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2004年09月 | ARCHIVE-SELECT | 2004年11月

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ボールゲームと経済について


こんにちは、カン・チュンド です。

日本シリーズ が終わると、
もう秋だな と思ってしまいます(笑)

わたしは プロ野球 が好きです。
小学校5年の時、
友達と一緒に西宮球場へ行き
「阪急 VS 近鉄」を観ました。

甲子園球場では
ラインバック選手のホームランも観ました。
(もちろんライトスタンドで!)

野球場は円状の大きな「舞台」であり、
そこでは 興奮 や 熱気 が自然に孵化されます。
(まさに少年に帰ったような感覚・・)

さて、日本ではプロ野球こそが
「娯楽の王様」であり、
(文字通り)長期間 君臨 してきました。

今、プロ野球の再編問題が
大詰めを迎えていますが
(12球団にしろ、10球団にしろ)、

わたしは「果たしてこれからやっていけるのか?」
という 不安 を感じます。

(例えば)今までプロ野球人気を
支えてきたのは誰でしょうか?
答え) 40代以上の男性 です。

(当たり前の話ですが)
40代以上の男性 諸氏は、
年々年老いていきます。

わたしは今36歳なのですが、
わたしの世代がちょうど
「分岐点」になっているのではないでしょうか?

わたし「Aさん(36歳)は 野球 好きですか?」
Aさん「いやあ、ぼくは野球にはあんまり興味ないんですよ・・」

わたし「へえ~、そういう人もいるんだ」
    という 感想 です。

ところが、これが 20代 になると
「プロ野球? あんまり観ないですね・・」
が 普通 になり、

10代 になると、
「ぼくって 野球 やったことないです」
という セリフ が聞かれるようになります。

プロ野球も立派な「ビジネス」です。
とすれば、
将来のお客様 を見据えないといけません。

野球ビジネスの今後を担う
お客様(若い世代)は、
まず 野球 というものを「絶対視」しません。

「あっそう。ひとつのスポーツだよね」
(それはそうです)

サッカーもあれば、スケボーもあり、
ゲームボーイもあれば、
インターネット小説もある世の中なのですから・・。

娯楽を巡る 競争 は激しく、
かつ将来のお客様(若い世代)
人口 は年々減っています。

はっきりしていること)
今、娯楽の「王様」として君臨している椅子は、
すでにきしみ始めているのです・・。

■ しかし、人はその椅子に
いつまでも座れると思っています。

この 座り場所 は
いつまでも変わらないと錯覚します。

今まで確かだったことは、
これから先も(同じように)確かであると
思ってしまうのですね。

今までの「成功」が、
サッカー(中国)や、
スケボー(LG)や
ゲームボーイ(インドのソフト産業)の
【存在】を見えにくくしているのではないでしょうか?

(仮に)テレビ欄から プロ野球中継 がなくなれば
どうなるのでしょうか?

答え)
それに代わる番組が 登場するだけです。

(野球に興味がない方はテレビの前で
ず~っと思っていましたよね。
「どうして 野球ばっかりなのよ!!」と・・)

テレビ にも、
経済 にも「代わり」はいくらでもいるのです。

もしかすると、
野球マニアのために2015年時点では
ケーブルテレビ214チャンネルで、
細々と有料中継が 行われているかもしれません・・。



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ゴッホはなぜ、耳を削ぎ落としたのか?


