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言っていることは正しい・・


 フム。たしかに、そうですね。

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アメリカ人が中国と出会う日


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

アメリカABCテレビの看板番組に
World News」があります。

今から21年前、昭和天皇が崩御されたときに
ABCは大々的に「日本特集」を組みました。

当時キャスターだった Peter Jennings が
来日したのを記憶しています。

あれから21年・・、
ABC「World News」は今度は「中国特集」を組み、
キャスターの Diane Sawyer が
上海からさまざまなトピックをレポートしています。

こちら】のページを見ていただくと、
いくつかビデオが見られます。

「英語を抱き寄せる中国人」の中では、
今後5年以内に、40歳以下の政府関係者は全員
最低1000語の英語をマスターすること。

また、すべての学校で
幼稚園から英語教育をスタートさせることが
触れられています。

飛行機が離陸するときは、
重たい機体を持ち上げるのでゆっくりですが、
一定の速度を超えると、
大きな機体もスピードを上げていきます。

(今の中国がまさにそうではないでしょうか。)

おそらくこの特集を見るアメリカ人には、
「関心」と「警戒」という、
アンビバレントな感情が宿るのでしょう…。

しかし、わたしは
中国人とアメリカ人のメンタリティーは
底辺のところで驚くほど似ていると思います。

参照図書
山崎 養世 著 「米中経済同盟を知らない日本人

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| 世界をメンタルに放浪すると・・ | 19:06 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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先に行く者は自らを過信する?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

アメリカの著名なファイナンシャルプランナーに
Ric Edelman がいます。

彼の著書「The Lies About Money」の中には
40を超えるポートフォリオが
掲載されているのですが、
 
そのポートフォリオの「考え方」は
どれも基本的に同じです。

〇 株式に投資を行ううち、
78~82%程度を「アメリカ株式」に充てる。

〇 債券、キャッシュ、オルタナティブ
(不動産・商品)にも分散を行う。


上記ポートフォリオでは、
アメリカ株式に対する
ウェイトの高さが顕著です。


どんな国の、どんな人にも、
自国の株式に
過大に投資を行ってしまうリスク
カントリーバイアス】が存在しますが、

アメリカ人はそれが
突出しているといえるでしょう。

ところで、
先進国に住む人間は、
【先進国地域に過大に投資を行うリスク】って、
背負っていないのでしょうか?


どんな国の、
どんな人でも、

〇 先に行く自分たちのことは
 「大丈夫だ」と思い、
〇 あとから付いてくる人たちを
 「大丈夫だろうか?」と心配します。

この『大丈夫だろうか?』の中には、
あとから来る人たちに
哀れみをかける【余裕】のようなものが
感じられます。

はっきり言ってしまうと、

先に行く者は自らを「過大評価」し、
遅れてきた者を
「過小評価」する傾向にあるのです。



先に行く人たちは、

「この仕事は
まだまだ君には任せられない」


と言います。

しかし、あなたとしては
チャンスさえ与えてもらえば

「やります、出来ますよ!」


と言いたいところですね。


今、世の中では、
先進国と新興国の
巨大な「綱引き」が行われています。


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それはかつての、
新興国「日本」や「ドイツ」と、
先進国「イギリス」「アメリカ」の
綱引きを連想させる、

壮大な【主導権争いのプロセス】です。
(向こう、2、30年は続くでしょう…)

私たちはどこか無意識に、
【先に行く者】として、

【遅れてきた人たち】を眺めてはいないでしょうか…。


あなたが株式市場の
「時価総額ベース」で、
株式の組入れ割合を決めるとします。
(これ自体、とても理に適った考え方です)

