内向きを貫徹したら、逆にパイオニアに?
こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。
1990年に公開された映画「プリティ・ウーマン」は
ご存知の方が多いかと思います。
映画の冒頭近く、
企業買収専門の実業家であるリチャード・ギアが
あるパーティーに出掛けます。
そこでビジネス仲間に
「おい、今日のNIKKEI チェックしたか?」と声を掛けます。
(そう、日経平均株価のことですね。)
当時は世界中が日本に注目していました。
前年の1989年に野村證券が公表した
「東京マーケットのメガトレンド」という資料には、
「1995年の日経平均株価は8万1700円」
という数字が踊っていました。
(ホントです。)
(わたしは思うのですが..)
絶頂期とは、
当事者が絶頂であると意識しないときにやってくるものです。
(日本だけではありません..)
後世の歴史家がアメリカ経済について俯瞰するとき、
「ああ、あの年が、米国の絶頂期だったのですね」
と述懐することでしょう。
(それは1928年なのか、1999年なのか、
それとも2021年なのかはまだ分かりませんが..)
栄える国、衰える国はいつの世も
互いに綱を引き合いながら、
ぐるぐると歴史という時間の中を巡っています。
先日、京都大学で「留学生」の募集を行ったものの、
枠が余ってしまっているというニュースを観ました。
(費用は学校側が負担してくれるにも関わらず、です)
とかく今の若者は・・
内向き志向。ムダ遣いをしない。
貯金、そして倹約。
クルマに興味がない。お酒もたばこもたしなまない。
持ち家には慎重である。
安定志向(公務員が人気)などなど、
さまざまに揶揄されますが、
◆ むかしから「若者」というのは
【理解不能な生き物】であったはず..。
なぜなら、若者は
「未来」を嗅ぎ取って行動するからです。
どんな国でも、若者の言動を観察することで、
その国の「未来」が透けて見えるとわたしは思います。
内向き志向、ムダ遣いをしない、という行動は、
やがてくる「経済衰退」に備えて
若者が無意識に反応している証左ではないでしょうか。
(ここは発想の転換です。)
内向き、大いに結構。
ニッポンの若者は
内なる宇宙を開拓していけばよいのです。
ロボットも、マンガも、ゲームも
そして日本人の感性が生み出すファッションも、
ヒトの歴史の最先端になる可能性があります。
将来、「グローバル・Neoカルチャー・ファンド」なる
投資信託が登場した際には、
組み入れ企業の多くが日本の会社になっているかもしれません。
(真のクールさは、成熟国の人間にしか描けないのです。)
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