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投信に保障や年金の機能を求めてはいけない


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

カネダくん、
そのお金で「何をしたいのか」という目的と、
利用する金融商品が合致していることって大切ですよね。

「はい、それはそう思いますが・・」

(残念ながら)ことお金の世界では、
「AもBもCもできます!」という多機能商品が跋扈しています。

スマートフォンやプリンターなら
問題はないのですが、
金融商品においては、
このようなタイプのものは選んではいけません。

それはなぜか??

1.A、B、Cという「異なる機能」を
ひとつの箱に詰め込むことになる。

2.それぞれの機能が中途半端に・・。
3.多くの機能を搭載するためコストが割高になる。

カネダくん、限られたお金という資源を、
効率よく振り分けることが資産管理のキモなのですよ..。

第58回 日経新聞「電子版」コラム【はじめての投資信託】
 「投信に保障や年金の機能を求めてはいけない

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| 日本経済新聞 電子版「コレだけ読めば大丈夫!はじめての投資信託」 | 17:24 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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お金をどう扱うのかは、これからのあなたの生き方の「具象のひとつ」です


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

(もしかしたら・・)
あなたはこのブログに辿り着く前に
5つ、6つのブログを読んでいるかもしれません。

投資についての情報を網羅的に集めようとし、
重要だと思われるさまざまな「考え方」を
頭の中にインプットはしてみるものの、

「やっぱり難しそうだ・・」
「これで本当に大丈夫なのだろうか・・」と、
不安が募っているかもしれません・・。
(でも)それは、無理からぬ、ことです。

○ なぜなら、投資は
お金の【利用法】でいうと、
とても高度な部類に入るからです・・。

物事の順番で言いますと、
貯蓄のあとに投資が来るのであって、
投資のあとに貯蓄が来るのではありませんね。

投資は(貯蓄に比べて)高度な行いです。
高度な行いゆえ、ヒトの「成熟度」も要求されます。
ヒトの「成熟」があるためには、
そのヒトが住む社会の「成熟」も要求されます。

社会の成熟??
はい、そうです。
それは、社会の【豊かさ】と換言していいのかもしれません。

しかし、「豊かさ」といっても、
こんなクルマを持っているよ、とか、
ビルを何棟所有しているよ、とか、
そういう「表面的な豊かさ」を指すのではありません。

何と言いますか、
社会の中にいる「あなた」が、

自分について深く知ろうとしている・・、
自分を大切にできる【余裕】がある・・。
そういう「豊かさ」を指します。

たとえば私たちが、19世紀末のロンドンで、
労働者階級として生まれ、
10歳、11歳くらいから働き始めていたらどうでしょう。
朝から晩まで工場内で
埃まみれになって働くだけだったら、

【自分を高める方法】とか、
【どのようなキャリアパスで充実した人生を歩んでいくか】など、
考えも及ばなかったことでしょう・・。

○ わたしは思うのですが、
どんなふうに生きていけばよいのかで
「悩める」ことは、
それだけ私たちが「豊かである」証左です。

そこには【選択肢】があり、
自身が何かを選び取る「主体性」が存在するからです。

(お金の話に戻りましょう・・・)

投資が「自力本願」の行為とするなら、
貯蓄は「他力本願」の行為です。

○○銀行や□□保険にお金を預け、
そのお金の本当の行き先、働かせ方にはフタをして
とりあえず、
与えられた利息や予定利率で満足する状況を
「他力本願」と言います。

