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お客様のちょっとした声から「ホントはこうしたいんです!」というニーズを読み解く


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

もう10年くらい前の話になります・・。

コンサルティングの中で、
あるお客様がこう言われました。

「カンさん、
どうせ毎月家賃を振り込むので(ついでに)、
証券口座に
(その月の)積立金を入金しますね。」

わたしは何気なく、
「はい、ではそうしましょう」と答えました。

正直、投資信託の積み立てを行う際、

〇 証券会社の口座から引き落とすのか、
〇 自分の銀行口座からの引き落としにするのか、

この両者の間に、
【大きな違い】があるとは
(当時は)思っていませんでした。


ところが、のちのち、
複数のお客様から、

(= ファンドのつみたてを、
証券会社の口座から引き落としていた
お客様から)、

「いやあ、
何度か口座に入金し忘れたことがあって・・

という話を耳にすることがありました。

(結果、投信のつみたてが出来ない月が発生・・)


ん? もしかすると、

〇 証券会社の口座からの引き落とし と、
〇 自分の銀行口座からの引き落とし の間には、
大きな違い】があるのかもしれない。

わたしはお客様の『声』を通じて、
そのことに気付くことができたのです。

いや、もっとはっきりいうと
【学ぶことが】できたのです。

(※ 当オフィスはもちろん、
自分の給与が振り込まれる銀行口座からの
自動引き落としを強くお勧めします。

理由はカンタンで、
ヒトは忘れる生き物 だからです・・)


Change-.jpg


このような【気付き】は、
お客様の何気ない言動の中に潜んでいます。

仕事柄、コンサルティングや
セミナーの質問コーナーなどを通じて、
多くの【ユーザー】の声を聞く機会に
恵まれているため、

この点、有り難いと思っています。

今、わたしは、
あえて【ユーザー】という
言い方をしました・・。

投資信託であれ、
軽自動車であれ、
ドライヤーであれ、
魚焼き器であれ、

商品(モノ)は、
それを使うユーザーの
【ニーズ】に応えるために存在します。


(そうですよね?)


ところが、
この『ユーザー』の
真のニーズ】なるものが
なかなか分かりにくいのです。

あなたの仕事の「現場」でも、
そういったことが起こっていませんか?

~ああ、お客様の
ほんとうのニーズってどこにあるんだろう?~


もちろん【真のニーズ】を、
潜在のユーザー自身が、
ズバリ指摘してくれることもあります。

ただ、ユーザー自身が
【自分がもっとも望んでいること】を、
明確には分かっていないケースも多いのです。

<次の具体例>

2007年~2010年にかけて、
複数のお客様から、

「ETFを用いた投資で
うまく行っていないのです・・」

という【声】をいただきました。


多くの会社員の方は、
ストック(まとまった資産)もありますが、
健全な毎月なフローが、
より重要な運用原資だったりします。

つまり、
定期的にETFを買付けること、
それを【継続する】ことで、

投資元本が積み上がり、
資産が殖えていくわけです。


4Feet-300x121.jpg


ところが、
この【継続する】というところで、
どうもうまく行かない・・


自ら円をドルに替え、
市場価格をドル建てで確認し、
そして「何口分買う」という
買い注文を出し続けることが、

(わたしなどが思う以上に)
ハードルが高く、
負担に感じられている様子なのです。

何かが・おかしいのかも・しれない


今だから言えることですが、
わたしはもっと早くこの事実に
気付く』べきだったのかもしれません。

わたしの「主観」の部分が、
アドバイザーとしての
正しい判断を鈍らせていた可能性があります。


というのも、
わたし自身は一投資家として、
ETFというツールが好きで、
自分で注文するというスタイルも
苦にならず、

自ら円をドルに替え、
市場価格をドル建てで確認し、

そして「何口分買う」という
買い注文を出し続けることに、
ほとんどハードルを
感じていなかったため、

複数のお客様の【声】から、

【ETFではなくて、
自動引き落としで
金額ベースの積み立てができる
インデックス・ファンドでもよいのではないか?】

という『潜在ニーズ』を読み取ることが
遅れたのかもしれないのです・・。

Mutual funds

また、お客様の中には、
ETFを自分の意思で選んだのに、
それを継続して買っていけなかったのは、

【自分のせいだ(=自分が悪いのだ・・】
と、自分自身を責めてしまっている
お客様もおられました。

(違います! 

○○さんが悪いのではなく、
○○さんの特性と、
選ぶべき道具が合致していなかっただけなのです!)

ここに至ってわたしは、

<買いの注文を>
<マーケットのアップダウンに負けず>
<出し続けることの困難さ> を
真に学んだような気がします・・。


★ 多くのコンサルティングをこなす中で、

自分で(都度)買い注文を出すという
スタイルに向く人もいれば、
それをハードルに感じる人もいて、

総体でいえば、
自分で(都度)買い注文を出すことに
負担を感じる人のほうが
(負担を感じない人より)多い、


実感するようになりました。


⇒ そのとき以来、
わたしは一投資家である前に、

事業として
コンサルティング業務を行っている
アドバイザーであるということを
肝に銘じるようになっています。


また、
自分でリ・バランスするということに、
負担を感じない人より、
負担を感じてしまう人はけっこう多いのだ。
という『発見』も、

アドバイザーとしての
わたしの大きな【学び】となっています。

今後も、
お客様の声の裏側にある
潜在ニーズ】を感じ取り、

その声に合わせて
サービス体制を変遷させていく所存です。

◆ 参照記事 【ワタシの大失敗

似顔絵




| わたしのFP修行 | 19:02 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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どうして『時間サービス料金』のみにしているの?(弊所コンサルティングのこと)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

世の中には実にたくさんの
資産運用アドバイザーが存在します。

それぞれの人が
サービスの体系やサービス料金について
独自のお考えをお持ちだと思います。

弊所の考え方はというと、
(もう)いたってシンプルで、

あなたが必要なときに、
必要なだけご利用ください。


というもの・・。


家の近所にある、
小さなビストロみたいな感じでしょうか。

あなたが、

『食べたいと思ったときに、
ふらっと予約して、
食べたいだけ注文する。』

もちろん、
再訪するかどうかは、
『あなた自身が決める』わけです。


必要なときに、
必要なだけ
ご利用いただく。

これを突き詰めて、

今のシンプルな
時間ベースのコンサルティング料金】と
なりました。


ファイナンシャルプランナーの中には
顧問契約』という形で、

月額いくら、
年額でいくらというふうに、
サービス料金を
設定しているところもあります。

実は当オフィスも
導入していた時期があったのですが、
途中で止めました・・。


やっぱり、
『顧問契約』という形には
抵抗があるのです・・。

<継続的に、料金がかかるという点で。>

たとえば、
利用する人の立場に立つと、

「今月(今年)は何も相談していないのに、
なんで料金払ってるんだろう?」

という違和感が、
起こり得るじゃないですか。


わたしの経験上、
ファイナンシャルプランに関する相談ごとって、

1年、2年の中で、
判を押したように
規則的に発生するものではありません。

『相談ニーズ』の頻度は不規則ですし、
かつ、突発的である場合が多いのです。


ChristineLucas-CompleteMindandBody-personal-coaching_20160822193916eff.jpg


特にわたしは

インデックス投資。
放ったらかし。
コツコツ続けるだけ。

を【標榜】しているので、

毎月「相談ごと」が発生しないといけない?
という状況は、
やっぱりおかしいですよね。


過去には、
お客様の運用資産額に応じて、
【パーセンテージ】で
サービス料金を請求させていただく、

ということも試みました。

これは
『顧問契約』よりは
理に適っていると云えます。

(お客様の資産が殖える。
弊所の報酬も増える。
という点で、悪くはないと思います)