こんにちは、カン・チュンド です。

(念のため)上記標題 は、
わたしが思いついたものではありません。

(たしか)村上龍 氏 の
小説の中で使われていた言葉です。

実は最近、
ゴッホの画集を読み返しています。
きのう目に留まったのは
耳を切った自画像」です。
Self-Portrait with Bandaged Ear

彼の 自画像 を見つめながら、
「ゴッホはなぜ、耳を削ぎ落としたのか?」

という問いに対する
「答え」がふと浮かびました。

ゴッホ は「 耳(聴覚)なんて必要ない・・」
と、無意識に思っていたのではないか、と。

(彼は目を突いたのではなく、
 耳を削ぎ落としたのです・・)

耳(聴覚)を遮断することで、
目(視覚)= (絵を描くことの)感性 を
研ぎ澄ませたかったのではないか、
というのがわたしの邪推です。

まあ、今お話したこと自体、
一種異様な 想像 ですよね。

この 耳の事件 をはじめとして、
ゴッホ には(なぜだか)狂気の画家
というイメージがつきまといます。

黒澤 明 監督 の「夢」で描かれていた ゴッホ も、
ブツブツわけのわからないことを言いながら、
一心不乱に 筆 を動かしている人でした。

(ちなみにゴッホ役は
 アメリカの映画監督 マーティン・スコセッシ・・)

(確かに)絵を描いている最中の彼は
(一種)狂気の状態 であったかもしれませんが、

その前段階、つまり、
絵を描くに至る「プロセス」の段階では、
実に 緻密で、論理的な思考を行っていたと
わたしは思うのです。

それは 弟のテオ に宛てた
数多くの「手紙」を読めばわかります。
ゴッホの手紙(中)(下)(岩波文庫)

ゴッホは、これから描こうとする
絵の「コンセプト」について
弟に語り掛けます。

「自分がなぜ、
 この風景を、この人を描きたいのか・・?」

「わたしが描きたいのは、
 この風景の ○○さ なんだよ・・」と。

彼は 弟テオ に手紙を書くことで、
絵を描くに至る 思考・戦略 について
自身を掘り下げ、

また、絵を描くことの「必要性」を
再確認していたのだとわたしは思うのです。

描写の『手法』についても、
ゴッホ は事細かに語っています。 

(自分の中で)たったひとつ追い求めている
「赤」の具体的なイメージ、

そこに至るための 絵の具の重ね方 について、
あるいは、一本の「木」の、
具象の仕方 と その意味付け について・・。

ゴッホ は、弟テオ に語りかけることで、
己の漠然としたイメージを、
具体的な【作品】に
昇華させていったと思うのです。

■ そういう意味で、
  ゴッホの 絵 は 弟テオ との 合作 です。

わたしは、ゴッホという芸術家は
(その本質のところでは)
非常に鋭利な 分析能力 を備えた人物だったと推察します。

そんな彼が、自らの耳を削ぎ落とし、
(結果として)

聴覚という 感覚 を拒否しながら、
ひたすら絵を描き続けていた姿を想像すると、
ちょっと胸が痛くなってしまいます・・。

ともかく、画家は 絵 によって
人生を語る者ですから、

ご興味ある方はぜひ
ゴッホの世界 に触れてみてください。

では皆さん、よい週末を!



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| 抱負・個人的に思うこと | 11:28 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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グロース投資 VS バリュー投資


こんにちは、カン・チュンド です。

んー、今日は少々
マニアック になるかもしれません・・(笑)

(皆さんは意外に思われるかもしれませんが)

「成長株式」に投資をしたとしても、
「バリュー株式」に投資するのに比べて、
低いリターン(収益)しか期待できません。

それは なぜ なのか?
勢いがあり、成長性の高い
(グロース型)会社 に投資しているのに、

■ なぜ、疲れ果てている会社、
株価が割安に放置されている会社

(バリュー型)に投資するよりも
(全般的に)成績 が劣るのか?
(この問題、なかなか奥が深いのです・・)

例えば・・、
先述しましたが(世の中には)
行動ファイナンス と呼ばれる学問があります。

その専門家(A専門家)は、
・投資家は 成長株式 に
 お金を払いすぎている(高く買っている)
 と見なします。

そして、
・割安(バリュー)株式 には
 お金をあまり払っていない(安く買っている)
 と見ます。

なぜこんな 違い が生じるかというと、
【いちば】というところは
「不完全な場所」であり、

■ 株式の値段(株価)は
  そもそも間違って導かれていると
(A専門家は)考えるからです・・。

つまり「いちば」の 変則性 ですね。

この 変則性 は
アノマリー( anomaly )と呼ばれています。

株式市場では アノマリー(変則性)が
一定度存在することが広く知られています。

さて、もし皆さんがある時、

成長株式 を高く買い、
割安(バリュー)株式 を安く買っていることに
気付いたとしたら、どうでしょうか?

