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マンション購入から リスクの塊をイメージしてみましょう


こんにちは、カン・チュンド です。

ご褒美が欲しければ、我慢しなさい・・。
リターンが欲しければ、不確実性 を享受しなさい。

また、
マーケットリスク を受け入れた者だけが「報われる」、
というのも 半ば正しい格言です。

しかし、リスクを受け入れる とは
単に 感情的 陶酔 にはまることではありません。

「よっしゃ。これで行こう!
うわあ、修羅場 に足を突っ込んでいる、
こんなわたしは ステキ・・」
ではないのですね(笑)

リスク とは【計量】するものです。

リスクの塊 を細かく砕いて
大きい小さいを考慮しながら
バランスよく配置する・・。

リスクの大きさを捉え、
分散させ、その威力を最小化することが

適切なリターンを得るための
【効率的な方法】なのです。

(当然、これは感情 で行うのではなく
 理性 で行うものです・・)

多くの方は リスクは目に見えず、
実際に起こらないと
その「痛み」がわからないので、
真剣に考えようとしません。

左足のかかとに リスク を詰め込んで
(能天気に)「真っ直ぐに歩けるはずだ・・」
と思い込んでいるのです。

運用の設計図(ポートフォリオ)で
云えば 【偏っている】状態ですね・・。


例) 田中いちろうさん 45歳。

田中さんには
3,500万円の 資産 があります。

そのうち、所有するマンションの
評価額 が 3,000万円。

注)評価額 とは、
  売却できる価格のことです。
(兵庫県芦屋市のパーフェクト芦屋 204号室・・)

残りの500万円は、
A銀行に 預金 として預けています。

さて、田中さんがこの500万円を用いて、
やれインデックス・ファンドだ、
ヨーロッパ債券ファンドだ、中国株式だ、

と国際分散投資 を行ったとして
(果たして)意味があるのでしょうか・・?

皆さんぜひ、

資産の集合体(ポートフォリオ)を
【円グラフ】でイメージしてみてください。

そもそも田中さんのポートフォリオは、
最初からその「バランス」が
大きく崩れてしまっています。

そうです、
ポートフォリオの中で
占める割合が高い この不動産、
(85%を超えています・・)

芦屋市○○町1-2-3
のパーフェクト芦屋 204号室。

この、
世界にふたつとない 動けないモノ・・。
(別名・・有形固定資産)

切り売り・変形ができない 単価の高い資産・・。
(云ってみれば、単品 です)

田中さんの 資産形成 は
(まさに)芦屋という 街の将来 と
一心同体の如く存在する!
と言っても過言ではありません。

■ こんなに リスク が
  集中してよいのでしょうか・・。

【偏った】ポートフォリオを保有する田中さんは、

理に叶ったポートフォリオを
保有する鈴木さんよりも、
(潜在的に)大きなリスクを抱えています。

リスクが集中する とは、

(例)数種類の 個別株式のみ を保有する
   偏った業種の 株式のみ を保有する
   偏った国の 金融資産のみ を保有する
   偏った国の、偏った 金融資産のみ を保有する

ということです。

田中さんが抱える 潜在リスク は
非合理的なリスク、つまり
将来のリターンに貢献しない種類のリスク なのです。

(これを
 非システマティック・リスク と呼びます)

私たちは 多様な金融資産
(アセット・クラス)を保有することで

この 非合理的なリスク を
できるだけ小さくしなければなりません。
(適切なリターンを得るための【効率的な方法】・・)

その基本は
「債券」と「株式」の組み合わせ です。
(債券 は満期までの期間が
短いもので OK です・・)

日本の金融資産を特別視せず、
外貨建て資産 も
同じ土俵の上 で評価してください。

また、
「株式」とひと口に言っても、

日本を含めた
先進諸国の株式 もあれば、

新興国群(エマージング・マーケット)の
株式 もあります。

あるいは、株式 を
大型株式・小型株式 というふうに
「分類」することも可能です。

(これを「スタイル分類」と呼びます)
バリュー株・グロース株 に
分けることも可能です。

国際的に分散されたポートフォリオに
(スタイル分類における)
小型株式 と バリュー株式 を

(あたかも料理における スパイス の如く)
組み入れることで、
期待リターンの改善を図ることが可能です。
(もちろん保有リスクも!)

