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2013年06月 | ARCHIVE-SELECT | 2013年08月

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第34回「ETFが投資の半径を広げてくれる」(ETF解体新書)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

マネックス証券より許可を得て、
コラム【ETF解体新書】第34回目を転載いたします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

晋陽FPオフィス代表のカン・チュンドです。

米国の著名なファイナンシャルプランナー、
リック・エドルマン氏の著書に
「The Lies About Money」があります。

同書の中の「ポートフォリオ事例」を見ると、
アメリカ人がいかに自国の株式に偏っているかが分かります。

ポートフォリオの52%を株式に充てる中で、
アメリカ株式43%、海外株式9%という
「内訳」になっているのです。


しかし、
アメリカ人の投資家のみが特別なのではありません。

ドイツ人はドイツ株に過剰に投資を行い、
マレーシア人はマレーシア株に偏って投資を行っています。

(自国の資産に投資が偏ることを
「ホームバイアス現象」と呼んでいます)

特にアメリカ人は、
自国のマーケットが巨大であるため、

株式投資=アメリカ株と思い込んできた節があります。

それが変化するきっかけとなったのが、
実はETFなのです。


1996年にモルガン・スタンレーが
17本の海外株式ETFをはじめて米国市場に上場させました。

ADR(米国預託証券)を除いて、アメリカ人が
自国の株式市場ではじめて出会う海外の株式が
ETFだったのです。

これまで、世界は国境で分断された
「独自の株式市場」と「独自の個別株」で
成り立ってきました。

それが様変わりし始めています。


Barchart.comで7月19日の米国上場ETF
「出来高トップ10」を見てみると、
10本のうち2本が海外株式ETFとなっています。

出来高トップ10の第4位はなんと日本株式ETF、
i シェアーズ MSCI Japan ETF (EWJ)です。


当該ETFは東日本大震災が発生した
2011年の3月から4月にかけて、
出来高が急増しました。

大震災・原発事故 → 日本を買うのか
それとも売るのかという思惑のもと、

米国の投資家は「ETF」というツールを
選択していたのです。

海外の「ひとつの企業」という尺度では
情報量が乏しいため、
なかなか投資の判断が出来ません。

ところが、
「ひとつの国」という尺度になれば投資対象が明快で、

情報収集も
「国レベル」に終始すればよいことになります。

実は今、世界のあちらこちらで、
国内では「個別株」を選び、
海外資産では「ETF」を選択して

広い半径の投資を行う投資家が増えています。


翻って、日本人は
果たして投資の半径を広げているでしょうか?

日銀の「資金循環統計」によると、
個人金融資産に占める外貨建て資産の割合は
わずか2.4%にすぎません(2013年3月末)。


先日、ETFの上場市場が
東京証券取引所に統合されました。

こちらのページを見ていただくと、
国内上場のETF・ETNがひと目で把握できます。
東証 ETF・ETN一覧

自国の株式マーケットに中国やアメリカ、
タイやブラジルや南アフリカの株式が
(ETFとして)存在することがお分かりいただけるはずです。


すでに私たちは、日本に居ながら
世界の海に漕ぎ出すことが出来るのです。

引き続き東京湾のみを眺めるのか、
それとも七つの海を投資の半径とするのか・・、
それはあなたの選択次第です。

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| ETFのお勉強 | 10:44 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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インデックス・ファンドには「先行者利益」があるの?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

(突然ですが、)
「あーあ、洗濯機が壊れたから、新しいの買おうよ・・」
と、配偶者に迫られたら、どうしますか?

(夫婦円満のために?)
あなたは今日、
乾燥機付き洗濯機を買いに行きます・・。

それはおそらく、
5年前に発売されたモノより、
【機能、効用においてすぐれた商品】であるはず・・。

(なぜなら、5年前に比べて
洗濯機の機能、効用は「進化」しているからです・・)


それに比べて
インデックス・ファンドという商品は
ちょっと変わっています・・。

商品の効用、すなわち【効き目】という点では
「進化」がないのです・・。


たとえば同じ、
「MSCIコクサイ指数」との連動を目指す、

5年前に発売された
「D社の、先進国株式イ・ファンド」と、

来月発売される
「M社の、先進国株式イ・ファンド」は、

効用が同じ、ですよね。

つまり、目指すべき
「ゴール」が同じなのです・・。

すると、「そこそこ名前が知れていて」
「純資産額も集まっている、D社のものにしようか。」

という気持ちが湧いてきませんか?


これが、
インデックス・ファンドという商品における
先行者利益】です。

インデックス・ファンドにおいては、
(ETFもそうですが)

(特定の投資対象において)
― いちばん最初に市場に入ったモノが強い。―

という傾向が根強くあります。


たとえば、これはETFの例なのですが、
2004年11月に米国で
「スパイダー・ゴールドシェア」(GLD)が上場しました。

(金のETFですね)

遅れて、2005年1月に
「i シェアーズゴールド トラスト」(IAU)が上場を果たします。

わずか2ヵ月の違いですが、
現在でも、売買高、純資産額において

「スパイダー・ゴールドシェア」(GLD)は
IAUを突き放しています・・。

(3番手、4番手のゴールドETFって、
「名前」すら思い出せません・・)


さて、
インデックス・ファンドに話を戻しますが、

今日、たくさんの
インデックスファンド・シリーズが登場しており、
(もちろん「ノーロード」で!)

あれがいい、これがいいと議論できること自体、
とても【幸せなこと】だと思います・・。

「インデックス投資日記@川崎」のkenzさんが
インデックスファンド・シリーズを
比較してくれていますね。

低コストインデックスファンド6種の実質コスト比較 (2013年6月)】 (あと、DIAMのインデックスファンドシリーズもありますね)

各社、継続コストである「信託報酬」で
差を付けようとしていますが、
一方、「純資産額」はいったいどうなっているのでしょうか?


わたくしが6月27日時点で調べた、
「SMTインデックスファンドシリーズ」の
【純資産額・累計】は約667億円でした。

もうひとつ、
「eMAXISインデックスファンドシリーズ」の
【純資産額・累計】は約610億円です。

(ただし、トータル本数はeMAXISのほうが多い・・)

「カンさん、なぜ、
このふたつのシリーズについて言及しているの?」

はい、

○ 複数の販売会社で販売され、
○ 代表的な8つの資産をすべて取り揃えた
【インデックスファンドシリーズ】という市場を、

最初に切り開いた「ふたつ」だからです・・。
(正確にはSMTが2008年、eMAXISが2009年です・・)


(突然ですが、)
インデックス・ファンドの【本質】って何でしょう?

○ 私たち投資家にとっては
低コストで【便利な道具】ですが、

運用会社、販売会社にとっては、
あまり【儲からない道具】ということ..。

「えっ、儲からないのに、
どうして複数の会社が参入しているの?」

それは、
インデックス・ファンドの「伸びしろ」が大きいと
各社が判断しているからでしょう・・。


これは私見ですが、
インデックス・ファンドという商品における
【需要】と【供給】を冷静に見つめてみますと、

明らかに「供給多過」だと思います・・。


インデックス・ファンドは
典型的な【薄利多売型】の商品であり、

1.マーケットシェアを取り、かつ
2.純資産額が相当積み上がっていかない限り、
【ペイしない商品】なのです。

別の言い方をすれば、
(どれくらい我慢できるかという)体力の差はありますが、

マーケットシェアが取れず、
純資産が積み上がらなければ、
繰り上げ償還という名の【撤退】が待っているわけです。


中期的な視点で見れば、
仮に6社、7社の運用会社が
「インデックスファンド・シリーズ」に参入しても、

最終的には2、3社程度しか
存続できないのではないでしょうか・・。


【継続コストの差】という意味では、

今の時点で、
各インデックスファンド・シリーズの「信託報酬」を
比べても、あまり意味がありません。

なぜなら、今、純資産額がある程度積み上がっており、
かつ、今後【純資産額が積み上がる可能性が高い】
インデックスファンドこそ、

中期的に
信託報酬を引き下げる余力」が生じるからです・・。

(現時点で「信託報酬」が低くても、
結局、存続できなければ意味がありません・・)


あなたにとってもっとも重要なことは、
10年後も元気で存在するインデックス・ファンドを
選ぶことなのです。

【追記】

販売会社が多いことも重要です。

たくさんの販売会社が
そのファンドを取り扱っているということは、

一社、一社の取扱高は少なくても、
ファンドの【純資産額】が
積み上がりやすいということですから・・。

また、ファンド保有者における
「つみたて」の比率が高いことも重要でしょう。

(これも、ファンドの【純資産額】が
積み上がりやすいことにつながりますから・・)

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| インデックス投資全般 | 11:43 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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欧米くん、ブリックスさん、ネクスト新興国・・


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

わたしは何を隠そう、
ブログ「Chikirinの日記」のヘビーユーザーです。
(過去記事に遡って熱心に読んでいます・・)

2009年くらいの記事で、
ちきりんさんが

自動翻訳システムが出来たら面白いね。
そのときにはつまらない情報こそ、見てみたい・・」
と言われていました。

たとえば「嫁 姑 愚痴」というキーワードで検索すると、
世界中の嫁姑問題が一覧できるとか。



これ、面白そうですね・・。
(あっ、スミマセン、ちょっと不謹慎ですか。)


「嫁 姑 愚痴」と、日本語で書いてしまうと、
なにか「日本固有の慣習問題」に聞こえてしまいますが、

実はとても
【普遍的、かつグローバルな問題】です。


それと同じように、
ワタシのお金、どうやって殖やしていくの?」

というお悩みも、
とても【普遍的、かつグローバル】ですね。

(自動翻訳システムが出来たら、世界各国で
どんな愚痴?が交わされるのでしょう・・)

だいたい、ETFなんて、
世界各国で「ETF」(イー・ティー・エフ)って
言っていますからね・・。

その概念も、実際の商品も、
とても「ユニバーサル」です。

たとえば、ノルウェーの人が、

自分の国の株にも投資しているけど、
なんというか、アメリカ、西ヨーロッパも
(投資対象として)押さえておきたいなあ・・


と願うのは、至極【当然】のこと・・。

ドイツ人も、台湾人にも、
そういった「ニーズ」はあります。

もちろん、日本人も一緒で
i シェアーズ先進国株ETF(1581)なんて、

シンプルに言ってしまうと、
【欧米くん】なのです・・。

??

欧米くん、1株ください!」の世界です。


マーケットニュースの中で、
「欧米各国は・・」のようなフレーズが出ると、

私たちは何とはなしに、
【欧米くん】をひとつの塊として意識しますよね。

実は、【欧米くん】は日本人にとって
いちばん近い「ソトカブ」(外株)なのです。

そして、間違いなく【欧米くん】は
世界経済の【今の、主役】です・・。


次に、いわゆる新興国ですが、
あなたはどんな国々をイメージされますか?

中国、インド、東南アジア??

実は、政治的、経済的に、
新興国(エマージングカントリー)の
核を為しているのは【ブリックスさん】です。

??

= BRICs (ブラジル、ロシア、インド、中国)
って、聞いたことありますね?

i シェアーズエマージング株ETF(1582)って、
要は、

「ブリックスさん、1株ください!」の世界なのです。

「G20において、新興国各国から
先進国の金融緩和に対して厳しい意見が出されました」
みたいなコメントを聞くと、

【ブリックスさん】(+ほかの新興国)を、
ひとつの塊として意識しませんか・・。


【ブリックスさん】は
さまざまなリスクは抱えていますが、

多くの人が、
世界経済の【次の、主役】と目しています。

i シェアーズエマージング株ETFの
米国版の「ファクトシート」を見ていただくと、

【ブリックスさん】+韓国、台湾で、
組入れの約66%を占めているのが分かります。

6月30日現在

中国  16.82%
インド  6.62%
ブラジル10.64%
ロシア  5.13%
韓国  14.65%
台湾  12.74%


最後に、「次の新興国たち」
【ネクスト新興国】です・・。

んー、これって(日本人にとって)
もっとも遠い投資対象でしょうね・・。

ちょっとお孫さんの顔を思い浮かべてみてください。
今、3歳の翔太くんが34歳になる頃、

【ネクスト新興国】は
どんなふうになっているでしょう?

中東やアフリカや、
ベトナムやバングラデシュやスリランカなどの
まさに【次の新興国たち。】

これも「1株ください!」で買うことが出来ます。
i シェアーズ フロンティア株ETF(1583)

(これって世界経済の【次の、次の、主役】ですね・・)


FXが好きな人も、不動産好きの人も、
個別株でトレードする人も、

【欧米くん】、
【ブリックスさん】
そして【ネクスト新興国】、

この3つの銘柄に、
日本に居ながら
投資を行うことが出来るのです・・。

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| ETFのお勉強 | 13:42 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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息子がスペインにサッカー留学したいと言っています。どうすればいいですか?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

おそらく、
皆さんの曾おじいさん、曾おばあさんのご世代は、

特別に裕福な家にでも生まれない限り、
自分が住んでいる村から一度も出ることがない・・、

つまり、(地理的、文化的に)
きわめて【限られた範囲】の中で
その一生を終えられたと思うのです。

それがたった100年前の話です。

この100年で
私たちの人生の【可能性】は
驚くべきほど広がっていますよね・・。


ということで、

今日も【ワールドインベスターズ.TV】「66ライブ」
カン・チュンドの投資人生相談室】よりお届けいたします。

(ブログ用に拡大編集しております・・)


【ご相談】

私の息子は中学2年生です。

実はこの夏休みの進路相談で
なんと「スペインにサッカー留学したい」と言い出したのです。

確かにサッカーの県大会で優勝して、
いくつかの有力な高校からも声を掛けられたこともあったみたいです。

高校や大学を出て、普通に就職してもらえればと
学資保険などに入っていましたが、

海外の、しかもスポーツ留学となると想像もつきません。
何か良いアドバイスをお願いします。

川合旅子さん(40才)



【回答】

川合さん、素晴らしいじゃないですか!

14歳で、自分が好きなこと、
目指したいものが「何かある」というのは、

わたしはそれだけで立派な【才能】だと思います。


今年14歳ということは、えっ、
お子さんがわたしと同じ年、45歳になるのは、
「なんと31年後です・・。」

いいですか、川合さん・・。
今から31年後、
2044年のことを想像してみてください。 


2044年に、グローバル社会の中で、 
個人として充実し、幸せに生きているためには、
今から・何をしないと・いけないのか・・

そんな【視点】 に立って
息子さんのこれからを考えてみると、 

14歳で海外にいく「機会」に恵まれるというのは、
とても素晴らしいことです・・。


川合さん、
わたしも川合さんも、普段は意識していませんが、

私たちの日常は、
つまらないルーチン、慣習に縛られています。


あのー、突然で恐縮なのですが、
・・・ちょっと「馬」になってもらえませんか

えっ??


はい、あの「馬」です。

私たち、みな「」なのです・・。


今、草原の中で、
20頭ほどで「群れ」をなしています。


(突然ですが、)
馬である川合さんは、何がいちばん怖いですか?


「群れからはぐれること?」

そうですよね。

今、 馬の群れの中にいるとしたら、
川合さんはどの辺りにいますか?

「どの辺り?」


そうです。
どの辺りが、いちばん居心地がよさそうですか?

「真ん中くらいですか。」

そうですよね・・。


で、今、群れのリーダーが突然走り出したら、
どうされますか?


