≫ EDIT
2019.10.20 Sun
こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。
iDeCoもつみたてNISAも
「完成形の制度」ではありません。
まだまだ歩み始めたばかりで、
あっちよりもこっち?
ここはこう広げて、
こんなふうに改良していこうというふうに、
どちらも発展途上の制度なのです。
したがって今度も不定期に
以下のようなニュースが
飛び込んでくる可能性大です。
まず一つ目!

〇 【イデコ加入、65歳まで延長へ 高齢者の就業増に対応】
上記は
社会保障審議会(厚労相の諮問機関)の中で
すでに議論が始まっており、
来年には改正案の提出を目指すとのこと。
(もしかすると数年かかるかもしれませんが、
これは実現の可能性が高いでしょう・・)
ところで、
65歳まで加入可になるとは?
65歳になるまでiDeCoで
「掛金」を拠出できるようになるということです。
そう、これでようやく、
iDeCo制度が社会の実態に追い付くわけで・・。
が、しかし。
65歳になるまで掛金が出せるとなると、
60歳から引き出しが可能であることは
矛盾を孕むことになります。
経過的措置が施されるとは思いますが、
掛金の拠出が65歳まで可能になれば、
iDeCoからのお金の【引き出し制限】も
65歳までになると考えるのが、
妥当ではないでしょうか?
すると?
そうすると、現在は
『60歳から70歳になるまでに、
受給を始めればよいよ』
というiDeCoですが、
この「年齢の幅」も、
『65歳から75歳になるまでに
iDeCoの受け取りを開始するように。』
に変更になると思われます。

上記日経新聞の記事にもありますが、
もうひとつの改正のポイントは
全会社員に
iDeCoに加入できるようにしよう!
という流れです。
現状、企業型DCを導入する会社では
2017年以降に約款の変更を行っている企業のみが
iDeCoへの加入が可となっています。
その結果、こちらの記事のように、
『転職リスク』が発生しているのです。
この確定拠出年金全般における転職の不利益は、
大いなる機会損失のリスクを孕んでいます。
そして二つ目!

〇 【つみたてNISA延長へ 投資期間20年を確保】
上記はまだ
朝日新聞でしか報じられていないため、
記事の信憑性は低いと見ています。
(もう少し様子を見る必要あり・・・)
以下、引用)
「つみたてNISA」の投資期限を
今の2037年から延長し、
20年間の積立期間を確保する方向で調整に入った。
引用、終わり)
この、『調整に入った。』という言い方が
いかにも政治的ですね。
が、そのあとには、
来年度の与党税制改正大綱に盛り込む。
という言い方もしているわけで・・。
(ところで)上記記事の内容って?
要は、
2019年につみたてNISAを始めた人も
2023年につみたてNISAを始める人も、
「お金が入れられる期間」を等しく【20年】にしましょう、
という内容です。
(これが実現すれば、
つみたてNISAに
最後にお金を入れられる年が
2037年から、38年、39年と延びていくわけです・・)
ただし、これは
つみたてNISAの【非課税期間】の延長や
恒久化を示すものではありません。
感覚的に言えば、
「ちょっと状況が良くなるよ」という程度なのです。

ここでのもうひとつのポイントは、
自民党の税制調査会は
制度改正については、
どうも「一般NISA」より
「つみたてNISA」を重視している姿勢が
垣間見られるということ・・。
私見ですが、
一般NISAの反省点から
つみたてNISAが生まれたとすると、
今後の制度改正についても、
つみたてNISAが優先される可能性が高いと考えます。
〇 【一般NISAに疲れたら、つみたてNISAに移行しましょう】
iDeCo、つみたてNISAの『特徴・注意点』を
3時間かけて体系的に学んでみませんか?

<今年ラストの3ヶ所縦断セミナー!>
〇 第27回 11月16日(土)in 東京
〇 第28回 11月23日(祝)in 大阪
〇 第29回 11月24日(日)in 名古屋
| 確定拠出年金(iDeCo、企業型)
| 13:22
| comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑
≫ EDIT
2019.09.23 Mon
| 確定拠出年金(iDeCo、企業型)
| 12:16
| comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑
≫ EDIT
2019.09.12 Thu
こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。
iDeCoと企業DCの最大の違いは?
「自ら進んで入っているか・否か」です。
企業DC(企業型の確定拠出年金)は
会社が導入を進める制度であるため、
基本、従業員であるあなたに
「選択権」はありません。
ある日導入が決まって、
たとえば、
24本の金融商品がずらーっと並んでいて、
「えー、自分で商品選んで
この用紙に配分割合を
パーセンテージ(%)で書いて提出してくださいね。」
と言われても。。
ぽかーん。。

ですよね。
「○○○ファンド」なんて
聞いたことないですから、
しぜん預金や保険(元本確保型)商品の中から
選ぼうとします。
『投資教育の充実』が
企業DCのカギを握っているのは
疑いようがありません。
が、それ以前に、
企業DC側(会社側)が出来ることもあるわけで・・。
たとえば、
(金融商品が24本ではなく、)
「9本」だったらどうでしょう?

画像元:
マイルドインベスターさんの記事
『おすすめできない商品が除外。弊社の確定拠出年金の商品見直しを個人投資家が絶賛!その理由は?』
加えて、
もしあなたが自分で商品を選ばなかったら、
勝手に、
「債券の割合が8割近い、
リスク低めだけれど、
価格変動はある「バランスファンド」を
買い付けますよ、」
とか言われたら、
ちょとは本腰を入れて『選ぼう』とされるのでは?
マイルドインベスターさんの
以下記事、
『おすすめできない商品が除外。弊社の確定拠出年金の商品見直しを個人投資家が絶賛!その理由は?』
を読んで、
人間は選択肢が多すぎると
「選ぶ」というアクションを忌避することを
学びました。

上記記事を読めば分かりますが、
マイルドインベスターさんの会社は、
とても従業員思いの会社です。
「社員によりよい選択をしてもらうことが、
会社の利益につながる。」
その信念のもと、
企業DCの制度改善に取り組んでおられるわけです。
マイルドインベスターさんの会社では、
想定する利回り(2.5%)よりも
従業員の平均利回りが低くなっており、
(もちろん、これは
加入者が得られる年金が
想定より少なくなることを意味しており、)
企業DCにおいて、
ふたつの『改革』を行ったのだそう。
以下、引用)
1.デフォルトの商品を
会社の想定利回りを期待するバランスファンドに変更する
2.長期の資産形成に不向きな商品を除外し、
選択肢を狭めて選びやすくする
引用、終わり)

デフォルト商品とは、
もし加入者が一定期間内に
意思表示をしなかったら、
自動的に買い付けられる「金融商品」を指します。
これを預金・保険商品以外にすることは
けっこう重要。
私たちは「○○ファンド」に馴染みがなければ、
「○○ファンド」を選んだりしません。
知識として知っている
「預金等」に逃げ込むわけです。
(でも、それって長い目で見れば
「機会損失」を蒙る可能性が高くなるわけで・・)
また、
2.長期の資産形成に不向きな商品を除外し、
選択肢を狭めて選びやすくする
に関して、
マイルドインベスターさんの会社は
思い切った策を打ち出しました。
なんと
〇 アクティブファンドをすべて除外し、
〇 元本保証、元本確保型商品(定期預金、保険)も
全面的に見直し、
定期預金「1本」だけに改めたのです。
⇒ わたしはトータルの商品数を
一桁の「9本」にしたことに意味があると思います。
その他、
企業DCにできることはいくつかあります。
〇 より継続コストの低い投資信託に
入れ替えを行う。
〇 全世界株式型のインデックスファンドの組み入れ
〇 日本の円資産に偏重したバランスファンドを外して、
よりグローバル型のバランスファンドを組入れ
〇 継続教育をもっと積極的に行う。
マイルドインベスターさんも書かれていますが、
〇 「自社株投資信託」とかは要りません。

企業DCは2001年にスタートしましたが、
あなたのご自宅のリフォームと同じように、
制度の大幅なリニューアルが
今、求められているのでは?
企業が従業員の利益を重んじて、
長期・分散・低コスト的な運用スタイルを
もっと積極的に告知啓蒙することが、
企業DCでも必須となっているのです。
おまけ)
実はこの春から、
日立製作所でも企業DCの商品構成を見直し、
商品数を18から9に削減しています。
詳細はコチラからどうぞ。

| 確定拠出年金(iDeCo、企業型)
| 18:31
| comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑
≫ EDIT
2019.08.25 Sun
こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。
念のため・・。
つみたてNISAと住宅ローン控除の間には、
何の関係もありません。
しかし、
iDeCoと住宅ローン控除の間には
ちょっとした関係があるのです。
どちらも『控除』が売り物ですから・・。
仮にあなたが住宅ローンを組み
「ローン控除」を利用する予定なら、
住宅ローン控除と、
iDeCoを活用した所得控除の『違い』について
知っておいたほうがよいでしょう。
「カンさん、どちらがより強力なの?」
はい、それは『住宅ローン控除』でしょう。
なぜなら、
住宅ローン控除は、
支払うべき税額から直接「引ける」ためです。
(これを『税額控除』と言います。)
いっぽう、
iDeCoを用いることで得られる『所得控除』とは?
これは「通常控除の枠」であり、
「給与所得」から控除ができた分、
「課税所得」が低くなり、
その結果、節税になるわけです。
あっ、スミマセン、4文字熟語ばかりで・・(^^;)
ちょっと【図式的】に見てみましょう。
1.こみこみの年収 - 給与所得控除 = 給与所得!
2.給与所得 -【各種所得控除】 =『課税所得』に。
iDeCoを用いて得られる↑所得控除もココに当てはまる。
そして、
3.課税所得 × 税率 = 所得税額 となり、
4.所得税額 -【税額控除】 = 支払う所得税になります。
ココが、↑住宅ローン控除に当てはまる。
もう、お気づきですよね。
「税額」から直接引ける
税額控除(住宅ローン控除)のインパクトは
おそろしく大きいのです。
※ ただし『住宅ローン控除』が使えるのは
10年間のみです。

より具体的に見ていきましょう。
A iDeCoを活用した『所得控除』と
『住宅ローン控除』、
両方使ってもぜんぜん問題ないケースとは?
⇒ 以下、具体例です。
あなたは住宅ローンを4,000万円組んでおり、
住宅ローン控除で上限いっぱいの
『税額控除』年40万円が使えるとします。
あなたの納税額が、
上記40万円よりうんと多ければ、
iDeCoを活用した『所得控除』と併用しても、
問題は発生しないでしょう・・。
次です。
B iDeCoを活用した『所得控除』と
『住宅ローン控除』、
両者の関係が
ビミョーになってくるケースとは?
ズバリ、
iDeCoを活用することで(結果として)
所得税額が減り、
住宅ローン控除(税額控除)の枠が
そこそこ余ってしまうケースでしょう。
ちょっとだけ細かくなりますが、
お付き合いいただけますか?

あなたは今、
iDeCoに年20万円掛金を拠出しているとします。
(あなたの所得税率は20%とします)。
この場合、所得税額が4万円減って
「節税」になりますね。
いっぽう、
あなたは住宅ローンを3,800万円組んでおり、
「税額控除」年38万円の『枠』があります。
ここでは仮に、
あなたの「所得税額」が22万円としましょう。
〇 iDeCoを利用せず、
住宅ローン控除だけ使うケースをイメージすると、
所得税額22万円がまるまる控除できます。
さらに、個人住民税も、
上限額の13万6,500円までまるまる控除でき、
「税額控除」の枠で余るのは、2万3,500円のみです。
ところが、です・・。
あなたがiDeCoを用いて「所得控除」を受けると?
あなたの所得税額は
22万円 - 4万円 = 18万円に減ります。
(これ自体は嬉しいこと。)
あなたは住宅ローン控除を用いて
所得税、個人住民税から税額控除できますが、
(住民税は上限が13万6,500円なので、)
18万円 + 13万6,500円 = 計31万6,500円となり、
税額控除の「枠」が 6万3,500円も
余ってしまうことになります・・。
(※ ちなみにこの余った枠は
翌年に繰り越すことは出来ません・・)

これが、
iDeCoと住宅ローン控除の
ビミョーな関係なのです。
あっ、でも別に
「損になる類の話」ではありませんね(^^)
細かな、
どれだけ「税額控除の枠」を使い切れるか、
使いきれないか、という類のお話です。
そもそも、
「ローン残高」というものは
毎年減っていきますから、
「税額控除」の枠も徐々に減っていくことになります。
Bの事例に近い場合、
住宅ローンを組み始めた当初は
わざとiDeCoをスタートさせず、
ある程度「ローン残高」が減った頃を見計らって
iDeCoを始めるというやり方もアリだと思います。
(※ 当初は『つみたてNISA』の枠を優先させ、
そちらでつみたて投資を始めておくわけです。)
また、あるいは、
iDeCoを所得控除の器ではなく、
長期の「運用の箱」と割り切れば、
(どのみち、住宅ローン控除は
10年で終了するわけですから、)
粛々とiDeCoを続けるというのも
もちろんアリだとわたしは思います。
※ 要はそんなに気にし過ぎる問題ではないのです。

