EAFE という ETF のお話、お話
こんにちは、カン・チュンド です。
あなたが意識する、しないに関わらず、
私たちは【東アジア】に住んでいますから、
まあ、日本 が「世界地図」の真ん中にあることに、
特に 違和感 を覚えないわけです。
ところが、アメリカ人はそうではありません。
(アームストロング家の子供部屋に貼ってある
「世界地図」を想像してみましょう・・)
イリノイ州に住む アームストロングさんは
わたしにそっと教えてくれたのです。
「カン、東アジアというのは我々から見れば、
東の果て、【極東】なんだよ・・」
(ちなみに【極東】のことを Far East と云います・・)
なるほど、
◆ 地図 というのは「どこから見るかによって」
その 形状 が異なるのですね。
例えば、オーストラリアの人は、
「どうして私の国はいつも 下側 に位置しているの!
そもそも 南 が下側なんて、誰が決めたのかしら?」
と思っているんでしょう。
(もちろん オーストラリアでは 世界地図は
南が上になっている)
さて(イリノイ州に戻りますが)
アメリカ人が アメリカ以外の 先進国群の株式 に
投資する場合、
MSCI EAFE指数 という【物差し】をふつう用います。
MSCI EAFE INDEX
この EAFE、
E は ヨーロッパ、A は オーストラリア、
FE は Far East(すなわち)極東アジア を指しているのです。
つまり、
アメリカ以外の【先進国たち】ですね。
この MSCI EAFE指数 との
連動を目指すETFが、
MSCI EAFE Index Fund(銘柄コードは EFA)なのです。
06年12月29日 現在、
国別の「株式組入れ割合」は、
イギリス 約24% 日本 約23% フランス 約9% スイス 約7%
ドイツ 約7% オーストラリア 約5%・・となっています。
(平たく言いますと)この EAFEは、
アメリカ人にとっての
(アメリカ以外の)世界株式指数 というわけです。
アームストロングさんは、
この EAFE と、自国の株価指数 S&P500 との連動を目指す
SPDRs(スパイダーズ)を組み合わせて
「イェイ、世界に投資しているぜ」
とわたしに言いました。
(まあ、はっきり言ってこんな投資の仕方は、
20年前にはぜんぜん不可能だったんですけれど・・)
さて、ここで 命題 ですが、
もし東京都台東区に住む キリノさんが
無国籍人の感覚 を持ち合わせていて、
EAFE プラス SPDRs という「組み合わせ」で
投資を行ったとしても、
それはよいのでしょうか?
答え)よいのです。
アームストロングさんと
キリノさんは
住んでいる場所が違っているだけで
どちらも真摯に運用を行う者同士なのですから・・。
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