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アップダウンは付きものです


こんにちは、カン・チュンド です。

暑中お見舞い申し上げます....。

(突然ですが)どうも私たちは、
現在の出来事には熱狂するが、
むかしのことはすぐに忘れてしまう性質を
持っているようです。

(先日に引き続き)
あなたはウィスコンシン州に住む アメリカ人 です。
そこで時計の針を 4年だけ 戻してみましょう・・。

当時はまだITバブルの余韻が残っていました。
ドットコム企業は収益の赤字を棚に上げて、
「新たなビジネスモデル」を声高に叫んでいました。

(例えば 当時はまだ
エンロン という会社がありましたね。
 あなたは覚えていますか?)

上場している会社が発表する 決算書 には
「ウソ偽りなんて書いてあるはずがない」
と誰もが思っていました。

お客様から大切なお金を預かって運用を行う「投資信託」で
一部の顧客に有利になるよう売り買いをしているなんて、
想像だにしませんでしたよね。

ようするに4年前のアメリカには
「明日も大丈夫だろう、いい日になるさ」
という 明るい気分 が流れていたのです。
9月11日 が来るまでは・・。

あなたにとって
9月11日に起きた同時多発テロ以後の 世界 は、
それまでの世界 とはまったく違って見えたと思います。

80年代末に 冷戦 が終結し、
アメリカは世界で唯一の超大国として
グローバル経済 を引っ張ってきました。

「アメリカという国は 世界 で尊敬され、
あこがれを抱かれているのだ」
と あなたが思っていたとしても不思議はありません。

アルカイダ や、
ウサマ・ビン・ラディン という言葉は、
新聞の国際面でたまに見かける
専門用語にすぎなかったと思います。

つい1週間前までは当たり前だと思っていたこと、
気ままで、ちょっとナイーブで、
しかし社交的なアメリカ人という気質・・。
それが一変してしまう・・。

あなた自身、そして あなたの家族、
アメリカという社会の有り様が「変質」してしまったのです。

◆ 物事 はこんなにも素早く変化してしまうものだ。
 (これ、教訓 です)

私たちの「現実」の捉え方、
つまり「今、世の中は こんな感じだよね」
という 共通認識 も、

いとも簡単に、
変わってしまうことがあるのです。

9月11日がやってきた時、
USA Today という新聞は
【米国株式 崩壊から不況へ突入】という見出しを掲げました。

また、South China Morning Post は

【株価暴落から米国株式市場は崩壊、
米国からの巨額の資本逃避が起きる】(9月12日付)
と記しています。
(今となっては ちょっと笑ってしまいますか?

まあマスコミとは 過剰反応 を
義務づけられている生き物なのですが・・)

同時多発テロが起こった11日(火)
株式市場 は閉鎖されました。

そして翌水曜から金曜まで
4日間もマーケットは閉じたままでした。

翌週の月曜日、株式市場が再開された時、
ダウ平均は684ドル81セントの下げ幅を記録しました。

(アメリカ市場にはストップ安、
ストップ高の仕組みはないのですが、
確かこの時は 値幅制限 が
設けられたと記憶しています・・)

その後も株価は下落を続け、
一時ダウ平均は 7,000ドル台 にまで落ち込みました。
(皆さん、覚えていますか??)

しかし、10月4日の終値では
9,123ドルまで回復しています。

わたしがいつも思うこと・・)
◆ 私たちは 未来 を占うために、
  もっと 過去 に習うべきです。

これからの 20年 という時間の「具体性」を
頭の中でシュミレーションするために、

私たちはまず 20年 という「過去」を掘り起こし
検証してみるべきなのです。

(人が経験する 20年 という意味では、
 まったく同じなのですから・・)

過去を振り返っても、未来を見据えても、
確かに 世界 は リスキーなところ です。

すべてが順調に見えても、
リスクの萌芽は そこかしこで芽生えています。

私たちは リスク を予測しきれません。
思わぬ出来事は 予告なしに突然やってくるのです。

「これで ○○も終わりだな・・」
という 落胆・あきらめ を、
人は 何十回、何百回 と経験してきました・・。

(それでも ほら、)
株式市場という「いちば」は ゼロ にはなっていませんよ。

「いちば」は
幾多の困難を乗り越えて【成長】を続けています。

人は(私たちがイメージする以上に)タフで、創造的で、
強い 生き物 なのです。
(・・長期投資、ですよ 笑)

