2006年03月 | ARCHIVE-SELECT | 2006年05月

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米国ヤフーのETFセンターについて


こんにちは、カン・チュンド です。

おしゃれな男性諸氏は最近、
インターネットを通じて
イギリス製の靴 を買ったりしているのだとか・・。
(靴は おしゃれの基本と云います)

海外の金融商品 も同じように、
ネットを通じて比較検討し、
最後はクレジットカードで決済

といけばいいのですが、
(現状は)まだまだそこまで至っていません。

現に 金融商品の選択肢 において、
日本と海外では大きな差があるのが現状です。

アメリカではETF
(上場型インデックス・ファンド)が
かなり身近な金融商品になっています。

すでに200を超えるETFが上場し、
その種類も

米国、各国の株式ETF、外国地域のETF、
国内の公債、または社債の指数に連動するETF、
原油、金などのコモディティETF、

インターナショナル小型株ETF、
大型株ETF、中型株ETF、
地方自治体の債券ETF
さまざまなセクター別(業種別)ETFなど、
実に多種多彩です。

(毎月毎月、新たなETFが
設定されていると言っても過言ではありません・・)

ETFの概要を見るには、
米国ヤフーの「ETFセンター」がいちばん便利です。
 
ここでは、カテゴリー別、
運用会社別(Fund Family別)の
ETF検索が可能です。

特に Fund Family(運用会社)を見ていただくと、
「えっ、ETFの運用会社ってこんなにあるんだ!」
と驚かれるはずです。

(あのー、はっきり申し上げますが)
ETFは 運用会社にとっては
もっとも儲からない金融商品なのです(笑)

(なぜなら、継続的な収入
「信託報酬」がもっとも低いですから・・)

しかしながら、この商品(ETF)が
◆ 資産運用業界の 地図 を塗り替える道具となる
  と、関係各社は気づいているのでしょう。

だから、
そろりそろりと
ETFの運用に参入しているのです。

(アクティブ運用の雄、
フィデリティの名前も見受けられますから)

関係各社 が気づいているなら、
FPをはじめとする資産運用アドバイザーも、
もっとETFの効用を学ぶべきでしょう。


資産運用アドバイザーの務めとは何でしょうか?
それは、

◆ 顧客の利益を長期的に最大化させること
  にあるはずです。

であれば、ETFは
「有力な選択肢」となり得るのではないでしょうか。

ETFという「道具」を用いて
・保有する資産を多様化させる

(株式、債券、不動産といった、異なる資産でも
ETFという「共通の器」で保有することが可能です)

・低コスト
・低 税金 を実現させる

(ETFは銘柄の売り買いを行わないため、
 売買手数料がかかりません。

また、売り買いを行わないため、
譲渡益に対する課税といったコストを節約できます・・)

特に、
運用コストの違いは
いちばん分かりやすいETFの特徴です。

今、アメリカ株式を運用する
アクティブ・ファンドであれば、
継続的な費用(信託報酬を含む)を
平均1.52%徴収しています。

しかしETFであれば、
継続的費用は 平均0.44%で済みます。
(半分以下、ですね)

コストが高い ということで、
アクティブ・ファンドにとっては、

「いちばそのものの平均値」を上回ることが、
より高いハードル となってしまっているのです。

スタンダード&プアーズの調査によりますと、
この5年間で、

S&P 500 という「いちばの平均値」は、
約3分の2のアクティブ・ファンドの成績を上回る
収益 を上げています。

「いちばの平均値」とは、
皆さんが思っている以上に高いハードルなのですね。

追記)

米国ヤフーのETFセンターでは、
こんな検索も出来ます。
低PERのETF



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マレー人と 中国人と インド人と・・


こんにちは、カン・チュンド です。

わたしはこのコラムを書くために、
時々「脳の中の棚卸し」をしています。

部屋の中を真っ暗にして お香を焚き、
ひとつの言葉から、
まずは 名詞、続いて 形容詞 を連想させる・・

なんてことはやっていませんが(笑)
さまざまな場所に
不規則に並んだ「わたしの記憶」は、

ふとした出来事、歌のワンフレーズ、
ひとつの言葉で 蘇ってきたりします。
(今朝も 運よく蘇りがありました・・笑)

例えば、あなたがアメリカに行った場合、
白人も黒人も
(もちろんヒスパニックもアジア系の人々も)

皆ハンバーガーを食べ、
Tシャツにジーンズをはいていますから、
「ああ、アメリカ人だな」
と認識できますよね?

