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半径5,000km の【物差し】を持ってください


あなたのお金が 世界を旅します... Zuto Zuto

何も言わないで立っているくらいなら、
寝床に伏せて何か言い続けている方がましだ。
わたしはいつもそう思っています。

インターネットの検索で、
あるいはメールマガジンで、
わたくしカン のことをお知りになられた方は、

「なんかこの人、えらい主張してはるなあー」
と感じておられるはずです(笑)

わたしの主張、
つまり、わたしが考える「投資のやり方」というのは、

例えば 中山善三さん のそれとは
好対照 と云えるでしょう。

中山善三さんは 半径1km の 物差し で
株式市場 という「いちば」を行き来しています。
忙しい~。

彼の関心は(この広い世界の中で)
にっぽん国、新興市場 に上場する「成長株のみ」にあります。
(だから 半径1km なのです・・)

今日も (株)ヴァリック と
(株)デジタルガレージ の、
IR情報 をチェックしました。

(彼がもっとも重視するのは PER と呼ばれる指標です。
それから、市場占有率にも注目します・・)

中山氏は二十日鼠が動くように
慌しく売り買いを行います。

彼は自分の直感よりも
マーケットの流れそのものの中に
「真実」が隠されていると言います。

また、彼にとっては
ヤフーの「掲示板」も かかせない情報源です。

特に hiko.3245 kaboo.com という投稿者の分析は、
玄人と思えるくらい専門的なので、
1日1回は必ず見るようにしています。

(皆さんも見てみてください ・・
 → ウソです。そんな人いません・・笑)

中山氏は今週、(株)USEN を売ったお金で、
(株)デジタルガレージ に買いを入れました。
(これで今月は 10万円の「収益」が確定!)

彼のポリシー として、
一度買った銘柄を 再び買うことはしません。

半径1km といえども、
選ぶべき銘柄が 何十、何百とあるわけですから・・。


一方、わたしはといえば、
㈱インデックス とか 楽天 とか、
レックス・ホールディングス などの
「個別の会社」を探そうとはしません。

ひとつの国の 個別の会社 を見るための
半径1kmの「物差し」を
最初から捨ててしまっているからです。
あらら・・。

そんな「小さな円」の中で、
1週間とか1ヶ月の短いスパンで
「いちば」を行き来しても仕方がないと思っているからです。
世界は広い・・。

それよりも、
半径5,000km の物差しを持って、
シロナガクジラ のようにゆっくり移動しながら、

アメリカの「いちば」、
ヨーロッパのマーケット
日本の「いちば」
アジア市場
オセアニアの「いちば」 というふうに、

株式市場 という「いちば」を
大きな網(あみ)で捉えた方が
ダイナミック かつ 分かりやすいと思うのです。

もっと言ってしまえば、
半径5,000km の物差しがあれば、
世界という「いちば」を、

・先進国群の「いちば」
・新興国群の「いちば」
たったふたつに分けることも出来ます。

カンタンな話、
上記ふたつの「いちば」を買ってしまえば、
それで 世界の大枠 を買ったのと同じになるのです。

中山さん
「カンさん、あなたはいったい
 何にどれくらい投資しているんですか?」

わたし
「えー 世界に 100万円ほど。。ですね」
という 会話 が成り立つのです。

・児童公園のとなりにある 小さな池を「世界」と思うのか、
・現実に横たわる 大海原 を「世界」とイメージするのか、

それはあなた次第です。


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待つより、攻めましょう


あなたのお金が 世界を旅します... Zuto Zuto

先週のコラム をお読みいただいた読者の方から、
こんなご意見をいただきました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

こんにちは、Kといいます。
カンさんは、セカンドライフのことを、
長い長い【稼ぎがない時期】と言っておられますが、
実際は 国の年金 とか、会社の年金 とか、ありますよね。

それらでセカンドライフの収入は
ある程度賄えると思うのですが、いかがでしょうか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

確かに、
Kさんのおっしゃることには一理あります。

しかし、
もしKさんがわたしと同い年(38歳)か、
あるいはわたしよりお若い方でしたら、

国の年金 は、
あまり当てにされない方がよいと思います。

公的年金の仕組みというのは
(実は)シンプルで、

現役世代の方から 掛金(保険料)を集めて、
それをそのまま、
リタイアされた世代の方々(年金受給者)に配っています。

上記仕組みは 昭和50年代までは
うまく機能していたのですが、

すでに、
現役世代の人数 ⇒ 減少  掛金 (減る)
リタイアされた世代の人数 ⇒ 増加 年金受給(増える)
という「流れ」になっており、

この先この傾向は
ますます顕著になりますから、

現在の「公的年金制度」が
早晩立ち行かなくなるのは誰の目にも明らかです。
(どこかで、制度の【根本的な変更】が行われるのです)