皆さま、よい週末をお過ごしください。



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| 投資の発想法 | 14:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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アメリカの投資アドバイザーがポートフォリオを提案したら・・


こんにちは、カン・チュンド です。

このコラムを長く読んでいただいている方は、
わたしがインデックス運用を
信奉していることをご存知のはずです。

わたしはインデックス運用こそが
もっとも洗練された、
かつ合理的な投資手法だと思っています。

ただし、2005年の収益率 第1位に
躍り出る投資手法ではありません。

マネー雑誌の特集記事を飾る、
そんな華やかさは元からないからです(笑)

さて、保有する資産を多様化させる
(= 分散投資する)ことで
私たちが背中に背負う リスク を
軽減することができますよね。

グローバルに「株式」という資産に投資しながら、
市場のアップダウンをできるだけ和らげる投資手法、
それが インデックス運用 + 国際分散投資 です。

時には「株式」という資産も
細かくカテゴライズします。

例えば、大型株式、小型株式、
バリュー(割安)株式、
グロース(成長)株式 といった具合に・・。

なぜこのようなことを ↑ するかというと、
すべては中長期の時間スパンで
期待リターン を引き上げるためです。

(突然ですが)
あなたをウィスコンシン州に住む
アメリカ人 だとしましょう。

(アメリカ人であれ、日本人であれ
「投資手法の選択」では同じように悩んでいるのです・・)

アメリカの投資アドバイザー ボブ は、
あなたにこんな 選択肢 を
提示してくれるかもしれません。
(ちなみに ボブ はわたしの友達です・・笑)

注)MMF以外は すべてインデックス運用です。
ボブ が提示してくれた アセットクラス(資産区分)

国内)

アメリカドル建てMMF
アメリカ大型株式
アメリカ小型株式
アメリカバリュー株式
アメリカグロース株式

海外)

世界債券
ヨーロッパ株式(大陸のみ・大型株式)
イギリス株式(大型株式)
太平洋地域株式(大型株式)
↑ オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、香港
  (日本は除く)

日本株式(大型株式)
世界小型株式

(けっこうありますね・・)

仮にあなたが上記11種類の資産区分をすべて
ポートフォリオ に採用したとします。

(先ほど云いましたように、)
私たちが「インデックス運用」を選ぶのは、

マネー雑誌に
取材してもらうのを諦める代わりに(笑)
長期的に安定したリターンを獲得するためです。

(ゴルフ好きの方 → 優勝 は狙っていません。
コンスタントにイーブンパーを目指すのが
「インデックス運用」です・・)

さて(元に戻りますが)
上記11種類の資産区分をすべて
ポートフォリオ に採用したとして、

11種類のうち一体いくつぐらい
【プラスの収益】が期待できるのでしょうか?
(まったく任意の1年間で・・)

わたしは(平均すると)
6~7つくらいだと思います。

上記11種類の 資産 は
それぞれ(その1年間の収益が)

プラス になることもあれば、
マイナス になることもあります(当然)

そのプラスの出方、マイナスの出方 は
不規則に かつ 因果関係なくやって来ます。
(ここ、重要!)

もちろん、11種類の資産
すべての成績が マイナス になる、
という「不幸な1年間」を経験する可能性もあります・・。

(よく勘違いされる方がおられるのですが)
「これだけ分散しているのだから、
すべての資産はいつでも プラスの収益 を獲得できるはずだ」
(叫んでいます ↑)
 
んー、残念ながら
それは ほぼ無理と思います。

もしあなたが上記のアセットクラスで10年間、
分散投資 を行ったとしても(一アメリカ人として)
2回~4回くらい、

ポートフォリオの収益が マイナス になる年を
経験するのではないでしょうか。
(長期の統計データから申し上げると・・)

ただし、ほんとうに不思議なことに
(かつ神秘的なことに)2003年の1年間は、

上記11種類の 資産 すべてが
プラスの収益を上げているのです・・。
(まさに ハレー彗星なみ?)



