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「リ・バランス」の初歩的な考察 2 ~資産を組み合わせで理解すると、安いモノを買って、高いモノを売れるようになります~


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

前回のお話で、
「リ・バランスって、
無味乾燥なモノだと思っていたけれど、
ちょっと面白そう・・」

と感じていただけましたでしょうか?

「リ・バランス」とは、
どんな人でも、無理なく
【安いモノを買って、高いモノを売る】方法論なのです・・。

では、「リ・バランス」を定期的に行うためには、
何をしなければいけないか・・。

ズバリ、申し上げます。

○ 資産配分を、
【固定化】しなければなりません。

つまり【同じポートフォリオ】を持ち続ける、
ということ・・

これがまた「つまらない?」ことなので、
あなた自身の規律が必要となります。


ちょっと【具体例】を挙げてみましょう。
野呂間健太くん 33歳

野呂間くんは以前に、
カン・チュンドという人の本「積み立て投資術」を
読んで、なんとなく、

「この「均等型」っていうポートフォリオ良さそう」
ということで、 毎月3万円の積み立てを始めました。

(各ファンド、月6,000円ずつ積立)


図 1


そして、積み立てを開始して
もう3年近く経過しています。

えっ、今ですが?」
今は(正直言って)気分はいいです! ←(野呂間くん曰く)


図 2


上記は、
今まで積み上がった資産の「資産配分」ですね。


あれ?、
毎月の積み立ては「均等型」でしたね?
すなわち、
5つのファンドを「20%ずつ」配分する・・。

それと比べると、
だいぶ、ズレていますよ・・。

毎月の「配分割合」と、
資産の現状を表す 「資産割合」が、
まったく異なっています。

これって、よろしくありません・・。


最初に「毎月の配分割合」を決めるとは、

自分の【投資方針】、
すなわち、
【自分のポートフォリオを決める】ということ。

○ したがって、
毎月の「配分割合」が 徐々に積み上がっていく、

その結果としての 「資産配分」も、
同じ【パーセント】に保たないと意味がありません。


これが「資産配分を固定化する」
【同じポートフォリオ】を持ち続ける、ということです。

毎月の「配分割合」=「資産の割合」!


この意識を持たないと、
あなたが「背中に背負うリスクの大きさ」が、
大きくなりすぎたり、

逆に小さくなりすぎたり、ということが起こります。

「あっ、野呂間くん、聞いていますか?」


野呂間くんはそもそも、
投資のスタート時に、

「配分割合」をなんの根拠もなく、
適当に決めてしまっています。


野呂間くんの言い分は こうです。

「えっ、今、資産が増えてるんでしょ。
株が上がっているんだから、このままでいいでしょ。
今、調子がいいんだから・・。」


図 2


(なんと言いますか)
自然放置の状態ですね。


これだと「リ・バランス」という
意識も湧いてこなくて当然です。

野呂間くんのどこがいけないのでしょう?

ズバリ、
自分の「ポートフォリオ」を決めていない点なのです


自分の「ポートフォリオ」がないと、
長い投資という航海の途上 で、

そもそも、
「自分が どこに立っているのかさえ」
分かりません・・。

これって、怖いことですよ・・。

⇒ 自分の「スタンス」を決めていないから、
現状の「資産の割合」が、
なんとなく自分の投資になってしまっている。

たとえば、
株が上がった、債券が下がった、
すべて後追いで「追認」しているだけの状態です。


・・(突然ですが、)こんな歌、ご存じですか?

【恋のフーガ】(歌手:ザ・ピーナッツ 作詞:なかにし礼)



追いかけて、追いかけて、すがりつきたいの ♪

まさに、野呂間くんが今この状態なのです!

続く)




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| リ・バランス | 08:37 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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(苦節10年?)妻がつみたて投資を始めました


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

えー、当たり前の話ですが、
夫婦といっても、
まったく違う人間です。』

たとえば、わが家では映画を観に行くのが
とても難しいです。

それは時間がなくて映画館に行けない、
という意味ではなく、

妻とわたしの映画の趣味が違うため、
『同じ映画』を観に行くのが難しいのです。


151026_couple-values-difference4.jpg


ふたりが結婚する前から
わたしはファイナンシャルプランナーをしていましたので、

わたしが資産運用の専門家というのも、
(もちろん、)妻は知っていたわけです。

ただ、妻は
投資にまったく興味がありませんでした。

それは(言ってみれば)
わたしが韓流ドラマにまったく興味がないのと
同じです(笑)


自分の価値観を相手に押し付けるのは
良くないと思いましたので、

(つとめて)「投資をするべきだよ!」
みたいな言い方は避けてきました。

しかし、わたしが本を書いた時も、
妻が読んでくれなかったのが
ちょっとショックだったので・・、

徐々に投資の意義や必要性について
ぽつぽつ話をするようになったのです。

そしてようやく、
苦節10年?
このたび妻がつみたて投資を始めたようです!