そこには(おそらく)
裁定 が働くのではないでしょうか?
??

つまり、高い株式(成長株式)を売って、
安い株式(バリュー株式)を買おうとする【行動】です。
(これを 裁定取引 arbitrage と呼んでいます)

この 裁定 が働くことで、
成長株式 も 割安株式 も「正味価値」に近づく、
というわけです。

つまり、

⇒ 成長株式 の期待リターン と、
  割安株式 の 期待リターン が
  限りなく近づいていく、ということ。

が、しかし(現実には)
この 裁定 はうまく働いていません。

なぜなら多くの投資家が、

■ 成長株式 こそ、期待リターン が高く、
  割安(バリュー)株式 は 期待リターン が低い と
 「思い込んで」いるからです(ここ、重要!)

わたしはお客様に常々申し上げています。

■ 成長性の高い 株式 と
  投資妙味のある 株式 は
 (まったく)別物 ですよ、と。

さて、もう一方の専門家
(B専門家) はこう考えます。

「いちば には
(そもそも)裁定 が働く余地はない。
いちば は効率的なのだから・・」

割安(バリュー)株式 の方が 成長株式 より、
期待リターンが高い
(プレミアムのリターンが存在する)としても、

それは、毎年規則的に実現されるものではない。
(なぜなら、いちば は効率的だから。
 ⇒ 予測は不可能・・)

(逆に)成長株式 の方が、
割安(バリュー)株式 よりも
高い収益を残している時期が存在するではないか!
(例えば、90年代のアメリカ市場・・)

(ようやく?)わたしの結論 ですが、
成長株式と 割安(バリュー)株式の
リターンの「差」は 明らかに存在します。

■ 長期の歴史データをひも解けば、
  バリュー株式 の結果リターンが
  成長株式 の結果リターン を上回っています。

「効率的市場仮説」で有名な
シカゴ大学のファーマ教授は、次のように云っています。


株式市場には、
さまざまなリスクが存在する。

いちばん基礎にあるのは
「市場リスク」そのもの。

もしあなたが、市場自体が提供する
「収益」を超えるリターンを獲得したいのなら、

「市場リスク」プラスアルファの
リスク を引き受けなければならない・・。

(例えば)あなたが
バリュー株式 に投資をすれば、
「市場リスク」+ バリュー株式「固有のリスク」
を引き受けることになりますね?

上の式 を見ると、
私たちは(バリュー株式に投資することで)
より高い【価格変動のブレ】を

引き受けなければならないと思ってしまいますが、
(価格変動のブレ の大きさ = 「リスク」の大きさ)

実際には、
バリュー株式 に投資することによる
リスクの大きさ(標準偏差)は、

成長株式 に投資することによる
リスクの大きさ(標準偏差)より
小さくなるのです・・。
(ここ、ポイント!)

これ、ここだけの秘密ですよ(笑)

※ グロース投資
企業の利益成長に重きを置いて投資する手法。

※ バリュー投資
企業の「正味価値」に対して割安なものに投資する手法。



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| 投資の発想法 | 11:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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500年振りに中心が東アジアに帰ってきます


こんにちは、カン・チュンド です。

「今から20年後」のことをイメージしてみてください。
そう云われたら、あなたはどうしますか?