資産運用の世界では
これら一連の作業を
【ポートフォリオの設計】と呼んでいます。

(なんだか プラモデル を作るみたいでしょ?)

プラモデル と違うところは、
完成のカタチがひとつではない というところです。



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| ポートフォリオ運用 | 18:40 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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アメリカ 投資信託業界の不正取引 その2)

こんにちは、カン・チュンド です。

(今日はアメリカのことをお話しますが、
日本の投資信託業界がアメリカより進んでいるとは
思っていません。念のため・・)

アメリカの投資信託業界で
不正が相次いでいます。

またまたアメリカの証券スキャンダルです
(2003年投信スキャンダルのところを見られよ)

上記記事をご覧いただくと、
まさに「不正のオンパレード」といった感があります。

■ 投資信託 は本来、
ファンド保有者に積極的に
「情報を開示すること」で知られています。

コスト比率 がわからない生命保険を買うより
国債 に浸かるしか能のない銀行預金より、
「透明性」は高いと考えます。

しかし(考えてみますと)
ファンドの取引が正しくされているか
コスト(手数料)が正しく計算されているかは

(決算期に出される)運用報告書 以外に
知る術がないのが現状です。

この 運用報告書 に書かれている数字は
正しく印字されている と
ファンド保有者は信じています。
(「性善説」に立って・・)

しかし、どうなのでしょう・・、

制度 を作る際には「性悪説」に立って
つまり、

・人は弱いものだから、
 任せておくと必ず 不正 が起こる・・。
(= きちんとしてくれるだろうと信じるだけではダメだ)

という前提で 物事 を進めていく
必要があるのではないでしょうか?

今回「不正取引」に関わったのは、
投資信託の運用会社 と 販売会社
(銀行・証券会社・金融グループなど)

そして、投資信託の保有者である
「大口の機関投資家」
(→ 要するに 金融機関)です。

多くの金融機関 と その経営者・従業員 が
SEC(米証券取引委員会)や 州 に対して
【罰金】の支払いを命じられ

中には、資産運用業界から
永久追放 を受けた人もいます。
(今後は【賠償責任問題】が本格化すると思われますが・・)

さて、一体どんな不正が行われたのかというと、

例えば、(きのうお話した)

・運用会社が、一部の大口顧客だけにそっと
 マーケットでの取引が終わった後の
 「時間外取引」を許してあげる、

とはどういうことなのでしょう?
(簡単です・・)

普通、ファンドは一日一回、
マーケットが終了する時に
その日の「時価」を算出します。
(純資産額、基準価格)

ところが、マーケットの立会いが終了した後に
特定の顧客 だけに(もちろん機関投資家ですが)
取引 を認めていたのです。
(えっ、どういうこと?)

例えば、マーケット終了後に発表された
「決算発表」をもとに

特定の顧客 のみが、
自分の組み入れ銘柄を入れ替える(売買する)ことが
できます。

(最新の情報 をもとに、
他のファンド保有者を出し抜いて
利益 を求めることができてしまう・・)

これって、ファンド運営における
重大な【ルール違反】です。

(もちろん)売買の資金 となるのは
他のファンド保有者のお金(ファンド資産)なのです!

あるいは、

・運用会社 が、一部の大口顧客だけに
 そっと 短期売買 を許してあげる、
 とはどういうことなのでしょう?

(短期売買・・非常に短い期間内に、往復取引を行うこと)

ファンド保有者が
短期売買 を行うことは一般に禁止されています。

それは、他のファンド保有者に
「無用のコスト」を強いることになるからです。

例えば、Aファンド を売ったり
買ったりすればするほど
運用会社 は(臨時に)銘柄 を
買ったり売ったりする必要が出てきますね。

(ファンド本体にお金が入ってきたり、
本体からお金が出ていったりするため・・)
(つまり)運用の一貫性 が損なわれる ということ。

これは他のファンド保有者にとっては
至極「迷惑な話」です。

また、ファンドマネージャー自身が
短期売買 をして利益を上げていたことも
発覚しました。

(例えば、アメリカのパトナム投資顧問の
ファンドマネージャーです・・)

