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日本にレバレッジ・インバース型ETFが登場します その1)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

わたしは20年に及ぶETFの歴史の中で、
大きな節目となる「転換点」が3度あったと考えています。
(以下、アメリカで設定されているETFを念頭・・)

1.債券ETFの登場(2002年)
2.レバレッジ・インバース型ETFの登場(2006年)
3.アクティブETFの登場(2008年)

2.のうち、
インバース型ETFとは、
いわゆる「ショートETF」のことであり、

特定の指数、特定の価格と 逆の値動き になることを目指す】ETFです。

(わたしの最初の本の中では
あまのじゃくETF」という言い方をしました・・)

いわゆる指数を「売り建てる」、
「カラ売りする」ということが、
ETFというツールで可能になります。

○ 4月5日に日本初のインバース型
【TOPIXベア上場投信】が東京証券取引所に上場します。
(銘柄コード 1569)

連動を目指すのは TOPIXインバース(-1倍)指数です。
(トピックスと逆の値動きを目指します・・)
売買単位は10口単位。信託報酬は0.7875%
パンフのPDFファイルは「こちら
(運用会社はシンプレクス・アセットマネジメント)

同じくインバース型になりますが、
○ 4月12日に
【日経平均インバース・インデックス連動型上場投信】が
大阪証券取引所に上場します。
(銘柄コード 1571)

連動を目指すのは 日経平均インバース・インデックスです。
(日経平均株価と逆の値動きを目指します・・)
売買単位は1口単位。信託報酬は0.84%
概要は「こちら」です。
(運用会社は野村アセットマネジメント)

◆ これらインバース型ETFには、
これまで信用取引(カラ売り)をしていた方、
日経225mini(ミニ)先物取引をしていた方などが、
相当程度、参入してくる可能性があります。

インバース型ETFの登場で、
トレード好きな投資家の方は、

○ 信用取引口座を開かずに、
○ 証拠金を積まずに
○ レバレッジを掛けずに
○ しかも、期限「無期限」で、

売り(ショート)が出来るようになります。

もちろん、このような道具は明白に
短期売買をする人のためのツール」なのですが、

インバース型ETFの画期的なところは、
ひとつの銘柄を購入するように
【カラ売り】ができること・・。

実際、アメリカでは、さまざまな国、地域の
さまざまな資産について
【インバース型ETF】が登場しています。

※ たとえば、ProSharesという運用会社では、
60本以上のレバレッジ・インバース型ETFが存在します。

日本のトレーダーも
このインバース型ETFに慣れてくると、
【売り建てる】という意識が希薄になり、
売り(ショート)をシンプルに買えるんだ

ということを実感し始めるでしょう。

(※ ETF自体、信用取引で【売り建てる】ことが
できますが、信用で【売り建てる】ことと、
ショートETFを【買う】という行為には大きな違いがあります・・)

繰り返しになりますが、
当該ETFは短期でトレードを行う方向けです。

注意点として、
レバレッジ・インバース型ETFの場合、
指数との連動はあくまで
「前営業日」と「当日」という
1日の変動率を基準としています

【TOPIXベア上場投信】のパンフ内の
以下の記述を見てみましょう。

―対象指標は、変動率が
TOPIXの日々の変動率の-1倍となるように
算出されているため、

前営業日と比較するとその変動率は
TOPIXの-1倍となりますが、

2営業日以上離れた期間での比較においては、
複利効果により、TOPIXの変動率の
-1倍以上又は未満となる場合があります。

特に、TOPIXが
上昇・下落を相互に繰り返す場合、
上記の複利効果によりTOPIXインバース(-1倍)指数は
逓減していくという特性があり、このような場合、
投資者は利益を得にくくなりますので留意が必要です
。―

(※ もちろん、日経平均インバース・インデックス
連動型上場投信にも同様のリスクが存在します・・)

つまり、期間が長くなればなるほど、
また、対象指数の「元インデックス」
(トピックス、日経平均株価)が上昇・下落を
繰り返せば繰り返すほど、

指数そのものの騰落率が元インデックス×(-1倍)から
乖離していくことに留意が必要です・・。 

それでも、(大局的見地からですが)
ETFマーケットの奥行きと
裾野の広がりという意味では、
レバレッジ・インバース型ETFの登場は画期的なのです。
                  明日に続く・・)




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