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ジェネレーションY と 私


こんにちは、カン・チュンド です。

先日、第7回目の【知的人生設計入門】を
無事終了しました。

(その中で)神戸から参加された
T・Tさんは(なんと)22歳!
(セミナー参加者 最年少記録を更新です)

(セミナーの中で)
T・Tさんのご質問を伺っていると、

自分が22歳の時の
「あやふやさ・いいかげんさ」が浮かんでしまい、
思わず苦笑いしてしまいました(笑)

T・Tさんは わたしよりずっと先の
「未来」を見つめていると思います。
(それも自然に・・)

(そういえば)日経新聞夕刊で
アメリカの「ジェネレーションY」が
取り上げられていましたね。

アメリカでは
1977年~97年に生まれた世代を指すそうです。

この世代は「クリック」することが日常であり
(情報の収集・整理能力に長けている)
「自分らしさ」を標榜する世代とも云えます。

ジェネレーションYは

「他者とは違う、自分らしさ を磨いていかないと、
混沌とした社会の中で埋没してしまう」という
健全な危機感 を有しているのではないでしょうか?

(どの国でもそうだと思いますが)
■ 社会の変容 が急ピッチであるほど、
  世代間の断絶 が進みます。

わたしの故国 韓国もそうでしょうし、
今の中国など、その典型ではないでしょうか?

わたし自身が15歳の頃
(昭和58年)を振り返ってみますと、

周りのオトナたちは
「今より世の中がよくなっていく」と信じ、
未来 に向けて邁進していました。

わたし自身、15歳の目から世の中を見ていて
「みんな なんだか忙しく動き回っているなあ」と
感じていたような気がします。

さて(翻って)、
「今15歳の子は、
世の中をどんな目で見ているのでしょうか?」

■ 彼ら・彼女ら は
【よい時の日本】を知りません。

(どちらかというと)
今までの「方程式」が崩れていく 日本 を
目の当たりにしている世代です。

わたしよりも(未来に向けて)
長く生きざるを得ない15歳は、

より遠くの「社会」を見据えて、
その「環境」に自らを適応させなければならないのです。

■ 常識 は 時代 とともに変わる。
  のですね。

では、わたし(36歳)は
そんな彼ら・彼女らと
どのように接すればよいのでしょうか?
「わかった振り」をすればいいのでしょうか?

(わたしが10代の時に
いちばん嫌いだったオトナは、
若者に変に同調し気持ちがわかると媚びる人たちでした・・)

わたし(36歳)は 15歳の彼らを
「わかった振り」はしませんし、
媚びるつもりもありません。

ただ(自分の仕事の 観点 で言えば)
「今、世の中はこんなふうなんだ、
経済はこう成り立っています。

お金はこんなふうに世の中を巡っているんだ、」
ということは“伝えたい”と思います。

中・高校生のための
【マネー教室】のようなものをできればな、
と切望しています。

わたしなど、20歳を過ぎて本格的に
【経済】に触れたくちですが、
それでも 新鮮な驚き がありました。

「へえー、こんなふうになっているんだ」
 という【発見】です。

(知的好奇心 が満たされるのは、
人間の幸せのひとつではないでしょうか・・)

もし、この【発見】が
今15歳 の誰かに訪れれば、

その人の ポテンシャル(潜在力)は、
(わたしとは)まったく異なる「多様性」を
備える可能性が 大 です。

ただし、
それは「早ければ早いほどいい」
というものでもないと思いますが・・。

いちばん 感受性 が強い時期に
触れられる ひとつの事象 として、
経済 や お金のこと が
あってしかるべきと思うのです。

そしてもし、わたし(36歳)が
今の15歳 に「お金」というトピックを通じて
触れ合うことができるなら、

それはわたし自身にとっても
大きな【発見】となるでしょう。

なぜなら、
今の15歳 の言葉 には
「新鮮な驚き」が詰まっているでしょうから・・。



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| 人生をプランニングする | 07:18 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ファイナンシャル・プランナーの出番です(笑)


こんにちは。 カン・チュンド です。

わたしの故郷 神戸 は
人口当たりの「パン朝食」率 が全国一位らしいです。

(それで神戸には おいしいパン屋さんが
 たくさんあるわけです・・笑)

自分の店で焼きたてのパンを出すお店もあれば、
菓子パンを売っているパン屋さんもありますね。

そして、パンという 商品 は
「パン屋さん」でも「コンビニ」でも

「駅の売店」でも「百貨店」でも
「スーパーマーケット」でも売っています。

食パン もあれば、さまざまな 菓子パン もあり、
サンドイッチ というパンもありますね。

パン は実にいろいろなところで販売されており、
その 種類 も豊富です。

(世の中では パンという「文化」が
社会に根付いている、という言い方をします)