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| ポートフォリオ運用 | 14:57 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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なにも最初からアメリカで「投資」が盛んだったわけではありません


こんにちは、カン・チュンド です。

わたしの映画好きは
「知る人ぞ 知る」なのですが(笑)
特に70年代の アメリカ映画 に傾倒しています。

そうです、コッポラやスコセッシが
監督として登場した時代です。

当時は「大統領の陰謀」や「ネットワーク」
「コンドル」などの
社会派の映画が幅を利かせていました。
(シドニールメットという監督もこの時期にブレイクしました)

パチーノ、マックィーン、
フェイダナウェイ など、
70年代らしい「影のある俳優」が
活躍した時代でもあります。

(ところで)経済 でいうと
70年代はまさに「不毛の時代」です。

それまで、世界で圧倒的なマーケット・シェアを誇ってきた
メイド・イン・アメリカ の商品が
「競争力」を失いつつありました。

ベトナム戦争は泥沼化し、
アメリカドル に対する信任は急速に低下していきます。

(1973、74年の2年間で)
アメリカの 株価指数 である
S&P500 は(ナント)約50% も下落したのです・・。
(第一次石油ショックも大きな要因でした・・)

70年代の終わりには インフレ率 が10%を超え、
町には失業者が溢れていました。

(わたしはこの頃、テレビで
アメリカ大使館人質事件のニュースを観ていたのを覚えています)

当時のインフレは景気が悪い中で進行する
「スタグフレーション」であり、
当然、多くの生活者は
「株式市場」になんて見向きもしませんでした・・。

1979年の8月には ビジネス・ウィーク誌 が
【株式の死】という特集記事まで
組んでしまう有様だったのです。

インフレが進行すると、
世の中の【金利】はどんどん上昇していきます。

「債券」という資産も、
金利の上昇 でその価格が大きく下落し、
散々のパフォーマンスになっていました。
イメージしてみてください。

ちょうど70年代に 定年 を迎え、
預金・債券という「ポートフォリオ」を
組んでいた方々の資産価値は
みるみる下落していったのです・・。

あっ、そういえば、MMF
(マネー・マーケット・ファンド)
という金融商品が登場したのも70年代です。

MMFは 短期金利 に連動する
リスクが低い「投資信託」ですが、

流動性が高い ということで、
銀行預金という「道具」に取って代わって
瞬く間に広まりました。
(流動性 とは「売り買いのしやすさ」のことです・・)


さて、アメリカでは 1974年 に
「年金受給者」の保護のため、
従業員退職所得保障法(エリサ法)が制定されます。

そして、1980年 に
「確定拠出年金」がスタートしました。
(そうです、こんなに古いのですよ)

実は、自分で「投資」をするのも、
「年金」という制度を利用するのも、根本 は同じです。

要は、将来の生活を豊かにするために
「今から備える行為」ですから。

ただ、一般生活者 にとっては
自分ですべて賄う「投資」よりも、

個人年金、公の制度 としての
「確定拠出型年金」などの方が
【入り口】として入りやすいことは確かです。

しかし(前述した通り)、
当時は 株式市場 に対する
【不信感】でいっぱいでしたから、

「確定拠出年金」に加入した多くの方は
もっぱら MMF や、

保険会社が提供するGIC(確定利付型保険)などを
運用商品 として選択していました。
(いわゆる元本確保型の金融商品ですね・・)

それが 1983年頃 から状況が変わっていきます。
株式・債券市場 がゆっくりと回復を始めたのです。
⇒ 世の中の【金利】も下がり始めました・・。

この時期以降、アメリカ人で
「国際分散投資」を実践された方は、

85年以降の ドル安 も加わって、
国内のみに投資した人よりも
高いパフォーマンスを上げることができたはずです・・。
(この ドル安 は85年の「プラザ合意」により実現しました)

そして、90年代 です。
(もう皆さん ご存知ですよね・・)

ここで一気に「確定拠出型年金」が広まるのですが、
その理由はカンタンです。

「株式市場」が
稀にみる 上昇 を見せたからです。

「いちば」の上昇 → 資金の流入
→ 更なる「いちば」の上昇 という 好循環 です。

(上記に倣えば)
日本で 確定拠出型年金 が広まるためには、
株式市場の回復 が不可欠でしょう。

ともかく、

なにも最初からアメリカで
「投資」が盛んだったわけではない

ということがおわかりいただけると思います。

◆ 人間の嗜好 は 時代 によって変わるのです・・。



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| 世界をメンタルに放浪すると・・ | 15:01 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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お金の奴隷になる?(アニータ事件に思う)


