなら、
自分の【人生時間】を横目で見ながら、

目一杯、
長期間で投資をしたほうが
「いいよね!」というのがわたしの考え方です。


長期投資とは、
文字通り【人生時間】を賭けて行う行為です


それはたとえるなら、

「これから30年、40年と
世界経済は発展を続ける」という目に賭けた、
壮大なゲームと云えます。

そして、
わたしはこのゲームが、
最後だとは思っていません。

??

2109年でも、
「長期投資って、どうなんだろう?
やってみようかな。」という、
28歳の青年が(おそらく)存在するはずです。

その青年は、
2109年から30年、40年後に
「今(2109年)と変わらない世の中」を
想像しているでしょうか?

NO、でしょう。

やはり【変化】が恒常的に起こると
感じているのでは・・。


そのとき、青年が
長期投資の対象として認識するのは、

もしかすると、
火星の不動産かもしれませんし、
火星進出によって恩恵を受ける
地球企業のファンドかもしれません。

時間は流れ続け、
変化は起き続け、
その中に成長の芽がある限り、
長期投資は終わらないのです・・。

似顔絵




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