はっきり申し上げると、
国の年金 、会社の年金 から、
いったいどれくらいの【収入】が期待できるのか について、
私たちの側 に「選択権」はありません。

・国の年金制度 は、国の政策として 決定・変更されます。
・会社の年金 は、会社の政策として 決定・変更されます。

(すなわち、私たちは【待ちの姿勢】になってしまう・・)
              ↑ ここ重要!
        
国の年金制度 について、
いろいろと知ることは無駄ではありませんが、

実際に 私たちの「マネープランニング」に
どれくらい役立つかというと、大いに ?? です。

うすうす厳しくなることは 分かっているが、
どれくらい厳しくなるのかは 分からない・・。

ただ、その「厳しさ」が
そんなにひどくならないことを願い、

自分の年金受給開始年齢(それすら分からないのですが)
を【待っている状況・・】って、どうでしょうか?
(わたしは あまり体によくないと思うのですが・・)

それよりも、
自分の力で、
自分のお金の可能性 を引き出してあげる「努力」を
今からされた方がよいと思います。
(いわゆる 資産運用 ですね)

運用を行うことも、
国の年金、会社の年金を待つことも、
【確定していない】という点では まったく同じです。

しかし、資産運用 には
(少なくとも)「選択権」があります。

例えば・・、
ワタシはこんな【投資のやり方】で、
具体的には ○△ や、□○ のような金融商品を購入して、
運用を行っていくんだ、という「選択権」です。

そして(例えば)
市場の平均値 そのものに投資して、
10年、20年と お金が育っていくのをイメージしよう、
という 考え方の「決定権」も持っています。

つまり 資産運用では、
自分のお金 にこうあって欲しい、
という「シナリオ」が描けるのです。


さあ、
・じ~っと待っているのか、
・自分で選んで 道を切り開いていくのか、

どちらがあなたの「人生」に
ふさわしい行為だと思いますか?




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欧州の若者3人とわたし・・


【本日の一家言】

知識 は“発想”を生むための
インフラ(土台)に過ぎません・・。

私事になりますが、
20代の前半にインドを旅したことがあります。

ボンベイ(現 ムンバイ)でしばらく過ごしたあと、
パキスタン国境近くの町
ジャイサルメール に足を伸ばしました。

ラジャースターン地方と呼ばれるこの地は、
砂漠の真ん中にあり、歴史的に
イスラム教徒が多い所として有名です。

わたしはこの地に1ヶ月ほど
滞在したのですが、不思議ですね・・。
朝早く起きるようになるんです(笑)

毎朝散歩がてら 城郭 のまわりにある
バザール(市場)に行き、
チャイを飲むのが習慣になりました。

(この地はかつて
 イスラームの城塞都市だったのです・・)

ここでわたしは3泊4日の
「キャメル・サファリ」に参加しました。

ラクダに乗って砂漠を横断するのですが、
このツアーの途中でわたしは
3人の若者 と知り合うことになります。

(もちろん当時は
 わたしも 若者 だったのですが・・笑)

残念ながら若者たちの名前は
失念してしまいました・・。仮に、

イギリス人の彼を ジョン としましょう。
ドイツ人の彼を ガーゼン としましょう。
オランダ人の彼を ビリー としましょう。

イギリス人のジョンは、
インドのさまざまな土地の習慣について
うつむき加減に話をしていました。

「シムラ-という避暑地に行ったら、
現地の人が英語で 賛美歌 を歌っているんだ。
あれはとても感動的なシーンだったよ・・」

おいおい、誰がインド人に
英語 をしゃべらせるような「状況」を作ったんだ!

また、このツアーではガイドが
三度の食事を作ってくれたのですが、

ジョンはまたしても、
「おい、カン。 日本ではそうやって
手で食事をする習慣があるのか?」
と聞くではありませんか。

(わたしは単に現地の習慣に従っているだけ・・)

蛇足になりますが、同じホテルに
滞在していたイタリア人の女性に、

「中国で話すことば と 日本で話すことばは違うの・・?」
と訊かれたこともありました(はあ?)

