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野村アセットマネジメントが、不動産ETFの運用を始めます


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

本日は「日経ネット」の記事からです。

【野村アセット、REIT連動の上場投信
 規制緩和受け第1号】


ETFは資産の種類を選びません。
債券も、不動産も(あるいは商品も)
ファンドという形で保有できれば、
それらをETFに仕立て上げることが可能です。

(別の言い方をすると)
多様な資産を内包できたからこそ、
ETFはここまでポピュラーな商品になったといえるのです。

金融庁が昨年発表した
「金融・資本市場競争力強化プラン」の流れを受けて、
ようやく(本当にようやく)株式以外の資産を対象とした
ETFが出始めました。

以下、「日経ネット」記事からの引用です。

野村アセットマネジメントは9月中旬、
不動産投資信託(REIT)の指数に連動する
上場投資信託(ETF)を東京証券取引所に上場する。
REITを運用対象とするETFは国内で初めて。

(引用、終わり)

野村アセットマネジメントが運用するのは、
東証REIT指数との連動を目指すETFです。

東証REIT指数は、東京証券取引所に上場する
41のREIT(不動産投資信託)から成り立っています。

東証に上場するREIT一覧
「ほお、ずいぶん増えたな」
と感慨にふけりたくなりますが、
(いやいや)感慨にふけっている場合ではありません。

現在、REIT市場は「二極化」しています。

私事ですが、
事務所を東京に移転する予定でいます。
この4ヶ月ほど、たくさんの物件資料を見、
また、都内で何度も物件の案内をしてもらいました。

すると、あれもこれもというように、
多くの賃貸物件がREIT(正確には不動産投資法人)の
所有になっているのです。

たとえば、ある不動産投資法人名を
冠した賃貸マンションでは、
空室がいくつも出ていました。

(そのマンションは、築年数が浅いわりに
外壁の汚れが目立っていました・・)

空室が多ければ多いほど、
不動産投資法人にとっては
「収入」が減るわけですから、
REIT保有者に還元すべき分配金も
減ってしまうことになります。

いや、それ以前に、そのような状況を見透かされて、
REITの価格が大きく下がってしまいます。

先ほど言及しました不動産投資法人の年の「分配金」を、
現在のREITの価格(1口あたりの価格)で
割ってみましたら、ナント10%を超えています。

これを配当利回りと捉えると、
その不動産投資法人の期待収益に対して、
投資家が「弱気」の見方をしているのがわかりますね。

今後、収益力に劣るREITは、
吸収・合併という形で淘汰されていくとわたしは思います。

そして、REIT市場そのものが筋肉質になってはじめて、
本格的な反転が期待できるようになるのではないでしょうか。

兎にも角にも、
ETFの選択肢が増えるのは
喜ばしいことです。

(野村アセットさん、先進国群の株式に投資を行うETFを
わたしは待っていますよ・・)

【追記】8月27日・・

正式名称わかりました。
「NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信」

9月18日 上場予定
売買単位 10口単位
信託報酬は 0.336%です。

決算日は年4回
(したがって分配金が年4回出される予定)

米国上場の不動産ETFもそうなのですが、
不動産ETFは年4回の分配金というパターンが多いです。

その他詳細は野村アセットマネジメントの
このPDFファイル】でご確認ください。


以下、マネーの缶詰めスクールからのお知らせです。

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残席 3 です。

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8/30(東京) ETF【出版記念セミナー】は満席となりました。

お申込みはお早めに・・)




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EEM(エマージングマーケット・インデックス・ファンド)の正体とは? その3)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

先日、株式の指数を構成する会社 MSCI Barra が、
韓国、イスラエルについて、
エマージング・マーケット指数から、
先進国指数への移動を検討しているとお話しましたが、

株式の指数を作っているのは
なにも MSCI Barra だけではありません。

格付け会社として有名な
スタンダードアンドプアーズ も、
株式の指数を構成する業務 を行っています。

冷静に考えてみますと、
ひと口に「新興国の株価指数」といっても、

どの国からどの国までを、その指数の中に入れるのか、
あるいは入れないのかという「判断」は、
指数を構成する会社によって
違ってくる可能性があるのです。

現に、
S&P/Citigroup BMI Emerging Markets 指数
との連動を目指す、
SPDR S&P Emerging Markets ETF (銘柄コード GMM)
というETFでは、

韓国は 構成国に入っていません。
(もう新興国の指数からは卒業したよ、という扱いなのです)

その、SPDR S&P Emerging Markets ETF は、
直近3ヶ月の平均売買高(1日)が21,456口、
純資産額は 約4700万ドル となっています。
(8/22 ヤフーファイナンスより)

