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2009年02月 | ARCHIVE-SELECT | 2009年04月

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バークレイズのETFはどうなるのか?そして、4/18のETFセミナー


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

9年前のちょうど今頃、
自分の預金通帳とにらめっこしながら、
FP業を始めようと決心した日のことを
昨日のことのように思い出します。

今、この画面を見ていただいているあなたも、
おそらくさまざまな経路をへて、
このブログにたどり着かれたのだと思います。
(ありがとうございます。)

さて、わたしがETF
(上場インデックスファンド)をフォローし始めて、
もうずいぶんと長い月日が経ちましたが、
また「大きな変化」がやってくるようです。

ybさんが「バークレイズ、iShares売却??」
という記事を、
水瀬さんが
「バークレイズのiシェアーズの買収に3社が関心?」
という記事を書いておられます。

ETF業界の雄、
バークレイズグローバルインベスターズが、
ETFビジネスの売却を検討している旨が
英字系ニュースで伝えられました。

ETFの世界シェアナンバーワンの会社が、
ETF事業そのものを売却することになれば、

ETFマーケットの勢力図が
大きく塗り替えられることになります。

(バークレイズの親会社である、
英バークレイズ銀行の
経営が厳しいのでしょう・・)

とりあえずは続報を待ちたいと思いますが、

4月18日(土)に開催致します、
第6回【海外ETF全貌セミナー】では
この点につきましても、事の帰結を含めて
詳しくお話させていただきます。

さて、話題は変りますが、
本年は欧米においてもうひとつ、
ETFをめぐる「変化」が起こる可能性があります。

それは、
既存の投資信託 ⇒ ETFへの衣替え です。

今ある投資信託とETFを併せて
広く「ファンド業界」と捉えるなら、

今後10年、20年の内に、
既存の投資信託とETFのマーケット規模は
拮抗することになると予想する
米国の専門家もいるくらいです。

金融危機の今こそ、
あなたの投資の有り様を
ETFを用いて変貌させましょう・・。

4月18日に開催致します
【海外ETF全貌セミナー】の内容は、
 大きく3つのパートに分かれます。

1. ETFのしくみ、特徴、インデックスファンドとの
  違い、どこがメリットなのかを解説します。

2. 海外でのETF情勢(運用会社等)最新情報を分析し、
日本での今後のETFトレンドを占います。

(バンガードETFがなぜ低コストなのかを解き明かす、
 「シェア・クラス」についても解説)

3. 今回の金融危機を踏まえ、ケース別に
  ETFを用いたポートフォリオを複数紹介&解説します。     

(売買高、純資産額から見た
「選択すべきETF」についてもお話します)

    ~フラットな世界と出会う~
   第6回【海外ETF全貌セミナー】

日時: 4月18日(土)13:30 ~ 16:30    
会場: 東京都立産業貿易センター
    浜松町館 中3階 第6会議室
   (JR山手線 浜松町駅北口から徒歩6分です)

講師: インデックス投資アドバイザー
    CFP ファイナンシャルプランナー
    カン・チュンド(姜 忠道)

 ETFセミナーのお申込みは今スグ【こちら】からどうぞ。






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Shanghai Shinzen 300 ETF について


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

3月7日の China Daily(中国日報)サイト記事 によりますと、

上海証券取引所は、
上海深セン300ETFの上場を計画しているとのこと。
上海深セン300指数は、
上海証券取引所、深セン証券取引所に上場する銘柄から成り、
当指数は、指数先物としての活用を検討されています。

また記事中で、
上海証券取引所の総経理Geng氏は、
セクター別指数や、債券指数ETFの上場も計画していることを
明らかにしています。

大陸中国市場の問題点は、

1.外国人投資家に門戸が開いていないこと(B株除く)
2.リスクヘッジ機能(先物取引)が解禁されていないこと。
  (一部機関投資家除く)

にあります。

グローバル金融危機が深まる中、
わたしは中国が
世界経済復活の「カギ」を握りたいとの思惑を持っていると
考えます。

世界経済に対して刺激となるであろう「経済対策」
「株式市場の改革案」を
今年、次々と打ち出してくる可能性が高いと考えます。

年内には株価指数先物が解禁され、
個人投資家が信用取引を行えるようになるのではないでしょうか。

・「両会の経済20キーワード(9)株価指数先物」 
・「中国、株式の信用取引と空売りを近く導入へ

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未曾有の金融危機は【チャンス】です。
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進化する道具、ETFとは? その3)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

ETFという次世代ツールの普及に
大きな役割を果たしたのが、
バークレイズ・グローバル・インベスターズ(BGI)
という会社です。

BGIは2000年に
iShares というETFブランドを立ち上げた、
業界を代表する運用会社です。
(BGIの親会社はバークレイズ銀行という
イギリスの会社です)

