こんにちは、
インデックス運用アドバイザーの カン・チュンド です。
11月6日の日経新聞に
こんな記事が載っていました。
(以下、引用)
ドバイ首長国政府の投資会社
ドバイ・インターナショナル・キャピタル(DIC)は5日、
英医療サービス大手のアライアンス・メディカルを
6億ポンド(約1400億円)で買収したと発表した。
ドバイは新たな成長の核として健康医療企業向け経済特区
「ヘルスケアシティ」を建設中で、
同特区でアライアンス社のサービスを提供する。
アライアンスは詳細な体内画像を提供する
磁気共鳴画像装置(MRI)や
体内の断面画像を映し出すCTスキャンのサービス提供で
欧州最大規模とされる。
DICが健康医療関係の企業を買収するのは初めて。
ドバイの産業多角化をにらむ戦略投資の一環とみられる。
DICは声明で「アライアンスの経営陣と協力し、
ペルシャ湾岸諸国やアジア諸国といった
新たな市場の開拓を目指す」と指摘。
アジアにもアライアンス社の拠点を広げる考えを示した。
(以上、引用終わり)
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こんにちは、
インデックス運用アドバイザーの カン・チュンド です。
7月24日の日経新聞に
こんな記事が載っていました。
(以下、引用)
英銀大手バークレイズは23日、
オランダ銀ABNアムロに対する買収提案を
総額675億ユーロ(約11兆3000億円)と、
当初案より29億ユーロ引き上げると発表した。
英銀ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド
など3行連合買収案に対抗する狙い。
中国の政策銀行である国家開発銀行と
シンガポール政府系投資会社の
テマセク・ホールディングスから出資を受け、
総額134億ユーロの資金を捻出する。
(以上、引用終わり)
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こんにちは、
インデックス運用アドバイザーの カン・チュンド です。
ロサンジェルスの中心部から
車で40分くらいのところに、
グレンドーラという町があります。
わたしはこの町で
はじめてアラブ人に出会いました。
彼の名はサムといいます。
南イエメンの出身でした。
(現在は イエメン共和国 となっています。
イエメンは、サウジアラビアの南に位置する国です・・)
わたしとサムは当時、
コミュニティーカレッジ の学生でした。
ところで、
サムはイスラム教徒なのですが、お酒をよく飲みました。
(ですので、私たちは仲良くなれたのですが・・笑)
「イスラム教徒は、お酒を飲まないと思っていたよ」
とわたしが言うと、
サムは「イスラム教徒も 人によりけりだよ。
サンディエゴに住んでいる兄も 酒をがぶがぶ飲むよ」
と言います。
「へえー、そうなんだ・・」
わたしとサムは他の友達も交えて、
よくパーティーをしました。
(パーティーといっても、
サムのアパートで料理を作って
ビールを飲むだけなのですが・・)
お酒が進むと、
よく話題になったのが、
【自分は 何者 なのか】ということです。
シンガポールから来たリンは控え目に、
「自分はシンガポール人だ」と言いました。
エンジニアを目指すジョンは
自分のことを「アフリカ人」と言っていました。
一方、サムは「自分はイスラム教徒だ」と言います。
(? お祈りもよくさぼるのに・・)
「えっ、サムはイエメン人じゃないの?」
と台湾から来たアデルという女の子が訊きました。
わたしも
「なんでアラブ人じゃなくて、イスラム教徒なんだ」
と当時は思っていたのですが、
サムの中では、
■ アラブ人である「イスラム教徒」サム ではなく、
「イスラム教徒」で、イエメンに住むサム・・だったのです。
あなたは「自分は何者か?」と問われた場合、
どのように答えますか?
わたしが思うに、
キリスト教徒 とか、仏教徒 というように、
宗教を基盤に「自己」規定する人は
少ないのではないでしょうか。
しかし、
他の国々(特にイスラム教圏)では、
宗教そのものが 自己認識の基盤 となっている場合が
多々あります。
宗教そのものが、
その人の生活に深く根付いている・・。
(上記は、無宗教のわたしにもある程度理解できます。)
しかし、それが行き過ぎるとどうでしょう。
宗教が 人の生活 だけでなく、
政治、経済、文化全般を
【コントロール】する存在になります。
例えば、
ヨーロッパにおける「中世」がそうでした。
(ここでは キリスト教 が信仰宗教になりますが・・)
「中世」の時代は、
宗教が 社会の有り様 を広く規定し、
人の生はある意味、
敷かれたレールの上を歩むだけのものでした。
当時の 国家 は、
政治としての権力だけでなく、
宗教者 としての権力を併せ持ち、
国を強力に統治していたのです・・。
これはわたしの勝手な解釈ですが、
西欧で 宗教改革 が起こり、
産業革命 が広まって以降、
人はようやく宗教の抑圧から
「解放」されたのではないかと思うのです。
誤解していただきたくないのは、
宗教の抑圧からの「解放」 =「信仰心」が薄らいだ、
という意味ではありません。
むしろ、人々の「信仰生活」が、
政治とか 経済などから離れて、
【本来の場所に戻ってきた】というイメージなのです。
世にいう【政教分離】ですね。
政治(国家権力)と
宗教(信仰生活)は 重なるべきではない、
という考え方 です。
宗教の抑圧から 解放 された人々が、
知的好奇心 を膨らませ、
その思考を自由に飛躍させた時から、
「資本主義」というものが、
花開いていったのではないかとわたしは思うのです。
(上記は、
わたしのまったく個人的な意見です。
個人の信仰心そのものを
卑下するつもりは毛頭ありません・・)
さあ、
ここからが「本題」なのですが、
世界には現在、