そういえば、
バンガードもエマージング株式ETFを運用していますね。
Vanguard Emerging Markets ETF (銘柄コード VWO)

こちらは
直近3ヶ月の平均売買高(1日)が、
1,853,130口、純資産額は 約70億ドル となっています。
(8/22 ヤフーファイナンスより)

そして、
i Shares Emerging Markets Inedex Fund です。
(銘柄コード EEM)

当ETFは
直近3ヶ月の平均売買高(1日)が、
51,539,300口 となっています。
純資産額は 約223億ドル。
(8/22 ヤフーファイナンスより)

この3つのETFは、
「年間経費率」も異なります。

GMM(運用会社 ステートストリート) 0.60%
VWO(運用会社 バンガード)     0.25%
EEM(運用会社 バークレイズ)    0.74%

どれも新興国株式ETFですが、
互いに切磋琢磨しているのがわかりますね・・。

もしあなたがアメリカに住むアメリカ人なら、
このように3つの新興国株式ETFを比較検討し、
選ぶことができるのです。

(うらやましいですね。
しかし、日本にもこのような選択肢の多様化は
必ず訪れるとわたしは思います・・)


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オールアジアETF(日本除く)ETFです


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

バークレイズ・グローバル・インベスターズは8月15日、

i Shares MSCI All Country Asia ex Japan Index Fund
(銘柄コード AAXJ)をナスダック市場に上場させました。

当ETFは、まさにオールアジア株式ETFと呼べるものであり、
投資対象国は日本を除くアジア各国、

中国、香港、インド、インドネシア、パキスタン、フィリピン、
シンガポール、韓国、台湾、タイ等となっています。
年間経費率は 0.74%です。

また、指数(MSCI All Country Asia ex Japan Index)
そのものの、国別組み入れ割合は、

 China     23.07%
 South Korea 20.75%
 Taiwan    17.22%
 Hong Kong 12.95%
 India      9.33%

 Singapore   7.27%
 Malaysia   3.76%
 Indonesia   2.63%
 Thailand    2.20%
 Philippines  0.57%
 Pakistan    0.26%

となっています。(08年6月30日現在)

追記)

ご時勢なのでしょうか。

i シェアーズ(米国)では、
債券ETF」の特集を行っていますよ。

■ 関連記事

豪州を含めた【アジア株式】を広く保有するETF です
楽天証券が新たに7つの海外ETF を取り扱います


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みっつのRの外貨連動型ETFが、9/12 大証に上場します


こんにちは、
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

以前に当ブログで、
通貨ETF です(わたしは【外貨預金】ETFと呼びます)
というコラムを書きましたが、

アメリカ市場では、
通貨連動型のETFが多数存在しています。
(それは分かるのですが、)

日本以外の先進国株式ETF、
アメリカ株式ETF、
ヨーロッパ株式ETFなどを差し置いて、

なぜ、いきなり
外貨連動型ETFなのですか・・。

なぜ、こうマニアックなETFばかりを
日本の証券取引所は上場させるのでしょうか?
順番が違うでしょうが・・

ということで、
大阪証券取引所は通貨連動型ETFを、
9月12日に上場させると発表しています。

(名付けて)みっつのR。

ロシアのルーブル、ブラジルのレアル、
インドのルピーという通貨に投資を行うETFです。
(運用は野村アセットマネジメント)

たとえば、

・NEXT FUNDS ロシア通貨ルーブル
連動型上場投信 (銘柄コード 1342)を例に挙げますが、

ロシアルーブルが高くなり、
日本の円が安くなると、
ETFそのものの価格が「上昇する」というイメージです。

でも、信託報酬が 0.8925%・・。

敗者と勝者のゲームのエルさんが、
この記事】の中で、
絶妙なことをおっしゃっています。

「またまた、変わったETFが登場です。
果たして、こんなに高めの信託報酬を払って
外貨の対円為替レートに連動する債券に
投資する価値があるのか私にはちょっと理解できません」

(もちろん)
わたしにも理解できません。

もし、
大阪証券取引所と、
野村アセットマネジメントの間で、

「あのー、ロシアルーブル、ブラジルレアル、インドルピーなら、
外貨建て預金でも、外貨建てMMFでも
商品としてないから、このETFに
結構人気が集まるんじゃないですか」

みたいな会話が交わされていたとしたら、

「あなたたちは、ETFを
本気で普及させようという気持ちが
あるのですか?」とわたしは問うてみたいです。

野村アセットマネジメントの
ニュースリリース」はこちらです(PDFファイルです)


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9月7日の【アドバンスコース 大阪】は
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8月30日 ETF【出版記念セミナー】を開催します


こんにちは、
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

物事の「本質」は、
シンプルさの中に隠されているとわたしは思います。

50年前、投資信託(ファンド)に投資する人は
ほんの一握りでした。
(まったくマイナーな投資手法だったのです)

40年前
マーケットそのものに投資するなんて、
誰も思いつきませんでした。

20年前
インデックス・ファンドの「進化形」が
登場するなんて、誰が予想したでしょうか?

