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iDeCoナビを使い倒そう!


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

金融村界隈は、
ちょっとした個人型確定拠出年金(iDeCo)ブームです。

最近では、テレビの情報番組や
ファッション系の雑誌でも、
「iDeCo」が取り上げられたりしています。

貯金しかしたことがない
潜在ユーザーにとっては、

「iDeCo」とは
節税になる、お得な年金制度
というイメージでしょうか・・。

もちろん、お得はお得なのですが、
どこの金融機関を選ぶのかは重要ですし、
(もちろん、商品選びも重要!)

加入を決める前に、
基本的な知識をしっかり入れておいたほうが
よいと思います。


さて、ここでちょっと難問。。

分かりやすくて、
アップデートされた情報が豊富で、
かつ、中立的な『サイト』というのが、
なかなかないのです・・。

わたしはずばり、
「iDeCoナビ」をお勧めします。


ScreenShot-700x408.png

(実際、コンサルティングの中で、
こちらのサイトをしばしば使わせてもらっています)


まずは以下、
大江加代さんの
分かりやすい【動画解説】(たったの1分38秒!)を
観てみましょう。




(大江さんは、
確定拠出年金教育協会の理事兼主任研究員で
いらっしゃいます)


この動画を観ると、
「iDeCoナビ」が提供しているコンテンツが
さあーっと見渡せますよ!(1分38秒で)


iDeCoナビ」で特筆すべき点は3つ。

ひとつ目!

ひとつひとつの金融機関が
具体的に
どんな【商品ラインナップ】を持っているのか、
隅々まで分かります。

(※ アップデートも随時行っているので
とっても有り難い!)

たとえば「りそな銀行」を見てみると、

〇 運営管理機関(窓口となる金融機関のこと)からの
おすすめポイントがまず載っています。

グループ600ヶ店の店頭窓口でご相談いただけます!


その下に、ひとつひとつの
具体的な商品ラインナップが
継続コスト(信託報酬等)とともに
載っているのです。


Challenge-1024x584.jpg


ふたつ目!

上記ひとつ目と関連しますが、
手数料(口座管理料)を調べる】では、

運用期間中にかかる費用(毎月)
安い順に表示できたりします。

試しに、
運用期間中かかる費用(毎月)
(積立を行う場合)で、
【手数料】が安い順に列挙してみると・・。

スルガ銀行(資産50万円未満) 167円
スルガ銀行(資産50万円以上)167円  
SBI証券(資産50万円以上)167円

損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント
(資産200万円以上)    167円

第一生命保険(資産150万円以上)167円
大和証券(資産50万円以上) 167円
楽天証券(資産10万円以上)167円


というふうに記されています。


「この、167円/月っていったい何??」

はい、こちらは、
国民年金基金連合会と
事務委託先金融機関に支払う
【口座管理料】で、
どこを窓口にしても、必ずかかってくるものです

逆の言い方をしますと、
運用期間中にかかる費用が
167円と記されているところは、

窓口となる金融機関への
口座管理料は「ゼロ円」になるということ。
(ただし、資産残高が〇〇万円以上と、
制限を設けているところが多い・・)


みっつ目!

税控除を確認してみよう!】では
長い目で見て
どれくらい税負担が軽減されるかが分かります。

言わずもなが、ですが、
iDeCoの最大のメリットは
所得控除』であり、

税の負担が減る分を、
そのまま「プラスの収益」と見なすことが可能です。


個人的には、
商品ラインナップのところで、

(第一世代のバランスファンドではなく)
第二世代のバランスファンド
もっと充実させて欲しいと思いますが・・。

ともかく、一度『iDeCoナビ』に
触れられてみることをお勧めします!

【追記。2017.04.26】

イメージキャラクターも決定!