13億人を超えるイスラム教徒がいます。
世界のイスラム教国(信者数 上位10カ国)
1.インドネシア
2.パキスタン
3.バングラデシュ
4.インド(ヒンドゥー教が多数派)
5.ナイジェリア
6.トルコ
7.イラン
8.エジプト
9.エチオピア
10. アルジェリア
インデックス運用者の立場から言うと、
MSCIワールド・インデックス でいうところの
先進国23ヶ国のうち、
イスラム教徒が多数を占める国は・・
(実は)まだありません。
イスラム教徒の多くは、
新興国群に分布しているのが 現状です。
(また概してイスラム教徒の出生率は、
非イスラム教徒よりも高いといわれています・・)
つまり、
今後の【世界経済の成長】を考えるとき、
イスラム教国の行方が
「重要なカギ」を握っているのです。
(トルコやマレーシアは例外ですが)
イスラム教国 では、
宗教 が政治、経済に干渉しすぎ、
経済発展のポテンシャル
(潜在能力)は存在するのに、
それがうまく活かされていない場合が
多いのではないかと思います。
(その結果、国の経済力が 過小評価されている・・)
2005年12月、ゴールドマンサックス が
BRICs に続く経済発展の可能性がある国々として、
Next Eleven を発表しています。
バングラデシュ、エジプト、インドネシア、韓国、
イラン、メキシコ、ナイジェリア、
パキスタン、フィリピン、トルコ、ヴェトナム
(なんとイスラム教国が 7カ国を占めています・・)
今後 経済発展 が進み、
政治 と 宗教 が
「重なる部分」が減っていけば、
イスラム圏の経済成長が、
加速される可能性が高いとわたしは考えます。
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こんにちは、
インデックス運用アドバイザーの カン・チュンド です。
その国が、どれだけ必要とされているかという
「基準」は何処にあるのでしょうか?
例えば、
その国に どれだけ多くのカネが流れ込んでいるか・・。
あるいは、どれだけ多くのモノが入ってきているか・・。
いや、どれだけ多くのヒトがやって来ているか?
モノ・カネ・ヒト を比べると、
ヒトがいちばん臆病で、動きが鈍いですね(笑)
そのヒトが どれだけやって来ているかは、
その国が【どれだけ魅力的であるか】に
直結するのではないでしょうか?
じゃあ、観光客の数?
いやいや、
「わたしの国にはこんなにたくさんの
ビジネスマンが来ています!」 でしょうか?
(そうではなく)
自分自身のために、
【この国】で勉強しようと思う人がどれくらいいるか・・。
つまり【留学生の数】がどれくらいいるのかって、
意外と大切な【指標】だと思います。
■ なぜなら、
【学ぶこと】は 自身に対する「投資」ですから・・。
今現在、世界でいちばん
留学生を受け入れている国は?
アメリカ です。
文部科学省によると、05年の調査で
アメリカは56万人以上の留学生を受け入れています。
(アメリカはまだまだ懐が深いですね・・。
わたしは思うのですが、アメリカ以外の地域から、
グーグルや ユーチューブ といった
革新的な会社が出てくることが、
世界の「基軸」が変わる条件だと思います・・)
以下、イギリス、ドイツ、フランス と続いています。
例えば、
あなたが留学するとしたら、どの国にしますか?
・今までの実績で 学ぶ国を選びますか。
・これからの期待で 学ぶ国を選びますか。
留学生の数 では、
「今までの実績」に軍配が上がっています。
しかし「これからの期待」の視点で見ると、
例えば 中国 という国も、
留学生の数を伸ばしてきています。
2005年現在、
中国が 受け入れている留学生の数は 約14万人。
一方、日本が 受け入れている留学生の数は 約12万人です。
参照資料「月刊 アジアの友」(PDFファイル)
(これは意外に知られていないことなのですが、)
日本人の留学先トップは「北米地域」で
約44000人ですが、
その次は「アジア地域」なのです(約21800人)
中でも中国に留学している方が
約19000人と 9割近くを占めています・・。
また「アジア地域」への留学者数は、
2000年と比べ 50%増となっています。
(いずれも 2004年現在)
「学ぶ側」からしてみますと、
どの国で【学ぶ】のかは、極めて 戦略的な選択 なのです。
■ なぜなら、
【学ぶ】とは 自身に対する「投資」ですから・・。
では、どこの国が
どれだけの【留学生】を
世界に向けて送り出しているのでしょうか。
参照資料「世界の留学需要」(PDFファイル)より。
2000年現在、
国を超えて「移動する学生たち」は
177万人弱 となっています。
留学生を送り出している「国別」順位 ですが、
1.中国(香港、マカオを含む) 約26万人
2.韓国 約8万人
3.インド 約7.6万人
4.日本 約6.6万人
5.マレーシア 約5.7万人
6.ドイツ 約5.3万人
7.トルコ 約4.8万人
となっていますね。
(アジアが多い・・)
2003年には、
世界の留学生は 220万人を超えました。
留学生を受け入れる国 も、
留学生を送り出す国 も、
それぞれ「利己的な動機」を持っていますが、
そんなことはお構いなしに、
世界を移動する学生は 増えているのです。
・他の国、他の文化を肌で感じ、理解する
・自国を客観的な視点で眺めることができる
・差異 ではなく、共通項 を見つけようとする
・過去を向くのではなく、未来思考になる
こんな若者が
500万人、1000万人と増えていけば、
世界人たる「特性」を備えた
ヒトが 増えるということになります。
(今まで一度も経験していないことです・・)
いやはや、
世界経済の【秘密兵器】は、
カネでも モノでもなく(やはり)ヒト なのですね。
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