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金融商品の手数料と、アジの南蛮漬けの利潤を比べてもいいの?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

『生命保険商品の手数料を開示すべき
という話が出るときに、

「いや、ちょっと待って。
別に手数料は分からなくてもいいじゃん。

だって、
カフェで売っているコーヒーの原価率とか、
別に公表してないじゃん」

という意見が出ることがあります。

私たちの周りにある
多くの商品・サービスでは、

「手数料がこれくらいかかっています」とか、
「原価率は〇〇%です」など、
ホームページ上で情報開示を
しているわけではありません。

(別に、
私たちもそれを望んでいないのでは?)


ではどうして、金融商品では
手数料の開示を求める『声』が上がるのでしょう?

それは消費者自身が、

【金融商品】が
ほかのプロダクトとは
本質的に異なったタイプの商品であると、
うすうす感じているからだと思うのです。



~突然ですが、
以下の中であなたが好きなものはどれ?~

1.お惣菜「アジの南蛮漬け」
2.iPhone7

3.ベトナムの世界遺産ホイアンを周遊する
パック旅行


これらみな、
立派な【商品(プロダクト)】です。

かつ、購入して
そんなに時間を経ずに、
その効用(= 価値)が確認できます。

(3.の場合はベトナムへ行って帰ってくることが
まさに商品の消費に当たります)


1~3 いずれも、
商品としての「付加価値」は明快ですね。

これらの「価値」を得るために、
あなたはわざわざ
お金』を支払うわけです。

たとえば、
お惣菜「アジの南蛮漬け」は、
自分で材料を買ってきて作るより、
値段が高くなることは】分かっています。

でも、お惣菜として
「アジの南蛮漬け」を買ってくれば、
それをすぐに食すことができます。

つまり、
高くなること(= 儲けが入っていること)は承知で、
でも【付加価値のほうが大きい】から、
あなたは買うわけです。

『お金』⇒ お惣菜「アジの南蛮漬け」
付加価値は?

⇒ 美味しい南蛮漬けが
すぐに食べられる!


では、
投資信託や、個人年金保険などは
どうなのでしょう?

これっていったいどんな商品ですか?

『お金』⇒ 金融商品
付加価値は?

⇒(結局)『お金』、になります(^^;)

★ 【金融商品】がほかの商品と
本質的に異なるのは、

求める効用(=付加価値)が
【お金】そのものである点でしょう。



business.jpg


そして、
「アジの南蛮漬け」や「iPhone7」と違って、
効用を得るまでに
【けっこう時間がかかります!】

たとえば、
満期1年の「ソフトバンク社債」ですら、
1年待たないといけないわけです。

(やっぱり、独特。)

投資信託なんて、
効用(付加価値)を得るには、
すごーく時間がかかりますし、

また、その付加価値が
大きさとして変わったりするのです!



金融商品を、
あえて『工業製品』のようにイメージすると、

金融商品は、

原材料・・  「お金」
付加価値・・「お金」


となります。

投資信託を例に挙げて、
説明してみましょう。

原材料・・ 「お金」100グラム

これを、「株式」や「債券」に変換させ、
ほどよく混ぜながら、熟成?させる。


たとえば8年後に、
「株式」や「債券」の価値が上がって、

「お金」に戻すと、
150グラム位になっていて、

付加価値・・「お金」50グラム分、
を実感できることになります。

ポイントは、

たとえば8年後に、
「株式」や「債券」の価値が上がって、
「お金」に戻すと、
150グラム位になっていて、


のところです。

【投資信託】のままでは、
所詮、何もできないわけです。

(どなたかのブログ記事内で、
『投資信託では、食パンすら買えません』
という言葉があったのを思い出します)

