カン・チュンドの 投資のゴマはこう開け!

夜ぐっすり眠れる資産運用のために・・。

生々流転 from 2007 to 2017


こんにちは、
インデックス運用アドバイザーの カン・チュンド です。

例えば、主役を務めていた大物俳優が
アクシデントで舞台を休演することになったとします。

代わりに登場した若い俳優が(意外なことに)
代役をしっかりこなし、違った存在感を出して注目を集める・・
そういうことは大いにあり得ます。

米モルガン・スタンレー、
中国投資公司から50億ドルの出資受け入れへ


アメリカの金融大手モルガン・スタンレーは12月19日、
中国の政府系投資ファンド、中国投資公司から
50億ドルの出資を受け入れると発表しました。

舞台の袖で 大物俳優は語ります。

「あのー、これは 非常事態 ですから。
サブプライムローン問題浮上 ⇒ 保有する住宅ローン
担保証券が大きく評価を下げる ⇒ 損失計上 ⇒
出資を仰がざるを得ないわけです」

あっ、実際には、上記記事中で、
モルガン・スタンレーの
マック最高経営責任者はこう述べています。

「中国投資公司からの投資は、
成長市場におけるわれわれの緊密な関係をさらに強化し、
モルガンが世界的な成長の機会を追求するために
必要なリソースを確保する一助となる」と・・。

(うまいこと 言いますね)

一方、舞台の袖で 代役を務める若手俳優はこう言います。

「そうです、これは 非常事態 なのです。
世界経済が大きなリスクを孕んでいる中、
わたしで役に立てることなら、喜んでさせていただきます。

いえ、国家の戦略とか利益とか、そういうことよりも、
今は金融システムを安定化させることが重要なのです・・」

(うまいこと 言いますね)

政府系ファンドにとっては、
相手国の神経を逆なですることなしに
出資先のノウハウを蓄積できるチャンスですし、

欧米の金融機関にとっても、
プライベートなファンドに出資してもらうより、
政府系資金の方が安心ですから
(まさに)「渡りに船」なのです。

(両者の面目が保たれますね・・)

この2ヶ月あまり、
中東、シンガポール、中国などの政府系資金が、
欧米の金融機関に次々と出資していますが、

■ 19世紀の揺り戻し と感じずにはいられません。

その昔、イギリスは中国に対して
アヘンで三角貿易を企てました。

また、アラブとユダヤ両方に甘い話を持ちかけ、
双方に対する約束(独立という名の)を反故にしました。

(歴史の暗い部分ですが)
ヨーロッパ諸国はかつて
発展途上国の安い労働力と資源を搾取し、
その繁栄の礎としたのです。

そういった資本を母胎とする欧米の金融機関が、
例えばつい30年前まで、人民服を着た
赤いイデオロギー集団であった国に出資を受けるなど、
誰が想像できたでしょうか・・。

<万物は 限りなく生まれ変わるのです・・>

そして、わたしはこうも思います。

サブプライムローン問題が07年8月に水面上に現れ、
この時期に金融機関が次々と大きな評価損を発表し、
そして、複数の政府系ファンドが出資を表明する・・。

(この舞台裏で)
とても高度な、
目に見えない意図が働いているのではないか、と。

舞台上の主役を交代させよう・・
いや、現実的には
舞台上の主役を「ふたり」にしよう
という「取っ掛かり」としては、
よく出来たシナリオだと思いませんか?

人は人生のおおよそを
「気分」で生きていますから、

調子がよい時には 過剰な期待 を抱き、
お金の巡りが(適切な状態よりも)緩んでしまいます。
(要するに 貸すべき人でない人にも貸してしまうのです)

一方、調子が悪い時には 過剰な悲観 に傾き、
お金の巡りが(適切な状態よりも)萎んでしまうのです。
(要するに、貸してよい人にも貸さなくなってしまうのです)

上記は、人間の行動の集積である
【経済の本質】だと思います。

ですので、好景気が起こり、不景気も起こるのです。

「気分」に移ろいやすいホモ・サピエンスが
【経済】を運営していく限り、
好景気・不景気をなくすことは出来ません・・。

今の状況で申し上げますと、
欧米の不動産価格はまだまだ下落すると考えます。
(株式市場も弱含みが続くでしょう・・)

しかしながら、
長期投資を貫くあなたは、
【追加投資の好機】と捉えてください。

(人生と同じで)投資にも
「よい年」があり「悪い年」もあります。

(2003年や、1997年を思い出してみてください・・)

(もし「悪い年」がなければ、
どうやって「よい年」を 定義 すればよいのでしょう?)

