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2005年11月 | ARCHIVE-SELECT | 2006年01月

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平均への回帰(山あり、谷ありですが・・ )


こんにちは、カン・チュンド です。

いちば(例えば 株式市場)では、
不特定多数の人が、行き来しています。

いつでも「入退場」できますし、
他のいちば に行くことも自由です。

世界のいちば をぐるりと見渡して、
「おい、ここの いちば だけは リスクに比べて
リターンがすごく大きいよ!」

という いちば が
あったとしたら どうでしょうか?

世界中のお金が そのいちば に殺到して、
株式の値段 が沸騰してしまいます。

その会社が生み出す 利益 に比べて、
株価 が異常に上がってしまえば、

そうです、
(長い目で見れば)そのいちばの リターン は、
「平均的なもの」に落ち着いていきますよね。

■ これを「平均への回帰」と呼びます。

直近では(90年代の)アメリカ がよい例でしょう。
当時、妄想的な投資家は、
「地球上でアメリカだけが 投資するに値する唯一の国だ!」
と叫んでいました。

お金が(文字通り)洪水のように いちば に押し寄せ、
株価 は沸騰しました。
(楽観と興奮のオンパレードです・・笑)

(時として)
驚異的なリターンは 狂気 を醸成します。

また、投資家のメモリーは
概して「短い」ものですから(笑)、

「いや、カンさんがいう「平均への回帰」も分かるが、
今度だけは違う、今度は 特別 なんだよ・・」
という「自己ロマンス」に陥ってしまうのです。

(ああ、そういえば80年代後半の日本でも、
同種のロマンスが流行りましたね・・)


(今までのところ)
投資家の「甘い期待」をよそに、
あらゆる いちば で「平均への回帰」は起こっています。

例えばあなたがA国で
「いちば そのもの」に投資しているとしましょう。

A国でのリターンが、他の国々のリターンより
「低い状態」が続いていたとしたら どうですか?
あなたはイライラしますよね?

あなたはきっと 他の国 に投資を始めるでしょう。
(あなたと気持ちを同じくする人たちも
 どんどん 他の国 に投資をし始めます・・)

すると、
A国の いちば は
どんどんその値が下がってしまいます。
(えっ、いったいどこまで 下がるのかって?)

他の国々の いちば でのリターン と
同じくらいのリターンが期待できるようになるまで、
その値は下がるのです。

実際の市場 では「裁定取引」と呼ばれていますが、
このような動きは
自然に かつ 日常的に 行われています・・。

いちば というところは、そういう意味で
「効率的」なのですね・・。

皆さん、素敵な週末をお過ごしください。



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| 投資の発想法 | 06:01 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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こんにちは、ハリー です。


こんにちは、カン・チュンド です(笑)

ビル・ゲイツという人が、
パソコンの世界 を変えたように、

ハリー・マーコウィッツという人は
資産運用の考え方 を一変させました。

彼はもともと研究の対象として「投資」を選んだ人で、
自身は 投資 にはあまり関心がなかったようです。
(そんな人だからこそ【投資を科学】できたのでしょう・・)

さて、マコーウィッツの第一の功績は、
リスクを計量し「数値化」したことにあります。

(例えば)
ある一定期間に、
株式A がどれくらい儲かったか・損したかは、
「結果リターン」として 数値化 できますよね。

しかし、株式A が「どれくらいリスキーなのか」を
どう測ればよいのか?

(この難問に)マコーウィッツは
「標準偏差」という考え方を用いて答えました。

つまり、株式Aのリターンの不確かさ・・、
リターンがぶれる「大きさ」そのもの を
リスクの大きさ として規定したのです。

つまり、昨年3%のリターンであった 株式A が、
今年28%のリターンを残したとしても、
「リスク 大」として 認識 する ということ。

・リスクとは、
 リターンの【ぶれ幅】のことなのです・・。

リスクとリターンが「計量化」できれば、
リターンの効率性 を測ることができます。

例えば、

      リターン    リスク
株式A    10      20
株式B    10      30

だとしたら、どちらを選びますか?