あるいは、超過手数料 を徴収していたと
申告する運用会社も現れました。

現時点(04年5月)では、
あまりにも多くの金融機関がこの
「不正取引」に手を染めていたので、

「わたしのところも手を挙げます。
 制裁金もお支払いします・・」
という雰囲気になっています。

先ほど挙げた パトナム投資顧問 の
ホームページ(英語)を見ると、

・SECとマサチューセッツ州に
いくらの制裁金を支払うことで合意したとか、

・去年11月より「不正を未然に防ぐために
このような改革を行ってまいりました」とか、

・関係各位の皆さまの
お力添えに感謝いたしますとか、

当たり障りのない(開き直ったような)
反省文 が載っていますが、

(5百万ドルとか、5千万ドルの
 数字 だけが独り歩きしている・・)

■「アメリカの投資信託業界は、
 根元から腐っていたのでは・・」
と思わざるを得ません。

わたしは思うのですが、

アクティブ・ファンド は、
市場(いちば)全体の値動き を
上回ることを「使命」とし

運用会社の人たちは懸命に
株式や債券などの 銘柄 を選び、売り買いしています。

選ぶ ということは
「運用の仕方は 万通り にもなる」ということ。

つまり、
運用という行為自体
  極めて【恣意的】になり得るわけですね・・。

その点、インデックス・ファンド は、
運用成績 をよく見せたり、
ことさら悪く見せたりする必要もありません。

なぜなら、
市場(いちば)全体の値動きと
「連動」すればよいのですから・・。

(逆の言い方をすると)
市場(いちば)全体の値動きと
「連動」するためには

恣意的に 手数料 を抜いたり、
短期売買 をしたり

時間外取引を行う 余裕 など
生じないはずなのです・・。



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アメリカ 投資信託業界の不正取引


こんにちは、カン・チュンド です。

(今から3年くらい前になりますが)
わたしが セミナー を始めた当初は

「ひとりでも多くの方に来ていただきたい」
という思いから、
参加費を【無料】にしていました。

このセミナー、
多くの人を集めることには成功しましたが、

「参加者の方を啓蒙する」ことには
(見事に)失敗 しました(苦笑)

そもそもセミナーを開催する 目的 は、
参加していただいた人に
【気づき】を持って帰ってもらうことです。

「ああ、このセミナーに参加してよかった。
何かを学べた・・。目から鱗が落ちた・・etc 」

(わたし自身がセミナーに参加して思うのですが)

【無料】のセミナーより、
2,000円の参加費を支払うセミナーの方が
「ハードル」は高いですね。

しかし、ハードルが高い分、
「何かを学ばなければ」という気持ちも
強くなるのではないでしょうか。

< だいじな基本 >

■(自ら)コスト を支払うことなしに、
   何らかの便益(リターン)を得ることはできません・・。

(わたし自身、このことを理解するために
 それなりのレッスン料 を支払いました・・笑)

さて、先日「信託報酬」というコストについて、
「手数料 を支払っている」という
意識 がなかなか芽生えてこない、

とお話しましたが、
これはよろしくありません。

(ファンド運用の中身が
 ブラックボックス化 しているのが原因です・・)

何事もそうですが、
風通しがよくないと 空気 が淀み
モノが腐りやすくなります。

さて、私たちファンド保有者 と
運用会社 の【信頼関係】をまとめてみましょう・・。

・投資 とは「未来の不確実なもの」を取り扱います。

投資信託の 字 にあるように
「信じて託しても」

運用会社の運用が
いつもうまく行くとは限りません。

この点、ファンド保有者 は
「リスクを取らなければ」なりません・・。

私たちファンド保有者は
(運用会社に対して)

■ 投資成果の確約を求めることはできませんが、
  (少なくとも)誠実さ を求めることはできます。

(誠実さとは?)
「ルール」を守る ということ・・。

例えば、
信託報酬という 手数料 を
徴収する「ルール」については、

運用会社さんに
ぜひ守っていただかねばなりません。

ファンドに組み入れる
株式・債券の「売り買い」が正しく行われ、

ファンドの時価 が正しく計算されることも
(当然)守っていただかねばならないことです。

もし万が一、

運用会社が、一部の大口顧客だけにそっと
マーケットでの取引が終わった後の
「時間外取引」を許してあげるとか、   

一部の大口顧客だけにそっと
短期売買 を許してあげる、とか。

(短期売買・・非常に短い期間内に、
往復取引を行うこと。
多くの投資信託では禁止されています)