ひと昔前まで、
金融商品という「商品」は、
限られた 場所 で 限られた 種類 しか
販売されていませんでした。

こんな イメージ ですね。

・保険商品 → 保険会社
・預金 → 銀行
・証券 → 証券会社 
・信託商品 → 信託銀行 etc ・・。
(俗にいう「縦割り」です・・)

しかし 時代 は変わりました。
このたびの「信託業法改正」により、
大筋での【金融サービスのワンストップ化】が実現します。

例えばこんなことが 可能 に・・。

私たちが A銀行 に行くと
(あるいは A銀行 のホームページを見てみると)

保険・年金商品、預金、投資信託、
株式・債券、ローン商品、
遺言信託 などの 金融商品 が
ずらりと並んでいる【イメージ】です。


私たちはさまざまな「金融商品」を、
私たちの 生活状況・人生状況 に合わせて、

同じ土俵の上で【比較・検討】することが
できるようになります。

(今までの「縦割り」から、
横にずらーっと【選択肢】が増えたイメージです)

■ ですから、もう
  金融機関 という言い方はやめましょう(笑)
 (いかにも ↑ 官僚主義的、権威的な呼び方・・)

これからは
さまざまな【金融サービス業者】が出現するのです。

そしてこの【金融サービス業者】は、
さまざまなパンを販売する
業者さんのようにフェアに競争します。

具体例・・)

・銀行代理店規制撤廃へ、スーパーでも出入金可能に 
・Loppi で ピーカブー 
・新生銀行と楽天証券が提携、ネット総合口座で株取引 
・証券仲介業 12月から広島・中国銀参入
・イオン投資マーケット
 
という感じです。

例えば、証券仲介業 
12月から広島・中国銀参入 ですが、

(都市銀行、地方銀行とも)多数の 銀行 が
【証券仲介業】に参入を予定しています。

が、社員の「研修教育」が
追いついていない部分があり、
(現実には)店頭で一斉スタート!
というわけにはいかないようです。

(取りあえずは 一部の大口顧客に
証券仲介を行う ということでしょう・・)

保険会社さんにしても、
証券会社さんにしてもそうですが、

今まで百貨店で サンドイッチのみを
販売してきた方には、
他のパン、他の食品のことはよく分かりません。

百貨店 でしか売ったことがないので、
他の 販売窓口 のことも知りません。

そして百貨店で
サンドイッチしか売ったことがない方は

(そもそも)消費者の(食に対する)
【嗜好の変化】に
ついていっていない部分があります。

保険・年金商品、預金、
投資信託、株式・債券、
ローン商品、遺言信託 などの
【金融商品群】をトータルに捉えて、

購入する消費者の「特性」に合わせて
アドバイス をすることは
(もう)ひとつの仕事 ではないでしょうか?

そうです、
ファイナンシャル・プランナーの出番です(笑)

それも「売り手」の側から
皆さんにアドバイスをするのではなく、
(これこそ「縦割り」の弊害です・・)

「中立的の立場」から
皆さんを水先案内する、
専門家(プロ)としてのFPですね。

選択肢 が増えることは、
(それだけ)便利 になるということ・・。

今日わたしがお話したことは、
金融サービスの【土台の話】に過ぎません。

この先、皆さんが賢い選択をし、
この【土台】をうまく活用できるかどうかが
大切(ほとんどすべて)なのです。

「選択肢」が増えた分だけ、
【知識 武装】する必要も出てきた、
ということなのでしょう・・。



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| わたしのFP修行 | 07:19 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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非伝統的投資スタイルについて その5)


■ 過去 に縛られる者は
  バックミラーのみを見て運転をしているようなものだ・・。

こんにちは。 カン・チュンド です。
ヘッジ・ファンド の【ヘッジ】とは、
リスクを回避する という意味です。

一体どのリスクから 回避 したいのかというと、
市場(マーケット)のリスク ですね。

伝統的投資手法 では
どんなに「分散投資」を心掛けても、
市場自体のリスク(= 価格変動リスク)
をなくすことはできません。

ヘッジ・ファンド の試みは、
この「市場のリスク」から
ニュートラル(中立的)な状態を目指す!
というものなのです。

(マスコミは ヘッジ・ファンド のごく一部、
特殊な例 を「これがヘッジ・ファンドです」

といったニュアンスで伝えていると思います。
⇒ ヘッジ・ファンド の本質が誤解されている原因・・) 

さて、ヘッジ・ファンド のコストですが、
(全般に)手数料の水準が
伝統的な運用 よりも高いことが多いです。

(場合によっては 手数料の把握自体 が
 難しい商品もあります・・)

ヘッジファンドの「手数料」は
大きくふたつに分かれます。

1.固定手数料 →
  年率1~2% を徴収するファンドが多い。

2.成功報酬型の手数料 →
  値上がり益の15%~20% を設定している
  ものが多い。

(成功報酬型の手数料は
「固定手数料」に置き換えると
けっこう大きなコストになる場合が多いです・・)

また、最近の
ヘッジ・ファンド の【特徴】は、

1.公募 であり、
2.複数の投資スタイルを採用
  (ファンド オブ ファンド)であり、
3.最低購入価額 が低くなっている
  ということです。

(「最低購入価額」ですが、米ドルで
  20,000ドルくらいから
  購入できるものが多くなっています・・)


上記の特徴は(ひと言でいえば)
ヘッジ・ファンドの大衆化
なのですが、これには「裏事情」も見え隠れします。

ヘッジ・ファンド は、
もともと大口の顧客向けに開発された金融商品です。

小口の、いわゆる「個人投資家向け」に
アレンジされたものであっても、

今までは 最低購入価額 が高かったり、
小口にすると手数料が割高になるケースが多く、
私たち一般運用者には「遠い存在」でした。

ただ(ヘッジ・ファンド にしても)
大口顧客のマーケットが
飽和してきているという事情もあり、

小口の顧客をターゲットにしよう
という意図なのでしょう・・。

最後に、非伝統的投資スタイルの
金融商品 に投資する方へのご忠告です。

1.情報 に限りがあることを
  十分自覚してください。

特に、運用が終了したファンドの
「過去リターン」などは
情報開示されていない場合が多いです。

2.「どれくらいのリスクを引き受けるのか、
具体的にイメージできること」はたいへん重要です。

(「どれくらいのリスクを引き受けるのか、
具体的にイメージできなければ」
投資すべきではないと思います・・)

3.投資スタイル が陳腐化していないか
  チェックしましょう。

かつては有効であった運用手法が
もはやそれほど有効ではない、ということがあります。

(忘れないでください。
 ⇒ 投資 とは 未来 に対する作業なのですから・・)

※ 弊所では「非伝統的投資手法」はあくまで、
  インデックス運用を補完する存在 という位置づけです。



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| オルタナティブ投資 | 07:34 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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非伝統的投資スタイルについて その4)


こんにちは、カン・チュンド です。

先日の続きですよ・・。
ヘッジ・ファンド は(基本的に)
マーケットの 歪み を利用して
収益を上げています。

歪み とは、
喜怒哀楽、感情のブレ のことです。

市場(いちば)は 生き物 ですから、
些細なことにも 喜んだり、怒ったりします。

(その感情に
うまくつけ込んで【利益】を上げるのです)

しかし、これって(典型的な)
マーケット・タイミング法 ですね。

(それに対する 反論・・)
ヘッジ・ファンド の運用者はこう云います。

「わたしはファンドに
自分のポケット・マネー も投資している。
投資家 と わたしの利害 は一致するはずだ。

それに、わたしの 報酬 は
ファンド運用に成功しないと増えない仕組みだ。

君は マーケット・タイミング法 というが、
わが社の投資スタイルは
先端の金融工学を駆使したシステム運用だよ。 

コンピューターに(前もって)
あらゆる事態を想定して
シュミレーションさせている。

人間のみが管理する運用より、
よほど リスクマネジメントが出来ていると思わないか?」

んー、なるほど・・。
それはそうでしょう。

確かに システム運用 を行えば、
人間の主観(あるいは相場観)が
混じる余地はありません。

が、システムそのものを構築する際に、
人間の主観 が(そもそも)
入っているのではないでしょうか?

判断の前提となる 情報 は、
人間以外の 誰が打ち込むというのでしょうか?

人の思惑を超えて マーケット が動く場合、
システム運用が機能しなくなることがあるのは
【自明の理】だと思います。
(皆さんはそう思いませんか?)