わたしは20代の前半に
いろいろな国に行きましたが

「マレーシアという国の不思議さ」は
◆ 異なった民族 が混じり合うことなく
(しかし)平然と共存しているところ なのです。

マレーシアというと
「マレー人の人達しかいない」と思っていませんか?

わたしが14,5年前に買い求めたガイドブックには
「マレーシアの人口構成は、
マレー人6割、中国系3割、インド系約1割となっている」
と記されています。

(今でも 上記比率 は
そんなに変わっていないと思います・・)

マレーシアでは、生活のあらゆる場面で、
マレー・中国・インドの
「3つのカルチャー」を垣間見ることができます。

例えば「食事」です。

マレー系の食堂 ではマレー人が居て、
わたしは甘ったるいコーヒーを飲みながら

ミーゴレン(マレー風焼そば)や
ナシゴレン(マレー風焼飯)を注文します。

中国系の食堂 へ行く時は、
ちょっと緊張します。
(なぜなら、中国人と間違えられて 広東語 で
まくしたてられるからです)

ここでは 海南鶏飯 や 潮州麺 を食べます。
(もちろん 広東語しか聞こえない・・)

そして インド系の食堂 へいくと、
マトンのカレーを食するのです。
(インド系の食堂でも
ヒンドゥー系とムスリム系に分かれます)

わたしが見た限り、
マレー人は中華系の店には行かないようですし、
中国系の人はマレー系の店には行かないようです。

(食事には【宗教】が絡んでくるので、
ある意味仕方がないのかも?・・)

学校 そのもので言っても、
マレー系の学校、中華系の学校、
インド系の学校 があるそうです。

それぞれの学校では、
広東語(北京語も?)、マレー語、
タミル語(ヒンドゥー語も?)を
教えています。

(ちなみに、
マレーシアの公用語は【マレー語】です・・)

これだけ
民族という「色」が交じり合うことなく、
互いが自己主張し、

かつ ひとつの国 として
維持されているという国は
他に例がないと思います。

(ちょっと大げさにいうと)
もし【世界連邦】という姿 を想像するなら、

その「公約数」(小さな実験場)のような 状態 が、
今のマレーシアにはあると思います。

人口が違う、宗教も違う、
文化も異なる「複数の民族」が、
どのように共存していくのか
という 試金石 ですね。

(今ふと思ったのですが、
この地球上で【中国人とインド人】が
こんなに多く共存している地域は他にないでしょう・・)

ちなみに、今朝のNHKのニュースでは、

「マレー系、インド系の子供たちで
中国系の学校に行く児童が増えている・・」
という 特集 をやっていました。

やはり、ビジネスニーズ というものは
民族 を超えて【普遍的】なのですね・・(笑)



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神は誰にも味方しません


こんにちは、カン・チュンド です。

わたしの事務所に来られる方は、

「運用を始めてみたけれど、
 このままの状態で果たしてよいのか?」
という疑問を抱いておられる場合が多いです。

特徴として挙げられるのは、皆さん、

「この A株式ファンドが・・」
「この 新規公開株が・・」
という言い方をされることです。 

森(ポートフォリオ)を見ずに、
どうしても 木(ひとつの金融商品)を
見てしまうのですね。

もうひとつは市場(マーケット)との
つき合い方 についてです。

例えば、

「株式市場が来週、20~30%
 下落してしまったら、どうしますか?」
 とお聞きすると、

「元本確保型商品に資産を移して様子を見る・・」
と答える方が多いのではないでしょうか。

しかし、
これはどういうことでしょう?

含み損を抱えている金融資産を売却し、
含み損を実現させてしまう、ということです。    
(安い時に、金融商品を売ってしまうということ)