わたしがその時思ったこと。
< 西 に住んでいる人は、
  東 に住んでいる人のことなんて知らないんだ! >

一方、ドイツ人のガーゼンは、
繊細でおとなしい男でした。

自分で働きながら大学に通っていると
言っていました。

ガーゼンは、わたしとオランダ人のビリーが
意見を言い合うのを聞きながら、

「んー、カンの言うことにも一理あると思うよ・・」
と客観的な意見を言ってくれたりもしました。
わたしと同じく
眼鏡をかけていたのを覚えています。

いちばん若者らしい若者と言えば、
やはりビリーだったような気がします。

勤めていた会社をやめ、いつまでと
期限を決めずに旅に出たと言っていました。

「だけどぼくは故郷に恋人がいるから・・。
いつかはオランダに帰ることになると思うんだ」

ビリーはどんなことにも
好奇心を持っている男でした。

わたしの独断と偏見で申し上げると、
欧州の中でもっともフレンドリーなのは、
スイス人とオランダ人です。

どちらも 小さな国でかつ資源がない、
という「共通項」があります。

そのことをビリーに言うと、
「そうだな・・。オランダは
世界と貿易を行うことで発展してきた国だからね。

いろんな国の人とフレンドリーに付き合うことが
自然に身についたんじゃないのかな」
と云っていました。

ツアーの最後の夜、滞在していた村で
ガイドが蒸留酒を調達してくれて、
皆で 酒盛り をしました。

(ガイドはイスラム教徒なのに
 お酒をがぶがぶ飲んでいた・・笑)

満天の星 を眺めながらジョンが、

「なあ、カン。日本の女性 は
 従順でやさしくてきれいなんだろ・・」
と訊いてきます。

ガーゼンは
「自分の故郷ではこんな星空は見たことがない」
と言っていました。

照りつける太陽と、満天の星空と、
どこまでも黄砂がたなびく風景は、
未だ忘れることがありません。

わたしはわたしの【旅のルール】に従って、
3人の連絡先は聞かずじまいでした。

あれから15年経った今、
彼らはいったいどんな人生を送っているのだろうかと、
ふと思うことがあります。

         徒然



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70歳になっても、今と同じ【生活レベル】を保ちたいですか?


あなたのお金が 世界を旅します... Zuto Zuto

いつの世も、人が生きるということには
それなりのドラマが内包されています。

「誰にでも一編の小説が書けますよ。
 それは貴方自身の自伝です」
という言葉は意味を成しますね。

例えば、江戸時代の又八さんの
「自伝」はどんなふうになるのでしょうか?

おそらく又八さんは子供の頃から丁稚奉公に行き、
働いて働いて、結婚して子供を作ってまた働いて、

「そろそろ体にガタがきたから、もう仕事を止めようか」
という時分には病が体を蝕んでいて、
息子の祝言も聞かずにぽっくり逝ってしまう、

そんな人生だったのではないでしょうか?
(まさに、働くために生きていた又八さん・・)

又八さんの場合、
仕事からの収入がある時(10歳~55歳)と
人生が終わってしまう時期(56歳)が
ほとんど変わらないのです。

⇒ 「老後」とは、
  人生における貴重な【おまけ】だったのですね・・。

又八さんの「収支」を見てみると、
毎年30稼いで、まるまる30使って
(それを繰り返して)

体にガタがきた、仕事を止める、死んでしまう
というイメージです。

(ですから、
「こちとら江戸っ子だ。宵越しの銭は持たねえよ」
というのも まあ、
理に叶っている面があるのです・・)

ところが、2006年現在、
私たちが直面している「人生」は
まったく違っています。

毎年30の稼ぎがある時期
(22歳~60歳)を過ぎたあと、
今まで誰も経験したことがないような長い期間、

【稼ぎがない時期】を、
人生の第2ステージで経験することになるのです。
60歳 ~ 90歳?