私たちは 未来 のことを想う時、
たいてい 現在 を起点に考えます。

20年後の世界は
「今の先(延長線上)にある」と
無意識に思いがちなのです。

(断っておきますが)
今から20年後のことなんて、
誰にもわかりません(笑)

仮に予測できたとしても、
そんなもの当てになりません。
(予測とは当たらないから、予測 というのです 笑)

私たちが考える以上に、
これから20年で実にいろいろな変化が起こるでしょう。

なぜなら、今までの20年でも
(信じられないくらいの)変化 がありましたから・・。
(シンプル・・)

変化 の本質とは、
地図 が入れ替わってしまうことです。

地図 とは、私たちがさまざまな場所へ行く際に
なくてはならないものですね。

「世界はこのように在るよね・・」
という 前提 が 地図 には載っています。

その 地図 が入れ替わるとは、
「物事の前提」が崩れてしまうということです。
(当然、いろいろなストレスが発生します・・)

◆ 実は、この「地図 が入れ替わってしまうこと」
  こそが、経済成長のダイナミズム なのです。
 (変化のないところに 成長 はありません・・)

そして 投資 とは、
このダイナミズムの【果実】を受け取ることなのです。

今日の世界では、カネ・モノ・ヒトが、
さまざまな国の上空を行きかっています。

もはや「日本の経済は・・」
「イタリアの人口は・・」
「アメリカの失業率は・・」

というように、ひとつの国を起点として
経済 を語ること自体、難しくなっています。

例えば、アメリカです。

アメリカは、
自分の国の通貨が世界中で通用するので
「為替の痛み」に鈍感ですね。
(当然)通貨の価値 についても鈍感です。

アメリカは(自国の都合で)
せっせと「アメリカドル」を刷り続けているわけですが、

あまり意味のない、
価値のない「アメリカドル」が充満すると
「ドル」そのものの価値が下がってしまいます。
(かつてのイギリスのように?)

「アメリカドル」はほら、
金(ゴールド)とちゃんと交換できるよ、

価値の裏づけがあるんだよ、
という「金本位制」が停止となって33年が経ちました。

今後「ドル」の権威が揺らげば、
世界のあちこちで歪みが出てくるでしょう。

たとえば「ユーロ」に
もう少しお金を分散しておこう、など・・。
< これも 地図の一部が入れ替わることなのです >


わたしはよく「三角形」の話 をします。
「アメリカドル」だけ、というのは、一点 です。
面 も 線 もありません。

しかし「ユーロ」があれば、二点 ですね。
選択の 線 ができます。

そして、
三点目 があればなおいいです。ね?
【線 が 面 になりますよ・・】

それが「アジア」になります。
それも「東のアジア」なのです。

< だいじな基本 >
今現在の「世界地図」を見て 投資 をしてはいけません。

なぜなら 投資 とは、
未来の出来事 から【果実】をもらう作業だからです。

未来の出来事 を扱っているのですが、
投資という作業 は今、始めなければなりません・・。
(これが投資の難しさであり、面白みでもあるのです・・)

さて「未来の出来事」を占う上で
大切なことは、
地図は 繰り返し繰り返し 入れ替わってきた」
ということです。

これまでの 成長履歴 を元に、
投資をするのではなく、

これから先の「潜在成長力」を測って、
投資を行うことが 投資の王道 になりますね。

◆ わたしは今後の世界が、
アメリカ 欧州 東アジア の
「3極構造」になると考えます。

東アジア を具体的に言いますと、

中国、日本、朝鮮、台湾、
ロシアの一部の地域、華僑経済圏を含めた
東南アジア諸国、オーストラリア 
ニュージーランド の各地域 です。

そして、アメリカ 欧州 東アジアの3極のうち、
どこを「メイン」に置くかは、
あなたの 世界観、未来観 によって異なってくるでしょう。

(わたしは東アジアを「メイン」に置きます)

考えてみますと、
古代文明(メソポタミア文明)の頃から、

経済の先進地域は 中東、ギリシャ、
ローマ、イギリス、アメリカ と
西へ西へと移動してきました・・。

そして今、太平洋を跨いで
東 east に回帰しようとしているのです・・。



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| 投資的中国 | 11:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ゴールド、その妖しき正体とは? その2)


こんにちは、カン・チュンド です。

さて、2004年現在、
私たちは一体どんな「世の中」に
暮らしているのでしょうか?

まず私たちは銀行に口座を持ち、
ATMでいつでもお金の
「預け入れ・引出し」をすることが可能です。
(この時、普通 キャッシュカード を用います)

このキャッシュカードを使って、
買い物 が出来るようになっています。
(世の中では これを デイビットカード と呼ぶ・・)

もちろんクレジットカードは
世界中で使用可能です。

(最近叩かれていますが → )
仮にあなたがシティバンクで
口座を持っているとしましょう。

すると、シティカード
(キャッシュカード)を使って、
世界中の 提携CD/ATM から
「現地通貨」でお金を引き出すことが出来ます。

またシティバンクドルカード
(米ドル決済専用クレジットカード)
を用いて買い物をすれば、

ドル建て預金から直接 ドル で
お金が引き落とされ、
「為替レート」を気にすることもなくなります。

また私たちは アメリカの銀行
(ユニオン・バンク・オブ・カリフォルニア)や、
香港のHSBC銀行などに
直接「口座」を開設することも出来ます。

(わたしが申し上げたいことは)
金(ゴールド)の 専売特許 だった
「資産を身にまとえる」

「持ち運べる」という メリット を
私たちはほとんど享受してしまっている ということです。

もしあなたが この国の
インフレーション(物価上昇率)を
気にしているのなら、

いつでも 円以外の「通貨」を用いて、
日本以外の 株式、債券などの資産を
購入することができます。
(それも日本に居ながら・・)

もしあなたがこの国の 未来、社会そのもの
(政治、経済、教育、文化、治安、環境など)
に対して 強い懸念 を抱いているのなら、

海外の金融機関に直接「口座」を開き
(もちろん合法的に)
自身の口座に 送金 することが可能です。

(要するに)
「世の中」は便利になっているのです・・。

外套(コート)の内側に
裁縫を施して 現金 を詰め込み、
スーツケースに「金の延べ棒」を並べて運んでいた、
そういう時代では(もはや)ないのです。


そのように考えますと、
金(ゴールド)を ひとつの資産 として
保有するのは(正直)不便 です。

「保管」を委託すれば 手数料 がかかりますし、
■ ゴールド は保有しても
 決してタマゴ(利息)を産みません・・。

そして長期の歴史データを紐解けば、
ゴールド は(インフレーションを上回る)
成長 を果たせていないのです。

例えば、どれほどの 投資信託 が
(その資産の中に)
ゴールド を組み入れているでしょうか?

(ほとんどない・・。
 外国株式「資源・素材型」を除いては・・)

外国株式「資源・素材型」と呼ばれるファンドは
(いわゆる)ゴールド・ファンド です。

このファンドの値動きは
「金価格の値動き」に近くなります。

(正確には、ゴールド・ファンド は
 金鉱山会社の「株式」を組み入れています・・)
例)ブラックロック・ゴールド・ファンド

金鉱山会社の「株価」は
【金価格の値動き】に大きく影響されます。

しかし他の要因も、
金鉱山会社の「株価」に影響するのです。

例えば、採掘の途上で
たくさんの金を発見したからといって
それが即 収益の向上 につながるとは限りません。

金採掘 もひとつの事業ですから、
需給関係、コスト、生産性の問題が
「収益構造」を複雑にするのです。

また金の 鉱脈 が尽きかけた時に
「金価格」が高騰しても
(それは)収益 には結びつきません・・。

つまり、

■ 金鉱山会社の「株価」は
  金価格そのものよりも 値動きの振れ幅 が大きい
  ということ。(ここ、重要!)