時価総額をもとに
「資産配分」を決めるなら、
新興国:先進国 = 15:85 程度が妥当ですね。


しかし、(そもそも)
株式市場を今日の形に
作り上げてきたのは、

先に歩く「先進国の人たち」、
特に欧米の人たちです。

遅れてきた人たち(新興国)の
時価総額が小さいのは
ある意味、当然でしょう・・。

先進国の人間が作った
【株式市場というシステム】に、
あとから入ってきたためです。


また、市場の時価総額は、
長い年月の中で積み上げられてきた、
付加価値の【成果】といえます。

その数字は、
現状下の、世界勢力図】といえるでしょう。

⇒ 未来について「予想」は加えず、
現状勢力下の資産配分とするのは
ひとつの立派な考え方です。

⇒ あるいは、未来の変化を「予測」し、
その「変化の度合い」を
資産配分に落とし込むのも、
またひとつの立派な考え方です。


わたし個人は後者の考えに立って
ポートフォリオを作っています。

今後、市場の時価総額に占める、
先進国と新興国の比率が
大きく「変化」すると
わたしは考えますが、

これは別に、
先進国がダメになるという意味ではなく、
【パワー・オブ・バランス】が変わるということなのですね。

似顔絵

◆ 参照記事
ゆうきさん「ホンネの資産運用セミナー」
【新興国市場の投資比率はGDPベースか時価総額ベースか?】

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| ポートフォリオ運用 | 18:20 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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複数のETFを内包した金融商品


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

人は何事においても、始める理由より、
始めない理由のほうが見つけやすいものです。

コンサルティングの中で日々実感するのは、
「看板が少しずれている」というだけでも、
立派に投資を始めない理由になる、ということ。

(わたくしの経験上)
投資をスタートさせない顕著な理由として、

1.(結局のところ)配分割合が分からない。
2. まとまったお金で金融商品を買うのは不安だ。
3. ほんとうに世の中が豊かになるかどうか分からない。

といったものが挙げられます。

3.は、結局のところ
あなたとわたしが70歳になるまで「答え」は出ませんが、

1.を解消するために、
【バランス型のファンド】がありますね。

具体的には、
「世界経済インデックス・ファンド」や
「セゾンバンガード・グローバルバランスファンド」のような、
【ファンドオブファンズ型のファンド】が

候補に上がったりします。

2.はどうでしょう。
まとまったお金で投資をするのが難しい人のために、
毎月定額の
「つみたて投資」というスタイルが存在します。

実はETFって、
1.の不安を解消することができず、
2.の不安に応えることも難しい金融ツールなのです。

そこで、運用会社は考えました・・。
最初から【複数のETFを内包したETF】を
作ってしまおうと。

実は米国では、
「ファンドオブファンズ型のETF」がすでに存在します。

ファンドオブファンズ型のETFも日本人に合っています
上記記事では、8本のETFを組み合わせ、

アメリカ株式 56.39%
アメリカ債券 25.83%
海外株式   16.82%
アメリカ不動産0.85%
という配分を作り、ひとつのETFに仕立てている例を
紹介しています。

ところが、これは
【複数のETFを内包したETF】ですから、
定額で買えないデメリットは
相変わらず存在するわけです。

これを解消するには、
【複数のETFを内包した投資信託】を作るしかありません。
??
ひとつ、実例があります。

国際投信投資顧問と、
ブラックロック・ジャパンが運用を行っている
グローバルETFオープン】です。

この【複数のETFを内包した投資信託】では、
ブラックロック・ジャパンが、
海外の市場に上場するi シェアーズのETF群を、
いわば【素材】としてファンドに提供しています。

あのおー、お断りしておきますが、わたくしは
このファンドを別にお勧めしているわけではありません。
(トータルの継続コストがけっこう高いのです!)

ここで取り上げるのは、この投資信託がしくみ上、
【新しい試み】を行っているからです。

日本人にとって、
毎月定額で購入できる利点、
そして、配分割合があらかじめ決まっており、
投資がしやすい利点を考慮すると、

たとえば、バンガードのETFを複数組み合わせて
【複数のETFを内包したインデックスファンド】
(それも維持コストを 年0.5%台に抑えたもの)を
作ることって可能なのではないかと思います。

日本でETFが本格的に普及していけば、
この【複数のETFを内包した形】が
私たちが想像する以上に人気を博すのではないでしょうか..。




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| ETFのお勉強 | 16:52 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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ホントなのです



市場の平均には、汗と涙が詰まっています。




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| 今日のひと言 | 06:46 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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運用会社が変わることがすべての始まり?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

地下鉄日本橋駅のD2出口を出ると、道路を挟んで左手に
「野村アセットマネジメント」が見えます。

はじめて見たときは、
「ああ、ここが日本最大の運用会社なのか」と思いました。

ETF、投資信託とも、運用会社こそが作り手であり、
(誤解を恐れずに言えば)
販売会社よりも大きな勇気と創造性が要求されます。
(運用会社こそ、ファンド業界の主役なのです!)

もし、野村アセットマネジメントが
顧客重視の商品ラインナップを揃えてくるなら、
(具体的にいうと、
ETFを自前で100本程度組成してくるのなら)

日本の投信業界は真に変わったといえるでしょう。

そういえば、以前
拝啓 野村アセットマネジメントさま」という記事を書いて、
奮起を促しました。← 要らぬおせっかいですが..。

一方、日興アセットマネジメントは、
野村AMに比べると、自由な気質があるような気がします。

ファンド世界地図」というページなんて、
わりと好きです。
(海外投資と旅は、
コインのオモテとウラのようなものですから..)

また、国内ETFのラインナップも(ゆっくりですが)
着実に増やしています。

大和証券投資信託委託はどうでしょうか?
んー、少なくともETF、インデックスファンドに関しては、
あまりやる気があるようには見えません。

では、三菱UFJ投信は?
ここは(ETF、インデックスファンドに関して)
きちんと青写真が描けているようです。

ETFに関しては「MAXIS」というブランドにし、
ネット証券用に組成したインデックスファンド・シリーズは
「eMAXIS」というブランド名にしています。

おそらく、ファンド業界の
透明化、低コスト化という【大きな流れ】を汲み取り、
今から布石を打っておこうという戦略なのでしょう。

その三菱UFJ投信が、
『MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ)上場投信』
を11月25日に上場させます。
プレスリリースは【こちら

このETFは
日本の個別株は持っているが、
「海外はよく分からないから、なんというか、
先進国ぜんぶの会社って、ないの??」
というような人にぴったりだと思います。

正確にはMSCIコクサイ指数との連動を目指すのですが、
ETFとは「ひとつの銘柄」ですから、
日本を除く、
先進国株式会社に投資を行う、
というイメージでよいのです。

つまり、任天堂やマクドナルドに投資をしながら、
先進国株式会社にも投資を行っている図式です。

また、『MAXIS 海外株式』の信託報酬は、
すでに日興AMが上場させている
「上場インデックスファンド海外先進国株式」並みに低いです。
(0.2625% / 年)

このように、
日本の運用会社は少しずつ進取の試みを行っていますが、
その【トライ精神】が、
(顧客にいちばん近い窓口である)
証券会社に浸透するか否かが最大の課題でしょう。

そういう意味では、上記『MAXIS 海外株式』が、
カブドットコム証券で「手数料無料」になるサービスは
運用会社と証券会社のよい連携のひとつといえます。

また、運用会社さんにはぜひ、
日本オリジナルの「指数」とともに、
オリジナルの「ETF」を作ってもらいたいと思います。

(すでに記事で書いていますが)
たとえば、
(日本以外の)G20株式ETFなんていかがでしょう。

あるいはアジア株式ETF、
資源国株式ETFなんていうのも面白そうです。
日本バリュー株式ETF、
日本社債ETFなどはかなりニーズがあると思います。

そして最後に。
運用会社さん。くれぐれもETF、インデックス・ファンドを
【流行】に終わらせないでくださいね..。




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