さて、BGIは1995年にアメリカに進出し、
2000年に事業拡大に乗り出します。

ご承知の通り、
2000年といえば、ITバブルが崩壊した年です。
多くの投資家がドットコム企業にお金をつぎ込み、
苦い経験をしたことは記憶に新しいですね。

自身の投資ポリシー、
相場観に自信が持てなくなり、
より合理的な投資スタイルを模索する動きが
多くの投資家の間に起こりました。

(逆説的ですが、ベアマーケットであるからこそ、
多くの投資家がETFに関心を寄せたのでしょう。)

(また、これは別の視点ですが)
米国では、1980年代、90年代を通じて、
さまざまなデータから、

多くのアクティブファンドが
インデックス(指数)を下回る成績しか残せていない
という事実が、次第に明らかになっていました。

個人投資家の間にも、
「シンプルで合理的な投資を実践したい」というニーズが、
芽生え始めていたのだと思います。

基本に帰りますが、
ETFを購入するとは、
市場の平均値に投資を行うことです。

市場の平均値とは、言ってみれば
マーケットの「総意」ですから、

明日、あるいは一週間後に平均値が
上がっているか下がっているかを予測するのは
至難の技です。

つまり、
ETFは本来的に短期売買には向いていません。

「市場の成長に投資する」というイメージを持てば、
ETFは長期保有してこそ、
その効果がもっとも期待できる金融商品であることが
おわかりいただけると思います。

ところで、長期投資と字に書くのは簡単ですが、
実践するのは生易しいことではありません。

なぜなら、
私たちは今保有する金融商品こそが、
投資対象と思ってしまうからです。

「発想の転換」をしましょう・・。
実は私たちが保有し成長させるのは、
金融商品そのものではありません。

私たちは、複数の資産を包括した
「ポートフォリオ」という装置を管理しながら、
育てていくのです。

個々の金融商品が発する生臭い感情を取り除き、
それらをポートフォリオのパーツとして
認識することが肝要なのです。

そうすれば、
長期投資はずいぶんと楽になると思います。
そして、そのポートフォリオのパーツとして
ETFを利用するわけです。

まず、ポートフォリオのエンジン役となる
「株式」の選択ですが、
ここはシンプルに
世界の株式市場そのものに投資を行いましょう。

以下に挙げる三つの株式ETFを保有することで、
世界45ヶ国の株式に投資を行うことが可能となります。

i シェアーズS&P 500 インデックス・ファンド、
i シェアーズMSCI EAFE インデックス・ファンド
(以上、先進国株式)

バンガード・エマージング・マーケットETF
(新興国株式) です。

実は、日本の株式は
MSCI EAFE インデックス・ファンドの中に含まれています。

世界に広く収益の機会を求めるなら、
日本株式は特別視しないというのが
わたしの考え方です。

さて、ポートフォリオを組む目的は、
複数の資産を組み合わせて、
ある種の【化学反応】を起こさせることにあります。

そうすることによって、
ポートフォリオのリスク総量を
減らすことが可能になるからです。

「株式」と化学反応を起こしやすい資産は
「債券」です。

これらの資産は、株式と異なった
値動きをするケースが多いため、
ポートフォリオの価格変動を和らげる役割を担っています。

その債券ですが、
株式と同じく世界を中心に投資を行いましょう。

日本以外の先進国債券に投資を行うETFが
今のところ存在しないため、
通常のインデックスファンドを充てるのがよいと思います。

日本債券については
シンプルに円建てMMFを保有します。

この円建てMMFは、
そもそもリターンを求めるパーツではなく、
マーケットがいか様に変動しても名目価値が変わらない
「安全資産」と認識してください。


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三つの羨ましいこと・・


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

本日「スタンダードコース」に参加された皆さん、
本当にお疲れさまでした。

わたしは今日の勉強会の中で、
「三つの羨ましいこと」を申し上げました。

ひとつ。
今から本格的に資産運運用を始めようとするあなたは
金融危機によって大きくその価値を下げた
「株式市場」を購入できます。

2009年の今の状況は、
あなたのお子さんがあなたくらいの歳になったときに、

「いやあ、2009年当時はグローバル金融危機の影響で
こんなに株価が下がっていたんだよ」
と語れるような、【歴史的な下落局面】なのです。

このような状況で投資を始められるあなたが羨ましい・・。
(人はいつ投資と出会い、
いつ投資を始めるのかを、予め知ることはできません。

今あなたが投資と出会い、
投資を始められることは【幸運】としか言いようがない。)

ふたつ。
今、ほぼすべての通貨に対して【円高】になっている状況で
世界に投資を行えるあなたが羨ましい・・。
(長期的にみて、円の価値が他の国の通貨に対して
「安く」なっていく可能性が高いと考えるため)