株式を売買するところは「株式市場」と呼ばれます。
債券を売買するところは「債券市場」と呼ばれます。

わたしはこの
「市場」という言い方が好きで、

それはさまざまな商品を売り買いする
『いちば』を連想させます。

株式市場という「いちば」は、毎日開いています。

何百、何十万という人々が、
己の利益のために、
あるいは運用を委託してくれた
クライアントのために、

「いちば」という生き物と対峙します。

優秀なディーラーは、己の直感に頼るより、
「いちば」という世界の流れを掴もうと努力します。

■ つまり、いかに 我を捨て、
  無に近づけるか、ということ・・。

例えば、株式市場という「いちば」は、
あなたという一介の人間のことなど気にしません。

いつ運用を始めようか悩んでいるAさんのことも、
株式ファンドを買って2年が経過したBさんのことも、

また、来月定年を迎えて、
運用している資産の半分を
現金化しようとしているCさんご夫婦のことも、
■「いちば」は一切、考慮してくれません。

つまり、
天気と市場は、あなたの思惑に関係なく動く。
ということなのです・・。

あなたが「いちば」を
コントロールすることは出来ませんし、

また、コントロールできるのでは?
と思うこと自体 危険 です。

誰もがいちばん安い時に株式を買って、
いちばん高い時に売りたいと思っていますが、

それは言ってみれば、一介の人間が、
刻々と変わる「いちば」の意思表示を

逐一把握できる、
という「思い込み」であり、
現実には極めて困難なことなのです。

「株式市場 は所詮、
 欲の皮のはつり合い、一か八かのギャンブルだ」 
 と思うのか、

「株式市場 はひとつの 意思 を持っており、
長期的に見れば、経済の動きを反映する『鏡』である」 
と思うのか、

それは、あなた次第です。

ただ、
もし皆さんが「後者の考え」をお持ちならば、

マーケットのタイミングを読まない、
つまり、市場(マーケット)に 居座り続けることが、
実は最大の防御であるとわたしは考えます・・。



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ナスダック市場を包括するETFです


こんにちは、カン・チュンド です。

米国ナスダック市場の代表的なETFは、
QQQQ ですね。 
正式名称は「NASDAQ 100-Trust」と云います。

ナスダック市場に上場する代表的企業
100社に投資するETFです。
(あっ、日本語の資料 もありますよ)
 
しかし、ナスダック市場に上場するのは
100社だけではなく、
全部合わせると 約3300社にもなります。

「じゃあ、ナスダック市場に上場する
全企業を網羅するETFはないの?」
というと、
(それがあるのです・・笑)

運用会社は? 
フィデリティさんです。

ETFの名前は? 
Nasdaq Composite Index Tracking Stock
(銘柄コードは ONEQ です)

なお、上記ETFの信託報酬を含む
年間の経費比率は 0.3% となっています。



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トライアングル投資をしましょう

こんにちは、カン・チュンド です。

「あのー、カンさんって、
商品(コモデティー)への投資についてはあまり話しませんよね」
はい、それは・そうです・・(困)

(ちょっと資本主義の黎明期 に戻ります)
砂糖や 金や 綿花 を大量に取引したヨーロッパ諸国は、
莫大な富 を手に入れました。

スペインやポルトガルのように、その富を
きれいにスッてしまった国もあれば、

イギリスやオランダのように、
株式会社を「収益埋蔵装置」に仕立てて、
お金がお金を生む、
資本主義の原型を作った国もあります。

皮肉なことに、
商品(コモデティー)を扱う会社の価値が上がる一方、
商品(コモデティー)の価格は下落していったのです。

事実、この200年くらいの間で、
金(ゴールド)の実質価値 は
ほとんど変わっていません。

(金の相対価値 が下がるということは、
「貨幣経済」がそれだけ信任されている
という証拠でもありますが・・)

さて、
これからの4,50年のことを考えると、
商品(コモデティー)の価値が
上昇する可能性が高いと思います。

2050年には 世界の人口は90億人を超え、
そのほとんどが 新興国の人々となります。

ただし、彼ら/彼女らは
ただの「貧しい人々」ではありません。

豊かになることを求め、
その豊かになることの「実現可能性」が
たいへん高い人々となるのです。

また、人類がかつて経験したことのない
膨大な数の人々が
新興国から 中進国の人間 として
「大量消費マーケット」に登場します。

大豆や原油や、
砂糖や金や鉄鉱石 を獲得するために、
激しい権益争いが起こらないとも限りません。

資産運用に目を転じてみますと、

2050年の世の中では
より多くの株式が市場に上場し、
より多くの人々が 取引を行っていることでしょう。

株式 という資産の値動きの【連動性】が、
今よりも高くなっていると予想されます。

したがって、株式による「分散投資」のみでは、
リスク軽減の効果 が限られるのです。

(ところで 皆さん、)
子どもの頃「三輪車」に乗りませんでしたか?
(何を・ 突然?)

