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アジアがカムバックする日・・


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

おととい、
水道の蛇口をひねったら、水が「冷たい」と感じました。

「ああ、もう秋が始まっているんだ」と思うと、
ちょっとセンチメンタルな気分になります。

季節の変化は、風の流れや気温の変化を通じて体感できます。
一方、経済の変化はどうでしょうか。

日本という場所から経済の状況を見ていると、
どうも灰色の、はっきりしない景色に見えてしまいます。

たしかに、世界全体を見れば
グレーがかっていて元気がないのですが、
まだら模様に「元気な国」はいくつも存在します。

インドのSENSEX指数は
2008年の1月に記録した最高値に迫っています。

今年に入ってから、
インドネシア、フィリピン、タイなどの株価指数は
30%以上上昇しています。

チリ、ペルーは年初から20%以上上がっていますし、
デンマーク、トルコなども株価は大きく上昇しています。

つまり、全体としてはグレーですが、
赤く活気づいているエリアも複数存在するわけです。

ほんらいお金には色分けも、国籍もありません。
「こちらのほうが調子が良さそう」と嗅ぎ付ければ、
どこへでも行きたがるわけですから、

本来的に
「元気な国」と「元気でない国」に色分けされるのは
自然なことです。

ずっと昔、17世紀のはじめに、イギリス、オランダが
相次いで「株式会社」というモノを作り、
有限責任のもとでリスクを取るというしくみを確立しました。

その後、幾多の戦争があったにも関わらず、
株式会社は株式市場という孵化装置のもと、
空前の発展を遂げます。

しかし(結局のところ)、
この400年の生活水準の向上は、
欧米が主導してきた
「資本主義経済」のおかげであったわけです。

今、「インドネシアやトルコは調子がいいよ」
と言っても、
それは、欧米の資金が流入しているからに
ほかなりません。

これから先、
欧米の資本が、
他の国々の経済に影響を与える「構図」から、

アジアの資本が、
たとえば欧米の経済に影響を与える「構図」に、
果たして「変わる」ことがあるのでしょうか。

わたしは「ある」と思います。
(なぜなら物事は移り変わるからです

別にアジアがはじめて覇権を取るわけではありません。
500年ぶりに、アジアに経済の中心が戻ってくるだけです。

シンガポールという国はそのことをいち早く嗅ぎ付け、
地の利を最大限に活かそうと
「国のブランド作り」に精を出しています。

(この地の利とは、インドからも中国からも
ほどよい距離にあるという意味。)

また、あるいは
地球の温暖化が今後も進むとすれば、
北東アジアが亜寒帯から温帯に移行し、
今以上にヒト、モノ、カネが集積する可能性があります。

中国の瀋陽や、ロシアのウラジオストクが
世界経済の重要な拠点になるなんて、
夢ものがたりなのでしょうか..。

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