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2008年10月 | ARCHIVE-SELECT | 2008年12月

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百年好合 その2)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

ずいぶん前に、DVDで
マレーネ・ディートリッヒの「上海特急」を観ました。

この映画、アメリカでの公開は1932年で、
映画の舞台は1931年の中国です。
冒頭、ディートリッヒ扮する上海リリーが、
北京発上海行きの列車の切符を買い求めます。

(もちろん、北京から上海は何日もかかり、
映画を見る限り、彼女は一等寝台車に乗っているのですが・・)

さて、果たしていったいいくらだったのでしょう、
1931年の、北京発上海行きの一等寝台付切符の値段は。
答えは、「31ドル」(米ドル)
(映画の中で言っていました)

この映画は、当時内戦状態にあった
中国の状況をモチーフに作られています。

すなわち、国民党政府と、共産党の革命軍が争っている。
もちろんスパイ活動が盛んに行われ、
この上海特急にもその災いが及んでくるというもの。

映画の冒頭では、単線の線路を悠々と走り出す
蒸気機関車と客車が映し出されますが、

線路の両側には掘っ立て小屋のような粗末な家々が並び、
溢れる人の合間を、鶏が横切っていくのが見えます。

中国の内戦は泥沼化していき、
途中で日本の侵略があって、国共合作が行われます。
                 (国民党と共産党の協力)

ようやく日本との戦争が終わると、
また国民党と共産党の戦いが始まりました。

西側世界としては、当時
中国を是が非でも「資本主義国」として
自分たちの側に置きたかったようです。

たとえば、ロックフェラー家は
中国の経済発展を見越して
当時さまざまな投資を画策していたようです。

(結果論ですが、中国が資本主義化するまでには
1945年から数えても、30年以上の月日が必要でした・・)

先ほどお話した1931年に、
わたしの祖父は韓国から
玄界灘を渡って日本にやってきます。

世界の移民がほとんどそうであったように、
祖父は貧しく学もなく、
ただ明日の飯を食べるために
知らない国へやってきたのです。

やがてわたしの父が生まれます。
日本は終戦を迎えました。
1945年当時、日本には
200万人あまりの韓国朝鮮人が住んでいました。

あるものは祖国へ帰り、
あるものは日本に留まりました。

そして孫であるわたしが1968年に生まれ、
そのわたしももう40歳になります。

生活する国が変わり、
平和が戦争に変わり、そしてまた平和に変わり、
流行や、習慣や、仕事や、
生活の道具が次々と移り変わり、

それでもわたしは祖父と同じように
こうして生きています。

この70、80年、
三世代の人間が経験してきた「変化」は、
まさに想像を絶するものですが、

あなたは、では、
これからの70、80年で
これと同じ程度の「変化」が
あなたの周りで起こると思いますか?

わたしは Yes だと思います。

もしかしたら、
あなたとあなたの家族が経験する
今後70、80年の「変化」は、

今までの70、80年の「変化」より、
ずっと大きなものになるかもしれません。

なぜなら、
1931年当時より、
2008年の今のほうが、

世の中の「変化」を促す、知識・ノウハウの蓄積量が、
絶対的に大きいからです。

しかも今は、インターネットの発達によって、
膨大な量の知識が安価にどこにでも運ばれていきます。
■ 実は「変化」とは、
等速度ではなく、加速度運動するものなのです。

もちろん、
わたしもあなたも70年後には生きていません。
でも、あなたのお子さんは生きていますよね。
そして、お孫さんも・・。

数百年前に、子どもや孫の代まで使える
生活道具を求めた「先見」が、
今 骨董品 となり、

三世代を経ても褪せることのない
普遍の美を求めた「先見」が、
多くの 芸術 を生み出しています。

■ 人は昔から、
己の人生時間を超えた「尺度」を持ち、
物事を捉えてきたのです。

最近はあまりにも人生が忙しくなり、
少し近視眼になっているだけです。

わたしは自分を
移民の子孫」と定義しているのですが、

時々、祖父が(もし望んでいたとしたら、ですが)
わたしに残したかった言葉とは、
いったい何なのだろう?と考えることがあります。

それは もしかしたら、

変化を恐れるな

というような言葉かもしれない・・
最近、そう思うようになりました。

(人は何万年も前から
幾度も「環境の激変」を経験し、
そのたびに見事に環境に適応してきたのです..)