あるお客様が(その方は男性の方ですが)
ある時ふと【名言】を放たれました。

< 男は黙ってポートフォリオ >

あなたは(長い目で見て)
世界経済 が発展を続けると思いますか?

もし YES なら、
我慢強くポートフォリオを維持してください。
(余力があれば、追加投資をしてください・・)

これから、世界経済という舞台の上では、
派手な物語が繰り広げられます。

主役が先進国「ひとり」から、
先進国、新興国という「ふたり」となり、
両者の間で 華麗な駆け引きが繰り広げられるのです。

そして、舞台そのものがタテにヨコに
大きく伸びていきます。

なぜなら、
主役のひとりとなった若手俳優が、
もっと若い、かつキャリアの浅い俳優たちに声を掛け
【投資】を行い、自らも「収益」を手に入れようとするからです。

世界経済のプレーヤーたちは
その人数が増えるばかりでなく、
各人がそれぞれの思惑で
互いに手をつなぎ合う(= 投資をし合う)ことになります。

これからの10年は、
世界経済が飛躍的な発展を遂げる年月になると
わたしは感じています・・。

さて、
(年末のご挨拶となりますが・・)

本年は当ブログをご愛読いただき、
本当にありがとうございました。

今、パソコンのモニター画面に映っている
あなたの期待、関心、内なる声 を頼りに、
わたしはこの1年間ブログを執筆してきました。

このブログは、弊所の使命を実行するための
【前線基地】なのです。

弊所の使命は・・、
シンプルで継続しやすい資産運用を啓蒙すること。

ただ、それだけなのです。

皆さま、どうぞよいお年をお迎えください。


■ 関連記事
【2050年版 大胆なポートフォリオ?】

【そして、ジョージ・スティーブンスさんの心配事です】

【MSCIフロンティアマーケット指数が始動します】


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世界がどう変わるかは、若者が知っています


こんにちは、
インデックス運用アドバイザーの カン・チュンド です。

先月、大阪府内の工業高校で、
講演をさせていただく機会がありました。

タイトルは
【新社会人がお金と上手に付き合う方法】

その中で
わたしはこんな話をしました。

よーく考えてみますと、
私たちは70歳、80歳になっても、
働けるわけではありません。

(もしかしたら大きな病気になるかもしれません・・)

例えば、皆さんが30歳になって結婚する時、
例えば、35歳になって子どもが生まれた時、

例えば、50歳の時に
子どもがアメリカに留学したいと言い出した時、

例えば、65歳になって会社を退職して
第2の人生を歩み始める時、

蓄えがなかったら、どうしますか?

「貯蓄」する とは、
単にお金を貯めることではありません。

【未来の自分をイメージする】
ということなのです。

皆さんの人生を豊かにするための
【可能性】を積み上げていく・・、
それが お金を蓄える ということなのです。

そのほか、

・フリーターと正社員では40年間で
 1億2000万円以上
 「収入」が違ってくる可能性があります。

・お金を貯める方程式は、
 収入 − 支出 = 貯蓄 ではなく、
 収入 − 貯蓄 = 支出 なのですよ、とお話しました。

(また、最初に
「ファイナンシャルプランナー」って
聞いたことある人? と訊ねると、

3割くらいの生徒さんが手を挙げたのには
驚きましたね・・)

長年「自分」と付き合っていると、
ついつい忘れてしまうのですが、
わたしは来年 40歳になります。

先日の講演で、
おじさんの視点で若者の【未来】を語ってはダメだと
痛感しました。

今年18歳の高校3年生が 50歳になるのは、
2039年 のことです。

(果たしてわたしは 2039年に生きているのだろうか?)

今年18歳の彼らは、
2039年という【未来の地点】に、
50歳という年齢で立っているのですね・・。

わたしなどより、
ずっとずっと遠くの【未来】を
見据えているのです。
(それが「若い」ということなのです・・)

わたしは200名あまりの
高校3年生の前でお話をして、

■ 【若者】こそが、
世界がどう変わっていくのかという
嗅覚 を持っているのだと思いました。

(ですから投資を行う者は、
いつも【若者】と接していなければなりません・・)

また、社会は、
そんな【若者】の嗅覚 を衰えさせないよう、
時代に即した教育を行う必要があります。

昔は親たちが
【生きていくための】ノウハウとして、
米の作り方や、魚の釣り方や、内職の仕方を
子どもたちに教えました。

これからの時代は社会が
【生きていくための】ノウハウとして、
お金の見方、お金との付き合い方、お金の具体論を
子どもたちに教える必要があると思います。

(わたしが言っているのは何も
投資や、金融商品の話ではありません・・)

今回の講演を引き受けるにあたって、
いろいろと study したのですが、

その中でNPO法人「育て上げ」ネットが運営している
Money Connection というサイトを知りました。
こちら】です。

Money Connection のトップページでは、
以下のように お金 を定義しています。

以下、引用)

「お金」とは何でしょうか?