これでわたしと同じ『投資家』です。

わが家の「トピック」がひとつ増えることになり、
今は少しうれしい気分です。。

似顔絵




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| つみたて投資 | 19:13 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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「リ・バランス」の初歩的な考察 ~資産を組み合わせで理解すると、安いモノを買って、高いモノを売れるようになります~


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

だいたい、
地味な話はあまり面白くないものです。

投資の現場でも、

いつ、どの金融商品を買う??】
というところにスポットライトが当たり、

まるで、
【いつ、どの金融商品を買うか】で
投資のすべてが決まってしまうと
勘違いしているようなところがあります。

(ホントは違うのですが・・)

たとえば、
あなたがスーパーの園芸コーナーで
「次はどの苗を買おうか・・」と
ウキウキする気持ちは分かります。

しかし、苗を買うことと、
花を育てることは、
イコールではありませんね。

苗を買うことは、
花を育てる【壮大なプロセス】の
【一動作】に過ぎません・・。

それと同様に、

金融商品を選ぶことも、
金融商品を買う行為も、

【投資】という長いプロセスの、
最初の「一動作」に過ぎません。


はっきり言ってしまうと、
投資という行いの99.9%は 

金融商品を買った後の・・
メンテナンス時間」なのです。

投資という行いは、
その効用が確認できるまでに
【壮大なタイムラグ】があるため、

結果として、
10年、20年と続く「継続的な作業」となります。

では、その間、
あなたは何をしておくのか?

んー、正直申し上げて
あまりやることがありません・・。

(ただ、金融商品を持ち続けておくだけです)
これを世の中では【長期投資】と呼びます。

ここの部分、
まったくドラマ性に欠けるため、
(かつ、地味で目立たないため)、

どのように【持っておけばよいか】という、
「ノウハウ」や「情報量」が
圧倒的に不足しているのが現状です。

そして実は、
投資における【メンテナンス作業】のほとんどは、
「リ・バランス」と呼ばれる行為なのです。

この、「リ・バランス」の概念を知らないと、
たとえば、
【夫婦げんか】のもとになったりします。


couple-fight.jpg

<たとえば、ミニ劇場 >
東京都世田谷区のあるご家庭。

夫と妻が夕食後、お茶を飲みながら、
先日行ったバルの話をしています。


「あっ、そうそう。
あの、儲かっているABCファンド、売ることにしたよ」


「えっ? あなた!気でも狂ったの?? 
どうして儲かっているものを売っちゃうの?」


また、別の日、
夫と妻が夕食後、お茶を飲みながら、
先日行ったホルモン屋の話をしています。


「あっ、そうそう。
あの、損が出ているファンドだけどさ、
買い増しすることにしたよ」


「えっ? あなた!気でも狂ったの?? 
どうしてマイナスになっているものを、わざわざ買い増すの?」


さて、あなたは
夫と妻、どちらの言い分に【共感】しますか?

もし、あなたが
「一個の金融商品のみ」で
資産運用を捉えていれば、

妻に共感することでしょう・・。


せっかく利益が出ているのに売る? 
⇒ 狂気の沙汰

損が出ているモノを買い増しするの? 
⇒ 狂気の沙汰 ですね・・。


でも、冷静に考えてみますと、
古今東西、昔から

「投資」で利益を出してきた人って、
【投資の本質】を実践している人なのです。

えっ、【投資の本質】って?

安いモノを買って、高いモノを売る。】
以上・・。


「そんなの当たり前じゃん。」
とあなたは思われるかもしれません。

たしかに、理屈は・・分かりますよね。

でも、「安いモノを買って、高いモノを売る」を
血眼になってやろうとすると、どうなるのか・・?

あなたはどんどんマーケットに近づいていって、

○ 細かな値動きが気になりだし、
○ 売買の回数だけが増えてしまう可能性があります。
(もちろんストレスもUP..)

Mutual funds


あのー、今から
すごく大事なことを申し上げますね。

資産を組み合わせ、
「ポートフォリオ」として捉え、

そのポートフォリオのバランスを調整することを
【リ・バランス】と云いますが、


「リ・バランス」とは、
どんな人でも、無理なく
【安いモノを買って、高いモノを売る】 実践法のことなのです・・。

わたしはセミナーでも、コンサルティングでも、
「長期保有、長期保有」と
口が酸っぱくなるくらい申し上げていますが、

実は、長期投資するとは、
金融商品を、
ただ持ち続けるだけではないのです。 

ちゃんと、売り買いもするのです

キャッチコピー的にまとめておくと、

当オフィスが推奨する資産管理法とは、
【バイ・アンド・ホールド、時々、売買。】
なのです・・。

続く・・)

【「リ・バランス」の初歩的な考察 2】
【「リ・バランス」の初歩的な考察 3】
【「リ・バランス」の初歩的な考察 4

似顔絵




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| リ・バランス | 16:56 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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8月31日(土)開催 「心をつかむ60分の講演の作り方」~しゃべりは感性ではなく技術だ!~


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

思い返してみますと、
今から13年前、自分でセミナーをし始めた頃は、

心臓がバクバクし、喉がカラカラに渇いて、
(それでも)一生懸命お話ししていましたが、

あれ? どうしてお客様は
ちゃんと反応してくれないの?」

ずっと思っていました。

なんと云いますか、
のれんに腕押し、の状況だったのですね・・。


わたしの場合は、
たまたま『落語』という話芸に出会って、

「そうか、人前で演じればいいんだ」と開き直り、
そこから別の道が開けたような気がします・・。


さて、
わたくしのセミナーとしては「番外編」なのですが、
8月31日(土)に、

【心をつかむ60分の講演の作り方】
~しゃべりは感性ではなく技術だ!~ と題して
講演いたします。

人前で話す必要がある『あなた』に
タメになるノウハウが満載です!

プレゼンにおける
【演じる力】【話す技術】を身に付け、

専門コンテンツの【伝わる度】を
大幅にUPさせてください!

当セミナーのお申し込みは
facebookのイベントページよりお願い致します。

(まだ少し席があるようです!)



(紹介ビデオも作ってみました・・(^^;)
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| セミナーのお知らせ | 01:26 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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息子(中学生)に投資を教えたいと思っていますが、早すぎるでしょうか?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

本日は【ワールドインベスターズ.TV】「66ライブ」
カン・チュンドの投資人生相談室】よりお届けいたします。

(ブログ用に拡大編集しております・・)


【ご質問】

息子が中学生になりました。
金融教育の一環として株取引をやらせてみたいのですが、どう思われますか?
最初はゲーム感覚でFXとかやらせてみるのが良いのでしょうか・・。

それとも「座学的」なところから、入るのが良いのでしょうか?
早いうちに「投資」について教えたいのですが、漠然としています。
早すぎますかね?

それとも何か効果的なやり方ってあるのでしょうか?
私は投資暦16年でひと通り経験しています。
(失敗もたくさんしました・・)

ノッチーさん 48歳 男性



【回答】

ノッチーさん、ご質問ありがとうございます

息子さんが投資に興味を持つのは「良いこと」です。
早すぎることはありませんよ・・。

ただし、投資の実行って、
なんと言いますか、
ひとつの【到達点】だと思うのです。

順序として、
お金について知る ⇒ 経済について知る、
⇒ お金の流れを実感する、

また、会社や仕事(労働)について理解する、
という「プロセス」があっての、
【投資】だと思いませんか?


もし、ノッチーさんの息子さんが、
ネット上の「数字」が上がり下がりする、
そして、儲かった、損したという、

いわゆるゲーム的な「感覚」から
【投資】に入ってしまうと、

息子さんは(もしかすると)
とても大切なことを学ぶ「機会」を逸してしまうかもしれません。


たとえば、株式会社・・。

「そもそも会社って何?」ということに、
息子さんの関心を向かわせたいものです。

そのためには、ノッチーさん自身が

「会社」ってどういうところで、
「会社」で何をやっているのかを
息子さんに聞かせてあげて欲しいのです。


どういう商品・サービスを扱っていて、
どういう取引先があって、
そして、どうやって利益を上げているのか?

(そもそも、なぜ
利益を上げる」ことが必要なのか?)

(会社の利益があるからこそ、
ノッチー家も毎月生活ができ、
そして息子さんも学校に行けるのです、みたいな・・)


たとえば、研究開発をしている会社なら、
日々の苦労、努力が報われる喜び、
現実の中で直面するどうしようもない哀しさ、

人としてのさまざまな「感情」を
仕事(労働)を通じて経験しますね。

そんな雑多な人間の営みそのものが「会社」であり、
その会社の「現在価値」を、

たまたま数字に置き換えたものが「株価」なのだ、
と伝えてあげることが大切なのではないでしょうか・・。


あのー、あなたの家
(このブログを読んでいるあなたです)では、
ご両親が「お金」のことを話されていましたか・・

これって(話さないより)断然、
話したほうがいいですよね・・。

そんなに「深刻」ばらずに
ひとつのトピックとして、

お金について自然に話し合える雰囲気を
醸し出していくことって、とても重要です。


日々の買い物とか、ニュースとか、
家族の会話の中に、
実は【経済】って含まれているんだ・・。

「お前もマンガとか、コンビニで買うだろ。
じゃあ、お前も立派な【経済主体者】だ」、
みたいな・・。

そういう感覚って大切だと思うのです。


たとえば、ノッチーさん。
息子さんに「お小遣い」をあげるときに、

【このお金はどこから来たゲーム】をしてみる、
というのはいかがでしょうか?

??

お小遣いとして1000円渡す。
はい、この1000円は、
どこから来た?ゲームです(笑
)」


はい、この1000円はどこから来た?

○ お父さんの給与から・・。

じゃあ、お父さんの給与33万円はどこから? 
○ 会社の利益から・・。


じゃあ、会社の利益は?
○ 会社の売り上げから。

会社の売り上げはどこから?
たとえば、
「スポーツシューズ」を作っている会社なら・・?

○ シューズを買ってくれる、
ひとりひとりのお客様が支払ったお金が、
売り上げの元手です。


そして、スポーツシューズに関わっている人は? 
(そもそも)一体どこでシューズを作っている?

それは、もう、
シューズの部位ごとで作っている国が異なるのです。

たとえば、ですが・・、

甲皮は中国で。
中底はバングラデシュで。
本底はベトナムで、みたいな・・。


シューズの材料となる
ナイロン、ポリエステル、プラスチック、
それぞれに搬入業者さんがいて、

タイやカンボジアやチリや日本の群馬県や、
東京都や広島県の業者さんたちが、

縦横無尽に「ひとつのスポーツシューズ」に
関わっていて、

そしてようやく、シューズの製造のための
「下準備」が完了するのです・・。


そして、
スポーツシューズの製造そのものは、
主にインドネシアでやっている、のかもしれません・・。

(以上、全てわたくしの勝手な想像ですが・・(^^;)


つまり、ノッチーさん・・、
「ひとつの商品」を通じて、

無限につながるお金の流れ
そして、「ひとつの商品」を通じて、

ヒトとヒトが見えない鎖でつながっている
そのダイナミズムのようなものを
息子さんに伝えてあげて欲しいのです・・。


「スポーツシューズ」に関わるすべての人たちに
報酬を払って、

会社の家賃、光熱費、広告宣伝費、人件費など、
さまざまな経費をひいて、

やっと、会社としての「利益」が出る。
まあ、その経費の一部に人件費があるのですが、

その中から
ノッチーさんという人の給与が出て、

そして、息子さんが今日、
週刊ジャンプを買えるんだ、みたいな・・。

そういう壮大なドラマを
伝えてあげて欲しいのです。



こういう話をされることで、
息子さんの「知識」と「想像力」が刺激されるはず・・。


そして、お父さんの話が終わったあと、
お小遣いとして1000円をもらって、

息子さんが「何を買うか」「いくら貯めるか」
そして、「何に投資をするのか」、

いずれを選択しても、
それは
経済という大きな生態系の【一部】となり、

息子さんが世の中に主体的に関わっている、
ということになるのです。


スキルとしての、
株やFXや投資信託を教えるより、

(最初は「知的好奇心を養う」という意味で、)

ノッチーさんが奥さまに、
自身の投資の「報告」をされる、というのは
いかがでしょうか?

それを息子さんがなにげに聞いているのです。

このような「定期報告」をするほうが、
息子さんにとって
よい環境づくりにつながるとわたしは思います。


ノッチーさんは投資で、
ただ、息子さんに「儲けること」を教えたいのですか?

それとも、投資を通じて、もっと多くのことを
学んでほしいと思いますか・・?

カン・チュンドの投資人生相談室




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i-mizuho インデックスシリーズの登場に思う諸々の雑感


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

もう4年近く前の話になりますが、
三菱UFJ投信の「ブロガーミーティング」なるものに
はじめて参加した時は、心底ビックリしました。

「えっ! この人たち、真剣に
『真面目にやる』つもりなんだ・・」と感じたからです。

三菱UFJ投信の営業部長さんが登場され、

「なぜ、eMAXISという、
インデックスファンドシリーズを立ち上げたのか」を、
こんこんと説明されていました。

ことの発端は若手社員の提言にあったようです。
自分が欲しくなるようなファンドを作りたい!

んー、
これってまさに↑商売の「原点」・・(カン)


社内で相当な軋轢があったようですが、
低コストでDIY的な運用が実践しやすい

インデックスファンドシリーズが
(なんとか)世に出たわけです。

営業部長さんは
ブロガーミーティングで力説されていました。

「ファンドは10年単位で考えている。
2~3年純資産額が伸びないからといって、
途中で止めたり(償還したり)しません」と。

ネット投資家からの支持を得るため、
最初から複数の【販売会社】に向けて

すべてノーロード(購入時手数料ゼロ)で
商品を提供する意向だったようです。

このようなeMAXISの理念、
そして、実際の品揃えは
(お世辞ではなく)素晴らしいとわたしは思います。

(最近、NYダウインデックスファンドも
ラインナップに加わりましたね・・)


しかし、三菱UFJ投信という運用会社の中では、
【もうひとつの顔】が歴然と存在しています。

たとえば、わたくしが酷評している
三菱UFJメキシコ債券オープン(買ってはいけない投資信託)

を運用しているのも、
同じ三菱UFJ投信です・・。

嗚呼・・。


○ そうです、
投資信託を作っている会社は、
ふたつの顔】を持っているのです。

一つは、
【嗚呼、あこぎな商売だなあ、と感じつつ、
今までの習性を変えられない顔】。

もう一つは、
【お客様の声に耳を傾け、
今から真面目にやります!という顔】です。

当然、投資信託を売っている販売会社も、
【ふたつの顔】を持っているはずです。

【嗚呼、あこぎな商売だなあ、と感じつつ、
今までの習性を変えられない顔】。

【お客様の声に耳を傾け、
今から真面目にやります!という顔】・・。


(話題は変わりますが、)

間もなくみずほ銀行、みずほ証券が
それぞれインターネット専用で

「i-mizuho インデックスシリーズ」を
販売開始する予定です。
(運用はブラックロック・ジャパン)

ラインナップは素晴らしいです・・。

インデックス投資日記@川崎のkenzさんが
i-mizuhoインデックスシリーズ インフレ連動債含む22本新登場」でまとめられている通り、

22本の包括的なインデックスファンドシリーズを
立ち上げる予定。
(このボリュームは日本初ですね・・)

(わたしが個人的に気になるのは、

i-mizuho 東南アジア株式インデックス
i-mizuho 先進国インフレ連動債券インデックス
i-mizuhoハイイールド債券インデックス( 為替ヘッジなし)
です・・)


しかし、みずほ銀行という
【販売会社】を例に挙げますと、
これまでほとんど、

【嗚呼、あこぎな商売だなあ、と感じつつ、
今までの習性を変えられない顔】しか、
持っておられなかったと思います。


あのー、
「後ろめたさ」、みたいなものを
感じておられるのでしょうか・・?

それとも純粋に、
「インデックスファンド」を拡充しないと、

次の大きなトレンドに乗り遅れる、
と思っておられるのでしょうか?

まあ、どちらも【真実】なのでしょう・・。


○ あらゆる商品・サービスに携わる人間の中には、
ふたつの顔】が存在します。

しかし、平均的には、

【嗚呼、あこぎな商売だなあ、と感じつつ、
今までの習性を変えられない顔】が50%、

【お客様の声に耳を傾け、
真面目にやりますという顔】が50%程度という
印象を個人的には持っています。

それはなぜか??

ヒトは自主的に、
「真面目にやるようになる」生き物だから?

いいえ、そうではありません。


【お客様の声に耳を傾け、
真面目にやります!という顔】を相当割合持たないと、

お客様が、離れてしまうからです・・


【嗚呼、あこぎな商売だなあ、と感じつつ、
今までの習性を変えられない顔】を
メインにしていると、

誰も、その会社の商品・サービスを
買ってくれなくなりますね・・。

じゃあ、みずほ銀行やみずほ証券は、
今までどうして
【ひとつの顔】だけでやってこられたのか?

○ それは、
消費者と、商品提供側の
情報格差が圧倒的に大きかった】からです。


言葉が上品ではなく、たいへん恐縮ですが、
これまでは、商品提供側のシナリオで
消費者をうまく【まるめ込む】ことが出来たのです。

しかし、それも過去の栄光の日々として、
やがて葬り去られるでしょう・・。


時間が経過するにしたがって、
消費者の知識は積み上がっていきます。

また、(これも下品な発想で恐縮ですが)、
ヒトは必ず死にます・・。


ご資産はやがて次の世代に相続され、
息子さん、娘さんは、

お父様、お母様とは違った視点で
【投資信託という運用ツール】と向き合います。


長い目で見れば、資産運用業界でも、

【嗚呼、あこぎな商売だなあ、と感じつつ、
今までの習性を変えられない顔】から、

【お客様の声に耳を傾け、
真面目にやります!という顔】に
シフト」していくわけです。

(消費者は刻一刻と「変化」していますから・・)


夏目漱石の「こころ」ではないですが、

投資信託を作っている会社も、
売っている会社も、
自身の【ふたつの顔】の狭間で揺れ動いています。

だいたい、
購入時手数料ゼロのファンドを品揃えすること自体、
購入時手数料で稼いでいる自身に、矛盾します

もしかすると、
インデックスファンドシリーズを
品揃えすることは、

これまでのビジネスの姿勢に対する
【懺悔】の意味合いがあるのでしょうか?

(一度、伺ってみたいものです・・)


冷めた言い方をすれば、
低コストなインデックスファンドを拡充させることは、
【自己矛盾】を増幅させることに他なりません。

遠くない将来、【ふたつの顔】は
ひとつの箱の中に収まりきらなくなり、
大きな【旋回】を余儀なくされるでしょう・・。


○ 販売会社が、あるいは運用会社が、
低コストな投資信託に力を入れ始めた時点で

【大きく変貌すること】を
宿命付けられているのです。

(もちろん、これは
私たち消費者にとっては良いことです。

今回の「i-mizuhoインデックスシリーズ」は、
有店舗の販売会社が主導し、
かつ、外部の運用会社と組んだという点で特筆されるでしょう)

私たちは以下のことを、
普段忘れがちになります。

それは、

あなたという消費者の潜在需要が
5年、10年後の
「商品・サービスの中身」を決定する、
ということ。

ビジネスの究極の目標は、

○ 利益を上げることではなく、
○ 利益を上げ続けることです。


三菱UFJ投信の営業部長が言われた通り、
「投資信託を10年単位で考える」なら、
回転売買は消えてなくなります。

【嗚呼、あこぎな商売だなあ、と感じつつ、
今までの習性を変えられない顔】から、

【お客様の声に耳を傾け、
真面目にやります!という顔】に
「シフト」していくその年数を、

長くするのも、短くするのも、
それは、【あなた】次第なのです・・。

○ ひとりひとりの消費者の取捨選択が、
シフトの加速を促すことをどうかお忘れなく・・。

みずほ銀行、みずほ証券さん、
本当に思いを込めて、力を入れて、
「i-mizuho インデックスシリーズ」を
世の中に広めていきましょう。(応援します!)


【追記】
恐縮ですが、前言撤回です。

素直に応援するとは言えなくなりました・・。

「i-mizuho インデックスシリーズ」は
運用期間が以下のように
限られていることが判明したためです。

(おそらくNISA制度が恒久化すれば、
運用期間を無期限に改める方針なのでしょうが・・)

「i-mizuho インデックスシリーズ」販売用資料より。

【運用期間】
●「株式」に投資する9ファンド:
 2028年5月2日まで(設定日:2013年9月3日)

●「債券」に投資する8ファンド:
 2028年8月2日まで(設定日:2013年9月12日)

●「リート・その他」に投資する5ファンド:
 2028年11月2日まで(設定日:2013年9月26日)

似顔絵




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