【イデコちゃん】
 年齢不詳のシロイルカ。
 口癖は「~デコ」。
0000162106.jpg
◆ 参照記事
【これ、『第一世代』ですか? バランス型ファンドの進化について】
【あっ、それが『第二世代』ってこと? バランス型ファンドの進化について】

似顔絵




| 確定拠出年金 | 14:03 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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3つの『おかず』を組み合わせると・・通常つみたて、iDeCo、積立NISA


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

ハイ、前回の続きです・・。

実際のところ、
『毎月の収支からのみ』投資を行う人は
少数派だと思います。

投資の【エンジン】として、

1.『毎月の収支から』
2.『まとまったお金から』


という「ふたつの原資」になっているのが
普通なのでは・・。

たとえば、佐久間仁太さん(38歳)は、
『まとまったお金』が500万円ほどあり、
そのうち250万円くらいは
投資に回してもよいと考えています。

一方『毎月の収支』では
だいたい5万円くらいお金が残るので、
そのうち4万円くらいは
つみたて投資に回そうと考えています。

ハイ、これが佐久間さんの
投資の全体像】ですね・・。


当オフィスでは、佐久間さんの
まとまったお金 250万円についても、
『つみたて方式』で投資されるのを
お勧めします。


たとえば、

10万円 × 25ヶ月のように、


わざと【自動つみたて】の仕組みに
入れてしまうのです・・。

そうすれば、
『いつ、』『どのくらいの金額ベースで』
投資信託を買っていけばいいだろうという
「悩み」から解放されます。

また(自動つみたてでは)
自分で買い注文を出す必要がないので、
特別な労力なしに、
自然と250万円分の投資実行ができます。


佐久間さんの場合、
こんなイメージになります。

〇 10万円 × 25ヶ月・・・
〇 4万円/月・・・・・・・・・・・・・・・


これを整理しますと、

14万円のつみたてを25ヶ月続け、
26ヶ月目から 通常の4万円のつみたてに
戻すことに他なりません。


しかし、佐久間さんが
「iDeCo」「積立NISA」を使っていくと、
少しだけ投資が複雑になるかもしれません。
(※「積立NISA」は2018年1月から開始予定)

佐久間さんの「iDeCo」での
拠出限度額を 2.3万円/月 としましょう。
「積立NISA」は 33,333円/月 が限度額です。


前回お話しした通り、
優先順位を
「iDeCo」「積立NISA」の順にすると、
2.3万円/月 + 1.7万円/月 で、
2つの窓口で計4万円のつみたてとなります。

ただし、
10万円 × 25ヶ月の部分は、
「通常のつみたて」= 特定口座で
やっていかないといけません。


そうです、
結局のところ、

3つのおかず
「通常のつみたて投資」
「iDeCo」「積立NISA」の組み合わせに
なるわけです(^^)


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以下、ひとつの例ですが、
たとえば佐久間さんが
『楽天証券』を窓口に選んだとしましょう。

窓口を
ひとつの金融機関にすることは出来ても、

「通常のつみたて投資」
「iDeCo」「積立NISA」は、
それぞれ『別のシステム』で動いているので、

たとえ同じ
【先進国株式ファンド】を買っても、

【特定口座】
【個人型確定拠出年金】
【積立NISA】


という3つの項目ごとに、
それぞれファンド名、保有口数、基準価格、損益が
出てくると思われます。

これって、
同じ地下鉄なのに
「東京メトロ」と「都営地下鉄」の通路が
別々になっている感覚に近いのでは。


⇒ よく教科書的に、

「iDeCo」「積立NISA」で買う投資信託は、
【投資の全体像(ポートフォリオ)】の
一部と捉えて


長期、かつ制約付きで行う
メリットを生かすために、
「株式ファンド」を優先して組み入れましょう

と言われます。

これ、もちろん間違いではないですし、
できなくはないです。


佐久間仁太さんの例でいうと、

「iDeCo」  2.3万円/月
「積立NISA」1.7万円/月
そして、
「通常つみたて」10万円×25ヶ月 で、


当初の25ヶ月は
「月14万円のつみたて」となるわけです。


仮にここでは
3つの窓口で合わせて
1つの『ポートフォリオ』、

日本債券   25%
先進国債券 25%
日本株式   25%
先進国株式 25%


を作るとしましょう。
(月14万円ですよ!)

すると、

日本債券   3.5万円
先進国債券 3.5万円
日本株式   3.5万円
先進国株式 3.5万円


となります。

仮に、
「積立NISA」1.7万円/月 は、
先進国株式

「iDeCo」2.3万円/月のうち、
1.8万円は 先進国株式
0.5万円は 日本株式

とし、

「通常つみたて」 10万円/月のうち、
3万円  日本株式
3.5万円 日本債券
3.5万円 先進国債券 とすると、

これでどんどん「つみたて」を続けていくわけです。

ところで、
『リ・バランス』はどうしますか?


「積立NISA」部分は
(解約に制約があるため)
基本持ち続けますから、
先進国株式のところは触らない。

株式の割合が増えた場合の
『リ・バランス』では、

「iDeCo」内で
株式を売るとその分
iDeCo内で「債券ファンド」を
買わないといけないので、

結局「iDeCo」で、
株式ファンド + 債券ファンドを
保有することになってしまいます。

それでは管理が煩雑になりますので、

逆説的ですが、

「通常つみたて」、
すなわち『特定口座』の中で、
『リ・バランス』を行うのが
いちばん行いやすいでしょう・・。



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たとえば、
投資全体(ポートフォリオ)の中で、

株式の割合が全体的に下がり、
たとえば、
日本株式、先進国株式を
買い増す必要が出てきた場合

債券を売って、
株式を買うことになりますから、
特定口座内で、
『リ・バランス』を行うことになります。

ということは、結局のところ、
『特定口座』でも、

日本株式
日本債券
先進国債券に加え、
先進国株式を保有することに・・。

(※ 「iDeCo」「積立NISA」とも、毎月の拠出額以外で、
任意に外から口座内にお金を入れることができない)


おまけに、
佐久間さんの場合、

10万円 × 25ヶ月の、
「250万円分の投資実行」が終わったあと、
5年、10年と投資を続けると、

【投資全体】に占める、
「iDeCo」「積立NISA」という窓口の割合が、
どんどん増していくのです。

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3つの窓口の中で
個々の投資対象を足し算しながら、

併せて定期的に『リ・バランス』が
出来る人はよいと思いますが、

(エクセルを組んで管理をするのが
好きというような人!)

そうでない人は、

「通常つみたて」
「iDeCo」
「積立NISA」という3つのおかずを、

継続的に、
同じ『リスク量』で維持していくのは、
(思っている以上に)難しいのではないでしょうか。


★ わたしが提案する解決策はこうです。

発想の転換をして、
3つのおかずとも、
資産配分固定型の
『バランスファンド』にするのです。

(もちろん低コストの。)

そうすれば、
【投資全体(ポートフォリオ)】の
管理、とくに『株式の割合の管理』が
かえってしやすくなります・・。

上記は、最近の相談業務を通じ、
お客様の「生の声」をお聞きする中で、
ひしひしと実感していることのひとつなのです。

◆ 参照記事
【確定拠出年金で「株式ファンド」のみを保有するとかえって難しくなる?】

似顔絵




| 確定拠出年金 | 17:14 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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どの『おかず』がいいの? 通常つみたて、iDeCo、積立NISA


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

自分でタイトルを書いておいて、
否定するのもなんですが、

どの『おかず』がいいの?
というのは、
(実は)正しい設問ではありません。

人によって、
適切なおかずの『組み合わせ』は異なる。


これが、今回のお話の本質です。
(唯一無二の『正解』が
あるわけではないのです・・)