お金は人と人との信頼関係の上に成り立っているものであり、
社会と個人をつなぐものであると私たちは考えます。

信頼のツールとも言える「お金」を正しく理解することで、
社会からの孤立を防ぐことができると信じています。

引用、終わり)

今、このブログをお読みの学校の先生方。
お知り合いに学校の先生がおられる方。

この Money Connection のサイトはすごいですよ。

授業の中での「金銭教育」を想定して、
楽しみながらお金の本質が分かるプログラム を
サイト上で公開してくれています。
こちら】です。
 
プログラム1 
「稼ぐこと」「働くこと」が何であるかわかる。
詳細コンテンツは【こちら

プログラム2 
お金を「使うこと」が何であるかわかる。
詳細コンテンツは【こちら

また、教材のダウンロードも可能です。
こちら】です。

上記ページでは、
このプログラムの教材は、
すべて無料でダウンロードできます。

また、授業の流れや指導上のポイントをまとめた
「指導の手引き」もご用意しています。

「MoneyConnection」を、「総合的な学習の時間」や
「ホームルーム」などで、ぜひご利用・ご活用ください。
と謳っています。

子どもたちは
私たち大人が思っている以上に、
お金に対する【好奇心】を持っています。
その芽を摘んでしまわないようにしましょう・・。

追記)

冒頭でわたしが生徒さんにお話した、
例えば、50歳の時に
子どもがアメリカに留学したいと言い出した時、

というセリフは、

50歳の時に
子どもがインドに留学したいと言い出した時、
と言うべきだったのかもしれません・・。


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原子力ETF です


こんにちは、
インデックス運用アドバイザーの カン・チュンド です。

本日はもうひとつ、アメリカン証券取引所に上場する
原子力ETF をご紹介します。

The Nuclear Energy ETF (銘柄コード NLR)
 (今年の8月に上場したETF です)

運用会社は Van Eck Global
Market Vectors ETFs と冠したETF を運用しています。

石油に依存したエネルギー政策を転換させるべく、
最近は 原子力発電に力を入れる国が増えていますね。
(成長著しい中国、インドもそうです・・)

当ETF は、
ウラン採掘に関わる会社、原子力発電に携わる会社、
原子力発電所の建設会社など、35社 を組み入れています。

(組み入れトップ10 の中に、
 日本の三菱重工業と鹿島が入っています・・)

<当ETFは今のところ、
日本の金融機関を通じては購入できません・・>


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森林ETF です


こんにちは、
インデックス運用アドバイザーの カン・チュンド です。

本日は、アメリカン証券取引所に上場する
世界森林ETF のご紹介です。

The Claymore/Clear Global Timber Index ETF
              (銘柄コード CUT)

昨今は森林資源の枯渇が心配されていますが、
当ETF は世界の木材、森林会社に投資を行います。

先月11月9日に運用を開始し、年間の経費率は 0.65% です。

国別の組み入れ割合は、

アメリカ       26.39%
カナダ         13.25%
日本          11.50%
フィンランド     9.00%
ブラジル       9.00%
スウェーデン    9.00%
オーストラリア    5.95%
南アフリカ      4.50%

となっています。

組み入れ企業数は 27社のみですので、
ボラティリティーが高くなる可能性があります。

ちなみに組み入れトップ10の中に
 「王子製紙」が入っていました。

<当ETFは今のところ、
日本の金融機関を通じては購入できません・・>


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バークレイズがMSCIコクサイETF をアメリカ市場に上場させます


こんにちは、
インデックス運用アドバイザーの カン・チュンド です。

(さっそく)日経ネットのこちらのニュースからどうぞ。
米バークレイズ、日本の投資家向け外国株連動ETF開発

以下、引用)

米大手運用会社バークレイズ・グローバル・インベスターズは
日本以外の主要な外国株の値動きに連動するETF
(指数連動型上場投資信託)を開発、12日に米国で上場させる。

外国株の分散投資に関心のある
日本の年金基金や個人投資家向けで、
売買が活発になれば東京市場での上場も検討するという。

引用、終わり)

・日本以外の主要な外国株の値動きに連動するETF とは、
 MSCIコクサイ指数との連動を目指すETF のことです・・。

んー、
(わたしの頭の中はぐるぐる廻っています)