あなたは自分のお子さんに、
あるいはお孫さんに、
どんな「ことば」を残したいですか?

あっ、もちろん「ことば」以外にも
残せるものはあります。

次の世代も、またその次の世代も、
自分の子孫がつつがなく生きていくためのインフラ、
・・【資産】ですね。

それは場所を変え、形を変え、
幾世代にもわたって生き続けることが可能です。

時間は、
人ひとりの一生を超えて存続します。
またお金も、
人ひとりの一生を超えて存続し得るのです。

自分の投資を、
三世代のスパンで捉えることができれば、
もっと悠々とした穏やかな歩みができるように
なるのではないでしょうか。

(投資スタイル、金融商品の選択の両面において・・)

「2009年、10年は
世界のマーケットが大きく下落しており、
千載一遇のことではあったが、
資産をたいへん安く購入できた期間であった」
 ~ 2087年版 ワールドストックレビュー ~

70、80年経てば、
2010年のことも大昔になるのです。

追記)

「わたしは独身だから、あるいは子どもがいないから、
三世代の投資は関係ないわ」と思わないでください。

今後、日本で個人信託の制度が充実してくれば、
親族ではない特定団体や個人にあなたの財産を信託し、
長きにわたって資産を活かすことが可能になりますから・・。

■ 参照記事 【百年好合】 
~ あなたのポートフォリオは100年後も生きています ~




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厳密に言うと、ETFは4つの型に分かれます


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

先日の記事「リンク債ETFを考える」の中で、
ETFには2種類あります、

1.【現物銘柄型】と、
2.【リンク債型】です。というお話をしましたが、
細かーくいうと、実は4種類になります。

(あまり難しく考えないでくださいね。
中身はいたってシンプルですから・・)

【現物銘柄型】
1.オープンエンド型ETF
2.ユニット・インベストメント・トラスト型ETF
3.グランタートラスト型ETF

【リンク債型】
4.リンク債ETF

中でも、
1.オープンエンド型 と、
2.ユニット・インベストメント・トラスト型 が、
ETFの「2大潮流」となっています。

さっそく見てまいりましょう。

1.のオープンエンド型ETFは、正確には
オープンエンド・インデックスファンド型と呼ばれます。
(要するに、中身は
「通常のインデックスファンド」と変わりません)

オープンエンド型ETFでは、
組入れている個々の株式から出される「配当金」を、
ファンド内で再投資することが可能です。

「えっ、そんなの当たり前でしょ」
と思われるかもしれませんが、

2.のユニット・インベストメント・トラスト型では、
個々の株式から出される「配当金」は再投資できず、
年に1度とか、4度出すETFの【分配金】原資として、
ファンド内でプールされるのです。

細かいお話になりますが、
「配当金」を再投資できない分だけ、
ユニット・インベストメント・トラスト型は、
オープンエンド型ETFに比べて不利であるといえます。

もうひとつの違いは「銘柄の構成方法」です。

「インデックス運用」では
「市場そのもの」に投資を行いますが、
「市場そのもの」といっても、投資の仕方には
ふたつのパターンがあります。

・連動を目指す「指数」に採用されている
全銘柄を組み入れるパターン
(これは【完全法】と呼ばれます)

・「指数」に採用されている銘柄の中から、
業種や時価総額ベースで銘柄をピックアップし、
「指数」と同様の動きを目指すパターン
(これは【抽出法】と呼ばれます)

ユニット・インベストメント・トラスト型では、
【完全法】による銘柄構成しか認められていませんが、
オープンエンド型のETFでは、【抽出法】
(最適化法とも呼ばれる)も認められています。

実は、1.のオープンエンド型が
いちばんポピュラーなETFなのです。

i Shares のバークレイズ、バンガード、ウィズダムトゥリー、
パワーシェアーズなど、多くの運用会社が
このオープンエンド型を採用しています。

一方、
2.のユニット・インベストメント・トラスト型は、
ステートストリートが運用するスパイダーズ
(SPDR TRUST SERIES 1)、
あるいはパワーシェアーズが運用する
PowerShares QQQ Trust などで採用されています。