またゴールドには 政治リスク も存在します。
そのひとつが
政府の保有するゴールドの「売却リスク」です。

世界各地の 金鉱山会社 はこれを懸念して、
ロビイストを雇い各国政府に圧力をかけています。

彼らの関心事は、
ゴールド を 世界の通貨の裏づけとして
中央銀行 に保有させることです。

特にヨーロッパは歴史的に
ゴールド を多く保有しているため、

ECB(欧州中央銀行)に
ゴールド を一定割合保有するよう
働きかけています。

金鉱山会社も、金の研削会社も、
そして販売会社も、
中央銀行がその「資産構成」を見直し、

現金比率を高める(つまり)保有する ゴールド を
一気に市場に放出することをもっとも恐れているのです・・。



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ゴールド、その妖しき正体とは?


こんにちは、カン・チュンド です。

さて(いきなり)【命題】です。

「果たして 金(ゴールド)は
ポートフォリオの 一パーツ として
認識すべきなのでしょうか・・?」

答え)いいえ。
 
今から約2000年前の 帝政ローマ時代、
1オウンスの金(ゴールド)で
職務用の 外套(コート)を
仕立ててもらうことができました。

(時代は下って)アメリカ南北戦争の頃、
(同じように)仕立ての 外套(コート)を、
1オウンスの金(ゴールド)で
購入することができました。

今日(2004年10月)
1オウンスあたりの 金の価格 は
約420ドル です。

さて、現在 420ドル で(果たして)
仕立ての良いコートを 買うことができるでしょうか?
(微妙??)

わたしがここで申し上げたいのは、
超長期にわたり、

■ ゴールドの価値そのものは
  ほとんど変わっていない、
  ということです。

なのに、どうしてでしょうか?

世の中には 金「ゴールド」の響きに
絶対的な価値を頂く、
狂信的な人々が多数 存在します。

日経新聞のコラム欄でも
(もう)何十年にもわたって、
「資産全体のうち20%くらいは
 金 で保有しておきましょう・・」

という類のセリフが
繰り返されていると推察します。

(果たして)こんなにも
私たちの気持ちを惹きつける
ゴールドの魅力 とは何なのでしょうか?

人間が 金(ゴールド)を発見して
6000年以上経ちます。

金はその性質として(いったん溶かせば)
どんな形状にでもなり、破壊 は極めて難しいです。

そして何よりも(見た目に)美しく、
独特の【質感】(持った時の重み)があります。

そんな 金 が、紀元前6世紀、
丸いコイン として
流通し始めることになりました。

(そうです、)
■ 金 が【お金】になったのです。


さて、金 の実物としての 特徴 は、
その「希少性」です。

現在に至るまで 世界中 で
発掘された金の 総量 は
(オリンピックプールにして)
わずか「2杯分」でしかないそう・・。

金の 生産 は限られ、
その 生産量 も急に増えることはありません。

また 金 は 秘匿性 が高く、
耐久性 にすぐれ、持ち運び が容易です。
(ん? なにやら 怪しい雰囲気・・)

そうです、金 は(昔から)
人に知られたくない資産の「受け皿」として、
その威力を発揮してきたのです。

隠しておきたい、
できればそっとしまっておきたい・・。
(人の欲 には限りがありませんから)

肉親から、兄弟から、
税務署から? 仕事仲間から、
アンダーグランド仲間から

「逃れる」ために隠された 金 のうち、
(所有者が死去したあと)
発見されていない 金 が相当量あると云われています。
(どこかにあるのだ・・?)

また(よく映画などでありましたが)
戦争、内乱、災害などに遭った時でも、

金 なら「持ち運べる資産」として
身にまとうことも可能です。

そして(何より)紙幣 と違い、
インフレによって「紙くず」になることがありません。

このようなことから
金(ゴールド)は 何世紀にもわたり、

富の象徴、安全資産の象徴、
そして 永遠の象徴 として
多くの人を魅了し続けてきたのです。

つづく・・)



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