2014年02月 | ARCHIVE-SELECT | 2014年04月

| PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

4月1日から投資信託の申込手数料、信託報酬が(消費税増税分)上がります


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

いよいよ消費税増税のカウントダウンが始まりました。

3月31日から4月1日にかけて、
お仕事の関係上、
お忙しくなる方も多いのではないでしょうか?

投資信託を用いて資産運用を行う私たちにも
もちろん影響はあります。

4月1日から、
投資信託の申込手数料、信託報酬が
(消費税増税分)上がることになります。

たとえば、
税抜きの申込手数料が2%の場合、
税込みは2.16%になります。

信託報酬では、
税抜き1.5%の場合、
税込みは1.62%となります。

当然、長い目でみれば
『信託報酬』の負担のほうが
影響度は大です。

弊所のお客様が以前、
銀行の窓口で信託報酬について質問したところ、

「それは
ほんの少しずつ引かれる手数料ですから、
あまり気にされなくていいですよ。」
と云われたそうなのですが、

もちろん、
大いに気にする必要があります

★ 継続コストが低いということは、
『手数料』を少なく支払うことであり、
それは、
より多くのお金を運用に回せる、ということなのです。

人は、
・一度に支払う大きな金額には敏感ですが、
・ずーっと継続的に支払う「そこそこの金額」には
 どうしても鈍感になってしまいます。

信託報酬はファンドの純資産額から
「日割り計算」で差し引かれますから、
文字通り4月1日から負担が増えることになります。

「このファンドの手数料ってもしかすると高いかも。」
と感じている方は、消費税増税を気に、
ファンドの見直しを
真剣に考えてみられてはいかがでしょうか?

似顔絵




関連記事

| 投資信託をディープに理解する | 09:15 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

ポートフォリオという遺言状


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

私たちは伝記映画を通じて、
チャールズ・チャップリンの一生を、
たった3時間で観てしまいます。

わたしの人生も、
終わってみれば、

「誕生」⇒「成長」⇒「死去」みたいな
一生物のプロセスとして
あっけなく?語られるわけです。

一方、あなたという人が織り成す
「資産運用」という行為ですが、
ここにもプロセスというものが存在します。

「出会い」⇒「試行錯誤」⇒「挫折」
⇒「方法論の確立」⇒「継続」

⇒「運用&引き出し」⇒「終わり」
というプロセスです。

(まあ、もっと複雑怪奇なパターンもあるでしょうが・・)


最後に「終わり」と記していますが、
これはあなたやわたしの人生の終わりであって、
必ずしも資産運用の終わりではありません。

たとえば、70歳時点で
6,000万円のポートフォリオがあって、
それを引き出しながら運用を続けて、

もし、あなたが84歳で死んでしまえば、
その【ポートフォリオ】はどうなるのでしょうか?

答え)
そのまま次世代に引き継がれますね。

注:あなたが84歳になるときの
税制(相続税)は、
今の時点ではまったく分かりません・・。

つまり、

★ 人の寿命に限りはありますが、
資産の寿命はもっともっと長いですよ、
ということです。


わたしがここで申し上げたいのは、
結果として残る
あなたの『資産の集合体』は、

あなたの、ことお金に関する
人生のメッセージ】になり得る、
ということです。

あなたのお子さんやお孫さんは
あなたの『財産目録』を見て思います。

「なんでお父さんは
先進国株式ファンドみたいなものを、
持っていたのだろう・・?」

「じいじが持っていた
新興国債券ファンドってなに??」
みたいな・・。

もちろん、
あなたの【ポートフォリオ】は
あなたが資産形成をするために存在します。

しかし、副次的な効果として
(うまく行けば)
あなたの意思を
次の世代に伝える道具にもなり得るのです



message-ttl.png


ちょっと、
お子さんやお孫さんの立場になって
考えてみてください。

興味があろうがなかろうが、
実際に資産を引き継がれる
『当人』なのですから、

その資産がいったいどんなモノなのか、
考えざるを得ないわけです・・。

(アドバイザーとしての経験上、
申し上げますが、

実際、実に多くの人が
『相続』という行為を通じて
はじめて資産運用を意識する、
という側面があります・・)


予期せぬプレゼントとなるのか、
心の重荷になってしまうのか、
こればっかりは分かりませんが、

ポイントは、
あなたの【ポートフォリオ】が
残された人に、
何かを考えさせることが出来るかどうか
ではないでしょうか?

