イヤになったら、いつでも止めていいの、投資信託なんて
こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。
本日は、投資に対して、
「まだ半信半疑だなあ・・」
というあなたを想定してお届けします。
ズバリ申し上げると、
「イヤになったら、いつでも止めていいの、投資信託なんて。」
(引かないでくださいね・・(^^ゞ
コンサルティングを日々の生業としていると、
実にさまざまなお客様と遭遇します。
1.もうやる気満々のお客様
2.疑問点があり
(その疑問が解消されれば)始めるよ、という方
3.まだ自分でも半信半疑の方
特に 3.のタイプの方は、
ほんとうに「一大決心」をして、
カウンセリングを受けに来られたのが
分かります・・。
でも、そんなこと
全然恥ずかしがる必要はないのです。
だいたい、何でも初めてのことって、
すごく悩んだりするじゃないですか・・。
自分がまだ、
「どっちつかず」の気持ちでいることは
ぜんぜんおかしくないのですよ・・。
また、
「オレって、
こんなレベルのことで悩んでいるんだな。
もしかして、オレは投資に向いていないんじゃないかな。」
と思う必要もありません。
(なんでもそうですが、)
少しずつ、進んでいけばよいのです。
私たちの目標は・・、
たとえ時間がかかったとしても、
○ 自分にいちばん心地よい
投資の方法論【具体的な運用スタイル】に
たどり着くこと・・。
(そうですよね?)
であれば、
上記の「目標」にたどり着くまで
別に時間がかかってもよいのです。
・特急列車でいかなくても、
・ゆっくり徒歩くらいでよい・・。
○ なにせ、資産運用とは
100キロメートルの【マラソン】ですから。

さて、
先日のコンサルティングで30代のお客様から
こんな質問をいただきました。
『カンさん。投資を始めるにあたって、
ふつうの投信積み立てと、
個人型の確定拠出年金、
どちらを選べばよいのですか?』
(注: 上記のお客様は、
3.まだ自分でも半信半疑のタイプの方でした・・)
答え)
ふつうの投信積み立てです。
どうして
ふつうの投信積み立てのほうがよいかというと、
○【いつでも止められるから】です。
ふつうの投信積み立ては、
月500円でも1万円でも5万円でも、
つみたて金額が柔軟に設定でき、
(そして、ここ、重要なのですが)
つみたて金額がいつでも「変更」できます。
※ これって別に、↑ 軽い気持ちで
つみたて金額を変更していいよ、という意味ではありません。
たとえば、
毎月1万円で投信の積み立てを始めたけれど、
1年ほど経って、
やっぱり価格変動(ボラティリティ)というものに、
生理的についていけず、
積立てを止めた・・。
そして、熟考したのち、
それまで積み上げた
136,000円分のファンドを「解約」した・・。
そして(最終的に)
投資の現場から離れた・・。
ということも、
(可能性として)起こり得るわけです・・。

〇 意外と大切なのは、
資産運用という
「はじめての経験」に対して、
あまり構えすぎないこと・・。
―当オフィスのお客様で、
3回目のトライで
ようやく投資信託の運用を継続できた、
という方もおられます。―
投資に対して
自身がまだ「半信半疑」であれば、
○ まとまったお金からは
投資に回さない。
毎月ベースの
「積み立て」だけで投資を始める。
これは「鉄則」です。
その、
毎月ベースの「積み立て」も、
積み立て貯蓄(つみたて定期など)と、
積み立て投資が
【同額】になるくらいで始めれば、
無理がない「スタート」が切れるでしょう・・。
たとえば、
毎月4万円お金が残せる人は、
積み立て貯蓄・・2万円/月
積み立て投資・・2万円/月 といった具合です。
このケースでは、
積み立て投資の分がどうなっても、
あなたは同額分、
毎月「貯蓄」をしているわけですから、
この事実が、
あなたの【支え、精神安定剤】となります・・。
<何ごとも、焦りは・禁物ですよ。>

とりあえず、
最初に決めた
「つみたて金額」「配分割合」で
最低でも半年、
できれば1年続けてみましょう・・。
これって、
皇居の周りをとりあえず
1周だけ走ってみるイメージです。
(覚えていますか、
資産運用とは100キロの【マラソン】ですよ!)
最低1年程度続けられて、
「もう、大丈夫!
価格変動の大きな波も
何度か経験し、
ワタシはリスクを伴う
運用というものに慣れてきた・・」
かつ、
「投資に回す資金をもう少し増やしたい」
という気持ちが強くなったならば、
次のステップとして、
毎月の「つみたて金額」を
+5千円、+1万円と、
増やすことを検討しましょう・・。

そしてさらに
半年、1年と投資が続けられ、
もっと、
「ワタシはリスクを伴う運用
というものに慣れてきた・・」
かつ、
「投資に回す資金を本格的に増やしたい」
という気持ちになれば、
「まとまったお金」を、
つみたての形で【追加投資】することを
検討してみませんか?
(参考記事
【つみたて投資 VS. 一括投資】)
あなたはこれから、
30年運用というマラソンを走り始めるところです。
この、「まとまったお金」を、
つみたての形で【追加投資】するとは、
運用というマラソンに
心身ともに「慣れてきて」、
ピッチを上げて走る体制が整ってきた、
(10キロ地点を過ぎてきた・・)
という時に、
検討されるべきことだと思いますよ。
(先は長いのです!)

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