知楽発財 >> Happy Investment
こんにちは、
インデックス運用アドバイザーの カン・チュンド です。
わたしは今から4年ほど前、
BOOM証券という 証券会社に口座を開くため、
はじめて香港を訪れました。
当時のBOOM証券 は、
住宅街の中にぽつんとある
とても地味な金融機関でした。
オフィスはまるで整形外科の「待合室」のようで、
(一応、ネット証券らしくパソコンが3台ほど並んでいましたが)
わたしが振込み作業を終えて待っていると、
陳さんという人が
「ログインIDとパスワードの発行まで 30分ほどお待ちください」
と言いました。
わたしは他にやることがないので
文庫本を読んでいたのですが、
しばらくすると BOOM証券のオフィスに
ひとりの女性が入ってきました。
どうやら彼女も口座開設をするようです。
先ほどの陳さんと広東語で何やら話し込んでいます。
(そのうち)わたしとその女性は
手持ち無沙汰になり、なんとなく世間話を始めました。
「あなたはどこから来たの?」
「日本からです」
「えっ、わざわざここで口座を開くために?」
「ええ、まあ そうです」
「あなたは香港の方ですよね?」
「ええ、でもオーストラリアに住んでもう2年になるわ。
里帰りしてきたから、ついでにここで口座を開こうと思って・・」
「どうして BOOM証券なのですか?」
「だって オーストラリアにも投資できるじゃない。
ネットでいろんな国の株式が買えるし・・」
彼女はオーストラリア人と結婚していて、
もうすぐ自分の弟もオーストラリアに来る と言っていました。
(彼女自身は 医療機器メーカーで
仕事をしていると言っていました・・)
またしばらくすると
BOOM証券のオフィスに男性が入ってきました。
その風貌からすぐに日本人と分かります。
わたしは(今度は)彼と世間話を始めました。
「日本の方ですよね?」
「ええ、まあ。
でもシンガポールに住んでいるんですよ」
彼は半導体関連の会社に勤めており、
もう7年もシンガポールで暮らしているそうです。
「長いこと海外にいると、
日本を軸に置いた考え方ができなくなってくるんですよ。
資産運用なんかも 実はそうで。
一度、日本のネット証券に口座を開こうと思ったのですが、
日本に住所がないとダメなんですよね。
で、よく考えてみたら
BOOM証券なら 日本にも投資できるし、
シンガポールもOKだし。
じゃあ、香港に来たついでに口座を開こうかと思って・・」
(その日はとても蒸し暑い日でした・・)
わたしは今でも
ふたりに出会った日のことを思い出します。
お世辞にも広いとはいえない
香港のネット証券会社のオフィスで、
違う場所から来た3人が たまたま居合わせた偶然・・。
最初に出会った香港の女性も、
シンガポールに住んでいる日本人の方も、
そしてわたしも、
言ってみれば【ふつうのビジネスパーソン】です。
カナダのトロントに住む ロバート・ゴウさんも、
南アフリカに住む キングリッチさんも、
旧ユーゴスラビアからイタリアに移住した
ベテルノビッチさんも、
モスクワの建設会社に勤めるエトバルスキーさんも、
そして日本に住む【あなた】も、
(英語でいうなら)ordinary people ですね・・。
このような「ふつうの人々」が今、
歴史上はじめて
資産運用に取り組める
【インフラ】を手に入れているのです。
これって、
すばらしいことだと思います・・。
日々の糧 を得るために仕事をし、
家族のケアをし、地域のことも気にしながら
週末のちょっとした楽しみを期待して、
懸命に生きている人々・・。
そんな「ふつうの人たち」が、
・仕事以外の「第2の収入源」を育てるため
・セカンドライフで
お金が枯渇してしまわないようにするため
・家族や愛する人のため
・人生の大きな目標 のため
・将来の不安感を払拭するため
資産運用 を行っています。
フラット化した世の中では、
いちば(市場)の垣根が低くなり、
金融商品の内容も【共通化】していきます。
あなたが英語を話さなくても、
「エマージング・マーケット インデックス・ファンド!」
「えーっと、ETF ユーノー?」
といえば、
ロバート・ゴウさんと理解し合えるかもしれません。
■ 金融という世界は
もともとフラットな場所 なのです。
(そもそも 金融の代名詞である「数字」が、
アラビア数字 という 世界共通語 ですよね・・)
あなたが何人であろうが、
どこに暮らしていようが、
どんな仕事に就いていようが、
(個人的に)どのような信条を持っていようが、
資産運用に取り組む「動機」や、
その取り組み方、そして運用の「方法論」に、
そんなに【大きな違い】はないとわたしは思います。
そんなことを考えると、
あなたも、
わたしも、
ロバート・ゴウさんも、
キングリッチさんも、
ベテルノビッチさんも、
エトバルスキーさんも、
最初に紹介した香港の女性も、
シンガポールに住む日本の方も、
静かに【つながっているのだ・・】
と実感するのです。
わたしのインデックス運用アドバイザーとしての
「密かな目標」は、
世界に向け
インデックス運用の有効性 を説いていくことです。
自分は、
静かに【つながっている】
何十億人のうちの「ひとり」であり、
そして今、
実にさまざまな金融商品を選べる環境にあります。
そのことに、感謝したいと思うのです。
知楽発財 >> Happy Investment
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満員御礼。
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