みっつ。
今、資産運用というフィールドに出会えている
あなたが羨ましい・・。

資産運用はこれから数年で(間違いなく)
「金融サービス業」に脱皮していきます。

なぜ、銀行というサービス店舗は
午後3時に店を閉めるのでしょうか。
(サービス業では考えられないことですね)

あなたがイオンのSCを知っているとしましょう。
もしかしたらそこには「イオン銀行」があるかもしれません。
土日も開いている、夜9時までやっている銀行なんて
わたしが投資を始めた頃には想像もできませんでした。

伊勢丹が自社のアイカード保有者に対して
資産運用サービスを実施しています。
代々木ゼミナールが
「マネーの学校」を運営してもよいのです。

メルセデス・ベンツのショールームで
オーダーメードの保険コンサルティングを行うことは
(別に)倫理に反しているわけではありません。

頭を柔軟にすれば、
今までの金融業がいかに頑なで、
いかに閉鎖された業界であったかが分かります。

◆ 異業種から金融業への参入が相次ぐことで、
金融業界はようやく「ふつうのサービス業」になるのです。

ここから健全な競争が始まります。
あなたには3つのベネフィットが与えられるでしょう。

1.品揃えが充実する
2.コストが下がる
3.サービスの質が向上する

もちろん、今でも「品揃えの充実」「コストが下がる」
という点は実現していますが・・。
(それも、羨ましい・・)

そして、2009年に投資を始めるあなたは
99年に投資を始めたわたしとは
明らかに【異なるインフラ】を保有しています。

10年前に比べると、
この日本で蓄積している資産運用に関する知識、
ノウハウ、考え方の「量」がまず異なります。
そして、質(クオリティー)が異なります。

あなたが賢明にネットの力を活用し、
本やその他情報を集めて
自らの考えと照らし合わせることで、

99年当時のわたしと比べて
あちこち寄り道せずに(かつ無駄なコストを払わずに)、
あなたにふさわしい投資のやり方(スタイル)を見つけ、
それを実践することができるのです。
(ああ、それもまた、羨ましい・・)


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オーストラリアには、i シェアーズの代表的ETFがちゃんと上場しています


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

わたしの記憶によれば、
今、オーストラリアは「サマータイム」です。

ですので、日本との時差は2時間になっています。
(オーストラリアが日本より2時間進んでいるのです)

そして、オーストラリアの人口は
2006年時点で2050万人ほどです。

もちろん、株式市場の大きさ、
1日あたりの売買高をとっても、
日本のほうがうんと大きなマーケットであると言えます。

そのオーストラリアに、
国際色豊かなi シェアーズのETFが上場しているのを
ご存知ですか?
オーストラリア証券取引所に上場するiシェアーズのETF
  (19本)

 ↑ 私見ですが、
必要最低限のラインナップとしては、
上記品揃えでも十分だと思います。

日本と同じように、
欧米のマーケット時間から外れた、
(適正な価格形成が難しいと揶揄される市場にも)
ちゃんと、重複上場しているETFが存在するのです。

私たち投資家が望んでいる代表的なETF、
たとえば、

 i シェアーズ MSCI EAFE
 i シェアーズMSCI エマージングマーケット
 i シェアーズS&P 500
 i シェアーズS&P ヨーロッパ 350
 i シェアーズS&P グローバル 100

などが、オーストラリア市場で、
オーストラリアドル建てで、
実際に取引されています。

なるほど、
かの地のETF売買高はまだ多くはありませんが、

しかし、新しい概念を紹介し、
それを投資家に広めるためには、
まずはその「商品」を、
その国の「マーケット」に提供する必要があります。
(どんな業界でも必要な「投資」ですね)

iシェアーズ オーストラリア
のサイトを見ていただくと、

ほとんどのi シェアーズETFが
2007年10月以降に、
オーストラリア市場に上場していることがわかります。

オーストラリアの投資家は
どのように反応しているのでしょうか。

わたしには想像できます。

ETFが今、
オーストラリアの人々の資産運用に
新たな選択肢として加わり、かの地の人々に
運用の未開地を提供しているのです。

人々は、投資の考え方そのもの、
あるいはアセットアロケーションの
前提となる「金融商品の選択」そのものについて、

ゼロの地点から、
まったく違ったアプローチを
検討することができるようになっています。
(これって、ワクワクしますね)