「・・付いていきます。」

そうです。わたしもそうします。


リーダーの馬が動いたら、
とにかく動かないといけない・・。

なぜなら、私たち「馬」にとって、
「群れ」から外れることは【死】を意味しますから・・。


川合さん、実は、
私たち人間の脳は、
5万年前からほとんど変わっていないのです。

「馬の群れ」のまま、なのです。


★ 21世紀を生きる私たちにとって、

この「群れの特性」が
アダになる可能性があります。



つまり、日本の社会、世間が言っている・・
「こうあるべき。」

企業やマスコミが言っている・・
「こうするべき。」

それらに、川合さんの息子さんは
別に従う必要はないのです。


私たちはもう、
「馬」である必要はないのです


よく居ますよね。

『個人としてはとてもいい人なんだけれど、
組織の中に入ると豹変するタイプの人って・・』

★ これからは、個人が、
素のまま、直に
「社会」と対峙できる時代なのです・・。


川合さん、
人とは違うカラーを持っている息子さんのことを、
「誇り」に思ってください。

(そして、勇気づけてあげてください・・)

そして、
息子さんが「サッカー留学」して学ぶことは、
(実は)サッカーの技術ではありません。

??

多感な10代のときに海外に行く、ということの本質は、
地理的に「馬の群れ」から離れるということです・・。

(そのことそのものに「価値」があります)

他の人とは、
まったく違う経験を積み重ねることになりますね。

また、言葉や文化が違う人と共に暮らすということは、
「コミュニケーション能力」を高めるということ・・。


★ 川合さん、このような経験は、
45歳になってしまったわたしが
1億円出しても買えないもの、なのです。

(まあ、1億円は持っていませんが・・)


実際に「サッカー留学」すれば分かると思いますが、
他のプレーヤーたちは誰一人として、
群れの中の「馬」のように、

万人(ばんにん)に受ける
プレーヤーになろうなどとは思わないでしょう・・。

川合さん、息子さんは「野菜」でいうなら、
いつでもそこにある「レタス」ではなく、

曲がった人参、味が苦―いピーマン、
大きすぎるアボカドを目指すべきなのです。

サラダのボールの中で、色鮮やかに、
何かひとつ光るものがある人間に
なることを目指せばよい・・。


そして、川合さん。

★ 息子さんは別にサッカーで、かつ10代で、 
世界の一流にならなくてもよいのです。

結果うんぬんではありません、 
行くことに意味があるのです・・。


とりあえず、
ユーロ建て預金を始めてください。

息子さんがスペインに居る間、
ユーロ建て預金は立派に「安全資産」となります。


これはいつもわたしが実感することですが、

【物事の進化、 技術革新は
同じ速度ではなく、
加速度的に早くなっていきます・・】


息子さんの選択は今から10年もすれば、
ぜんぜん普通になっているはずです。

川合さん、変化が激しいとは、どういうことでしょうか?
CHANGE(変化)⇒ CHANCE(チャンス)

そう、チャンスがあるということですね。

どうぞ、息子さんを陰から応援してあげてくださいね!

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| 人生をプランニングする | 08:57 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ハーバード大学には入れませんが、ハーバード大学のポートフォリオは見られます


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

こういう仕事をさせていただいていると、
「世の中、ポートフォリオだらけだなあ・・」
と実感します。

たとえばジャニーズ事務所の資産って、
どんなふうに管理されているのでしょうか?

(思わず、
ポートフォリオ【組み合わせ】を想像してしまう・・)

ブルネイ王国の国庫は
どんな通貨の組み合わせ?
また、資産ごとの割合はどうなっているのでしょう・・。

芝浦1、2丁目の自治会のお金は?

村上春樹氏の資産から、
あなたがお勤めの会社の財務部の運用状況、
そして、配偶者のヘソクリに至るまで・・、

『世の中は、ポートフォリオで溢れています。』


そして、
大学というところもご多分に漏れず
「資産管理」を行っています・・。

(それはそうですね・・、
入学金、授業料、入試の受験料収入、

ありとあらゆるお金を効率的に運用管理しないと、
ハード、ソフトを含めた設備投資が出来ませんから・・)

資産運用の教科書によく出てくるのが、
【ハーバード大学基金のポートフォリオ】です。

正確には「ハーバード Management Company」が
大学の資産運用の一切を取り仕切っています。

長期にわたり、ハーバード大学の
教育と研究を財政面で支えていくことが、

Harvard Management Company(HMC)の
ミッションであると
サイト上で謳っていますね。

HMCは1974年に設立され、
その投資哲学は、
「Experience, Innovation, Execution」です。

経験と革新と実行・・。

特にHMCは「革新(イノベーション)」の部分で
定評があります・・。

そして、
Integrating investment strategy
and risk management
という文字も・・。

(投資戦略とリスクマネジメントの統合、ですね)

 私たちの資産運用と ↑ まさに同じです・・。


上記サイト上、
政策ポートフォリオ」のページを見てみますと・・。

ポリシー・ポートフォリオ(政策ポートフォリオ)は、
伝統的な 株式/債券のポートフォリオとは異なります。

プライベートエクイティ(未公開株式)、不動産、絶対収益戦略など、
非伝統的で、流動性に劣る資産も組み入れています。



さっそく【政策ポートフォリオ】の中身を見てみましょう。

2013年現在)

国内株式          11%
外国株式(先進国)     11%
新興国株式         11%

(株式)           33%


プライベートエクイティ   16%
(未公開株式)

絶対収益戦略        15%
(ヘッジファンド等を利用
していると思われます)

不動産            10%
天然資源           13%
取引所で取引されている
コモディティ          2%
 
(非伝統的投資)      56%  


国内債券           4%
外国債券           2%
ハイイールド債券      2%
物価連動債券        3%

(債券)           11% 


おそらくリスクコントロールのところで、
相関関係が低く、

ポートフォリオのボラティリティーを抑えるために、
「非伝統的投資」の割合を高めているものと思われます。

また、

米国SECが発行する
13F-HRというドキュメント
13F Holdings Report」によりますと、

2012年6月30日現在、
HMCが国内株式で保有するのは「個別株」、

外国株式で保有するのは主に
「ETF」であることが分かります。。

(ところで、早稲田大学って、
どんなポートフォリオなのだろう・・?)

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200を超えるi シェアーズETFが名称を変更しています


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

Invest With An Edgeの記事
Your iShares ETF Changed Its Name」によりますと、

7月1日から、270のi シェアーズETFにおいて
名称の変更があった模様です(銘柄コードは変わらず)

多くのケースではシンプルに、
「・・インデックス・ファンド」と呼称していたのを、
「・・ETF」に、

あるいは、
「・・ファンド」と呼んでいたのを、
「・・ETF」に名称変更しているようです。


【具体例】を挙げてみましょう。

(EEM)そうです、
i シェアーズ MSCI エマージングマーケッツ インデックスファンドですね。

こちらは、
i シェアーズ MSCI エマージングマーケッツETFに
名称が変わっています。


(EFA)i シェアーズ MSCI EAFE インデックスファンドは、
i シェアーズ MSCI EAFE ETFに。

(EIDO)i シェアーズ MSCIインドネシア Investable Market Index Fundは、
i シェアーズ MSCIインドネシアETFに。

(FXI)i シェアーズ FTSE チャイナ25 インデックスファンドは、
i シェアーズ チャイナ Large-Cap ETFに。

(FTSEという指数名が抜けていますね・・)


実は、Barclaysという指数名も、
債券ETFから抜けています。

また、Dow Jones も、
i シェアーズDow Jones U.S. ETFを除いて
抜けています。

S&Pは、
S&P 100、 S&P 400、 S&P 500、 S&P 600 ETFs、そして、S&P GSCI Commodity-Indexed Trustを除いて
抜けています。

(LEMB)i シェアーズ エマージングマーケッツ
Local Currency Bond Fundは、
i シェアーズ エマージングマーケッツ Local Currency Bond ETFに。

(Bond Fund ⇒ Bond ETFへの変更ですね・・)

個人的には、
変更後の名称のほうがすっきりして分かりやすいと思います。

名前が変更されたi シェアーズのETF全リストはこちらです。

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