ただ、
運用資産額の【パーセンテージ】で
サービス料金を請求すれば、

頭のどこかで、
お客様のリスク許容度を超え、
よりアグレッシブなポートフォリオを提案し、

お客様の資産額がより殖えてほしいと
(= わたしの報酬がより増えてほしいと)、

願ってしまう可能性も
ゼロではないと思うのです・・。


まして、
お客様の資産が殖えた分に対して、

一定のパーセンテージで料金を請求する
『成功報酬制』になると、

無意識のうちに、
<お客様はリスクテイクすべきだ。>

と、思い込んでしまう
可能性すらあります・・。

pie-chart.png

当オフィス
コンサルティング専科の中で
もっとも大切にしているのが、

【フリーハンド】(=自由さ)の確保です。

コンサルティングの途上
解決策を模索する中、

その【答え】を、
できるだけ「広く・公平な状態」から
導き出すことをモットーにしています。


わたしは、
時間ベースのコンサルティング料金を
頂戴するのみですから、

「海外ETFを用いた運用」のご提案も、

「熟慮の結果、
○○さんに投資は必要ないと思いますよ。」
というアドバイスも、

どちらも、
『解決策の提示』として
同程度の重みを持つのです。


そういう意味での
間口の広さ】を確保しておきたいと思います。


たとえば、
あるお客様と30年くらい
関わりが続く中で、

1年目と7年目と、
16年目と 28年目と30年目に
「時間相談サービス」をご利用いただいた、

というような
【細く・長い】お付き合いを目指します。


そして、2020年代には、
日本語がペラペラの
インド人のファイナンシャルプランナーが、

(スカイプで)1時間2,000円程度で
資産運用のコンサルティングを行っていると、
本気で夢想しています。

そのとき、君はどうするんだ?
というのが、
わたしのモチベーションになっているのです。

似顔絵




| わたしのFP修行 | 19:43 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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死亡保障が付いた投資信託、買いますか?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

えー、
あくまで仮の、話ですよ。

あなたがお住いの
マンションの『郵便受け』に、
次のようなチラシが入っていたとしましょう。


~ 新しいファンドのお知らせです♪ ~


このたび新発売させていただく、
ピュア発掘・日本【新】中小型株オープンは、

割安に放置されている
地方都市の中小型株を中心に

皆さまに実り多いリターンを
お届けすることを目指して
運用を開始いたします。

また、
日本の投資信託でははじめて、

『ファンドに死亡保障を付加した
次世代型の金融ツール』
となっています!


その特徴は・・?

貴方が当該ファンドを保有している間に
万一、不慮の事故などで死亡された場合は、
1,000万円の死亡保障をセット!

また、病気でお亡くなりになった際も
500万円の死亡保障が付きます!


本ファンドに関するお問い合わせは?

困っている人を見ると
放っておけない、

大学時代はラグビー部で
フルバックを任された
世話好きな
種田(たねだ) 郁夫 まで!


○○証券 種田郁夫です

似顔絵


携帯 090-36××-1544



あなたはこのチラシを見て、
どう思いましたか?

「いや、別に
投資信託に
死亡保障なんて要らないし。」


と思いませんでしたか?

(ですよね?)

なぜなら
投資信託は、

『あなたのお金を殖やす』という
目的のために存在するからです。



翻って、
あなたがいつも見聞きしている
保険商品。

Online-Life-Insurance-Policy-Review.jpg


上記の例と同じように、

保険会社さんが作る
保険商品に対しては、


「いや、別に
保険に
貯蓄や投資の機能なんて要らないし。」


と、

自信を持って、
堂々と、
言い切ってくださいね。


なぜなら、
保険商品は、

『万が一のことがあったときのための保障』
を得るために存在するからです。


貯蓄には〇〇
投資には△△
保障には□□ という、

シンプルな『使い分け』を
するようにしましょう・・。




| わたしのFP修行 | 18:50 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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6月のコンサルティング専科は「珍現象」が発生!


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

これまでの自身を振り返ってみますと、
んー、
たしかにちょっと変わった
『職業』と云えるかもしれません。

毎月10~15人くらい、
新たな【お客様】とお会いしています。

初めてお会いしたその瞬間から、
お金のこと、
日常生活や人間関係、

その他のプライベートなことも
お伺いしたりします。

苦言を呈することもありますし、
(逆に)お客様から物事の本質を
教えられることもあります・・。


わたしの仕事は、
個人の資産運用のアドバイスですが、

多くの人が
この種の仕事に対して、
誤解』を抱かれているように思います。

いわく、

コンサルティングというものは、
結構な回数、受け続けないといけない。
(= たくさんのお金がかかる。)


いいえ、
そんなことはありません。

当オフィスでは
同じお客様に、
5回も10回も会うことはありません・・。


弊所の運用ポリシーが、
シンプル』を旨としているためです。


おおかた最初の面談で
お客様に【骨太の運用方針】を
決定していただき、

あとはそれを
『履行&継続する』だけです。

したがって?

当オフィスは(いわば)
一生のうちで、
2、3回だけ通う『病院』のようなもの・・。


(資産運用とは、
ほんらい退屈なものですから!)


もし、5回も10回も
わたしに会わないといけない、
ということがあれば、

それはおそらく
(根本のところで)
何かが間違っているということでしょう。


そんな弊所のサービス
コンサルティング専科』ですが、

16年間続けてきて、
今月はあっと驚く『現象』が起こりました。

12名の新規のお客様のうち、
なんと9名様が、
首都圏以外のお客様だったのです!


