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あなた自身が「世界経済がこれから20年、30年と発展を続ける」と思えなければ、運用はしないほうがよいのです


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

資産運用の相談業務を行っていると、
ついつい「句読点」を打つことが疎かになりがちです。

「句読点・・?」

はい・・、つまり、
○ 何のためのコンサルティングなのか?
○ 何が達成できれば、コンサルの意味があるのか?

そのあたりを、
わたし自身が常に意識していないと、
句読点をしっかり打てず、
流れ作業的・相談業務に陥ってしまう危険があります・・。

「コンサルなんだって・・。」
「そんなの、お金払って意味があるのかなあ・・。」
という不安・疑問を払拭するためには、

お客様自身の「適性」に合った形で運用をスタートし、
実際その運用を続けていただくことではじめて
ご相談された意味が【具現化】する・・。

これくらいに考えておかないと、
よいコンサルティングは行えないと認識しています。

(つまり、90分の相談を受けていただくだけでは、
コンサルティングは(真の意味では)終了しないのです・・)

先日、あるお客様が
こんなことを言われていました。

「カンさん。
もう経済成長なんて、望めないんじゃないの。
投資をしても報われないんじゃないかな・・」

これは一投資家の真摯な「生の声」です。
皆さんは・どう思われますか・・?

このブログでも、
またメルマガでも、
また(実際の)相談業務でも、
もう、口が酸っぱくなるくらい申し上げていますが、

資産運用を始めるにあたって、
もっとも大切なことは、

あなた自身が、
「世界経済がこれから20年、30年と発展を続ける」
思えること、です。

これ以上に、大切なことはありません。

もし、思えなければ、
資産運用はしないほうがよいのです

もう少し柔らかく言いますと、
これから20年、30年で、
今より豊かになる人が増えるのだ、
と、あなた自身が・思えることが重要です。

(もし、思えなければ、
資産運用はしないほうがよいです。
わざわざリスクを取って運用を行っても、
報われないでしょう・・)

経済がこれからも発展を続けるのか?

この【視点】に立つと、
わたしは経済発展がこれほど【楽観視】できる時代は
(今をおいて)他にないと考えています。

たとえば、これほど多くの人々が、
「私たちって、もしかすると
ワンランク上の生活を送れるかも」と思えた時代って、
今まで、歴史上、ありましたでしょうか・・?

内戦や、小さな紛争や、
利害対立はたくさんありますが、
大規模な戦争が存在せず、
独裁国家がこれほど少数派となり、

イデオロギー的な葛藤が
これほど小さくなった時代は
今をおいてほかにないとわたしは思います。

(もちろんこれは、過去の多くの犠牲の上に
なりたっている「平和」ではありますが・・)

宗教、カルチャー、習慣、価値観の違いは
(国、地域ごとで)大きく存在しますが、

幸いなことに、
豊かになるのはダメですよ・・】と
明確否定するような、
(宗教も含めた)文化、文明はほとんど見当たりません。

豊かになりたいと思う心、
そして、豊かになりたいから頑張るという気持ちほど、
ヒトにとって、
【普遍的な衝動】はないのではないでしょうか・・。

ちょっとゼロの地点に戻ってみましょう。

私たちはとかく、
大きな流れとしての
大切なこと】を見落としがちです。

運用を【船の旅】にたとえると、
彼方の目的地は必ず存在して、
また実際、そこに辿り着けるのですが、

目的地は彼方にあるために、
今のあなたの興味、関心を惹きませんし、

(何せ遠くにあるので)動きもせず、面白くもなく、
どうしても忘れがち、
おろそかになりがちになってしまいます。

それに対して、
身近にある小さな事象、
たとえば【船の旅】を続ける中で目に付くゴミ、
船そのものが揺れる、航路を遮られる、
雑音が耳につき、誰かがモノを投げてきたり、

「オレはもうこの船から降りるわ..」という人がいたり、
もう、本当にさまざまな人が、
さまざまな動機を持って、あなたにアプローチしてきます。

○ そんな動きを毎日毎日見ていると、
彼方の【目的地】より、
身近に、今起こっている【些細な事たち】のほうが、

より重要なんじゃないかと、
ヒトは、勘違い・してしまうのです・・。

(危ない、危ない・・)

私たちにとって大切なのは、
【彼方の目的地】を見据えて
運用を続けることであり、

それはたいていの場合、
退屈で、ドラマ性に欠け、
おまけに忍耐力が要る行為となります・・。

こんな地味で目立たない
「心がけ」に終始していくのが、
実は、資産運用 なのです。

身近な雑音に悩まされたら、
時間軸をうんと長く伸ばしてみてください。
(過去や未来に思いを馳せてみてください..)

また、日本のみにこだわるのではなく、
場所の軸をうんと広く伸ばしてみてください。
(あなたは世界に投資ができる道具も技量も持っています)

目に簡単には見えないモノを
想像する力が、資産運用には必要なのですよ・・。

*********************
マネーを学べば、世の中の見方が変わります。
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| 投資家の感情リスク | 18:14 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ファンド資産が増える ⇒ 手数料が下がるの摩訶不思議・・(バンガード社探訪記)

こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

わたし自身がかつてそうでしたが、

サイレント・マジョリティー、
つまり、普段は表に出てこない大多数の人々にとって、

運用会社って、
ちょっと、胡散臭いなあという印象があるわけです・・。

今回、バンガード社視察ツアーに参加する中で、
バンガードの存在そのものが、

胡散臭い運用業界にも(なんと言いますか、)
良心の欠片が存在するのだ」
ということを感じさせてくれました。


たとえば、
〇 たくさん儲けることが第一ではない、とか、
〇 顧客第一主義なんです、と言うと、

それこそ「胡散臭い」のですが、

バンガード社は
低コストの製品を生み出し続けることで、
その胡散臭い「理念」を、
日常ベースの「実践」に昇華させています。


ではいったい、
どれくらい低コストなのでしょう?

先日、バンガードの
投資信託(含むETF)の約4割が
「アクティブ・ファンド」であるとお話しました。

米国のすべてのアクティブ・ファンドの
平均年間経費率は 1.15% なのですが、

バンガードのアクティブ・ファンドの平均は
ナント 0.28% です。


「アクティブ・ファンドって、
継続コストが高いよね」
と無意識に思っている私たちにとって、

平均の年間経費率が0.28%とは
まさに驚異的です・・。

※ ちなみに年間経費率
(エクスペンス・レシオ)は、
信託報酬やその他費用を加えた
年間のコスト比率」のこと。


じゃあ、なぜこんなに
コストが安くなるのか・・。

素人考えで言いますと、
要はたくさんの人がバンガードのファンドを買って、
ファンドの純資産額が大きくなれば、

(規模の利益が働いて)コストを安くできるよね・・
ということくらいは分かります。

(現に1975年の創業当初、
バンガードのファンドの
年間経費率は0.89%だったのだそう・・)

ただ、理由はそれだけではないのです。


Trust.jpg


皆さんは、
日本の漢字生保会社で
「保険」に入っていたりしませんか?
(ニッセイとか、明治安田とか、住友生命とか・・)

たとえば、明治安田の正式名称は、
明治安田生命保険相互会社です。

相互会社って、
いったいどういう形態かというと、

保険に入ってくれている人(契約者)自身が、
相互会社の「社員」になっているのです。


それに似た形態を、
バンガード社も持っています。

バンガードでは、
バンガードのファンドを保有する人
ファンド保有者)が、
バンガードという会社そのものを「所有」しています。

この構造こそが、
バンガードの低コスト構造を解き明かす
いちばんのポイントだと思います。


換言すると、

バンガードという会社は、
ファンド保有者以外によって
「所有」されていないので、
外部の株主がいない、ということになります。

外部の株主がいなければ、
その人たちのために
「利益」を出し、
「配当」を出す必要がないので、

ファンド保有者のほうだけを向いて
経営が出来る、

つまり、実質的に
【実費経営】が可能になる、というわけです。


(ここに手数料を継続的に下げることができる
秘密が隠されているのです・・)


このスキームを丁寧に解説した記事を、
日本経済新聞の田村正之さんが
書いておられるので、ご参照ください。

いつかは経済自由人!: 
 日本と大差、米巨大投信「顧客本位」の秘密


vanguard-logo-big_large.jpg


上記記事の中で、
以下のような文章があります。

同社は資産が大きくなって
収入が増えてコストを上回ってくれば、

それぞれの投信の決算期ごとに、その分、
エクスペンス・レシオを引き下げて
投資家に還元し続けている。

『かかったコスト(実費)だけしか
もらわない実費経営がバンガードの基本』
(バンガード・インベストメンツ・ジャパンの加藤隆代表)なんだ。



たとえば、
明治安田生命保険相互会社が、
資産が大きくなるに従って、

社員である保険契約者の保険料を
引き下げたなんて聞いたことがありませんが、


バンガード社は、
会社の所有者である「ファンド保有者」に、
利益を還元するということを
愚直に実践し続けているのです。


たとえば、これは一例ですが、

米国株式市場全体を網羅する
「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」
(VTI)の年間経費率は 0.06% です。

また、新興国株式21カ国に投資を行う
「バンガード・MSCI・エマージング・マーケッツETF」
(VWO)の年間経費率は 0.20% です。

VWOなんて、ついこの間まで
0.27%だったと思うのですが、

いつの間にか継続コストが数回引き下げられて
0.20%まで下がっています。

(これは他の新興国株式ETFと比較しても
圧倒的な低さです・・)


小さな花


また、インデックス運用
そのものの概念についても、
(例の職人気質が顔を出して?)

バンガード社は頑なというか、
保守的というか、
相当のこだわりを持っています。

たとえば、バンガードは
エンハンスド・インデックスファンドの
運用も行っているのですが、

これはバンガード社の規定では
「アクティブ運用」に分類されます。

それだけ↑インデックス運用を
厳格に定義しているわけです。


浮動株調整後の
時価総額加重平均を採用した指数こそ、
インデックスファンド(含むETF)の運用に
ふさわしい指標であると、

株式チームの
Sandipさんは力説していました。

(バンガードがダウ平均のETFを
組成することはなさそうですね・・)



その他、流動性の高さ、
広範な分散の重要性などにも言及され、

浮動株調整後の
時価総額加重平均を採用した指数でも、

低コストでプロダクトが組成できなければ、
それは商品になり得ない
という主旨のこともお話されていました。

やっぱり、職人気質ですね!
「こだわり」が随所に見られます・・



大々的にCMを打つわけでもなく、
支店を持つわけでもなく、

顧客自身の
「よい商品を作っている会社だよ」という
口コミで成長してきた、
なんとも資産運用会社らしからぬ会社なのです。

ボーグル像

(創業者のジョン・C・ボーグル氏の銅像です。
あっ、今もお元気ですよ・・・)




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| 2012年 バンガード社探訪記 | 11:44 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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バンガードETFの秘密 ~ラジオNIKKEI「月刊ETF投資情報!」~


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

一昨日、9月14日(金)16時5分から
ラジオNIKKEI「夕焼けマーケッツ」をお聴きいただいた皆さま、
ありがとうございました!

毎度おなじみの【月刊ETF投資情報!】
今回のテーマは「バンガードETFの秘密」
~バンガード社視察ツアー報告~ でした。

・バンガード社は職人気質の会社
・バンガードETFの秘密
・バンガードETFの紹介
・日本は意外とETF先進国?
・地域別のETF普及度マップ

聴き逃した方は【こちら】からどうぞ。

夕焼けマーケッツ




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| イベント・メディアなど | 09:36 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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成功報酬がないのに、本当に満足度は高いのか?(バンガード社探訪記)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

バンガード社は1975年の暮れに
世界ではじめて個人投資家向けに
インデックス・ファンドの運用を始めました。

知識として「なんかすごい会社なんだろうな・・」
ということは薄々感じられても、
この会社が【実践してきたこと】の本当の意義は、
時代背景をイメージしないとなかなか理解できないと思います。

すべての運用が「アクティブ」であった時代に、
市場平均との連動を目指す金融ツールを作り出し
直接販売することが、
いかに「たまげたこと」だったか・・。

バンガード社が運用を始めた
「バンガード500インデックス・ファンド」は当時、
「ボーグルの愚行」あるいは
「共産主義者!」という言葉で揶揄されたくらいなのです。

どんな職人気質の会社にも存在する、
「俺たちは独自の技術、商品でもって時代を作ってきたんだ」
という自負・気概が、バンガード社にも存在します。


ところで、このコラムをお読みのあなたは、
バンガードの顧客は大部分が「個人投資家」である、
とイメージされているかもしれません。

それは一面では当たっていますが、
別の面では違っています。

たとえば、確定拠出年金(401Kプラン)では、
実際に投資信託を買っているのは個人ですが、
バンガード社にとっての顧客は「企業」です。

たとえば、純粋な意味でいう機関投資家、
そして、確定拠出年金の導入企業、

また、アドバイザーを通じて
バンガードの商品を購入する投資家も広く
「機関投資家等」に含めると、

約2兆ドルのトータル運用資産のうち、
「純粋な個人投資家」
(いやゆるダイレクトに購入している人たち)は
およそ43%、

そして、「機関投資家等」が
約67%の資産残高比率となります。

また、
この43%の「純粋な個人投資家」の資産の
残高ベースでおよそ45%を占めているのは、
なんと預かり資産100万ドル以上の
富裕層の投資家」なのです。

(これはわたし自身意外でした・・。そして、
「富裕層の投資家」の約半分は75歳以上です)


バンガード社では、
個人顧客を4つにカテゴライズしています。
まず、預かり資産が5万ドルまでの
「Personal Investor」と「その他」で大きな違いがあります。

「Personal Investor」
(授業の中では「Core」という表現されていた)では、
口座管理手数料として年20ドルが必要ですが、
「その他」では必要ありません。

「その他」に該当する
3つのカテゴリーのサービスは、
具体的には

「Voyager Services」
「Voyager Select Services」
「Flagship Services」と名付けられています。
詳細についてはバンガード社のサイトにも載っています。


「Voyager Services」は
預かり資産5万ドルから50万ドル

「Voyager Select Services」は
預かり資産50万ドルから100万ドルまで。

「Flagship Services」は、
預かり資産100万ドル以上となっています。
(実はこの「Flagship Services」も
さらに細分化されているのですがここでは割愛します)

「なるほどなあ・・」と思ったのは、
「Voyager Select Services」と「Flagship Services」では、
CFPの資格を持ったファイナンシャルプランナーの
アドバイスが無料で受けられる点です。

また、書面交付がある「ファイナンシャルプラン
作成サービスも無料で受けられます。

(CFPによるアドバイスは
「Core」「Voyager Services」では受けられません・・。

また、「Core」「Voyager Services」で
「ファイナンシャルプラン」作成サービスを受けようとすると、
それぞれ1000ドル、250ドルの費用がかかります・・)

つまり、あのバンガードでも、
預かり資産によって
顧客のサービスに【】を付けているわけです。


ところで、バンガード社の根底には
【低コスト】という哲学がありますが、
もうひとつ、わたしが感じたのは【自社運営】ということです。

コールセンターも本社の中にあり、
バンガードの社員が電話に応対します。
(電話がすべて塞がっている場合は、
コールセンターの職員以外も電話に出るのだそう..)

印刷工場も自社で持っており、社員が働いています。
その他、データセンターも自社で保有しており、
―実際に見学させてもらったのですが
最新鋭のサーバーが何十台も並んでいましたー

またR&D(研究開発センター)も
本社に併設されています。

先ほどご紹介した
CFPによる運用アドバイスのお話に戻りますと、
すべてのアドバイザーはもちろんバンガードの社員です。

これだけ大規模な会社になると、
様々なサービスを「自前」で運営したほうが、
結局のところコスト削減につながるのでしょうが、

○ それよりも、
サービスの質を維持・向上させたい、
また、顧客情報を、
責任を持って管理したいという気持ちが
【自社運営】にこだわる理由ではないかと感じました。

(※ 印刷工場で聞いた話では、
すべての印刷を外注する場合と比べて
年間110万ドル程度のコスト削減になっているそう…)


繰り返しCFPによる運用アドバイスの話になりますが、
個々のアドバイザーに
成功報酬のインセンティブ」はありません・・。

運用アドバイスは主に電話によって行われるのですが、
そのアドバイスで
顧客が新たにファンドやETFを購入しても、
社員であるアドバイザーの報酬には直接結び付かないのです。


さらにサービスの深い部分に入っていきましょう。
バンガード社でもいわゆる「ラップ口座」のサービスがあり、

これは、
「Voyager Select Services」と「Flagship Services」の
顧客が対象なのですが、

先ほどの運用アドバイスとは違い、
アドバイザーが具体的にポートフォリオを組み、
当てはめるファンド、ETFについても助言します。

(こちらはまさに「投資助言サービス」かつ、
「資産管理サービス」に当てはまるでしょう・・)

これはもちろん有料サービスであり、
Vanguard Asset Management Services」と呼ばれます。

手数料(フィー)は預かり資産の総額に対して
0.7%、0.35%、0.2%%となっており、
預かり資産が多いほど、
フィーのパーセンテージが低くなります。

このサービスには、
CFPの資格を持ったアドバイザーが180名ほどいて、
顧客に対して具体的に投資助言を行っているのですが、
(もちろん全員バンガードの社員です、)

これらアドバイザーの人たちにも、
「成功報酬のインセンティブ」は、ないそうです
(これが・もっとも・意外でした)

アメリカの会社で?
しかも、資産運用の会社で・・?

なんだかまるで、
昔気質の日本の会社のようではありませんか。


自分の報酬が増える、ということ以外で、
自身の仕事に誇りを持てる、
あるいは、この会社で働き続けたい、と真に思えるのか・・、

んー、この「答え」って、逆に
私たちの両親世代が知っているような気がしますが、

とにかくバンガード社では、
お金が多くもらえるということ以外に、
仕事に対する満足度がどこかに存在するのだ、
ということが分かった次第です。

バンガード船

(会社の至るところに船の模型、絵が飾ってありました・・)




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| 2012年 バンガード社探訪記 | 15:02 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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バンガード社は群馬県にある典型的な日本企業、というイメージの会社でした


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

9月4日、5日の丸2日間、
米国ペンシルベニア州にある
バンガード本社の視察ツアーに参加してきました。

いろいろと感じたことはあるのですが、
まず、バンガードという運用会社は、
まるで日本の群馬県にある、
典型的な日本企業(職人気質の会社!)という印象なのです。

なぜ群馬県かというと、
バンガード本社は
ペンシルベニア州Malvernというところにあり、

ニューヨークのすぐ近くの「ニューアーク空港」から、
車で2時間ほどのところにあるのです。

(正直)田舎、でした。。

しかし、この場所が、
バンガードという会社のカルチャーを醸し出す上で
とても重要な役割を果たしていると思います。

(バンガードの幹部の人が実際こう言っていました・・)

「私たちはウォール街の
 ガツガツ系の運用会社とは違うのです。」


このMalvernという場所を前提に、
新卒の社員も入ってきます。

Malvernで働くということが前提ですから、
社員の人たちも、どこか温和でゆったりしているのでしょう。
(※ バンガード社は
 アリゾナにも大きな拠点を持っているのだそう..)


丸二日間で受講したカリキュラムについては
おいおい触れていきますが、
講師の方々が次々に口にされていたのは、

「わたしはバンガードに入って17年です」
「わたしはバンガードで20年になります」
というセリフであり、

文字通り、
長く勤めている方がとても多いのだなあと感じました。

社員が長く勤めているからこそ、
会社の理念が37年経っても色褪せず、

社内の至るところに、
まるで空気のように息づいているのです。



バンガードキャンパス2


職人気質の会社だなあ、と感じたのは、
「ワタシたちは他とは違うのよ」という、
ちょっとした気概、プライドと共に、

会社の理念が日常ベースで
共有されている『雰囲気』があったからです。

1日目のカリキュラムが終わったあと、
ウェルカムディナーがあったのですが、
その席上で、

若手のバンガード社員と
年配の幹部が親しく語り合い、
互いにジョークを繰り出しているのを見て、

この会社ってまさに
ひとつのコミュニティ(共同体)であり、

老いも若きも
「同じ船」に乗って頑張っているのだなあ・・
と感じました。

つまり、まるで、
古きよき日本の会社を見ているような気がしたのです。


(実際、バンガード社は1980年代の
日本企業の経営ノウハウを参考にしたと言われています。

2日目に見学した印刷工場内部には
ナント「改善」と書かれた
標語ポスターが複数貼られていました・・)


次に、
運用会社としての
バンガード社の特長のお話をしましょう。

バンガードは「インデックス運用」の会社である、
と思っている人が多いと思いますが、
それは正確ではありません。

バンガード社の運用資産残高は
2兆ドル(およそ160兆円!)なのですが、

⇒ そのうち約39%は、
アクティブ・ファンドの運用です。
残り61%が、
インデックス・ファンド(ETF含む)です・・。

○ バンガード社の考えは、
低コストで運用を行うアクティブ・ファンドであれば、
市場平均を上回る可能性が十分ある、というもの・・。

では、バンガードの
最大の特長とはいったい何なのか?

それはもちろん、
【長期投資】【分散】【低コスト】です。


ここでは「低コスト」にフォーカスしますが、
いただいたテキストの中に、
次のような文章がありました。

Low cost is a critical success factor.
低コストこそが、成功の根幹である


結局、投資においては
コストくらいしか、確かなことはないのです。

この考えは結局のところ、
バンガード社の理念
「クライアント・ファースト」(顧客第一主義)に
つながっています・・。

低コストの商品を提供することが
顧客の潜在リターンを押し上げ、

それが結局のところ
顧客の資産形成に寄与するのだ、
という信念ですね。

シンプルですが、確固とした哲学を、
この会社は頑なに、
ーいや、頑なに、じゃないですー、

とても「自然に」守り続けています..。

大学のキャンパスのような
本社内を歩いていて、
まさに江戸っ子職人気質を垣間見た気がしました。

「オイラ、
間違ったことはでぇーきれえなんだよ・・。」


バンガードキャンパス





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