FC2ブログ

2012年08月 | ARCHIVE-SELECT | 2012年10月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

バンガード社は群馬県にある典型的な日本企業、というイメージの会社でした


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

9月4日、5日の丸2日間、
米国ペンシルベニア州にある
バンガード本社の視察ツアーに参加してきました。

いろいろと感じたことはあるのですが、
まず、バンガードという運用会社は、
まるで日本の群馬県にある、
典型的な日本企業(職人気質の会社!)という印象なのです。

なぜ群馬県かというと、
バンガード本社は
ペンシルベニア州Malvernというところにあり、

ニューヨークのすぐ近くの「ニューアーク空港」から、
車で2時間ほどのところにあるのです。

(正直)田舎、でした。。

しかし、この場所が、
バンガードという会社のカルチャーを醸し出す上で
とても重要な役割を果たしていると思います。

(バンガードの幹部の人が実際こう言っていました・・)

「私たちはウォール街の
 ガツガツ系の運用会社とは違うのです。」


このMalvernという場所を前提に、
新卒の社員も入ってきます。

Malvernで働くということが前提ですから、
社員の人たちも、どこか温和でゆったりしているのでしょう。
(※ バンガード社は
 アリゾナにも大きな拠点を持っているのだそう..)


丸二日間で受講したカリキュラムについては
おいおい触れていきますが、
講師の方々が次々に口にされていたのは、

「わたしはバンガードに入って17年です」
「わたしはバンガードで20年になります」
というセリフであり、

文字通り、
長く勤めている方がとても多いのだなあと感じました。

社員が長く勤めているからこそ、
会社の理念が37年経っても色褪せず、

社内の至るところに、
まるで空気のように息づいているのです。



バンガードキャンパス2


職人気質の会社だなあ、と感じたのは、
「ワタシたちは他とは違うのよ」という、
ちょっとした気概、プライドと共に、

会社の理念が日常ベースで
共有されている『雰囲気』があったからです。

1日目のカリキュラムが終わったあと、
ウェルカムディナーがあったのですが、
その席上で、

若手のバンガード社員と
年配の幹部が親しく語り合い、
互いにジョークを繰り出しているのを見て、

この会社ってまさに
ひとつのコミュニティ(共同体)であり、

老いも若きも
「同じ船」に乗って頑張っているのだなあ・・
と感じました。

つまり、まるで、
古きよき日本の会社を見ているような気がしたのです。


(実際、バンガード社は1980年代の
日本企業の経営ノウハウを参考にしたと言われています。

2日目に見学した印刷工場内部には
ナント「改善」と書かれた
標語ポスターが複数貼られていました・・)


次に、
運用会社としての
バンガード社の特長のお話をしましょう。

バンガードは「インデックス運用」の会社である、
と思っている人が多いと思いますが、
それは正確ではありません。

バンガード社の運用資産残高は
2兆ドル(およそ160兆円!)なのですが、

⇒ そのうち約39%は、
アクティブ・ファンドの運用です。
残り61%が、
インデックス・ファンド(ETF含む)です・・。

○ バンガード社の考えは、
低コストで運用を行うアクティブ・ファンドであれば、
市場平均を上回る可能性が十分ある、というもの・・。

では、バンガードの
最大の特長とはいったい何なのか?

それはもちろん、
【長期投資】【分散】【低コスト】です。


ここでは「低コスト」にフォーカスしますが、
いただいたテキストの中に、
次のような文章がありました。

Low cost is a critical success factor.
低コストこそが、成功の根幹である


結局、投資においては
コストくらいしか、確かなことはないのです。

この考えは結局のところ、
バンガード社の理念
「クライアント・ファースト」(顧客第一主義)に
つながっています・・。

低コストの商品を提供することが
顧客の潜在リターンを押し上げ、

それが結局のところ
顧客の資産形成に寄与するのだ、
という信念ですね。

シンプルですが、確固とした哲学を、
この会社は頑なに、
ーいや、頑なに、じゃないですー、

とても「自然に」守り続けています..。

大学のキャンパスのような
本社内を歩いていて、
まさに江戸っ子職人気質を垣間見た気がしました。

「オイラ、
間違ったことはでぇーきれえなんだよ・・。」


バンガードキャンパス





関連記事

| 2012年 バンガード社探訪記 | 12:25 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |