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2011.06.27 Mon
こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。
わたしはMSCIという組織の内部を知らないのですが、
(多くの人は)先進国の人間であると思われます。
もし、韓国、台湾が(MSCIの分類でいうところの)
【先進国】の扱いになると、
構成国がそれだけ増えるわけですから、
既存の先進国の【構成割合】が減ることになります。
(それは、既存の先進各国にとっては苦々しいこと・・?)
しかし、苦々しい国と、
猛々しい国の【変遷模様】こそ、これまで
世界経済が【成長】を続けてきた「証し」ではないでしょうか。
MSCIが1988年にエマージングマーケット(新興国)の分類を
作ったことは英断だったと思いますが、
世界経済の【現状・勢力図】を表すべきMSCIの分類が、
実態経済を反映していないとすると、
インデックス投資を行う私たちにも影響が出てきます。
(ギリシャが「先進国扱い」で、
韓国、台湾が「新興国」のままというのはおかしいと思います。
債券指数であるシティ・グループ世界国債指数からは
ギリシャはすでに外されています..)
インデックス投資の数ある利点のうち、
○ 指数そのものが「新陳代謝」する。
(すなわち、構成銘柄、構成国は「変遷」する)
○ したがって、指数と連動する
インデックスファンドを保有し続けるだけで、
世界経済の【変化の波】に付いていくことができる。
というモノがあります。
そういった意味で、
指数が経済の実態を反映していることは重要なのです。
MSCIは、韓国、台湾を今年も
新興国の扱いのままにすることを決定しました。
(先進国への移行は引き続き「検討の対象」とされています)
また、MSCIの株式の「分類上」は、
【エマージングマーケット】(新興国)の下に
【フロンティアマーケット】が存在しますが、
カタールとアラブ首長国連邦については、
フロンティアから新興国に移行させるべきかどうかを、
年末まで検討するとのことです。
MSCI リリース
「the Results of the 2011 Annual Market Classification Review」
IndexUniverse.com
「MSCI: Korea And Taiwan Still Emerging」
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| 指数のお話
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2011.06.26 Sun
こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。
2月下旬に日経新聞夕刊【目からウロコの投資塾】に
8回にわたって掲載されたコラムが
ウェブ上で見られるようになっています。
・ETFっていったい何?
・ETFの種類にはどんなものがあるの?
・国内、海外のETFってどういうこと?
など、ETFについての概論を
サアーッとなぞるように知りたいなあ..という方は
ぜひご一読くださいませ。
【ETF投資(1)】世界で純資産1兆1000億ドル=カン・チュンド氏
【ETF投資(2)】投資内容が一目瞭然=カン・チュンド氏
【ETF投資(3)】国内、対象の多様化課題=カン・チュンド氏
【ETF投資(4)】「海外」、米上場は種類豊富=カン・チュンド氏
【ETF投資(5)】組み合わせで市場増える=カン・チュンド氏
【ETF投資(6)】不動産、商品など裾野広く=カン・チュンド氏
【ETF投資(7)】理論価格との乖離を確認=カン・チュンド氏
【ETF投資(8)】次世代型、米で多数登場=カン・チュンド氏
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2011.06.24 Fri
こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。
わたしも応援している
コツコツ投資のムーブメントに貢献すべく、
【コツコツ投資の歌詞】を作ってみました。
「コツコツ? 何それ?」という人は、
(とりあえず)
【コツコツ投資家がコツコツ集まるファンページ】を
見てみましょう。
また、イベント(交流会)に参加したい人は
次回 7月6日夜に 東京・六本木 にて
【コツコツ投資家がコツコツ集まる夕べ #14】が開催されますよ!
で、「歌詞」は出来たのですが、
スミマセン、曲がありません。
あなたの周りで【作曲ができるような人】はいませんか?
「それなら○○さんが!」と心当たりのある方は、
「こんな詞があるのよ!」とご紹介いただければ幸いです。
「歌なんて作って、何になるの?」
と思われるかもしれませんが、
資産運用という行いを、
草の根で広げていくためには、
あらゆる手段を用いて、
息長く活動していくことが大切だと思っています。
(何ごともトライ!ですよね。以下、肝心の歌詞です..)
タイトル
【コツコツ Grown Up】
午前6時の目覚ましで
今日も会社に出掛けるわたし
電車の窓から見える小さな雲に
自分を重ねて Be myself
映画のようなことは起きないけれど
あしたは今日の続きじゃない
未来に変化を起こすタネは
わたしがコツコツ蒔いていく
コツコツ k2k2 仕事も自分も
息弾ませながら Grown Up
コツコツ k2k2 お金もわたしも
胸躍らせながら Grown Up
コツコツ続ける自由がある限り
わたしの未来は Up to me
ちなみに2番は・・・・ありません(笑)
k2k2 は「コツコツ」と読みます。
もし、遊び心で「曲作ってみますよ。」
「あっ、曲出来ちゃいました。」という方がいれば、
ぜひぜひご一報ください! info@sinyo-fp.com
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| 抱負・個人的に思うこと
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2011.06.23 Thu
こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。
あなたの目の前にチューリップの花があります。
まだつぼみがほんの少し膨らんだだけで、
花は開いていません。
高さも10センチ程度です・・。
あなたはこの花を見るとき、心の中に何を感じますか?
「まだ小さいけれど、健気に生きているなあ・・」
と感じるのではないでしょうか・・。
私たちは「日本語的」に、
【チューリップのつぼみを増やす】、
【チューリップの花を増やす】という言い方はしません。
チューリップは(やはり)【育てる】と言いますね。
そこには、チューリップという植物を
「一個の生命体」として捉え、その可能性を認めながら、
敬意を払って接している私たちがいます。
【育てる】というのは、
息の長い、こちら側のケアが要る行為です。
お金も、・・・・・・増やすというより、
(その実態は)【育てる】と形容したほうがしっくりきますね。
毎月、銀行の自動つみたてをしている人も、
郵便局でオート定期をしている人も、
(あなた自身は意識していないかもしれませんが)
やはりお金を【育てている】わけです。
お金というモノを「一個の生命体」として捉え、
その可能性を認めながら、
敬意を持って接しているあなたが、実は存在するのです。
考えてみますと、
預金する、投資するということ自体、
とても贅沢な消費です。
どちらも【余裕】がないと出来ないことですから。
(明日のご飯に困っている状況では到底思いつかない・・)
ヒトは長い歴史の中で、
実にさまざまなモノ、サービスにお金を費やしてきました。
その【変遷】を、
10メートルくらいの長~い模造紙に記していくと、
ひとつの【転換点】が見つかります。
◆ それは、ヒトが「お金そのもの」を
【消費する】ようになったことです。
貯蓄も投資も広い意味で、人間の選択行動(消費)と捉えると、
これは画期的なことです。
だいたい貯蓄する、投資するなんていう「消費」は、
ヒトが、自分の人生を主体的に捉え、
未来を見据えていないと到底できない行動です。
そもそも500年、1000年前の人にとっては、
「へえー、預金という商品なんて買ってるの。
アンタ変わってるよね。
あした死ぬかもしれないのに、
なんでわざわざお金を預けておくんだい。」
という言い草がふつうだったかもしれません..。
その頃は、未来のためにわざわざお金を預けておくなんて、
ちょっと理解しにくい行為だったのかもしれませんね。
しかし、今の私たちには、
お金というモノを「一個の生命体」として捉え、
その可能性を認めながら、敬意を払って【育てていく】という
選択肢があります。
これって素晴らしいことではないでしょうか?
今から500年くらいたてば、
お金の【育て方】は今よりもっと多様になり、
誰も「お金を増やす」という言い方を
しなくなっているかもしれません..。
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| ヒトは1万年前からお金と付き合ってきた
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2011.06.16 Thu
こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。
もう、25年以上前の話なのですが、
高校2年の夏休みが明けてしばらく経ったとき、
友だち同士で、偶然、「親の話」になりました。
「自分の親が学生だったころの話って聞いたことある?」
みたいな類の話題だったと思います。
そんな話の中で誰かが、
「そういえば、うちの父親は北海道の○○大学でさあ・・」
と言うのを耳にしました。
わたしは
< えー、お父さんの世代で大学まで出ているんだ!>
と心底驚いたのですが、
しかし、それを口に出すことは(なんとなく)憚られたので
黙って聞いていると、
他の級友も「うちの親は△△大学で・・」
「あっ、うちは□□大学」
「えっ、じゃあ同じだね」
みたいな会話を始めたのです。
わたしは驚きと共に焦りを感じ始めました..。
なぜなら、わたしの両親は
共に中学しか出ていなかったからです。
今となっては、
「そんなことどうでもいいじゃん」と思えるのですが、
当時感じた、
歴然とした【差】のようなもの、
それは、家柄、育ちの違い、環境の違い、
さまざまが入り混じったものですが、
その【差異】を、
「劣等感」として感じている自分がいました。
(わたし自身、学校を中途でやめているので、
20代の頃は、学歴に対するコンプレックスがありました..)
今はたまたま「学歴」というトピックを挙げましたが、
いつの世も【差異】は歴然と存在します。
住んでいる場所。住んでいる家。
乗っているクルマ。着ている服。
働いている会社。
もらっている給料。
(同じ会社でも、
働いている「部署」で給与の差がある..)
目が悪いか、悪くないか
背が低いか、高いか
太っているか、痩せているか
今日、食べる昼ごはんは?
飲んでいるお酒は?
持っているパソコン、ケイタイは?
食器は? テレビゲームは? 電気ポットは?
娘さんが通っている学校
お孫さんが通っている学校
保険の種類から、
普段使っているスーパー、お墓の有無まで、
ほんとうに世の中は【差異】だらけです・・。
私たちは目に見えるもの、
目に見えないもの両方で、
いつも【差】を感じ、【差】を意識しています。
そして、
「差」の存在から湧き上がる劣等感。
「差」の存在から湧き上がる優越感。
「差」の存在から湧き上がる反骨心。
「差」の存在から湧き上がる諦めなど、
私たちは【差異】によって、
さまざまな「感情」を抱く生き物です。
わたしの場合、特に
ファイナンシャルプランナーとして独立してから、
【差】を意識する場面が増えました。
会社員の方に比べると、
収入も安定度も社会的な地位も、
すべて低くなってしまったからです。
(いや、まあ、自分で選んだ道なのですが・・汗)
それらの【差】をひしひしと感じながら、
それをバネに今までやってきた部分もあります。
ところで、
「差」の存在からの劣等感。
「差」の存在からの優越感。
「差」の存在からの反骨心。
「差」の存在からの諦めなど。
これらの感情は、私たちが生きていく上で、
好ましからざるものなのでしょうか?
(あなたはどう思いますか?)
【差】があることは、
社会にとって良くないことなのでしょうか?
わたしは、
【差】があることがよくないのではなく、
【差】があることが隠蔽され、かつ、
その【差】が・変化することを・期待させない社会が
良くないと思うのです。
つまり、
表面上は、結果平等を謳いながら、
(実は)差異が固定化している社会がよくないと考えます。
(・・現状の日本がそうなりつつあるのでは..)
シンプルに、かつ、物理的に考えてみましょう。
風は、暖かい空気と、冷たい空気という、
温度の【差】がなければ発生しません。
高いところ、低いところという【差】があってはじめて、
モノは高い場所から低い場所に移動します。
◆【差】があるからこそ、エネルギーは発生するのです。
人が生きていくうえで、
【差】が存在するのは 前提条件 です。
もし【差】が存在しなければ、どんな社会になるのか・・?
私たちは上記について、
「生きたテキスト」を持っています。
何かをしても、しなくても、
表向きは【差】が生じない社会。
(裏では人を監視する【差異】が、
恐々と築かれていく社会。)
すなわち、共産主義と呼ばれる、
努力してもしなくても「結果」が同じ社会を
私たちは20世紀に経験しました。
(いちおうの「実験結果」は出ています..)
私たちが壮大な実験で学んだことは、
◆【結果平等】を求めすぎると、
人のポテンシャル(潜在可能性)が
損なわれてしまうということ。
しかしながら、同時に、
【差】があることは認めるけれど、
【機会の平等】が保証されていないと、
(先ほど言った)「差異が固定化する社会」になってしまいます。
何ともさじ加減が難しい..。
わたしは、ひとつの国、
あるいは地域の【経済成長】を占ううえで、
「差」の存在は重要だと思います。
あなたが投資しようとする国、地域において
「差」は存在していますか?
ただ【差】が存在すれば、
それでよいというわけではありません。
「差」が存在することは、
投資のひとつの条件ですが、
もうひとつの条件は、
◆ 社会に存在する「差」を乗り越えようとする行為が、
同じ社会の中で是認されていることが必要ということです。
中国でも、インドでも、ベトナムでも、
歴然とした「差」があります。
(それは、私たちが想像もできないほどの大きさです。)
◆ しかし、その【差】を、
個人の才覚や努力によって越えようとすることが、
「フム。いいことだ。
わたしは認めるよ。」というコンセンサスが、
社会の中で必要なのです。
【差】を乗り越えようとする行為そのものが
否定されるような国では、
そもそも【長期的な経済発展】は望めません。
【差】はあるよ。
でも、その【差】は固定化されたものではないよ・・。
このように、
相反する「事実」が成立していないとダメなのです。
(思えば、高度成長期の日本はまさにそうでしたね。)
経済成長の源泉とは、シンプルに言ってしまうと、
多数の人が
【今日より明日がよくなる】と思えるかどうかです。
これから、世界の多くの国・地域で、
「差」があることを卑下せず、
生活が良くなっていくプロセスの一場面であると認識する人が、
日に日に増えてくるでしょう。
今、中東で起こっている政変も、
【差】はあるよ。
でも、その【差】は固定化されたものではないよ。
という空気を、
より多くの人が感じ始めている現象なのだと思います。
これから世界各地で起こるかもしれない
「一連の民主化運動」は、
短期的にはマーケットを不安定にさせますが、
中長期的に見れば、
マーケットにとって【プラス】です。
なぜなら、
【差】を乗り越えようとする力が、
経済成長となって発露するためです。
わたしはあらゆる「差」を恐れず、
自分らしく日々を暮らしていきたいと思います..。
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| 抱負・個人的に思うこと
| 11:51
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2011.06.13 Mon
こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。
たとえば、―このポートフォリオは正しいー
と「認知」することと、
―じゃあ、そのポートフォリオを作ろうー(「実践」する)
ということの間には、深くて大きな河が流れています。
なぜかというと、先に「別のカタチのポートフォリオ」を
作ってしまっているケースがあるためです。
一例ですが、銀行の窓口で、
「どれがおすすめですか?」と聞いてしまった方がおられます。
あるいは、証券会社の担当者に
「このファンドがおすすめです」と言われ、
紹介されたものをそのまま購入してしまった方がいます。
たまに、「もう少し早くカンさんと出会っていたら・・」
というメールをいただくのですが、ぜんぜん大丈夫ですよ。
いつでも【軌道修正】できます。
なぜなら、
< あなたはまだ、投資を始められたばかりではないですか!>
(いや、もう8年も経ってしまっていて・・。
いえいえ、でも、今まで投資を行った年数より、
これから投資を続ける年数のほうが長いですよね?)
↑ ここ、重要!
さて、当オフィスの【典型的ご相談パターン】は
以下の通りです。
1.(今から思うと)「買ってはいけない金融商品」を購入した
2.自分の資産全体を見るにつけ、
ポートフォリオ(資産の配分)をもっと適切なものに変えたい
と考えている
3.保有する金融商品もインデックス・ファンドに変更したい
と思っている
でも、
4.買ってしまった株、投資信託が値下がりしてしまい、
【動こうにも動けない・・】
「さて、どうしたものでしょうか?」と
ご相談に来られる方がけっこう多いのです。
つまり、これは(シンプルに言ってしまうと)
【引越し作業】のご相談です。
引越し??