これは、
【豪ドル建て個人年金保険】も同じ。

保険証券を持っているだけでは、
価値は出現しません。

⇒ お金に戻してはじめて
【価値】を実感できるのです。


この点、
「アジの南蛮漬け」や
「iPhone7」や
「ダウンジャケット」とは
本質的に異なるわけです・・。


CreativeDestruction4.png


金融商品が、

原材料・・  「お金」
付加価値・・「お金」

の世界だとすると、

金融商品は、

原材料・・ 「お金」

 ↓
 ↓

付加価値・・「お金」

に至るまでの、

矢印(↓)部分の、
情報開示が
とっても重要になってきます。



たとえば不動産だと、
お金を不動産に変換させており、
実物(不動産)が目の前にあって、
モノとして確認できます。

投資信託は、
タイムラグは多少ありますが、
保有する銘柄の詳細開示を行います。

保険商品は、
矢印(↓)部分

どんなモノを
実際持っているのかの開示が
きわめて乏しいのです。


繰り返しになりますが、
金融商品という商品は、
「お金」という材料を用いて
「お金」を増やそうとします。

金融機関に支払う報酬部分も、
もちろん「お金」ですから、
← ココ、重要!

相手方がどれくらいの報酬を
(私たちにとっては『手数料』です)
取っているかが、

きわめて・見えにくい『構図』なのです。


原材料・・ 「お金」

 ↓
 ↓  ←「報酬」取っている。
 ↓

付加価値・・「お金」 という形態の中で、

銘柄の詳細開示を行っている
投資信託ですら、

購入時の手数料、
継続的に支払う手数料の
開示を行っているわけですから、

保険会社が保険商品について、
(消費者が負担する)【手数料】を
情報開示するのは、
とっても・ふつうの要求だとわたしは思います・・。

似顔絵




| 投資の発想法 | 13:10 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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『長期投資』は一生に1度しか経験できません


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

今ここに、
自殺を考えている青年がいるとしましょう。
彼は自身の境遇に絶望しています。

これから先、
いいことなんてないだろうと思っています。
「人生なんて、無意味だ。」

たしかに・・。
わたしも若い頃は
そのように考えた時期がありました。

しかし、
【人生なんて・・】
という命題に対して、
ある種の『答え』を得るためには、

その「人生」とやらを、
自分で・やってみないと・分からないわけです。

(ですよね?)


ずっとスケールは小さくなりますが、
『長期投資』も同じです。

長期投資なんて本当に成果が出るの?】
という命題に対して、
ある種の答えを得るためには、

自分がその、『長期投資』とやらを、
やってみるしか・ないのです

これってよく考えてみますと、
けっこう酷なことでは・・?


人の寿命はたかだか100年。
それに投資を始められる時期は、
どう早く見積もっても20代くらいからでしょう。

また、
いくら長生きしたとしても、
80歳くらいになったら、
もうリスクはあまり取りたくないのでは?

ということは、
人は30年の『長期投資』を
2回できれば御の字なのです。


もし、ですよ、
30年、40年投資を続けてきて、
万一『ダメ』だったとしたら、

それは実質上、
そこで『ジ・エンド』になってしまうということ・・。

「じゃあカンさんは、
なんで長期投資なんて続けているの?」

人間を信じているからです

??

あのー、どこかの宗教か何か?

いえいえ。


opportunity-cost-900x450.jpg


まず、
長期投資には『実績』があります。

私たちの先人は
過去100年、200年と
実際『長期投資』を行ってきて、
概ねプラスのリターンを享受してきました。

(もちろん、1880年当時は、
「MSCIワールド指数」もないですし、
同指数との連動を目指すファンドもないので、

どこの国に生まれたによって、
投資成果に違いはあったと思いますが・・)


では、
長期投資の本質とは何でしょう?

それは【健全な欲】という名の
エネルギーに、
長期にわたってお金を託すということです。

人の健全な欲って?

たとえば、
より便利なモノを生み出したいという、
仕事上の欲求。
イノベーションを実現したいという欲求。

(消費者として)
より良い暮らしを実現したいという欲求。

また、より良い社会にしたいという欲求も
ずっと持っていますね。
(子どもさんがいるあなたには分かるはず)


このような【人の営み】は、
一代限りで終わり、というわけではありません。
綿々と受け継がれます・・。

一例として
イノベーションを挙げてみますと、
情報・ノウハウは蓄積され続けるわけです。

新たな技術革新は、
これまで積み上がったノウハウを利用して
起こります。

つまり、長い目でみると、
【変化】は
加速度的に起こる
可能性が高いのです。

(また、消費の欲求も、時代によって
その姿、カタチを変えていきます・・)


このような人の営みの拡大に、
難しく考えず、大枠でお金を託すのが
『長期投資』の本質です。

キーワードは、変化 だと思います。
変化こそ、成長の源泉 といえるでしょう・・。


Change-.jpg


あなたはこれまでの30年
(1987年~2017年)の変化と、

これからの30年
(2017年~2047年)の変化と、
どちらのほうが大きいと思いますか?

