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世界中のETF が互いにクロス上場をし始めたらどうなるのか?


こんにちは、
インデックス運用アドバイザーの カン・チュンド です。

さあ、本日も復習からですよ。
わたしが昨日申し上げたETF 3つの種類のうち、

3.並行上場型
(海外に上場するETF が日本の証券取引所にも上場し、
在日本の証券会社を通じて購入する)
のパターンを考えてみます。

これは Cross-Listed ETF あるいは、
Dual listing of ETF と呼ばれます。

例えば、イギリスに上場する ○△ETF が、
フランス、ドイツ、イタリア、オランダにも上場している、
というのは(欧州内では)よくある例 です。

あるいは、
シンガポールに上場する××ETF が
台湾でも上場し、

台湾に上場する○○ETF が
シンガポールにも上場する、
というようなことも 起こりつつあります。

(同じETF という資産であり、
株式市場はどこの国も 同じ仕組み を持っていますから・・)

今、台湾証券取引所 には
6つのETF しか上場していないのですが、

台湾の新興市場取引所である
GreTai Securities Market では、
シンガポール証券取引所との
ETF クロス上場 を具体化させています。

2008年の1月末頃までには、
シンガポール証券取引所 に
Polaris Taiwan Top 50 Tracker Fund(ETF)が上場し、

GreTai Securities Market あるいは 台湾証券取引所に、
Singapore’s STI ETF が上場する予定です。
CNBCウェブサイト記事 から)

上記記事中で、
GreTai Securities Market 代表の Lu Daung-yen 氏は、
「我々のゴールは グローバル市場で
 台湾のETF を上場させることだ」と語っています。

(氏の意味合いは、
できるだけ多くの取引所で 台湾のETF を存在たらしめたい
ということなのでしょう・・)

またLu 氏は
シンガポールとの クロス上場 のみならず、
香港、東京、ドバイ、インドなど
他の証券取引所にも理解を求めていくと語っています。

まあ、
誰もが自分の市場が活性化するのを願っていますね。

例えば、
自分のいちばに少しでも多くのETF を上場させたいと思う・・。

A「やはり、自国の自前のETF を!」
と考える人もいれば、

B「門戸を開いて、世界中のETF よ いらっしゃい!」
と考える人もいます。

金融市場の特性を考えれば、
B を賢く早く実践した方が、
結局マーケットは活性化するのではないでしょうか。

シンガポール(ETF取扱い) などは まさにBの、
ウェルカム型市場 を目指していると思います。

例えば、ですよ、
世界中のETF が
互いにクロス上場をし始めたらどうなるのか?

それは異なった有機体が
少しずつ交わっていく形相に似て、
個々の株式市場が大きく
「ひとつの有機体」に変貌していく・・
そういうことになると思います。

ここしばらくは(5~10年、15年?)
各市場間で 熾烈な競争が起きると思いますが、

長期的にみると株式市場というところは、
【ひとつのいちば】に収斂していくと考えます。


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そして、上証50ETF事件が発生しました・・


こんにちは、
インデックス運用アドバイザーの カン・チュンド です。

さて、今日のお話は
「ETF の値段はふたつある?」の続きとなります。
 
上記記事の中でわたしは、

ETF は【いちばそのものを保有する】金融商品ですので、
多少の誤差はあっても その価格【取引値】は、
【正味価値】(基準価格)に収斂していくことが知られています。

とお話しました。

例えば、【青い大きなフクロ】の中に、
上海市場に上場する50社の中国企業が詰まっている、
とイメージしてください。

この投資信託、名前は上証50ETF
(正式名称 上証50連動型上場投資信託 銘柄コード 1309)
といいますが、
このETFにも当然「ふたつの値段」があります。

【基準価格】= 正味価値(NAV)と、
【取引値】です。

ちなみに【取引値】は「こちら
【基準価格】は「こちら」です。

んー、やはり 誤差 はありますね。

(わたしが見た時点では)
正味価値【基準価格】よりも、
【取引値】が低い値で取引されていました。

しかしながら、
このETF が上場した 10月23日から数日間は
もっとひどい状況だったのです。
誤差 が著しいという意味で・・

上証50連動型ETF<1309.OS> がストップ高、
       中国株の先高観で


上記ニュース記事は、

原指数の上証50指数は24日午後2時現在で
1.42%の上昇にとどまっている。
それに連動するETFが12%以上も上昇し、
ストップ高となることは 理論的には考えにくい。

と伝えています。

まさにおっしゃる通り。

指数が1.42%の上昇なのに、
ETF が12%も上昇したら、それはもはやETF ではありません。

なぜなら、ETF は
【市場の平均値】と同じ動きとなるよう
運用される金融商品なのですから・・。

「すごい、上証50ETF がストップ高だって!
よほど注目を浴びている金融商品なんだね。」

と感じられたとしたら、それは(残念ながら)間違いです。
⇒ ETF は インデックス・ファンド なのです・・。

実は 上証50ETF は
信用取引で信用買いは出来るのですが、
貸借銘柄ではないので、信用売りが出来ません。

したがって、
「ETF の値段はふたつある?」の記事中でお話した
【裁定】が働きにくくなっているのです。

ただし、理由はそれだけではありません。

(以前、わたしはこのブログ中で
3種類のETF がありますよ、とお話しました・・)

1.純輸入型・・文字通り海外に上場するETF を
在日本の証券会社を通じて購入する

2.純国産型・・在日本の運用会社が運用し、
日本の証券取引所に上場するETFを購入する

3.並行上場型・・海外に上場するETF が
日本の証券取引所にも上場し、
在日本の証券会社を通じて購入する。

上証50ETF はまさに
2.純国産型 のタイプで、

まったくゼロの地点から、はじめてETF を設定し、
よーいドンで運用を開始したのです。
それも 海外の指数に連動するETF をです。

(ちなみに運用会社 は 野村アセットマネジメント・・)

ちょっと想像してみてください。

最初の原資産
(青い大きなフクロに入っている中国株式のイメージです)
があまりにも小さく、したがって
設定された口数も限られている状態で、

上証50ETF が上場され、よーいドンで
マーケット上で売り買いが開始された・・。

ん? 10/23 といえば、
中国本土の市場が加熱していた時ですね。

上場した 上証50ETF には
売りを大きく上回る買いが殺到し、
正味価値から離れた「取引値」がついてしまった・・。

やはり、
最初の原資産 = 純資産残高が少なかったことは、
大きな要因だと思います。

野村アセットマネジメントの「このページ」を
ご覧ください。

いちばん下のところ、

10月26日と
11月2日の純資産総額を比べると、
2倍強になっていますね。

(たしか運用を開始した10/23 時点の純資産総額は、
50数億円だったと記憶しています・・)

つまり、野村アセットは
2回 口数を追加設定することで、
2度にわたって 純資産総額 を増やしたのです。
(たった10日あまりの間に!)

追加設定に伴う上場受益権口数の変動について
 上証50連動投信 10/24
 
追加設定に伴う上場受益権口数の変動について
 上証50連動投信 10/26

なんともお粗末な対応だと思いませんか?

そして、このETF で注意しなければならないのは、
中国A株 という特殊な資産を対象にしているところです。

中国A株は(基本的に)外国人は保有できません。
一定の資格を持った機関投資家だけに
保有が認められているのです。

つまり、現物資産として保有するには限界があるため、
実は このETF は上海市場に上場する
50社の中国株式という【現物資産】の裏づけがないのです。

??

