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2009年09月 | ARCHIVE-SELECT | 2009年11月

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インド小型株ETFが登場か・・


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

以前にVan Eck という運用会社が、
ブラジル小型株ETFの運用を始めたという記事を
書かせていただきました。

今度は Van Eck が、インド小型株ETFの登録申請を
SEC(米国証券取引委員会)に行ったようです。
Van Eck Plans Small-Cap India ETF

当ETFは、
Market Vectors インド小型株指数との連動を目指します。
まだ、銘柄コード、手数料体系などは明らかになっていません。

(おそらく)ブラジル小型株ETFの反応がよかったため、
二匹目のドジョウを狙ったものと思われます。

しかし、注意すべきは
ブラジルとインドでは、外国人投資家に対する門戸の開き方に
差があるということです。
(もちろん、時価総額、流動性においても開きがあります)

わたしは(今のところ)、インド小型株ETFの中身を
「現物株式」のみで構成するのは難しいと見ています。
(続報が入り次第、追加情報をお知らせいたします)


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| インデックス投資全般 | 09:15 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ベトナム 序章


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。
@ベトナムより戻ってまいりました。

(いきなりですが、)
世界を大風呂敷で見ると、
変化というものは同じスピードで続くのではなく、
「等加速」されていきます。

(時代が経れば経るほど、
変化のスピードは速くなるのです…)

その理由は?
これまでの知識・ノウハウが蓄積され、
次の変化に至る「ハードル」が低くなるため。

たとえば、
ヒトは、1、2、3という「数」を認識し、
10という数字を理解するに至るまで
何十万年もかかりました。

ところが現代では、
私たちの孫が大人になったとき、
どんな「生活習慣」を身につけているのかさえ、
予想するのが難しくなっています。

このような大変化の時代に
もっとも恩恵を受けるのは「遅れてきた人たち」です。

ベトナムのホーチミン市内を歩けば、
ATMがいたるところにあります。

携帯電話は実に多くの人が保有しており、
ノキア、サムソンなどの機種に人気があります。

路上で麺類や果物を売っているすぐ隣に、
ネットカフェ兼コピー屋さんのようなお店があります。

中を覗いてみると、
建物は古く冷房設備もないのですが、
ウィンドウズのパソコンが
確かに人々を世界と「つなげて」います。

たとえば、インドなどでは、
固定電話の設備敷設を飛び越えて、
携帯電話が爆発的に普及しました。

ホーチミンの証券取引所では、
人がボードに会社の名前と株価を書き記しているのでしょうか?

いいえ、そんなことはありません。
規模こそ小さいですが、先進国と同じように
株式の売買はすべてコンピュータで制御・管理されています。
(立会いの人も、もちろんいません)

◆ これまで先進国で
何十年とかかって積み上げてきた知識・ノウハウが、
狭くなった地球を跨いで非常に廉価に
新興国に流入しているのです。

ベトナムはまだ貧しいですが、
文明の利器というインフラはすでに存在します。

今後、製造業はもちろんのこと、
ベトナムではソフトウェア関連の産業が
勃興する可能性が高いのではないでしょうか。

(ベトナム人は、文明の利器(IT)を使いこなすことに
長けているという直感です...)

※ ベトナムのお話は追々続けていきます。

追記)

ベトナムにはまだマクドナルドはありません。
代わりにロッテリアがたくさんあります。


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| 2009年 ベトナム奇譚 | 13:01 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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29日までベトナムに滞在します


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

業務連絡です)

10/25~10/29 までベトナム視察旅行に出掛けております。
この間にいただきましたご連絡につきましては、
30日以降の対応となります。
恐れ入りますが、ご理解のほどよろしくお願い致します。

今回、ベトナムに渡航する目的は、
「ベトナムという国の株式市場を本当に買ってよいのか?」
という自分自身の 疑問 に答えるためです。

人が、町がどのように動き、どう変化しているのか。
この目で確かめてきたいと思います。

追記)

昨日「海外ETFセミナー」にご参加いただいた皆さん、
本当にお疲れさまでした。
質疑応答のところで出てきた、
ETFにおけるAP(指定参加者)の役割をどうかお忘れなく。

取引値と理論価格のかい離は、
指定参加者の「利ざや取り」によって
解消されるのです。



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| 業務連絡 | 09:44 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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いつまでも変わらない黄金の組み合わせ


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

先日は日経新聞の方と取材&懇談。
主に「分散投資の有効性」についてお話し合いしました。

わたしは記者の方にこう云います。
「2002年、2003年と
お客様のポートフォリオを拝見する中で、
分散投資の有効性を実感しました」

株式が下落すると、債券が上昇し、
結果、(株式と債券を内包した)
ポートフォリオの振れ幅が小さくなる。

これが「分散投資の効用」です。
(もちろん逆のパターンもあります)