??

後者、ですよね。

これから、
人口は増え続けます。(変化、です)

中でも、
世界中で『中産階級』(ミドルクラス)の
人口が増え続けていることが重要です。

(彼ら/彼女らが、どんな消費行動、
生産活動をするかは、
あなたがよくご存じのはず・・)


経済の規模とは、
ざっくり申し上げて、
『人の数』×『ひとりあたりの生産性』ですから、

マクロで見た場合の、
世界経済の今後は、
とても明るいとわたしは考えています。

だとしたら、
その、人の営みの伸びしろに、
お金を託したほうが、

あっ、どうせ託すなら、
自分の【人生時間】を横目で見ながら、

目一杯、
長期間で投資をしたほうが
「いいよね!」というのがわたしの考え方です。


長期投資とは、
文字通り【人生時間】を賭けて行う行為です


それはたとえるなら、

「これから30年、40年と
世界経済は発展を続ける」という目に賭けた、
壮大なゲームと云えます。

そして、
わたしはこのゲームが、
最後だとは思っていません。

??

2109年でも、
「長期投資って、どうなんだろう?
やってみようかな。」という、
28歳の青年が(おそらく)存在するはずです。

その青年は、
2109年から30年、40年後に
「今(2109年)と変わらない世の中」を
想像しているでしょうか?

NO、でしょう。

やはり【変化】が恒常的に起こると
感じているのでは・・。


そのとき、青年が
長期投資の対象として認識するのは、

もしかすると、
火星の不動産かもしれませんし、
火星進出によって恩恵を受ける
地球企業のファンドかもしれません。

時間は流れ続け、
変化は起き続け、
その中に成長の芽がある限り、
長期投資は終わらないのです・・。

似顔絵




| 投資の発想法 | 13:04 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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「ライフセトルメント」、米国では生命保険契約が売買されている?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

どの映画だったのか、
ちょっと失念してしまったのですが、
デンゼル・ワシントン」が出ていたことは確かです。

その映画の中で、
生命保険を売買するくだりがありました。
「アメリカってスゴい国だなあ・・」と思いました。

米国では、
生命保険契約の売買が行われています。
ライフセトルメント」と呼ばれます。

たとえば、
わたしが1億円の保険金額の
生命保険に入っているとしましょう。

その契約そのものを、
わたしが生きているうちに、
第三者(投資家)に売却できるのです。

(※ ちなみに日本では、
このようなことは出来ません)


わたし)・・ああ、生きているうちに
お金が欲しいな。

投資家)・・儲けたいなあ。

互いの合意が得られれば、
「契約」が成立します。

アメリカでは、
生命保険契約という商品に対して、
数多の売り手、買い手が存在するため、
マーケット』が厚みを持って成立しています。

要は、生命保険会社に
解約を申し出て、
「解約返戻金」を受け取るより、

市場で(契約を)売却したほうが
実入りが大きいという現実があるのです。


ところで、
わたし(49歳)が
1億円の生命保険に入っていて、

わたしの保険契約そのものを
(あなたが買い手として、)
果たして5,000万円で買いますか?

NO、ですよね。

なぜなら、
わたしは(おそらく)
まだまだ死なないですから・・。

では、
わたしが今年70歳ならどうでしょう?


ちょっとほの暗い話になりますが、
買い取る側としては、

保険契約の売り手(わたし)の
精査』を行い、
買い取り額を算出する必要があります。

わたしの、
〇 今の健康状態、居住状況。
〇 病歴や職歴や、家族関係その他。
(親や祖父母の死亡年齢も調べられるのでは?)

