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20年後の景観をイメージして、ポートフォリオを飾り続けましょう


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

何を隠そう、
わたしは小学校の頃から図画工作がずっと「3」・・でした。
なので、絵を描くのが得意ではありません。
立体的なモノを作るのは、もっと得意ではありません。

でも、建築物を見るのは好きです。

原宿あたりの古いマンション(昭和40年代に建ったような)
を観て歩くと、
「建物って街とともに生きているんだなあ」と実感します。

(すごく素人的な考えなのですが、)
建築家には「ふたつのタイプの人」がいると思います。

1.今の景観からイメージして、その場所に建物を作る人
2.10年、20年後の景観を想像して、その場所に建物を作る人

あなたはどちらの建築家の建物を見たいですか?

当たり前ですが、建物って
ハード(実物資産)として
街の中に(同じ姿で)残り続けますよね・・
(そういう、宿命を背負った資産なのです)

わたしは、
1.の「今の景観に合う建築物」でもよいと思うのですが、
それは、建物を作る、という行為の
ほんの一部でしかないと思います。


真の建築家は、
自分の中に【未来に至る時間軸】を持ち、
今の景観よりも、

これから先、
この街がどう変化するのかという想像を踏まえ、
その【変化】にマッチする建築物を
作ろうとするのではないでしょうか・・。

◆ これは、
私たちの「資産配分作り」(ポートフォリオ)においても
同じだと思います。

真の投資家が行う資産運用は、
明らかに80メートルの短距離走とは異なります。
(金融商品を買って6ヶ月程度で、
損した、儲かったと呟く行為ではないのです)

50キロ、100キロと続く長い道程であり、
「最初の3年は損ばかりだった」と言っても、
それは100キロメートルのマラソンの
5キロ、10キロ地点のお話・・。

投資において求められる最大の資質は、
この街が、この世界が、
どう変化するのだろうかとイメージする
想像力】にあるとわたしは思います。

あなたが資産配分を作る際、
今朝、新聞に載っていた記事、
さっき、ネット上で見た失業率の数字などから、
ただ単に【今の経済勢力図】を写し取って

「はい、これがワタシのポートフォリオです!」
と言ってしまっていいのでしょうか..。

晴れ渡る空を見上げて、ただ
「いい天気だな。気持ちいいな」
と感じるのではなく、

「そのうち、雨が降るかもしれないな。用心しよう」
と思えること。

逆に、どしゃぶりの雨が降っていても、
「いつまでも降り続く雨はない」と信じて、
晴れ渡った空を想像できること・・。

また、こういう例もありますね。

一時の風潮に流され、
大勢の人間が右へ左へとなびく中、
(つまり、資産配分を安易に変更したりする中、)

彼方にある本質のみを見つめて、
「ワタシはここに居ます」と言える勇気を持つこと・・。

長いスパンで経済という「一大勢力図」が
どう変化するのかという「想像」を踏まえ、
その「変化」に呼応する【ポートフォリオ】を
作るべきだとわたしは思います。

ポートフォリオとは、
あなたの【未来予想図】であり、
そこには、あなたなりの「こだわり」や「未来観」が
反映されてしかるべきでしょう。

また、多くの人が
「投資とは、金融商品を買うことだ」と勘違いしていますが、
いいえ、違います、
投資とは99%、資産のメンテナンスなのです。

厳しい言い方をしますと、
金融商品を買うのは、誰にでも出来ます。

大切なことは、同じ場所にいて、
買った金融商品たちをどう管理していくかなのです..。


<砂粒だって、たくさん集めれば山になりますよ。>
           (古代バビロニアの格言)

      9月23日(祝)in 浜松町
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| ポートフォリオ運用 | 12:01 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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楽観



邱永漢さんによると、
この「楽観」という文字は、

かつて小平氏が
揮毫を頼まれると好んで書いた言葉らしいです..。

(昨今のマーケット状況と照らし合わせ、
胸にしまっておきたいことばですね。)

楽観



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| 今日のひと言 | 11:55 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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いくつかセミナーのお知らせです