正確に言いますと、
当ETF は、上海市場に上場する50社の中国株式に
直接投資しているわけではなく、

上証50指数 に連動することを目的として発行された有価証券
(一種の債券です)に投資を行っている、
いわば【変則型のETF】なのです・・。

わたしは今後も、
当ETF の正味価値【基準価格】と
【取引値】の誤差、
そして「売買高」を注意深く見守っていきたいと思います。

追記) 12月8日
ブログ「中国株と国際分散投資でのんびり資産運用しよう!」
さますのさんによりますと、

上証ETFは 12/3から空売りもできるようになったとのこと。
(貸借銘柄に認定された・・)

上証50ETF 詳細情報(PDFファイル)


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日本小型株ETF 第2弾です


こんにちは、
インデックス運用アドバイザーの カン・チュンド です。

今日もさっそく、日経ネットのこちらの「ニュース」から・・。
 【米S&P・日興アセット、新興市場連動のETF

以下、引用)

米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)と
日興アセットマネジメントは
2008年春にも、ジャスダックや東証マザーズなど
新興株六市場を対象に算出した
株価指数に連動するETF(上場投資信託)を上場する。

引用、終わり)

さあ、今度は日興アセットマネジメントが、
新たなETFの設定・運用に乗り出しました。

既に設定されている
ラッセル野村小型コアETF (銘柄コード 1312)と、
組み入れ銘柄としては「重なる」部分が多いと思いますが、

同じような投資対象に対して
複数のETF が登場してくること自体、
健全な競争が芽生え始めている 証拠 ではないでしょうか。

上記記事によりますと、
スタンダード・アンド・プアーズ が
日本の新興市場6市場に上場する約1400銘柄のうち、

売買代金など流動性の高い上位100社をピックアップして、
「S&P日本新興株100指数」を組成するとのこと。
(指数全体のPERも ぜひ公開して欲しいものです・・)

(さあ、次は大和投資信託委託会社でしょうか?
 あっ、リクソーもがんばれ!・・)

■ 関連記事
日本小型株ETF も10/23に上場します

追記)
ファンド戦記さんのブログ
S&P日本新興株100指数の詳細(PDFファイル)を
見つけました (S&Pの プレスリリース です・・)

ファンド戦記さん、貴重な情報ありがとうございます。


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ファンダメンタルETF とは何ぞや?


こんにちは、
インデックス運用アドバイザーの カン・チュンド です。

高配当の企業だけをピックアップして、
その「指数」との連動を目指すETF、それが

Dow Jones Select Dividend Index Fund でしたね。
        (銘柄コード DVY)

上記ETF を紹介する「記事」の中でわたしは、

「アメリカでは今、インデックス【指数】そのものの捉え方が、
どんどん多様化しているのです」
と申し上げました・・。

【指数】を構成する際に、会社の 時価総額 や
スタイル(バリュー or グロース)によってではなく、

会社の「配当金」「売上高」「利益」などを元に
株式 をピックアップし、

組み入れ割合 にも
ウェイトをかけるような【指数】のことを
ファンダメンタル・インデックス> と呼んでいます。

この <ファンダメンタル・インデックス> の 本家 が、

Wisdom Tree というアメリカの ETF運用会社 なのです。 
(このブログでも何度か登場しています・・)

Wisdom Tree では
<ファンダメンタル・インデックス> との
連動を目指すETF のことを、

ファンダメンタルETF と呼んでいます。

Wisdom Tree が
運用する ファンダメンタルETF は、

大きく2種類に分かれます。

・分配金 を元に 指数を構成するETF(分配金は dividend)
・利益 を  元に 指数を構成するETF(利益は earnings)

さらに分けると、
アメリカ国内の earnings ETF
アメリカ国内の dividend ETF
海外の     dividend ETF  となります。

具体例 を挙げてみましょう。

・Earnings 500 Fund (EPS)
利益が多いアメリカ企業500社を集めたETF

・SmallCap Dividend Fund (DES)
小型株式の中で高配当の企業を集めたETF

・DEFA Fund (DWM)
MSCI EAFE Index Fund という有名なETF がありますが、
当ETF はその「高配当」版 です。

・International SmallCap Dividend Fund (DLS)
アメリカ・カナダを除く先進国の小型株式の中で
高配当の企業を集めたETF

・Emerging Markets SmallCap Dividend Fund (DGS)
このETF、先月運用を開始したばかりです。
新興国群の小型株式の中で
高配当の企業を集めたETF です。

・Japan SmallCap Dividend Fund (DFJ)
日本企業の小型株式の中で 高配当の企業を集めたETF

(カッコ内は すべて銘柄コード です)

また、WisdomTree は 11月2日の声明で、
運用を行っている39のETF のうち、38について
「分配金」を出さないと発表しています。

(それだけ複利の運用に留意しているのですね・・)
 PDFファイルは こちら

(ところで、)
Wisdom Tree はどうしてこのようなETF を
組成・運用しているのでしょうか?

