お金の根っこを明らかにする
こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。
昨日は暖かかったですね。
わたしは東京証券取引所主催の
「証券会社営業員向けETFセミナー」講師を
務めさせていただくため、広島に出張していました。
飛行機ではなく新幹線を選んだのですが、
その理由は、
1.本がゆったり読めること
2.時間が正確であること
3.人間ウォッチングができること です。
特に3.は重要です。
新幹線は途中、いくつもの駅で止まるため、
そこで人が降り、人が乗ってきて
その地の情報を運んできてくれます。
たとえば、往きのイメージでいいますと、
わたしが乗っている車両で何人の人が乗り降りするか
数えてみました。
(「新大阪」で乗降する人がいちばん多かったです。
次の「新神戸」で乗ってきた人はたったのひとり。
また意外にも?岡山で降りる人が多かったです..。
乗降客の男女別は、男性が8割以上。)
あるいは、帰りの電車ではこんなことがありました。
夜の8時を回っているのに
「京都」で大勢の人が乗ってくるではありませんか。
「これはいったい何なんだ?」と驚いたわたし。
もうひとりの自分が冷静に言います。
「紅葉に決まってるでしょ」
この時間に上りの新幹線に乗るということは、
おそらく首都圏から「日帰り」で京都に来ているということ。
昨今の景気を反映して、
日帰りにせざるを得ないが、
それでもやっぱり京都の【紅葉】は見ておきたい・・。
そういう気持ちですね。
(土曜、日曜の朝、下りの「のぞみ」に乗ると、
京都のガイドブックをぱらぱらめくっている人が、
ひとつの車両で最低3,4人はいますから・・)
東京の人が京都に魅せられるように、
上海の人は蘇州に通います。
(東京から京都に向かうより、
上海から蘇州に行くほうが近いのです)
そして、アメリカ人は
過去の時間を求めてヨーロッパを旅します。
いずれも「自分のルーツ」を求めてその地に赴く行為です。
いや、ルーツというと大げさになりますか。
「ほんらいの場所」に行き、
「ほんらいの自分」を確認するのです。
それは、ほんらい的に「気持ちが休まる」行為ですから。
(京都の庭園を眺めていると、
時間とか世間とかが抜け落ちて、
自分の「こころの中」だけが
映し出されるような気持ちになります)
日本でも中国でもチリでも同じだと思いますが、
経済発展を成し遂げるということは、
「新たな場所」を追い、発掘し、
それを押し広げることです。
それは、
「ほんらいの場所」に帰ることとは
「逆」の行為になってしまいます。
したがって(逆説的ですが)
経済が発展すればするほど、
「ほんらいの場所」である
京都や蘇州のような【地の価値】は増していくのです。
翻って、
お金のこと、投資のことってどうなのでしょうか。
お金を殖やすことは、
経済発展と密接に関係しています。
つまり、資産運用とは、
「新たな場所」を追い求めることです。
しかし、
その根元のところで、
お金の意味とか、お金が人にどんな影響を与え、
何ができるのかと考えていくと、
人が「ほんらいの場所」に行き、
人が「ほんらいの自分」を確認するために、
お金が貢献できることってないのかな、と
考えてしまいます。
京都のお庭を見たときに
「心が安らぐ」ように、
お金の根源的な意味を捉えることで
「気持ちが休まる」ということは
あり得ないのでしょうか。
ちょっと支離滅裂なことを言っているかもしれませんが、
最近、そんなことを考えています。
そして、そういう類の本を書いてみたいと思っています。
【お金の根っこを明らかにする本】です。
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| ヒトは1万年前からお金と付き合ってきた | 15:02 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