そこから、
【あと何年くらい生きそうか・・】
数値化して、

もちろん、売買成立後の
買い手側の「保険料の負担」も計算して、
適正な【買い取り額】を算出するわけです。

(保険契約の買い取り額は、
契約を売る人(わたし)が、
年老いていればいるほど、高くなるはず・・)

roujin_ninchisyou_man.png


仮にわたし(70歳)が、
【あと10年と6ヶ月で死ぬだろう】と
計算されたとします。

買い手にとっては、
これは『投資』に他なりませんから、

わたしが
10年と6ヶ月よりも「長生き」すれば、
投資の回収にそれだけ時間がかかり、
かつ、リターンも減ってしまうわけです。

逆にわたしが、
10年と6ヶ月より「早く」死ねば、
それだけリターンが増し、
資金も早く回収できます。

そういった類の商品なのです・・。

ちょっと寒々としますね


同じく【人の死】を利用して、
考え出された金融商品に
『リバースモーゲージ』があります。

(これは一種の「不動産担保ローン」です)

高齢者が居住する住宅(建物+土地)を担保とし、
年金の形で定期的に『融資』を受けるのです。

通常は、ローン利用者の死亡によって
契約が終了し、

その時点で担保となっている不動産を
処分することで、

元利一括で「借り入れ」を返済する制度のこと。


こちらは、
「ライフセトルメント」に比べると、
ずいぶん明るく健全なのではないでしょうか。

(通常、ローンは変動金利であること。
また定期的に、担保価値の再評価が
行われることに注意が必要ですが・・)


house_2f.png


さまざまな考えがあると思いますが、

不動産を、
【生きている間に利用するだけの箱】
と割り切れば、


『リバースモーゲージ』によって、
(自分の家に住みながら)
お金を借りて、
セカンドライフをより楽しく暮らすことも
可能になります。

また、相続のとき、
不動産が存在しなくなると、
資産の継承もずいぶんシンプルになるのでは?
(争いのタネがひとつ減ることになりますから)


「ライフセトルメント」
「リバースモーゲージ」に限らず、

資本主義の世の中は、
あらゆる需要を「商品・サービス化」
しようとする、
強力なインセンティブを持っています。


(ちょっとSF的な妄想に入りますが、
将来、

「時間を持て余している人」と、
「忙しくて時間が足りない人」が
時間】という資産を売買し始めたら、
世の中どうなってしまうのだろうと
考えてしまうことがあります・・蛇足。)

似顔絵




| 投資の発想法 | 13:43 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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2017年、青い状態を保つということ


明けましておめでとうございます。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

(本年も当ブログをどうぞよろしくお願いします!)

わたしの故郷は神戸で、
ちょうど年末に帰省していたのですが、
神戸出身の作家に陳舜臣さんがいます。

(陳さんは台湾がルーツの華僑の方です)

歴史小説「阿片戦争」や
「琉球の風」で有名なので
ご存じの人もおられるのではないでしょうか。


その陳さんのエッセイ集に
雨過天青」(うかてんせい)があります。

「雨過天青」って?

雨上がりの、雲が去った状態の
天の青さを表しています。


(なんだか↑文字を見ているだけで、
すがすがしさが伝わってきますね)


「青」は古来、
青春、青椒など、

まだ熟れていない、
初々しい状態を表す文字として
用いられてきました。

えっ、何が言いたいのかって?

【今年も青さを忘れずに!】です。


自戒の意味も込めて、

〇 はじめて投資に興味を抱いたときのこと。
〇 はじめて金融商品を買ったときのこと。

また、投資を通じて
「何かを学べた」と
〇 はじめて実感したときのことを
忘れないようにしたいのです。


青いとき』を常に心に抱きながら、
2017年、
投資信託の業界に
こんなことが起こる可能性アリなのでは?

〇 超低コストのバランスファンドの出現
(すでにiFree 8資産バランスはありますが・・)

バランスファンドの潜在ニーズは
裾野が広いと思います。


〇 資産運用業に
異業種がどんどん参入してくる

これまで↑目立ってなかったのが
不思議なくらい・・。

この日本において、
資産運用業は成長産業だと思います。

たとえば、
ロボアドバイザー、いわゆるAIの分野では
異業種参入が相次いでいます。


地味な例ですが、
iDeCoでは、

株式会社MYDCという
運営管理機関(窓口となる金融機関)が
あります。

同社はお金のデザインと
ベネフィット・ワンによる共同出資会社です。

そこに(実は)
伊藤忠商事も
資本参加しているのです。



1768295.jpg


このように、
異業種の参入によって
資産運用業が少しずつ
生活インフラ業』に近づいていくと考えます。


〇 金融機関の合併

上記が意味するのは、
銀行同士の合併、
証券会社同士の合併ではありません。

異種の金融機関の合併です。

たとえば、
日本生命と野村證券だったり。

地方銀行と地方証券だったり。

(はたまた、
ライフネット生命と
セゾン投信だったり・・)

上記はいずれも
わたしの夢想に過ぎませんが、

各金融機関は合併によって
金融サービス業に脱皮する可能性を
秘めていると思います。

(また、人口が減少する社会では、
合併は日常的に起こるものなのです・・)


〇(ETFと比較して)
インデックスファンドの優位性が
さらに高まる?

インデックスファンドの
超低コスト化によって、
ETFの優位性が薄れていると考えます。

このあたりでETFが
金額ベースでの売買に対応する、
つまり「つみたて投資」に順応していけば、
面白い展開が起こるのでは・・。


〇 iDeCoに関して。
厚生労働省と金融庁が仲良くなって欲しい。

iDeCo(個人型確定拠出年金)は、
箱そのものは年金でありますが、
中身は資産運用の道具で詰まっています。

つまり、実態としては
運用を行うしくみそのものなのですが、

厚労省は
『制度としての充実』を謳うばかりです。

投資信託の運用会社を監督する
金融庁と、制度を取り仕切る厚労省が
もっと仲良くなる必要があるのでは・・。

(投資に対するアレルギーを解消させる
一大チャンスなのですから!)

最後に・・
今年は酉年ですね。


にわとりと卵


あなたは、
A 定期的に「たまご」を求めるタイプですか?

それとも、
B「にわとり」が大きくなるのをゆっくり待ちますか?

これが投資における運命の分かれ道ですよ。
(本年もどうぞよろしくお願い致します・・)

似顔絵




| 投資の発想法 | 19:38 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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本年も当ブログをお読みいただき、ありがとうございました!


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

本年1年間、
当ブログにご愛顧をいただき、誠にありがとうございました。

2016年はあなたにとって
どんな【1年】でしたか・・?

マーケットのほうは
実にユニークな動きの連続でしたね。

最初に・・ ドンと下がって、
最後に・・ ドンと上がる。

また時に、
走ることを忘れた自転車のように
同じ場所を行ったり来たりもしました。


⇒ もっとも【象徴的】だったこと。

それは、
専門家の予想が、
ことごとく『外れた』ことでしょう。

〇 年初の株価急落も、
〇 6月の、
イギリスがEUからの離脱を決定したことも、

(また、それに伴うマーケットの展開も)

そして、
〇 11月8日のアメリカ大統領選の結果と、
〇 それに伴うマーケットの急旋回も、

多くの専門家が、まったく
予想できていませんでした。


でも、
それは(よく考えてみますと)
当たり前のことです・・。

なぜなら、
【市場は、私たちの思惑を超えたところで動く。】
ものだからです。


経済評論家の山崎元さんは、
次のように云われていますね。
 

予想は 「う・そ・よ」


明年、株式市場がどのような軌跡を描くかは
誰にもわかりませんが、
米国マーケットが過熱しすぎないかがちょっと心配です。

こちらのサイト
S&P500指数のPERは
時々注視するように致しましょう。

(PERは市場における
体温計的な役割を担うため・・)


ちょっと短期的な話になりますが、
この50日近くの「上昇相場」で
学べたことも(もちろん)あります。

「株価の上昇」「円安推移」で、

⇒ ずっとマイナスだった、
投資信託の評価額が、

まるでいっせいに違った色に染まるように、
プラスになったりするのを、
経験していませんか?