「配当金」や「利益」などを元に【指数】を組成し、
その【指数】に連動するETF を運用すれば、

従来の「時価総額」ベースによるETF より、
高いパフォーマンスが得られると考えているからです・・。
(わたしはそうは思いませんが・・)

言い忘れるところでしたが、
このWisdom Tree の上席投資戦略アドバイザー を

株式投資 長期投資で成功するための完全ガイド」などの
著作で有名な ジェレミー・シーゲル博士が務めています。

(あっ、ちなみに博士は こんな方 ですよ)

わたしの邪推ですが、
シーゲル博士は近い将来、
「時価総額」ベースによるインデックス運用が広まりすぎて、

思い描いているようなリターンが得られなくなる状況に備え、
ファンダメンタル・インデックスの提唱を
始めたのではないでしょうか・・。

わたしですか?

わたしは近い将来、「時価総額」ベースによる
いわゆる「ふつうのインデックス運用」が
世の中に普及しすぎることはないと思っています。

だって、ふつうのインデックス運用って
面白くないですから・・(笑)


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楽天証券がパンドラの箱を開けます


こんにちは、
インデックス運用アドバイザーの カン・チュンド です。

(さっそく)日経ネットのこちらの「ニュース」からどうぞ。
  【楽天証券、投信の品ぞろえ拡充

以下、引用)
楽天証券は投資信託の品ぞろえを強化する。

特定の販売会社用の専用投信などを除く公募投信を
原則としてすべて取り扱う方針で、
実現すれば1000本強に上るとみられ、
取扱本数では国内最大となる。

品ぞろえを大幅に拡充することで投資家の選択肢を広げる。
引用、終わり)

ようやく(最後の)パンドラの箱が開きそうです・・。

日本のファンド業界 は、
イタリア料理や、カバン業界や、旅行業界と違って、

「当たり前のことが、当たり前に整備されていない」
特殊な世界 だったのですね。

わたしは2006年3月の メールマガジン
4つの「パンドラの箱」が開くとお話しました。

・ひとつ 申込み手数料が多様化する
・ふたつ ノーロード・ファンドが広まる
・みっつ 運用会社による「直販」が広がる
・よっつ 一販売会社による「網羅的ファンドの販売」

あのー、何も特別なことではないのです。

「ひとつの百貨店で、ありとあらゆるファンドが
買えるようになればいいよね・・」

という状態がようやく来ようとしているのです。
(別の見方をすると、日本のファンド業界が
今までいかに遅れていたか ということ・・)

ともかく、楽天証券の英断に拍手を送ります。

なお、本日(26日)の日経新聞にも
上記記事が載っておりますが、

ファンドの積み立てを可能にすることはもちろん、
分配金を再投資するコースも
きちんと整備していただきたいと思います。

楽天証券の英断によって、
「わたしどもはこういうファンドを置いていますよ!」
という次元では、付加価値を作ることが難しくなると思います。

(ということは、)
サービスの内容そのもので
販売会社が差別化を図っていく
= 健全な競争 がようやく始まるのです・・。


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ETF の値段はふたつある?


こんにちは、
インデックス運用アドバイザーの カン・チュンド です。

セミナーなどでよく質問を受けるのが、
「インデックス・ファンドとETF の違いは何ですか?」
というものです。

(んー、そうですね)
違いは何ですか? というより、まずは

・インデックス・ファンドとETF は【同じです】と、
 イメージしていただいたほうがよいと思います。

(なにせ、中身が【同じ】ですから・・)

あのお、中身って?