オーストラリアで仕事を行っている
FP、ファイナンシャルアドバイザー、
銀行、証券会社などの金融機関、
金融機関にソフトウェアを提供しているシステム会社など、

オーストラリア内で
資産運用に関わるあらゆる人々が、
「投資の新たな可能性」というツールに
触れ始めているのです。

もちろん新たな概念が広まるには
「時間」が必要です。
その概念を提供し続ける「我慢強さ」も求められます。

しかし、私たちの先人は
過去に何度もそのような投資を行ってきました。

今の日本で、それが出来ないわけがありません。
もうそろそろ、
「出来ない」要因集めをして、
影で苦笑いするのは止めましょう。

名だたるETFが、日本市場に上場することで、
投資家の選択肢が増し、
そしてマーケットに風穴を開けることになります。

それは運用を行う人、
そして運用業に携わるあらゆる人に
可能性というチップを増幅してくれるとわたしは思います。

取引所、運用会社、仲介者としての証券会社が、
まるで申し合わせたかのように、
「代表的なETFを
日本市場に重複上場させるのは無理だよね」
と頷き合っている構図は この国に似合いません。


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進化する道具、ETFとは? その2)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

「ETF、ETFというけれど、
いったい世界に何本くらいのETFが存在するの?」

はい、
バークレイズ・グローバル・インベスターズによりますと、
2008年12月現在、世界中の株式市場に上場するETFは
1590本に及びます。

その多くはアメリカ、西ヨーロッパ市場に上場していますが、
たとえばアメリカ市場にETFを上場させるためには
SEC(米国証券取引委員会)に届出を行い、
認可を受ける必要があります。

今現在、SECに上場の届出を行っているETFだけでも
数百あるといわれています。
また欧州も同様であると考えれば、
すでにETFの潜在本数は
2000本を超えているとみていいでしょう。

ETFは国内、海外いずれの市場に上場しているかで
「国内ETF」と「海外ETF」に分けることができます。

国内ETFの多くは
(想像できると思いますが)日本株ETFです。

中国、韓国、その他新興国の株式ETFも存在しますが、
出来高は少なく
5年後に「たしかに存在している」という
確証すらありません。
(もっと広範な外国株式ETFの上場が望まれます)
 
実は国内ETFに比べ
品揃えを充実させているのが海外ETFです。

日本から購入できる海外ETFは大きく、
アメリカ市場に上場するETFと、
香港市場に上場するETFに分かれます。

(それぞれ、USドル建て、香港ドル建てで
決済します)

ほんの3、4年前まで、海外ETFの品揃えは
一部の証券会社で数えるほどしかありませんでした。

しかし、2007年から
楽天証券が海外ETFを大々的に取り扱い始め、
一挙にラインナップが広がりました。
(この点、楽天証券の貢献は大きいです。)

現在、海外ETFの品揃えが多いのは、
楽天証券、マネックス証券、SBI証券などです。
(売買手数料の低さを考えれば、
これらネット証券を利用するのがお勧めです)

ちなみに売買手数料ですが、楽天証券で31.5ドル、
マネックスでは25.2ドル、
SBIでは26.25ドルとなっています。
(米国市場に上場するETFの場合)

また、売買単位については、
マネックスでは1口単位から、
楽天、SBIは10口から購入が可能です。
(米国市場に上場するETFの場合)

なお、売買手数料は基本的に「定額」なので、
ある程度まとまった資金で購入しないと、
コスト比率が高くなってしまうことに注意してください。

ひとつ具体例を挙げてみましょう。
たとえば、アメリカ市場に上場する
「i シェアーズMSCI EAFE インデックス・ファンド」
(EFA)というETFがあります。

このETFは、アメリカ以外の先進国21ヶ国
(日本、西ヨーロッパ、オーストラリアなど)からなる企業、
およそ830社を保有しています(2008年12月末現在)
(当該ETFの信託報酬は年0.34%という低さです)

また、当ETFを購入するためには、
まず円をドルに替える必要があります。
当然、為替手数料も必要になってきますね。
(取引のルールそのものは、
アメリカの個別株を買う場合と同じです)

上記ETFを購入すれば、
国・地域の広範な分散が可能になりますが、
もうひとつ確認しておきたいのが「通貨の分散」です。

上記ETFの決済通貨は米ドルですが、
当該ETFの中身は、ユーロ建て株式、日本円株式、
イギリスポンド建て株式、豪ドル建て株式などから成っており、
当ETFを保有することで、広範な通貨分散も可能になるのです。

一方、デメリットもあります。
海外ETFの欠点は外国籍投信の扱いとなるため、
開示される情報量が少ないことです。

海外ETFの現在の時価、売買高、あるいは
純資産額などを知るには、
米国ヤフーファイナンス等を使って
自身でチェックをする必要があります。

ただ、特筆すべき利点もあります。
流動性が高く、豊富な純資産額があるETFを、
日本にいながら直接保有できる点です。
(あなたと海外の市場は
「直に」つながっているのです・・)

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