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2005年09月 | ARCHIVE-SELECT | 2005年11月

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平成電電のケースから「ファンドの本質」を学ぶ


こんにちは、カン・チュンド です。

新たなニュースが矢継ぎ早に
流れてくる世の中ですから、

(皆さん)もうこの出来事は
忘れてしまいましたか?

通信ベンチャーの平成電電が10月3日、
民事再生手続きを東京地裁に申請しました

(事実上の倒産です・・)
 
この会社、固定電話サービス
「チョッカ」で有名なのですが、

別会社の「平成電電システム」
「平成電電設備」を使って
投資家から資金調達を行っています。

(通信事業には 莫大な設備投資
= お金 がかかりますよね・・)

「平成電電システム」等は
「平成電電匿名組合」を組成して、

10%の高利回りをうたい、
1万人以上の投資家から
500億円近い資金を調達していた模様です・・。
< んー、シンプルに、本質 を見てみましょう・・>

「匿名の組合」とは
ファンドの一種 であり、

要は「お金を出資してください、
10%の利回りを保証します!」
と云っているのです。
(スキームとしては 下記のようなイメージでしょう)


                        設備を貸し出し   
「匿名組合員」→ 出資 「平成電電システム」 →「平成電電」
  (投資家)     
           分配金          リース料
           ←             ←


一般生活者の「常識」として、
◆ 10%の利回りを保証します で、
リスク がないはずがありません。
(そうですよね?)

上記スキームの前提は、
「平成電電」の事業がうまくいき、
リース料が滞りなく払われ続ける・・というもの。

(残念ながら)事業を行っていますから、
「うまく行かない」こともあるわけです、もちろん。

「元本を保証するって、言ってたじゃないか!」
と怒ってみても、相手は資金調達のプロ ですから、
必ず「逃げ道」を用意しているはずです。
→ 要は「免責事項」ですね。

(おそらく)

事業に 損失 が発生することで分配金が支払われなかったり、
最悪の場合、出資した金額が返還されない可能性があります。

という類の「文言」を、
契約書に入れているのではないでしょうか?

わたし先ほど「匿名の組合」とは
ファンドの一種 と言いました。

ただ単純に、出資者からお金を募り、
そのお金を用いて 組合本体(ファンド本体)が
「通信設備」という 資産 を保有している場合は、

ファンド本体、あるいは
ファンドが 資産 を貸し出している事業体 が
【倒産】してしまうと、
その「リスク」を まともに受けてしまいます。

上記の場合、「平成電電」が倒産すれば
もう お手上げ なのです。

⇒ 今からお話するところ、すごく重要なので
  集中力を2割増しにしてください(笑)


晋陽FP事務所が推奨している、
【投資信託】というカタチでの 資産保有法 ですが、

◆(厳密にいうと)
ファンド と 投資信託 は
その【スキーム】が異なるのです。
??

先ほどのスキームは、
「匿名組合員」 → 出資「平成電電システム」 
→「平成電電」 でしたね。

例えば あなたが 投資信託
中央三井外国株式インデックスファンド
購入したとしましょう。

そのスキームは、
あなた(投資家)→ 出資「中央三井外国株式イ・ファンド」
→「世界の株式」というイメージです。

(想像してみてください・・)
このファンド が投資する
1450銘柄 の世界株式のうち、

1つの会社が倒産して、
株価がゼロになってしまっても、
ファンド自体に与える影響は 微々たるものですね。

なぜか?
(分散投資しているからです・・)

一方、

「平成電電システム」等は
「平成電電」たった1社に 資産 を
貸し出しているのです。
(平成電電 と一蓮托生・・)

もうひとつ、「中央三井外国株式イ・ファンド」を
運用する 運用会社、

中央三井アセットマネジメント が
倒産したらどうなるのでしょうか?

ファンドが組み入れてい
る世界の株式群、現金等は??
(ここ、重要ですね・・)

実は、ファンドの資産(現金・株式等)はすべて、
受託会社である「信託銀行」が保管しています。

したがって運用会社が倒産したとしても、
◆ あなたの財産 は「保全」されるのです。

つまり、投資信託の【正確なスキーム】としては、

あなた(投資家)→
出資「中央三井外国株式イ・ファンド」→「世界の株式」            
                  ↓
              (資産管理 を委託)
                  ↓
               受託会社「信託銀行」
              (資産管理 を受託)
   

なのです。

この、

資産管理 を委託 ⇒
資産管理 を受託 する部分が
まさに【信託業務】であり、

このスキームがあるからこそ、
中央三井外国株式イ・ファンド は
投・資・信・託 と呼ばれるのです・・。
(なるほど。)

単なる「ファンド」と「投資信託」は
そのしくみがまったく異なるのですね・・。

投資信託の すばらしいところ は、
ファンド運用体 の【倒産リスク】を
隔離しているところなのです!