わたしはこの半年ほど、
コンサルティング業務を通じて、
以下『3つのおかず』について、

頻繁に質問を受けています。

〇 「通常のつみたて投資」
〇 「iDeCo = 個人型確定拠出年金」
〇 「積立NISA」



もちろん、
3つには『共通点』があります。

それは、
長期で】かつ【つみたて】であるということ。
(注:「積立NISA」は
2018年1月からスタートの予定)

ただ、この『3つのおかず』、
どれもご存じで
どれにも関心があるお客様は、

どこか「喜び」と「戸惑い」が
入り混じったような表情を
浮かべられることがあります。

【で、どうすればいいの・・?】
という表情です。


今回はさまざまな側面から、
この『3つのおかず』について
比較をしてみたいと思います。

(※ なお、利用する道具は
【投資信託】を想定しています)

★ 【強制】か【自由】か!


「iDeCo」は、60歳になるまで
お金を引き出すことができません。

これはもう、『超長期の運用』を
強いられるということ。
もちろん、流動性は極端に低いです。

(※ ただし、途中で投資信託を
売ったり、別のファンドを買ったりという
「スイッチング」をするのは自由なので、
(おまけに非課税!)

【頻繁に売り買いをしないよう】、
自制するマインドが必要です。)


一方の「積立NISA」です。

こちらは
保有する投資信託を途中で売ってしまうと、

その非課税枠(たとえば2018年で買った
40万円分の20年間の枠)は
使ったものと見なされるので、

一度買った投資信託をそのまま
【持ち続ける】イメージです。
(「リ・バランス」などにも向かない)

まあ、最初から
「非課税期間は20年」と設定されていますから、
「長く運用しよう」という気持ちにはなるはず。

(もし、望めば、の話ですが)
「積立NISA」ではファンドを解約して
お金を引き出すことは出来ます。


★ 【商品ラインナップ】!


「通常のつみたて投資」では、
普通にたくさんの商品の中から選べますが、

「iDeCo」「積立NISA」とも、
商品の選択肢に限りがあります。

「積立NISA」は今のところ、
〇 信託期間が無期限、ないし20年以上
〇 毎月分配型ファンドはNG
などが決まっていますが、

さらに、商品の選択肢が
絞り込まれる可能性があります。

一方、「iDeCo」のほうも、
商品の数は絞り込まれていますね。

「iDeCo」「積立NISA」とも、
商品の選択肢に限りがある上

金融機関によって、
【商品ラインナップの中身】も
変わってくるのです。


⇒「iDeCo」「積立NISA」って、
いろいろ【制約】があるよね
というのは 事実 でしょう。

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それに対し、
「通常のつみたて投資」は
【自由】です。

〇 何を買っても自由
〇 運用期間も自由
〇 つみたて金額を上げ下げするのも自由
〇 ファンドを乗り換えるのも自由

(まあ、売ると普通に税金は取られますが。)

ただ、ココからが大事なのですが、
【自由】であることが、
必ずしも【資産形成】に有利とは限りません



相談業務を通じて日々実感するのですが、
【自由】があり過ぎると、
「寄り道」をしたり、
「つまみ食い」をしたり、

余計なことをしてしまう
リスクが増すのも事実です。


結果、『悩みのタネ』ばかりが育ち、
首尾一貫しない投資になってしまう
危険性があります。


たとえば、

〇 ワタシはほんの投資初心者です。
投資の原資は
「毎月の収支の中から」のみです。


〇 正直、難しいことは分かりません。
〇 ただ老後のために投資もやっておこう、
と思っているだけです。

〇 頻繁に値段をチェックしたりとか、
新しいこと勉強したりとか、
うまくタイミングを見計らってとか、
そういうのは出来ないです。


みたいな人であれば、
「通常のつみたて投資」は脇に置いて、

「iDeCo」「積立NISA」で、
粛々とつみたて投資をすればよいと思います


⇒ この場合、
【制約】があることを、
一貫した投資が続けやすい
『メリット』として捉えているわけです。


(ここ、伝わっていますか?)