さて、
オープンエンド型
ユニット・インベストメント・トラスト型のETFでは、
マーケットメーカーと呼ばれる「指定参加者」が、
いつでも柔軟に【設定】【交換】という作業を通じて、
ETFの口数を増やしたり減らしたりすることが出来ます。

それによって、
ETFの取引価格と
正味価値の間で「裁定」が働きやすくなり、
両者の価値が大きくかい離することを防いでいます。
また、ETFの流動性も確保しやすくなります。

(この点については、後日詳しくお話したいと思います)

あっ、それから、
1.オープンエンド型
2.ユニット・インベストメント・トラスト型では、
商品(コモディチィー)、通貨などへの投資は出来ません。

続いて、
3.グランタートラスト型ETF です。

このタイプのETFはファンド内で
固定化した資産を保有し、
資産間でリ・バランスなどは行いません。

具体的な商品でいいますと、
SPDR ゴールド・シェア
iShares シルバー Trust
Rydex が運用するCurrencyShares(通貨ETF)などが、
グランタートラスト型にあてはまります。

そして、
4番目は「リンク債ETF」でしたね。
これは、現物資産の裏づけがないタイプのETFです。

以前の記事で書きましたが、商品など、
現物で保有するのが難しい資産を除いては、
この「リンク債」タイプのETFは
弊所ではお勧めしていません・・。

さて、最近立て続けに
「ETFの知識」関連の記事を書いてきましたが、
すべて
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「補強」とするためです。
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| ETFのお勉強 | 18:22 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ひとまず円資産を外貨に替えましょう


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

人の生きる道と同じように、
マーケットにも「まさか」という 坂 があります。

今、あなたは歴史の1ページ(それも鮮烈な1ページ)を
経験しているのですが、
世界の株式市場は方向感のない二番底に達しているため、
私たちは(ある意味)ネガティブなマーケットに
慣れてしまっている感があります。

2008年だけでも、
世界の株式市場は40~50%下落し、
中国上海総合指数、ベトナムVN指数、
ロシア、トルコ、ドバイの指数などでは
60%を超えて下落しています。

(なんと先進国であるノルウェー、
オーストリアの株価指数も、
60%超の下落を経験しています)

私たちはこれから生きる中で
数回と経験しないようなアゲインストの風
【歴史的な暴落】を今、経験しているのです。

金融市場はもちろん、あなたの会社の職場内でも、
ご近所同士の雑談でも、今後
負の連鎖が広がる可能性が大です。

(わたしは個人的に思うのですが、
ご近所同士の雑談で「いや、ほんと景気が悪いですね」
という挨拶が交わされるようになると、
景気が大底に近づいていることになるのではないか、と)

投資ではなく、たとえば、
あなたが日々努力を重ねていても、
調子が悪い時、不運な時は図らずも訪れてしまいます。

世界的な金融危機と、それに伴う景気後退は、
この先1年、2年と続く可能性がある中で、

たとえば今、株式に投資をする、
ポートフォリオを作るなんて!
とあなたは思われるかもしれませんが、
(かつ躊躇される気持ちも十分に理解できますが)
今だからこそできる【準備作業】もあるのです。

■ たとえば、円以外の資産を買っておく、
 ということです。

今、稀有なことに、
円がほぼすべての通貨に対して高くなっています。
(円が買われすぎていると思いませんか?)
外国為替レート

円という通貨が、
ご資産の中で多くを占めている方にとっては、
ドル、ユーロ、ポンド、豪ドルなどをよい条件で購入できる
ひょっとすると「ラストチャンス」になるかもしれません。

さて、わたしは今「通貨」といいましたが、
正確にいいますと、通貨 →「外貨建て債券」です。

あくまでポートフォリオの一部として
資産を購入しますので、
具体的には「外国債券ファンド」の形で保有されることを
お勧めします。

直接外貨建てMMFを保有して
「外国債券」と認識するのでもよいですし、

「外国債券」としての米ドルMMFを保有しておき、
少しずつ「海外ETF」を買っていく
(つまり、外国株式を購入していく)
というイメージでもよいと思います。

■ 大切なことは、
 マーケットが大きく低迷している時に
 【準備】を始めるということです。
(繰り返しになりますが、
円がほぼすべての通貨に対して強くなっているということは、
大きな【アドバンテージ】なのです)

たとえば、
外貨MMFをコツコツ買っていって、
実際に海外ETFを購入するのは1年後でもよいわけです。

・悪い時期には、悪い時期なりの
 【中期計画】を立てる必要があります。

幸い、ネット証券の楽天証券では、
外貨建てMMFを拡充するようです。
(11月下旬を目途と、プレスリリースには書いてありました)

現在扱っている米ドルMMFに加えて、
ユーロMMF、オーストラリアドルMMF、
ニュージーランドドルMMF、
カナダドルMMFの扱いを予定しているようです。

一方、マネックス証券ではすでに
米ドルMMF、ユーロMMF、オーストラリアドルMMFを
取り扱っています。

マネックス証券も、楽天証券も
早晩、ヨーロッパ市場に上場するユーロ建ての海外ETFを
取り扱うでしょうから、
今からユーロ建てMMFを買っておくのは得策だと思います。

(あっ、この冬海外旅行に行かれる人は、
ワンランク上のホテルに泊まれるかも、ですね・・)


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| 投資の発想法 | 18:42 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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アメリカでは教育資金プラン専用のETFも存在します


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

ETFという最新ツールが資産運用のフィールドに
どのような影響を与えているのかを知るには、
i Shares(バークレイズ・グローバル・インベスターズ)
のサイトをチェックされるのが一番です。
 
この会社のホームページを見れば、
ETFの「潜在可能性」を予測することができます。

実は、アメリカでは
教育資金プラン専用のETFが存在します。
(かの地では i Shares 529 Plan と呼ばれています)

ふつう、教育資金を準備するためには、
(日本では)学資保険に入ったり、
(あっ、学資保険は手段としては適していませんよ)

積立貯蓄をしたり、
投資信託の積立て投資を行ったりしていますが、
i Shares 529 Plan のサイトでは、
大学進学のための資金を準備する手段として、
「ファンドオブファンズ型のETF」を推奨し、
多くの「ファンドオブファンズ型ETF」をラインナップしています。

覚えていますか?

ファンドオブファンズ型のETFとは、
ひとつのETFの中に、
複数のETFを詰め込んだものです。

(一種の【バランス型ETF】でしたね。
「ETF・オブ・ETFs」と言ってもよいでしょう)

i Shares 529 Plan の中には大きく分けて、
3種類のファンドオブファンズ型ETFが存在します。

1.ターゲットイヤー型
(ついこの間、ブログに書きましたね)
同プランでは、
なんと7種類ものターゲットイヤー型を用意しています。

iShares 2024 College Portfolio
iShares 2021 College Portfolio
iShares 2018 College Portfolio
iShares 2015 College Portfolio
iShares 2012 College Portfolio
iShares 2009 College Portfolio
iShares College Portfolio

たとえばその中のひとつ、
iShares 2021 College Portfolio の
組入れをご紹介すると、

・国内(アメリカ)大型株式   50.91%
・アメリカ以外先進国株式  18.70%
・国内(アメリカ)債券総合   7.53%
・国内(アメリカ)リート      6.52%
・国内(アメリカ)長期債券   5.55%
・新興国株式           5.11%
・国内(アメリカ)小型株式    2.89%
・国内(アメリカ)物価連動債券 2.60%

となっています(08年10月31日 現在)
もちろん、ひとつひとつの組入れは「ETF」ですよ。

2.資産配分型
これは大学に入学する年をターゲットとして
株式・債券の配分が変化していくターゲットイヤー型ではなく、
最初から「資産配分」が固定で決まっているパターンです。
加入者のリスク許容度に応じて、
4種類の資産配分型が存在します。

iShares 積極型 Portfolio
iShares 中間型 Portfolio
iShares 保守的 Portfolio
iShares 債券   Portfolio

3.オーダーメイド型
これは、提示されている各ETFを、
自身の考えに則って「組み合わせて」いくパターンです。
(したがって無数のポートフォリオが想定されます)

以下、ラインナップされている各ETFです。

・アメリカ株式
iShares Russell 1000(銘柄コード IWB)
iShares Russell 2000(銘柄コード IWM)
・外国株式
iShares MSCI EAFE Index(銘柄コード EFA)
iShares MSCI Emerging Markets Index
(銘柄コード EEM)
・不動産
iShares Cohen & Steers Realty Majors
(銘柄コード ICF)

・アメリカ債券
iShares Lehman Aggregate(銘柄コード AGG)
iShares Lehman TIPS (銘柄コード TIP)
iShares Lehman 20+ Year Treasury(銘柄コード TLT)
iShares Lehman Short Treasury(銘柄コード SHV)

iShares 529 Plan の
詳しいパンフレット(PDFファイル)は【こちら】になります。

このi Shares 529 Planは、教育資金準備のための
プログラムですから、もちろんお子さんのお名前で
口座を開くことができます。

上記サイトによりますと、
当初の最小投資額は500ドル。
それ以降は50ドルが最低投資金額となっています。

「不定期の投資」「定期的な投資」「自動けいぞく投資」の
いずれも可能です。
(また、銀行口座からの引き落とし、振り込みいずれにも
対応しています)

「自動けいぞく投資」ですと、毎月最低50ドルから、
また四半期ごとの「自動けいぞく投資」なら、
150ドルから受付けています。

このi Shares 529 Planを使った投資額の限度は、
366,000ドル(日本円で3600万円程度)なのだそう。
(その他、米国税法上の優遇措置もあるようです)

ETFは、
教育資金の分野でも静かに浸透しているのですね。

■ 参照記事
ファンドオブファンズ型のETFも日本人に合っています


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東アジアのETF


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

藤原新也氏はその著書「全東洋街道」の中で、
インドのカルカッタ(現 コルコタ)から、
タイのバンコクに飛んだ際に、

(正確には飛行機がバングラデシュを越え、
ビルマ(現 ミャンマー)に入った時に)
【鉱物世界から、植物世界に入ったのだ】と述懐しています。

東南アジア(アセアン諸国)は、まずその気候風土からして
「豊潤」という言葉を連想させます。

対立より柔和、
戒めより寛容、
悲観より楽観、
短期視野より長期的視野、
男より女(が強い?)・・

わたし自身が
東南アジアの国々に旅した経験で言いますと、
かの国々は「」ということばで象徴されると思います。

(あっ、そういえば)以前このブログで、
シンガポール市場に上場する
東南アジア株式ETFをご紹介しましたね。
FTSE/Asean 40 ETF(銘柄コード ASEAN)

では、東南アジアの北方に位置する
「東アジア」という地域はどうなのでしょう?
日本、韓国、中国、台湾などには、
明確な「季節」が存在します。
そこには、「陽」という言葉ひとつでは括りきれない
文化的特徴も存在します。

それは(ひとことで言いますと)
ある種の「厳しさ」という文化です。

古来、さまざまな自然現象と対峙し、それを克服してきた厳しさ。
また、他民族との争いを繰り返してきた厳しさ。
そして、官僚を頂点とした
ヒエラルキー構造に耐えてきた厳しさ。
また、それと類似しますが、
目上の者、社会的権威に従順する儒教的な厳しさ。

(これはまったくわたしのイメージなのですが)
東アジアの国では、
規律を重んじ、
父系的な抑圧を自ら好むところを持っているような
気がするのです。

(経済に話を戻しましょう・・)
もはや日本にとって、最大の貿易相手国は
アメリカではありません(中国です)
そして、日本にとって最大の貿易相手地域も
欧米から、アジア地域にシフトしています。

東アジアの中でもすでに「棲み分け」が出来ていますし、
また、東アジアと東南アジア諸国との間では
「水平的分業作業」も進展しています。

そして、今後は「インド」というメガ市場を巻き込んで
更にアジア圏経済は拡大していくとわたしは考えます。
(そのためには、
ミャンマーの軍政が一刻も早く終焉する必要がありますが・・)

今日ご紹介するETFは、
(日本を除く)東アジア株式ETF というべき、
リクソーETF MSCI Asia APEX 50(銘柄コード G1K)
です。

運用会社はフランスのリクソーアセットマネジメント。
シンガポール交易所には、11月5日に上場を果たしています。
年間経費率は 0.50%
※ 当ETFは今のところ日本では購入することができません。

当ETFの上位組入れ5ヶ国は、

1.中国      33.76%
2.韓国      21.46%
3.香港       18.07%
4.台湾       17.13%
5.シンガポール  9.58%

となっています。
(08年9月30日 現在)


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ETFはお洒落なツール?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

あなたは心のどこかで、
ETFを持っているわたしは(ひょっとしたら)
「洗練されているかも?」と思っていませんか?

それは 正解 です。
ETFは、愚直に長期投資を貫くあなたにとって
ベストな金融商品なのです。
(なぜなら、シンプル、低コストで、
継続しやすい道具だからです)

それでは長期投資するとは、
いったいどういうことなのでしょうか?
(あっ、イメージとしては、
世界経済そのものに投資を続ける・・ですよ)

■ 長期投資とは、
(ちょっとキザな言い方をしますと)
ひとりひとりの人間が、
「より良い未来」に向かって努力していくよね、
という目に「賭ける」行為なのです。

えっ? より良い未来?
でも今って、歴史的な金融危機なんでしょ。

はい、そうです。
(足元はぐらぐらしています)
しかし、歴史的な危機に直面しているからこそ、
「より良い未来」へのビジョンが必要なのです。

(といいますか、
人は危機に直面するからこそ、より良い未来のために、
新たな「フロンティア」を求めるのではないでしょうか?)

アメリカの雑誌「Newsweek」に、
A Green New Deal」という記事が掲載されていました。

New Dealとは、大恐慌時、ルーズベルト大統領が行った
あの「ニューディール政策」のことです。

Green とは、環境のことですから、
環境保護を、新たな産業勃興の起爆剤にしたい思惑が
見え隠れしますね。

(おそらくオバマ次期大統領は、
「環境政策」を政権の目玉としてアピールしてくるでしょう。
環境保護に重点を置いた「産業構造の転換」を図ることが、
新たな「産業」を興す原動力となるのです・・)

もとい。
足元はたいへんおぼつかないが、
5年、10年先の世界を見据えて、
大らかに、かつ頑固に投資を続けるのが
ETFという道具の「使い方」なのです。

(その前提条件となるのが、
ひとりひとりの人間が、
「より良い未来」に向かって努力していくよね?
なのです)

あなたは欧米でどんな人が
ETFのオーナーになっているかご存知ですか?

お仕事に忙しく、十分に知的で
物事の機微を理解できる方が、
「これは合理的な商品だわ」という感覚で、
ETFを保有しているのです。
(まさに最先端のツールと自認しているのです)
 
わたしは(こと日本においては)
ETFという道具が
間違った「ブランドイメージ」を
持たされていると思います。

(要するに、ETFは未だ多くの方に「誤解」されている・・)

・FXの親戚ではないか?
・怪しい金融商品なのではないか?
・特別な知識がないと理解できない
金融工学の結晶ツールではないのか?

残念ながら、どれも × です。

ETFは(その本質において)
とてもシンプルな商品です。
しかし(どこか)洗練されているのです。

それはそうですね、
今まで幾多の金融商品が登場しては
姿を消していっていますが、
ETFは、それら商品の栄枯盛衰を経て、
(言い方を変えれば、数多の人間の汗と苦悩を経て)
ようやく編み出された「道具」なのです。

たとえばそれは、
iPod や、
SKAGEN DENMARKの時計や、
フォルクスワーゲンGolf や、
ポールスミスのスーツと同じように、

スタイリッシュでお洒落な「ツール」なのです。

ほんらい、
「この道具を持っているわたしって、
 ちょっとスゴくない?」と思える、
私たちの自尊心をくすぐるような商品なのです、ETFとは。

そして、未だこの道具は、
商品としての特徴、可能性の全容を
私たちの前に曝け出してはいないのです。
(そこにワクワク感を感じるのは、わたしだけでしょうか?)

■ 参照記事
ETFがもたらしているもの
ETFがもたらしているもの その3


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2009’新春ETFセミナーを開催させていただく予定です。

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