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2013年09月 | ARCHIVE-SELECT | 2013年11月

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一般NISAはどうさ? 良くないさ。その二 【3つの選択編】


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

★ このブログ記事の【前提】。

この記事は、シンプルな運用方針のもと、
長期で積立て投資を行い、
資産形成を成し遂げようとしている、
【あなた】を想定して書いています・・。

(あまり情報として行き渡っていませんが、
現状のNISA制度には多くの欠点、デメリットがあります)

前回もお話ししたように、
わたしは現時点では、
NISA口座をお勧めしません。

その中でも特筆して、
『つみたて投資』には
まったくフィットしていないと
感じています。


ここからは
【具体例】でお話ししていきましょう。

東京都練馬区に住む、
木下慎之介さん(36)がいるとします。

木下さんは
毎月5万円で、
『世界経済インデックスファンド』を積み立てています。

(SBI証券にて。特定口座)

ボーナス月に年2回、
10万円ずつを増額投資しています。

したがって、年間80万円分の投資
ということになります・・。

もし、木下さんが上記の投資を
NISA口座で行うと、
『見える景色』がだいぶ違ってくるのです・・。


実は、NISA口座でいう
「5年」の非課税期間とは、

毎年、毎年、
【新しい5年】をスタートさせるということです。

??

あのー、
こんなNISA口座の「イメージ図」を
ご覧になったことがありますよね?

NISA口座

国際投信投資顧問HPより。

木下慎之介さんの場合は、

2014年に、80万円分の投資を実行。
これを・・5年間運用する・・というイメージです。

2015年に、80万円分の投資を実行。
これを・・5年間運用する・・というイメージ。

2016年も、80万円分の投資を実行。
これを・・5年間運用する・・というイメージ・・。


上記は言い方を換えると、

○ 2014年から始まる5年間・・
○ 2015年から始まる5年間・・
○ 2016年から始まる5年間・・
○ 2017年から始まる5年間・・
○ 2018年から始まる5年間・・

というように、


★ それぞれ1年ずつズレた、
異なった、最大5つの【5年間】を、
同時に「管理」していくことになります。


えっ、誰が??  

あなたが、ですよ!


(ポイントは、
5つ以上の【5年間】にはならない、ということ。

なぜなら、
2019年から始まる
「非課税期間5年」が始動するときには、

2014年から始まった
「非課税期間5年」は消滅してしまうため・・)


私たちは頭の中で、

A 2014年分の投資実行 ⇒ 2018年末
B 2015年分の投資実行 ⇒ 2019年末
C 2016年分の投資実行 ⇒ 2020年末

というように、

1年ずつズレた【複数の5年間】を
頭の中でイメージしておく必要があります。


★ 素朴な疑問ですが、
あなたやわたしのような個人投資家が、

上記のような複数の【時間軸】を、
果たしてうまく管理することができるでしょうか?


どうしてこんなことを聞くかといいますと、

1年ずつズレた、
【非課税期間】が終わりに近づくと、

あなたはその、
各々の「非課税期間」について、
以下の【3つの選択肢】の中から、

どれかをチョイスし、
実際に『行動』に移さないといけないのです。

その【3つの選択肢】とは?

1.(売らずに)NISA口座を「延長」する
⇒ これを「ロールオーバー」といいます。

2.(売らずに)特定口座に戻す
3. 売る(= 解約する)


(※ 当コラムでは、既存の課税口座は
「特定口座」という呼び方で統一します・・)

NISA口座

国際投信投資顧問HPより。

もう一度、
上記の図表をご覧ください。

たとえば、今、
2018年の11月になっているとしましょう。

(慎之介さんは年80万円の
つみたて投資を行っていますよ!)

2014年にスタートした
「80万円の投資」については、
いよいよ、

1.(売らずに)NISA口座を「延長」する
2.(売らずに)特定口座に戻す
3. 売る(= 解約する)


の【チョイス】をしなければなりません。

(まあ、2018年にスタートした
「5年間」については、
そのまま年末まで積み立てを続けて、
しばらく置いておいても大丈夫でしょうが、)


2015年にスタートした「80万円分の投資」、
2016年にスタートした「80万円分の投資」、
2017年にスタートした「80万円分の投資」についても、

『世界経済インデックスファンド』の価格が
大きく上昇したりしたら、

3. 売る(= 解約する)という【選択】
(誘惑?)が付きまといますね・・。


そして、
年が明けて2019年になれば、

今度は2015年にスタートした
「80万円分の投資」について、
いよいよ【3つの選択肢】が迫ってきます・・。


・・これって面倒臭いと思いませんか?

(慎之介さんは2018年以降、実質毎年、
3つの選択肢】の心配をしなければなりません)


こんな「投資」をしていると、

○ 今までより、
投資信託の値動きが気になってしまう・・。

○ 今までより、頻繁に
マーケットや経済の動きを見てしまう・・。

要は、投資との『距離』が
うんと近くなってしまう可能性が大なのです。


木下慎之介さんはこれまで、
どんな投資をしてきましたか?

ただシンプルに、
毎月『世界経済インデックスファンド』を積み立て、
それをコツコツ続けてきただけです・・。

それが
NISA口座を利用することで、
【投資のリズム】が狂ってしまう恐れがあります。


「カンさん、なに細かいこと言ってるの!

投資信託の値段なんか気にせずに、
シンプルに、
NISA口座で積み立てを続ければいいじゃん。」

あっ、はい・・。
それはそうなのですが、

ただシンプルに積立てを続ける、
というのも難しそうなのです。

「えっ!?」


たとえば(細かい話になりますが、)

2014年に投資した投資元本80万円分を、
2018年末になるまで「売らず、」

NISA口座を延長 = ロールオーバーしたとしますよね。

たとえば、その時点で
『世界経済インデックスファンド』の時価が
90万円になっていたとしましょう・・。

ロールオーバーって何かというと、

この90万円分の
『世界経済インデックスファンド』を、

2019年の投資枠(100万円の一部)として、
使うということなのです・・。


「ということは?」

ということは、
上記のようにNISA口座を延長 = ロールオーバーすると、

2019年の1年間に、
NISA口座で投資できる分のほとんどを
使い切ってしまうことになります。

(残りの枠は10万円のみ・・。
つまり、19年については、
これまでのような
毎月5万円の積み立ては出来ない・・)


※ ちなみに 満5年が経って、
NISA口座を延長(ロールオーバー)するために、
『書面の提出』を義務付けている金融機関もあります。

別の云い方をすると、5年経って何もしなければ、
そのまま【特定口座】に移ってしまう恐れがあるということ。

(※ 当コラムでは、既存の課税口座は
「特定口座」という呼び方で統一します)


上記の場合、
ただシンプルに積み立てを続けるためには、

2014年に投資した元本80万円分については
ロールオーバーをせずに、『特定口座』に移し、

2019年分のNISA口座の投資は、
(これまでと同じように)5万円の積み立てを行う、
というやり方があります。 

フム。それはそれでいいかも・・。 


でも、もし、ですよ、
2014年に投資した元本80万円の
投資信託の価値が
64万円に値下がりしていたら・・

これはちょっと怖いことになるかもしれません。
(上記については『別途』触れたいと思います)


あるいは、
もうひとつの『選択肢』はいかがでしょうか。

2014年に投資した元本80万円は
やっぱり『ロールオーバー』して、

毎月5万円の積み立ては
(NISAではなく)『特定口座』で行う。

えっ、じゃあ、
なんのためのNISA口座だよ。

「・・・・・・。」


★ どうしてNISA口座内で
一直線の
シンプルな積み立て投資が難しいかというと、

非課税期間が【5年】だからです。


木下慎之介さんのように
積立て投資を続けようとすると、

結局のところ、NISA口座と、
特定口座の『両建て』となってしまい、
逆に資産管理が煩雑になる恐れがあります。

(今の例はバランス型ファンド1本でしたが、
仮に4本のファンドを組み合わせて
ポートフォリオを作っているケースを考えてみてください)

ちなみに、システム上、

○ NISA口座と特定口座の『管理画面』は、
 別々になってしまいます・・。


わたしがもっとも危惧するのは、

○ NISA口座で行う
毎年気にする投資』と、

○ 特定口座で行う
シンプルな長期投資』が、
あなたの中で【混在】してしまうこと・・。

(はっきり言いますと、
NISA口座で行う『毎年気にする投資』が、

あなたの本来の投資スタイルを
歪めてしまうことを懸念します・・)


NISA口座とは、
少し意地悪な言い方をすると、

★ 最大100万円の元本を、
5年以内でどれだけ増やせるかという「ゲーム」を、
10回にわけて行うこと。 

と云えなくもないのです。

あなたはそんなゲームをされたいですか?

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一般NISAはどうさ? 良くないさ。その一 【催眠術編】


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

当オフィスでは既存のお客様を対象に、
定期的に【お客様同士の交流会&セミナー】を
開催しています。

先日のセミナーのテーマは
ずばり、NISA(ニーサ)口座でした・・。

あのー、突然なのですが、
★ このブログ記事の【前提】。

この記事は、シンプルな運用方針のもと、
長期で積立て投資を行い、

資産形成を成し遂げようとしている、
【あなた】を想定して書いています・・。

(あまり情報として行き渡っていませんが、
現状のNISA制度には多くの欠点、デメリットがあります)

最近、資産運用関係の情報を見ていると、
NISAの言葉を聞かない日がないほど、
ニーサ、ニーサで盛り上がっていますね。

いや、より正確に云うと、
運用業界全般が、
盛り上げようとしているのです

これってちょっと
【催眠術】っぽいと思いませんか?

♪ NISA、いいよ、おいでよ~。
♪ NISA、いいよ、おいでよ~。


思わず、こんな小噺が思い付きます。

♪ おーい、みんな。船が出るぞ。
♪ とりあえず乗らなきゃダメだぞ。

山田さん「ところで、この船はどこに行くんですか?」
佐藤さん「いや、良いところに連れてってくれるんでしょ。」

山田さん「あっ、やっぱりそうなんだ。」
佐藤さん「・・何処に行くかは知らないけれど・・」


わたしは一投資家として、
現時点でNISA口座を開くつもりはありません。

「えっ、なんで?」

現行の制度内容では、
メリットよりデメリットのほうが
ずっと大きいと考えるからです。

ちょっと冷静になって、
はい、椅子に座り直して、
コーヒーでも飲みながら考えてみましょう。


ニーサ、ニーサと云っていますが、

・別に画期的な金融商品が登場したわけではありません。 
・新しい投資スタイルが発明されたわけでもありません。 

ただ、新しい【非課税の制度ができた。】
というだけです。

しかし、です、

テレビ、ネット、雑誌などのメディア、
それに金融機関が主催するセミナーなどで、

♪ NISA、おいでよ、非課税~。
♪ NISA、おいでよ、非課税~。

と連呼されると、

取りあえず、
『こりゃ、入っておいたほうがいいかも。』と
思ってしまったりします。

非課税 = トク = 取りあえずやっておこう
という【思考回路】に陥りがちなのです・・。


もう一度、
【真っ白な気持ち】になって考えてみましょう。

あなたの資産運用を
長期航海の【客船】にたとえると、

(NISAを利用することで)
最終目的地に着いたときの、
コストの支払いが軽減されるだけであって、

別に、
・客船のスピードが上がるわけでも、
・客船自体がグレードアップするわけでもありません。


ズバリ言ってしまえば、
長期投資における
非課税制度とは・・

おまけ】なのです。


仮に、このNISA(ニーサ)と呼ばれる
非課税制度が現時点で
恒久化されていれば

最終目的地に着いたときの、
コストの支払いが軽減される・・

これは、断言できます。

しかし、現時点で
非課税の期間は限られており、
それはたった【5年間】なのです・・。


しかも、シンプルな『5年』というわけではなく、

★【1年ずつズレた、
最大5つの、5年間】を、
何度も何度も管理していく制度です。

えっ、誰が? 

あなたが、ですよ・・。


現状のNISA口座は極めて複雑怪奇で、
使い勝手が相当悪いと言わざるを得ません・・。

(※ 今、いちばん喜んでいるのは、
広告代理店の方々と、
NISA口座のシステム構築を請け負っている
システム開発会社ではないでしょうか・・)


たとえば、シンプルに、

2014年から始まり、
2018年末まで続く【非課税期間5年】を
思い浮かべてみてください。

あなたには
最大100万円分の投資枠(非課税枠)があります。

あなたは
2014年の3月から4月にかけて、
ABCファンド』を80万円分購入しました。


(ところで)NISA口座のメリットは
文字通り『非課税』ですね。

厳密に云うと、
売却益(キャピタルゲイン)と、
配当、分配金(インカムゲイン)の

2つの「非課税」メリットがありますが、

ここでは話をシンプルにするために、
売却益(キャピタルゲイン)に絞ってお話をします。


(当たり前の話ですが)
【非課税】のメリットを実際に受けるためには、

1.(原則)投資して5年以内に「利益」が出ており、

2.あなたが「ここだ!」と思えるタイミングで
うまく「売却」して、
3.「利益」を確定させないといけません。

(そうですよね?)


(以下、空想の中のお話・・)

2014年に
ABCファンド』を80万円分購入したあなたは、

2015年の11月から12月にかけて
株式市場の暴騰を目のあたりにします。

あなたの「ABCファンド」の時価が
ナント、80万円から140万円になったのです。

★ あなたはこの時、どうしますか?


ちなみに、
NISAの『非課税の枠』は
一度使ってしまうと、もう再利用できません・・。 

仮に、今の例で、
2015年に『ABCファンド』を全部売却すると、

2014年から始まっている、
5年間の『非課税枠』を使い切ったと見なされます。

なお、上記の場合、
あなたの『投資元本』は80万円でしたよね。 


NISA口座では
最大100万円分の『投資枠』があります。

でも、これは、
次の年に繰り越すことはできないのです・・。 

つまり、今の例だと、
2014年のうちに
投資してしまわないといけない、
ということ。

もう、2015年の12月になっていますから、
(残りの投資枠の)20万円分の投資は、
出来ないわけです。


もう一度、お聞きしますよ・・。

あなたが投資した『ABCファンド』が
80万円から140万円になっています。

今、売却すると、間違えなく、
60万円分の利益が非課税になります。

(やったー!)

しかし、
2014年の投資分

(すなわち2018年末までの非課税期間)は
使い切ることになります。


どうします?
もうちょっと持ってみますか?

「そうだよ。
2017年、2018年ごろまで持っていれば、
もっと上がるかもしれないじゃん。」

えっ、でも、
これ以上、上がらないかもしれませんよ・・。


すべての決断は【あなた次第】です・・。

どうです、
悩みのタネが芽生えてきませんか?


上記【決断】は
口でいうほど簡単ではありません。

あなたは毎日、『ABCファンド』の値動きを
追ってしまうかもしれません・・。

あなたはなぜ、こんなに悩むのでしょうか?
答えはカンタンです。

★【5年間】という縛りがあるためです。


★ 結局のところ、
『ABCファンド』の価格が、

2014年から2018年末までに、
どのような軌跡を描くかは(誰にも)
前もって分からないのです・・。


そもそもマーケットが変動するサイクルと、
5年間という時間スパンの間には、
なんの『因果関係』もないですよね。

つまり、5年間という【人工的な縛り】が、
あなたの「投資リズム」を
変えてしまう恐れがある・・。

わたしはそれを危惧しています。

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| 一般NISA口座はどうさ? 良くないさ。 | 19:17 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

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第37回「多彩なランナップを誇る、米国のレバレッジ・インバース型ETF」(ETF解体新書)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

マネックス証券より許可を得て、
コラム【ETF解体新書】第37回目を転載いたします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

こんにちは。晋陽FPオフィス代表のカン・チュンドです。

このコラムの第12回目でご紹介しました
レバレッジ・インバース型のETFが
日本で活況を呈しています。

一例を挙げてみますと、
日経平均レバレッジETF(1570)は、

1日の売買高がコンスタントに
200万~500万口程度あります。

また、日経平均インバースETF(1571)も
1日あたりの売買高は
20万~60万口程度をキープしています。

これまで個別株をトレードしてきた投資家が、
自身の相場観を当てはめやすいツールとして
これらETFを利用しているのです。


現在、日本ではETNを合わせても、
レバレッジ・インバース型の商品は16銘柄程度ですが、

海の向こうアメリカでは
250本以上のレバレッジ・インバース型ETFが上場しています。

具体例を挙げてみましょう。

米国のProSharesという
ETF運用会社のページをご覧いただくと、
Geared(125)というカテゴリーがあります。

Gearedとはまさに
レバレッジ・インバースを指しており、

同社だけで125本の
レバレッジ・インバース型ETFが運用されています。

その内訳はレバレッジ型が53本、
インバース型が72本となっています。
(意外とインバース型のほうが多いのですね)

また、日本ではレバレッジは×2倍型のみ、
インバースは-1倍のみですが、

米国では×3倍型のレバレッジ、また、
-2倍、-3倍型のインバースETFも存在します。


たとえば、Ultra Dow30(DDM)は、
ダウ平均株価の1日あたりの変動率の
2倍の値動きを目指すレバレッジ型ETFです。

その他、先進国株式(米国除く)、新興国株式、
中国、日本、メキシコ株式などの
レバレッジ型ETFがラインナップされています。

あるいは、米国小型株、中型株、業種別の株式、
金、銀、石油ガスなどのレバレッジ型ETFも存在します。

それだけではありません。
米国国債20年物、あるいはオーストラリアドル
(通貨ETF)のレバレッジ型もあります。

それぞれ、Ultra 20+ Year Treasury(UBT)、
Ultra Australian Dollar(GDAY)という名称です。

また、×3倍型としては
UltraPro S&P500(UPRO)があります。

当該ETFは、S&P500指数の
1日あたりの変動率の3倍の値動きを目指します。


続いてインバース型ETFを見てみましょう。

Short Dow30(DOG)は、ダウ平均株価の
1日あたりの変動率の-1倍の値動きを目指すETFです。

UltraShort Dow30 (DXD)は-2倍型、また
UltraPro Short Dow30(SDOW)は
-3倍型のダウ平均インバースETFです。

その他、欧州株式では-2倍型の
UltraShort Europe(EPV)があります。

あるいは、米国国債3-7年物、
米国国債7-10年物のインバース型ETFもあります。


通貨ETFでは
UltraShort Yen(YCS)が注目されるでしょう。
(-2倍型です)。

当該ETFは、日本円の価値がUSドルに対して
下落したときにその価値が上昇しますので、

換言すると、円安ドル高にベットする
金融ツールであるといえます。

このような一見マニアックなETFでも、
純資産額は約4.9億ドル、

直近3ヶ月の1日あたりの売買高は
440,000口程度あります。

米国ではさまざまな国・地域、
さまざまな資産でレバレッジ・インバース型が
ラインナップされており、
ETFマーケットの奥深さを感じさせてくれます。

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| ETFのお勉強 | 10:17 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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中田たろうさんの『オリンピック時間』


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

少し人生訓的になってしまいますが、
個性】っていったい何だと思いますか?

あなた自身は
当たり前と思っている「考え」や「感触」が、
(実は)世の中全般とはズレていて、

でも、その【ズレの部分】を
メリットとして認識できることだと思うのです。

上記、↑ 文章にしてみると、
へえ~と思っていただけるかもしれませんが、

人と違っている。』というのは、
実生活ではなかなかタイヘンなこと。

特に【投資という現場】においては・・。


一般に「投資」では、
「上り坂」でいかにうまく振る舞うかが
強調されます。

○【今、上がっているんだよ。乗り遅れないで!】
みたいな・・。

でも、本当の「投資家」は、
○「下り坂」のときこそ、自分の出番であると
自覚しています。

なぜなら(これは単純な事実ですが)、

【資産価格が下がっているときに、
いかにたくさん買えるか】が

長い目で見た場合、投資の成否のカギを握るからです。

(ここ、重要!)


マーケットというところは、
中期的』(4~5年)に、
大きなうねり【= 波】を現出します。

これは
中学生の健太くんにも分かることですが、

要は、上がったり下がったりという
【波】を繰り返すのが、
マーケットの【中期】の性格なのです。



それを、
田中一郎さんの【人生記】のような
長期』(20年~30年)のスパンで見ると、

『中期で』存在していた波は、
少し興奮したり、落ち込んだりという
「感情の起伏」程度に押し留められ、

【ほら、長い目でみたら市場は成長しているでしょ。】
という一言で片づけられてしまいます・・。


ただ、困ったことに
私たちは毎日息を吸って生活しているため、

短期的な動き』がマーケットの動きであると
勘違いしてしまうのです・・。

ズバリ申し上げると、

★ 資産運用の要諦は、
時間の尺度をテッテイして
オリンピック感覚】で持つことです。

(つまりは中期【=4年程度】の感覚・・)

1996年 アトランタ五輪 
2000年 シドニー五輪 
2004年 アテネ五輪 
2008年 北京五輪
2012年 ロンドン五輪 
2016年 リオデジャネイロ五輪 
2020年 東京五輪・・

オリンピックって、
それが訪れるたびに、

そういえば、4年前は○○で開催していたよね。
と、友達同士で前の開催地のことを思い出します。

(すなわち4年という「時間スパン」)

じゃあ、
ロンドン五輪とリオデジャネイロ五輪の間は?


あのー、申し訳ないですが、
(その間、オリンピックのことは)忘れているのです。


大きな市場のうねりの中で、
『中期的に』アップダウンを繰り返し、

そのたびに【狂喜】と【恐怖】を催すのが
マーケットというもの・・。

その、アップ(上り坂)のときに
周りの人々、メディアは過剰に反応し、

今のときが、
二度と来ないかけがえのない一瞬で、


「今こそ資金を投入しないと!」と、
あなたを煽り立てます。

でも、ちょっと待ってください。

(別に投資に限ったことではないですが)
○【多数派】がいつでも正しいとは限らないのです。


⇒ 仮にこれから、
マーケットの【上昇局面】を目撃し、
(それはそれで嬉しいのだけれど、)

心の片隅で、ぽっと咲いた花のように
一抹の『寂しさ』を感じるようになれば、
あなたは、本物の投資家です。

⇒『オリンピック時間』を
体内に獲得する中で、
「あーあ、また、
大きく下げる局面が来てくれたらなあ・・」

と、ひとり忍び笑いできるようになれば、
あなたは、本物の投資家です。


先ほど、
【資産価格が下がっているときに、
いかにたくさん買えるか】
が、
長い目で見た場合、投資の成否のカギを握ります、

と云いましたが、

金融商品の価格がどんどん下がる中で、
そのたびに、自分の判断で
【買い注文】を入れるのは至難の技、です。

そこで、
資産価格がどんどん下がる中でも、
半強制的に、

しくみが毎月金融商品を買ってくれるのが、
何を隠そう【つみたて投資】なのです。


中田たろうさんのブログ、
中田たろうの投資日記に
【「リーマンショックから5年」で思うこと】
という記事があります。

これを読むと、
【オリンピック時間】で『恐怖』を振り返る、
ひとりの投資家の赤裸々な声が聞こえてきます・・。

当時は、私がインデックス投資を始めて1年と数か月のときでした。
あれよあれよと株安、円高がすすみ、
保有資産は大きなマイナスを抱えてしまいました。

2009年1月末には、リターンがマイナス40%まで下落しました。

そのような状況の中でも、
「落ちるナイフをつかむ」かのように、
淡々と積み立て投資を行っていました。


んー、これって一見、
M(マゾ)的な行為に写りますが、

かつ、
世間一般(多数派)から見ると、
とても【奇異な行い】に思えますが、

いえいえ、投資家としては
至極まっとうな、誇れる行為 なのですよ。


皆が汚れた手拭いを振りながら、退散する中で、
ひとり、自分の旗を掲げて、
粛々とマーケットに向かっていく・・。

★ なぜなら、彼/彼女は、
 【オリンピック時間】で
 マーケットを捉えているからです。

当該記事を読んで、
感じたことがいくつかあります。

・暴落を経験することの重要性。
・その中で資産を【買う】ことを経験することの重要性。

・また、のちに資産価格が上昇し、
利益の大きさを実感できることの重要性。

そして、なにより、
・上記一連の経験を、40代までに
経験しておくことの重要性です・・。

中田たろうさんも
記事内で言われていますが、

○ 大きなダウンを
資産形成の途上で経験するからこそ、

【オリンピック時間】を、
余裕を持って自分の体内に持てるわけです。


また、中田さんが
どんどん資産価格が下落する中で、
(途中で止めてしまわずに)金融商品が買えた要因は、

【ポートフォリオ】で
ご自身の投資を自覚されていたからでしょう。

アセットアロケーションの目標比率を維持するために、
値下がりしていく株式投信をどんどん買い増しました。


つまり、行為としては
(下がっているモノを)買い増しする、

あるいは(上がっているモノ)を売却する、
ということになるのですが、

ご本人の頭の中では、

アセットアロケーション
(ポートフォリオ)の【比率】を崩さないようにしよう
という意識が強かったため、

割合を元に戻す、という意思の中で、
(結果として)
下がった株式ファンドを
買い増しすることができたのでしょう。


最後に、
中田さんはこうおっしゃっています。

今後も「○○ショック」による株価急落は、
おそらく数年おきに繰り返されるでしょう。

あのリーマンショックを乗り越えることができたのだから、
どんなことがあっても恐れるものはない、と今は思っています。

運用でリスクを取りすぎないように、
アセットアロケーションで自分の目標比率を守って、
リタイアまでコツコツと資産形成していきます。


素晴らしい・・。

似顔絵




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お客様同士の交流会&プライベートセミナー


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

昨日は定期的に開催している
『お客様同士の交流会&プライベートセミナー』でした。
(私にとっては【お客様感謝デー】であります..)

自分のすぐ近くで、自分と同じように、
資産運用に真摯に取り組んでいる『仲間』がいる・・。

それだけで運用の【持続力】は
格段にUPすると思いませんか?

ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!


(ちなみにセミナーのお題は
『~NISA(ニーサ)はどうさ?~
基本に帰ってNISA口座の問題点をテッテイ的に検証するセミナー』でした。ちょっとタイトル長いかも・・(^^;)

写真




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空気清浄機です


こんにちは。カン・チュンド です。

先日、当オフィスに
空気清浄機(加湿機能付)が届きました・・。

これでお客様にも
より良い空気を吸っていただけるはず。

(これから乾燥する季節なので大助かりです・・(^^;)

だ




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