これが、
<つみたて投資のチカラ> です。


今後も、
投資信託の価格が下落する局面では、

同じつみたて金額で
たくさんの『口数』が買え、

そして、
投資信託の評価は、
いつでも、どんなときも、

「今まで積み上げた口数」 × 「ファンドの価格」
という【公式】で導くことができます。

そうです、口数を稼ぐことも、
 将来のリターンに向けた
 (立派な)貢献 なのです・・。

ファンドの価格というのは
『あやふや』ですが、

一度稼いだ「口数」は、
決して減ることがありません!



(ところで、)
今、このブログは福岡(出張コンサルティング)で
書かせていただいていますが、

2016年は、
セミナー、コンサルティングを通じて、
新たに171名のお客様 と
出会うことができました(12月29日現在)

<本当にありがとうございます!>

2016年、
コンサルティング業務の中で
特筆すべきは、

既存のお客様に
2回目、3回目の
コンサルティングをお受けいただく機会が
増えたことです・・。

(改めて、感謝申し上げます・・)


あっ、それから、もうひとつ。
プライベートな話なのですが・・。

えー、実は
2016年は
フランス語を習い始めました。

もう10ヶ月くらいになります(^^;)

文法の複雑さに、
何度も挫折しそうになっていますが、

フランス映画に魅力を感じるようになったのが、
意外な副産物かも、です(^^)

champs-elysees.jpg

(結婚10周年でパリに行って以来、
なぜかフランスに嵌ってしまったのです。
自分でもすごく意外なのですが・・)


さて、 続いては、
今年もっとも印象に残った本は・・】のコーナーです!

(意外に思われるかもしれませんが、)
今年もっとも印象に残った本は・・

ITTIN(イッチン)さんの、
29歳で2000万円貯めた独身女子がお金について語ってみた』

ひと言でいうと、
わたしにとっては
『とても勉強になる本』でした。

えっ!?

言うまでもなく、
資産運用は個人的な行いです。

お金の管理そのものも、そうですね。

この本は、
ITTIN(イッチン)さんが
ひとりの生活者として、

自分なりのお金の管理法を確立するまでの
自問自答による「魂の記録」です。

なにしろ最初は、

「投資は危ないから、私はやらない」
「せっかく貯めたお金を減らしたくない」
「素人の自分がやっても、損をするに決まっている」


という状態だったのですから・・。


恐る恐るFXに手を出したり、

投資信託の積み立ての存在を知ってから、
実際にそれを始めるまで
(なんと)3年もかかっていたり・・。

すべてITTIN(イッチン)さんにとっては、
孤独な開拓』だったわけです。

特に、まだ資産運用を始めて間もない人には、
とても共感できる内容だと思いますよ・・。


そして、
今年もっとも印象に残った『ブログ記事』・・、

それは、
菟道りんたろうさんの、
内藤忍氏推奨のワインファンドへの行政処分に想ふ
-投資している自分が特別だと思い込む“意識高い系”の病について


(正確には、去年の年末の記事ですが・・)

この記事、
今でも考えさせられる内容です・・。

真面目で勉強熱心な人が陥る
罠(わな)について書かれています。

端的に申し上げて、
(投資では)

勉強の量と、
投資の成績は必ずしも比例しないのです。



もっとも危険なのは、
これだけ投資について勉強しているのだから、
じぶんは正しい選択ができるはずだという
思い込み】ではないでしょうか・・。

(ご一読をお勧めします・・)


さて、もうすぐ
2016年ともサヨナラです。

皆さまの支えがあって、
またこうして、無事年を越すことが出来ます。
本当にありがとうございます・・。 

来年も「つみたて投資」と同じく、
初心を忘れず、
小さな努力をコツコツと積み重ねてまいります。

(月並みですが、)
どうぞよいお年をお迎えくださいませ!