わたしは自身で
三輪投資(トライアングル投資)と名付けていますが 、

メインの車輪       【株式】
ふたつ目の車輪     【債券】
みっつ目の車輪  【オルターナティブ】

というイメージです。

この「三輪投資」の考え方が、
今後重要になるのではないでしょうか・・。

注)わたしの【オルターナティブ】の意味は、
具体的に、不動産、商品(コモディティー)です。

(ただし、株式にしろ、債券にしろ、
オルターナティブ にしろ、
資産を保有するカタチとしては
【投資信託】を採用します)

上記「三輪投資」のココロは、
価格の上がり方・下がり方が違う、
つまり【相性のよい資産】を組み合わせる ということです。

過去のデータを鑑みますと、
例えば 株式 と 商品(コモデティー)の
【相性のよさ】は顕著です。

実例)

Dow Jones AIG コモデティー指数 と
S&P500 の騰落率を比較した【グラフ】です。

つまり、
わたしの心の中は、

1.商品(コモデティー)の価格上昇 を期待する気持ち
  3割
2.株式との【相性のよさ】を期待する気持ち
  7割

となっているのです(笑)

【相性のよい資産】を組み合わせるのは、
あなたの 運用資産全体の
「波打ち」を和らげるためですね・・。
 ↑ いつの世も とても大切な「知恵」です。

では皆さん、素敵な週末をお過ごしください。



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| ポートフォリオ運用 | 09:05 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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商品 が財産だった頃


こんにちは、カン・チュンド です。

昔からそうなのでしょうか・・、
季節の変わり目になると(なぜか)感傷的 になります。

例えば、月がぽっかり浮かぶ夜空を見上げて、
「何万年も前と同じ風景がそこにある」
とふと思ってしまったり・・。

原始のヒトは、
この月を見て 何を感じていたのだろうか?

いや、
そもそも月を見上げて、
何かを感じ始めたのは、
一体いつ頃からなのだろう・・? と。

木立から地面に降り、二足歩行を始めたヒトは、
いろいろなものに【価値】を与えていきます。

動物を殺すための 石 に、
傷をいやすための 葉 に、
物を支えるための 木の幹 に、

また、食した動物の皮、骨に【価値】を与え、
それを利用していきます。

そして、
ヒトは 火 という【道具】を手に入れます。

鉄 を精製する技術を獲得すると、
鉄鉱石 という、それまで何の価値もなかった石に、
【価値】を見出します。

遥か彼方の 塩 を求めて旅をし、
その 塩 を 獣10頭 と交換したりします。

また、胡椒(食料を保存するため)を得るために、
ヒトは「航海技術」を飛躍的に進歩させました。

今まで決して 交流 することがなかった
A地 と F地 が出会ってしまうと、
文明 という力の差を持って、
一方が他方を 制圧してしまいます。

(そうです、【植民地化】の始まりです)

ヨーロッパ諸国 は
「プランテーション」を導入しました。

現地の 砂糖や塩や、麦や米や、
胡椒や綿花や、金や銀や鉄鉱石を、
現地の人間に採掘させ、育てさせました。

(もちろん、賃金もロクに払わず
死ぬまでこき使ったのです・・)

それまで「自給自足」でやってきた
作物を育てる、資源を採掘するという作業を、

文明国側 が、
【儲け】の手段 に仕立ててしまったのですね。


文明の人たちは実に「したたか」でした。
近代の祝詞である「効率化」をスローガンに、
搾取を(それこそ)大胆かつ大規模に行いました。

ひとつの植民地に、
ひとつの作物、あるいは資源 というルールも
確立させます。

栽培・採掘 → 加工・精製 → 輸出 に至るまでを
一手に管理したわけですから、
儲からないわけがありません。

(何しろ労働コストは限りなくゼロに近いのです・・)

また、
文明国側は 航海技術 も握っていましたから、
F地から S地、S地から B地 に至る
「貿易による利益」も独占しました。

文明 を持つヒトが、
文明 を持たないヒトを隷属させて、
今までにない【収益の機会】を実現させたのです。

◆ この機会を(それこそ「効率的に」)活かすため、
  株式会社 という仕組みも発明されました。

読者の皆さん、

まさにこの時 を境に
砂糖や塩や、麦や米や、
胡椒や綿花や、金や銀や鉄鉱石 は、

ヒトにとっての 財産 から、
商品(コモデティー)に、
成り下がってしまったのです。



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