(こんなことは
創業以来はじめて。)

尾瀬


静岡、岐阜のお客様には
わざわざご来所いただきましたが、

あとの7名のお客様はすべて、
お電話かスカイプ』による面談でした。

(都道府県もバラエティーに富んでいて、
京都、山口、高松、新潟、沖縄、長野、岩手と
なっていました)


より遠くのお客様に
お声を掛けていただき、

このようにつながりが出来ることは
なんとも嬉しいことです。

(ちなみに、
セミナー、コンサルティングを通じて、
都道府県別にお客様の分布を見ますと、

まだ弊所としてお客様がいないのは
2つの県のみ(宮崎県・高知県)です。

宮崎、高知にお住いのあなた。
お待ちしております!)



当オフィスは
シンプル』を旨としているため、

【時間相談】によって、
【時間ごとの報酬】のみをいただく、
というポリシーに徹しています。

「FP顧問契約」のような形で、
(何かがあっても・なくても)
継続的に報酬をいただくというような
体系は現在取っておりません。


また、
意外に思われるかもしれませんが、

2015年現在、
コンサルティングを受けられた方のうち、
約38%のお客様は、
首都圏以外に
在住されています。

海外に在住のお客様もおられます。

(あっ、もちろん、
『サービス・料金体系』でいいますと、

ご来所でも、
スカイプ・お電話でのご相談も
まったく『同じ』ですよ。)

skype-201302.png

(『お電話』でのご相談の際は、
必ず弊所よりダイヤルさせていただきます)

今のお話でピン!ときたあなた。
どうぞお気軽にお問い合わせください!


◆ 参照記事
晋陽FPオフィスのお客様『属性』調査 2015! その1)】
晋陽FPオフィスのお客様『属性』調査 2015! その2)】

似顔絵




| わたしのFP修行 | 19:11 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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41歳のお客様、70歳のお客様、今回のマーケット急落でこんな反応がありました

 

こんにちは。

インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

 

ハイ・・、

たしかに分かります。

 

誰だってはじめてバイクに乗るときに、

『まさか雨が降るなんて思っていません。』

 

いや、正確にいいますと、

「雨が降りながら、

かつバイクに乗らないといけない。」

 

そんな【場面】は

あるかもしれないけど、

 

それは今すぐではないし、

(どちらかというと)

遠い未来の中で起こることだろう・・、

 

私たちはそんなふうに、

(物事を)希望観測的に捉えてしまうものです。

 

 

ココ、

 

バイクに乗る 投資

雨が降る マーケットが大きく下落する

 

と『置き換えて』みてくださいね。

 

 

年初から(こんなに分かりやすく)

マーケットが下げ続けたという経験は、

わたしのFPとしてのキャリアの中でも

はじめてのことだと思います。

 

今日は

お客様のお許しを得て、

 

41歳の高橋さん(仮名)と

70歳の斎藤さん(仮名)の、

 

今年に入ってからの

ご相談事例の一端をご紹介したいと思います。

 

 

41歳の高橋さんは

つみたて投資をはじめて

3年近くになります。

 

これまで3年近くをかけて積み上げた

『プラスのリターン』が、

 

年初からの急落につぐ急落で

まるで泡のように、


消えてなくなりかけていることに

戸惑いを抱いておられます。

(心中お察し致します・・)

 

 

冷静に考えてみますと、

これはけっこう過酷なこと。

 

『プラスのリターン』を

3年近くかけて積み上げてきたのに、

 

たった16日(営業日)くらいで

それが消えかかっている・・。

  

「なんと理不尽な・・」

と思われても仕方ないでしょう。

 
でも、

それでも、

 

それが、

【マーケットの本質】です。

 

 

高橋さんは

プラスのリターンを求めて、

つみたて投資を始めました。

 

その、

【プラスのリターン】というものは

原理的に、

 

高橋さんのご資産が

ある程度ブレることを

許容した場合に限り、

得られるものです。

 

(つまり、

『リスク』を許した場合に限って、

得られる・・)

 

 

たとえば2年近く、

ずっと『マイナスのリターン』に

沈んでいたのに、

 

たった3ヶ月くらいで

一挙に『プラスのリターン』になったよ!