あるいは、ファンドマネージャー自身が
短期売買 をして利益を上げる、とか。

あるいは、超過手数料を徴収しておいて
「知らぬ存ぜぬ」の顔をする、とか。

そういうことが行われた場合は
当然、ファンド保有者は
「声を大にして 抗議 すべきです!」

(残念ながら)

今般、アメリカにおいて
上記不正 が大々的に行われていたことが
明らかになりました・・。

タイトルは
「アメリカ投資信託業界の不正取引」です。



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私の小さな自負について その2)


こんにちは、カン・チュンド です。

さて、
「あなたは何のために 仕事 をしているのですか?」

と訊かれて、論理立てた説明 が
できる人は滅多にいません。
(もちろんわたしにもできません・・)

ただ、お客様との最初の面談や、
セミナーが始まる前に

「おまえの役目は何だ? おまえは自分の仕事を 
ほんとうに 使命感 を持ってやっているのか?」
と自問することはあります。

実は先日のセミナーで、
わたしはこんな自己紹介もしました。

「ファイナンシャルプランナーとして独立して
4年 になりますが、
最近ようやくFPを生涯の仕事にしていこうという
覚悟ができました・・」と。
(個人的・実感 です)
 
わたしには、
■ 日本のビジネスパーソンに
シンプルで継続しやすい資産運用を啓蒙する
という ミッション(使命)があります。

(これは自分自身で「規定」したものです)

このミッションの前では、
わたしはいつでも 17歳の青年 に戻ることができます(笑)
(青臭いと思われるかもしれませんが・・)

この 使命 が、仕事上のわたしを
支えていると言ってもよいのです。

この 使命 を掲げて、前に進んでいけることに
「誇り」さえ感じています。

フリーランスで仕事をしていますと、
すべての選択は「自分しだい」です。
(正直)収入のぶれ もあります。

(お金のために)引き受けてしまおうかと
悩んだ 仕事 もありました。

(この先)よいこともあれば、
悪いことも起こるでしょう・・。

そんな中で ミッション(使命)とは、
わたしにとって「行動の座標軸」となるのです。

弊所のサービスを受けられる方は、
男女、世代 を問わず、

弊所のホームページにアクセスし、
わたしの顔を見、文章を読んで、
わたしの考え方をじっくり吟味しながら、

「共感できる部分があるかどうか?」
「この人にはほんとうに 付加価値があるのかどうか?」
 を検証されます。

この 篩い(ふるい)は けっこうシビアなものです。

相性の部分 もあり、コスト概念の捉え方 もあり、
ホームページをご覧いただいている方の中で、

実際に弊所のサービスを
受けられる方は ごく僅かの方でしょう。
が「そんなことはどうでもよいのです (笑)」

わたしにとっては、ひとりでも多くの方に
弊所のホームページ を見ていただき

「へえ~、この人、こんな考え方をしてるんだ。
 こういう理念で FP をやっているんだ」
と感じていただけることが何よりうれしいのです。

(それが わたしの自己主張 に
 対する 褒美 なのだと思います・・)

わたしはいつも思うのですが
仕事とは、社会とかかわっていく
「ひとつの窓口」であり、

その「窓口」にめぐり会えたことに
わたしは感謝したいのです・・。



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私の小さな自負について


こんにちは、カン・チュンド です。

(相変わらず)時間と
追いかけっこをする毎日が続いています。

先日、3度目の【お金のなる木の見つけ方】を
無事 終了いたしました。
(ご参加いただいた皆さん、お疲れさまでした・・)

今回は会場に向かう途中で
セミナーの「シナリオ」を忘れたことに気づき、
大慌てで事務所に取って返したりしました。

(久しぶりに 走った! という実感・・)

14日のセミナー初日には、
わたし自身 を次のように紹介させていただきました。

「皆さんの前でお話をさせていただく
姜(かん)と申します。
この2日間は当たり前のことを、恥ずかしがらずに、
粛々とお話します・・」と。

わたしにとってセミナーは【前線基地】です。
皆さんと 最初の出会いの場 となる場合が多いのです。

わたくしの考え方、
価値観 を知っていただくことがなければ
(つまり、話の内容に オリジナリティー がなければ)
セミナーなんて開催する意味はない と思っています。