こんにちは、カン・チュンド です。

(突然ですが)
◆ お金は時に、
人間の欲望を増幅させる 凶器 となります。

例えば【ギャンブル】です。

ホモ・サピエンスの「賭けごと」好き は、
「お酒」好き「女好き」よりも
普遍的な嗜好 であるようです(苦笑)

(まあ、賭けごとが、
人間の数学知能 を発達させたという事実はありますが・・)

「賭けごと」の厄介なところは、
その 最終結果 として、
儲かったのか、損したのか、
ということが重要ではない点です。

人間が、「賭けごと」をすること自体に、
= アドレナリンが分泌して、
興奮状態になること自体に

魅了されてしまう 生き物 であるという点が
厄介なのです(笑)
(ギャンブル好き は理屈ではない?)

そして(云うまでもないですが)
【ギャンブル】という行為を
媒介しているのは お金 です。

「公金を横領した」
「会社のお金を着服した」というニュースを聞くと、

その動機はたいてい【ギャンブル】による借金であったり、
【男女関係】のもつれだったりします。

(男女関係、んー、これも
 ホモ・サピエンスが有史以来抱える 悩み ですね 笑)

さて皆さんは、
青森県住宅供給公社 を舞台に起こった
14億円を上回る【横領事件】を覚えていますか?

被告の千田郁司の妻である
アニータ・アルバラード となる女性が
一時期マスコミを賑わせた あの事件です。

この事件に関しては、
地元新聞社である 東奥日報 が詳細を伝えています。           
まず、どうしてあのような
巨額の横領 が起こり得たのか?

(青森県住宅供給公社 が長年
横領に気づかなかったのはなぜなのか?)

公社 のずさんな管理体制 は
大いに批判されるべきでしょう。

が、わたしは、あのような 大金 を
ただひたすら女性に注ぎ込んだ人間の、
「屈折した欲望」の方に震撼してしまうのです・・。

東奥日報の
追跡 14億円横領事件】という連載記事 の中で、

~ 公判終了後、千田被告の弁護人は、
知り合いのホステスなどに同被告が
高額の現金や貴金属を渡したことについて、

「彼は金品をプレゼントすることでしか、
自分の気持ちを表現できなかった」と語った。

自らの寂しさを晴らすためだけに
使われた巨額の金。そのために引き出された公金。

千田被告の「取り放題」だったはずが、
実は「取られ放題」だったという皮肉・・。

初公判を終えた法廷には、
言いようのないむなしさばかりが残った。~

という記述があります。


ここには、男女にまつわる 欲 を
お金(マネー)が 媒介し、
そして その欲 を増幅させるという
【恐ろしい連鎖】があります。

わたしはこう思うのです。
◆ 負の 所業 によって得た お金 は、
  負の ベクトル にしか向いていかないと。

例えば、
会社のお金を着服して得た 5億円 は結局、

自堕落に、成すがままに
(湯水の如く)消費 されてしまうのです。

「えっ、5億円 ものお金、
 たった1年で使い果たしたの?」
という 驚き は ここでは当てはまりません。

◆ 当人がすでに
 「お金の奴隷」になってしまっていますから。

これまた皮肉なことですが、

【ギャンブル】が原因で 横領したお金 は、
また【ギャンブル】で消えてしまう場合が
ほとんどなのです。

お金 が、人間をコントロールする
軸(主人公) になってしまえば、

5億円 を消費することなんて
別段難しくありません・・(ホントです)

現代という時代は特に、
その種の「増幅装置」に事欠かないですから・・。

「あー、ホントお金は恐いなあ」と感じられてはじめて、
お金を「律する」資格が芽生えるのではないでしょうか?



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わたしがどんなテレビを観ると思いますか?