10年前
世界中でETFという言葉そのものが、
ほとんど知られていなかったのです・・。

投資 という行為が人間の英知である以上、
その「方法論」は(長い年月をかけて)
【進化】していきます。

【進化】するといっても、
投資のやり方が複雑になるわけではありません。
むしろ、シンプルに帰結していくのです。

・株式市場の「平均点」を
そのまま保有してしまう。

・洗練された運用管理で、
圧倒的に低いコストを実現させてしまう。

・株式のみならず、債券、不動産、商品など
性質が異なる資産もその器に載せてしまう。

こんなに柔軟で、洗練された道具を、
私たちは今日、ごく当たり前に選び出し、
利用することが出来るのです。 

(私たちの両親の時代には 想像も出来なかったこと!)

私たちはもう、投資を行う際に
【勝利の女神】を信じる必要はないのです。
(世界の【経済成長】を信じていればよいのです)

ETF というパスポートを持ち、国境を軽々と越え、
世界市場そのものを、
低コストで保有し続けるという投資スタイルです。

ETF は遠からず「投資のイメージ」を
一新させるとわたしは確信しています。


    日本人が知らなかったETF投資
        出版記念セミナー
   【ETFで世界投資を実現させよう!】

    8月30日(土) 13:30 ~ 16:30
     (質問コーナー20分を含む)

     東京都立産業貿易センター
     浜松町館 中3階 第3・4会議室

  セミナーの詳細・お申込みは【こちら】からどうぞ。
        (大阪開催は 9/13 です)



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| インデックス投資全般 | 15:18 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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資産家の方は資産家には見えません


こんにちは、
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

「なぜ投資のプロはサルに負けるのか?」の著者である
藤沢数希さんが、

自身のブログ「金融日記」の中で
面白い記事を書いておられます。
いいトレーダーはみんな貧乏くさくてケチなんだなー

この記事中で藤沢さんは
自身が尊敬するトレーダーの話をしています。

そのトレーダーとは?

・毎年トレードで、数十億円を稼いでいる。
・もちろん年収も億単位。
・彼のトレードは本当に大胆かつ緻密。
(10年以上の間、年間ベースで一度もロスを出したことがない)

しかし、
藤沢さんいわく、

【彼はケチなのです・・】

以下、記事からの引用です)

彼は酒場へ急ごうとする僕を御し、
グルナビをインターネット・エクスプローラーで開きました。
そして、おもむろに何かを印刷し始めたのです。

「ほら。これがあればひとりビールいっぱい無料になるだろ」

その時、僕はなぜこのひとが
偉大なトレーダーなのかと言う事を完全に理解しました。
そして、このひとには絶対に勝てないと嫉妬しました。

以上、引用終わり)

いつもユニクロの服を着て、
タマゴの割引クーポン券も活用するトレーダー・・。

わたしは格好いいと思います。

わたしは投資アドバイザーとして
いろいろな資産家の方にお会いしてきましたが、

資産家の方は(だいたい)資産家には見えません。
落ち着いた声でお話をされ、服装もたいてい地味です。

いつも「目立たず」ということを
意識されているようにお見受けします。

孫正義さんも年々服装は地味になっていますね。
日本一の投資家、竹田製菓の竹田和平さんも
とても控えめで朗らかな方です。

ウォーレン・バフェットは、世界有数の富豪というより、
大阪船場の繊維会社の経理部長のような風貌です。

お金を貯め、お金を殖やすことができる人は、
(どんな意味であれ)
お金に対して明確な「哲学」を持っているのではないでしょうか。

日々の生活の中で、
お金をどのように扱うかというポリシーを持っているため、

投資という、お金との長丁場の付き合いでも、
いっさい妥協することがないのだと思います。

(それからもちろん、)
人はケチであることに「喜び」を見出さないと、
ケチで居続けることはできません・・。

先ほどご紹介した名トレーダーを評して、
藤沢さんは次のように言われています。

「どんな時でも、どんな状況でも、一円でも安く買おうとする。
そして、価値のないものには絶対にお金を払わない。
一円でも安くするため、どんな努力もおしまない」と。

お金に対していつも真剣、ということなのですね。


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9月20日の【スタンダードコース 東京】は
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9月23日の【アドバンスコース 東京】は
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