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2008年04月 | ARCHIVE-SELECT | 2008年06月

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国が音頭を取るということ・・(投資を日常生活に組み込む秘訣)


こんにちは、
インデックス運用アドバイザーの カン・チュンド です。

先日、投資を日常生活に組み込むための秘訣として、
【積立て投資】を活用しましょう、とお話しました。

正確には、
【積立て投資】というしくみを作って、
その中に投資という行為を
はめ込んでしまえばよいのです、とお話しましたね。

しかしながらこの場合も、
あなた自身が【積立て投資】を
自分で「始めなければ」なりません。

(あなたが主体的に動かなければならないのです・・)

こうした場合、いちばん厄介なことは、
■ あなたがたとえ動かなくとも、
  世界は普通に廻り続ける ということ・・。

別に【積立て投資】を始めなくても
誰からも叱られませんし、

「絶対しくみを作らないと!」という意気込みがなければ、
実際に【積立て投資】をスタートさせることは
そう簡単なことではありません。

物事を始め、それを続けることがいかに困難なことか・・
(ふむふむと頷いているあなた)
これは人間全般の性向ですね。

さて、その人間全般の性向をよく知っているのが、
お上(政府)です。

お上(政府)にとって
サービスを提供する相手は誰かというと、
国民 ですね。

政府が行うサービスのひとつに
「公的年金制度」がありますが、

(抜本的な改革を行わない限り)この制度が
29年後も正常に機能しているとは誰も思っていません。
(んーと頭を抱えるお上・・)

■ 先進国の政府は例外なく
「高齢化」という問題を抱え、
公的年金サービスはそろりそろりと
【縮小】させていくしか選択肢がないのが現実なのです。

この「そろりそろりと」というところがポイントで、
お上はとても巧妙に
(なかば自分たちの正当化のためにも?)

「えー、これから第2の人生の生活資金は、
自分自身の選択によって育てていくことが、
賢明な人生設計といえるのではないでしょうか」

という説をまことしやかに唱えているのです。

その説とセットで
お上が音頭を取って普及に努めているのが、

(国の制度としての)
積み立て投資の【しくみ】です。

一般に【リタイアメントプラン】と呼ばれます。
例えば、オーストラリアです。

オーストラリアには
「スーパーアニュエーション」と呼ばれる
リタイアメントプラン が存在します。

実はオーストラリアでは、
一定額以上の給与受給者に対して、

雇用主がリタイアメントプランの掛金を
拠出することが義務付けられています。

たとえば給与の ○% を、
リタイアメントプランという年金に積み立てていくわけです。

ポイントは、年金の積立金(拠出金)は
給与の一部から天引きされるのではなく、
給与に上乗せして別途積み立てられるという点です。

そして、本人が希望すれば
【本人が年金掛金を別途拠出することも可能】なのです。
(これを マッチング拠出 と呼んでいます)

一度積み立てた年金原資は、
一定年齢に達するまで引き出すことはできません。
(なぜなら、あくまで【年金制度】ですから・・)

実はこのリタイアメントプラン、
あなたが自分で始める【積立て投資】と何ら変わりはありません。

違う点 は、
お上(政府)が国の制度として、
「さあ、よい制度を作りました。皆さん入りなさい」と、
しくみへの加入を【強制】しているところです。

「強制? 何だかイヤな言葉だな」
とあなたは思われるかもしれません。

しかしそこは、
何十年、何百年と自国民を懐柔してきたプロです。
ちゃんと アメ も用意してくれています。

・年金の掛金は所得控除の対象にしましょう
・運用益については課税を繰り延べましょう

などの「優遇措置」が設けられています。

そして(ここが大事なのですが)
多くの国民は、
国が主催するリタイアメントプランに加入することで
【生まれて初めて 投資と出会うのです・・】

■ ちなみに日本では、
国が主催するリタイアメントプランのことを、
「確定拠出年金」と呼んでいます。


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お申込みはお早めに・・)




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| 確定拠出年金(iDeCo、企業型) | 10:17 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ステートストリートがふたつの重要なETF の運用を始めています


こんにちは、
インデックス運用アドバイザーの カン・チュンド です。

ステートストリート・グローバルアドバイザーズが
アメリカ市場にて、ふたつのETF の運用を始めています。
(5月19日より)

まずひとつ目は・・
SPDR DJ Wilshire Global Real Estate ETF
      (銘柄コード RWO)

世界のREIT、不動産会社に投資を行う
「世界不動産ETF」です。
RWOの年間経費率は 0.65% です。

5月16日現在の「国別組み入れ割合」は・・

アメリカ       43.68%
日本         10.83%
オーストラリア   10.40%
イギリス        7.53%
カナダ        5.43%
香港         5.37%

となっています。
(オーストラリアの組み入れが、
REITの時価総額規模に比べると少ないですね)

このETFもそうですが、
どうして不動産ETF は年に4回の分配金という
パターンが多いのでしょうか。

そしてふたつ目は・・
SPDR S&P Emerging Markets Small Cap ETF
   (銘柄コード EWX)

待望の「エマージング小型株ETF」です。

当ETFは 新興国26ヶ国の
小型株式を組み入れた運用を行っています。
(3月31日現在で、
指数そのものは1662社を組み入れています)

EWXの年間経費率は 0.65% です。

5月16日現在の「国別組み入れ割合」は、

南アフリカ      11.87%
ブラジル       10.53%
インド         10.36%
マレーシア       9.27%
中国          7.66%
イスラエル       6.87%
タイ           6.75%

となっています。

これで EEM + EWX という「組み合わせ」が
可能になりますね。

ふたつのETF は、
いずれもアメリカン証券取引所に上場しています・・。


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投資を日常生活に組み込むための秘訣とは?


こんにちは、
インデックス運用アドバイザーの カン・チュンド です。

あなたはきのう、
会社の帰りにヨガのレッスンを受けましたね。

そして今日は某英会話スクールで、
help を使った会話の練習をする予定です。

ところで、投資は進んでいますか?

投資という行為をスムーズに実践するためには、
投資について【学ぶ】必要があります。

■ それはヨガを学ぶこと、
英会話をマスターすることと同じで、

基本ルールやスキルを積み重ね、
その行為そのものを【習得していく】というイメージです。

投資は「学ぶ」ものであって、
決して「挑んでいく」ものではありません・・。

「投資とは学ぶものだ」と理解できれば、
投資という行為が

日常と違う世界にあるのではなく、
【日常生活に含まれているもの】と
感じていただけるのではないでしょうか。

「でもカンさん、それでも投資は、
非日常的な行為ですよ・・」

んー、それはもしかして、あなたが
旦那さんに内緒で貯めた200万円の運用を
考えているからでは?

それとも、
投資の材料である「資金」(お金)そのものが、
そもそも日常から離れたところに
存在するからでしょうか?

たしかに
「この200万円をどうしようか?」と考える時、

それは日常生活とはかけ離れた
「行為」になってしまいます。
非日常的な行い なのです・・)

そこが、
火曜日にヨガ教室に行き、
水曜日に英会話スクールに行って
【学ぶこと】との違いなのかもしれません・・。

では、投資という行いを
日常生活の中に組み込むために、
いったい私たちは何をすればよいのでしょうか?

カンタンです。

【積立て投資】というしくみを作って、
その中に、投資という行為を
はめ込んでしまえばよいのです。

たとえば、あなたが毎月4万円を、
長期の投資に充てることができるとしましょう。

(あくまで一例ですが)
マネックス証券の【投信積立プログラム】を利用すれば、

・円建てMMF
・外国債券インデックス・ファンド
・日本株式インデックス・ファンド
・外国株式インデックス・ファンド に、

それぞれ1万円ずつを当てはめ、
同じファンドを毎月【買い続ける】ことが可能になります。
(いずれも申込み手数料はかかりません・・)

【積立て投資】の手続きの最初に、
・引き落とし日と
・引き落とし口座 を設定すれば、

あとは実質何もせずに、
【しくみ】が勝手に毎月ファンドを買い付けてくれるのです。

これは驚くべきことなのですが、
この便利な【しくみ】を利用するための手数料は、
別段かからないのです。

つまり、

・円建てMMF            25%
・外国債券インデックス・ファンド 25%
・日本株式インデックス・ファンド 25%
・外国株式インデックス・ファンド 25%
 
という「ポートフォリオ」を、
自動育成することができるのです。

あなたは毎月【その日】が来ると、
ほんの一瞬、買い付けられるファンド達を
思い出すかもしれません。

しかし、すべては【しくみ】に任せているので
別に心配することはありません。

あなたはつかず離れずの状況で、
末長く投資と付き合うことができるのです。

このような状況こそ、
投資が【日常生活に含まれている・・】と
形容してよい状況ではないでしょうか。

【積立て投資】というしくみを設定すれば、

1.投資が必ず続けられます

(投資を行っている、という自覚すら
なくなっていくと思われます・・)

2.ファンドの値段が気になりません

(毎月毎月投資を行いますから、
「今月はいくらで買ったのか」なんて
気にしてられません。
そのうち、値段は気にならなくなります)

↑ 【長期投資】にうってつけの環境ですね。

3.コツコツお金を育てているんだと、
  実感するようになります。

継続して物事を積み上げ、
ひとつのことを成し遂げる性向は、
日本人が昔から持っている優れた気質です。

積立て投資は
日本人に向いているのです・・。

■ 参照記事
【どうしてお金が貯まらないの?】

追記:
実は7月に発売された竹川美奈子さんの
下記新著で、上記「積立て投資」について、
かなり詳しく&実践的に解説がなされています。

(これを読めば「積立て投資しよう!」という
気持ちになりますよ)




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ETFがもたらしているもの その3)


こんにちは、
インデックス運用アドバイザーの カン・チュンド です。

小学校4年生のときに【未来の町】と題した絵を描きました。
「みんなが大人になったとき、私たちが住んでいる町は
どんなふうになっているのでしょう・・」

先生がそう問いかけながら、
「さあみんな、想像してみましょうね」
と言っていたのを憶えています。

「ちょっと見せてくれや」と
友だちの絵を覗き込んでみると、
「空飛ぶタクシー」とか、
「テレビ電話」を描いている子がいました。

肉屋の息子だった加山くんは、
トランシーバーのようなものを描いて、
「これで人がしゃべれるんや」と言っていました。

(ん? もしかして、今の携帯電話?)

1978年に思い描いた21世紀は、
今私たちが生きる 2008年と大きく違っている部分があります。
たとえば、インターネットがそうでしょう。

(1978年当時、誰も「インターネット」なんて
思い浮かべませんでしたね・・)

目に見えない「技術」というものは、
目に見えない分だけ、
私たちが思う以上に、私たちの生活に深く根ざすものです。

ETF という「技術」もそうです。

アメリカ、ヨーロッパをはじめ、世界中でたくさんの人が
この道具を使い始めて もう何年にもなります。
(わたしはもう5年以上、この道具を使っています)

しかしながら、
ETF という道具がもたらしている「革新性」について、
私たちはまだ深く理解するに
至っていないのではないでしょうか?

たとえば、平凡で実直な一個人が、
ETFという道具を用いて 世界の国々に同時に、
しかも低コストで投資が行えるというのは、
いったいどういうことなのか?

ちなみに、
投資を行おうとする国々は、
みな同じ「経済ステージ」にいるわけではありません。

例えば、今の中国はよく
「昭和30年代の日本のようだね」といわれます。

あるいは、今のメキシコはどうでしょう。
マレーシアはどうでしょうか。
すでに昭和40年代の日本ではないでしょうか。

あるいは、韓国、台湾はどうですか?
昭和50年代の日本をすでに追い越しているでしょう・・。

翻ってインドは?
たしかに先端の産業も有していますが、
いまだ 昭和20年代の日本を思わせる部分もあります。

ETFという道具を用いることであなたは、
経済発展のステージが異なる多様な国々を、
【同時に】保有することができるのです。

日本のイメージでいうならば、

昭和20年代と昭和40年代と、昭和50年代の日本を
インド株式ETF + メキシコ株式ETF + 韓国株式ETF
という組み合わせで、「同時体験」できるのです。

(まさに【タイムトラベル】している感覚ですね・・)

そして「ああ、この国、地域の発展は、
いつかどこかで見たような気がするな・・」
という既視感(デジャブ)を、
世界のそこかしこで、多くの人が感じているのです。

たとえば、アメリカのスミスさんは
「アメリカ」という国を通して、
香港に住むワンさんは「中国大陸」という地点から、

またチリに住むロペスさんは、南アメリカという土地から、
それぞれ【タイムトラベル】に繰り出し、
自分が世界とつながっていると実感しています。

ETF という技術は、その本質のところで
「空飛ぶタクシー」や「テレビ電話」と同じであり、
それは【未来の道具】なのです。

(そして今、私たちはその道具を
難なく使用することができるのです・・)