○ 今、持っている金融商品から、
ほんらい持つべき金融商品への【引越し】
○ 今現在の資産配分から、
ほんらい在るべき資産配分への【引越し】ですね。
ご相談者にとってのネックは、
(今、保有している金融商品が)
購入時よりだいぶ値が下がってしまい、
また、購入時に手数料も支払っているため、
【買い換えるとなると、だいぶ損をしてしまう】ということ。
ご心情としては、
⇒ 「今、売るのはちょっと出来ない。」
⇒ 「損がなくなったら売ろう。」というものです。
(お気持ちはよく分かります・・)
しかし、相談者はまったく違った【心情】も、
同時に抱えておられます。
⇒ 「このまま放っておいても高いコストがかかる。」
⇒ 「買い換えの時期が 先延ばし になればなるほど、
ほんらいのカタチで投資を行う【時間】が短くなってしまう。」
↑ ここ、重要!
よーく考えてみましょう。
あなたの相談の「目的」は、
自分にふさわしくない金融商品を【売る】ことですか?
(いいえ、そうではありません)
あなたの「目的」は、
【引越し作業】そのものですね。
別にあなたは、
これで資産運用を止めてしまうわけではありません。
(どちらかというと)
投資という旅に出発し直すのです。
そこには【売却】と【購入】というふたつの作業が伴います。
よく、いつ【引越し作業】をすればいいですか?
と聞かれるのですが、
それは、「今」です。
でも、売却のタイミングを考えないと・・・。
えっ? 果たしてそうでしょうか..。
これは【引越し作業】ですから、
かつて住んでいた「ポ」から、
ほんらい住むべき「ポ」へ移るわけです。
それは【同時進行】ですよね?
※ たまに、今持っている商品が十分上がって、
そしたら売って、で、
買うべきものは安くなったら買います。
という方がいますが、
【それを待っていたら2020年になってしまうかもしれません!】
既存の金融商品を解約する作業と、
インデックス・ファンド、ETFを購入する作業は
【同時】に行うわけです。
言い方を換えますと、
既存の金融商品を売らない限り、
あなたにふさわしいファンドは買えないわけです・・。
※ ほんとうは売りたいけれど、
まだ売れない金融商品を保有しながら、
インデックス・ファンド、ETFを買ってしまうと、
背中に背負うリスク量が過大になってしまいます。
売り、買い、【同時進行】、タイムラグを空けない、
ということはたいへん重要で、
売りに続いてすぐ買いを行えば、
安く売らざるを得なかった
⇒ でも、安く買えた ということになりますし、
(逆に)高く売れたよ、
⇒ でも、そこそこ高く買ったよ ということになります。
売り時、買い時に「恣意性」を与えず、
システマティックに作業を行えば、
【引越し作業】とは結局、損も得もない
ニュートラルな作業となるはずです・・。
ただし、一度に売り、一度に買うを行うのは、
あまりにも投資の執行時期が「一点」に集中するため、
たとえば、10ヶ月をかけて毎月
売りの作業・・・・・・・・10回
買いの作業・・・・・・・・10回
というように、
等分で分割「売却」分割「購入」の時期を決め、
予め【工程表】まで作ってしまえばよいと思います..。
(毎月の「売り」と「買い」の執行日は、
手帳に書いてしまうぐらいのシステマティックさが必要)
まるで会社の定例会議のように、
この【引越し作業】は「予め決まっていること」と
思えるようにしましょう。
もちろん、あなたには
それなりの決意と時間とエネルギーが必要ですが、
この【引越し作業】が済んでしまえば、
あなたの気持ちはうんと楽になるはずです・・。
繰り返しになりますが、
今まで投資を行った年数より、
これから投資を続ける年数のほうがうんと長いのですから・・。
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| わたしのFP修行
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