たとえば、
みずほ銀行 預金  3,000万円
練馬区の土地・建物 5,000万円

のような【資産の集合体】は、
何かを感じさせる、というには
少々力不足かもしれません・・。

しかし、たとえば、

・預金、円建てMMF
・米国債券ETF
・先進国債券(米国除く)ETF

・日本株式ETF
・先進国株式ETF
・新興国株式ETF
・新興国小型株式ETF

みたいな【資産の集合体】が残ることで、
あなたが
お金を通じて【何を考えていたのか】

あなたがお金を通じて
【どんな世界観を持っていたのか】は
明らかになるのではないでしょうか・・。


もちろん、
そこから何を学び取るかは、
資産を引き継ぐ人の
『感性』であると思いますが、

もしかすると、
最大の相続資産とは、
その「何かを学ぶ」= 知恵
そのものかもしれませんね・・。

似顔絵




関連記事

| ポートフォリオ運用 | 13:39 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

第50回 「指数とETFの関係について」(ETF解体新書)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

マネックス証券より許可を得て、
コラム【ETF解体新書】第50回目を転載いたします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

こんにちは。
晋陽FPオフィス代表のカン・チュンドです。

ETFは株式、債券などの
『特定の指数』との連動を目指す金融ツールです。

したがって、「指数」という金型があってはじめて
商品として体を成します。

換言すると、ETFとは運用会社と指数提供会社の
『合作』であると云えるのです。

たとえば、同じ新興国株式ETFでも、
MSCIエマージングマーケット指数という
『金型』で組成されるのか、あるいは、

FTSEエマージング指数という『金型』に
嵌め込み運用されるのかで、
その「中身」や「期待リターン」は違ってきます。

あまり知られていないことですが、
ETFの運用会社は「指数」を算出・管理している
指数提供会社に対して、「ライセンス料」を
支払う必要があるのです。
(特定の指数を使わせてもらうためのコストですね)。


iシェアーズやSPDR(スパイダー)、
バンガードなどの大手ETFプロバイダーは、

MSCIやFTSE、S&P ダウ・ジョーンズ、
バークレイズなどの指数提供会社の指数を
採用しています(日本のETFプロバイダーも同様です)。

指数提供会社としては、ETFの売買が盛んになり、
その純資産残高が膨らむことで、自らのビジネス
(指数提供ビジネス)も拡大するというわけです。

かつては、市場平均という
マーケットの『体温』を測る地味な存在であった指数が、
ETFの隆盛とともに大きな脚光を浴びているのです。

また、指数提供会社だけでなく、
証券取引所も指数を組成・算出しています。

たとえばNASDAQ(ナスダック)市場は
ナスダック総合指数を、
また東京証券取引所はTOPIX(東証株価指数)を
算出しています。


その他、ウィズダムツリーや、
マーケットベクトルで知られるヴァンエック社のように、
ETFの運用会社が自ら指数を組成するケースもあります。

(自分たちで指数を作ればライセンス料を節約できますし、
独自の指数を用いてETFを運用することで、
他のETFとの差別化も可能になるためです)。

ところで、一度設定された「指数」の中身は、
まったくその姿を変えないのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。

株式であれ、債券であれ「指数」に
組み込まれる銘柄は定期的に見直されます。

多数の国々を内包する指数では、
「国そのもの」も見直しの対象となります。


一例ですが、MSCIが算出する株価指数、
MSCIコクサイ指数(日本を除く先進国)、
MSCIエマージングマーケット指数(新興国)、

MSCIフロンティアマーケット指数
(フロンティア市場)では、
この半年で大きな変化を経験しています。

昨年11月にギリシャが
先進国から新興国市場へ分類が変更され、
モロッコが新興国市場からフロンティア市場へ移行しました。

また今年の5月には、
カタールとUAE(アラブ首長国連邦)が
フロンティアから新興国市場へ変更となります。

MSCIコクサイ指数に組み入れられる国は
現在22ヵ国となります。そして5月以降、
MSCIエマージングマーケット指数の構成国は
23ヵ国となります。


また、MSCIフロンティアマーケット指数では
カタールとUAEが抜けるため、その構成国が
クウェート、モロッコ、ナイジェリア、
アルゼンチン、ケニア等となり、大幅に入れ替わります。

概して未熟な市場の指数ほど、
銘柄、国の入れ替えが頻繁に起こるのです。

そして、指数に投資を行うETFのメリットはもちろん、
世界経済のダイナミックな変動に
無理なく追随できることなのです。

似顔絵




関連記事

| 指数のお話 | 09:20 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

投資信託の『第2ステージ』ってなに? (たとえば、サッカーのワールドカップで『すべての国』を応援するようなことです)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

投資信託という道具を冷静に眺めてみると、
それは【投資対象・拡大装置】と云えます。

??

私たちは『ファンド』という金融商品を通じて、
○ 行ったこともない、
○ 見たこともない、
○ 名前すら知らない会社や債券に投資をしてしまうのです。

(なんとも不思議な感覚ですね・・)

しかしながら、
あなたが最初に投資と出会ったときは、
投資という行いに対して、
ありがちな【初期印象】を抱いていたはず・・。

「えっ、カンちゃんって、投資に興味があるんだ。」
そうなんです・・。

「オレはファナックの株持ってるよ。
 この会社強いんだ。」
へえ~、そうなんだ・・。

「カンちゃん、
投資ってリスクが大きいから、
ある程度短期で売買した方が安心なんだよ。」

へえ~、そうなんだ・・。

この最初の、
『へえ~、そうなんだ・・』という
【初期印象】から抜け出せないと、

なかなか
シンプルで継続しやすい資産運用には
移行できません。


わたくしのアドバイザーとしての経験で
申し上げると、

投資 =
「ああ、日本の株を、売り買いして、
利益を得ることでしょ。」

と思っておられる方が
まだ7割、8割程度いると思われます。

つまり、潜在ニーズ層の
投資に対する典型的な【初期イメージ】は・・、

○ その地理的範囲は
『日本という国』に留まり、

○ その投資対象は
『個別株』に代表されてしまっているのです。

やれやれ・・。


仮にあなたが
『投資信託』という道具を選ばれたとしても、
そこには強烈な【初期イメージ】が存在します。

たとえば、
○ 次々と繰り出される日本株ファンドを
いちいち嗜好する。
○ 毎月分配型ファンドという定型に固執するなど・・。

これって、あまりにも「単色」で、
あまりにも思考の「範囲が狭い」と思いませんか?

上記は、言ってみれば
投資信託『第1ステージ』の段階なのです。

では、『第2ステージ』に移行するには
何が必要かというと、

(意外と)サッカーだったりします。
??

今年の6月、ブラジルで
サッカーの『ワールドカップ』が開催されます。

日本はグループCで、
初戦「コートジボワール」と対戦します。
(現地時間6月14日22時の予定)

初戦は日本時間で
15日(日曜日)の朝10時ですから、
必ず観てしまうでしょうね・・(笑)

サッカーの『試合』では、
・それぞれの国が、
・それぞれの国の代表チームを応援する!

これがフツーの姿です。


しかし、資産運用、
特に『投資信託』を用いた運用では、

「オレ、サッカー愛する、サッカー小僧。
アフリカのカメルーンから、
ヨーロッパ、アジア、北米、それから南米のボリビアまで、
みんなチョー尊敬してるよ。」

みたいな【感覚】が、大切だったりします。

(伝わっていますか?)

国際サッカー連盟(FIFA)に加盟している
国・地域は2012年現在で
なんと209もあります!
(まさに「ワールドカップ」ですね・・)

⇒ あなたは、
サッカースタジアムの
『どこかで』
『誰かを』応援するのではなく、

【サッカースタジアム】を上空から俯瞰し、
『すべてのサッカーチーム』を、
『まんべんなく応援してしまう』のです・・。

それが、
投資信託の『第2ステージ』です。

「オレって、サッカー小僧じゃん。
世界中のサッカー超好きだよ。

問題は、このオレの愛を、
世界中のサッカー国に、
どんなふうにフリ分けるかってことだけ・・。」

の【精神】なのです。

(伝わっていますか?)


コンサルティングの仕事を続ける中で、
わたしは
投資家には『2種類』おられることを実感しています。

1.日本という場所に立って、
日本人として投資の見取り図を描く人。

2.日本という場所には居るけれど、
気持ちは公海の上に立ち、
国際人として投資の見取り図を描く人。

この両者の違いは、とても大きいです・・。


冷静に考えてみれば、
⇒ あなた自身は、
日本という国に住み続けますが、

あなたのお金は別に、
日本に留まる必要はないわけです。

上記、
口でいうのはカンタンなのですが、

【世界中の株式、債券に、
まんべんなく投資を行う】を実践することは、
カンタンではありません。

それは、とても高度で
今日的な行いなのです・・。

1950年代に、あなたのご両親に
それを行ってください、と云っても
おそらく無理であったと思います。

【世界中の株式、債券に、
まんべんなく投資を行う姿勢】は、

現在や過去を見ているのではなく、
未来を臨んでいる姿勢です。

日本という国の
『カントリーリスク』をヘッジし、

どんなことが起こっても、
資産を着実に育てていこうとする、
ひとつの型、『ルール付け』なのです。

この新しいルールに適している道具が、
実は『投資信託』なのです・・。

似顔絵




関連記事

| 投資信託をディープに理解する | 12:48 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

田中一郎さんの『ポートフォリオ一代記』 その1)


(以下、もちろんフィクションです・・)

こんにちは、田中一郎です。
ぼくの最初の挫折は大学受験の失敗でした。

といっても、
友達の勝木くんもぼくと同じ浪人生となり、
ぼくとしては高校の延長のような感覚でした。

予備校の入学願書を出すときに、
「えー、お金こんなにかかるんだ・・」と
はじめて実感したような呑気な人なのです。

予備校の1年分の授業料である
100万円単位のお金を、
ぼくの親はポンッと出してくれました。

それまで100万円というお金なんて
見たこともなかったですし、
100万円というお金の重みも
ぜんぜん実感できませんでした。

たまに予備校をさぼって
パチンコに行っていた自分を、
今では恥ずかしく思っています・・。


一浪してなんとか大学には入れたのですが、
目的を見出すことが出来ず、

まるで『どうせオレなんて病・・』に
かかってしまったようになり、
けっこうネガティブな4年間を過ごしました。

(在学中に同じサークルの女の子に
生まれてはじめて告白したのですが、

「ぼくは、ぼくは・・」と
自分のことばっかりしゃべって
見事に振られてしまいました・・)

大学を出て就職したのは
通信機器関連の会社です。

それまでの自分を変えたくて
営業部を志望しました。

朝から晩まで電話を掛け続けました。
また、2年目からは何十棟という、
知らないオフィスビルの
知らない受付に通い、アポ取りに励みました。

なかなか仕事がうまくいかず、
ストレスを抱える中で
ぼくはお酒を飲むことを覚えました。
(もともとお酒とかタバコとか嫌いだったのです)

憂さ晴らしのために同僚と
キャバクラ通いをした時期もありました。


今から考えると
そんなバカなことが出来たのも、
実家から会社に通っていたからなんですね。

ぼくは当時、家にはぜんぜんお金を入れず、
毎日毎日その日暮らしで
生活しているような状況でした。

仕事はうまくいかない・・、
女の子との縁もない・・、
そんな中で、
同僚から「株(カブ)の話」をはじめて聞きました。

なんでも取引先の関連会社が
これからIT関連の株として伸びるらしいと
同僚は言っていました。

ぼくの同僚は身銭を切って
その「ABC会社」の株を10株分買ったんだと
言っていました。

ぼくもその同僚の話を聞き、
当選確率が高い宝くじを買うような気持ちで
夏のボーナスを
「ABC会社」の株につぎ込んだのです。


生まれてはじめて、
株の値段が上がる高揚感を味わいました。

なにしろ、こちらが何もしなくても、
自分のお金が殖えていくのですから、
笑いが止まりません・・。

毎日、株価をチェックするのが日課になり、
気持ちも段々大きくなって、
次に狙う株を物色していたりしました。

しかし、突然ITバブルが弾けて、
その「ABC会社」の株は十分の一になりました。

2000年の5月のことです・・。

ぼくは生まれてはじめて、
息苦しくなり、
胃からモノがせり上がってくるような
なんともいえない不快感を味わいました。

そのときなぜか、
親が予備校の授業料として
出してくれた100万円や、

4年間、大学に通うために出してくれた
何百万円というお金の重みが、
ぼくの頭の隅に降りかかってきたのです。


time-management.jpg


お金を『稼ぐ』ことを疎かにして、
お金を『殖やす』ことは出来っこないと、
そのときはじめて悟りました。


それからしばらく
ぼくは株から遠ざかっていました・・。


社会人になって6年目に
今の会社(ECサイト構築支援)に転職して、
ようやく仕事にやりがいを覚え始めました。

小さな会社ですが、
意思疎通がフラットで、
自分の意見が言いやすく、
そして他人の意見も聞きやすい職場なのです。

(今から思えば、
ふとしたことがきっかけとなり、
それが小さな起点となって、
物事は好転したりするものなのですね)

当時のぼくは鉄道が好きで、
いわゆる『撮り鉄』
―列車の写真を撮る鉄道マニアのことですー
だったのですが、

その鉄道マニアの会で
今の奥さんと知り合いました。

ちょうど景気も回復基調で、
ぼくの収入も順調に増えてきたので、
好事魔多しといいますか、
また昔の悪いクセ?が頭をもたげてきたのです。


ほんとうに久しぶりに、
マネー雑誌の類を見てみたのですが、

インド株オープンという投資信託が
すごい成績を上げているようで、
ぼくはそのファドに貯蓄の中から
150万円ほどをつぎ込んでしまったのです。

インド株オープンの価格は
どんどん上昇していき、
ぼくは当時付き合っていた奥さんにプロポーズします。

(今でも忘れません、
恵比寿ガーデンプレイスの
いちばん眺めがいいベンチででした)

それが2007年8月のこと・・。

でも、今から考えてみると、
インド株オープンの価格が上昇していき、
⇒ プロポーズするって、
やっぱりヘンですよね。

ぼくたちは
2008年の2月に結婚するのですが、
その頃からインド株オープンの雲行きが
怪しくなってきました。

2008年の9月にリーマンショックが起こって、
ぼくのインド株オープンは
値段が半分以下になりました。

ぼくは思い切って奥さんに
自分が投資をしていること、
そして、
大きな損を抱えていることを告白したのです。

そのとき、
奥さんが言った言葉が今でも忘れられません。

「それ(損)ってレッスン料だね。
ちゃんと勉強してないとうまくいくわけないじゃん。」


続く・・)

似顔絵




関連記事

| ポートフォリオ運用 | 12:31 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

もしもファンドの『販売手数料』がなくなったら・・


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

♪もしもファンドの『販売手数料』がなくなったら、
いろいろなことが今よりずっとすっきりすると思います。

ネット証券のサイト上では、
投資信託の情報がたくさん載っていますが、
『販売手数料』の欄がなくなれば、
それだけスペースの節約になりますね・・。

また、私たち消費者は、
他の生活用品と同じように、
「あのー、この投資信託を1万円分ください」と言って、

お財布から出した1万円が、
まるまる投資信託という商品の購入に
充てられることになります。
(まあ、当たり前の話ですが・・)

あるいはある日、
あなたの自宅に電話が掛かってきて、

「○○銀行の鈴木と申します!
来週、当行より新しい投資信託が出ますので、
一度ご説明に上がらせていただいてもよろしいでしょうか?」
と言われても、

購入時の手数料(向こうにとっては『収益』)が
目当てではない、ということが分かります。
(わざわざ家に上げる必要はないと思いますが・・)


♪もしもファンドの『販売手数料』がなくなったら、
投資信託の販売会社(銀行や証券会社)は、

新しいファンドを次々と売っていくことに
さほど魅力を感じなくなるでしょう・・。

(そして運用会社は、
新しいファンドを次々と量産しなくてよくなるのです)

だいたい、新しい投資信託が出るたびに
新たなパンフレット、目論見書、各種資料を作って、

ファンドの名前や概要、
運用の特徴などを覚えるのに、
膨大なコストとエネルギーが掛かっているわけです。

♪もしもファンドの『販売手数料』がなくなったら、
運用会社の自由度が高まります。

販売会社のほうから
「今度はこんな新ファンドを作ってくださいよ!」
とせっつかれることがなくなりますから・・。

ファンド運用会社の人たちは心穏やかに、
既存のファンドの運用・管理に専念することが出来ます。
(これって運用会社がほんらい望んでいることですね!)


♪もしもファンドの『販売手数料』がなくなったら、
販売会社の【収益モデル】は
一変することになるでしょう・・。

販売会社が投資信託を扱って得られる収益は、
ファンドの継続コストである
『運用管理費用』(信託報酬)の一定割合のみとなります。

これは単に、
『販売手数料』⇒『運用管理費用』への
収益の転換ではありません。

ファンドを販売するときに、
1回ぽっきりでドッともらう収益から、

お客様にファンドを保有していただく間、
少しずつ、ずーっともらう収益への転換なのです。
(ここ、重要!)


先ほどの、
○○銀行の鈴木さんを例に挙げると、

たとえば資産家である西園寺さんに
まとまった金額で投資信託を買ってもらうことは
変わらないかもしれません・・。

しかし、西園寺さんが買った『ABCファンド』を、
10ヶ月で解約させようとする動機付けは
ほぼなくなるはず・・。

なぜなら、
別の『EFGファンド』を勧めても、
販売手数料が入ってくるわけではないですから・・。

(「回転売買」という言葉も
死語になる可能性が出てきます)

まあ、穿った見方をしますと、
より運用管理費用が高い投資信託に
乗り換えを勧める可能性はありますが・・。


さて、
鈴木さんと西園寺さんの『関係』に戻ってみましょう。

今、西園寺さんに保有していただいている
『ABCファンド』を万一解約されたりすると、
困るのは誰ですか?

鈴木さんと、○○銀行ですね。
(もちろん、運用会社も困ります・・)

○○銀行にとっては、西園寺さんに
1.できるだけ長く
2.『ABCファンド』を保有し続けていただくことが、
収益の継続につながるわけです。

少しずつ、ずーっともらうタイプの収益ですから・・。

そして(出来れば)、

1.『ABCファンド』の成績が順調に推移し、
2.西園寺さんが保有するファンドの価値
(純資産額)が増えてくれたほうがいいなあ、
と思うようになるのでは・・。

なぜなら、販売会社、運用会社の収益が、
『運用管理費用』の一定割合と云うとき、
それはファンドの純資産額に対して、だからです。


♪もしもファンドの『販売手数料』がなくなったら、
鈴木さんは西園寺さんに、
どんな投資信託を勧めると思いますか?

この先、
成績が順調に推移する可能性が高い、
(いわゆる)良いファンドを勧めようとしますよね?

たしかに『運用管理費用』が高くて、
販売会社の取り分も大きいファンドも魅力ですが、

なにせ、
少しずつ、ずーっともらうタイプの収益ですから、
結局のところ、
その投資信託の成績が振るわず、

西園寺さんが保有するファンドの価値(純資産額)が
減ってしまえば、
自分たちの収益も減ってしまうわけです。

(えっ、まだ気付かれませんか?)

♪もしもファンドの『販売手数料』がなくなったら、
(信じられないかもしれませんが)
販売会社が@良いファンドを勧めてくれるかも、
しれないのです。

銀行や証券会社の
【ファンドに対する評価軸】がガラッと変わり、

過去の成績がよく、
運用姿勢が一貫しているファンドを、
(競争原理のもと)真面目に探そうとするわけです。

そして、
そのようなファンドを大々的に告知し、
既存の顧客に営業をし始める・・。

これはいったいどういう状況ですか?

★ 成績がよいファンド、
運用姿勢が一貫したファンドに「資金」が集まるという、
他の業界では至極当たり前のことが
ようやく起こってくるわけです・・。


考えてみれば、西園寺さん自身が、

・長く投資信託を持ち続ける、
・自身が保有するファンドの成績が順調に推移し、
ファンドの価値(純資産額)が増えていく
ことを望んでいるわけです。

つまり、
投資家がハッピーになるベクトルと、
販売会社、運用会社がハッピーになるベクトル
似通ってくる・・ということ。

少しずつ、ずーっともらうタイプの収益だと、
金融機関側も中長期的な視野にならざるを得ないのです。

こうなれば、
○○銀行の鈴木さんや、
○○証券の佐藤さんの顔つき、人相が変わってきます。
(ホントです!)

もうストレスで
やけ酒を飲むこともなくなるでしょう。
(だって、お客様のためになることを
やっているわけですから!)


♪もしもファンドの『販売手数料』がなくなったら、
大口のお客様だけではなく、

働き盛りの若い人たちに、運用会社、販売会社が
積極的に「つみたて投資」を勧めてくるでしょう。

なぜなら、つみたて投資では、
毎月、毎月、資金の流入があり、
ファンドの価値(純資産額)が逓増していくからです。

(これは、金融機関側の収益も
逓増していくことを意味します・・)

そして販売会社、運用会社は、
より多くの人に、
より長く投資信託を持ってもらうための、
『サービス』や『仕組み』を充実させていきます。

もう、これまでの、

10人中2人しかいない
投資をすでにやっている既存顧客から、
「いかに多くの手数料を得ようか」
という発想はなくなり、

10人中8人もいる、
潜在需要層にいかにアプローチし、
信頼を得てもらうかという発想に転換していくのです。

目先の手数料率は減ったとしても、
投資家がハッピーになるベクトルと、
販売会社、運用会社が
ハッピーになるベクトルが合致してくれば、

より多くの潜在ニーズ層を取り込むことになり、
投資信託というマーケットの規模が
大きく膨らんでいくのです。
(これが『損して得取れ』!)


えっ、そんなの夢物語だよって?

いえいえ、そんなことはありませんよ。

日本の投資信託業界は、
まだ夜が明けたところなのですから・・。

似顔絵




関連記事

| 投資信託をディープに理解する | 18:21 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT | NEXT