さて、先日のお話を思い出してください。

1.複数の投資スタイルを採用
 (要は ファンド オブ ファンド)
2.単一の投資スタイルを取る

上記は ヘッジ・ファンドの運用手法 を
ざくっとふたつに分けたものです。

より「リスク分散」を行っているのは、
複数の投資スタイルを採用する
「ファンド オブ ファンド型」ですね。

これは1980年代に
イギリスの運用会社である GAM が
本格的に始めたと云われています。  

同じく「ファンド オブ ファンド型」で
有名な運用会社が
マン・インベストメント ですね。

さて、
「ファンド オブ ファンド型」は
複数の投資スタイルを内包していますが、
例えば、

1.マネージド・フューチャーズ
2.ロング・ショート戦略
3.アービトレイジ
4.イベント・ドリブン

のような投資戦略を
ミックスさせているわけです。

ファンドは、
各投資スタイルに長けたヘッジファンド
(単一の投資スタイル)の中から、

ファンド オブ ファンド に
組み入れるファンドを選定します。

1.~ 4.までのそれぞれについて、
「選定とモニタリング」を行うわけです。

そして、オリジナルの
ファンド オブ ファンド を組成します。

ん? 
そうすると、
ファンド オブ ファンド には

■ 組み入れた「もとのファンド」に対する
手数料と「ファンド オブ ファンド自体」に
支払う手数料、両方がかかってきますね。

ヘッジ・ファンド のコストについては、
また次回お話しましょう(笑)

注)マネージド・フューチャーズ とは、
商品の先物、金利、通貨(為替)
指数の先物など、future(先物)に投資する戦略 をいいます。



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| オルタナティブ投資 | 07:40 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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非伝統的投資スタイルについて その3)


こんにちは、カン・チュンド です。

さて(投資スタイルの続きですが)
非伝統的投資手法、

いわゆる オルタナティブ投資 の
一種類として ヘッジ・ファンドは存在します。

先日ご紹介した
ソル・ジャパン・ファンド も
立派な ヘッジ・ファンド です。

また、ソル・ジャパン は
不特定多数の方に販売することを
目的としていますから、
立派な「公募ファンド」でもあるわけです。

(つまり、私たち一般の運用者も
ヘッジ・ファンドを購入することが可能 ということ。

ただし、申し込み単位は
ふつうの投資信託に比べると高くなっています。

上記ファンドの場合、
購入・解約できるのも週に1度だけです・・)

さて、
ヘッジ・ファンド の【投資戦略】には
大きく分けて 4種類 あります。
順に見ていきましょう。

1.裁定取引(アービトレイジ)
裁定取引 とは、マーケット間の
価格の「差」を利用して、

同じ種類の証券を売り買いし
収益 を上げようとする行為です。
(言ってみれば 瞬間 離れ業 トレード・・)

通常、
裁定取引の利幅はほんのわずかです。

したがって、多額の借金をして
(レバレッジをかけて)
取引することが多いです。

2.イベント・ドリブン(企業の変化活用戦略)
イベント・ドリブン とは
「会社の波乱万丈」につけ込む戦略です。

会社の 合併・吸収、倒産、
企業分割、訴訟の発生など、
個別企業の重要な「変化・イベント」に着目し、

そこから企業の業績変化を
予測して投資をするという戦略です。

3.ロング・ショート取引
これは先日ご紹介しましたね。

ロング・ショート戦略 を
取る多くのファンドは

(トータルでは)買い建て(ロング)の方に
ウェイトを置いています。
これは(考えてみれば)極めて 自然 なことです。

■ なぜなら、マーケット(いちば)
  というところは今まで

「下がることよりも 上がることの方が
多かったわけですから・・」

しかし、同じ
ロング・ショート戦略 でも、

買い建て・売り建て を常に
フィフティー・フィフティーに保っている
スタイルが存在します。

それが「マーケット・ニュートラル」
と呼ばれる投資手法です。

上記は 売りに対しても、
買いに対しても恣意的にならず、
常に 同じウェイトを掛けるというスタイルです。

(いちばそのものの値動きから、
 真に 中立 であろうとする姿勢・・)

具体例 を挙げると、
同業種の中で
売り・買い 双方のポジションを取ったりします。

例) トヨタ自動車 を 買い建てる(ロング)
   日産自動車 を 売り建てる(ショート)

4.グローバル・マクロ
この投資スタイルは
「大規模 冒険 戦略」と云えるでしょう。

(実は)私たちが
ヘッジ・ファンド と聞いて思い浮かべる
典型的なイメージが
この「グローバル・マクロ」なのです。

(ただしヘッジ・ファンドの一種類にすぎない・・)

この戦略は、利益の機会を
世界中のマーケット(あらゆる種類の市場)、
商品 などに求めます。

マクロの経済動向を予測して、
斬新なアイデアとともに(文字通り)
一気呵成 に動きます。

ジョージ・ソロスなどの名前を
聞いたことがあると思いますが、
彼など グローバル・マクロ戦略 で
著名な運用者ですね。

ただしこの戦略は 非常に攻撃的なため、
期待収益 は大きいですが、損失 も甚大となります。
(ちなみに、私たち一般の運用者が
 「出る幕」はありません・・苦笑)

続いて、(具体的に)
どのような ヘッジ・ファンド があるのか?

ということですが、
これには 大きく分けて 2種類 あります。

1.複数の投資スタイルを採用
 (要は ファンド オブ ファンド)
2.単一の投資スタイルを取る

詳細については 次回に続きます(笑)



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| オルタナティブ投資 | 07:52 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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非伝統的投資スタイルについて その2)


こんにちは、カン・チュンド です。

先日は(最後の方で)
内容がむずかしくなってしまいましたね(笑)

(空売り や 買い建て などの言葉を
 連発してしまいました → 反省)

(ゼロ地点に戻って)
要するに今までと
同じタイプのリターンを追及する とは、
株式なり債券なりを保有して、

そのものの
「価格が上がること」を期待する手法です。

これが 買い
ロング運用 → 買い建て です。

(私たちが
 従来から 投資 と呼ぶやり方ですね・・)

しかし(奇妙に聞こえるかもしれませんが)
【売り】から入ることで、
リターン を追及する方法もあるのです。

それが
売り建て → ショート運用 です。

例えば、1株 500円 で
A会社 の株式 を借りてきて、
6ヵ月後に 売る約束 をするとします。
(これを 売り建てる といいます)

6ヶ月の間に A会社の株価が
500円 より安くなっていけば、
(例えば 380円 になっていれば)

その時点で 1株380円の
株式(現物)を購入し、
はじめに約束していた500円で売るのです。

→ 1株当たり120円の「儲け」になります。
 (これが【ショート運用】です・・)

つまり、ロング・ショート運用 とは、

■ 資産の価格が上がることからも、
下がることからも
リターンを得ようという投資手法なのです。

自分が安いな と
判断する銘柄を買い(ロング)
高いな と判断する銘柄を
売る(ショート)戦略 ですね。

別の言い方をすれば、

市場(いちば)自体の動きには関係なく、
絶対的なリターンを追及する
(マイナスリターンに陥らないことを旨とする)
投資スタイル と云えます。

具体例を挙げてみましょう。

ソル・ジャパン・ファンド
 「週間レポート」 
(日本株式 へのロング&ショート運用)
運用会社: スパークスアセット・マネジメント投信
 
上記レポートを見ていただくと、

・売り建て(ショート)と
 買い建て(ロング)が
 ひとつのファンドに混在していますね。

・日経平均 と比べると、
 ファンドの値動きが異なっているのがわかります。

(当ファンドの信託期間は150年。
 分配金は 原則出しません・・)

さて(もう一点重要なポイントですが)
このロング・ショート運用、
ふつうは 借金 をして
(レバレッジを効かせて)行うのです。

??
引き受けるリスクを
増幅させるという点では、
先物・オプションでの運用と同じ系統となります。

「ちょっと、待って!
カンさんは確か 投資スタイル として、
インデックス運用を推奨しているんじゃなかったの?」

はい、そうです(笑)

「でも、今言っているロング・ショート運用とか、
要するに オルターティブ運用 そのものが、

人間の目利き力でもって
マーケットから収益を得ようという、
言ってみれば
アクティブ型の投資スタイルでしょ?

それって、
カンさんの理念に反するんじゃない!?」

あらら、はい。
わたしのことをよくご存じて(笑)

わたしが
「オルターナティブ運用」に注目する理由は、

それが伝統的投資スタイルである
「インデックス運用」と
【相性がよい】とされるからです。

(つまり 相関関係 が低い)
(= 異なった値動きをするということ!)

インデックス運用 + オルターナティブ運用
を行うことで、

あなたのポートフォリオが
引き受けるリスクの大きさを
更に軽減させることが可能になるのです。

そうです、
わたしは(料理でいうところの)隠し味 として
オルターナティブ運用 を捉えています。

さて、オルターナティブ運用、
それも
2.創造的リターンを追及するタイプの運用 の中で

いちばん知名度が高いのが
「ヘッジ・ファンド」と呼ばれるものです。

(実は ロング・ショート運用 も
ヘッジ・ファンド の運用手法のひとつ・・)

ヘッジ・ファンド とひと口に言いますが
(実は)その定義づけは曖昧です。

狭い意味でいうところの
ヘッジ・ファンド は(ズバリ)
私たちには無縁の世界です。

最低の投資単位が2,000万円、
3,000万円というのはざらで
私募ファンド ですので、
購入できる人数も限られています。

今からお話するのは
狭義のヘッジ・ファンド から派生した
(言ってみれば)「ヘッジ型のファンド」だとお考えください。

続きは次回に・・)



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