FC2ブログ

2010年02月 | ARCHIVE-SELECT | 2010年04月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

ETFに対する誤解


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

最近、ETFの講演を行う機会が多いのですが、
参加者の様子を伺っていると
ETFに対して「誤解」されている方が少なくありません。

(まあ、ETFという名前もよくないのですが、)
この金融ツールを何か資産運用業界の
「秘密兵器」みたいに思っている方がいるのです。

「なにかよく知らないけど、すごいんでしょ、ETFって!」
「投資信託より安いんでしょ」
「投資信託より安全なんでしょ」

先日、ある講演で次のような質問を受けました。

「あのー、今、持っている投資信託は
すべて売ってしまって、
ETFを買ったほうがよいのでしょうか?」

つまり、この方はもう頭の中が、
既存の投資信託 < ETF になってしまっているのです。
     (より良い↑)

ちょと、待ってください。

たしかに、ETFは進化した金融ツールです。
数々のメリットを持っています。

しかし、デメリットもあるのです。
(金額単位の購入ができない、
分配金が自動的に再投資できない。流動性リスクがある etc…)

◆ どんな金融商品でもそうですが、
メリット、デメリットをよく理解して
【それが自分に合った道具なのかどうか】を
吟味する必要があります。

「あなた」という投資主体者がメインであって、
金融商品は「道具」にすぎないわけですから。

(別の言い方をすると、
投資家の意識の持ち方次第で、
同じ金融商品でもその活かされ方は違ってくるのです..)

とくにETFに対する、
「投資信託より安全なんでしょ?」という誤解は
早急に解く必要があります。

◆ ETFは投資信託と同じくらい、
  安全では、ありません。

ETFは投資信託と同程度の
「価格変動リスク」を持っています。

とくに株式ETFの価格変動は、
既存の投資信託と変わらず【大きい】ものです。

(たとえば、2008年の一年間で、
先進国株式に投資を行っていたETFは
30~40%下落したわけですから!)

ETFは魔法の道具ではなく、
(たとえ既存の投資信託からETFに乗り換えたとしても)
市場そのものの【変動リスク】を
背中に負っていくことはまったく同じなのです。

わたしは、
「あのー、今、持っている投資信託は
すべて売ってしまって、
ETFを買ったほうがよいのでしょうか?」

という質問を受けてふと感じたことがあります。

現在、全世界で
ETFの資産残高は1兆ドルになっています。
しかし、既存の投資信託の資産残高は
10兆ドルを超えて存在するわけです。

両者の間には10倍の開きがありますが、
この10倍の開きはそのまま、
ETFと既存の投資信託に対する【理解度】の違いであると
認識すべきではないでしょうか。

あるいは、生活者の中にその道具がどれくらい
【浸透】しているのかという【浸透度】の違いが、
10倍の純資産残高の「開き」として
表れているのではないでしょうか。

そういう意味では、
ETFという道具はまだまだ発展途上なのです..。

おまけ)

3月2日付の日経新聞で、
「世界最大の資産運用会社、
米ブラックロックは日本での業務を拡大する」
という記事が載っていましたね。

同記事によると、ブラックロックはETFの取り扱い、
リスク管理の受託業務の強化に乗り出すようです。

(もしかすると、近々
ブラックロックが国内ETFで風を起こすかもしれませんね)

*********************
933n マネーを学べば、世の中の見方が変わります。
────────────────────
            晋陽FPオフィス
*********************
3月28日【マネ缶スクール スタンダードコース in 東京
4月11日【マネ缶スクール アドバンスコース in 東京
4月21日より【初心者限定! シブヤでマネーな女になる講座



関連記事

| ETFのお勉強 | 18:04 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |