ベトナムでバスツアーに参加して感じたこと
こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。
昨日、久しぶりに「鬼平犯科帳」(ドラマ)を観ました。
(鬼平犯科帳はDVDでレンタルされています)
(突然ですが)時代劇に人気があるのはどうしてでしょうか?
それは、時代性とか、モノとか情報とか、
「余計なものを削ぎ落として、
人間の本質を垣間見せてくれるからだ」とわたしは思います。
時代劇は人間そのものにフォーカスし、
人として大切なこと(倫理性)や、
人と人の関わり(信頼とか、愛情とか、憎悪)を
ドラマを通じて映し出します。
【いつの世も、変わらないものがあるのだ】
ということで、人は安心するのです。
知らない国を訪ねるときも、
わたしがいつも思うのは【人間の普遍性】です。
誰かを好きになったり、
家族を大切に思ったり、
世の中が平和でありますようにと願う気持ちは
どこの国の人も変わることがありません。
この10月にベトナム・ホーチミンに行き、
クチトンネルを見るために【バスツアー】に参加したのですが、
わたしがバスツアー
(特に英語で実施されるツアー)に参加する理由は、
そこに【世界の縮図】があるからです。
ホーチミン市の旅行代理店前から出発したそのバスは
「クチトンネル」に向かいました。乗客は20人程度です。
そこにはドイツ人の若いカップルが居ました。
フィリピン人の夫婦がいました。
日本人が二人いました。
香港の若者がいました。
そして、オーストラリアに住む
ブラジル人のカップルもいました。
(もちろん、ベトナム人も参加しています)
どの国のどのバスツアーも同じですが、
最初はみな硬い表情で、
ガイドの方が投げ掛けることばにも
ぎこちなく反応します。
その後、途中の休憩で互いに一言、二言ことばを交わし、
昼食休憩で共に食事を取ったりすると、
次第に打ち解けてくるものです。
わたしは昼食時にふたりのベトナム人と話をしました。
彼らはハノイの大学生でした。
わたしはベトナムにはじめて来たこと、
経済発展の様子に驚いたこと
そして、戦争証跡博物館を訪れ、
インドシナ戦争、そしてベトナム戦争の悲惨さに
考えさせられたことを話しました・・。
彼らは英語で話しているため、
多少大げさに頷きながら
「Yes,Yes」と相槌を打ってくれました。
そして、右側に座っていた少し太めの青年が
【でも、私たちの国はまだ貧しいのです】と
わたしに言ったのです。
【道路や鉄道や、その他さまざまなインフラを
作っていかないといけませんし、技術もまだまだです】
そして、もう一方の青年が
【サービスとか、経済のことととか、
これからいろいろ学ぶ必要があります】と呟きました。
どこか前のめりで、しかし
国を支えるエリートとしての自負も漂わせていたふたりの青年。
ほんらい、人が国のグランドデザインを決め、
人が国の政策の細部を作り、実行していくものです。
こんな当たり前のことが、
発展途上の国では鮮やかに映し出されます..。
(何と言いますか、)
◆ 自分の頑張りが
国の発展に直接寄与する実感が持てる彼らのことを
わたしは少しうらやましく思いました..。
旅とは不思議なものです。

ふたりの青年とは、
もう、二度と会うことはないでしょうが、
わたしは彼らのことを一生忘れないと
どこかで確信しているのです。
追記)
マーケットは世界に広がっています。
「ラオス証券取引所:開設準備が着々と進行中」
追記 その2)
2011年7月カンボジア証券取引所も正式にオープンしました。
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| 2009年 ベトナム奇譚 | 09:03 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