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2008年12月 | ARCHIVE-SELECT | 2009年02月

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債券ETFが相次いで設定されています


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

昨今のマーケット状況を反映して
予想通り、債券ETFが相次いで設定されています。

(アメリカ以外の)先進国債券ETFで
先鞭をつけている ステート・ストリートが27日、

SPDR Barclays Capital Short Term
International Treasury Bond ETF
(銘柄コード BWZ)
の運用を開始しました。

当ETFは、「Barclays Capital 1-3 Year
Global Treasury ex-US Capped 指数」との
連動を目指します。

イメージとしては、
(アメリカ以外)先進国・短期国債ETFですね。
年間経費率は0.35%。 他の債券ETFと同様、
毎月分配金を出すようです。
(組入れ銘柄の満期までの期間(平均)は1.75年です)

実は、i Shares でおなじみのバークレイズも、
2本の債券ETFをつい先日設定しました。

S&P/Citigroup International Treasury Bond Fund
(銘柄コード IGOV) 年間経費率は0.35%

当ETFの組入れ銘柄の満期までの期間
(平均)は8.30年ですから、
(アメリカ以外)先進国・中期国債ETF のイメージですね。

もう1本は、ステート・ストリートのETFと同じ趣旨の、
(アメリカ以外)先進国・短期国債ETFです。

S&P/Citigroup 1-3 Year International Treasury Bond Fund(銘柄コード ISHG)
  ↑ 採用している「指数」が違います。

年間経費率は0.35%
組入れ銘柄の満期までの期間(平均)は1.93年です。

いずれのETFも、
組入れ第1位は日本の国債となっています。
(上記3つのETFは、今のところ
日本の証券会社を通じて購入することはできません)


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「金持ち兄さん、金持ち姉さん」?


こんにちは、カン・チュンド です。

突然ですが、あなたには兄弟姉妹がおられますか?
最近、会うことはありますか?

たとえば、わたしのような年(40歳)になり、
自分の所帯を持っていると、
兄弟との行き来はどうしても疎遠になったりします。
(離れて住んでいる場合など、特にそうですね)

子ども時代は喧嘩をし、
暗くなるまで一緒に遊びもしたのに、
大人になってしまうと
どこか「他人行儀」になってしまうところがあるのです。

よく、
「兄弟なのに、まったく性格が違いますね」
というセリフが聞かれますが、

実は、
「兄弟なのに、まったく性格が違う」というのは、
生物学的には、至極「まっとうなこと」だと思うのです。

なぜなら、
できるだけ違う性格を持った子を残したほうが、
種として生き延びる可能性が高くなるからです。

さて、(ここからが本題ですが)
先日アメリカABCの動画を観ていましたら、
「金持ち父さん貧乏父さん」の著者、
ロバート・キヨサキ氏が出ていました。

となりには、
紅い法服を着た尼僧の方が座っています。
彼女の名は、エミ・キヨサキ。
30代半ばに、チベット仏教の信徒となり、
今はダライ・ラマに仕える身なのです。

実は、このふたりは兄弟です。

わたしは英語版の
「本の概要」しか読んでいないのですが、
ロバート、エミの兄弟は、この1月に
Rich Brother, Rich Sister】という本を出したばかりです。

(なかなか面白そうな本ですね)

古今東西、対照的な兄弟というのは、
格好の「物語のネタ」となっています。

兄はお金で幸せを得ようと声高に言っている
起業家、かつ世界的なベストセラー作家。

妹は若い時から平和運動に身を捧げ、
今は仏(ほとけ)に仕える宗教家。

人生に対する価値観や考え方が
まったく異なるふたりが、
それぞれどのような道を歩んできたのか。
また、人生の中で再び邂逅するに至ったきっかけは・・。
(というようなことが、本の中では語られているようです)

日系アメリカ人の家庭であるキヨサキ家で、
ロバートとエミはまったく違う道を歩みます。
ロバートは大学を卒業後、海兵隊に入隊。
ヴェトナム戦争に参加します。

一方、エミは1962年にキリスィマスィ島で実施された
核実験に衝撃を受け、平和運動に参加し始めます。
(70年代にはインドに滞在したこともあるのだそう・・)

ふたりが求めていたのは
ともに【人の幸福】だったと思うのですが、
ロバートは経済的な側面に幸せを求め、
エミは精神的な面に幸せの意味を求めていたのです。

おそらくロバートは、「お金」というものが
人生のカギであると捉えていたのでしょう。
一方、エミには「神」の存在こそが、
人生の支えであったのです。

兄弟が邂逅するきっかけとなったのが、
妹のエミが心臓病を患い、
過大な医療費を請求されたこと。

その過程で保険会社との間にトラブルが発生し、
金銭面で大いに悩まされたのだと、
エミはABCの動画の中で語っていました。

「わたしは神に仕える身で、節制した生活をし、
ベジタリアンでもあるのに、病気になってしまった。
お金のことには一切無頓着だったが、
お金のことをケアできることは、重要なのだということを学んだ」
と語っていた妹のエミ。

一方、ロバートの方は
「自分を高めるために、いかに精神性が大切かということを
妹から学んだような気がする。思いやりとか、優しさをね。
自分のためにお金を儲けることは、
人生の目的にはならないのだと悟った」
と語っています。

人生の第三コーナーを回って、
まったく逆方向に歩んでいた兄弟が、
実は「同じもの」を求めていたのだと確認し合える・・。
これも幸福のひとつですよね。

(邪推ですが、この本の「映画化権」を買おうとする
映画会社が現れるのではないかと、わたしは思っています)


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インデックス・ファンドがETFに出会うまで その3)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

今となっては信じられないことですが、
バンガード社の「The Index 500 Fund」が登場するまで、
私たち個人投資家にとって資産運用といえば
「アクティブ運用」のことだったのです。

もちろん、1976年以前にも
市場の平均値 =インデックス(指数)は存在していましたが、
「灯台もと暗し」というのでしょうか、

誰も「指数」そのものを組み込んで
運用の道具にしようとは思わなかったのです。

(当時の認識としては、指数というのはあくまで
市場全体の動向を知るためのツールであり、
運用の道具ではない、というものでした)

また、1976年当時、
ファンド運用会社の多くはバンガード社の試みに
冷ややかな視線を送っていました。
「バンガードの愚行だ」と露骨に言う人もいたそうです。

「市場の平均値と
同じ値動きをするファンドなんて・・。
運用会社の仕事を放棄しているのと同じだよ。」

実際、1980年代半ばになるまで、
バンガードに続くインデックス・ファンドは現れませんでした。

しかし、分かりやすい商品性(シンプル・低コスト)、
そしてマーケットそのものの上昇トレンド、
また確定拠出年金の普及など、

さまざまな要素が重なり合って
Vanguard 500 Index Fund は、
2006年までに世界でいちばん大きな投資信託となります。

※ バンガードこそが、世界にインデックス投資を広めた
最大の功労者であるといってよいでしょう。

さて、インデックス投資の歴史に戻りますと、
その後1993年になってようやく、
アメリカではじめてのETF、

The SPDR S&P500 ETF (愛称:スパイダー)が
アメリカン証券取引所に上場します。
(運用会社はステート・ストリートでしたね)

実はその2年後に、
ひとつの「買収劇」があったのです。

前回】、ウェルズ・ファーゴが1971年に世界ではじめて、
機関投資家向けの「インデックス・ファンド」を設定した、
とお伝えしましたが、

その後もウェルズ・ファーゴは、
機関投資家向けに「インデックス運用」を続けていました。
そして1995年、
イギリスの投資銀行だったバークレイズが、
ウェルズ・ファーゴの運用部門を買収するのです。

そして、自身の運用部門と併せてその名を、
バークレイズ・グローバル・インベスターズ(BGI)と
改めました。
(実はバークレイズはこの買収によって、
本格的にアメリカに進出することになります)

(視点は変わりますが、)
当時、ETF運用においては
もうひとりの雄がいました。
「モルガンスタンレー」です。

モルガンスタンレーは、ステート・ストリートが
スパイダーを設定したあとはじめて、
オープンエンド型ETFを設定した
「ETF運用会社」だったのです。

※ オープンエンド型について知りたい人は、
厳密に言うと、ETFは4つの型に分かれます」を
お読みください。

モルガンスタンレーは1996年に、
World Equity Benchmark Shares という、
外国株式ETFを設定します。
(それもなんと17本も)

そして、同じ年、
バークレイズ・グローバル・インベスターズは、
このモルガンスタンレーの
ETF運用部門を買収することで、
ETFビジネスに進出し始めるのです。

わたしは、1995年に、バークレイズが
ウェルズ・ファーゴの運用部門を買収したときに、
「インデックス・ファンドがETFに出会う素地が出来た」
のだと考えています。

「でもカンさん。どうしてモルガンスタンレーは、
ETFの運用部門をバークレイズに売ってしまったの?」

それは(ETFを)持っていても、
儲からないと思ったからではないでしょうか・・。


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お金を殖やす行為にロマンを感じていますか?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

先週、コンサルティングを受けていただいた方に
こんなことを言われました。

「カンさん。ホームページに
つまらぬ財産より、立派な希望を持つほうがましだ。
って書いてあるでしょ。あれを見て、
この人変わった人だなーって思ったんですよ」

注)変わった人ですね、というのは
わたしの場合(もちろん)「褒め言葉」です。

人生の中で、
お金との関わりあいを最小限にしたい、
できるだけお金に煩わされたくないと思われるなら、
お金はすべて預金・貯金に預けておくべきです。

でも、人間には
「お金を殖やしたい」という【欲】がありますから、
投資のことを考えたりします(きっかけとして、)

ところで【欲】が存在するところには、
必ず「不確実性」という
出来の悪い兄弟がついて回りますね。

この不確実性は、【欲】を達成するための行為を、
いろいろと邪魔するのです。

特に投資と呼ばれる作業は、
10年20年という長きにわたる行為ですから、
われわれ人間の側も「不確実性」にかこつけて、
「まあ、ひとまず運用するのは止めにしよう」とか、

「この100万円は今の生活にどうしても必要だから、
あのね、ポートフォリオから引き出すよ、いいね」
と自身を説得して、
安易な方向転換を行ってしまいがちです。

頭の中で
「こういうやり方で投資を続ければいいのだ」と
分かってはいても、

ハートの部分で、
「このやり方で投資を続けるんだ」という気概がないと、
(別に投資に限ったことではないですが)
なかなか長期の作業というのは続けられないものです。

ということで、
あなたがデイトレーダーであろうと、
インデックス投資家であろうと、
投資という作業をつつがなく続けるためには、
【ロマン】が必要です。

◆【ロマン】というのは、
お金を殖やしていくという行為の中に、
お金が殖える以外の「物語」を感じる心のことです。

冒頭、 ミゲル・デ・セルバンテスの言葉、
「つまらぬ財産より、立派な希望を持つほうがましだ。」
が登場しましたが、

この言葉は、お金に対して
「わたしはあなたとほどよい距離を保っているのよ」
という 意思表明 であり、

わたしが資産を作るのは、
わたしの人生を活かすためであり、
あなたは縁の下の土台にすぎない。

(だから)わたしの人生をよくすることに
まずはわたしの心血を注ぐわ。
だって所詮、わたしのライフを活かすための投資でしょ、
という【ロマン】なのです。

あるいはわたくしカンのように、

新興国群にお金を託すことで、
かの国に住む人たちのエネルギーを感じ、
そして、これから世界がどう変わっていくのかという
「変化劇場」の【参加者】でありたいと願うのも、
投資を行うひとつの【ロマン】です。