しかし、今から振り返ってみると、
2002年、2003年の「分散投資」は、
その成果が過大評価されていたことがわかります。

なぜなら、
円が(他の通貨に対して)安くなっていたからです。

つまり、
株式⇒下落
債券⇒上昇
為替⇒円安 が起こったために、

円建てベースで見た「海外債券ファンド」の価格は、
「債券価格の上昇」+「円安」という要因で
その実力以上に上昇していたのです。

では、今回のグローバル金融危機では
どうだったのでしょうか。

2008年9月、10月のマーケットは
株式、債券ともその価格が大きく下がり、
分散投資の効果は限りなくゼロに近づきました。

「すべて共倒れの状態だったのです。」

しかしながら
数ヶ月程度の間に起こったことは
あくまで【短期の現象】です。

短い、一時的な現象を捉えて、
「やはり、分散投資には意味がない」
と結論付けるのはおかしな話だと思いませんか。

◆ ビジネスの現場でも同じだと思いますが、
「短期的な現象から、
長期の判断をしてしまわないこと」はたいへん重要です。

なぜなら、
【短期で起こっていること】と
【長期的な傾向】は別物だからです。

さて、
グローバル金融危機以後の「分散投資」は、
その成果が過小評価されているとわたしは思います。

なぜなら、
円が(他の通貨に対して)高くなったからです。

つまり、
株式⇒下落
債券⇒上昇
為替⇒円高 が起こったために、

円建てベースで見た「海外債券ファンド」の価格は、
債券そのものの価格が上昇したわりに、
上がっていません。

グローバル金融危機発生後、
各国政府は一斉に「金融緩和」に踏み切り、
大胆な景気刺激策を実行しました。

2008年9月から2009年2月にかけ、
先進国の国債価格は軒並み上昇します。
(金利が下がると、債券の価格が上がるという構図です)

株式⇒下落
債券⇒上昇 という「現象」は確かに発生したのですが、
今回はその効果が
見えにくくなっているのです。

「為替の動きに左右されるようじゃ、
分散投資の効果も大して期待できないじゃないか」と
あなたは思われるかもしれません。

しかし、
目を【長期的な傾向】に転じてみてください。

債券の価格は(株式に比べると微々たるものですが)
長期で見れば緩やかに上昇しています。
(緩やかな「右肩上がり」です)

それに対して、為替の変動というものは、
長期スパンで見ると「レンジの中でのアップダウン」です。

つまり、
短期的には、為替の変動(リスク)が、
債券そのものの収益(リターン)の大きさを
上回ることがあっても、

長期のスパンで見ると、
為替の変動(リスク)を上回って
債券のリターンが得られる可能性が高いのではないでしょうか。

◆ ここで言及している債券とは、
日本以外の先進諸国の「債券」のことです。
また為替とは、
円と先進諸国の「通貨」のことを指しています。

これほど世の中が急速に変化し、
未来が読めない時代状況となっている中で、
真に【相性がよい資産】を見極めることは
難しくなっています。

しかし、
お金の貸し借りの「証書」である債券と、
お金を出資した「証書」である株式の、

【根本的な性質の違い】は、
どんな時代になっても変わることはないと考えます。

つまり、ベーシックに帰るのですが、
分散投資の黄金律は、「株式」と「債券」なのです。

それは、クラシック映画の「主役」と「脇役」という
組み合わせのように、
ひとつのユニットとして存在するのです。


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| ポートフォリオ運用 | 10:07 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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ETFの次のマーケットは確定拠出年金です


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

この20年間で一般的なアメリカ人が
どのように投資と出会ったかというと、
401k(確定拠出年金)を通じてです。

401k(確定拠出年金)を通じて投資と出会うと、
自然、使用するツールは「投資信託」となります。

ご承知の通り、米国では
ETFがこの10年間で急速に広まりましたが、
まだ開拓し切れていないマーケットがあります。
それが401k(確定拠出年金)なのです。

別の見方をすると、既存の投信業界にとっては、
是が非でも守り抜きたい「最後の牙城」でもあるわけです。

ETF最大のブランドであるi シェアーズは、
すでに401kプランにETFの供給を始めています。
i シェアーズ in 401(k) 

上記サイトを見ていただくと、
Building a 401(k)plan with iShares funds と題して、

i シェアーズを取り扱っている
運営管理機関(←多分、その意味だと思います)
を掲載しています。

(↑数社しか載っていませんが、
米国の確定拠出年金の流通形態については知識不足のため、
実際はもっと広範な供給が可能なのかもしれません・・)

運営管理機関のひとつ、
Plan Administrator's Inc 「PAi」を取り上げてみましょう。

PAi」は同社サイトによると、
中小企業に特化した運営管理機関のようです。

「PAi」の Investments のページ、
Direct Platform で「click here」をクリックすると、

同社で扱っているi シェアーズのETFがエクセルファイルで
ずらっと出てきます。
その数、なんと176本(09年8月末現在)
これだけあれば、多様なポートフォリオが構築可能です。

Front Load(申し込み時手数料)はすべてゼロ。
信託報酬等の年間経費率は、
通常ルートでi シェアーズを購入する場合と同じです。
(購入時の売買委託手数料は誰が負担するのだろうか・・)

文章として確認することは出来なかったのですが、
ETFが401k(確定拠出年金)に採用されるということは、
◆ 金額ベースでの購入が可能になっている。
と考えるべきでしょう。

たとえば、毎月400ドルの掛金のうち、150ドルで
i シェアーズMSCI EAFE インデックスファンド(EFA)を
毎月購入する。
(購入できる口数が毎月「変動」していくイメージです)

また、
ETFが401k(確定拠出年金)に採用されるということは、
◆ 分配金を自動的に再投資するしくみが内包されている。
と考えるのが自然でしょう。

ということは
ETFを用いた毎月定額の「積立て投資」が
すでに(技術的に)可能になっている、ということなのです。

(この分野については引き続き、
 study を続けていきたいと思っています)


【ETF名称変更情報】

香港市場に上場する下記の
iシェアーズETFが、その名称を変更しています。

iShares MSCI チャイナトラッカーファンド
⇒ iShares MSCI チャイナインデックスETF

iShares FTSE 新華A50チャイナトラッカー
⇒ iShares FTSE 新華 A50 チャイナインデックスETF

iShares BSE SENSEX インディア・トラッカー
⇒ iShares BSE SENSEX インディアインデックスETF

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| ETFのお勉強 | 10:13 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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「サバイバル時代の海外旅行術」を読みました


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

(勉強不足のためですが)、
わたしは沢尻エリカさんも
夫の高城剛さんのこともよく知りませんでした。

(ところで)高城剛さんは
サバイバル時代の海外旅行術」という本を書いています。

(わたしはホンネの資産運用セミナーさんの記事を読んで
本書を買ったのですが)

この本は「旅のハウツー本」というより、
旅という行為を通じて、世界とどう関わり、
何を求め、どう楽しむのかという、

(旅を通じた)
「未来の生き方提案書」みたいな本です。

したがって、本書の中身は
「近未来的な匂いがします。」

分子料理を食する旅(フード&トラベル)があったり、
―世界の主な
「分子料理レストラン」まで掲載されていますー

世界中で開かれる
「音楽フェスティバル」に参加する旅があったり、
サバイバルを経験するため?の旅や、
アグリツーリズム、エコトラベルもあります。

・分子料理法 「料理とサイエンス
・アグリツーリズム 「篠利幸のイタリア紀行

筆者はこう言います。

―今後、旅行ガイドは
国や地域別のものだけではなく、
その人自身の興味やライフスタイルに応えてくれるものも
多く出版されることになるでしょう。―

(別の言い方をすると)
日本で流布している「旅行情報」が、
いかに画一的で、時代遅れなのかについても
筆者は言及します。

一般の旅行ガイド、旅行雑誌などの「情報」では、
スポンサー(広告主)に対する配慮から、
世界の格安航空会社(LCC)の情報が
ほとんど載っていないのですが、

実際は、格安航空会社(LCC)の情報サイト 
Skyscanner フライト検索

などを見れば、たくさんの格安航空便が
世界を飛んでいることが実感でます。
(もちろん購入することもできますよ)

本書でも何度か出てきますが、
特にヨーロッパの航空事情は羨ましい限りです。
LCCなら、ロンドンーバルセロナ間が片道40ユーロ
と記されているではないですか!

(上記は、バンガードが運用する
多数のローコスト・インデックスファンドが
海の向こうに存在するものの、

私たちはその類の情報には
ほとんど触れることがないのと似ていますね…)

地球が狭くなり、それに伴ってコストも下がり、
ITも駆使できる環境にあるのに、
「外を見てやろう!」という日本人がなかなか増えないのは
大いに危惧すべき状況だと思います。

世界が日本人を待っています

筆者は
「サバイバル時代の海外旅行術」の中でそう指摘します。

今の日本人をいちばん知りたがっているのは、
日本の外にいる人たちなのかもしれません。

誤解を恐れずに言いますが、

60歳になってからのゆったりヨーロッパ旅行と、
20代、30代のかつかつ自分旅行とでは、
その【価値】がまったく異なります。
(あなたの人生に与える「影響」の大きさが違うのです)

20代、30代のかつかつ自分旅行は、
たとえ1000万円出しても、
60歳になった時点ではもう買うことはできないのですから。

わたしにもし、十分なお金と時間があれば、
100ヶ国くらいの国を訪ね、

それぞれの国の人に、
「あなたにとって投資とは何ですか?」と
聞いて回りたいです。
(それだけで一冊の本が出来そうですね)

追記)

わたしのバイブルだった『地球の歩き方』は
筆者によると、
今、スリの格好の標的となっているのだそう。


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