こんにちは、カン・チュンド です。

わたしはニュース以外のテレビを
ほとんど観ませんが、
日曜日には お楽しみ があります。

それは
「大改造! 劇的ビフォーアフター」を観ることです。

この番組、たいてい狭いお宅の大改造
(リフォーム)なのですが、

狭い場所 だからこそ、建築士の方の
“創意工夫”がモノを言うと思うのです。

⇒ ほんとうのプロは
  限られた 選択肢 の中で、
  その力を発揮するということ・・。 
 (なんだか 俳句の世界 みたいですね・・笑)

(以前にもお話しましたが)
 FP と 建築士 の仕事には 共通項 が多いです。

< お客様 の 利益代理人 となる >

FPも建築士も、お客様の立場に100%立って
(報酬をいただくのはお客様から!)

お客様のニーズを汲み取り、
最大の成果を実現できるよう努力します。

この「お客様のニーズを汲み取り、」
というところがポイントで、

例えば、家が狭いのでもっと 収納 が欲しい!
       ↓
 はい、収納 をたくさん作りました!

では、
プロの仕事とは言えないのですね(笑)

お客様 と
お客様のご家族の状況 を正確に把握し、

お客様の言葉の背後にある
「隠された思い」というものを
想像(イマジン)する 能力 が問われます。

(もっと言えば)お客様の 半歩前 に立って、
「どうでしょう。
こういう ニーズ もあるのではないでしょうか・・?」

と、お客様 が進むべき方向を
【提案】できる マインド を
持ちあわせていなくてはならないのです。

先ほど、

ほんとうのプロは、
限られた選択肢 の中でその力を発揮するのです、
と言いましたが、

お客様に【制約】(各人のライフイベント、コスト面など)
があるのは 当然 なのです。

その中で
いかに踏み込んだ【提案】ができるのか・・、

これって
発想の転換、深遠な 企画力 を要する作業です。


(誤解を恐れずに言えば)
 FP も 建築士 も、

この 企画・発想 のところで
「付加価値」を認めていただき
報酬 を得る、くらいの 心構え が
必要なのではないでしょうか?

お客様の側も、
企画・発想 に対して
お金を支払う用意をしていただく・・、

んー、これって、
お客様にとっての【発想の転換】ですね。

ところで、わたしが
大部分のテレビ番組 を嫌いな理由は、

オリジナルの番組を創るという
企画・発想 の意欲が感じられないからです。

例えば、番組改編期の
(毎度同じような)コンテンツ・・。

「警視庁24時!」「ものまね大賞!」
「なつかしのあの人は今!」など、
同じような企画 を繰り返し放映しています。

中には外国のテレビ映像を買ってきて、
そのまま流しているだけの番組もあります。
(ホントです、)

そしてタレントと称する人たちが
ぎゃーぎゃー騒いでコメントしている・・。

「オリジナリティー はないのか!」
と叫びたくなってきます(笑)

あっ、そうそう(今)
思い出しましたが、いい番組もありますよ。
例えば「開運! なんでも鑑定団」です。
 
わたしがなぜ この番組を好きかと言うと、
一般生活者の“潜在ニーズ”を
見事に掘り当てているからです。

今まで 骨董品 というと、どこか陰気臭い、
マニア向けの小さな世界でしたが、

それを【お宝】とネーミングし、
日のあたる場所へ連れ出した功績は 大 です。

(考えてみれば)どの家庭にも
「これってもしかしてお宝 ?」
と思えるような一品があるものです。

おばあちゃんが遺してくれた焼き物、
工芸品、ほったらかしにしていたリカちゃん人形、
鉄道模型、絵画、掛け軸など、

「身近なものだけど、
もしかしてこれにも価値があるの・・?」

という人間の 潜在意識(→ 期待感)を
くすぐる 発想 は すばらしいと思います。

(それに、これだけ普遍的なテーマですから、
 ネタが尽きるということもありませんし・・)

皆さんも、
「あまり目立たないけれど、
こんなおもしろい番組がありますよ」
という 情報 がありましたらお寄せください(笑)

FP にとっても、
企画、発想の力 はたいへん重要なのです。



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ゼロサムゲーム を楽しみたいですか?