【青い大きなフクロ】の中に入っている「中身」です。

一例 を挙げますよ。

日経平均株価に連動する
ふつうのインデックス・ファンド は、
【青い大きなフクロ】の中に、日経平均株価に
採用されている225社の株式を保有しています。

じゃあ、
このインデックス・ファンドの「値段」は?

ファンド全体をひっくるめた 資産額 を、
口数 で割れば出てきます。

そして、ファンドの「値段」は毎日変わりますね。
< 225社の株式の値段が 毎日変わりますから・・>

その日、225社の株式の取引が終わった後に、
1日1回、ファンドの値段【時価】を出すのです。

それが このファンドの【基準価格】です。
【基準価格】= ファンドの時価 ですね。

もっと細かくいうと、
【基準価格】= その日の「ファンドの正味価値」でもあります。

■ この【正味価値】のことを、
   NAV(net asset value)と呼んでいます。

さあ、続いてETF ですよ。

日経平均株価に連動するETF は、
【青い大きなフクロ】の中に、日経平均株価に
採用されている225社の株式を保有しています。

じゃあ、
このETF の【基準価格】は?

ふつうのインデックス・ファンドと同じように、
1日1回 算出されます。
そのETF の時価 = 【正味価値】NAV として・・。

例)上場インデックス225(基準価額のところです)

(と・こ・ろ・が)
ETF がふつうのインデックス・ファンドと
異なる点があります。

それはETF が(例えば)上場インデックス225 として、
証券取引所 に上場しているところです。
(トヨタやソニーと同じように・・)

ヤフーファイナンス を見てみましょう。
上場インデックス225(銘柄コード 1330)

ここに【取引値】と書いてありますね。

この【取引値】は、
1日の中で何度も上がったり、下がったり「変化」します。

なぜなら、
上場インデックス225(ETF)は
インデックス・ファンド であると同時に、
株式市場に上場する「ひとつの銘柄」でもあるからです。

(ですので、銘柄コード がふられています)

平たく言いますと、
トヨタやソニーの株式と同じように、
株式市場の中で 常時売り買いされている・・
それが ETF なのです。

じゃあETF の【基準価格】と、
【取引値】って違う存在なの?

(はい、実はそうなのです・・)

ふつうのインデックス・ファンド には、
値段 がひとつしかありませんが、
(基準価格 = NAV)

■ ETF には 値段が「ふたつ」存在するのです。

【基準価格】NAV と (市場での)【取引値】です。

例えば、昨日ご紹介した
Dow Jones Select Dividend Index Fund
(銘柄コード DVY)という ETF ですが、

(上記をクリックしてみてください!)

ETF の値段がふたつ出てきますね。

NAV は  このETF の「正味価値」=【基準価格】であり、
Price は  このETF の市場での【取引値】なのです。

えっ、じゃあ ETF の「正味価値」と、
市場での【取引値】の間に 差 が生じたりするの・・?

実際、差 は生じます。

「正味価値」(基準価格)は、1日1回の算出ですが、
【取引値】は マーケットの中で常にアップダウンしています。

特に、買いたい人がすごく多い、
売りたい人がすごく多い、というような場合は、
【取引値】が「正味価値」から外れることもあるのです。

しかしながら、
本当の価値(正味価値)は 50,000円程度なのに、
【取引値】が 60,000円にもなっていたら、

高くなりすぎた60,000円の【取引値】を売りたてて、
利ざやを稼ごうという人が出てきます。

逆に本当の価値(正味価値)は 50,000円あるのに、
【取引値】が 40,000円程度にしかなっていなかったら、
安くなりすぎた【取引値】を買いたてて
儲けようとする人が出てきます。

(【裁定】が働くのですね・・)

ETF は【いちばそのものを保有する】金融商品ですので、
多少の誤差はあっても その価格【取引値】は、
「正味価値」に収斂していくことが広く知られています。


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