もしあなたが、半ば無意識に、
お金の潜在可能性(ポテンシャル)にフタをして、
過去・延長型、ぬるま湯&心地よい
【ニッポン型社会の慣習】に染まっているなら、

(すなわち「他力本願」に徹しているのなら、)
あなたはお金の扱い方を通じて、
時代に取り残される】準備をしているのかもしれません。

「えっ、!?」

これからの時代は、
好むと好まざるに関わらず、
自分のキャリアを主体的に捉え、
選び取っていく「気構え」と「努力」。

自分らしさとは何かを真摯に考え、
一歩、一歩、自分が正しいと信じる道を歩む「実行力」が
求められます。

誤解を恐れずにいえば、
人がどんなふうに生きていくかは、
【時代】の産物であるとわたしは思うのです・・。

神や、昔の風習が後退し、
親戚や地縁よりも、
価値観が共通する知人を優先するのは、
それ自体、時代の変遷の結果です。

たとえば、
「ワタシっていう一人の人間の人生なんて、
そんなに意味ないわよね・・」と思えることも、
「豊かさ」のひとつの証左でしょう。

あなたはまた
「えっ!?」と驚かれているかもしれませんね。

しかし、
人の生そのものに意味があるわけではない。
人が歩む時間や空間に意味を与えるのは
ワタシなんだ、と思えること・・、

すなわち、
私たちが歩む時間や空間に
意味や意思を与える【余裕】を生んでいる、

そのような社会こそが、
「豊かな社会」といえるのではないでしょうか・・。

お金だって同じです。
お金そのものは単なる【物体】です。
それに意味や意思を与えるのは
あなたの「役割」です..。

お金を使うこと、また、
お金をただ殖やすことのみに執着するとは、
結局、あなたが
お金にそのような「意味」しか与えていないということ..。

お金の扱い方を
【他力本願型】という「線」で認識するのか、

あるいは【自力本願型】を取り入れ、
自分の歩む道にうまく利用するという
「面」の広がりで認識していくのか・・。

お金をどう扱うのかは、
あなたやわたしの、
これからの「生き方」と(実は)関わっているのです・・。

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| ヒトは1万年前からお金と付き合ってきた | 10:57 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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動画で海外ETFを学んでみましょう


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

マネックス証券の【動画】に出演しています。
(海外ETFの基礎から実践までを語る「4回シリーズ」です)

お相手していただいたマネックス証券の益嶋さんが
とても話しやすい方でしたので、

ETFの歴史の始まりのところ、
また、今後のETFのトレンドについても
ついつい熱く語ってしまいました….。
(動画は【こちら】からどうぞ・・)

【1回目】ETFってどんな金融ツール?
【2回目】代表的なETFとその歴史
【3回目】資産別ETFにフォーカス
【4回目】注目のETF、ETFの組み合わせ例

マネックス証券

動画2回目でご紹介した
ETF時価総額「上位10銘柄」を挙げておきましょう。
(単位100万ドル。すべて米国市場です)

SPY スパイダーS&P 500      118,359 M
(純資産額、売買高ともに世界一の文字通り「ザ・ETF」)

GLD  スパイダーゴールド       75,391M
(現物の金(ゴールド)を原資産とし、ロンドンHSBC銀行の保管倉庫などに金塊が積み上げられています。この5、6年で純資産額が急増)

VWO  MSCI エマージングマーケット 57,352M
EEM  MSCI エマージングマーケット 37,245M
(新興国経済の成長とともに、存在感を増してきたETF)

EFA   MSCI EAFE         36,361M
(アメリカ人の海外投資の定番)
QQQ  パワーシェアーズ QQQ  34,766M
IVV   iシェアーズコアS&P 500   31,766M
(新しいブランド「コアシリーズ」の一角をなします)

LQD  iBoxx 投資適格社債     24,454M
(日本では地味だが、米国では債券ETFの代表格のひとつ。このETFだけで1,000銘柄を超える投資適格社債を保有。信用リスクを広範に分散することができます)

VTI トータルストックマーケット     23,296M
TIP   バークレイズ TIPS 債券    23,098M
(ブロックロック「ETP Landscape」より。2012年9月末現在)

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| イベント・メディアなど | 17:05 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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12月6日、中国H株ブル2倍ETF、ベアETFが東証に上場へ


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

12月6日(木)、東京証券取引所に
中国H株ブル2倍ETF、中国H株ベアETFが上場します。
東証のリリースはこちらです。

正式名称は、
中国H株ブル2倍上場投信(1572)
中国H株ベア上場投信(1573)となっています。

運用会社は、
シンプレクス・アセット・マネジメントです。
(信託報酬はいずれも0.8925%以内。
単元口数は10口です)