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

開催間近のセミナーがいくつかありますので、
お知らせ致します。

明日 ‎8月27日(土)日経IRフェア
in 東京ビッグサイト
【東証ブース】にて講演させていただきます。
14時05分~14時45分

Mr.ETFのカン・チュンドさんに学ぶ
『投資家の基本~ETF活用術~』

9月3日(土)名古屋証券取引所 主催(中電ホール)
【株式投資サマーセミナー2011】
上場企業による説明会と人気講師の株式講演会

第1部企業説明会 10時00分~11時30分
MAXIS S&P東海上場投信 / ユー・エス・エス
第2部 11時40分~12時25分
『ETFの魅力とその活用法について』
インデックス投資アドバイザー カン・チュンド

9月10日(土)ファイナンシャルアカデミー主催
ETFって・・・・?
実は【選んで・楽しい・ファンド】(E・T・F)です!
ゼロから始めるETF超丸わかりセミナー

     16時00分~19時00分
ファイナンシャルアカデミー飯田橋C1教室
  (早期割引は8月29日までです!)




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| セミナーのお知らせ | 13:15 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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季節と誕生日とオリンピックと同窓会・・・(時間は変容します!)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

世の中、年々せわしなくなっていますね。
「変化」が矢継ぎ早に起き、その都度、
世界は新たな「枠組み」を作ることを迫られます。

あなたのお仕事にも、そんな世の中の変化が
影響を及ぼしているかもしれません..。

「そんなにあくせくせずに、
もうちょっとのんびりやろうよ・・」
と口では言えますが、

どうしてなかなか、このせわしなさを止めることは
誰にも出来ないのです。

変化」を促しているのはいったい何なのでしょうか?
それはひとりひとりの人間の思いです。

経済面でその思いを覗いてみると、
多くの人が(特に新興国の人々が)
【もしかしたら豊かになれるかもしれない・・】
と呟いています。

そう、実は歴史上、これほど多くの人が
【もしかしたら豊かになれるかもしれない・・】と
感じられる時代は(今を除いて)存在しないのです。

前のめりに、健全な欲を花開かせようとする
新興国の人々の思いは生半可ではありません。

株式市場においても、雑多な欲が混ざり合い、
「より多くのお金」が一度に押し寄せます。
また同時に、
「より多くのお金」が一度に引き上げたりします。

このような変化のオンパレードを目にすると、
投資においてもついつい、
近視眼的な行動】を起こしがちになってしまいます。

た・と・え・ば、

1.成功している投資家は、
しばしば取引(売り・買い)を行っている。

2.成功している投資家は、どの株を、いつ買い、
どの時点で売るのかを知っている。

3.成功している投資家は、
過去の株価の動きを熟知し、
それを元に「未来の動き」を予測している。

んー、いずれもまっとうに聞こえてしまう言葉ですね。

「投資って、個別株を選んで売り買いすることでしょう」
と思っている日本人が、
少なくとも3000万人はいるわけですから、

まさに上記のような例を
【目指さなければならない!】と
思い込んでしまいがちです。

果たして(そもそもの疑問なのですが)、
そんな忙しく立ち働いて、
それに見合ったリターンが得られるのでしょうか?

◆ 株式市場とは、
雑多な人間の欲が混ざり合った
ひとつの社会」です。

その中で、どの株を、いつ買い、
どの時点で売るのかを知っているというのは、
【社会の動き】を知っている、
ということにほかなりません。

たとえば、東京都港区内で
毎日毎日の「火災の発生件数」を知り、
どの地区で火災が多いのか、あるいは少ないのか、

また、毎日毎日火災が原因で
何人の方が亡くなられるのかを
(事前に?)知っている人、というイメージですね。

(そんな人が、果たしてそんなにたくさん居ますか?)

あらゆる業界で、
あらゆる商品・サービスでそうであるように、
【方法論は決してひとつではありません】。

穏やかで、平凡で、
日常の暮らしの一断面っぽい投資も存在するのです。

そこには、自分の身の丈に合った、
自分の生活を向上させるための【投資の姿】があります。

このような投資を実践するためには、

1.~ 3.の、
誤った「思い込み」をゴミ箱に捨て、
【短いスパンの動きには気を留めない】
勇気を持つことが肝要です..。

長くなった人生を、経済的に担保するために、
お金の可能性を引き出す行為が【投資】なのですから、
その「時間スパン」は自ずと【長期】になりますね。

ひとつの銘柄を選んでしまわず、
たくさんの銘柄が「パッケージ化」された
投資信託を選ぶ。

そして、
お花のアレンジをしているように、
複数の投資信託をバランスよく組み合わせる。

投資信託は、
その価値が日々上がったり下がったりしますが、
あえて【1日1日の動き】にはフタをして
見ないようにします。

⇒ よい意味で、
 【投資を行っていることを忘れてください!】

ところで、あと1ヶ月もすると、
季節】は 秋 になりますね。

一年でいちばん過ごしやすい季節を迎え、
勉強しよう、スポーツしようという意欲が高まります。

日本人は、
【四季の移り変わり】を感じるDNAを持っています。
(投資にも、そんな「長いスパン」を当てはめましょう)

そういえば【誕生日】もやってきます。
えっ、どれくらいの頻度で??
1年に1回ですね。

1年に1度の誕生日が来ると、
「あーあ、もう1年経っちゃったの!?」
と思いますよね。

その、「あーあ、もう1年経っちゃったの!?」
という「時間スパン」を投資にも当てはめましょう..。

ところで、次のオリンピックはいつですか?
来年、2012年、ロンドンですよ。
(2008年の北京から【4年後】ですよね)

来年、テレビでロンドンオリンピックを見れば、
必ず誰かが次のようなセリフを言います。
「えー、早いね。もう北京から4年も経ったのか・・」

その、「早いね。もう北京から4年も経ったのか・・」
という「時間スパン」を投資にも当てはめましょう。

この夏、あなたは故郷に帰り、
11年ぶりに中学校の同窓会に出席しました。

「おお、片山か・・。
なんだ、お前ぜんぜん変わんないなあ・・」
と、おそらくあなたは言われたはずです。

11年という時間の壁を越えて、
あなたはいつでも
逆上がりが得意な片山君」に帰れるのです..。

投資にも、これくらい
【長い時間スパン】を当てはめてあげてくださいね。

◆ 資産運用の有り様は、
どのような【時間スパン】を当てはめるかで
大きく変容するのです..。

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| 投資の発想法 | 03:20 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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第7回 【毎月1,000円から始める! 積立て投資術セミナー】を開催します


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

わたしがこのセミナーを開催している理由はただひとつです・・。

それは、―あなたが抱く、
投資に対する【誤解】を解いていただきたいため。-

○ 投資を行うには一大決心が必要だ。
○ 投資を行うには大きなお金が必要だ。
○ 投資を始めたら値段を常にチェックし、
いつもマーケットを気にしなければならない。
○ 投資には複雑なノウハウが必要だ・・。

みんな、みんな、ウソです。

「ノーロード型のインデックス・ファンド」を道具に、
給与口座から毎月決まった日に引落としを行う
「自動つみたてのしくみ」を取り入れれば、

あなたは投資にほとんど時間を掛けずに、
投資が続けられます。(← ホントです!)

世界のマーケットは
アメリカ国債の格下げ問題や、
欧州での財政に対する信用リスクなどがくすぶり、
不安定な状態が続いています。

しかし、このようなときこそ、
新たな行動(アクション)を起こすチャンスです。

マーケットが下落する局面でこそ、
「つみたて投資」はその威力を発揮するためです。

(なぜなら、同じ2万円の積立てでも、
 買える【口数】が増えますから....)

2009年10月に楽天証券が
「投資信託の1000円積立て」を開始したことにより、
日本は投資信託つみたての先進国となりました。

(わたくしが知る限り、先進国で1000円相当から
積み立てができる国は日本以外にありません!)

最初に【しくみ】を作ってしまえば、
投資にかける時間は年たったの2時間なのです..。



   シンプル・かんたん・低コスト!
  9月23日(祝) in 東京・浜松町
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ETNはETFの弟分? その2)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

通常のインデックス・ファンドにしろ、
ETF、ETNにしろ、
「インデックス型の金融商品」には
【先行者利益】というものが存在します。

「なに、先行者利益って??」
要するに、
いちばん最初に【商品】を作ったところが強いということ。

S&P500のETFしかり、
金(ゴールド)のETFしかり…。

この【先行者利益】は「証券取引所」にも当てはまります。

欧州にはじめてETFが上場したのが2000年。
日本にはじめてETFが上場したのは2001年・・。

両者の間にはたった1年の違いしかないのに、
その後、ETFマーケットの大きさで差がついてしまったのは、
ずばり、「ラインナップの拡充のスピード」の違いです。

実は、昨日お話したETNの品揃えは、
(昨日、東証に2本が上場するまでは)
アジアの中ではシンガポールの1本のみだったのです。

日本のマーケットは「ETN」に関しては
【先行者利益】を享受できる可能性があります。
(特にアジアからの資金を取り込むという形で・・)

さて、もう一度おさらいしておきましょう。
【ETNとはETFの弟分のような存在です。】

◆ ETFを、万人向けのスタンダードな金融商品とすると、
ETNは、投資経験がある人向けの、
ある意味「マニアック型の商品」です。

(ETF、ETNは互いに競合するというよりも、
相互補完的な役割を担うと考えられます・・)

ETNが普及するか否かは(ズバリ)、
ラインナップの拡充を短期間で図れるかどうかにかかっています。

8月23日に上場した2本、
9月6日に上場する7本だけでなく、
ETNならではのラインナップが必要なのでは・・。

それは??・・ズバリ、
ショートETNです。

ショートETFのくわしい解説はコチラ。
ショートETFが登場するとどうなる?

要するに、一般の証券口座で、
(任天堂の株と同じように)買い注文するだけで
【売り建て】ができるようになる・・。

投資家の利便性という意味で
このショートETNが与える影響は計り知れません。

※ リスクヘッジのために【売り建て】をしたいけれど、
信用取引にはちょっと抵抗があるなあ・・
という人は結構多いのです。

8月22日、ワールドインベスターズ・トラベルカフェにて
ETN 「iPath」 上場前夜祭に出演した際、
市場関係者の方のお話をお伺いして、
「ショート型のETNが登場するのはそう遠くないのでは・・」
とわたしは感じました。

実は米国のiPath(ETN)では、
多彩なレバレッジ型ETNを取り揃えています。
LEVERAGED ETNs

この種のETNが上場され、
中上級者のニーズに応えることで、
ETFとETNの棲み分けは自然にできていくと思います。

もうひとつ、楽天証券の新井党さんが
ETN 「iPath」 上場前夜祭の中で
以下の主旨のことを言われていました。

コアの部分はETF。サテライト部分はETNで・・
ETNでぜひとも期待するのは「フロンティアマーケット」の
組入れです。-

なるほど・・・。

ETNの役割を、
ETFという器には入れにくい資産を
スピーディーに組成すること・・
】と規定すれば、

外国人に対して投資規制が存在する国の株式、
たとえば「フロンティアマーケット」の各種指数と連動する
ETNを組成することで、
潜在需要の掘り起こしができると考えます…。

追記)

ETF、ETNという名称はどうも硬いので、
こんな呼び方はどうでしょうか。

ETFは「選んで・楽しい・ファンド」
ETNは「選んで・楽しい・ネオ債券」?!

【9月6日上場】ETN一覧

2022 iPath 貴金属指数連動受益証券発行信託
2023 iPath 産業用金属指数連動受益証券発行信託
2024 iPath エネルギー指数連動受益証券発行信託
2025 iPath 農産物指数連動受益証券発行信託

2026 iPath 穀物指数連動受益証券発行信託
2027 iPath ソフト農産物指数連動受益証券発行信託
2028 iPath 畜産物指数連動受益証券発行信託
(数字は銘柄コードです・・)




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