順番としては、
まず「iDeCo」の枠を使い、
毎月のつみたて原資が余っていれば、
次に「積立NISA」を使えばよいのです。

「iDeCo」の最大の魅力は「節税」です。
具体的には、毎月の拠出額が
「所得控除」の対象となるため、

(毎年支払う所得税・住民税に対して)
節税のメリットが
【ほぼ時間差なしで】【継続的】に
享受できます。

これに対して「積立NISA」は、
商品の解約時に利益が出ていれば、
非課税のメリットを受けられますが、

そのメリットを享受するには、
かなりの【時間差】を要するのです。
(非課税期間は20年という枠なので・・)

この点を比較すれば、
一般に「積立NISA」より
「iDeCo」のメリットのほうが大きいと云えるでしょう。


163861447.jpg


また、
資産管理の『見取り図』を大きめに取り、
「iDeCo」「積立NISA」という制度を
俯瞰すれば、

ふつうに【貯蓄】する(つみたて貯蓄する)
スペースを、確保しておくことが重要だと分かります。
(なぜなら、
「iDeCo」「積立NISA」には制約があるためです)


ここまで、だいたい
原則的なお話をしましたが、
レアなケースではありますが【注意点】もあります。

たとえば「iDeCo」について。

「iDeCo」のメリットは大きいのですが、
もし、あなたが転職する可能性が高ければ、
少し注意が必要かもしれません。

あなたは「iDeCo」(個人型確定拠出年金)に
入っています。

仮に転職先の「B社」が、
企業型確定拠出年金』を設けていて、

〇 マッチング拠出を行っている
あるいは、

〇 会社の規約に
『個人型確定拠出年金』に加入できる定めがない
場合、

確定拠出年金の資産を、
【個人型】⇒【企業型】に持ち運ぶ必要があります。


その際、
「iDeCo」で保有する投資信託はいったん売却し
【現金化】して、

それから
『企業型DC』に現金を入れる形となります。

『企業型DC』は、
その会社によって
『商品ラインナップ』が異なるので、

「iDeCo」で選んだ投資信託が
ラインナップされているとは限りません。

(「B社」で採用されている商品の中から、
新たにファンドを選ぶ必要があるのです)


その会社が
どのような「年金制度」なのかで、
会社を選ぶわけではありませんから、
【転職】を何度か経験することになりそうな人は、
要注意でしょう。


(ひとつの考えとして、
優先順位を『積立NISA』、そして『iDeCo』
とするのもアリだと思います・・)

まあ、このように書き出してみると、
NISAしかり、確定拠出年金しかり、
【しくみ】として(まだまだ)
発展途上であるなあ・・と実感しますね。

続く)

似顔絵




| 確定拠出年金 | 13:39 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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毎月3万円のつみたて枠で、iDeCoに2.3万円振り分けてもいいの?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

埼玉県に住む
佐藤マコトさん(仮名)がいるとしましょう。

佐藤さんは31歳。
今あるご資産は・・?
銀行の普通預金に180万円です。

(佐藤さんはこれまで
奨学金の返済を優先させてきました)

佐藤さんはここ最近、
お金のことも真剣に考えるように
なっています。

今は毎月3万円、お金が残せる状況です。
(※ ここではボーナスはないものとします)


「カンさん、
先日ある雑誌の特集で
iDeCo(個人型確定拠出年金)のことを
知りました。

わたしの場合、
月2.3万円の枠に当てはまるようです
さっそく申し込んで、
毎月2.3万円、積立てていっていいですよね?」

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・・いいですよね?

あなたはどう思いますか?

(※ 佐藤さんは投資信託で運用するつもりです)


佐藤さんは独身です。
毎月の支出額は20万円強です。

生活防衛資金』は、
180万円(普通預金)で
十分ではないかと思われます。
(月の生活費の約9ヶ月分・・)

< このお金は(当然、)投資には回しません >

では、
毎月残る3万円のお金はどうでしょう。

iDeCo(個人型確定拠出年金)の
所得控除】のメリットが大きいのは事実です。


ですので、
【iDeCo】2.3万円
【通常のつみたて投資】0.7万円


にしますか?

あなたはどう思われますか?


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佐藤さんの収入が順調に伸び、
毎月手元に残るお金が
5万円、8万円と順調に増えていって、
ご資産がどんどん増えていく・・

そんな「順調な5年、10年後」を
イメージできれば、

【iDeCo】で2.3万円の枠を
目一杯使うのもアリかもしれません。


なぜなら、
佐藤さんの手元に残るお金が
どんどん増えていけば、

【通常のつみたて投資】や
【貯蓄】に回せるお金が、
早晩iDeCo枠の
2.3万円より多くなるからです。



でも、もし、
佐藤さんの『収支状況』が
今のままだったら・・。

わたしはiDeCoに
2.3万円割り振ることはお勧めしません。

少なくても、
【iDeCo】1.5万円
【通常つみたて】1.5万円


くらいの『バランス』に
すべきではないでしょうか?


(それってなぜ?)

単純に、
トータル資産に占める、
iDeCoでの運用資産の割合が
大きくなりすぎるためです。


(※ 生活防衛資金のぞく)


佐藤さんの『収支状況』が
今のままとすると、

iDeCoの所得控除のメリットよりも、
60歳になるまで
自分のお金を引き出せない
流動性の枯渇のデメリットのほうが
大きくなると考えます。


(今後の佐藤さんの人生で、
何が起こるかは分からないですから!)


わたしは、
上記の問題は非常に重要と考えています。

iDeCoがある程度普及したのち、
この『60歳以前には、
お金が引き出せない問題』が
クローズアップされることになると思います。

個人的には、米国のように、
幾ばくかのペナルティーを支払うことで
『引出し可』にするべきだと思います。


仮に、佐藤さんの手元に残るお金が
順調に増えていけば、

シンプルに
【iDeCo】
【通常つみたて】とも、
同額程度増やしていけばよいのです。

(iDeCoでは年に1度拠出額の変更が可能。)

大切なのは、
(兎にも角にも)『バランス』だと思います。

◆ 参照記事
確定拠出年金で「株式ファンド」のみを保有するとかえって難しくなる?】

似顔絵




| 確定拠出年金 | 19:26 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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専業主婦(主夫)と個人型確定拠出年金について


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

~最近のコンサルティングの現場から~
実は複数のお客様から、
同じ質問』をいただきました。

<しつもん!>

「専業主婦も
iDeCo(個人型確定拠出年金)って
やるべきなのでしょうか?」


iDeCoの最大のメリットは、
毎月の掛金を『所得控除』できることです。
(節税効果!)

専業主婦(主夫)の場合、
このメリットが生かせません・・。

一方、
iDeCoで注意することって何でしょうか?

口座を維持するのに
継続コスト』がかかること。

この継続コストは、
口座維持手数料】ですが、
これは『3種類』に分けることができます。

1.窓口となる金融機関に
支払う手数料

(実質ゼロから年7,000円台まで
さまざま・・)

2.国民年金基金連合会に
支払う手数料 年 1,236円

3.事務委託先の金融機関
(信託銀行)に支払う手数料
          年768円



1.の、運営管理機関、
つまり窓口となる金融機関の
継続コストがいちばん有名ですね。

スルガ銀行、SBI証券、
楽天証券などは
この手数料をゼロ円、
もしくはある一定条件を満たせば
ゼロ円としています。

そして、
2.と3.のほうですが、
このふたつはどの金融機関を
窓口にするかに関わらず、

<必ずかかってきます。>


年間・・2,004円です。


仮に専業主婦(主夫)が、
月1万円のみを
iDeCoに拠出したとすると、
年間では12万円。

これだと、
【たとえ1.の手数料を
ゼロに出来たとしても、】


年に2004円の継続コストがかかり、
そのコスト比率は
1.67%になります。

(月2万円の掛金にすると、
コスト比率は0.835%です・・)


もし、
専業主婦(主夫)の人がiDeCoで
期待リターンほぼゼロの
定期預金』を買い続けた場合、
収益がマイナスになることが目に見えています。

そう、
「リスクを負って運用する!」
という前提ありき、なのですね。

⇒ ここにまずYESと言えますか?