なにかにお金を託すとは、
傍観者である自分を捨て、
物語の参加者になることを表明する行為なのです。


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インデックス・ファンドがETFに出会うまで その2)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

昨日お話したファーマ教授の
「効率的市場仮説」(1970)の流れを受け継いで、
かのバートン・マルキール氏が1973年に、
「ウォール街のランダムウォーカー」を出版します。

そして、1975年
わたしが敬愛するチャールズ・エリス氏が
Financial Analysts Journal紙に
The Loser's Game」という論文を発表するのです。

この中でエリス氏は、
「過去10年間、85%のアクティブファンドは、
S&P500指数を下回る成績しか残せていなかった」
と喝破しています。

(アクティブファンドの運営コスト、人件費などが、
ファンドリターンの20%を占めていたのです)

アカデミックな世界で、
「市場そのものに投資を行うことが、
賢明な投資のやり方である」
という考え方が広まってくると、
「じゃあ、実際にそのやり方を試してみたいな」
と思うのが人の常であります。

アメリカにウェルズ・ファーゴという金融機関があります。
この銀行、なかなか面白くて、
ウェブ上に「ウェルズ・ファーゴ ヒストリー.com」という
博物館を作っていたりします。

上記ウェブ博物館では、
なぜか「駅馬車」の紹介ページが・・。
注)声が出ます。

どうして「駅馬車」かというと、
この銀行は(銀行になる前に)、
まず「輸送ビジネス」で成功したのです(19世紀のお話です)

さあ、
西部開拓時代の情景を思い浮かべてください。
大小さまざまな商品が並んでいますよ。
ところで、どんな取引においても
必ず「決済」= 現金の授受がありますね。

19世紀当時、ウェルズ・ファーゴの地元
サンフランシスコからニューヨークまで
駅馬車で飛ばしてもゆうに2週間はかかりました。
(すると、その間に現金を強奪される可能性もあったわけです)

そこで、当時普及しつつあった「電信技術」を用いて、
ウェルズ・ファーゴは
電信による「決済システム」を導入していったのです。
(なんというビッグビジネス!
結果として、自然と銀行さんになっていったのですね)

さて、そのウェルズ・ファーゴが1971年、
企業年金を運用するひとつの「道具」として、
(おそらく)世界ではじめて、
「インデックス・ファンド」なるものの運用を始めます。

実はこの出来事にも、昨日登場していただいた
ファーマ教授の影がちらついているのです。
ファーマ(教授)→ シュウェイダー(生徒)
→ ウェルズ・ファーゴ(運用会社)というルートが
浮かび上がってきます。

このシュウェイダーという生徒さんは、
実はカバンで有名な「サムソナイト」を経営する
シュウェイダーさんの息子さんで、

ウェルズ・ファーゴがはじめて
インデックス・ファンドをスタートさせたのも、
「サムソナイト」の企業年金においてだったのです。

ところが、舞台暗転・・。

最初のインデックス・ファンドは、
運用がなかなかうまくいきませんでした。

当初、ウェルズ・ファーゴは
ニューヨーク証券取引所に上場する
1,500におよぶ株式をすべて同じ割合で保有し、
バランスを保とうとしたらしいのですが、

2年後の1973年、
S&P500との連動を目指す運用に切り換えています。
また同じ年、
(あっ、再びファーマさんの影が・・)

American National Bank of Chicago の
シンクフィールドという人が、
同じくインデックス・ファンドの運用を始めました。

これまた、
ファーマ(教授)→ シンクフィールド(生徒)という系図。
(ちなみに、シンクフィールドさんは【こんな人】です)

ウェルズ・ファーゴも、
シンクフィールドさんも、
機関投資家向けに「インデックス・ファンド」を
運用していましたので、一般投資家にはまだ、
「インデックス投資」という扉が開かれていなかったのです。

「カンさん。いつですか? 扉が開いたのは」

はい。1976年、はじめて個人投資家向けの
「インデックス・ファンド」が登場します。
そうです、あの バンガード なのです。

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インデックス・ファンドがETFに出会うまで その1)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

あなたは、株式市場というところは所詮
「切った張った」の世界だと感じていませんか?