追記)
それにしても、
11月に降った雪のことは一生忘れないかも・・(^^;)

似顔絵




| 投資の発想法 | 19:56 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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9割の「幕の内弁当」と1割の「フォアグラ」


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

ここに、
門田さん(仮名)という
【お客様】がおられます。

門田さんは
以前から『個別株』の投資をされていて、

保有する会社の株式が
10銘柄くらいあります。

「カンさん。この、E社とH社は、
どうしても持っていたいのです・・。

株主優待があって、
とっても助かっているんです。」

なるほど・・。

では、E社とH社は、
持ち続けていいと思いますよ。

残りの8銘柄は売却して、
複数のインデックス・ファンドで
『ポートフォリオ』を組まれてはいかがですか?


管理をすっきりさせるために、
E社とH社は、
『ポートフォリオの一部』と捉えるのではなく、

門田さんの【ポケットマネー】と
捉えたほうが賢明でしょう。

(つまりもう、
「別枠」のご資産と認識するのです・・)

「カンさん、そんな感じでいいの?」

はい、そんな感じでいいです (^^;)


わたしは時々、
インデックス原理主義者」のような言われ方を
するのですが、
そんなことはありません。

わたしはどちらかというと、
【シンプル投資の信奉者】です。

わたしの中では、
【シンプルさ】の定義は明快で、

(運用の)【続けやすさが担保されること。】
それがすなわち、
あなたにとっての【シンプルさ】なのです。

(伝わっていますか?)


ちょっと想像してみてください。

仮に、
アドバイザーとして
お客様に接するわたしが、

資産運用のアドバイスに関して
『原理主義者』であれば、
それはもはや、
【コンサルティング業務】とは言えません。

(限りなく、
『宗教家』に近くなってしまいます・・(-_-;)


<宗教家 カン>

「インデックス! インデックス!
市場平均の神は、おぬしを見ておるぞ~。」


kamisama.png


(なんだか気持ち悪いですよね・・)


先ほどの門田さんのケースもそうですが、
資産管理というものは、

9割はしっかり【規律】を守る。でも、
1割は【楽しみ】の部分があってもよい。


のではないでしょうか。

たとえるなら、
90%は(黙って)『幕の内弁当』でバランスよく。
でも(10%だけ)『フォアグラ』も食べちゃおう。

そんなイメージです。


このような考え方の【効用】は何かというと、

★ 1割の【楽しみ】があることで、
【退屈な】9割が続けやすい
、ということ。

アドバイザーとして
何より重視するのは、
あなたが退屈な9割を【ちゃんと続けられそう・・】
と思えることなのです!


<あーあ、ワタシ、そうしなければならないのか、>
<(本によると)こうするしかなさそうだ・・>

背中に【義務感100%】的な重しが
どんどん被さってくると、

あなたの運用の継続性に
黄色信号が点ってしまう可能性があります。


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教科書の中に書かれていることを、
盲目的に実践するのではなく、

【あなた自身】が納得できるか、
心地よいと思えるか・・?

(資産運用における『主人公』は
【あなた】なのですから・・)


○ 【教科書】
リ・バランスは必ずするべき。

たしかに、
リ・バランスは必要です。

でも、もし
リ・バランスを【苦痛】に感じるなら、
リ・バランスが必要ない
『バランスファンド』を選ばれたほうがよいでしょう。


○ 【教科書】
まとまったお金は一度に投資すべき。

はい、これも
教科書的には正しいです。

しかし、
あなたの【心理的な負担】が、
過小評価されていませんか?

たとえ、
リターン的に「得」にならなくても、
あなたのお気持ちの【安定】が買えるなら、

(= 長く投資が続けやすくなるなら、)
一度に投資せず、
【積立てのカタチで投資するべき】なのです。


運用の現場においては、
真面目な人ほど、

○ 完璧を目指さなければ。
○ 正解を見つけなければ。
と思い込む傾向にあります。



ちょっと
ゆずレモン茶でも飲んで、
肩の力を抜きましょう・・(^^;)

○ 投資は「未来」のことを
扱っていますから、
そもそも【完璧】は存在しません

80%~85%くらい納得できれば、
それが今の貴方にとっての
【ベストのやり方】なのです・・。

似顔絵


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