ここからは、わたしの勝手な想像ですが・・)

この柔軟な「入れ物」は、
およそ値段がつくあらゆる資産を取り込んで、
ひとつの【運用世界】を形作っていくのではないかと思います。

ETFはもしかしたら、
世界に点在するあらゆる資産、金融商品を寄せ集め、
それらを【整理し直そう】としているのかもしれません・・。

■ 関連記事
 【ETFがもたらしているもの


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関連記事

| ETFのお勉強 | 08:05 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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果たして金融危機は過ぎ去ったのでしょうか?


こんにちは、
インデックス運用アドバイザーの カン・チュンド です。

この3週間ほど、マーケットは
落ち着きを取り戻しつつあるようですが、
すべては「よい方向」に向かっているのでしょうか?

(それは分かりません・・)
市場とは、個々の参加者が絶えずもがき苦しみながら
活動を行っている、ひとつの「集合体」です。
(いってみれば、それは「小さな社会」なのです)

その社会の中で、
日々醸し出されるひとつひとつの「数字」は、
とてもあやふやで、心もとないものです。

まるで19歳の青年のように、
時に強気になり、また時には落胆してしまう
側面を持っています。

先月もご紹介しましたが、
イギリス「フィナンシャル・タイムズ」の
John Authers 記者に、再び登場していただきます。

フィナンシャル・タイムズ
5月6日付けの【動画】で
(※ クリックすると音声が流れる動画となります)

Authers 記者は、
「データから見ると、
金融危機はまだ始まったばかりと言えます」
と述べています。

最初のグラフでは、

アメリカにおける
「銀行の住宅ローン貸出し基準の厳格化」と
「住宅価格の下落」が2006年に始まり、

両者の動きは非常に似通っている、
そして、住宅価格はまだ下がる気配だ、
と述べています。

次のグラフでは、

「銀行の商業向けローン基準の厳格化」と、
「鉱工業生産高」の推移が比較されていますが、

商業向け貸出し基準が厳格化すると、
3四半期(9ヶ月)ほど遅れて、
鉱工業生産高が下落し始めると
Authers 記者は述べています。

(このグラフを見ると、鉱工業生産高の下落は、
まさに今始まろうとしているように見えますね・・)

お金の蛇口を閉める = 貸出し基準の厳格化 は、
2、3ヶ月で終わるようなものではありません。
(数年のスパンで続くこともあります・・)

動画の中でも述べられていますが、
アメリカの景気はV字型ではなく、
W型で推移する可能性があるとわたしは思います。

(もちろん、世界経済もこの影響を受けます・・)

私たちは焦らず休まず、
ポートフォリオによる運用管理を粛々と行っていきましょう。

■ 関連記事
不動産の価値の源はどこにある?


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イー・トレード証券も続いてリクソーETFを取扱い(5月19日から)


こんにちは、
インデックス運用アドバイザーの カン・チュンド です。

(以下、わたしの独り言ですが)
どうもイー・トレード証券は、二番煎じというか、
後出しジャンケンといいますか、

そういうところがあると思うのですが、
(ともかく)イー・トレード証券 が、
リクソーETFの取り扱いを開始するようです(5月19日より)

・リクソーETF MSCI インディア
 (銘柄コード02810 信託報酬0.85%)
・リクソーETF MSCI 韓国
 (銘柄コード02813 信託報酬0.65%)
・リクソーETF ロシア
 (銘柄コード02831 信託報酬0.65%)
・リクソーETF コモディティーズ CRB
 (銘柄コード02809  信託報酬0.35%)

あれ?
リクソーETF MSCI ワールド が見当たりません。
(どうしてでしょうか)

もしかしたら
イー・トレード証券さんは、
国別ETFに関心が強いのでしょうか?

ところで、「リクソー香港」のサイトでは、

香港市場に上場するリクソーETFの値動きが、
指数からどれくらい乖離しているかを見る
「トラッキングエラー」が確認できます。

トラッキングエラー 2008年4月分(PDFファイル)は
こちら】から。(英語)

(上記を見る限り、
トラッキングエラーはごく小さい数値になっていますね)

■ 関連記事
楽天証券が新たに7つの海外ETF を取り扱います


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