こんにちは、カン・チュンド です。

今よりもずっと繊細で、
例えば映画の中に
人生の意味 を求めていたような、
そんな時分のお話ですが(笑)

当時のわたしは
「幸せの総量には限りがある・・」と思っていました。

誰でも当然、幸せ になりたい。
でも、不幸な人 もたくさん存在する。

もともと 幸せの総量 というのは決まっていて、
ある時は Aさんが幸せを引き、
ある時は Bさんが不幸を引いているだけではないか・・。

結局、幸せの量 と 不幸せの量 を足すと、
いつも「同じ」ではないかと・・。
そんなふうに思っていました。

先日、為替レート を予想するお話をしましたね。

時に円売り・ドル買いが勝ち、
時に円買い・ドル売りが勝つのです。
という言い方をしました。

今日はこんな 例 を挙げさせてください。

あなたは今「トヨタの株式」を持っています。
それを2,800円で買いました。
今、トヨタの株価 は4,000円になっています。

→「んー、そろそろ売ってもいいかな・・」
あなたはそう思いました。
(もうある程度 株価 は上がっただろう・・)

一方、4,000円の株価を見て、
ぜひトヨタの株式を買いたいなあ、という Bさん が現れました。

当然 Bさんは 4,000円でトヨタの株式を買って、
→ その値が上がることを期待しているのです。
(まだまだトヨタ株は安いぞ・・)

そういうわけで 4,000円 で
トヨタ株式の「売り買い」がめでたく成立しました。

株式でも 為替の取引でも、
【売り買い】が成立するためには、

◆ まったく正反対の思惑を持った、
  複数の人間 が必要になります。
 (例えば あなた と Bさん のように・・)

確かに、あなたと同じ考えを持つ人ばかりが
マーケットに居たのでは、
売買 は成立しませんよね。


(もう一度「いちば」に戻ってみてください・・)
売買 が成立しているということは、
売りたい人と、買いたい人が
「同数」存在している ということです。

トヨタの株式 を売りたい人と
買いたい人も「同数」居るのです。
??

じゃあ、なぜトヨタの株価 が
上がったり下がったりするのでしょうか?
(シンプルに考えてください・・)

どちらがより切実に売りたいと思っているか、
あるいは買いたいと思っているかの「違い」だけなのです。

買いの方々が、
より切実にトヨタの株式を買いたいと思っておられるなら、

その価格は
両者の均衡点を越えて、上がっていきます。

逆に売りの方々が、
より切実にトヨタの株式を売りたいと思っておられるなら、

その価格は
両者の均衡点を越えて、下がっていきます。
そして「成約価格」が決まるのです。

そんなシーソーゲームを、
「いちば」の中では 1日に何十回と繰り返しています・・。

さて、あなたとBさんの話に戻りましょう。

4,000円で売買は成立しましたが、
その後 トヨタの株価が下がり、3,200円になりました。

あなたはこう思います。
「あの時売っておいて正解だったな・・」
( 誰にも気付かれぬよう、ちょっと含み笑い・・)

一方、Bさんはこう思います。
「ちぇ、高く買いすぎたな・・」

しかし(よ~く考えてみてください)
トヨタの株価は
4,800円 になる可能性だってあるのです。

あなたはこう思います。
「うわー、
もうちょっと待ってたらよかったな。800円分の利益が・・」

Bさんはこう確認します。
「ふむ、思った通りだ。とりあえず800円の利益だな・・」

この場合、800円分の利益 が、あなたにではなく、
Bさんの方に転がった ということになります。

株価 が上がったり下がったりすることで、
あなた と 誰かさん の間で、
利益 という「付加価値」は

あっちに行ったり、こっちに来たりします。
(ゼロサムゲームですね・・)

あなたが勝つこともあれば、
誰かさん が勝つこともあります。

つまり、株式の売り買いがあるたびに、
どちらかが勝ち、どちらかが負けているのです・・。

何千、何万という「勝ち負け」を足すと、
利益(付加価値)はちょうど ゼロ になります。
(ホントです、)

もうお分かりですよね?

あなたが 短期売買 で資産を形成するためには・・、
「勝ち続ける」必要があります。

別の言い方をすると、
いつでも「負けてくれる相手」を
正しく探す必要があるのです。

まあ4人でやる麻雀なら、
それも不可能ではないと思いますが、
マーケットで果たしてそれが出来ると思いますか?



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