ということも、

 

ブレる(= リスクが発露する)

ということの、

もう一方の【本質】なのです・・。

 

money-dollars-cash-burden-debt-chain-600x450.jpg

 


わたしは高橋さんに、

 

「これから先、

何度も何度も、

この、

 

下がるほうのブレも、

上がるほうのブレも、

経験されることになります。

 

今回は

下がるほうのブレが

わりと分かりやすい形で現れただけですよ。」

 

と、申し上げました。

 

 

また、

長期のつみたて投資においては、

 

最初の5年程度というのは、

『口数』の積み上げをし始めた段階であり、

 

この時点(3年弱の地点)で

収益がプラスであるかマイナスであるかは、

 

長期の投資成績にとっては

ほとんど意味がありません。」

 

とも申し上げました。

 

 

次に

『リ・バランス』に関してです。

 

高橋さんは、

毎月のつみたての、

配分割合を変えることで、

 

積み上がった資産全体の

『リ・バランス』をされようとしていました。

 

 

今は、

運用資産の残高が

まだそんなに大きくないので、

上記は可能かもしれませんが、

 

どのみち

『運用資産残高』が大きくなると、

 

毎月のつみたての

配分割合を変えることでは、

 

『リ・バランス』は、

出来なくなってしまいます。

 

 

たとえば、です。

 

今すでに、

高橋さんの運用資産が

1000万円くらいになっており、

 

毎月5万円のつみたて投資を

行っているとしましょう。

 

(ストックベースで)

ほんらい30%の保有割合としている

「先進国株式」において、

 

10%のかい離が発生し、

今、20%の保有割合に

なってしまっているとしましょう。

 

ここで『リ・バランス』!

 

 

要は、100万円分、

先進国株式の割合が

足りないわけですから、

 

このズレ(不足分)を、

毎月の『配分割合』の変更で

行おうとすると、

 

1.毎月5万円のつみたて投資を

すべて「先進国株式」に変更し、

 

2.かつ、それを20ヶ月

継続する必要があります。

 

(えっ!?)

 

しかもその間、

ほかの投資対象に対するつみたては、

まったく出来なくなるわけです・・。

 

 

高橋さんには、

 

マーケットが上にブレても、

下にブレても、

 

毎月のつみたての金額を変えない。

毎月のつみたての

「配分割合」も変えない。

 

つまり、ココの部分は単純明快に、

【毎月のつみたては、固定しておけばよい。】

というルール付けについてお話ししました。

 

rebalance.jpg

 

毎月のつみたてのことは

まったく気にせずに、

 

【リ・バランス】については、

積み上がった資産ベースのみを見て、

 

そこで、

割合が増えたファンドを売って、

割合が減じたファンドを買い増しする。

 

つまり、

(つみたてそのものとは別に)

 

一挙に、一度に

【リ・バランスの作業】をすることが

たいへん重要なのです。

 

 

して、その心は?

 

高橋さんが、

背中に背負った【リスク量】を

もとに戻してあげるだけ!

 

 

【閑話休題】

 

次に、

70歳の斎藤さんです・・。

 

斎藤さんは

セカンドライフにおける

資産管理を励行されています。

 

して、その心は?

 

運用を続けながら、

定期的に資産を引き出す

 

です。

 

具体的には、

毎年1月に、

 

⇒【リ・バランスを行いつつ】

⇒【資産の引き出し】


をされています。

 

 

「カンさん、

今、マーケットがすごく下がっているので、

 

資産の引き出し

(つまり、ファンドの部分解約)は

ちょっとやる気がしなくて・・」

 

はい、お気持ちはよーく分かります。

(心中、お察し致します・・)

 

 

でも、

それでも、

です。

 

斎藤さんは、

いったい何のために、


これまで長年、
資産運用を続けてこられたのですか?

 

その【究極の目的は?】

 

 

そうです、

お金を使うためです・・。

 

(毎日を楽しくハッピーに過ごせるよう!

 

family20man20lo20res.jpg  


「お金を使うというニーズは

毎日、毎年、
継続的、普遍的にあるものであり、

 

マーケットが下落しているからといって、

ほんらいの目的(= お金を使う)を躊躇されるのは、

本末転倒 ではないでしょうか・・。

 

このような時だからこそ、

(逆に)正々堂々と、

ファンドを部分解約して、

 

(去年と同じように)

資産の引き出しをして、

それを楽しく使いましょう。」

 

と申し上げました・・。

 

 

セカンドライフにおける

ポートフォリオからの【定期・引き出し】は、

20年、30年と続きます。

 

そもそもはじめから、

(マーケットの特性として)

 

下がったときに引き出すことも、

上がったときに引き出すことも、


織り込み済みなのですね。

 

 

大切なことは、

【規則性】であり、

【ルールの順守】です。

 

「斎藤さんは、ずっと

ポートフォリオからの引き出しを、

%(パーセント)で管理されていますから、

 

今年のように、

ご資産が減じたときは、

同じ3%の引き出しでも

 

金額ベースは(去年より)

少なくなるわけです。

 

こうすることで、


【ポートフォリオが減った年は、

引き出し金額を減らす】ことが、

自動的にできますね。

 

何も心配することはありません。」

 

と申し上げました。

 

 

斎藤さんはこれまで、

【お金を使うために】

わざわざ長年、資産運用を続けてきたわけです。

 

 

至極シンプルなのですが、

 

資産運用という行いの基点は、

あくまで【あなた自身】です。

 

【あなたの生活】が主人公となって

あなたの資産管理が存在するのであって、

 

マーケットはその周りで不規則に、

上がったり下がったりしているだけなのです。

 
似顔絵 


| わたしのFP修行 | 12:24 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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フランクさんに出会えたことが、わたしのキャリアの原点です

 

こんにちは。

インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

 

わたしの場合、

インデックス投資と出会ったのは、

 

個人的な動機からではなく、

『仕事的な動機』からです。

 

ファイナンシャルプランナーに

なるための勉強をする

投資について、もっと知っておかないと!

さまざまな情報を手探りで集める

 

そうした中で、

インターネット上で

アメリカのファイナンシャルプランナーと出会って、

 

『インデックス・ファンド』なるものを

はじめて知りました。

 

そのファイナンシャルプランナーとは、

フランク・アームストロングさん

 

frank-b052015.jpg


 

この人です!

 

フランクさんは

Investor Solutionsの創業者です。

 

(ちなみに、Fee Onlyという言葉も

フランクさんの文章を読んではじめて知りました)

 

 

もし、わたしが、

1998年の暮れに

彼に出会っていなければ、

 

すごく回り道をして、

(何年も遅れて)、

インデックス投資と

出会うことになっていたかもしれません。

 

ありがとうございます!!

(今も感謝しています。)

 

 

フランクさんは、

『市場の平均点』を捉える金融商品が

この世に存在することを、

わたしに教えてくれました。

 

当時のわたしの感覚は、

 

「えっ!? 市場平均と

同じ動きになるように設計された商品」が

この世にあるんだーー というもの。

 

こんなシンプルかつ奇抜なことを、

ホントにやっちゃってるんだ!

という新鮮な驚きもありました。

 

【まさに灯台下暗し!】

ですね。

 

 

さまざまなデータを駆使して

複雑怪奇な行いをすること

投資と思っていたわたしは、

 

なんと言いますか、

背中をポンッと押されて、

 

真白いシャツのような

簡潔なスタイルを見せられて、

 

「はい、これも投資なんだよ!」

と言われたような心境だったのです。

 

<まさに目からウロコが落ちる体験でした。>

 

 

この時の感覚は

今でも鮮明に残っていて、

 

それまで、岸の向こう側の

『ちょっと怪しい場所』に属していた投資が、

 

こう、わたしの「日常生活」のほうに

近づいてきたのです。

 

【これなら、自分にも出来るかもしれない。】

そう感じました。

 

これは投資に限りませんが、

物事を始めるにあたって、
【これなら、ワタシにも出来るかもしれない。】


と思えることは、

本当に(本当に)大切なことですね。

 

投┃資┃は┃単┃純┃だ┃

 

 

あれから長い年月が経ちましたが、

【市場の平均を持ち続ければよい】という

インデックス投資の教えは、

 

未だにわたしの心を捉えて離しません。

 

その主張は(なんと言いますか、)

シンプルでとても力強いのです。

 
index-funds.jpg

 

フランクさんはしばしばこう言っています。

 

―私たちは物事の機微を過去から学べます。

このビジネスに携わって40年以上になりますが、

市場では数多くのアップダウンがありました。

 

そのたびに

私たちはなんとか持ちこたえてきました。

 

市場が大きく下落したときも、

投資家は文字通り何もしない(holdする)ことで、

いつも報われてきたのです。

 

もし、このやり方が

過去においていつも機能していたなら、

これから先も、そうである可能性は高いですね。

わたしはけっこう単純な人間なのです。―

 

  

わたしはたまたま職業として、

インデックス投資アドバイザーを

名乗っていますが、

 

それ以前に、一投資家として

「インデックス投資」に共感し、

自身でそれを実践しています。

 

これって

たとえとして適当かどうか分かりませんが、

ピザが好きな人が、

自分でピザ屋さんをやっているような感覚なのです。

(おかしくないですよね?)

似顔絵  

 

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