> 分散投資 ができる
> 運用体の【倒産リスク】をゼロにできる

このふたつの理由から、
わたしは 投資信託のカタチで
資産を保有することを
お勧めしています。

皆さま、素敵な週末を!



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○○が専門のファイナンシャルプランナーです!


こんにちは、カン・チュンド です。

昔から「餅は餅屋」といいますね。

専門家が持っている発想は深く、
その多くは 経験 に裏打ちされています。

保険の世界にいたFPなら
「わたし保険が得意です」
と言って当然ですし、全然おかしくありません。
(ですよね?)

「カンさんは不動産出身ですよね?
それがどうして 資産運用 なのですか?」
とよく聞かれるのですが、

わたしは開業する前から自分の専門を、
「金融資産を用いた資産運用のアドバイスにしよう」
と思っていました。

自分の中では、
「不動産という資産も 金融資産のひとつである」
という解釈をしていたのです。

(それともうひとつ、
不動産という世界と
距離を置きたかった気持ちもあります・・)

まあ、上記のように書けばカッコいいのですが(笑)
実際は「不動産」の看板を掲げないことに
すごく抵抗がありました。

(というか単に)不安 だったのです。
今までの延長上で
(知識を活かしながら)進んでいくのか、

あるいは、まったく違うレールの上を
歩み始めるのか、
ずいぶん悩みました。

(わたしの場合)
判断の決め手になったのは、

これからの10年、20年で、
どの「分野」がいちばん伸びるのか?
という自問です。

ライフプランニング、保険、不動産、
金融資産の運用、相続、税金・・。

わたしは金融資産の運用こそ、
これからニーズが顕在化し、
産業として大きく伸びると思ったのです。

なぜそう思ったのか?
(カンタンです)

日本では(今まで)
その種のニーズがほとんどなかったからです。

日本で投資を行っているのは
100人中せいぜい4,5人で

それは特別な世界の、
特別な出来事だったのです。
(投資? →
 カンケイないよ、の世界です・・)

ニアリーゼロ のところから、
ニーズが顕在化していけば、

それは自ずと成長性が高い
「分野」になるでしょう。

それからもうひとつ、
先進国の分析です。

わたしはFPの勉強をする傍ら、
ホームページ上で
アメリカのファイナンシャルプランナーを
徹底的に調べました。

(FPは、アメリカが発祥の地ですから)
そこで気付いたのは、

アメリカの ファイナンシャルプランナー は、
そのほとんどが「資産運用アドバイザー」である、
という事実です。

(まあ時代的な影響
(90年代・株式市場の高騰)もあるでしょうが・・)

彼ら/彼女らは、
ライフプランニングという土台の上で、

ひとりひとりの顧客に
ふさわしいアセットアロケーション
(資産配分の組合わせ)を提案していました。
(そんなんが商売になるのか・・)

そこに保険、相続、タックスなどの
各種サービスが付与されていたのです。

彼ら/彼女らのHPを
じっくり読んでいくと、
証券会社 が謳っていることとは
明らかに「違う主張」をしていました。

・投資 は決してギャンブルではないですよ、と。
・投資 はあなたの生涯をかけて行う計画的な作業なのです、と。

えええっ!!
(なんやそれ?)

わたしは心底驚きました。

投資 とは、
株式を売り買いして
利益を確定させていく行為だと
わたしはその時まで思っていましたから・・(恥ずかし)

特にあるファイナンシャルプランナーの
考え方に出会って
わたしは一筋の光が
見えたような気がしました。

◆ 投資は 感覚 で行うのではなく、
  科学的なアプローチを用いて行うものなのだ、と。

そのアドバイザーは
こんな 言葉 を使っていました。
モダンポートフォリオ理論・・。

「なんですか、それ?」という方は
弊所ホームページの【ここ】をご覧ください。
 
小学生だったわたしは
まさに「真っ白」な状態で 投資 と出会ったのです。
(そのことを今でも幸せに感じています・・)

では皆さん、素敵な週末を・・。



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FP → 有機体の発見?


こんにちは、カン・チュンド です。

(7年前のわたしです)
自分が何も「知らない」ことに
気付いたわたしは

冷静に自分が属している業界を
眺めるようになりました。

不動産の仲介業 とは
(いってみれば)規制 に守られた産業です。

例えば「仲介手数料」は
物件価格の3%プラス6万円 が上限とされています。
(なんでやねん?)