率直に言って
今、バークレイズと東京証券取引所は
「どんな関係」になっているのでしょう・・。

確かにバークレイズは
海外ETF(いわゆる外国籍のETF)として、
63本のETF を日本でラインナップさせていますが、
ラインナップはこちら

それは、
日本国内のETF として品揃えを増やしていくことに
【大きな困難】と【リスク】を感じているからではないでしょうか・・。

大きな困難とは、
東京証券取引所の保守的な姿勢 であり、
リスクとは、国内のETF として
日本の証券取引所でETF を上場させても、

売買高が伸びない、
受益者数が増えないということで

「ほんとうに上場を維持でき、
かつビジネスとしてペイするのか?」
という危惧なのだと思います。

(バークレイズは過去に
iシェアーズTOPIX が上場廃止に追い込まれるなど、
苦い経験もしていますし・・)

また、現在唯一国内で上場している
iシェアーズ日経225 も 出来高が少ない状況です。
                     【こちら

上記記事中 では、
「売買が活発になれば 東京市場での上場も検討するという」

とありますが、
何とも意味深な言い方ですね。

MSCIコクサイETF は、
ほんらい日本人のためのETF であるはずです。

(日本株式 + 日本以外の先進国株式 という
ポートフォリオを組成する上で・・)

■ 先に米国に上場させるということが、
日本の金融市場の硬直性を
如実に表しているのではないでしょうか・・。

(現実的に考えて)
わたしはバークレイズのETF が
東証に複数本上場してくる状況にならないと、
国内ETF(日本で設定されるETF という意味です)
の活性化はあり得ないと思います。

邪推ですが、

もしかしたら、バークレイズはMSCIコクサイETF を
ニューヨーク証券取引所 Arca に上場させた後、
海外ETF として 日本人向けにラインナップさせることを
考えているのではないでしょうか・・?

【追記】

んー、やっぱりそうでした。

楽天証券がMSCIコクサイETF の
取扱い開始を発表しています。 
           【こちら

iシェアーズ MSCI KOKUSAI インデックス・ファンド
(銘柄コード TOK 年間経費率は 0.25%です)

当ETF の詳細情報は【こちら
(iシェアーズの 日本語ホームページです)

どうやら 日本におけるETF の「本流」は、
海外ETF(いわゆる外国籍のETF)に決定しそうです・・。


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日経マネー1月号別冊【買っていい投信が分かる本】にコメント、ポートフォリオ助言しました


こんにちは、
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「おーい、カンさん、東に行けば
甘〜い栗餅が食べられるぞ」

「いやいや、カンさん、西に行けば
ほっぺが落ちるような
ガトーショコラが食べられるよ・・」

そう言われて、
結局わたしが西にも東にも行かなければ、
・・・何も食べられませんね。

そんな悩みが感じられるのが、
日経マネー1月号 別冊
【知らないと損する 08年“買っていい”投信が分かる本】です。
                        (只今発売中)
たとえば、
パート2-02 の
「人気テーマ別ランキング」のところ、

毎月分配型ファンドについて、
分配金利回りランキング BEST15 を発表しているかと思えば、

パート3「投資信託の落とし穴」では、
毎月分配型ファンドは 長期で殖やすなら不利 としています。

一方、読み応えがあるのは、
【窓口相談体験記】です。

これは日経マネーの記者さんが
「定期預金にある400万円で 投資信託を始めたいのですが・・」

というトークで、銀行、証券会社 に行って
実際に相談をしてみるという企画です。
(面白そうでしょ?)

全部で7つのパターンが掲載されていますが、
それぞれ【今日のびっくり発言】と題して、
担当者の方の
(ちょっと信じられないような)ひと言 を載せています。

例えば、
■『信託報酬は、毎日自動的に差し引かれるものですので、
支払いを気にしなくていいんです』

■『基準価額の変動は避けられませんが、
分配金は一度得ると確定した利益になるので、
もらっておいたほうが有利です』

あるいは、
■『今日ご案内できるのはバランス型のみで、
株式投資信託のご紹介はできません』

(まあ、なんと・・)

↑ これから投資信託の相談に行ってみようかな、
とお考えの方は 上記記事を読まれてから
金融機関に行かれたほうがいいですよ・・)

そして、わたしは
上記本の(ほんとうに)いちばん最後のページで、
コメント、ポートフォリオ助言をしています。

(パート4「インデックス投資のススメ」ポートフォリオ編のところ・・)