それより、
今日のお話の中に、
実はもっともっと大切なことが隠されています。
なんだかお分かりですか?
実は、
住宅ローン控除(税額控除)を利用することで、
【10年にわたって、
余計に手元に残るお金を
あなたなら、一体どうしますか?】
という点なのです。
10年だけ、
多めに残るお金を、
ごほうびとして使ってしまうのではなく、
貯蓄や投資に
意識的に回すことで、
将来のご資産(ストック)状況がまるで違ってくるはずです・・。
もちろん、iDeCoの所得控除で浮いたお金も、
「意識して」投資に回すべきなのです・・。
〇 第24回 9月28日(土)in 東京
〇 第25回 9月29日(日)in 北海道 ← はじめて!
〇 第26回 10月19日(土)in 東京

セミナーの詳細&お申し込みはコチラからどうぞ。
| 確定拠出年金(iDeCo、企業型)
| 14:13
| comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑
≫ EDIT
2019.07.16 Tue
こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。
先日のインデックス投資ナイトにて、
4人の若手ブロガーさんに
こんな質問をしてみました。
(注: 楽屋でのお話です)
「職場の同僚や、友人同士で、
投資の話になるようなことってありますか?」
すると、
全員が「NO」というご回答。
嗚呼・・。
わたしは
若手ブロガーさん達とは
ちょうどひと回り年齢が違うので
「もしや・・」という
期待があったのですが・・。
やっぱり、
投資に関することは、
もっとも避けるべき話題のひとつなのですね。
この雰囲気というか、空気感が
日本の現状なのかもしれません。

ところで
仮にあなたが、
『企業型の確定拠出年金』の
対象者だったとしましょう。
あの、企業型DCで
資産額の「6割程度」が
預金と保険商品に滞留している・・
とよく言われます。
(実際、そうです)
あなたはこの「6割」という数字を聞いて
どう思われますか?
「やっぱ、投資に対するアレルギーって
相当つよいよな。」と思われますか?
(ネガティブに・・)
わたしは逆です。
「えっ、「4割」も
投資信託にお金を振り向けているんだ。」と、
ポジティブに驚きます。
だって、企業型DCって
そもそも自分で望んで入るものではないですよね?
会社の制度として
(いやいや)導入が決まって、
「はい、7月25日までに
この商品ラインナップの中から選んで
パーセント(%)で指定して提出するように!」
なんて言われて、
もう有無を言わさず
やらされる制度のことでしょう?
それで、
およそ「4割」も
投資信託の割合が在るって?
どういうこと?
<そこそこ、投資をしている人が存在するってことです。>
先ほど、「職場の中で、
投資の話になるようなことって基本ない。」
というお話をしました。
あなたと同じ部署の川上くんも、
沢田さんも、橋本さんも、
なんか投資をしているようには
見えないんだけれど・・。
(そもそも、そのたぐいの話なんてしないし。)
でも、実のところ
慎重派の川上くんが
(たとえば企業型DCで)
投資信託を買っていたりする・・。

そう・・、
意外なところで、
意外な人が
意外に投資をコツコツやっている・・。
こんな状況になりつつあるのが
日本の現実なのです。
投資に関する話はお互いに
(カルチャーとして)
改まってすることがないので、
投資をしている人同士が
『可視化』されていないだけなのです。
ココ、伝わっていますか?)
あなたは、
「太平洋、ひとりぼっち」のごとく、
たったひとりで泳いでいる(投資をしている)
感覚かもしれませんが、
実は大海の中で、
透明なキャップを被った
何人かの仲間が、
(それもあなたの身近にいる人が!)
あなたと・同じように・ゆっくり・泳いでいます。
あなたは決して独りではないのですよ。
ちなみに、
iDeCoのほうですが、
「個人型確定拠出年金の制度の概況」
(平成30年3月末現在)によると、

『運用商品の資産構成比』として、
投資信託の割合は48.1%、
預金、保険商品は51.8%となっており、
29年度末(平成30年3月末)時点)
投資信託の割合が
「半分」を超えるのは時間の問題と思われます。
〇 8月31日(土)in 東京
〇 9月29日(日)in 札幌 ← はじめて!

セミナーの詳細&お申し込みはコチラからどうぞ。
| 確定拠出年金(iDeCo、企業型)
| 12:18
| comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑
≫ EDIT
2019.07.10 Wed
こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。
最初の一歩ってとても大事です。
なので私たちは
「ゼロ」から「イチ」に踏み出すのに、
すごーく時間をかけ、
大きなエネルギーを費やします。
たとえば、です。
「投資のやり方」を決めることを、
一話完結くらいのドラマに思っている人が
けっこうおられます。
(特に超ビギナーの人!)
60分(一話)のドラマだから、
一所懸命考えて、
最初から「完全に」
投資のやり方が出来た状態で
スタートしようというわけです。
フム・・、
お気持ちはすごく分かります。
でも、残念ながら
「投資のやり方」を決めるのは、
一話完結ではなく、
最低7話、8話、下手をすると、
シーズン2(11話~20話)くらいまで
かかってしまいます(-_-;)
身もフタもなく言ってしまえば、
すぐには「完成形」には辿り着けないのです。
ですから、
完全な状態になるまで準備周到に!
ではなく、
(とりあえず)無理なく始めて、
走りながら軌道修正するのが
資産運用の実態なのだとわたしは思います。

じゃあ、その無理なく始める際に、←ここから本題。
「iDeCo、つみたてNISA、
まずはどっちを選ぶべき?」
という質問をよくいただきます。
答えとしては、
「どっちも選んで良いのです!」
ただし、
「iDeCo」の優先順位を
(つみたてNISAよりは)高く置くべきでしょう。
そもそも、
「どっちを選ぶべき?」の思考に
なってしまうのは、
若い人にとって、
毎月「つみたて投資」に回せるお金が
ごくごく限られているためです。
「iDeCo」の拠出限度額を
仮に2.3万円/月。
つみたてNISAは3.3万円/月とすると、
毎月2.6万円しか
つみたて投資に回せないあなたは
(いたって↑フツーなのですが、)
「どっちか選ばないと!」と
思ってしまうわけです。
わたしの考え。
⇒ 拠出限度額に、捉われる必要なし!
そして、
⇒ どっちも選んでよいのです。
たとえば、
「iDeCo」1.6万円
「つみたてNISA」1万円/月でも
良いではないですか!
ところで、どうして(あえて)
「iDeCo」のほうを優先させるの?
ひと言でいえば、
「お得感」が、
続けるチカラになるからです。
iDeCoの所得控除というメリットは
始めたらすぐに、
そして継続的に味わえるものです。
(運用成果は関係ないですし。)
節税で、
確実にお金が戻ってくる
(そしてそれが継続する)というメリットは、
長く資産運用を続ける
「インセンティブ」となります。

あっ、つみたてNISAもお得なのですよ!
ただ、投資信託を解約する際に
(利益に対して)
『非課税』になるというのは、
遠い遠い将来の「お得」なので、
あえて
「iDeCo」のほうにウェイトを置く・・。
また、先ほどわたしは
投資のやり方を定めるのは
7話、8話、下手をすると、
シーズン2(11話~20話)くらいまで
かかりますと言いましたが、
たとえば、「iDeCo」1.6万円
「つみたてNISA」1万円/月は
あくまで「スタートの形」です。
これから先、5年後、
7年後、12年後のことを考えると、
誰かと一緒に暮らしたり、
転職したり、引っ越ししたりと、
ライフの変化を考えると、
『掛金』を増やしたりする可能性も
大いにありますよね。
そしてまた、
税制優遇の口座では
収まりきらない『投資枠』については、
通常の口座(特定口座)を用いて
投資資金を入れることがあるかもしれません。

先は長―いのです。
ゆっくり走りながら、
ゆっくり軌道修正していけばよいので、
まずは「無理なく始める」こと。
これがいちばん大事なのです。。
暑さに負けず、4ヵ所縦断セミナー開催!
〇 7月13日(土)in 名古屋
〇 7月14日(日)in 大阪
〇 7月15日(祝)in 福岡
〇 8月31日(土)in 東京

セミナーの詳細&お申し込みはコチラからどうぞ。
| 確定拠出年金(iDeCo、企業型)
| 13:24
| comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