つまり、価格がアップダウンする
(=リスク)と付き合い続ける覚悟があるか?

というところ、とっても重要です。


以下『3つのパターン』に分けて
考えてみましょう。

パターン1)

「これまで投資の類は
いっさい経験したことがない、
超ビギナーです!」


そのような人には、
iDeCoという『窓口』は
意外に?馴染むかもしれません。


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〇 毎月定額をつみたて投資
〇 掛金はマックスで2.3万円/月
〇 掛金の変更は年に1度しかできない
〇 60歳になるまで引き出せない

・・ここにはある種の
シンプルさがあります。

あるいは
ある程度の『制約』があることで、
投資のビギナーにとっては
難しく考えることなく、

「ああ、これはじぶん年金作りのための
長期の箱なんだ・・」

と思いやすいのです。


仮に掛金の上限2.3万円/月を
20年間つみたて投資したとすると、
投資元本だけで 552万円になります。

竹川美奈子さんが
最新著
一番やさしい! 一番くわしい!
個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)活用入門

の中で、

「自分名義の退職金」ができる意義はあります。


という言い方をされていますが、
まさにその通りだと思います。

【追記。2016.1116】

それから、
NightWalkerさんが
専業主婦・主夫は確定拠出年金に入るべきか?』
という記事の中で、

なるほど!と思える
指摘をされています。

その1 将来も専業主婦・主夫かどうかはわからない。

収入のない今は、
課税所得の節税メリットはないかもしれませんが、
将来、働いていっぱい稼ぐかもしれません。

iDeCoに加入済みであれば、
退職所得控除の年数を稼ぐことができます。


たしかに、
今後の『人生状況の変化の大きさ』も、
重要な要素ですね。

【追記おわり】


ひとつ注意点としては、
仮に2.3万円/月の掛金が、
配偶者の収入から出るとすると、

⇒ 配偶者が
「リスクを負った運用」に
賛成であることも大切な要素です。


パターン2)

「すでに投資を行っています!
(投資信託を用いたつみたて投資)」


この場合、
あなた自身が、

1.特定口座という『窓口』と、
2.iDeCoという『窓口』を

合わせて管理していくことに、
負担を覚えないかどうかが重要です。

1.と2.は、
『投資信託のつみたてをする』といっても、
原則違うログインID、
パスワードで
別々に管理されることになります。


すでに自分の投資を
特定口座で行っているなら、
無理をしてiDeCoを使う必要もないのでは?
というのがわたしの意見です。

(【所得控除】というメリットがないため。
管理はシンプルなほうが、
同じ姿勢で投資が続けやすいです・・)


パターン3)

「配偶者がすでに投資を行っています。
(投資信託を用いたつみたて投資)
配偶者と、わたしのiDeCoはどうする?」


ここでは、
ご夫婦のお財布は
『ひとつ』と仮定しましょう。

あなたのiDeCoは
あなた自身が管理していく、

という前提であれば、
iDeCoをスタートさせてよいと思います。

ただ、もし、
運用が始まったら、

『配偶者が一家の運用管理を
一手に引き受けることになるだろう・・』
という場合は、

定期的収入があって、
所得控除が期待できる
配偶者のほうの
iDeCoを優先させるべきでしょう。


あなたのほうは
「特定口座」を用いたつみたて投資でも
構わないわけです。

特定口座 あなた) 配偶者)
iDeCo   配偶者)


もし、つみたて投資の原資が
配偶者の収入からのみであり、

配偶者が一手に管理をするのであれば、
【管理のしやすさ、管理の続けやすさ】も
資産運用の重要な要素となります。


もちろん、窓口が4つになっても
「きちんと管理はできます」という人は、

特定口座 あなた) 配偶者)
iDeCo   あなた) 配偶者)

でもOKだと思います・・。

iDeCo(個人型確定拠出年金)において
意外と重要なのは、
世帯全体での「お金の流れ」と
「運用状況」の把握です。


また、単身者の場合も、
iDeCoというひとつの「窓」のみで
資産運用を眺めるのではなく、

資産管理という大風呂敷から、
iDeCoの立ち位置や役割を認識することが
重要だと思います・・・。

似顔絵




| 確定拠出年金 | 14:21 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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銀行はNISAよりiDeCoに力を入れるべき


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

当オフィス(港区三田)の近くにある
三井住友銀行では、

行員の方が『NISA』のバッジ
付けていたりします。

銀行さんが
『NISA口座』の獲得に
力を入れるのは分かるのですが、

1、2年後には、
iDeCo(個人型確定拠出年金)のバッジに
変わっていたりするのでは・・?


と個人的には思います。


そもそも、銀行という
金融機関にとっては、

『NISA』よりも
『iDeCo』のほうが
相性が良いと思うのです。

○ NISAで選択できる
個別株、ETF、REITは
銀行でそもそも扱っていない。

○ iDeCoであれば、預金などの
元本保証型商品もラインナップ可能。

○ NISAに比べれば、
期待できる資金額は少ないが、
iDeCoのほうが期待できる
口座継続年数は長くなるはず・・。


(ところで、)
みずほ銀行も

iDeCo(個人型確定拠出年金)の
サービス充実に
本腰を入れるようですね。

わたしはアウターガイさんの
こちらの記事で知りました。

【みずほ銀行の個人型確定拠出年金(iDeCo)「みずほ個人型プラン」がリニューアルへ

こちらのニュースリリースを
お読みいただくと分かりますが、

みずほ銀行は
iDeCoにおいて、

○ 口座管理手数料の引き下げ
○ ロボ・アドバイザー
「SMART FOLIO 」の提供
に加え、

商品ラインナップの刷新
も行うようです。

厳選された運用商品のラインアップ

新プランでは投資経験のない方でも
長期の資産形成が可能な
11 本の厳選されたラインアップとします。

定期預金に加えて、国内外の株式・債券・
不動産の各カテゴリーの運用商品をご用意しており、
お客さまのリスク許容度に応じた資産配分が可能です。

あわせて、インデックス型の投資信託は
業界最安水準の信託報酬へと変更します。


(以上、ニュースリリースより引用。
太字はカンが任意に行いました)



インデックス型の投資信託は
業界最安水準の信託報酬へと変更します。


の部分に、
みずほ銀行の意気込みが感じられます。

りそな銀行や、
三井住友銀行もそうですが、

銀行の場合、
個人型確定拠出年金の受付、申し込みが
店頭で出来るのは大きいですね。

今後も商品ラインナップ、
手数料、またサービスの質において、
各金融機関の更なる競争を期待します。


ところで、
先ほどわたしは、

金融機関にとっては、
『NISA』よりも『iDeCo』のほうが
相性が良いと云いましたが、

私たち個人投資家にとって、

投資の窓口の『メイン』は
あくまで【特定口座】であると考えます。


それは【特定口座】が
もっとも自由度が高いためです

その次に、
『iDeCo(個人型確定拠出年金)』
という窓口を検討するのが
基本ではないでしょうか・・。

いずれにせよ、
2017年1月のiDeCo対象者拡大に向け、
ますます目が離せなくなってきましたね。

◆ 参照記事
個人型DC(確定拠出年金)が日本語になる日・・】

似顔絵




| 確定拠出年金 | 19:04 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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