具体的には、
投資家を ビギナーコース、ベーシックコース、
アクティブコース と3つのタイプに分類して、

ETF、インデックス・ファンドを用いた
【ポートフォリオ】を提案しています。

アクティブコース(アクティブ運用の意味ではありません!)
では 不動産または商品ETF の割合が、
債券ETF と同じ 15% になっていますが、

これには 意図 があります。

株式、債券という市場に比べて、
不動産(ここでは REIT市場という意味です)
商品という市場は まだ歴史が浅いですね。

市場の規模も、株式、債券に比べると
ずっと小さいのが現状です・・。

しかしながら、世界のマネーは
どの種類の資産かという「垣根」を超えて、
投資バリューがあると思えば 瞬時に移動していきます。

 (これはどういうことかといいますと)

 証券化 というプロセスを経ていれば、
 どのような種類の資産であれ、
 「金融市場」という【ひとつの土俵】の上に乗っかっている、
 ということなのです ( ← ここ、重要)

株式、債券に比べ歴史が浅く、
かつ市場規模がまだ小さい
REIT、商品市場 は(別の見方をすれば)
今後の成長余地が大きい ということでもあります・・。

しかし、何より重要なのは、
資産運用の主役である株式との【相性の良さ】でしょう。

特に 商品(コモディティー)は、
歴史的に 株式と異なった値動きをする度合いが
大きいことが知られています。

(この数ヶ月を見てもそうですね・・)

商品ETF についてはまた近いうちに、
別記事を書いてみたいと思います。


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あなたのお金は覗かれています


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(冷静に考えてみますと、)もう12月なのですね。
本当に1年はあっという間です。

この1年間、
実にいろいろなお客様との出会いがありました。

コンサルタントとして正直、
難しい対応を迫られたこともあります。

いえ、わたしが申し上げているのは、
2月末、上海市場に端を発したマーケット急落や、

8月中旬から今もくすぶっている
サブプライム問題などに対する「対応」ではないのです。

■ 銀行さん、に対する「対応」なのです。

私たちは普段意識しませんが、
銀行さんは 私たちの【お金状況】をしっかり把握しています。

(それはそうですね、
預金 にいくら入っているか筒抜けなのですから・・)

 「そういえば、先日
 養老保険の満期保険金が500万円下りました・・」

 「わたしは証券会社で保有していた
 株式10銘柄と投資信託を解約して、
 3000万円を振り込んでもらったよ・・」

 「いやあ、長い間売れなかった不動産がようやく売れてね。
 成約価格はちょうど7000万円だったよ」

 あるいは(不謹慎な例で恐縮ですが、)
 ご親族がお亡くなりになられて、
 「保険金受取人である方に 1億円の保険金が振り込まれる」

  んー、
  どこに・振り込まれますか?

上記のような場合、
みな「銀行の口座」にお金が入金されるはずです。

私たちは大きな金額になればなるほど、
「銀行預金」を 決済口座 として利用します。

結果、
「何百、何千万円のお金がそこに入った」ということが、
銀行さんには筒抜けになるのです。

(このこと自体は)良い・悪いの問題ではなく、
資金移動の実態 にすぎません。

問題 なのは、この「事実」を利用して、

銀行さんがあからさまに 投資信託・変額年金
(銀行さんは投資型年金と呼びます)などの
営業 を掛けることだと わたしは思います。

(金融サービス業者の端くれとして申し上げますと)

「何百万、何千万円のお金がそこにある」
ということを知っている、
その【情報の価値】は たいへん高価なものであると思います。

証券会社さんも、百貨店の外商部も、
BMWの担当者も知り得ない【貴重な情報】なのです。

その【情報】を、銀行さんは 資金決済 という
半ば社会のインフラを預かる会社として、
必然的に知り得てしまうのですね。

(繰り返しになりますが)
知り得てしまうこと自体に、
問題があるわけではありません・・。

今年に入って、
弊所に相談に来られるお客様の
典型的なパターンが 以下 でした。

1.あるご事情により、
まとまったお金が銀行口座に振り込まれる

2.担当と名乗る人、
それから副支店長格の人が自宅にやって来る
(もちろん、銀行の)

「このままで置いておくのですか」
「きちんと資産管理していきましょう」
ということで、投資信託 を勧めてくる。

3.電話 & 訪問の攻勢に遭い、
投資信託、変額年金などを契約。

(わたしが見聞きした中でいちばん多かったのが、
資産分散型、毎月分配型のファンドです・・)

4.その後、「でも、やはりおかしいな」
「いったいわたしが買ったのは どんな金融商品なのか?」

など、
お客様の中で
ふつふつと疑問が湧いてくる。

(この間、金融商品を買ってから大体1〜3ヶ月くらいです)

ご自分でネット、本などを通じて様様な情報に触れられ、
「手数料がすごく高い商品かも」
「もしかしたら買ってはいけない投信を買ってしまった!?」

ということに気付かれ、
弊所にコンタクトを取られるという パターンです。

さて、
弊所がお客様との間でコンサルティングを開始します。

何度かの話し合いの中で、
より適切なポートフォリオに移行することを
お客様自身にご決断していただいたのち、

既存のファンドを解約することになるのですが、
そこからが 大変なのです。

あるお客様の例ですが、ファンドを解約したら
いきなり銀行さんから電話がかかってきて、

「どうして解約なされたのですか?
そのお金、何に使われるのですか?」

と訊かれたといいます。

? ?