(なんといいますか、胡散臭いのですね、イメージが)

人の欲と疑心暗鬼が交じり合い、
どこにどんな情報が潜んでいるかわからない。

いかに他者を出し抜き利益を上げるのかに
みな血眼になっている・・。

重要な人間とコネを作り、あるいは
金にモノを言わせて権力に近づき、
いかに「ホットな情報」を仕入れることができるかで
株(かぶ)で儲かるかどうかは決まるのだ・・。

要するに、株式市場というところは、
一部の人がすべてをコントロールしている
「暗黒街」のような場所だから、
そんなところに行ってはダメですよ、

と母親からたしなめられるような場所、
それが「株式市場」なのだ、
というイメージでしょうか?

と・こ・ろ・が、
世の中には変わった人がいます。

正確にいいますと、物事の真意を、
別の角度からじっくり捉えようとする
人たちがいるのです。

(いつの世も、
「こうあるべきだ」の概念を変えてしまうのは
辺境にいる人たちなのですが・・)

「あのですね、株式市場というところは
不特定多数の人が集う「ひとつの社会」であり、
その中で起こること(つまり、未来の結果)は、
誰にも予測できないのです。

たとえば、昨日A社の株価は320円も下がったから、
今日は上がるだろうという単純な発想は通用しません。

(はっきり言って、これから
A社の株価が上がるか下がるかなんて、
誰にも予測できないのです)

あるいは、あなたがA社の過去の値動きを
丹念に調べたからといって、
A社の「未来の値動き」が分かるわけでもありません。

なぜなら、

今この時まで株式市場で起こったことと、
明日以降、株式市場で起こることの間には、
何の因果関係もないのですから・・」

えっ? そうなんですか。
なんだか興ざめしてしまいますね。
(ロマンの欠片もない・・)

彼はさらに話を続けます。
(あっ、彼の名前はユージーン・ファーマという、
イタリア系アメリカ人なのですが・・)

「もっと言いますと、
あなたが他者を出し抜いて
株で儲けようとするのもほとんど無理な話です。

たとえば、A社に関するあらゆる情報
(よいも・悪いも)は、
市場の中で「瞬時に」かつ「あまねく」伝わってしまうので、

それらの情報はすぐに「株価」に反映されてしまい、
あなただけが、皆が気付く前に、
つまりA社の株価が上がるまえにこっそり買って
儲けようなんて、それは不可能なのです」

はあー、
なんという夢のない話でしょう。

さらに彼は続けます。

「あのー、もっと言いますよ。
あなたがA社の財務諸表を読み込んだり、
他の誰かがA社のチャートを分析したりして、
必死にA社を【評価】しようとしますね。
そして、株の売り買いをしますね。

そのように、何千、何万の人々が必死の思いで
株式を評価し、株の売買を行えば行うほど、
株価は【適正価値】に近づいてしまうのです。

つまり、他者を出し抜いて儲けてやろうという
あなたのような人間が多くなればなるほど、
市場は 効率的 になっていく
(=他者を出し抜いて儲けることができなくなる)のです」

少し昔に戻ります・・

時は1970年、
シカゴ大学の教授だったユージーン・ファーマ氏が
Journal of Finance 紙に、
"Efficient Capital Markets:
A Review of Theory and Empirical Work"
というタイトルの論文を発表しています。

いわゆる
効率的市場仮説
EMH(Efficient Market Hypothesis)の
原型となった論文です。
 
ちなみにファーマさんは「こんな人」です。

「でもカンさん。どうして、ファーマ教授と
インデックス・ファンドが関係あるの?」

はい、それは次回のお楽しみということで・・。

追伸: 1970年当時、
資産運用業界にいる人たちは誰も
「効率的市場仮説」など信じていませんでした。


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