ほとんどの業者は
無意識にこの上限報酬を請求し、

ほとんどの消費者は
無意識にそれを支払っています・・。
(ちなみに消費税もかかります)

いったん 規制 が撤廃されれば
= 競争原理 が導入されれば、

小さな、付加価値 を持たない不動産会社は
たちまち淘汰されるのではないか?
わたしはそう思いました。

もうひとつ、
わたしが井の外に出るきっかけとなったのが
当時の日経新聞の広告です。
(以外と単純なわたし 笑)

「あなたは 変化 をピンチだと思いますか?
チャンスだと思いますか?」

わたしはすかさず「チャンスや」と呟いて(笑)
ファイナンシャルプランナーの資格を取るため、
ひそかに勉強を始めたのです・・。

当時、勤めていた会社が
損害保険会社の代理店をしていたため、
損保の知識はほんの少しありました。

しかし金融(ファイナンス)全般を見渡してみると、
わたしの頭の中は ほとんど「真っ白」。
(まさに小学校1年生状態でした・・)

ライフプランニング、保険、
金融資産の運用、相続、税金など、

ひとつひとつ手探りで、
ゼロの地点から ゆっくり遊泳し始めました。

しばらくすると、
不思議なことに気づいたのです。

それぞれの「分野」は
単独で完結した形を取っているのではなく、
縦に横に、互いが絡み合い
影響し合っているのです。

それはよーく見ると、
複雑な動きを成す、
巨大な「有機体」のようでした。


「あー、これがファイナンスいうもんか・・」
(なにしろ小学生がはじめて目にするのです 笑)

わたしは 生物の時間 で
「生態系」の奥深さ を理解できた時のような
【感動】を味わっていました。

上記のようにわたしが
【感動】できたのは、
(もちろん)何も・知らなかった・から ですよ(笑)

「これだったら、
とことん勉強する価値があるだろう」
そう思ったわたしは
FPの学校に通う決心をしたのです。

その時は熊が水を飲むように?勉強しました。
こんなに勉強したのは
アメリカに留学していた時以来でしょう。

あの「有機体の発見」が
わたしの大きな転機 となったのです。

さーて、ここまで読まれて
「それでカンさんは FPとして独立したのですね?
よかったよかった・・」

と思われますよね?

「でも、カンさんは不動産出身。
それがどうして 資産運用 なのですか?」
という 疑問 が湧いてきませんか?

・・・・
はい、(実は)
わたしもさんざん悩んだのです。

続きは次回に。



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生まれて初めて証券会社に行った時のこと


こんにちは、カン・チュンド です。

もう7年以上前の話ですが、
生まれて初めて「証券会社」に行った時のことは、
今でも鮮明に覚えています。

その日はかなりたくさんの人がいて、
店舗は活気に溢れていました。

わたしの第一印象は、
< なんか 病院 みたいやな・・ >

たまに風邪をひいて病院に行くと、
ご高齢の方がたくさんいらっしゃいます。
それと同じような雰囲気を感じました。

「口座開設の手続き」で
わりと長い時間居たのですが、

お客さんと担当の外務員の方の、
和気あいあいとした会話が
あちらこちらから聞こえてきました。

「○○さん、
これから○○○(会社の名前)がおもしろいですよ・・」

「あんたには、
○○○(会社の名前)で儲けさせてもらったからな・・」

「それにしても、
○○○(会社の名前)はえらい下がってるな・・」
などなど。

なんだか【特定の人】だけが集う、
【特定の世界の出来事】みたいだなあと思いました。

それからすぐ、
別の証券会社に行く機会がありました。

わたしはかねてから買いたかった
ヨーロッパ株式ファンドの「目論見書」を見せて欲しい、
と言いました。

販売員の方は、
その目論見書と合わせて(まったく別の)

日本株式ファンドのパンフレットを持ってきて、
「・・・・・・・・・・・・」という
セールストークを始めました(笑)

(わたしは、それは要りませんよ、
 と苦笑いしていましたが・・)

辛口でいきましょう!

証券会社に出向く消費者の方には、
「この人たちに任せておけばいい」という
他力本願 が染み付いています。 

証券会社の方には、
「この人たち(消費者)は何もわかっていないんだ」
という 自惚れ があります。

証券業界 とは、
他力本願 と 自惚れ がミックスされた、
【壮大な演出劇場】ではないでしょうか。

「あんたには、
○○○(会社の名前)で儲けさせてもらったからな・・」
というような方を、わたしは 投資家 とは呼びません。



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