どうして解約なされたのですか?
そのお金、何に使われるのですか?

? ?

  放っておいてください。
  わたしのお金 なのですから。


 (皆さん、ここ ウンウンと頷いてくださいよ・・)


(わたしがお客様からお話を伺った限りでは)
 銀行さんの営業姿勢は、
 荒くなってきているなあと感じます。

もし、あなたが望んでいないのに、
電話を掛けられたり、自宅に来られたりしたら、

「電話も、来られるのも 困ります!」
とはっきり担当者の方に告げてください。

 あなたには【拒む権利】があります。

(あのー、すべての銀行さんが
強引というわけではないと思いますが)
もう少し「紳士的になってもらいたい」ものです。

諸事情により、自分の口座に
まとまったお金が入ってくるということは、
人を 不安 にさせるものなのです。

あるお客様には、
こう申し上げたこともあります。

「担当の方があまりにひつこく言ってくるようなら、
資産管理のことは、ファイナンシャルプランナーの方に
一任することにしましたので、もう電話を掛けてきたり
しないでください、と言ってください」

あるいは、
執拗な営業マンに辟易していた方には、

「顧客の意思に反して そんなことをおっしゃるなら、
金融庁の【金融サービス相談室】に電話します!
と言ってやってください」

とアドバイスしたこともあります。

銀行さんもひとつの会社として、
社の業績がかかっているのは理解します。

が、私たち運用者は、
「あー、あの人たちもノルマとかがあってタイヘンなのね」

とオトナの気持ちで金融機関さんを見る
【余裕】が必要なのだと思います。

  そのためには、
  私たちは【知識武装】するしかありません。

知って、自分の身は自分で守る という
覚悟が必要なのです。

私たちが賢くならない限り、
        金融機関さんは変わらないのですから・・。


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MSCIフロンティアマーケット指数 が始動します


ビッグニュース です。

MSCI(モルガンスタンレー・キャピタルインターナショナル)が、
新たな指数を組成し、その算出を始めます。

新たな指数の名は、
MSCI Frontier Markets Indices
(MSCIフロンティアマーケット指数)です。

MSCI Barra が発表した資料は【こちら】(PDFファイル)
 
まさに、エマージングマーケット指数の
次を睨んだインデックスであると思います。

(わたしが注目するヴェトナム、アラブ首長国連邦なども
採用されています)

上記資料によりますと、
フロンティアマーケット指数に採用されるのは19カ国。
MSCIの他の指数と同様、

■ 外国人投資家にアクセス可能なマーケット状況で
あるかどうかを重要視しています。

さて、その19カ国とは・・。

・中央・東ヨーロッパ、CIS(独立国家共同体)から

ブルガリア、クロアチア、エストニア、カザフスタン、
ルーマニア、スロヴェニア、ウクライナ

(ルーマニアはソフト産業に力を入れています。
また、カザフスタンには、原子力発電の原料である
ウランが豊富にあります)

・アフリカ から

ケニア、モーリシャス(世界的なリゾート地)、
ナイジェリア(石油が豊富)、チュニジア

・中東から

バーレーン、クウェート、オマーン、カタール、
アラブ首長国連邦、レバノン

(発展著しいドバイは、アラブ首長国連邦を
構成する首長国のひとつです)

・アジアから

スリランカ、ヴェトナム

(長い海岸線を持ち、モノ作りに長け、若年層が多いなど、
ヴェトナムは長期的な成長が期待できる国だと思います・・)

なお、MSCI Barra では半年ごと(5月と11月)に、
フロンティアマーケット指数に採用すべき国々を
モニタリングしていくとのこと。

あー、わたしは今、
ドキドキしながらこの記事を書いています。

■ MSCI が新たな指数を算出する とは、

株式市場の【構成図面】を書き換えますよ、
と宣言していることなのです。

先進国群は、
依然として株式市場の中心であり続けます。

Emerging Markets は、
中進国市場として躍進を続けるでしょう。

そして、Frontier Markets は、
真に勃興する国々として、
世界経済という表舞台に登場するのです・・。

やはり、いちばの平均値(指数)を創る人々は、
列の最初に並び、そこに道筋をつけていく
気概が必要なのだと思います。

なお、上記資料内で、

2008年5月の指数レビューの際に、
組み入れられる可能性のある国々を挙げています。

・中央・東ヨーロッパ、CIS(独立国家共同体)から
グルジア、ラトビア、リトアニア、セルビア

・アフリカ から
セネガル

・ラテンアメリカ・カリブ海 から
ジャマイカ、トリニダード・トバゴ

(もちろんわたしが望むのは、
MSCIフロンティアマーケット指数との連動を目指す
ETF の登場ですよ・・)


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(文字通り)世界不動産ETF です


こんにちは、
インデックス運用アドバイザーの カン・チュンド です。

本日は、
イギリス市場に上場する世界不動産ETF のご紹介です。
(当ETF は今のところ、日本の金融機関では購入できません・・)

iShares FTSE EPRA/NAREIT Global Property Yield Fund(銘柄コード IWDP)

このETF は、
FTSE EPRA/NAREIT Global Real Estate 指数
シリーズ中の、
FTSE EPRA/NAREIT Global Dividend + 指数 との
連動を目指しています。
 
当ETF は、先進国群の不動産会社、
不動産投資信託(REIT)に投資を行っています。

06年10月に運用を開始し、年間の経費率は 0.59% です。
(保有銘柄数は187。年に4回「分配金」を出しています)

国別の組み入れ割合は、

アメリカ       45.82%
オーストラリア   17.02%
香港          10.23%
イギリス        5.43%
フランス       4.73%
カナダ         4.63%
日本          4.22%
オランダ      2.16%

となっています(07年 9月30日 現在)

ちなみに上位30銘柄の中に、
・日本ビルファンド投資法人
・ジャパンリアルエステイト投資法人 の
 ふたつのREITが入っていました。

追記) 12月4日

アメリカ市場に今年の8月上場した
First Trust FTSE EPRA/NAREIT
Global Real Estate Index Fund
(銘柄コード FFR)を
見つけました。

上記ETF と比べて日本の組み入れ割合が
多くなっているようです。

さて、現在日本では
通常のファンドの形であれば、
「世界不動産インデックス・ファンド」を購入することが可能です。

それは
DIAM世界リートインデックスファンド(毎月分配型)です。

当ファンドは(日本を含む)世界のREITに投資する
インデックス・ファンドです。
(連動指数は S&P/シティグループ・グローバルREIT 指数)

ただし、難点は 毎月分配 を行っているところなのです。
運用会社の DIAMアセットマネジメント株式会社さん、
       (明年1/1 から上記社名を変更 ↑)

ぜひ1年決算型の
「世界リートインデックスファンド」を作ってくださいね。

ちなみに、
DIAM世界リートインデックスファンドの
国別の組み入れ割合は、

アメリカ       51.18%
オーストラリア   19.42%
イギリス        9.08%
日本          6.69%
フランス       5.58%
カナダ         2.00%
オランダ       1.89%
シンガポール    1.83%

となっています(07年 10月31日 現在)

国別組み入れに差異があるのは、

iShares Global Property Yield Fund は、
不動産会社、REIT 双方に投資しているのに対して、
世界リートインデックスファンドの方は、
REITのみに投資を行っているからだと思います。


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10年前のわたし(光陰矢の如し)


こんにちは、
インデックス運用アドバイザーの カン・チュンド です。

朝起きて、ベランダに出てみると
冷気の中に澄み切った街が姿を現していました。

太陽が顔を出す少し前、
ちょうど景色が色付き始めるその瞬間に遭遇したのです。

思えば10年前のわたしは、
こんなに早起きすることはありませんでした。

10年前、29歳だったわたしは
不動産の仲介営業として働いていました。
(今とは随分違った自分がいたような気がします・・)

不動産の仲介業にとって最も大切なことは、
「売り物件」を持つことです。

売主から依頼を受けて、
たくさんの「売り物件」を保有することが、
売買の成約件数を増やすことにつながるからです。

「売り物件」を増やすためには、
不動産を売りたいと思っている人と
できるだけ多く【コンタクト】を取らなければなりません。

例えばマンションに 次のようなチラシを投げ込みます。

○○マンション居住者の皆様へ。

こちらのマンション購入を
検討されているお客様がいらっしゃいます。
ぜひ一度お問合わせください。

査定無料 迅速対応!