(当然 A・・)
同じリターンなら、
リスクが小さい方がいいですよね。

(同じリスクなら、
 リターンが大きい方を選ぶ・・)

ただ単に
リターンが大きい資産を選ぶのではなくて、

リターンの効率性 に着目する。
 (これはとても斬新な視点でした・・)


(また)マコーウィッツの第二の功績は、
(先日お話したように、)
相性がよい(値動きが異なる)資産 を
組み合わせることで、

【引き受けるリスクの大きさ】が
「リスクの加重平均」より小さくなることを
理論的に証明したこと です。

したがって、
分散投資することに「意味」があるのですね。

そして、肝心の「資産配分」の仕方なのですが、
(さあ、頭の中を真っ白にしてくださいよ)
ポイントは(実は)単位 です・・。

たとえるなら、
「大きな地図」を目の前にして、

30センチの 物差し を持つのか、
  1キロの 物差し を持つのかの「違い」なのです。
  ??

「資産配分」を(文字通り)
個別銘柄のレベル で考えていくと、
選択肢 がたくさんありすぎて かえって大変です。

ですからマネーの缶詰めスクールでは
■「いちば」投資 を提唱しています。

「いちば」投資?

はい、
ひとつの国(例 アメリカ)、
あるいは地域(例 ヨーロッパ)を
ひとつの「いちば」と見立てて、

「いちば」自体に投資をする
 という考え方です。

■ つまり 銘柄選択 ではなく
 「いちば」選択 なのですね。
注)株式でも 債券でも 不動産でも 考え方は同じです・・。

「いちば」投資 で 世界 を旅しよう...★
これがマネーの缶詰めスクールの投資ポリシーなのです。



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| ポートフォリオ運用 | 06:04 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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いちばん関係がなさそうなモノを組み合わせると、いちばん得になる?


こんにちは、カン・チュンド です。

まるで 岡本太郎的 に
「異なるピース」を はめ込む作業・・。

それが、
「値動きが異なる 資産 を組み合わせる」
ということです。

そう、
一見 いちばん関係がなさそうなモノ を、
互いに組み合わせていく作業こそが、
(実は)資産配分 なのです。

今、わたし「一見 いちばん関係がなさそうなモノ」
と言いましたが、

じゃあどれくらい「関係があるのか・ないのか」を
計る目安 があった方がいいですよね?
それが【相関係数】です。

相関係数 とは、
A、B ふたつの金融資産の
値動きが異なる「度合い」を 数値化 したものです。

■ その 数値 は、
-1 ~ +1 までの間に収まります。

例えば、A、B ふたつの資産が
まったく異なった値動きをする
(= 正反対の値動きの)場合
 相関係数は - 1

あるいは A、B ふたつの資産が
まったく同じ値動きをする場合
相関係数は + 1 になります。

注)実際には A、B ふたつの資産が、
まったく正反対の値動きをしたり、
まったく同じ値動きをすることはありませんが・・。

さて、ここでは
Aという資産の期待リターンを 年率7% とします。
Bという資産の期待リターンは 年率5% です。

あなたの 資産配分 が
A に40%
B に60% とすると、

あなたの資産全体の期待リターンは、
7% × 0.4 + 5% × 0.6 で
5.8% になりますよね。
(それぞれの期待リターンの 加重平均 です・・)


また、Aという資産のリスクの大きさ
(ここでは 標準偏差 で表します)
を 年16% とします。

Bという資産の
リスクの大きさは 年10% です。

リスクとは、
その資産の価格が上がったり下がったりする
「振れ幅 の大きさ」のことですから、
上記のように 数値化 できるのです。

さっきと同じように、
あなたの 資産配分 が
A に40%
B に60% とすると、

あなたの資産全体の「リスクの大きさ」は、
16% × 0.4 + 10% × 0.6 で
12.4% になるかというと、

(それぞれのリスクの 加重平均 ですね)
それが【ならない】のです。

ナント、
リスクの加重平均 より
■ 実際にあなたが【引き受けるリスクの大きさ】は
  小さくなる のです・・。
 ??

一見 いちばん関係がなさそうなモノ を、
互いに組み合わせているからですね・・。

そう、
■ 値動きが異なる資産を組み合わせる・・。

これが正に
リスクを管理する技術 なのです。
(まるで【化学反応】ですね・・)

これこそが、
何が起こるか分からない長期の運用における、
負けないためのノウハウ なのですよ(笑)

皆さん、素敵な週末をお過ごしください。



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