(まさに 未知の領域 です・・)

なぜ、私たちが
毎年30稼いで、まるまる30使ってしまわずに、
4でも5でも【貯蓄】しようとするかというと、

長い長い【稼ぎがない時期】を
どこかで 予見 しているからなのでしょう・・。

あなたは70歳になった時も、
今と同じ「生活レベル」を保ちたいですか?
(わたしはもちろん YES )

経済的にも そして精神的にも、
「今の生活レベル」を維持させていくためには、
(何しろ長い長い【稼ぎがない時期】が待っていますから)

まず、
1.毎年の稼ぎ を増やす努力をすること
  が重要です。
< これを「ひとつ目のエンジン」と呼びましょう >

それから、
2.毎年毎年 積み上がっていく4や5の【貯蓄】にも、
  働いてもらう必要があります。

はい、
これが投資を行う「マインド」ですね。
< まさに「ふたつ目のエンジン」! >

頭の中でイメージしてみてください。
毎年の稼ぎ を増やす努力をすること。
(= お仕事に 注力する)

そして、
手元に残るお金にも働いてもらうこと。
(= 「投資」という お仕事です)

このふたつのエンジンは、
ふたつで「ワンセット」、
まさに ダブル駆動 です(笑)

どちらも同じくらい大切ですし、
どちらも何十年と続けていく必要があります。

貴方自身の 生涯の【稼ぎ】とは、

お仕事からの【稼ぎ】
+ 手元に残るお金を働かせた結果の【稼ぎ】
なのです。

これからは、
長くなった人生を担保するために
【稼ぎ】のエンジンは ふたつあるんだ!
と思ってください。

(考えてみれば)投資 とは、
私たちが生きる「この世の中」だから必要になってきた、
新しい種類の【作業】なのです・・。

又八さんの時代より、
私たちの人生は 複雑 で、
かつ 工夫可能な「時間軸」になっているのです・・。

カン・チュンド 拝



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不動産から株式ファンドへのパラダイムシフト


こんにちは、カン・チュンド です。

日本の金融機関も 富裕層 に的を絞った
『プライベートバンキングサービス』に
力を入れ始めていますね。

(プライベートバンク のサービスを
効率的に行うには、銀行・保険・証券の
「垣根」が取り払われる必要があります・・)

また、日本の 資産家 の方は
主たる資産として(たいてい)不動産 を
保有されています。

(例えば)信託銀行の
『プライベートバンキングサービス』は

「不動産」に対するノウハウを保有しているゆえ、
他の金融機関に比べて優位にあるのかもしれません。

では そもそも、
(広く)資産運用のアドバイスをするとは、
どういうことなのでしょうか?

◆ それは(ここから重要)

現在から未来に向かって
「成長」が期待できる 資産 に
お客様の資産全体を、
効率的に配分することを指南する。

ことだと思います。
(まさしく「ポートフォリオ」運用の考え方です)

では、これからの日本で、
不動産という資産を(そのまま)
不動産 として持ちつづけて、

果たして、資産 としての成長が
期待できるのでしょうか?
(あくまで)日本の 不動産の話 ですよ。

答え)否

 < だいじな基本 >
過去の成功は(未来における)失敗の母 です。

皆さん、過去に囚われていませんか?
日本の不動産の 需給 は、
今現在から未来に向かっての、

日本の人口・経済成長、
日本への流入資本・産業構造 などによって決まります。

いずれも日本という、
地理的に限定された「場所」で起こる出来事ですね。
これって、リスク要素 だと思いませんか?

日本の不動産という 資産 のマーケットは
(当然) 日本国内 に限定されます。
何しろ「不動産は 動けない資産」なのですから・・。

つまり、
日本の不動産という 資産の価値 は、
今後の 日本の成長 と一心同体なのです。

また、供給 に比べて
需要 が成長していかなければ、

その資産の本質的価値、
つまり 価格 は 弱含みに推移する、
と言わざるを得ません。

不動産 という特殊な資産の
「保有割合」を是正する。

そして広く 世界の株式 に投資することが、
ポートフォリオの期待収益を高める手段と考えます。

これが(富裕層に対する)
資産運用アドバイスの第一歩なのです・・。



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商品ETF その2) です


こんにちは、カン・チュンド です。

BGI(バークレーズ・グローバル・インベスターズ)
が先月、おなじみの iShares のブランド名で、

iShares GSCI Commodity indexed Trust
(銘柄コード GSG)というETFを
ニューヨーク証券取引所に上場させました。
 
このETF、ゴールドマンサックスが組成する
商品指数に連動するETFなのです
(信託報酬を含むコスト比率は 年0.75%)

今後、商品指数に連動するETFが
増えてくるかもしれませんね・・。



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