△△不動産 078−□□□−○○△△


夕刊が配られるのが3時ごろだとすると、
その後に(つまり、夕刊の上に載るように)
ポスティングするのが秘訣でした。

来る日も来る日も 3〜5時にかけて、
チラシの投げ込みを行うのです。

このようなチラシは
会社の輪転機を使って刷っていました。
三千、五千の単位で刷って保存しておくのです。

また、法務局にも通い詰めました。
ちょうど神戸では 95年に震災がありましたので、
「空き地」がそこかしこにあったのです。

法務局で空き地(土地)の
登記事項証明書 を交付してもらい、
所有者の住所と、
空き地そのものの住所が異なっている場合は、
土地のオーナーを直接訪ねていきました。

「どこそこにお住まいのこういう方が、
 住宅を建てるための土地を探しています・・」

「今なら震災の特例で 5000万円の特別控除が使えますよ」

関西一円、いろいろなところに
「土地オーナー」を訪ねていきました。

9割は玄関先で断られますが、
(話し相手が欲しかったのでしょうか)
リビングに上げていただき、
お茶やお菓子をご馳走になったこともたびたびありました。

(実は)土地を探している方がおられます、
というのは 営業プロセスの「きっかけ」にすぎません。

土地オーナーから個別のニーズを詳しく聞き取り、
時には賃貸住宅を提案したり、
事業用資産の買い替え特例を利用することを
お勧めしたこともありました。

また(これは別の営業スタイルになりますが)
地元の信金、信組、地銀の人たちとも
できるだけ「つながり」を持つようにしました。

銀行というところは、アパートを建てるとか、
不動産を売りたい・買いたいなどの
「顧客情報」をけっこう持っていたからです。

今から考えてみますと、
さまざまな方面に百の種を蒔いて、
(やっとのことで)二つか三つ
実りを刈り取っていたのが、わたしの仕事でした。


でも、仕事は全然苦にならなかったです。
なぜなら、報酬 も大きかったからです。

よい「売り物件」を持っていれば、
他の不動産業者が 買主 を探してきてくれます。

めでたく 契約・決済 となれば、
会社には(原則)成約価格の 3% + 6万円 の
仲介手数料が入ってきます(別途消費税あり)

当時のわたしは歩合給でしたから、
仲介手数料の 30% が報酬としてもらえました。

例えば、3,000万円の一戸建てが売れれば、
96万円 の仲介手数料の 3割 ですから、約29万円 になります。

また、買主 も自分のところで探すことができれば、
売主・買主双方の「仲介」となり
(業界では 両手 と呼びます)
倍の仲介手数料 が入ってきます。

もしわたしが 買主 も見つけてくれば、
(上記の例でいいますと)約58万円 の報酬となります。

もちろん売買仲介の実際は、
重要事項の説明、契約、それに最終決済と、
神経を使う場面が多かったのも事実です。

(なんと云いますか、契約・決済時の
一種独特の 高揚感 というものは、
売買仲介を経験した者でないと分からないと思います・・)

しかし営業がうまく行かず、
数ヶ月間タコということもありました。
(まさに 三振かホームランか?のような
 生活を送っていたのですね)

その頃のわたしはローンを組んでクルマを買い、
夜はよく社長と飲みに出かけていました。

座るだけで数万円取られるような
ラウンジに行ったこともあります。
(そして、飲みに行ってするのはもっぱら「仕事の話」でした)

また、先述した金融機関の人たち、
あるいは住宅メーカーの人たちに対して、
「不動産の売りたい・買いたい」情報を得るため、
たびたび接待も行いました。

今は・・ほとんど飲みに行きません(家に直行です 笑)

当時のわたしは(とにかく)「売り物件」を得ること、
そして月末までに最低1件の契約を結ぶこと・・
それしか頭の中にありませんでした。

 確かにお金はありましたが、
         未来 というものがなかったのです。


翻って今のわたしには、未来 があります (そう感じています)
自分の仕事に対して、大きな意義も感じています・・。

まあ、
10年ひと昔とは よく言ったものですね。

(今振り返ってみると、
10年前のわたしは なんと単純であったことか!)

あなたはどうですか?
10年前のあなたは 今とは違っていましたか?

あなたはどんなところで働き、
どんな人たちとつき合っていましたか?

モノを見る目や、心の動きを捉える力は
今と同じでしたでしょうか・・。

10年前のあなたは
毎日何を考えていたのでしょうか・・。

このように【大きな変化】を伴う
10年という時間を呑み込んで、
資産運用 という作業は 続いていくのです。

(考えてみますと)
恐ろしく壮大で息の長い行為 なのですね・・。

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