ブル2倍型は、
「ハンセンH株レバレッジ指数」との連動を目指します。
ベア型は「ハンセンH株ショート指数」との連動を目指します。

ところで、元指数の【ハンセンH株指数】とは、
いったいどんな指数なのでしょう?
⇒ 香港市場に上場する重厚長大型の中国企業を
パッケージ化した株価指数です。

香港市場上場のハンセンH株指数ETF(02828)
運用レポート」を見てみましょう。

上記レポートによりますと、
ハンセンH株指数の組入れ上位10銘柄は、

1.中国工商銀行   10.55%
2.中国建設銀行   9.89%
3.中国銀行      9.75%

4.ペトロチャイナ   9.50%
5.中国人寿保険   7.25%
6.中国石油化工   5.88%

7.中国平安保険   5.32%
8.神華能源      4.77%
9.中国農業銀行   3.30%
10. 中国電信     2.72%

となっています。

H株指数に採用されている「40社」のうち、
銀行、保険などの金融が58%近くを占めるのが特徴。
続いて石油などのエネルギー関連が約23%を占めます。
金融・エネルギー指数といってもいいくらいですね..)

注意したいのは、
レッドチップは組み入れられていないこと。

(たとえば、チャイナ・ユニコム、
チャイナ・モバイル、レノボ・グループなどは、
レッドチップ」の構成銘柄であり、
H株には含まれていません・・)

さて、肝心のETFについてですが、
中国H株ブル2倍ETFは、
【ハンセン中国企業株レバレッジ指数】との連動を目指します。

当該指数は、日々の変動率を
ハンセンH株指数の変動率の2倍として計算された指数です。

ただし、日々の変動率と謳っているとおり、
2営業日以上になると、
レバレッジ指数そのものが、
ハンセンH株指数の変動率の2倍から「乖離」していきます。
この点は注意が必要です。

同じように、
中国H株ベアETFは、
【ハンセン中国企業株ショート指数】との連動を目指しますが、

当該指数は、日々の変動率を
ハンセンH株指数の変動率の-1倍として計算された指数です。

日々の変動率と謳っているとおり、
2営業日以上になると、
ショート指数そのものが、
ハンセンH株指数の変動率の-1倍から「乖離」していきます。

つまり、ブル(レバレッジ)型ETF、
ベア(インバース)型ETFとも、
「短期勝負の金融商品」であるということです。

個人的には海外株式のブル型、ベア型ETFが
出てきたことはよいことだと思います。

これまで日本の個別株のみの
投資スタイルだった方々が、
海外に目を向けるきっかけになればよいと思います。

ブル型、ベア型のETFについて
詳しくお知りになられたい
方は、以下の過去記事をご参照ください。

日本にレバレッジ・インバース型ETFが登場します その1)
日本にレバレッジ・インバース型ETFが登場します その2)

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| インデックス投資全般 | 17:11 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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新興国小型株ETFのインパクトの大きさについて


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

「i シェアーズ」のブランドで有名なETFのプロバイダー
ブラックロックが、

フロンティア株式ETF、新興国小型株ETF、
新興国債券(現地通貨建て)ETFという
3本の海外ETFを日本市場に投入しました。
(詳細についてはこちらのリリースをチェック)

i シェアーズ MSCI フロンティア 100
インデックス・ファンド(銘柄コードFM)については、
当ブログ内【こちら】の記事で詳説しましたので、

本日は新興国小型株ETF
i シェアーズ MSCI エマージング・マーケット
小型株インデックス・ファンド(EEMS)
について
お話します。

当然ですが、新興国の会社の中には
「大型株」だけでなく「小型株」も存在します。

当該ETFが連動を目指す
「MSCI エマージング・マーケット小型株インデックス」は、
MSCI エマージングマーケットの時価総額下位14%を占める
小型株式の実績を反映するように設計されています。

(MSCIでは小型株式を、市場における時価総額が
2億USドルから15億USドルの範囲に該当する上場株式と
定義しているのだそう..)