皆さんには(いい意味で)
驚いてもらいたいのです・・。

【視点 を変えるだけで、
 風景 はこんなにも違って見えるんだ】
 ということを実感していただきたい・・。

世の中の 思い込み を排して、
物事の芯(しん)に 迫る、

自分のことば を紡いで
無から有を作り上げる 弊所のセミナーは、
晋陽FP事務所にとっての(いわば)生命線 なのです。

「このお話 は、他では聞けません・・」
そう言い切れることが、わたしの小さな自負 です。

今回は 名古屋からNさんが、
そしてはるばる東京からYさんが参加されました。
「こういうセミナーを、待っていたんですよ・・」

その言葉を聞いた時、
この仕事をしていて本当によかった と思いました。

わたしは4年前に、
「金融サービス業は、
なにも金融商品を販売することだけではないのです」
という思いを込めて独立しました。

(今から考えると)
金融商品の販売 に携わらないことは、
「ひとつの方向付け」にすぎません。

しかし「わたしはこの方向で行きます!」
と宣言すること自体に
大きな意味があるのです。

なぜなら、その道を進む者にしか
見えないものがあり、言えないことがあるからです。
(これを世の中では「差別化」と云います・・)

交流会の場でもお話しましたが、
弊所のセミナーに参加していただいた方々が
気軽に交流できる「場」をぜひ作っていきたいと思います。

マネーの缶詰めスクール】(旧 お金のなる木の見つけ方)



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| わたしのFP修行 | 07:08 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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フィー・オンリー・アドバイザー


こんにちは、カン・チュンド です。

先日わたしはこういうお話をしました。
「株式・債券・キャッシュに資産を配分し、
グローバルに投資する・・」

しかし、単に異なった投資対象を組み合わせるのが
運用の設計図作り(ポートフォリオ)ではありません。

例えば、日本株式 というハイリスクな金融資産に
(どうして)外国債券 を組み合わせるのでしょうか?

それは 両者が歴史的に
「異なった値動きをしている」からです。
(上記は)少し硬い言葉で「相関関係が低い」と云います。 

値動きが異なる金融資産を
組み合わせたポートフォリオは、

個々の金融資産 で計測するより、
(同じ期待リターンなら)
引き受けるリスクの大きさが小さくなります。

これが「合理的な分散投資」と呼ばれるものです。
いわゆる フリーランチ
(無料でゲットできるノウハウ)ですね。

しかし、この「合理的な分散投資」を実践しても
思わぬ 落とし穴 が待っています。
それが「コスト」です。

コスト は主に、

・(一時的な)手数料
・  税金
・(継続的な)手数料
  に分けることができます。

(さて、また過激なことを申し上げますが)

(実は)多くのファイナンシャル・アドバイザー は、
7つのスマイルを併せ持った セールス・パーソン です(笑)

彼らが販売する 投資商品 は
(その経済的な 動機 として)彼らが得る
手数料(コミッション)と直結しています。

(注 これはいい悪いの問題ではありません・・)

そんな彼らから私たちが
(色の付いていない)客観的なアドバイス を
得られる確率はどれくらいでしょうか・・?

(皆さん、よーく考えてみてください)

手数料(コミッション)をベースとしたアドバスは
(何のためになされるかというと)
金融商品を販売・仲介するためですね。

(それは誰の利益になるかというと)
代理店・販売会社・仲介業者の 利益 となるのです。

もし皆さんがファイナンシャル・アドバイザーと
話す機会を持たれたなら、

■「どうしてこの人は こんなに熱心に、
 この商品を勧めてくれるのだろう?」
と最低5分間は考えてみましょう・・(笑)


< だいじな基本 >

・購入の際、あるいは売却する際に
「手数料」を要求される、

あるいは解約控除、解約手数料の名目で
「手数料」を要求される金融商品 には手を触れないように!
(コストの塊を食しても 全然おいしくありません・・)

一方、お客様から頂戴する手数料(フィー)のみで
報酬を得ているアドバイザーは、
商品販売・紹介 のしがらみから解放されます。

それは(お客様にとっても)
「解放」を意味します。

(もはや金融商品の購入・非購入について
 気を遣う必要がないから・・)

フィー・オンリー・アドバイザーは
客観的なアドバイスを(それ自体)
商品 として販売しているのです。

そして、お客様と同じ側に座らせていただき、
お互いの利害 を確認し合うのです。

晋陽FP事務所の立場



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