私たちが普段見聞きする、
たとえば、ブラジルの石油大手ペトロブラスや、
韓国のサムソンや、台湾のタイワンセミコンダクターや
中国のチャイナモバイルなどは、

新興国の株式ではありますが、
同時に【巨大な国際企業】でもあります。

これらの企業は、
国内経済の景況にも影響を受けますが、
同時にグローバル経済の一翼も担っています。

つまり、真に新興国経済の「成長」を
投資対象として捉えたいのであれば、
大型株よりも「小型株」にフォーカスするのが
正しい戦略であるともいえます。

新興国の株式を「大型株」と「小型株」に分けて見ると、
さまざまな【違い】が見えてきます。

○ 業種における【違い】

一般に「大型株」では金融、エネルギー資源の割合が
高くなります。
(そもそも巨額の資本を必要とするため・・)

逆に「小型株」では、一般消費財、サービス関連、
資本財、不動産などの内需関連の比率が高くなります。

経済成長の初期段階では、
「大型株」が圧倒的な存在感を示しますが、
経済成長が安定化するにつれ、
内需の成長を反映して、小型株の貢献度も増してきます。

もちろん「小型株」に対する注意点もあります。
当然ながら、大型株に比べリスクは大きくなります。
したがって、投資資産全体の中で、
組み入れる「比率」を厳格に定めるべきでしょう。

○ ETF(ポートフォリオ)内における
各企業の組入れ割合の【違い】

大型株の場合、
時価総額が巨大な複数の会社の存在感が圧倒的です。
結果、ETF内においてはどうしても、
一部企業の組入れ割合が高くなる傾向にあります。

一方、小型株の場合、大型株のように
時価総額で突出した企業があるわけではないので、

個々の会社の組入れ割合が小さく
結果として【銘柄分散】が徹底されることになります。
当該ETFの「ファクトシート
をご覧いただくと、

上位10銘柄の純資産残高に対する保有比率が
いずれも1%以下となっていることが分かります。

整理しておきましょう..。

i シェアーズ MSCI エマージング・マーケット
小型株インデックス・ファンドは
2011年の8月にアメリカ市場に上場を果たしています。
年間経費率は 0.69%
組入れ企業は647社となっています。

一点、危惧するのは
ヤフーファイナンス(EEMS)によると、
当該ETFの直近3ヶ月の平均売買高が
1,289口となっていること・・。

また、純資産額も9.12Mとなっており、
900万ドル(日本円で7億円あまり)というのは
小さすぎる規模でしょう。

また、売り気配と買い気配の差(スプレッド)
が大きいのも気になる点です。

ともかく、個人投資家の選択肢の中に
「新興国小型株」が含まれるインパクトは
大きいと考えます。

たとえば、以下のようなポートフォリオ構築が
可能になるわけです。



(最後にまとめておきましょう・・)
楽天証券とSBI証券で購入可能となった海外ETF3本
(マネックス証券では、11/28から取引可能に)

i シェアーズ MSCI フロンティア 100 インデックス・ファンド(FM)年間経費率 0.79%
i シェアーズ MSCI エマージング・マーケット小型株インデックス・ファンド(EEMS) 年間経費率 0.69%

iシェアーズ 現地通貨建てエマージング・マーケット債券ファンド(LEMB)年 間経費率 0.60%
(連動指数は、バークレイズ・新興市場ブロード自国市場建国債インデックスです..)

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| ETFのお勉強 | 15:44 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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為替リスクは投資信託の天敵なのか


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

カネダくん、そんなに難しく考えないで・・。

日本人の長谷川さんも、
フランス人のカミュさんも、

海外に投資を行う限り、
等しく「為替リスク」を負うことになるのです。

(言ってみれば、為替リスクとは
世界投資を行う際の「入場料」のようなもの・・)

ところでカネダくん、
百貨店の屋上で「もぐらたたきゲーム」をしたことがありますか?

「いいえ、ありませんけど・・」

実は今、32種類の通貨の顔をした32匹のもぐらが、
盤面に規則正しく並んでいます。
為替リスクを軽減させるコツとは....、

日経新聞「電子版」コラム【はじめての投資信託】
第57回「為替リスクは投資信託の天敵なのか

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| 日本経済新聞 電子版「コレだけ読めば大丈夫!はじめての投資信託」 | 12:16 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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